JPH0323899Y2 - - Google Patents

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JPH0323899Y2
JPH0323899Y2 JP7248284U JP7248284U JPH0323899Y2 JP H0323899 Y2 JPH0323899 Y2 JP H0323899Y2 JP 7248284 U JP7248284 U JP 7248284U JP 7248284 U JP7248284 U JP 7248284U JP H0323899 Y2 JPH0323899 Y2 JP H0323899Y2
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front axle
frame
attached
frames
fixed
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JP7248284U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラクタの前車軸フレームの構造に
係り、特に、該フレームにパワーステアリング用
シリンダ機構を取付けたものの改良に関する。
(従来技術) トラクタ車体の両側にそれぞれ取付けられた左
右一対の板状前車軸フレームが前方に向つて突出
され、該前車軸フレームの前方突出長さの中間部
にそれぞれ前後に間隔をおいて前車軸を前後方向
に軸心回りに回動自在に支持するセンターピン取
付用の支持部材が左右の前車軸フレーム側間にわ
たつて渡架固着され、更に、左右の前車軸フレー
ム間にパワーステアリング用のシリンダ機構が取
付けられた技術を本出願人は先に提案した(実願
昭57−191569号、実開昭59−93969号)。
(考案が解決しようとする問題点) 前述の技術では、シリンダ機構の作動部材(操
作軸)をフレームより外方後方に突出するため、
該フレームの中間が屈曲された斜面部を有するこ
とから、この部分の剛性が弱くなつている。
これを含めて、フレーム全体の剛性を出すため
フレーム間に支持部材が渡架固着されているが、
該支持部材はプレスによる曲げ加工を施したもの
が必要で、このため、プレス型が必要となるばか
りか精度のよい浅曲げ加工したものを得ることが
できなかつた。
このことから、プレス加工による支持部材を用
いたものでは、前車軸フレームの構造自体も精度
がよくないものとなつていた。
(問題を解決するための手段) 本考案は、前車軸フレームの斜面部を補強する
補強板を取付け、この補強板と他方の前車軸フレ
ーム間にわたつて、プレス曲げ加工でなく切断
(シヤー)されたことで足りる支持部材を用いて、
前車軸フレームの剛性と精度を確保したものであ
り、従つて、本考案ではトラクタ車体の両側にそ
れぞれ取付けられた左右一対の板状前車軸フレー
ムが前方に向つて突出され、該前車軸フレームの
前方突出長さの中間部にそれぞれ前後に間隔をお
いて前車軸を前後方向の軸心回りに回動自在に支
持するセンターピン取付用の支持部材が左右の前
車軸フレーム側間にわたつて渡架固着され、更
に、左右の前車軸フレーム間にパワーステアリン
グ用のシリンダ機構が取付けられたものにおい
て、前車軸フレームのいずれか一方には外方かつ
前方に屈曲された斜面部が形成され、該斜面部
に、前記パワーステアリング用シリンダ機構の作
動部材が挿嵌されており、前記斜面部を含む前車
軸フレームの内面側に、該フレーム長手方向に沿
うとともにフレーム下端より下方に突出する補強
板が取付けられ、前記センターピン取付用の支持
部材のいずれか一方が、前記補強板の下端面に一
端が固着され、該固着部より水平方向に延設され
て他方の前車軸フレームに支持部材の他端側が固
着されていることを特徴とするトラクタの前車軸
フレームの構造を提供するものである。
(作用) センターピン取付用の支持部材の少なくとも一
方が、前車軸フレームの斜面部を含んで長手方向
に沿う補強部材の下端面と、他方の前車軸フレー
ムとにわたつて渡架固着されていることから、支
持部材としては、少なくとも一端側はシヤーで作
ることができる。
また、補強板と相まつて前車軸フレームの剛性
と精度を確保することになる。
(実施例) 第1図から第4図において、1はトラクタで、
エンジン2が搭載されてトラクタ車体3を構成し
ている。
トラクタ車体3の両側下部には左右一対の板状
とされた前車軸フレーム4がボルト5等で取付け
られ、該フレーム4は前方に向つて突出されてい
る。
前車軸フレーム4の前方突出長さの中間部には
それぞれ前後に間隔をおいて前車軸6を前後方向
のセンターピンの軸心回りに回動自在に支持する
センターピン取付用の支持部材7,8が左右の前
車軸フレーム4側間にわたつて渡架固着されてい
る。
支持部材7,8はその下面側に支持ブラケツト
9,10が取付けられ、本例ではデフ機構D(第
5図参照)を内蔵された筒形の前車軸6が前記ブ
ラケツト9,10にセンターピン回りに回動自在
に支持されている。
前車軸フレーム4のいずれか一方には外方かつ
前方に屈曲された斜面部11が形成され、この斜
面部11が形成された側の前車軸フレーム4には
パワーステアリング用のシリンダ機構12が取付
けられている。
該シリンダ機構12には縦軸13を中心とする
ステアリングアーム14が下部に備えられ、該ア
ーム14はシリンダ機構12に内蔵したピストン
等によつて駆動可能とされている。
シリンダ機構12のピストン等を作動する作動
部材15は斜面部11に形成された挿通孔11A
に挿嵌され、本例では自在接手17を介してドラ
グリンク18に連動連結されている。
挿通孔11Aを形成する必要性から前車軸フレ
ーム4の剛性が劣り、これを補強する補強板19
が少なくとも斜面部11を有する側のフレーム4
に、斜面部11を含む長手方向に沿つて内面側に
溶接等で取付けられ、該補強板19の下端面はフ
レーム4の下端面より下方に突出されている。
そして、本実施例では板状とされた支持部材
7,8がその一端が補強板19に、他端が前車軸
フレーム4側に溶接にて渡架固着されているので
ある。
而して、第3図で示す如く少なくとも一方の支
持部材7はその一端が補強板19の下端面に固着
され、該固着部20より水平方向に延設され、他
端が前車軸フレーム4の内面側に折曲げられて該
折曲部21を固着されているのである。
即ち、従来にあつては第3図の仮想線Aで示す
如く支持部材7をプレスにより浅絞りの曲げ加工
を必要としていたのを、本考案ではこの部分を水
平方向としてシヤーにて加工したものでもよいよ
うにしたのである。
その他、第1図から第4図において、22はバ
ンパー取付け板、23はバツテリ等の補器取付け
板であり、いずれも取付け孔の複数を有する。
24はタイロツドであり、ステアリングアーム
14に枢支連結され、前輪25を操向可能として
いる。
第5図から第9図を参照すると、支持部材7,
8の取付け孔7A,8Aにボルト26,27で取
付けられる支持ブラケツト9,10にデフ機構D
を内蔵した前車軸6の構造が図示されている。
前車軸6はその前面側に突軸28を有し、これ
がセンターピンの一部となつて支持ブラケツト9
の筒ボス9Aに支持されている。
前車軸6の後面側には開口部6Aが形成され、
この開口部6Aにデフサポート29がノツクピ
ン、ボルト等を介して挿抜固定自在とされてい
る。
即ち、デフサポート29は取付座30を有し、
これより前方に2又状のサポートアーム31が突
出され、該サポートアーム31に軸受32を介し
てデフ機構Dが支持されている。
デフサポート29は上下の外周面が後方細ぼり
の斜面部33とされ、左右の外周面は斜面部では
なく斜面部33の径よりも小径とされた段付面部
34とされている。
即ち、サポートアーム31側の外周面は段付面
部34とされ、内面側は前後のストレート面35
とされてサポートアーム31とともに平行面で延
びているのである(第5図参照)。
この部分を上下面と同じく斜面部に形成すると
厚肉となり材料無駄となることから、第5図の鎖
線で示す如く凹部Bを形成するとすれば、デフサ
ポート29の鋳造による型抜きが困難故に、前述
の如く段付面部34となすとともに、ストレート
面35に形成している。
これによつて、段付面部34の剛性が低下する
ことから、左右の外側面に斜面部33と同じく方
向に形成したリブ36が取付けられ、ここに、デ
フ機構Dの駆動反力、接地反力等によるデフサポ
ート29の変形を防止し、デフ機構Dの作動を確
かなものとしている。
その他、デフサポート29には後部に筒ボス3
7が形成され、これが支持ブラケツト10の筒ボ
ス10Aに嵌挿されている。
そして、該筒ボス37と前記突軸28が同一軸
心上にあつて、センターピンを構成している。
図中、38はデフ駆動軸、39はデフ出力軸で
あり、前輪に連動されている。
なお、デフサポートアーム31に装着の軸受3
2はアーム31の端面に形成した取付孔31Aに
ボルトで着脱自在とされた割型軸受サポート31
Bで支持される。
(考案の効果) 本考案は前車軸フレーム4,4のいずれか一方
には外方かつ前方に屈曲された斜面部11が形成
され、該斜面部11に、前記パワーステアリング
用シリンダ機構12の作動部材15が挿嵌されて
おり、前記斜面部11を含む前車軸フレーム4の
内面側に、該フレーム長手方向に沿うとともにフ
レーム下端より下方に突出する補強板19が取付
けられているので、斜面部11に作動部材15を
挿嵌する孔を形成しても、剛性をそこなうことは
ない。
また、前記センターピン取付用の支持部材7,
8のいずれか一方7が、前記補強板19の下端面
に一端が固着され、該固着部より水平方向に延設
されて他方の前車軸フレーム4に支持部材7の他
端側が固着されているので、該支持部材7として
両端をプレス曲げ加工したものが必要でなく、プ
レスでシヤーしたものが利用でき、ここに、曲げ
加工による精度よりもシヤーによるものが精度が
よいことから、左右の前車軸フレーム4を剛性大
にして精度よく取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の側面図、第2図は平面図、第
3図は第2図C−C矢示図、第4図は本案を適用
するトラクター例の側面図、第5図はデフ機構の
詳細平面断面図、第6図はデフサポートの前面
図、第7図は第6図A−A矢示図、第8図は第6
図のB−B矢示図、第9図は同じく側面図であ
る。 4……前車軸フレーム、7,8……支持部材、
11……斜面部、12……シリンダ機構、15…
…作動部材、19……補強板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トラクタ車体の両側にそれぞれ取付けられた左
    右一対の板状前車軸フレームが前方に向つて突出
    され、該前車軸フレームの前方突出長さの中間部
    にそれぞれ前後に間隔をおいて前車軸を前後方向
    の軸心回りに回動自在に支持するセンターピン取
    付用の支持部材が左右の前車軸フレーム側間にわ
    たつて渡架固着され、更に、左右の前車軸フレー
    ム間にパワーステアリング用のシリンダ機構が取
    付けられたものにおいて、 前車軸フレーム4,4のいずれか一方には外方
    かつ前方に屈曲された斜面部11が形成され、該
    斜面部11に、前記パワーステアリング用シリン
    ダ機構12の作動部材15が挿嵌されており、前
    記斜面部11を含む前車軸フレーム4の内面側
    に、該フレーム長手方向に沿うとともにフレーム
    下端より下方に突出する補強板19が取付けら
    れ、前記センターピン取付用の支持部材7,8の
    いずれか一方7が、前記補強板19の下端面に一
    端が固着され、該固着部より水平方向に延設され
    て他方の前車軸フレーム4に支持部材7の他端側
    が固着されていることを特徴とするトラクタの前
    車軸フレームの構造。
JP7248284U 1984-05-16 1984-05-16 トラクタの前車軸フレ−ムの構造 Granted JPS60183672U (ja)

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JPS60183672U JPS60183672U (ja) 1985-12-05
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