JPH03238864A - 半導体のエピタキシヤル成長法および半導体装置 - Google Patents

半導体のエピタキシヤル成長法および半導体装置

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JPH03238864A
JPH03238864A JP3375590A JP3375590A JPH03238864A JP H03238864 A JPH03238864 A JP H03238864A JP 3375590 A JP3375590 A JP 3375590A JP 3375590 A JP3375590 A JP 3375590A JP H03238864 A JPH03238864 A JP H03238864A
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atom
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JP3375590A
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Kazuhiro Mochizuki
和浩 望月
Masahiko Kawada
河田 雅彦
Hiroshi Masuda
宏 増田
Katsuhiko Mitani
三谷 克彦
Chushiro Kusano
忠四郎 草野
Susumu Takahashi
進 高橋
Hiroshi Tamura
博 田村
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面偏析する原子を含む半導体のエピタキシャ
ル成長法およびそれを用いて作製された半導体装置に関
する。
〔従来の技術〕
半導体層のエピタキシャル成長の際に表面偏析が顕著に
なる原子には、例えばSi中のSb。
Si中のGa、GaAs中のSn、GaAs中のBeが
ある。ここで、本明細書で表面偏析が顕著であるとは、
該原子を含む第1の半導体層上に該原子を含まない第2
の半導体層を連続的にエピタキシャル成長した場合に、
第2の半導体層中で両半導体層界面から100人の位置
において、該原子が該界面での濃度の10%以上存在す
ることを想定している。
この定義は以下のことを念頭に置いたものである。表面
偏析する原子を含む第1の半導体層上に該原子を含まな
い第2の半導体層を有する半導体装置において、該原子
が第2の半導体層中に移動することによる半導体装置の
特性劣化を防ぐために、該原子を含まない第1の半導体
からなるスペーサ層がしばしば挿入される。この技術に
関しては、ジャパニーズ ジャーナル オブ アプライ
ド フィジックス25 (1986年)第1400頁か
ら第1404頁(Japanese Journal 
ofApplied Physics 25(1986
) p p、1400−1404)に開示されている。
例えば、エミッタがn型A Q @ +3 G a o
−7A 8層(S i : I XIO”(m−’)、
ベースがp型GaAs層(Be:2X10”a11−3
)からなるペテロ接合バイポーラトランジスタの場合、
アンドープGaAs層がスペーサ層として用いられる。
スペーサ層は薄い方が望ましい。なぜならば、厚すぎる
と半導体装置の特性ばらつきが大きくなるからである。
このことから、1000人程度0ベース層厚に対してス
ペーサ層としては100Aないし200人程人程下の厚
さが望まれる。ペテロ接合バイポーラトランジスタとし
て動作するためには、ペテロ接合とpn接合とが一致す
ることが必要である。よって、ペテロ接合すなわちスペ
ーサ層とエミツタ層の界面におけるBe濃度は、エミッ
タ中のSi濃度程度にならなければならない。
以上の事情から、前述の表面偏析が顕著であることの定
義を行った0表面偏析が顕著でない場合は、上記従来技
術により該原子の急峻な濃度変化が実現できる。しかし
、表面偏析が顕著な場合、上記従来技術で特性ばらつき
の少ない半導体装置を実現するのは困難であった。
このような表面偏析が顕著な原子の深さ方向の任意の濃
度分布を実現するために、従来、アプライド フィジッ
クス レターズ33(1978年)第654頁から第6
56頁(Applied PhysicsLetter
s33 (1978) p p、654−656)に記
載のように、該原子が成長層表面から再蒸発する温度で
、半導体のエピタキシャル成長が行われてきた。そして
、該原子の急峻な濃度変化の必要な半導体装置が、上記
エピタキシャル成長法により製作されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記半導体のエピタキシャル成長に関する従来技術は、
該原子の再蒸発を利用するために、成長層に取り込まれ
る該原子濃度を高くすることが難しいという問題があっ
た。また、成長温度が高いため、GaAs中のBeのよ
うに拡散係数の大きな原子の場合に、拡散により濃度変
化の急峻性が失われやすいという問題もあった。さらに
、該原子の再蒸発が起こりにくい場合には適用できない
という根本的な問題も存在していた。よって、上記従来
技術により作製可能な半導体装置には限界があり、該原
子を高濃度で含む半導体層を利用した半導体装置や、拡
散係数の大きな該原子の急峻な濃度変化を利用する半導
体装置は実現困難であるという問題もあった。
本発明の目的は、該原子の拡散や再蒸発が無視または少
なくできる低い温度において該原子の表面偏析現象を抑
制し、該原子の高濃度化および急峻な濃度変化を実現す
る半導体のエピタキシャル成長法およびそれを用いて作
製された高性能半導体装置を提供することである。
本発明の他の目的は、該原子のエビタキシャル成長中の
移動による濃度変化の急峻性の劣化を防ぐ目的で挿入す
るスペーサ層の厚さを薄くし、半導体装置の特性を向上
させることである。
本発明のさらに他の目的は、半導体層界面が不必要な不
純物や損傷を含まず、原子層程度に平坦である状態を実
現することである。
本発明のさらに他の目的は、従来実現されていなかった
、ベース層中のn型不純物にSnを用いた■−■族化合
物半導体系バイポーラトランジスタおよびチャネル層に
Snを添加したnチャネル電界効果トランジスタを作製
することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は1表面偏析する原
子を含む半導体層のエピタキシャル成長後、表面から1
原子層以上除去した後に続く層の成長を行うようにした
ものである。
上記他の目的を達成するために、上記スペーサ層の厚さ
を、該原子の成長温度における拡散距離程度としたもの
である。
上記さらに他の目的を達成するために、上記1原子層以
上の除去工程を、大気にさらさずに反応性ガスを用いて
行うようにしたものである。
〔作用〕
表面偏析する原子を含む半導体層のエピタキシャル成長
終了後、表面から1原子層以上除去する際に、表面に吸
着原子の形で存在している表面偏析原子も同時に除去さ
れる。その後エピタキシャル成長を再開することで、続
く層への該原子の表面偏析を起因する移動がなくなり、
該原子の濃度分布を設計通りに急峻にできる。また、エ
ピタキシャル成長を従来技術よりも低い温度で行うこと
により、拡散による該原子の濃度分布の設計値からの変
化が低減でき、再蒸発が無視または低減できることで該
原子濃度を固溶限界にまで高めることが可能となる。そ
の結果、本エピタキシャル成長法を用いて作製された半
導体装置の性能を高めることができる。このことにより
、表面偏析が顕著なために従来実現困難だったSnを表
面第−層以外に用いた半導体装置が容易に実現できる。
また、該原子の移動抑制用スペーサ層の厚さは、該原子
の表面偏析に起因する移動がなくなるため、拡散に起因
する移動量のみでよいことになり、スペーサ層厚短縮に
よる半導体装置の高性能化および特性ばらつきの低減が
実現できる。
さらに、上記IH子層以上の除去工程を大気にさらさず
に行うことにより、炭素や酸素等の不必要な不純物の付
着による再成長界面の高抵抗化・高欠陥化が避けられる
。また、不必要な不純物や表面偏析原子が核となる3次
元島状成長による結晶性の劣化が避けられ、2次元成長
が行える。そして上記除去工程に、ラジカルやイオンを
含まない反応性ガスによる熱化学反応を用いることで、
傷損・欠陥の少ない再成長界面を得ることができる。な
お、この反応性ガスの効果およびそれを用いた半導体の
再成長技術に関しては、特開昭64−10616号公報
に記載されている。
〔実施例〕
実施例1 以下、本発明の一実施例であるSbドープSiの分子線
エピタキシャル成長法について、第1図および第2図に
より説明する。
S i (100)基板1を表面洗浄した後に、分子線
エピタキシャル成長装置内に入れ、850℃に加熱して
表面酸化膜(図示せず)を除去する。電子銃によりSi
分子線を供給し、0.3μm/hの成長速度でSiのエ
ピタキシャル成長を行う。
成長温度はSbの再蒸発が無視できる650℃とした。
初めに、アンドープSi層2を0.3μm戒長6.表面
を平坦化する。続いて抵抗加熱方式Sb分子線源のシャ
ッタを開けることにより、SbドープSi層3の成長を
始める。層3を0.2μm戒長成長基板温度を300℃
に下げる(第1図(a))。
層3表面付近を拡大すると、第1図(b)に模式的に示
すように、表面偏析したSbが表面吸着原子の形で存在
している。成長室と真空搬送路を介して接続されたエツ
チング室へ試料を移す。基板温度を400℃とし、塩素
ガスを5 X 10−″′Torr程度導入して層3表
面から100人程度エツチングした。その際、表面偏析
したSb原子4も同時に除去された。
塩素ガス供給停止後、基板温度を300℃に降温し、背
圧が1 、 OX 10−7Torr以下になってから
、試料を成長室へもどす。基板温度を650℃にして、
アンドープSi層5を0.3μmt長することにより、
層3から層5へ移動したSb原子の量を調べられるよう
にした(第1図(C))。
第2図に第1図(c)の1−1’切断面における深さ方
向のSb濃度分布を、二次イオン質量分析法により調べ
た結果を示す。実線が本実施例の場合である。破線は成
長温度650℃にて層3と層5を連続的にエピタキシャ
ル成長した場合で、Sbの表面偏析現象により層5中に
もSbが存在しており、急峻な濃度変化が実現されてい
ない。
一方、−点鎖線は従来技術の項で述べた方法によるもの
で、Sbの再蒸発が起こる850℃で連続的に成長じた
場合である。Sbの表面偏析は再蒸発により抑制されて
いるため濃度変化は急峻であるが、層3におけるSb濃
度は低くなってしまう。
本実施例によれば、Sb濃度を高く維持したまま急峻な
Sb濃度変化が実現できる効果がある。
また、表面偏析原子除去工程を大気にさらさず行うため
、不純物付着による再成長界面の高抵抗化・高欠陥化が
避けられる効果もある。そして、不純物や表面偏析原子
が核となる結晶性の悪い3次元成長ではなく、2次元成
長が行える効果もある。
なお、本実施例では表面偏析原子としてSbを取りあげ
たが、Gaの場合も同様であり、母体半導体はGeや5
iGe混晶でも適用できる。また、塩素ガスによるエツ
チングを成長室と異なるエツチング室で行ったが、成長
室内で行ってもよい。
その際、成長室内壁をエツチングガスで腐食しない膜で
被覆するとなおよい。本実施例では反応性ガスに塩素を
用いたが、臭素、塩化水素、臭化水素等のガスでも同様
な効果が得られる。
実施例2 以下、本発明の一実施例であるpnp型A Q G a
 A s / G a A s系へテロ接合バイポーラ
トランジスタについて、第3図により説明する。
初めに、エピタキシャル成長方法を説明する。
第3図(、)に示す構造を分子線エピタキシャル成長法
により作製した。半絶縁性G a A 5(100)基
板6を表面洗浄した後に、成長装置に入れ、As分子線
を供給しながら600℃に加熱し、表面酸化膜を除去す
る。続いて、成長温度550℃、成長速度1um/hr
で、Be高ドープGaAs層7 (B e : 2 X
 10”ai−’)を0.5μm、BeドープGaAs
層8 (B e : 5 XIO”an−’)を0.4
μm 、Sn高ドープG a A s層9(S n :
 5 X 1019an−3)を0.1 μmm炎長た
基板温度を300℃に下げ、成長室と真空搬送路を介し
て接続されたエツチング室に試料を移す。
塩素ガスを5 X 10−”Torr程度導入し、20
秒間層9のエツチングを行った。この工程により、層9
表面から約2OAエツチングされ、同時に表面偏析した
Sn原子も除去された。
塩素ガス供給停止後、背圧が1 、 OX I O−’
Torr以下になってから試料を成長室へもどし、As
分子線を供給しながら基板温度を550℃に上げる。
続いて、BeドープA 111g、3G al)、yA
 s層10(B e : I X 10”am−3)を
0.2um 、Be高ドープGaAs層11 (B e
 : 2 X 10”am−”)を0.2μm成長した
。そして基板温度を下げ、試料を分子線エピタキシャル
成長装置から取り出した。
第3図(a)のエピタキシャル成長層を用いて、ホトリ
ソグラフィーとエツチングにより層7および層9表面を
露出させ、エミッタ電極12.ベース電極13.コレク
タ電極14を形成して作製されたPnp型へテロ接合バ
イポーラトランジスタの構造図を第3図(b)に示す。
Snは表面偏析が顕著で、再蒸発も起こりにくいために
、従来技術で急峻なSn濃度変化を実現することはでき
なかった。そのために、半導体装置用エピタキシャル成
長層の表面第1層以外にn型層を用いる場合には、もっ
ばらSiがn型不純物とされてきた。しかし、Siでは
伝導電子密度を5 X 10”am−”以上にするのが
困難なため、半導体装置の特性が制限されてきた。
本実施例によれば、層9から層10に移動するSn原子
がなくなるため、ヘテロ接合とpn接合とが制御性よく
一致する。よって、エピタキシャル成長条件の変化によ
る電流増幅率低減の心配がなくなる効果がある。また、
従来のSiに変えてSnを用いて高濃度化を実現したこ
とにより、ベース抵抗が従来の10%に低減し、半導体
装置の高周波特性が大幅に改善する効果もある。Snと
同様にBeも表面偏析するが、層8は低濃度であるため
、半導体装置の動作に与える影響は無視できる。なお5
本実施例では、層10にAn。、。
Ga、、7As  を用いているが、組成はこの通りで
なくてもよく、InPやI n G a A sなど他
の■−■族化合物半導体およびそれらの混晶によるヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタに同様に適用できるのは
もちろんである。
実施例3 以下、本発明の一実施例であるNpn型A Q G a
 A s / G a A s系へテロ接合バイポーラ
トランジスタについて、第4図を用いて説明する。
第4図(a)は、エピタキシャル成長層の断面構造図で
ある。゛半絶縁性GaAs基板6上に、実施例3と同様
に分子線エピタキシャル成長する。
ただし、tc長湿温度600℃である。成長層は下から
、Si高ドープGaAs層15(Si:5X10”C1
0−’) 0.5 μm 、 S iドープGaAs層
16 (Si : 5X10”all−3)0.4μm
 、Be高ドープGaAs層17(B e : 3 X
 10”a+1’″3)0.1μmの順である。層17
威長後、塩素ガスによるエツチングを行い、表面偏析し
たBe原子を除去する。続いて、アンドープGaAs層
18を5OA、Si高ドープA Q、、、Ga0.、A
s層19(S i : 5 X 10”Cl−3)を0
.2μm 、Si高ドープGaAs層20 (S i 
: 5 X 10”C11−3)を0.2μm成長した
上記エピタキシャル成長層を用いて、ホトリングラフイ
ーとエツチングにより、層15および層17の表面を露
出させ、エミッタ電極21.ベース電極22.コレクタ
電極23を形威し、第4図(b)に示すN p n型へ
テロ接合バイポーラトランジスタを作製した。
Beは再蒸発しにくいため、従来技術の項に示した高温
成長は適用できなかった。また、Beの場合表面偏析だ
けでなく拡散も問題となっていた。
従来より行れてきた連続成長法では、表面偏析および拡
散によるBeの移動を抑制するために、層18のスペー
サ層を150A程度に厚くしていた。
本実施例によれば、Beの表面偏析による移動分を抑制
できるので、スペーサ層18を5OAと薄くできる効果
がある。このことは、実効的ベース幅の低減を意味し、
半導体装置の高周波特性が向上することになる。また、
スペーサ層が薄いと特性ばらつきが減るという効果もあ
る。さらに、表面偏析した80M子を核として、その後
の成長層が3次元成長し、結晶性が劣化する問題を回避
できる効果もある。なお1本実施例は、他の■−■族化
合物半導体およびそれらの混晶を用いたヘテロ接合バイ
ポーラトランジスタに対しても、同様に適用可能である
実施例4 以下、本発明の一実施例であるnチャネルAQGaAs
/、GaAs系へテロ絶縁ゲート電界効果トランジスタ
について、第5図により説明する。
第5図(a)は、エピタキシャル成長層の断面構造図で
ある。半絶縁性GaAs基板6上に、実施例2と同様に
分子線エピタキシャル成長する。
成長層は下から、アンドープGaAs層240.3μm
、Sn高ドープGaAs層25(Sn: 5 X 10
”Ca1−”) 300Aの順である。塩素ガスによる
エツチングにより、層25表面から5OAと表面偏析し
たSn原子を除去する。その後、アンドープAQ 11
−3086.1 A s層26 0.2/Am、Sn高
ドープGaAs層27 (Sn:5X10”an−3)
 0.2pm を成長した。
第5図(b)に示すように、ソース・ドレイン領域にS
iイオン打込みおよびアニールを行い、アンドープA 
Q 6−3 G a 6−7 A Sを含めてn型化領
域28を形威した後に、ゲート領域の層27を選択的に
除去する。最後に、ゲート電極29.ソース電極30.
ドレイン電極31を形威し、Snド−プn型チャネルを
有するヘテロ絶縁ゲート電界効果トランジスタを作製し
た。
従来チャネル層25にはSiを用いていたが、伝導電子
密度を5 X 10”am−’以上に上げるのが困難で
あった。Snを用いれば高濃度化できるのは知られてい
たが、表面偏析現象のために、層26がn型化してしま
う問題があった。
本実施例によれば、Snの表面偏析を抑えた上で層25
が高濃度化できるため、高性能で信預性の高い半導体装
置の実現できる効果がある。なお、本実施例では、A 
2 G a A s / G a A s系を取りあげ
たが、他の■−■族化合物半導体および混晶系にも適用
できるものはもちろんである。また、層25にBeを用
いたpチャネルへテロ絶縁ゲート電界効果トランジスタ
に対しても同様に適用可能である。
実施例5 以下、本発明の一実施例であるI n A n A s
 /I nGaAs系反転型二次元正孔ガス電界効果ト
ランジスタについて、第6図により説明する。
第6図(a)は、エピタキシャル成長層の断面構造図で
ある。Feドープ半絶縁性InP基板32を表面洗浄後
1分子線エピタキシャル成長装置に入れ、As分子線照
射下で表面酸化膜を加熱により除去する。成長温度45
0℃、成長速度1μm/ h rでアンドープI n 
0m5z A Q Om4@ A fJ層330.2μ
m、Be高ドープInosszA Q6−*@A s層
34 (Be : 2X10”″(m’″3)0.3μ
m成長する。基板温度を250℃に降温後、実施例2と
同様に塩素ガスによるエツチングで表面偏析したBe/
’9j子を含む層34表面から50人程度を除去する。
再び基板温度を450℃とし、アンドープI n 6 
$52 A Q o 841 A S 層35 50A
、アンドープI n 06830 a 6 e47 A
 8層36 0.5μmを成長じた。
ソース・ドレイン領域に、第6図(b)に示すように、
Beイオン打込みおよびアニールを行い、P型頭域37
を形成する。最後に、ゲート電極38、ソース電極39
.ドレイン電極40を作製し、反転型二次元正孔ガス電
界効果トランジスタとした。
従来、Beの表面偏析および拡散のためにスペーサ層3
5は、1501以上必要であった。本実施例によれば、
表面偏析によるBeの移動が抑えられるので、スペーサ
層35を50人と薄く保ったまま、層34中のBe濃度
を増すことができる。
よって、二次元正孔ガスのシートキャリア濃度が上がり
、半導体装置の特性が向上する効果がある。
本実施例では反転型二次元正孔ガス電界効果トランジス
タの例を示したが、Beの代りにSnを用いれば、同様
に二次元電子ガス電界効果トランジスタが実現できる。
その際、Snの拡散は無視できるほど小さいため、スペ
ーサ層は零または零に近い程度に薄くできるので、上記
効果はさらに顕著となる。なお、本実施例ではInAj
2As/I n G a A s系について説明したが
、A Q GaAs/ G a A s系等他の■−■
族化合物半導体へテロ接合系に対しても同様に適用でき
るのは言うまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、表面偏析に基づく原子の移動が抑制で
きるので、該原子濃度分布変化を設計通りに急峻に実現
できる効果がある。また、表面偏析抑制を該原子の再蒸
発を利用せずにできるため、該原子濃度を固溶限界にま
で高められる効果もある。その結果、半導体装置の性能
が高まる効果を現われる。
また、表面偏析による移動分のスペーサ厚が除去できる
ため、半導体装置の高性能化および特性ばらつきの低減
が行える効果がある。
さらに、表面偏析原子除去工程を大気にさらさす反応性
ガスにより行うため、不純物付着による再成長界面の高
抵抗化・高欠陥化が避けられる効果がある。そして、不
純物や表面偏析原子を核とした3次元成長ではなく、2
次元成長による良好な結晶性の半導体層が得られる効果
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のSbドープSiの分子線エ
ピタキシャル成長法による成長層の縦断面図、第2図は
第1図のI”−I’線断面におけるBe濃度分布図、第
3図から第6図は、それぞれ本発明の実施例であるPn
p型A Q G a A s /G a A s系へテ
ロ接合バイポーラトランジスタ。 Npn型A Q G a A s / G a A s
系へテロ接合バイポーラトランジスタ、nチャネルAQ
GaAs/ G a A s系へテロ絶縁ゲート電界効
果トランジスタ、InAQAs/InGaAs系反転型
二次元正孔ガス電界効果トランジスタのエピタキシャル
成長層の断面図および各トランジスタの断面図である。 3・・・SbドープSi層、4・・・表面偏析したSb
原子、9−3n高ドープG a A s層、10− B
 eドープA Qo、、G ao、、A s層、17−
Be高ドープGaAs層、18 ・・・アンドープGa
As層、25・・・Sn高ドープG a A s層、3
4・・・Be高ドープI n 0862 A Q 6 
++41 A s層、35 =−アンドープI nas
szA Qa++sA S層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に表面偏析する原子を含む第1の半導体層を
    成長する工程と、該第1の半導体層表面から1原子層以
    上を反応性ガスにより除去する工程と、該第1の半導体
    層上に該原子を含まない第2の半導体層を成長する工程
    とを有することを特徴とする半導体のエピタキシャル成
    長法。 2、上記表面偏析する原子はSnであり、それを含む半
    導体層はIII−V族化合物半導体およびそれらの混晶で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導
    体のエピタキシャル成長法。 3、上記表面偏析する原子はBeであり、それを含む半
    導体層はIII−V族化合物半導体およびそれらの混晶で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導
    体のエピタキシャル成長法。 4、上記表面偏析する原子はGaまたはSbであり、そ
    れを含む半導体層はIV族半導体およびそれらの混晶であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体
    のエピタキシャル成長法。 5、上記反応性ガスは塩素、臭素のいずれかを主成分と
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導
    体のエピタキシャル成長法。 6、上記反応性ガスは塩化水素、臭化水素のいずれかを
    主成分とすることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
    載の半導体のエピタキシャル成長法。 7、ベース層中のn型不純物にSnを用いたことを特徴
    とするIII−V族化合物半導体系バイポーラトランジス
    タ。 8、チャネル層にSnを添加したことを特徴とするIII
    −V族化合物半導体系nチャネル電界効果トランジスタ
JP3375590A 1990-02-16 1990-02-16 半導体のエピタキシヤル成長法および半導体装置 Pending JPH03238864A (ja)

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