JP3331104B2 - デジタルpll回路並びにこれに用いられるデジタル周波数調整回路及びデジタル位相調整回路、並びに半導体装置 - Google Patents

デジタルpll回路並びにこれに用いられるデジタル周波数調整回路及びデジタル位相調整回路、並びに半導体装置

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JP3331104B2
JP3331104B2 JP24032095A JP24032095A JP3331104B2 JP 3331104 B2 JP3331104 B2 JP 3331104B2 JP 24032095 A JP24032095 A JP 24032095A JP 24032095 A JP24032095 A JP 24032095A JP 3331104 B2 JP3331104 B2 JP 3331104B2
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    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルPLL回
路並びにこれに用いられるデジタル周波数調整回路及び
デジタル位相調整回路、並びにこれらのいずれかの回路
を含む半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログPLL回路では、電圧制御発振
器(VCO)の入力電圧にノイズが加わると、その出力
の周波数及び位相が変化する。高周波で動作するPLL
回路では、低電源電圧が用いられるので、ノイズマージ
ンが狭くなる。これらのことから、アナログPLL回路
では、出力信号の精度を高めることが困難になり、10
0MHz程度が上限になっている。
【0003】他方、デジタルPLL回路では、デジタル
論理回路形式のものと、デジタル信号処理形式のものと
がある。デジタル論理回路形式では、2つの固定発振器
を用いて交互に切り換えたり、1つの固定発振器の出力
に対しパルスを追加又は除去したりする方法が用いられ
ているが、いずれの方法も、周波数及び位相が不連続か
つ急激に変化するので、出力に分周回路を付加して、変
化を平均化する必要があり、また、高周波数領域におい
て位相調整を高精度に行うことが難しい。
【0004】デジタル信号処理形式では、入力信号をA
/D変換器で2進符号化し、デジタル信号として処理す
る。この処理は、リアルタイムで行われるので、可能な
デジタル演算又は処理が制限される。すなわち、1サン
プリング期間中に全ての処理が行われなければならない
ので、サンプリング周波数の上限が制限される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような問題点に鑑
み、本発明の第1目的は、より高周波領域で使用できる
デジタルPLL回路並びにこれに用いられるデジタル周
波数調整回路及びデジタル位相調整回路、並びに半導体
装置を提供することにある。本発明の第2目的は、より
高精度に調整することが可能なデジタルPLL回路並び
にこれに用いられるデジタル周波数調整回路及びデジタ
ル位相調整回路、並びに半導体装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明では、例えば図1に示す如く、パルス周期Tが制御入
力値Sの一次関数T=kS+mで略表される信号を出力
する発振回路30の出力信号周波数が、基準信号の周波
数に近付くように調整するデジタル周波数調整回路10
であって、該基準信号のパルスを計数する第1カウンタ
11と、該発振回路の出力信号のパルスを計数する第2
カウンタ12と、該制御入力値Sを保持するためのレジ
スタ14と、該第1カウンタが設定個数Nrのパルスを
計数する毎に、S=No−m/kを該レジスタに保持さ
せ、ここにNoは該第1カウンタが設定個数Nrのパル
スを計数する期間に該第2カウンタが計数するパルスの
個数であり、次回の該設定個数NrをNoに等しくする
演算制御回路13、15及び17とを有する。
【0007】この第1では、第1カウンタがタイマーと
して用いられ、第1カウンタが設定個数Nrのパルスを
計数する毎に、S=No−m/kをレジスタに保持さ
せ、次回の設定個数NrをNoに等しくすればよく、基
準信号又は発振回路の出力信号のパルス毎に処理する必
要がないので、高周波領域で使用できる。また、Sは、
後述の実施形態の説明から明かなように、原理的にはレ
ジスタにSが2回設定されることにより完全に収束し、
また、発振回路の出力信号周波数がSの変化に対し連続
的に変化するので、より高精度に周波数を調整すること
ができる。
【0008】第1発明の第1態様では、例えば図1に示
す如く、上記演算制御回路は、S=No−m/kを算出
する第1演算回路13と、Nr=S+m/kを算出する
第2演算回路15と、上記第1カウンタが設定個数Nr
のパルスを計数する毎に、該第1演算回路に対し演算を
実行させ、該第1演算回路の演算結果を上記レジスタに
保持させ、該第2演算回路に対し演算を実行させ、該第
1カウンタの次回の設定個数Nrを該第2演算回路の演
算結果に等しくし、上記第2カウンタをゼロクリアする
制御回路17とを有する。
【0009】m/kは、図1中のTc/k−Scに相当
する。この第1態様によれば、Sの初期値をレジスタ1
4に設定することによりNrの初期値が定まり、また、
第2カウンタをゼロクリアすればよいので、初期設定が
容易である。第1発明の第2態様では、上記演算制御回
路は、例えば図12に示す如く、S=No−m/kを算
出する演算回路13と、上記第1カウンタが設定個数N
rのパルスを計数する毎に、該演算回路に対し演算を実
行させ、該演算回路の演算結果を上記レジスタに保持さ
せ、該第1カウンタの次回の設定個数Nrを上記第2カ
ウンタの計数値Noに等しくし、該第2カウンタをゼロ
クリアする制御回路17Aとを有する。
【0010】この第2態様によれば、上記第2演算回路
が不要になるので、構成が簡単になる。第1発明の第3
態様では、上記演算制御回路は、例えば図13に示す如
く、Nr=S+m/kを算出する演算回路と、上記第1
カウンタが設定個数Nrのパルスを計数する毎に、上記
第2カウンタの計数値を上記レジスタに保持させ、該演
算回路に対し演算を実行させ、該第1カウンタの次回の
設定個数Nrを該演算結果に等しくし、該第2カウンタ
に−m/kをロードする制御回路とを有する。
【0011】この第3態様によれば、上記第1演算回路
が不要になるので、構成が簡単になる。第1発明の第4
態様では、上記第1態様の第1演算回路又は上記第2態
様の演算回路は、例えば図4に示す如く、Noを保持す
るバッファレジスタ131を有し、上記制御回路は、該
バッファレジスタ131にNoを保持させることにより
上記第1態様の第1演算回路又は上記第2態様の演算回
路に演算を実行させる。
【0012】この第4態様によれば、第2カウンタで計
数されるパルスの周波数が例えば200MHzと高くて
も、前記演算を実行させることができる。また、Noが
レジスタ131に保持されたときのみ、演算が実行され
るので、演算回路の消費電力が低減される。第1発明の
第5態様では、上記第1態様の第2演算回路は、Nrを
保持するバッファレジスタを有し、上記制御回路は、該
バッファレジスタにNrを保持させることにより該第2
演算回路に演算を実行させる。
【0013】第1発明の第6態様では、例えば図1に示
す如く、上記レジスタ14の入力値と出力値との差の絶
対値に基づいて、上記基準信号φrに対する上記発振回
路30の出力信号φoの周波数が収束したかどうかを判
定する収束判定回路16を有する。この第6態様では、
レジスタ14の入力値と出力値との差の絶対値に基づい
て収束判定すればよいので、収束判定が容易である。収
束判定が可能であることについては、実施形態の説明で
明らかにされる。
【0014】第1発明の第7態様では、上記演算制御回
路は、上記第1カウンタがキャリーアウト信号を出力す
る毎に、該第1カウンタに、該第1カウンタがキャリー
アウト信号を出力するときの計数値MAXと上記設定個
数Nrとの差をロードさせる。この第7態様によれば、
第1カウンタからのキャリーアウト信号により、第1カ
ウンタが設定個数Nrのパルスを計数したことを容易に
知ることができる。
【0015】第1発明の第8態様では、上記第1カウン
タはダウンカウンタであり、上記演算制御回路は、該第
1カウンタの計数値が0になる毎に、該第1カウンタ
に、上記第2カウンタの計数値Noをロードさせる。こ
の第8態様によれば、MAX−Nrを演算する必要がな
い。第2発明では、例えば図1に示す如く、パルス周期
Tが制御入力値Sの一次関数T=kS+mで略表される
信号を出力する発振回路30の出力信号位相が、基準信
号の位相に近付くように調整するデジタル位相調整回路
20であって、該基準信号と該発振回路の出力信号との
一方のパルスのエッジのタイミングで、該基準信号と該
発振回路の出力信号との他方のレベルを検出することに
より、該基準信号に対する該発振回路の出力信号の位相
の進み/遅れを判定する位相比較回路21と、該位相の
遅れが判定される毎に計数値をデクリメントし該位相の
進みが判定される毎に該計数値をインクリメントし、該
計数値を該制御入力値Sとして出力し、該位相の進み/
遅れの判定結果が前回と逆になったときに該計数値を、
逆になる前の連続する同一判定回数の略半分の値に変更
させる計数回路22とを有する。
【0016】この第2発明によれば、位相の進み/遅れ
の判定結果が前回と逆になったときに計数回路の計数値
を、逆になる前の連続する同一判定回数の略半分の値に
変更させるので、位相の進み/遅れの判定結果が前回と
逆になった時の、帰還信号φoの周波数と基準信号φr
の周波数との差Δfを低減でき、また、発振回路の出力
信号周波数がSの変化に対し連続的に変化するので、位
相調整の精度が高くなる。
【0017】第2発明の第1態様では、例えば図6及び
図7に示す如く、上記位相比較回路21は、上記位相の
進み/遅れを判定する毎に第1パルスIDCKを出力
し、該位相の進み/遅れの判定結果を保持した状態信号
IDを出力し、該状態信号が変化したときに第2パルス
*IDCHGを出力する。この第1態様によれば、第2
パルス*IDCHGを、上記計数値変更のタイミングパ
ルスとして用いることができる。
【0018】第2発明の第2態様では、例えば図6に示
す如く、上記計数回路22は、上記第1パルスIDCK
を1/2分周して第3パルスを生成する1/2分周回路
223と、上記状態信号IDが上記位相の遅れを示して
いる時にはカウントダウンモードにされ、該状態信号I
Dが上記位相の進みを示している時にはカウントアップ
モードにされ、該第3パルスを計数する第1カウンタ2
21と、該状態信号IDが該位相の遅れを示している時
にはカウントダウンモードにされ、該状態信号IDが該
位相の進みを示している時にはカウントアップモードに
され、該第1パルスIDCKを計数し、その計数値CN
2を上記制御入力値Sとして出力し、上記第2パルス*
IDCHGに応答して該第1カウンタ221の計数値が
ロードされる第2カウンタ222とを有する。
【0019】この第2態様によれば、位相の進み/遅れ
の判定結果が前回と逆になる毎に計数値CN2の変化量
の半分を演算する必要がないので、より高速な処理が可
能となる。第3発明のデジタルPLL回路では、例えば
図1に示す如く、パルス周期Tが制御入力値Sの一次関
数T=kS+mで略表される信号を出力する発振回路3
0と、上記いずれかのデジタル周波数調整回路10と、
上記いずれかのデジタル位相調整回路20とを有する。
【0020】第4発明の半導体装置では、上記いずれか
のデジタル周波数調整回路、デジタル位相調整回路又は
デジタルPLL回路を有する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。一般に、低レベルでアクティブにな
る信号には*を付して表す。 [第1実施形態]図1(A)は、本発明の第1実施形態
のデジタルPLL回路を示す。
【0022】この回路は、デジタル周波数調整回路10
と、デジタル位相調整回路20と、発振回路30とを備
えている。このデジタルPLL回路の第1の特徴は、図
1(B)に示すように、周期Tが制御入力値Sの一次関
数で表される信号を出力する発振回路30を用いている
点である。例えば、 T=k(S−Sc)+Tc ・・・(1) と表される。ここに、k、Sc、Tcは定数である。
【0023】発振回路30の発振周波数foは、 fo=1/T ・・・(2) となる。発振回路30は、例えば、インバータの出力端
がその入力端に、遅延回路を介して接続され、この遅延
回路の遅延時間が制御入力値Sに応じて調整される構成
であり、図2にその例を示す。
【0024】アンドゲート31の出力端がノンインバー
タ32及びインバータ33を介してアンドゲート31の
一方の入力端に接続され、アンドゲート31の他方の入
力端にイネーブル信号ACTが供給される。インバータ
33の出力端にはバッファとしてのインバータ34が接
続されている。ノンインバータ32の出力端とインバー
タ33の入力端との間の信号線と、グランド線との間に
は、転送ゲート35iとキャパシタ36iとを直列接続
したものが、i=1〜nについて並列に接続されてい
る。キャパシタ36iの容量は、2i-1・C0であり、
ここにC0は定数である。転送ゲート35iはpMOS
トランジスタとnMOSトランジスタとを並列接続した
ものであり、このpMOSトランジスタのゲートにはビ
ットSiをインバータ37iに通したものが供給され、
このnMOSトランジスタのゲートにはビットSiが直
接供給される。ビットS1、S2、・・・及びSnは制
御入力値Sを構成しており、S=S1+2・S2+・・
・+2n-1・Snである。
【0025】上記構成において、イネーブル信号ACT
を高レベルにすると発振が開始され、インバータ34か
ら出力される信号φoは、上式(1)で定まる周期Tの
パルス列となる。発振回路30は、出力周波数を逓倍す
るためにその出力段に分周回路を備えていても、式
(1)中の定数が変わるだけであり、式(1)の関係を
満たすので、このような構成であってもよい。
【0026】図1(A)のデジタルPLL回路の第2の
特徴は、デジタル周波数調整回路10での、上式(1)
の性質を用いた新規な処理方式にある。デジタル周波数
調整回路10は、発振回路30からの帰還信号φoの周
波数が基準信号φrの周波数に近づくように調整するた
めのものであり、カウンタ11と、カウンタ12と、演
算回路13と、レジスタ14と、演算回路15と、収束
判定回路16と、制御回路17とを備えている。
【0027】カウンタ11は、基準信号φrのパルスを
計数し、設定個数Nrのパルスを計数したときにこれを
制御回路17に通知するためのものであり、タイマーと
して機能する。カウンタ12は、このタイマーで設定さ
れた時間内に帰還信号φoのパルスを何個計数するかを
調べるためのものである。演算回路13は、カウンタ1
1が設定個数Nrのパルスを計数したときのカウンタ1
2の計数値Noと定数C=−Tc/k+Scとの和、 Sb=No−Tc/k+Sc ・・・(3) を演算するためのものである。レジスタ14は、Sbを
Saとして保持し、これを発振回路30の制御入力端に
制御入力値Sとして供給するためのものである。演算回
路15は、Saと定数−C=Tc/k−Scとの和、 Nr=Sa+Tc/k−Sc ・・・(4) を演算するためのものである。収束判定回路16は、レ
ジスタ14がSbを保持する直前のSaとSbとの差の
絶対値が、設定値以下になったときに制御入力値Sが収
束したと判定し、周波数制御完了信号*EQをアクティ
ブにしてデジタル位相調整回路20に供給するためのも
のである。
【0028】デジタル位相調整回路20は、位相比較回
路21と計数回路22とを備え、周波数調整段階、すな
わち周波数制御完了信号*EQがインアクティブの間で
は、計数回路22がスルー状態となっており、レジスタ
14からのSaが計数回路22を通って発振回路30の
制限入力端に供給される。デジタル周波数調整回路10
の動作を、図3に示すフローチャートに基づいて説明す
る。以下、括弧内の数値は、図3中のステップ識別番号
である。
【0029】(40)最初に、制御回路17によりレジ
スタ14に初期値Saが設定される。このSaは、例え
ば図1(B)中のS2である。このとき、帰還信号φo
の周波数fo=fo0は、上式(1)及び(2)から、 fo0=1/{k(Sa−Sc)+Tc} ・・・(5) である。
【0030】(41)カウンタ11が設定個数Nrのパ
ルスを計数したときにタイムアップ信号を出力するよう
にカウンタ11を初期化する。例えばカウンタ11の計
数値の最大値MAX(全ビットが‘1’)に対しMAX
−Nrをカウンタ11にロードし、カウンタ11の計数
値が最大値MAXになったときのキャリー出力信号をタ
イムアップ信号として制御回路17に供給する。また、
カウンタ12の計数値Noをゼロクリアする。
【0031】(42)制御回路17は、カウンタ11か
らのタイムアップ信号を待つ。 (43)制御回路17は、このタイムアップ信号に応答
して演算回路13に演算を実行させる。 (44)収束判定回路16により制御入力値Sの収束判
定が行われる。 (45)周波数制御完了信号*EQがインアクティブの
とき、制御回路17によりSbがSaとしてレジスタ1
4に保持される。このとき、帰還信号φoの周波数fo
=fo1は、上式(1)、(2)及び(3)から、 fo1=1/{k(Sb−Sc)+Tc} =1/{k(No−Tc/k+Sc−Sc)+Tc} =1/(k・No) ・・・(6) である。
【0032】一般に、 No/fo=Nr/fr ・・・(7) が成立する。上式(4)、(5)及び(7)から、 No=Nr・fo0/fr =(Sa+Tc/k−Sc)/[{k(Sa−Sc)+Tc}・fr] =1/(k・fr) ・・・(8) となる。したがって、上式(6)及び(8)から、 fo1=k・fr/k=fr ・・・(9) となり、原理的には1回で帰還信号φoの周波数foが
基準信号φrの周波数frに一致する。実際には、定数
C=−Tc/k+Scの真値からのずれ等により1回で
は周波数が一致しないので、上記ステップ41へ戻り、
ステップ41〜45の処理が繰り返される。
【0033】(46)収束判定回路16によりSbがS
aに収束したと判定されると、周波数制御完了信号*E
Qがアクティブにされ、Saが位相調整の初期値として
計数回路22にロードされる。帰還信号φoの周波数が
基準信号φrの周波数に収束したと判定する条件を、 |To−Tr|<ΔT ・・・(10) とすると、この条件は上式(2)及び(7)を用いて、 |No−Nr|<ΔT・No・fr ・・・(11) と表され、また、上式(3)及び(4)から Nr−No=Sa−Sb ・・・(12) であるので、 |Sb−Sa|<ΔT・No・fr ・・・(13) となる。したがって、制御入力値S又は計数値Noが収
束すれば周波数foも周波数frに収束する。
【0034】デジタル周波数調整回路10の構成例を図
4に示す。演算回路13は、カウンタ12の計数値No
を保持するレジスタ131と、レジスタ131の内容N
oと定数−Tc/kとを加算する減算回路132と、減
算回路132の出力と定数Scとを加算する加算回路1
33とからなる。周波数foは例えば200MHzと高
速であるので、計数値Noをレジスタ131に保持させ
て演算を実行させる必要がある。減算回路132及び加
算回路133はリアルタイムで演算を行うが、実際に
は、制御回路17によりカウンタ12の計数値Noがレ
ジスタ131に保持されたときのみ、演算を実行するこ
とになるので、演算回路13の消費電力が低減される。
【0035】演算回路15は、減算回路132の出力を
保持するレジスタ151と、レジスタ151の内容に定
数Tc/kを加える加算回路152と、カウンタ11の
最大値MAXから加算回路152の出力を減じる減算回
路153とからなる。収束判定回路16は、レジスタ1
51の前回値を保持するレジスタ161と、レジスタ1
51の出力とレジスタ161の出力とを比較し両者の差
の絶対値が例えば7以下になったときに略一致信号を出
力する比較回路162と、この信号を周波数制御完了信
号*EQとして保持するDフリップフロップ163とか
らなる。
【0036】制御回路17は、タイミング信号生成のた
めのカウンタ171を備えており、カウンタ171は、
カウンタ11の計数値が最大値MAXになってカウンタ
11から出力されるキャリーアウト信号COがアクティ
ブになるとゼロクリアされる。図5に示す如く、カウン
タ171は、基準信号φrを1/2分周した信号を計数
し、制御回路17は、その計数値が0、4、6、8にな
ったときにそれぞれ制御信号*CS0、*CS4、*C
S6、*CS8を、幅Trの負パルスにして出力し、さ
らに、計数値が8になったときに制御信号*CS89
を、幅3Trの負パルスにして出力する。カウンタ17
1は、その計数値が16進数‘F’になると計数を停止
する。図4のロード信号*LDは、制御信号*CS6と
周波数制御完了信号*EQとがオアゲート18に供給さ
れて生成される。
【0037】次に、図4のデジタル周波数調整回路10
の動作を説明する。カウンタ11の計数値が最大値MA
Xになってキャリーアウト信号COがアクティブになる
と、レジスタ151の内容が前回値としてレジスタ16
1に保持され、また、カウンタ171がゼロクリアされ
る。次に制御信号*CS0の立ち下がりのタイミングで
カウンタ12の計数値Noがレジスタ131に保持され
る。減算回路132によりNo−Tc/kが算出され、
加算回路133により(No−Tc/k)+Scが算出
される。次に制御信号*CS4の立ち下がりのタイミン
グで、Sbがレジスタ14に保持され、かつ、No−T
c/kがレジスタ151に保持される。比較回路162
により(No−Tc/k)の今回値と前回値との差の絶
対値(これは制御入力値S又は計数値Noの今回値と前
回値との差の絶対値に等しい)が例えば7以下であるか
どうかが判定され、比較回路162の出力は、7以下で
あれば低レベルとなり、そうでなければ高レベルとな
る。また、加算回路152により(No−Tc/k)+
Tc/k=Noが算出され、減算回路153によりMA
X−Noが算出される。次に制御信号*CS6の立ち下
がりのタイミングで比較回路162の判定結果がDフリ
ップフロップ163に保持され、周波数制御完了信号*
EQとして出力される。次に制御信号*CS8がオアゲ
ート18に供給され、周波数制御完了信号*EQが低レ
ベルのときのみ制御信号*CS8がロード信号*LDと
してオアゲート18から出力される。また、制御信号*
CS89が低レベルの間において、(MAX−No)が
カウンタ11にロードされ、かつ、カウンタ12がゼロ
クリアされる。
【0038】図1において、デジタル位相調整回路20
は、帰還信号φoの位相が基準信号φrの位相に近づく
ように調整するためのものであり、位相比較回路21
と、計数回路22とを備えている。位相比較回路21
は、基準信号φrの立ち上がりのタイミングで基準信号
φrに対する帰還信号φoの位相の進み/遅れを判定す
るものである。計数回路22は、周波数制御完了信号*
EQがアクティブになったとき、Saを初期値としてロ
ードし、位相比較回路21からのパルスを計数し、その
計数値を制御入力値Sとして発振回路30の制御入力端
に供給する。
【0039】デジタル位相調整回路20の構成例を図6
に示す。位相比較回路21は、位相比較器211とクロ
ック生成回路212とからなる。位相比較器211は、
基準信号φr及び帰還信号φoに基づいて信号DEC、
INC及びIDを生成する。図7に示す如く、信号DE
Cは、基準信号φrの立ち上がりのタイミングで帰還信
号φoが低レベルのときに生成されるパルスであり、信
号INCは、基準信号φrの立ち上がりのタイミングで
帰還信号φoが高レベルのときに生成されるパルスであ
り、信号IDは、信号DECでリセットされ、信号IN
Cでセットされる信号である。
【0040】図6において、クロック生成回路212
は、信号DEC、INC及びIDに基づいて信号*ID
CHG及びIDCKを生成する。図7に示す如く、信号
*IDCHGは、信号IDのエッジを検出したときに生
成される負パルスであり、信号IDCKは、信号INC
と信号DECの論理和のパルス列から信号*IDCHG
の負パルスに相当する正パルスを除去した信号である。
【0041】図6において、計数回路22は、Saがデ
ータ入力端Dに供給されるU(アップ)/D(ダウン)
カウンタ221と、データ入力端DにU/Dカウンタ2
21のデータ出力端Qが接続されたU/Dカウンタ22
2と、信号IDCKを1/2分周する1/2分周回路2
23と、アンドゲート224とを備えている。U/Dカ
ウンタ222のデータ出力端Qは、発振回路30の制御
入力端に接続されている。
【0042】U/Dカウンタ221及び222のイネー
ブル信号入力端ENには周波数制御完了信号*EQが供
給され、周波数制御完了信号*EQがインアクティブの
間、すなわち周波数調整中、U/Dカウンタ221及び
222が計数停止状態となる。U/Dカウンタ221の
ロード制御入力端Lにはロード信号*LDが供給され、
ロード信号*LDが低レベルのときにSaが、U/Dカ
ウンタ221にロードされ、データ出力端Qから取り出
される。ロード信号*LDが低レベルのとき、U/Dカ
ウンタ222のロード制御入力端Lも低レベルとなっ
て、U/Dカウンタ221の出力データがU/Dカウン
タ222にロードされ、データ出力端Qから取り出され
る。したがって、ロード信号*LDが低レベルのとき、
U/Dカウンタ221及び222はスルー状態になり、
SaがU/Dカウンタ221及び222を通って発振回
路30の制御入力端に供給される。
【0043】U/Dカウンタ221及び222のアップ
/ダウンモード入力端U/Dには信号IDが供給され、
帰還信号φoの立ち上がりエッジを基準信号φrの立ち
上がりエッジに近づけるために、U/Dカウンタ221
及び222は、信号IDが低レベルのとき、すなわち基
準信号φrに対する帰還信号φoの位相が遅れていると
きにはダウンモードにされ、逆のときにはアップモード
にされる。
【0044】信号IDCKはU/Dカウンタ222によ
り計数され、1/2分周回路223の出力はU/Dカウ
ンタ221により計数される。信号*IDCHGとロー
ド信号*LDとがアンドゲート224に供給され、アン
ドゲート224の出力がU/Dカウンタ222のロード
制御入力端Lに供給され、ロード信号*LD又は信号*
IDCHGが低レベルのとき、U/Dカウンタ221の
計数値CN1がU/Dカウンタ222にロードされる。
【0045】図8は、図6の回路の動作の概略を示す。
基準信号φrに対する帰還信号φoの位相差Δθが正
(IDが低レベル)のとき、周波数差Δf=fo−fr
が上昇(Toが減少)し、計数値CN1及びCN2が減
少する。Δθ=0になった時、周波数foは上昇し過ぎ
ている。Δθの変化率が0の時、Δf=0となる。この
時の、周波数foに対応した計数値CN1は、時間t=
t1での計数値CN11と時間t=t2での計数値CN
12との平均値(CN11+CN12)/2に略等しく
なり、この平均値は、時間t=t2での計数値CN2に
等しい。時間t=t2で、U/Dカウンタ221の計数
値CN2がU/Dカウンタ222にロードされてCN1
=CN2となるので、位相調整の精度が高くなる。この
点が、図1(A)のデジタルPLL回路の第3の特徴で
ある。
【0046】位相調整が定常状態になっているとき、位
相差Δθと周波数差Δfとは、互いに略π/2ずれて振
動する。図9〜10は、図4及び図6の回路を図1
(A)のデジタルPLL回路に用い、fr=200MH
z(Tr=5nsec)、電源電圧3.0Vとした場合
のシミュレーション結果を示す。
【0047】図9(A)は基準信号φrに対する帰還信
号φoの位相差Δθの変化を示し、図9(B)は帰還信
号φoの周期Toの変化を示す。図9(A)から明かな
ように、位相差Δθは、周波数調整中、−π〜π、すな
わち−2.5nsec〜2.5nsecの間で振動し、
その振動周期は、周波数foが周波数frに近付くにつ
れて長くなっている。30μsec程度の短時間で周波
数調整が完了している。また、位相調整も極めて短時間
で定常状態となり、位相調整中は±200psec以下
程度の間を速い周期で振動している。
【0048】図9(B)から明かなように、周期To
は、周波数調整中、10μsec以下のステップで目標
値5nsecに近付き、位相調整中は目標値近傍を振動
している。図10は、位相調整中の基準信号φr、帰還
信号φo、信号INC及びDECの変化を示す。
【0049】図11は、位相調整初期における基準信号
φrに対する帰還信号φoの位相差Δθ及び周期差ΔT
の変化を示しており、位相調整は極めて短時間で定常状
態となっている。また、位相調整の精度は200pse
c/5nsec=0.04以下と高い。 [第2実施形態]図12は、本発明の第2実施形態のデ
ジタルPLL回路を示す。
【0050】図1の演算回路15の出力Nrは、初期値
以外は計数値Noに等しいので、図12のデジタル周波
数調整回路10Aでは、レジスタ14が省略されてい
る。この初期値は、制御回路17Aによりダウンカウン
タ11Aにロードされる。制御回路17Aは、ダウンカ
ウンタ11Aの計数値が0になると、カウンタ12の計
数値Noをダウンカウンタ11Aにロードさせる。
【0051】他の点は、上記第1実施形態と同一であ
る。 [第3実施形態]図13は、本発明の第3実施形態のデ
ジタルPLL回路を示す。デジタル周波数調整回路10
Bでは、制御回路17Bで、カウンタ12をゼロクリア
する替わりにカウンタ12に−Tc/k+Scをロード
することにより、図1の演算回路13を省略している。
【0052】他の点は、上記第1実施形態と同一であ
る。なお、本発明には外にも種々の変形例が含まれる。
例えば、位相比較回路21は、基準信号φr若しくは帰
還信号φoの立ち下がりがりのタイミング、又は、帰還
信号φoの立ち上がりのタイミングで、基準信号φrに
対する帰還信号φoの位相の進み/遅れを判定するもの
であってもよい。また、収束判定回路16は、カウンタ
12の今回値と前回値との差の絶対値に基づいて制御入
力値Sの収束を判定する構成であってもよい。図4にお
いて、レジスタ131の出力をレジスタ151に保持さ
せ、加算回路152を省略した構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施形態のデジタルPL
L回路を示すブロック図であり、(B)は発振回路の入
出力特性図である。
【図2】図1(A)中の発振回路の構成例を示す図であ
る。
【図3】図1(A)中のデジタル周波数調整回路の動作
を示すフローチャートである。
【図4】図1(A)中のデジタル周波数調整回路の構成
例を示すブロック図である。
【図5】図4中の制御回路の入出力信号を示すタイミン
グチャートである。
【図6】図1(A)中のデジタル位相調整回路の構成例
を示すブロック図である。
【図7】図6中の位相比較回路の入出力信号を示すタイ
ミングチャートである。
【図8】図6の回路の動作の概略を示すものであって、
基準信号φrに対する帰還信号φoの位相差Δθ、周波
数差Δf=fo−fr、計数値CN1及びCN2の変化
を示す線図である。
【図9】(A)及び(B)は基準信号周波数fr=20
0MHz(周期Tr=5nsec)のときのシミュレー
ション結果を示しており、(A)は基準信号φrに対す
る帰還信号φoの位相差Δθの変化を示す線図、(B)
は帰還信号φoの周期Toの変化を示す線図である。
【図10】図9と同じ条件でのシミュレーション結果を
示しており、位相調整中の基準信号φr、帰還信号φ
o、信号INC及びDECの波形図である。
【図11】図9と同じ条件でのシミュレーション結果を
示しており、位相調整初期における基準信号φrに対す
る帰還信号φoの位相差Δθ及び周期差ΔTの測定波形
図である。
【図12】本発明の第2実施形態のデジタルPLL回路
を示すブロック図である。
【図13】本発明の第3実施形態のデジタルPLL回路
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、10A、10B デジタル周波数調整回路 20 デジタル位相調整回路 30 発振回路 11、12、171 カウンタ 11A ダウンカウンタ 13、15 演算回路 14、131、151、161 レジスタ 16 収束判定回路 17、17A、17B 制御回路 21 位相比較回路 22 計数回路 132、153 減算回路 133 加算回路 162 比較回路 163 Dフリップフロップ 211 位相比較器 212 クロック生成回路 U/D アップ/ダウンモード入力端 221、222 U/Dカウンタ 223 1/2分周回路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス周期Tが制御入力値Sの一次関数
    T=kS+mで略表される信号を出力する発振回路の出
    力信号周波数が、基準信号の周波数に近付くように調整
    するデジタル周波数調整回路であって、 該基準信号のパルスを計数する第1カウンタと、 該発振回路の出力信号のパルスを計数する第2カウンタ
    と、 該制御入力値Sを保持するためのレジスタと、 該第1カウンタが設定個数Nrのパルスを計数する毎
    に、S=No−m/kを該レジスタに保持させ、ここに
    Noは該第1カウンタが設定個数Nrのパルスを計数す
    る期間に該第2カウンタが計数するパルスの個数であ
    り、次回の該設定個数NrをNoに等しくする演算制御
    回路とを有することを特徴とするデジタル周波数調整回
    路。
  2. 【請求項2】 前記演算制御回路は、 S=No−m/kを算出する第1演算回路と、 Nr=S+m/kを算出する第2演算回路と、 前記第1カウンタが設定個数Nrのパルスを計数する毎
    に、該第1演算回路に対し演算を実行させ、該第1演算
    回路の演算結果を前記レジスタに保持させ、該第2演算
    回路に対し演算を実行させ、該第1カウンタの次回の設
    定個数Nrを該第2演算回路の演算結果に等しくし、前
    記第2カウンタをゼロクリアする制御回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデジタル周波数調整回
    路。
  3. 【請求項3】 前記演算制御回路は、 S=No−m/kを算出する演算回路と、 前記第1カウンタが設定個数Nrのパルスを計数する毎
    に、該演算回路に対し演算を実行させ、該演算回路の演
    算結果を前記レジスタに保持させ、該第1カウンタの次
    回の設定個数Nrを前記第2カウンタの計数値Noに等
    しくし、該第2カウンタをゼロクリアする制御回路とを
    有することを特徴とする請求項1記載のデジタル周波数
    調整回路。
  4. 【請求項4】 前記演算制御回路は、 Nr=S+m/kを算出する演算回路と、 前記第1カウンタが設定個数Nrのパルスを計数する毎
    に、前記第2カウンタの計数値を前記レジスタに保持さ
    せ、該演算回路に対し演算を実行させ、該第1カウンタ
    の次回の設定個数Nrを該演算結果に等しくし、該第2
    カウンタに−m/kをロードする制御回路とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のデジタル周波数調整回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項2の第1演算回路又は請求項3の
    演算回路は、Noを保持するバッファレジスタを有し、 前記制御回路は、該バッファレジスタにNoを保持させ
    ることにより請求項2の第1演算回路又は請求項3の演
    算回路に演算を実行させることを特徴とするデジタル周
    波数調整回路。
  6. 【請求項6】 請求項2の第2演算回路は、Nrを保持
    するバッファレジスタを有し、 前記制御回路は、該バッファレジスタにNrを保持させ
    ることにより該第2演算回路に演算を実行させることを
    特徴とするデジタル周波数調整回路。
  7. 【請求項7】 前記レジスタの入力値と出力値との差の
    絶対値に基づいて、前記基準信号に対する前記発振回路
    の出力信号の周波数が収束したかどうかを判定する収束
    判定回路を有することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1つに記載のデジタル周波数調整回路。
  8. 【請求項8】 前記演算制御回路は、前記第1カウンタ
    がキャリーアウト信号を出力する毎に、該第1カウンタ
    に、該第1カウンタがキャリーアウト信号を出力すると
    きの計数値MAXと前記設定個数Nrとの差をロードさ
    せることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに
    記載のデジタル周波数調整回路。
  9. 【請求項9】 前記第1カウンタはダウンカウンタであ
    り、 前記演算制御回路は、該第1カウンタの計数値が0にな
    る毎に、該第1カウンタに、前記第2カウンタの計数値
    Noをロードさせることを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか1つに記載のデジタル周波数調整回路。
  10. 【請求項10】 パルス周期Tが制御入力値Sの一次関
    数T=kS+mで略表される信号を出力する発振回路の
    出力信号位相が、基準信号の位相に近付くように調整す
    るデジタル位相調整回路であって、 該基準信号と該発振回路の出力信号との一方のパルスの
    エッジのタイミングで、該基準信号と該発振回路の出力
    信号との他方のレベルを検出することにより、該基準信
    号に対する該発振回路の出力信号の位相の進み/遅れを
    判定する位相比較回路と、 該位相の遅れが判定される毎に計数値をデクリメントし
    該位相の進みが判定される毎に該計数値をインクリメン
    トし、該計数値を該制御入力値Sとして出力し、該位相
    の進み/遅れの判定結果が前回と逆になったときに該計
    数値を、逆になる前の連続する同一判定回数の略半分の
    値に変更させる計数回路とを有することを特徴とするデ
    ジタル位相調整回路。
  11. 【請求項11】 前記位相比較回路は、前記位相の進み
    /遅れを判定する毎に第1パルスを出力し、該位相の進
    み/遅れの判定結果を保持した状態信号を出力し、該状
    態信号が変化したときに第2パルスを出力することを特
    徴とする請求項10記載のデジタル位相調整回路。
  12. 【請求項12】 前記計数回路は、前記第1パルスを1
    /2分周して第3パルスを生成する1/2分周回路と、 前記状態信号が前記位相の遅れを示している時にはカウ
    ントダウンモードにされ、該状態信号が前記位相の進み
    を示している時にはカウントアップモードにされ、該第
    3パルスを計数する第1カウンタと、 該状態信号が該位相の遅れを示している時にはカウント
    ダウンモードにされ、該状態信号が該位相の進みを示し
    ている時にはカウントアップモードにされ、該第1パル
    スを計数し、その計数値を前記制御入力値Sとして出力
    し、前記第2パルスに応答して該第1カウンタの計数値
    がロードされる第2カウンタとを有することを特徴とす
    る請求項11記載のデジタル位相調整回路。
  13. 【請求項13】 パルス周期Tが制御入力値Sの一次関
    数T=kS+mで略表される信号を出力する発振回路
    と、 請求項1乃至9のいずれか1つに記載のデジタル周波数
    調整回路と、 請求項10乃至12のいずれか1つに記載のデジタル位
    相調整回路と、を有することを特徴とするデジタルPL
    L回路。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    のデジタル周波数調整回路、請求項10乃至12のいず
    れか1つに記載のデジタル位相調整回路、又は、請求項
    13記載のデジタルPLL回路を有することを特徴とす
    る半導体装置。
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