JPH05268077A - ディジタルpll回路 - Google Patents

ディジタルpll回路

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JPH05268077A
JPH05268077A JP4062239A JP6223992A JPH05268077A JP H05268077 A JPH05268077 A JP H05268077A JP 4062239 A JP4062239 A JP 4062239A JP 6223992 A JP6223992 A JP 6223992A JP H05268077 A JPH05268077 A JP H05268077A
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JP4062239A
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Yutaka Awata
豊 粟田
Nobukazu Koizumi
伸和 小泉
Yasuhisa Ootomo
尉央 大友
Mitsuo Tsunoishi
光夫 角石
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0991Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider
    • H03L7/0992Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider comprising a counter or a frequency divider
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/10Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range
    • H03L7/107Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using a variable transfer function for the loop, e.g. low pass filter having a variable bandwidth
    • H03L7/1075Details of the phase-locked loop for assuring initial synchronisation or for broadening the capture range using a variable transfer function for the loop, e.g. low pass filter having a variable bandwidth by changing characteristics of the loop filter, e.g. changing the gain, changing the bandwidth

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ディジタルPLL回路に関し、周
波数誤差に応じて適応的にランダムウォークフィルタの
積分時定数を変えられるようにすることを目的とする。 【構成】 入力クロック信号のN(整数)倍の周波数の
マスタクロックを通常は分周器2でN分周し、分周器2
からの分周出力と該入力クロック信号とを位相比較器3
で位相比較した結果により、位相が合うように分周器2
の分周率を一時的に変更することで、入力クロック信号
と分周器2からの分周出力との同期をとるディジタルP
LL回路において、位相比較器3と分周器2との間に、
所要の積分時定数の設定が可能な段数可変のランダムウ
ォークフィルタ4と、過去の位相制御情報と現在の位相
制御情報とから該ランダムウォークフィルタ4の段数を
変更して積分時定数を変える積分時定数設定回路5とを
設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルPLL回路
に関する。ここで、ディジタルPLL回路は、入力信号
(クロック)のN(整数)倍の周波数のマスタクロック
を通常はN分周し、その分周出力信号と入力信号を位相
比較した結果により、位相が合うように分周する(例え
ば分周率Nを一時的に変える)ことで入力信号と分周出
力信号の同期をとるものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のディジタルPLL回路の第
1例を示すブロック図である。この図4において、41
は固定発振器であり、この固定発振器41は、入力信号
の周波数80kHzの192倍である15.36MHz
の周波数でマスタクロックを発振するものである。
【0003】42は分周器であり、この分周器42は、
マスタクロックを分周するものであり、その分周率は1
91または193の2通りで可変となっている。43は
位相比較器であり、この位相比較器43は、入力信号と
分周器42の出力との比較を行なうものである。このよ
うな構成により、以下のような動作を行なう。
【0004】固定発振器41で作られた周波数15.3
6MHzのマスタクロックは、分周器42にて191分
周又は193分周される。位相比較器43は、入力信号
と分周器42の出力との比較を行ない、入力信号に対
し、分周器42の出力の位相が遅れている場合には、分
周器42の分周率が191となるように制御し(図5参
照)、入力信号に対し、分周器42の出力の位相が進ん
でいる場合には、分周器42の分周率が193となるよ
うに制御する(図6参照)。
【0005】図7は従来のディジタルPLL回路の第2
例を示すブロック図である。この図7において、固定発
振器41,位相比較器43は図4と同様であるので説明
は省略する。71はランダムウォークフィルタ(RW
F)であり、このランダムウォークフィルタ71は、積
分回路機能を有しており、入力信号に含まれるジッタや
誤差成分を抑圧する機能を持つものである。
【0006】72は分周器であり、この分周器72は、
マスタクロックを分周するものであり、その分周率は1
91,192,193の3通りで可変となっている。こ
のような構成により以下のような動作を行なう。今、ラ
ンダムウォークフィルタ71の最初の値を0とし、分周
器72の分周率は192であるとする。
【0007】位相比較器43で、分周器72の出力が入
力信号に対して位相が進んでいると判断された場合に
は、ランダムウォークフィルタ71は値を1減らし、逆
に位相比較器43で、分周器72の出力が入力信号に対
して位相が遅れていると判断された場合には、ランダム
ウォークフィルタ71は値を1増やす。これらの動作の
繰り返しにより、ランダムウォークフィルタ71の値が
+側で積分時定数と等しくなった場合は、分周器72の
分周率を191にするとともに、ランダムウォークフィ
ルタ71の値を0にクリアする。逆に、ランダムウォー
クフィルタ71の値が−側で積分時定数と等しくなった
場合は、分周器72の分周率を193にするとともに、
ランダムウォークフィルタ71の値を0にクリアする。
【0008】なお、上記以外のランダムウォークフィル
タ71の値がオーバーフローしていない(ランダムウォ
ークフィルタ71の値の絶対値が積分時定数よりも小さ
い)場合には、分周器72の分周率を192としてい
る。入力信号にジッタや誤差成分を持ち、それに対し出
力信号のジッタを抑圧したい場合には、図7に示す第2
の従来例のようなランダムウォークフィルタ71を持つ
ディジタルPLL回路が一般に用いられているが、この
場合、ジッタ抑圧効果を大きくしたい場合には、ランダ
ムウォークフィルタ71の積分時定数を大きくする。し
かし、マスタクロックの周波数誤差が大きい場合は、積
分時定数の大きさが制限される。なぜなら、分周器72
で一度に位相制御できる量は周波数誤差による位相ずれ
の量よりも大きくなければならないが、積分時定数を大
きくすると位相制御を行なう間隔が長くなり、その間に
周波数誤差により位相がずれるからである。
【0009】すなわち、入力周波数をfin,分周率を
N,マスタクロック周波数をfm ,積分時定数をMOF
とすると、fin>fm /Nのときは、((1/fin)−
(1/(fm /N)))×MOF<1/fm となり、f
in<fm /Nのときは、((1/(fm /N))−(1
/fin))×MOF<1/fm となる。
【0010】すなわち、fin>fm /Nのときは、MO
F<(fin/(fin×N−fm ))となり、fin<fm
/Nのときは、MOF<(fin/(fm −fin×N))
となる。故に、通常は、マスタクロックの供給源として
用いられる発振器の特性として、最大周波数誤差が与え
られるから、その最大値により、上式で求まる積分時定
数でランダムウォークフィルタ71を設計している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディジタルPLL回路では、ランダムウォー
クフィルタの積分時定数が固定であるため、マスタクロ
ックの供給源として用いられる発振器の特性として与え
られる最大周波数誤差を用いて計算して求まる積分時定
数によって、通常はランダムウォークフィルタを設計し
ているのであるが、一般的には発振器の特性として与え
られる最大周波数誤差には、初期変動、温度変動、経年
変動等が含まれているため、通常の周波数誤差は与えら
れた最大周波数誤差よりも小さいことが多く、位相制御
を行なう間隔が不適当に短くなってしまい、必要以上に
位相制御を行ない、ジッタ幅が大きくなる傾向がある。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、周波数誤差に応じて適応的にランダムウォー
クフィルタの積分時定数を変えられるようにした、ディ
ジタルPLL回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図で、この図1において、1はマスタクロック発振
器であり、このマスタクロック発振器1は、入力クロッ
ク信号のN(整数)倍の周波数のマスタクロックを発振
するものである。2は分周器であり、この分周器2は、
マスタクロックをN分周するものである。
【0014】3は位相比較器であり、この位相比較器3
は、分周器2からの分周出力と入力クロック信号とを位
相比較するものである。4は段数可変のランダムウォー
クフィルタであり、このランダムウォークフィルタ4
は、所要の積分時定数の設定が可能であり、位相比較器
3と分周器2との間に設けられたものである。
【0015】5は積分時定数設定回路であり、この積分
時定数設定回路5は、過去の位相制御方向情報と現在の
位相制御方向情報とから段数可変のランダムウォークフ
ィルタ4の段数を変更して積分時定数を変えるものであ
る(請求項1)。なお、積分時定数設定回路5は、1つ
前の位相制御時の位相制御方向情報と現在の位相制御方
向情報とが一致しているかを判定し、両位相制御方向情
報が一致している場合には、段数を減少させる一方、一
致していない場合には、段数を増大させるように、該ラ
ンダムウォークフィルタの段数を変更すべく構成されて
も良く(請求項2)、さらにその場合、この積分時定数
設定回路5は、1つ前の位相制御時の位相制御方向情報
と現在の位相制御方向情報とが一致しているかを判定す
る一致検出回路と、該一致検出回路で両位相制御方向情
報が一致していると判定されると、段数を減少させる一
方、一致していないと判定されると、段数を増大させる
旨の制御信号を該ランダムウォークフィルタへ出力する
アップダウンカウンタとをそなえて構成される(請求項
3)。
【0016】また、積分時定数設定回路5は、過去複数
の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報との多数
決をとり、位相制御方向が偏っている場合には、段数を
減少させる一方、位相制御方向が偏っていない場合に
は、段数を増大させるように、該ランダムウォークフィ
ルタの段数を変更すべく構成されても良く(請求項
4)、さらにその場合、この積分時定数設定回路5は、
過去から現在に至る複数の位相制御方向情報を時系列順
に順次記憶するシフトレジスタと、該シフトレジスタの
出力に基づいて、過去複数の位相制御方向情報と現在の
位相制御方向情報との多数決をとる多数決回路と、該多
数決回路で、位相制御方向が偏っていると判定される
と、段数を減少させる一方、位相制御方向が偏っていな
いと判定されると、段数を増大させる旨の制御信号を該
ランダムウォークフィルタへ出力するアップダウンカウ
ンタとをそなえて構成される(請求項5)。
【0017】
【作用】上述の本発明のディジタルPLL回路では、入
力クロック信号のN(整数)倍の周波数のマスタクロッ
クを通常は分周器2でN分周し、この分周器2からの分
周出力と入力クロック信号とを位相比較器3で位相比較
した結果により、位相が合うように分周器2の分周率を
一時的に変更することで、入力クロック信号と分周器2
からの分周出力との同期をとっているが、その際、積分
時定数設定回路5は、過去の位相制御方向情報と現在の
位相制御方向情報とからランダムウォークフィルタ4の
段数を変更して積分時定数を変える(請求項1)。
【0018】なお、積分時定数設定回路5は、1つ前の
位相制御時の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情
報とが一致しているかを判定し、両位相制御方向情報が
一致している場合には、段数を減少させる一方、一致し
ていない場合には、段数を増大させるように、ランダム
ウォークフィルタの段数を変更する動作をしても良く
(請求項2)、さらにこのとき積分時定数設定回路5が
一致検出回路とアップダウンカウンタとを備えて構成さ
れた場合には、一致検出回路で一つ前の位相制御時の位
相制御方向情報と現在の位相制御方向情報とが一致して
いるかを判定し、アップダウンカウンタは、一致検出回
路で両位相制御方向情報が一致していると判定されると
段数を減少させる旨の制御信号を、両位相制御方向情報
が一致していないと判定されると段数を増大させる旨の
制御信号をランダムウォークフィルタ4へ出力する(請
求項3)。
【0019】また、積分時定数設定回路5は、過去複数
の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報との多数
決をとり、位相制御方向が偏っている場合には、段数を
減少させる一方、位相制御方向が偏っていない場合に
は、段数を増大させるように、該ランダムウォークフィ
ルタの段数を変更する動作をしても良く(請求項4)、
さらにこのとき、積分時定数設定回路5がシフトレジス
タと多数決回路とアップダウンカウンタとをそなえて構
成された場合は、シフトレジスタで過去から現在に至る
複数の位相制御方向情報を時系列順に順次記憶し、多数
決回路で、シフトレジスタの出力に基づいて過去複数の
位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報との多数決
をとる。アップダウンカウンタは、多数決回路で位相制
御方向が偏っていると判定されると段数を減少させる旨
の制御信号を多数決回路で位相制御方向が偏っていない
と判定されると段数を増大させる旨の制御信号をランダ
ムウォークフィルタ4へ出力する(請求項5)。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は、本発明の第1実施例を示すブロック図で、この
図2において、21は分周器(分周率可変型分周回路)
であり、この分周器21は、入力クロック信号のN(整
数;例えば192)倍の周波数のマスタクロックを通常
はN分周するものであるが、後述する段数可変ランダム
ウォークフィルタ23の出力により、一時的に分周率を
(N−1)又は(N+1)に変更できるようになってい
るものである。
【0021】22は位相比較器であり、この位相比較器
22は、分周器21からの分周出力と入力クロック信号
とを位相比較するものである。23は段数可変ランダム
ウォークフィルタで、この段数可変ランダムウォークフ
ィルタ23は、積分回路機能を有しており、入力信号に
含まれるジッタや誤差成分を抑圧する機能を持つもので
あるが、主に、オーバーフロー値が可変であるアップダ
ウンカウンタにより構成される。
【0022】24は積分時定数設定回路であり、この積
分時定数設定回路24は、過去の位相制御方向情報と現
在の位相制御方向情報とから段数可変ランダムウォーク
フィルタ23の段数を変更して、その積分時定数を変え
るもの、即ち、1つ前の位相制御時の位相制御方向情報
と現在の位相制御方向情報とが一致しているかを判定
し、両位相制御方向情報が一致している場合には、段数
を減少させる一方、一致していない場合には、段数を増
大させるように、該ランダムウォークフィルタの段数を
変更すべく構成されたもので、以下に述べるレジスタ2
5,一致検出回路26,アップダウンカウンタ27を備
えて構成される。
【0023】ここで、レジスタ25は、1つ前の位相制
御時の位相制御方向情報を記憶しておくものであり、一
致検出回路26は、1つ前の位相制御時の位相制御方向
情報と現在の位相制御方向情報とが一致しているかを判
定するものであり、アップダウンカウンタ27は、一致
検出回路26の判定結果が「一致している」ならば、段
数を減少させる旨の制御信号を、「一致していない」な
らば段数を増大させる旨の制御信号をそれぞれ段数可変
ランダムウォークフィルタ23へ出力するものである。
【0024】上述の構成により、以下のような動作を行
なう。積分時定数設定回路24における一致検出回路2
6にて、レジスタ25に記憶させておいた1つ前の位相
制御時の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報と
が一致しているか判定し、一致する場合には、アップダ
ウンカウンタ27をデクリメントし、不一致の場合には
アップダウンカウンタ27をインクリメントする。そし
て、このアップダウンカウンタ27のカウント値が段数
可変ランダムウォークフィルタ23の段数入力となる。
段数可変ランダムウォークフィルタ23では、アップダ
ウンカウンタ27の出力によって段数が変化してオーバ
ーフロー値が変わるが、位相比較器22での比較結果が
出力位相進みの時はカウントを1減らし、出力位相遅れ
の時はカウントを1増やす。この繰り返しによって、カ
ウンタが+側にオーバーフローした場合には、分周器2
1の分周率を(N−1)にするとともにカウンタ値を初
期値0にクリアし、またカウンタが−側にオーバーフロ
ーした場合には、分周器21の分周率を(N+1)にす
るとともにカウンタを初期値0にクリアする。なお、カ
ウンタがオーバーフローしていない場合には、分周器2
1の分周率をNにする。
【0025】これらから求まる分周率によって分周器2
1はマスタクロックを分周し、位相比較器22は、分周
器21の分周出力と入力クロック信号とを位相比較を行
なう。以上の動作によって、マスタクロックの周波数誤
差に適応して段数可変ランダムウォークフィルタ23の
積分時定数を変えることができ、適当な間隔で位相制御
を行なうことができるため、位相ずれやジッタを最大限
に抑圧できることがわかる。
【0026】(b)第2実施例の説明 図3は本発明の第2実施例を示すブロック図であり、こ
の図3において、分周器21,位相比較器22,段数可
変ランダムウォークフィルタ23は図2と同様であるの
で説明は省略する。31は積分時定数設定回路であり、
この積分時定数設定回路31は、過去の位相制御方向情
報と現在の位相制御方向情報とから段数可変ランダムウ
ォークフィルタ23の段数を変更して、その時定数を変
えるのもの、即ち、過去複数の位相制御方向情報と現在
の位相制御方向情報との多数決をとり、位相制御方向が
偏っている場合には、段数を減少させる一方、位相制御
方向が偏っていない場合には、段数を増大させるよう
に、該ランダムウォークフィルタの段数を変更すべく構
成されたもので、以下に述べるシフトレジスタ32,多
数決回路33,アップダウンカウンタ34を備えて構成
される。
【0027】ここで、シフトレジスタ32は、過去から
現在に至る複数の位相制御方向情報を時系列順に順次記
憶するものであり、多数決回路33は、シフトレジスタ
32の出力に基づいて、過去複数の位相制御方向情報と
現在の位相制御方向情報とで位相制御方向が偏っている
かどうかの多数決をとるものであり、アップダウンカウ
ンタ34は、多数決回路33で位相制御方向が偏ってい
ると判定されると、段数を減少させる旨の制御信号を、
位相制御方向が偏っていないと判定されると、段数を増
大させる旨の制御信号をランダムウォークフィルタ23
へ出力するものである。
【0028】上述の構成により、以下のような動作を行
なう。積分時定数設定回路31におけるシフトレジスタ
32に時系列順に順次記憶させておいた過去から現在に
至る複数の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報
とから、多数決回路33は多数決をとり、位相制御方向
が偏っているかを判定し、偏っている場合には、アップ
ダウンカウンタ34をデクリメントし、偏っていない場
合には、アップダウンカウンタ34をインクリメントす
る。アップダウンカウンタ34のカウント値が段数可変
ランダムウォークフィルタ23の段数入力となる。な
お、他の動作は図2に示す第1実施例と同様であるので
説明は省略する。
【0029】これらから求まる分周率によって分周器2
1はマスタクロックを分周し、位相比較器22は、分周
器21の分周出力と入力クロック信号とを位相比較を行
なう。以上の動作によって、マスタクロックの周波数誤
差に適応して段数可変ランダムウォークフィルタ23の
積分時定数を変えることができ、適当な間隔で位相制御
を行なうことができるため、この第2実施例の場合も、
位相ずれやジッタを最大限に抑圧できることがわかる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のディジタ
ルPLL回路によれば、過去の位相制御方向が片側に偏
っている場合にはマスタクロックの周波数誤差が大きい
ためランダムウォークフィルタの積分時定数を小さく、
偏っていない場合には周波数誤差が小さいため時定数を
大きくできるという考えに基づき、過去と現在の位相制
御方向情報から周波数誤差の大きさを判断し、それに適
応してランダムウォークフィルタの積分時定数の大きさ
を変えているので、適当な間隔での位相制御を行なうこ
とができ、位相ずれやジッタを最大限に抑圧できるとい
う効果がある。また、それを簡単な回路により実現でき
る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図4】第1の従来例を示すブロック図である。
【図5】第1の従来例において入力に対し位相が遅れて
いる場合の動作説明図である。
【図6】第1の従来例において入力に対し位相が進んで
いる場合の動作説明図である。
【図7】第2の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マスタクロック発振器 2,21,42,72 分周器 3,22,43 位相比較器 4,23 段数可変のランダムウォークフィルタ 5,24,31 積分時定数設定回路 25 レジスタ 26 一致検出回路 27,34 アップダウンカウンタ 32 シフトレジスタ 33 多数決回路 41 固定発振器 71 ランダムウォークフィルタ 72 分周器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G11B 20/14 351 A 8322−5D 7928−5K H04L 7/02 B (72)発明者 角石 光夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力クロック信号のN(整数)倍の周波
    数のマスタクロックを通常は分周器(2)でN分周し、
    該分周器(2)からの分周出力と該入力クロック信号と
    を位相比較器(3)で位相比較した結果により、位相が
    合うように該分周器(2)の分周率を一時的に変更する
    ことで、該入力クロック信号と該分周器(2)からの分
    周出力との同期をとるディジタルPLL回路において、 該位相比較器(3)と該分周器(2)との間に、所要の
    積分時定数の設定が可能な段数可変のランダムウォーク
    フィルタ(4)と、 過去の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報とか
    ら該ランダムウォークフィルタ(4)の段数を変更して
    該積分時定数を変える積分時定数設定回路(5)とが設
    けられたことを特徴とする、ディジタルPLL回路。
  2. 【請求項2】 該積分時定数設定回路(5)が、1つ前
    の位相制御時の位相制御方向情報と現在の位相制御方向
    情報とが一致しているかを判定し、両位相制御方向情報
    が一致している場合には、段数を減少させる一方、一致
    していない場合には、段数を増大させるように、該ラン
    ダムウォークフィルタの段数を変更すべく構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のディジタルPLL回路。
  3. 【請求項3】 該積分時定数設定回路(5)が、 1つ前の位相制御時の位相制御方向情報と現在の位相制
    御方向情報とが一致しているかを判定する一致検出回路
    と、 該一致検出回路で両位相制御方向情報が一致していると
    判定されると、段数を減少させる一方、一致していない
    と判定されると、段数を増大させる旨の制御信号を該ラ
    ンダムウォークフィルタへ出力するアップダウンカウン
    タとをそなえて構成されたことを特徴とする請求項2記
    載のディジタルPLL回路。
  4. 【請求項4】 該積分時定数設定回路(5)が、過去複
    数の位相制御方向情報と現在の位相制御方向情報との多
    数決をとり、位相制御方向が偏っている場合には、段数
    を減少させる一方、位相制御方向が偏っていない場合に
    は、段数を増大させるように、該ランダムウォークフィ
    ルタの段数を変更すべく構成されたことを特徴とする請
    求項1記載のディジタルPLL回路。
  5. 【請求項5】 該積分時定数設定回路(5)が、 過去から現在に至る複数の位相制御方向情報を時系列順
    に順次記憶するシフトレジスタと、 該シフトレジスタの出力に基づいて、過去複数の位相制
    御方向情報と現在の位相制御方向情報との多数決をとる
    多数決回路と、 該多数決回路で、位相制御方向が偏っていると判定され
    ると、段数を減少させる一方、位相制御方向が偏ってい
    ないと判定されると、段数を増大させる旨の制御信号を
    該ランダムウォークフィルタへ出力するアップダウンカ
    ウンタとをそなえて構成されたことを特徴とする請求項
    4記載のディジタルPLL回路。
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