JPH03236648A - 位相制御回路 - Google Patents

位相制御回路

Info

Publication number
JPH03236648A
JPH03236648A JP2032922A JP3292290A JPH03236648A JP H03236648 A JPH03236648 A JP H03236648A JP 2032922 A JP2032922 A JP 2032922A JP 3292290 A JP3292290 A JP 3292290A JP H03236648 A JPH03236648 A JP H03236648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
phase
phase difference
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2032922A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Sasaki
笹木 靖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2032922A priority Critical patent/JPH03236648A/ja
Publication of JPH03236648A publication Critical patent/JPH03236648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、位相制御回路に関し、特にデータ通信の受信
前記に用いられるビット同期用の位相制御回路に関する
〔従来の技術〕
従来のデータ通信の受信前記に用いられるビット同期用
の位相制御回路の構成の一例を第8図に示す。
データ通信においては、信号処理前記にて、受信前記よ
り入力されるジッタや、ノイズを伴なった受信信号より
誤りなく情報を取り出さなくてはならない、一般的な直
列データ伝送では、周知のように、データがビット単位
で直列に送られる。
したがって、受信信号から、データを抽出するには、ビ
ットの区切りを見出すこと、すなわち、ビット同期が必
要である。
このビット同期の技術は、データ通信にとって極めて重
要であり、同期性能を向上することは、通信品質を向上
させる大きな力となる。
周知のように、位相制御回路、すなわちPLLは、この
ビット同期の最有力な同期性能向上手段である0位相制
御回路のこの種の応用は、従来はアナログ技術によるも
のが主流であったが、最近は、ディジタル技術と、これ
を支える半導体集積回路技術の進歩により、ディジタル
技術によるものが増加しつつある。
したがって、以下に説明する位相制御回路は、従来の例
を含めて、ディジタル方式のものを対象とする。
第8図を参照すると、従来のこの種の位相制御回路は、
位相比較器1と、フィルタ3と、分周器5から構成され
ていた。
位相比較器1は、端子T+から入力され、パルス列から
構成される入力信号S+と、位相同期後の端子Toから
出力される出力信号Soのパルス列を入力し、両者の位
相を比較してその位相差の有無およびその極性の情報を
論理値「1」または「0」の形で出力するものである。
このような機能の回路としては、周知のように、排他的
論理和回路やフリップフロップ等を組合せせたものがあ
る。
フィルタ3は、アップダウンカウンタと、その計数値を
所定の上限値または下限値と比較する比較回路と、関連
する論理回路から構成されている。その機能は、まず、
位相比較器1からの出力である位相差情報、すなわち、
論理値「1」または「0」を受け、「1」の場合は+1
カウント、rQJの場合は一1カウントというようにア
ップダウンカウントし、その計数値が所定の上限値また
は下限値と比較する0次に、この比較結果、計数値がそ
れぞれの限界内であれば、そのまま何の処置もしないが
、上限値以上の場合は分周比を増加、下限値以下の場合
は分周比を減少するようそれぞれ指定する信号を、分周
器5に出力する。
分周器5は、周知のカウンタを用いた可変分周器である
。端子Tsより入力される基準信号SRを所定の分周比
で分周することにより、出力信号Soのパルス列を得る
。ここで、基準信号SRは、水晶発振器等を用いた安定
な周波数源からの信号である0分周比はフィルタからの
分周比指定信号により制御される。
次に、従来の位相制御回路の動作について説明する。
第9図(a)、(b)は、第8図で示す従来の位相制御
回路の動作タイムチャートである。
端子TIより、入力信号S+のパルス列が入力されると
、位相比較器1にて出力信号Soと位相比較される。こ
こで、第9図(a)に示すように、入力信号S+のパル
スの前縁に対し出力信号Soのパルスの前縁が時間的に
進んでいる場合は論理値「O」を、第9図(b)に示す
ように、反対の場合は「1」をそれぞれ出力する。
フィルタ3は、位相比較器lからの出力である論理値r
1」または「O」を受け、「1」の場合は+1カウント
、r□、の場合は一1カウントというようにアップダウ
ンカウントし、その計数値が所定の上限値たとえば+3
、または下限値たとえば−3と比較する。次に、この比
較結果、計数値がそれぞれの限界内であれば、そのまま
何の処置もしないが、上限値以上の場合は分周比を1だ
け増加、下限値以下の場合は分周比を1だけ減少するよ
うそれぞれ指定する信号を、分周器5に出力する。これ
は、位相ずれが、同方向に累積何回発生したかを、アッ
プダウンカウンタにて計数し、計数値が所定の値、本例
では3、に達したとき、分周比の増減を指定することに
相当するものであった。
分周器5は、フィルタ3からの分周比指定信号により、
分周比が設定されており、端子Tsから入力される高安
定度の基準信号SRを分周して、位相制御回路の出力信
号Soパルス列を発生する。
一例として、基準信号S1の周波数を2.508,80
0Hz 、入出力信号周波数を9,800Hzとすると
、基準分周比は256となる。
これに対して、たとえば、入力信号S1の位相が出力信
号Soの位相より進んでいる場合、前述のように、位相
比較器1は、「1」を出力する。
この状態が、3パルス分連続すると、フィルタ3は、分
周比をlだけ減少、すなわち255にするよう指定する
。その結果、出力信号Soの周波数が増大し、したがっ
て、パルス間隔が減少するので、パルスの前縁が入力パ
ルスの前縁にだんだん近すき、遂には一致する。さらに
この状態を保持すると、こんどは、出力信号Soのパル
スの前縁の方が、入力信号SLのパルスの前縁より進む
ようになる。すると、位相比較器1は、「0」を出力す
るようになるが、2パルス分までは、何の処置もされな
いのでそのままである。これが、3パル目になると、こ
んどは、フィルタ3は、分周比を1増加、すなわち25
6とするよう指定する。
これにより、出力信号Soの周波数は、再び低下し、パ
ルス間隔が増大する。
さらに、この状態、すなわち、出力信号Soのパルスの
前縁が、入力信号Slのパルスの前縁より進んでいる状
態が継続する場合は、3パルス目に、再び、分周比1の
増加が指定され、257分周となり、さらに周波数が低
下し、パルス間隔が増大することにより、出力位相が遅
れる。
以上の動作が繰返されることにより、入出力信号間の位
相同期がとれてくるものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の位相制御回路では、入力信号と出力信号
の位相比較を行なうとき、両者間の位相差の量が検出で
きない、そのため、位相差の存在を検出したときは、そ
の量に無関係に、マスタクロック信号分周器の分周比は
、ある一定の値、すなわち、1だけの増加あるいは減少
が行なわれる。したがって、従来の位相制御回路では、
初期引込み時間、あるいは、位相が突発的に大きくずれ
たときの同期外れ状態からの同期引込み時間が長くなる
という欠点があった。
さらに、分周比の変化量は、+1、Oおよび−1の3段
階しかないため、追従範囲が狭いという欠点があった。
また、入出力間の位相差の存在の検出回数をカウントす
る操作を繰返し、フィルタやカウンタにおける値が所定
の値に達したとき、はじめて、分周比の指定を行なうの
で、追従に時間がかかり、応答が遅いという欠点があっ
た。
追従特性を改善するため、たとえば、分周比の変化量を
2.3・・・と増大すれば、引込み時間を短縮でき、追
従範囲も拡大できるが、その代償として、デコードされ
た信号のジッタ量が大きくなるという欠点があった。
以上説明したように、従来の位相制御回路では、追従範
囲の拡大および引込み時間の短縮と、デコードされた信
号のジッタの抑圧とは、相反する性能であるので、両方
を同時に満足させることは不可能であるという欠点があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の位相制御回路は、パルス列から構成される入力
信号に位相同期したパルス列出力信号を出力する位相制
御回路において、 入力信号と出力信号の位相を比較し位相差量を両信号の
時間差として出力する位相比較手段と、前記時間差を予
め定められた基準の時間に対して位相差計測用クロック
パルスをアップまたはダ。
ランカウントしてディジタル数の位相差量を出力するア
ップダウンカウンタと、 前記位相差計測用クロックパルスを供給する手段と、 引続く前記ディジタル数の位相差量相互間の平均化を行
ない平均化ディジタル位相差量を出力する手段からなる
平均化フィルタと、 前記平均化ディジタル位相差量を復号しこれより可変分
周器の分周比を指定する分周比制御信号を出力する手段
からなるデコーダと、 前記パルス列出力信号の原周波数信号源である出力パル
ス周波数源信号供給手段と、 前記出力パルス周波数源信号を前記分周比制御信号によ
り可変分周して前記出力パルス列を発生する可変分周器
を備えるものである。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第一の実施例を示す回路図である。
対象とする位相比較器は、−例として、従来例であげた
基準信号SRの周波数を2,508,800Hz、入出
力信号周波数を9,80011z 、したがって、基準
分周比は256となるものを想定する。。
第1図において、本実施例の位相制御回路は、位相比較
器1と、アップダウンカウンタ2と、フィルタ3と、デ
コーダ4と、分周器5がら構成される。
位相比較器1は、端子TIから入力され、パルス列から
構成される入力信号Stと、位相同期後の端子Toから
出力される出力信号Soのパルス列を入力し両者の位相
を比較して、その位相差の量が両信号の時間差に相当す
るパルス幅であり、また、入出力信号のいずれが進んで
いるかにより、アップ信号Uまたはダウン信号りの2つ
の信号として出力するものである。
このような機能の回路としては、周知のように、排他的
論理和回路やフリップフロップ等を組合せせたものがあ
る。
第2図(a>は、位相比較器1の構成例を示す回路図で
ある。
第2図を参照すると、位相比較器1は、2個のNORゲ
ートQ11.Q12と、2個のインバタQ13.Q14
とから構成されている。一方のNORゲートQ11には
、入力信号S、と、インバータQ14により反転された
出力信号Soが印加され、ダウン信号りを出力する。ま
た、他方のNORゲートQ12には、出力信号Soと、
インバータQ13により反転された入力信号S!が印加
され、アップ信号Uを出力する。この回路は、周知の排
他的論理和回路の変形である。
第2図(b)は、第2図(a)に示した位相比較器1の
真理値を示す。
本図より明かなように、入力信号Slが出力信号Soよ
り遅れている場合は、ダウン信号りは「O」、アップ信
号Uはrl、、逆の場合はそれぞれの信号の論理値も反
対になる。また位相差がない場合は、アップ、ダウンの
両信号とも「0」となる。
アップダウンカウンタ2は、位相比較器lからの位相差
信号U、Aを受け、それぞれの信号のパルス幅を、クロ
ックパルスCPにより、アップ、またはダウンカウント
する、周知のアップカウント入力とダウンカウント入力
とを有するアップダウンカウンタである0本例では、ア
ップ、ダウンともカウント幅を4とする。アップダウン
カウン夕2の計数結果は、位相比較器1からのアップ信
号U、ダウン信号りの位相差情報を、デジタル数値の位
相差量に変換することになる0本例では、正負の区別用
に1ビツト、数値に3ビツトの計4ビットのデータなる
クロックパルスCPは、アップダウンカウンタの動作用
に高安定度のものであり、また、ジッタ低減のため、充
分周波数が高いものである6本例では、前述の基準信号
をそのまま、すなわち、2゜508.800Hzを用い
る。
アップダウンカウンタ2の出力Aは、フィルタ3に入力
される。
フィルタ3は、アップダウンカウンタ2がらの信号Aの
デジタル数を入力し、引続くディジタル数の位相差量相
互間の平均化を行なって平均化ディジタル位相差量を出
力する機能を有する平均化フィルタである。
フィルタ3の構成例を第3図に示す。
第3図を参照すると、フィルタ3は、2つのレジスタ3
1.32と、平均化回路33から構成される。
レジスタ31は、アップダウンカウンタ2からのディジ
タル数の位相差量である信号Aを読込み、−時記憶する
周知の、本例では4ビツトのフリップフロップからなる
レジスタである。
レジスタ32は、レジスタ31の出力A1として示され
る記憶内容を、位相比較器出力信号S。
のパルスの後縁のタイミングごとに読込む、レジスタ3
2と同様のレジスタである。レジスタ31はその記憶内
容A1を、レジスタ32が読込むごとにクリアされ、そ
の直後に、アップダウンカウンタ2からの信号Aを新た
に読込む。すなわち、レジスタ31は、出力信号Soの
任意のパルスP1の位相差量を記憶し、レジスタ32は
、その直前のパルスPOの位相差量を記憶することにな
る。レジスタ32は、平均化回路33からのリセット信
号Rにより、リセットされる。
平均化回路33は、−例として、周知の加算器および関
連する論理回路からなり、レジスタ31の記憶内容A1
と、レジスタ32の記憶内容A2を次式により平均化演
算し、フィルタ3の出力である位相差量の平均値Bを求
めるものである。
B=INT ((A1+A2)/2) なお、INTEA)は、Aを越えない整数という意味で
、実際の計算では、演算結果の小数点以下の端数は、切
捨て処理を行なう。
さらに、平均化回路33は、平均値Bが、予め定めた設
定値、たとえば1≦IB+≦3のとき、リセット信号R
を出力し、レジスタ32をクリアする。
デコーダ4は、フィルタ3の出力信号である、位相差量
平均値Bを復号し、これより、分周器5の分周比を指定
する分周比指定信号Cを出力するものである。
本実施例では、基準分周比256に対し、Bの値に応じ
て±6、すなわち、250〜262の範囲で分周比を指
定する。第4図に、Bの値に対する分周比の指定の一例
を示す。
このような機能の回路としては、たとえば、周知の読出
し専用メモリと関連する論理回路等で構成できる。
分周器5は、デコーダ4の出力である分周比指定信号C
により、分周比が指定される可変分周器である。基準信
号SRを分周し、出力信号Soのパルス列を発生する。
本実施例では、前述のように、分周比は256±6の範
囲で可変することが必要であるので、−例として、周知
の、9ビツトのプログラマブルカウンタと関連する周辺
回路からなる構成を用いる。
次に、本実施例の動作について説明する。
第5図は、第1図〜第4図に示す本実施例の回路のタイ
ムチャートである。
第5図において、任意の時刻りのとき、出力信号Soが
、入力信号S1より、クロックパルスの7クロツク分進
んでいる場合を示す、ここで、クロックパルスの周波数
は、本実施例の想定により、2,508,800Hzで
あるから、1クロツク分の間隔は、約0.4μsとなる
。したがって、この場合、位相比較器1より、7力ウン
ト分に相当する幅、すなわち、約2.8μsの幅のp信
号が出力される。さらに、分周器5は、このとき基準分
周比256分周にプログラムされているものとする。
このD信号は、アップダウンカウンタ2にて、カウント
されるが、そのカウント長は、前述の通り、4であるの
で、カウント結果は、−4となる。したがって、アップ
ダウンカウンタ2の出力である位相差量は、−4であり
、これがディジタル数たとえばA=0100としてフィ
ルタ3に出力される。ここで、第1桁目のOは−を示す
ものとする。
フィルタ3は、この位相差量Aを、レジスタ31に読込
むとともに、これまでレジスタ31に記憶されていた数
値、すなわち、出力信号Soの1パルス分前の位相差量
を、レジスタ32にシフトする。ここで、この値も−4
とする。したがって、両レジスタ31.32のそれぞれ
の記憶数値At、A2は両方とも−4、すなわち、ディ
ジタル数の例では、0100となる。
平均化回路33で、B=INT C(A1+A2)/2
)を計算し、位相差平均化出力信号Bとして、次のデコ
ーダ4に出力する0本例では、この値は−4、すなわち
、0100である。
デコーダ4は、第4図に示す−4に対する分周比の対応
値(n−6)、本例ではn=256なのでこの値は25
0、を指定し、分周比指定信号Cとして出力され、分周
器5に印加される。
分周器5は、デコーダ4からの分周比指定信号B、すな
わち、250にしたがい、基準信号SRを250分周す
るようにプログラムを変更する。
その結果、出力信号Soは周波数が上昇し、出力パルス
間隔が減少するので、パルスの前縁、すなわち位相が進
む。
この状態で、時刻Mに達すると、出力信号SOに対し、
入力信号S1が3クロック分すなわち約1.2μs進み
の状態に近ずく、この場合、アップダウンカウンタ2の
位相差量出力Aは、前述の説明と同様の過程で、−3と
なる。この値は、フィルタ3のレジスタ31に入力され
、同時に、これまで記憶されていた数値−4は、レジス
タ32にシフトされる。平均化回路33で、両レジスタ
31.32の記憶数値A1=−3,A2=−4の平均値
Bを求めると、この値は−3となる。
同時に、1≦IB+≦3という条件から、平均化回路3
3はリセット信号を発し、レジスタ32をリセットして
、その記憶値を0にする。
フィルタの平均値出力B=−3は、デコーダ4に印加さ
れ、これに対応する分周比指定信号C=253を、分周
器5に入力する0分周器5は、ここで、253分周にプ
ログラムを変更され、したがって、出力信号Soの周波
数は低下し、パルス間隔が拡がる0以上のような、過程
で、だんだん入力信号S+と出力信号Soとの位相が近
すき、時刻Nでは、はぼ、両信号の位相が一致した状態
となる。
時刻N以降は、入出力両信号間の位相のずれが生じない
限り、アップダウンカウンタ2の出力する位相差量Aは
Oであり、したがって、フィルタ2の両レジスタ31.
32の記憶数値も0となるので、前述の過程と同様に、
分周器5は基準分周比の256を保持する。その結果、
出力信号S。
は、安定な9,800Hzのパルス列を維持する。
次に、前述の場合と逆に、出力信号Soが、入力信号S
+よりクロックパルスCPの7クロツク分遅れている場
合について説明する。この場合、位相比較器1の出力は
、U信号となり、アップダウンカウンタ2の出力は、+
4となるので、前述と同様の過程で、分周比は262か
ら始まり、最終的には、256分周となって、同期が成
立することになる。
次に、入力信号S+が、小振幅の位相変動、たとえば、
位相比較器1の出力で、±1クロック分程度のもの、す
なわち、「ゆらぎ」を持つ場合について説明する。この
場合、アップダウンカウンタ2の出力は、+1とO5あ
るいは、−1とOを交互に出力する。したがって、前述
の説明から明らかなように、フィルタ3の平均化回路3
3の出力Bは、常にOであり、デコーダ4の出力Cは、
分周器5の分周比を基準の256に保持すよう、指定し
続けるので、入力信号S+の「ゆらぎ」に無関係に、同
期のとれた安定な出力信号Soを出力する。
以上の説明より明かなように、本実施例によれば、入力
信号S1と出力信号Soどの位相差量を、位相比較器1
と、アップダウンカウンタ2により、定量的に求め、こ
れにより、最適の分周比を指定することができる。
以上、本実施例では、特定の応用例、たとえば、入出力
信号の周波数が9,800Hzの場合を例として取上げ
たが、他の応用例、たとえば、IOM)lzの場合等も
、本発明の主旨を逸脱しない限り適用できることは勿論
である。
また、位相比較器等、構成要素についても、NORゲー
トや、アップダウンカウンタ等の個別的な回路の代りに
、マイクロコンピュータ等を用いるもの等、様々な変形
が考えられるが、本発明の主旨を逸脱しない限り適用で
きることは勿論である。
次に、本発明の第二の実施例について説明する。
本発明の第二の実施例は、第一の実施例における位相比
較器1の構成を、第6図(a)に示す回路にした場合で
ある。
第一の位相比較器1との相異点は、次の通りである。
第6図を参照すると、位相比較器1は、入力信号端子側
に、遅延素子DLI 1、フリップフロップFFIIが
、また、出力信号端子側に、同様な遅延素子DLL2、
フリップフロップFF12がそれぞれ付加されているこ
とである。その他は、第1図と全く同様で、2個のNO
Rゲ−トQ11、Q12と、2個のインバータQ13.
Q14とから構成されている。
遅延素子DLII、DLL2は、同一の遅延量、たとえ
ば、0.3μsのものである。
フリップフロラ1FFII、FF12は、たとえば、周
知のセット優先RSフリップフロップである。
以上の遅延素子DLilおよびフリップフロップFF1
1で構成する回路は、周知のパルス幅検出回路の一種で
ある。本例では、0.3μs以上のパルス幅の信号のみ
通過させ、それ以下のものは、阻止される。
出力信号側の遅延素子DL12とフリップフロラ1FF
12とで構成する回路は、出力信号S。
を入力信号S+と同じだけ遅延させ、両信号間の相対位
相差を、これらのパルス幅検出回路がない場合と同じに
するためのものである。
次に、本実施例の動作について説明する。
第7図は、第6図で示す本実施例の回路のタイムチャー
トである。
本実施例も、第一の実施例と同様の諸元、すなわち、入
力信号S+および出力信号Soの周波数は、9,800
Hz 、クロックパルス周波数は、2,508゜800
Hzとする。
この場合、入力信号に、たとえば、0゜3μs以下のパ
ルス状の雑音が重畳している場合、第7図、および、前
述の説明より明かなように、除去され、位相比較器1の
動作には、何ら影響しない。
その他については、全く、第一の実施例と同様なので、
重複を省くため、説明を省略する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、入出力両信号間の
位相比較を行なうときに、位相比較器と、アップダウン
カウンタを用いて両信号間の位相差の量を検出し、その
検出された位相差量に応じて、マスタクロック分周器の
分周比の最適値を選択することができるので、引込み時
間が短縮されるとともに、引込み範囲が拡大されるとい
う効果がある。
また、フィルタには、平均化回路を設け、予め定めた時
間内の複数の受信データを平均化することにより、受信
信号の位相の「ゆらぎ」を低減するため、追従応答時間
を犠牲にすることなしに、「ゆらぎ」のない安定な位相
の出力信号を得ることができるという効果がある。
さらに1、幅の狭いパルス状のノイズを除去するという
効果がある。
同期式データ通信方式においては、本発明の位相制御回
路を用いることにより、引込み時間の短縮、追従範囲の
拡大、耐ノイズ性の向上、および位相「ゆらぎ」に影響
されない安定な位相のクロック信号を出力することがで
き、大幅な性能向上を達成できるので、その効果は大き
い。
アップダウンカウンタ、3・・・フィルタ、4・・・デ
コーダ、5・・・分周器、31.32・・・レジスタ、
33・・・平均化回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パルス列から構成される入力信号に位相同期したパ
    ルス列出力信号を出力する位相制御回路において、 入力信号と出力信号の位相を比較し位相差量を両信号の
    時間差として出力する位相比較手段と、前記時間差を予
    め定められた基準の時間に対して位相差計測用クロック
    パルスをアップまたはダウンカウントしてディジタル数
    の位相差量を出力するアップダウンカウンタと、 前記位相差計測用クロックパルスを供給する手段と、 引続く前記ディジタル数の位相差量相互間の平均化を行
    ない平均化ディジタル位相差量を出力する手段からなる
    平均化フィルタと、 前記平均化ディジタル位相差量を復号しこれより可変分
    周器の分周比を指定する分周比制御信号を出力する手段
    からなるデコーダと、 前記パルス列出力信号の原周波数信号源である出力パル
    ス周波数源信号供給手段と、 前記出力パルス周波数源信号を前記分周比制御信号によ
    り可変分周して前記出力パルス列を発生する可変分周器
    を備えることを特徴とする位相制御回路。 2、前記位相比較器は、前記入力信号と前記出力信号の
    反転出力を入力とし、前記アップダウンカウンタに対す
    るアップ信号を出力する第一の否定論理和ゲートと、前
    記出力と前記入力の反転出力を入力とし前記アップダウ
    ンカウンタに対するダウン信号を出力する第二の否定論
    理和ゲートを含むことを特徴とする請求項1記載の位相
    制御回路。 3、前記平均化フィルタは、前記出力信号のパルス列に
    同期した主クロックパルスの各刻時ごとに前記アップダ
    ウンカウンタから出力される前記平均化ディジタル位相
    差量を記憶する第一のシフトレジスタと、前記第一のシ
    フトレジスタの記憶数値が前記各刻時の次のクロックパ
    ルスにてシフトされる第二のシフトレジスタと、前記第
    一および第二の両シフトレジスタの記憶数値の平均値を
    計算する平均値計算手段を備えていることを特徴とする
    請求項1または2記載の位相制御回路。 4、前記位相比較器の前記入力信号に対する予め定めら
    れたパルス幅以上の信号のみ通過させるパルス幅検出手
    段を有することを特徴とする請求項1または2または3
    記載の位相制御回路。 5、前記パルス幅検出手段は遅延素子とフリップフロッ
    プを含むことを特徴とする請求項4記載の位相制御回路
JP2032922A 1990-02-13 1990-02-13 位相制御回路 Pending JPH03236648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2032922A JPH03236648A (ja) 1990-02-13 1990-02-13 位相制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2032922A JPH03236648A (ja) 1990-02-13 1990-02-13 位相制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03236648A true JPH03236648A (ja) 1991-10-22

Family

ID=12372399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2032922A Pending JPH03236648A (ja) 1990-02-13 1990-02-13 位相制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03236648A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5537068A (en) Differential delay line clock generator
EP1441443B1 (en) Digital phase locked loop circuitry and methods
US5828250A (en) Differential delay line clock generator with feedback phase control
US6239627B1 (en) Clock multiplier using nonoverlapping clock pulses for waveform generation
US5887040A (en) High speed digital data retiming apparatus
JPH053174B2 (ja)
JPH10276086A (ja) 位相同期ループ
US6087869A (en) Digital PLL circuit
US4796280A (en) Digital data separator
US5546434A (en) Dual edge adjusting digital phase-locked loop having one-half reference clock jitter
US6064241A (en) Direct digital frequency synthesizer using pulse gap shifting technique
JP2001028542A (ja) Pll回路
JPH03236648A (ja) 位相制御回路
EP0697151B1 (en) Numerically controlled oscillator and digital phase locked loop
JPH05268077A (ja) ディジタルpll回路
JPS61265922A (ja) デイジタルpll装置
JPS6345934A (ja) ビツト同期回路及び方法
JPH05227017A (ja) 収束モード切り換え式ディジタルpll装置
JP2520560B2 (ja) 位相比較回路
JP2891814B2 (ja) ディジタルpll回路
KR960011425B1 (ko) 디지탈 위상잠김루프 회로
JP3041935B2 (ja) 位相制御回路
JP3000712B2 (ja) 位相制御回路
JPS61236216A (ja) 位相同期回路
JP2655634B2 (ja) ディジタルpll回路