JPS61265922A - デイジタルpll装置 - Google Patents

デイジタルpll装置

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JPS61265922A
JPS61265922A JP60107777A JP10777785A JPS61265922A JP S61265922 A JPS61265922 A JP S61265922A JP 60107777 A JP60107777 A JP 60107777A JP 10777785 A JP10777785 A JP 10777785A JP S61265922 A JPS61265922 A JP S61265922A
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phase
signal
circuit
pass filter
control circuit
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Kazunari Yamamoto
一成 山本
Seizo Nakamura
精三 中村
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モデムのような変復調回路等に用いられるデ
ィジタルPLL装置(Phase  LOcked  
Loop  Apparatus、以下DPLLという
)に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、電子展望編集部
編rPLL活用ガイド」 (昭5l−7)誠文堂新光社
P 、 125−132に記載されるものがあった。
以下、その構成を図を用いて説明する。
第2図は従来のDPLLの一構成例を示すブロック図で
ある。図において、1は入力信号Fiが与えられる入力
端子、および2はフィードバック信号Ffを出力する出
力端子である。入出力端子1゜2間には、位相比較器3
、低域濾波器4、電圧制御発振器5及び分周器6が接続
されている。
位相比較器3は、入力信号Fiに対するフィードバック
信号Ffの位相差を検出し、その検出信号を低域濾波器
4に与える。低域濾波器4は、積分カウンタ等で構成さ
れ、前記検出信号の高周波成分を減衰し、その濾波信号
を電圧制御発振器5に与える。電圧制御発振器5は、濾
波信号の電圧に応じた周波数の発振信号Foを出力し、
分周器6に与える。分周器6は、発振信号FOの周波数
を一定の比率Nで分周し、その信号Ff(=FO/N>
をフィードバック信号として位相比較器3に与える。こ
れにより、入力信号Fiに同期したフィードバック信号
Ffが得られる。
以上のようなりPLLを変復調回路に用い、搬送波の再
生や、復調データのタイミング再生等を行う場合、DP
LLの性能がそのまま復調機能の性能(例えば、S/N
対ビット誤り率)を左右する。
DPLLにおいて重要なパラメータは、ある入力信号F
iに対してフィードバック信号Ffを同期させるに要す
る時間(これを引込み時間といい、例えばmsの単位を
有している)と、系統不安定等によって生ずる信号の変
化(これをジッタという)との関係である。両者は相反
する性質を有し、一方を良くすると、他方が悪くなって
しまう。そのため、従来では、定常的に現われるジッタ
量を少なくして復調閤の性能を向上させていたが、しか
し引込み時間が犠牲になっていた。
最近、引込み時間をできる限り速くし、しかも定常的ジ
ッタ量の少ないDPLLの出現が望まれている。引込み
時間は、基本的には、第2図中の低減濾波器4の時定数
と、その出力によって変化する電圧制御発振器5の位相
修正量とによって決定される。
そこで、高速引込みと低ジツタのDPLLを実現すべく
、低域濾波器4の時定数を固定せずに、可変型にするこ
とにより、引込み時間の短縮を計った提案もなされてい
る。この提案は、アナログ形のPLLでも試みられてい
るように、抵抗RとコンデンサCのRC積を、Rまたは
Cをスイッチで切換えることと等価である。DPLLの
場合、低域濾波器4は一般的に積分カウンタで構成され
るので、カウンタの計数回数を可変にした構成となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の装置では、低域濾波器の計数
回数を可変にして引込み時間の短縮が可能であるが、引
込み時間の短縮化に伴なってジッタ量が大きくなり、今
だ不十分でおるという問題点があった。
本発明は、前記従来技術が持っていた問題点として、高
速引込みと低ジツタが今だ不完全であるという点につい
て解決したDPLLを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記問題点を解決するために、位相比較器、
低域濾波器、電圧制御発振器及び分周器を備えたDPL
Lにおいて、分周器から出力されるフィードバック信号
を一定の位相差だけ変化させて修正フィードバック信号
を求め、かつこの修正フィードバック信号と入力信号と
の位相差を検出してその修正検出信号を出力する第1の
回路と、修正検出信号に基づいて低域濾波器の積分時定
数を変化させる第2の回路と、修正検出信号に基づいて
電圧制御発振器の位相修正量を変化させる第3の回路と
を設けるようにしたものである。
(作   用) 本発明によれば、以上のようにDPLLを構成したので
、第1の回路はフィードバック信号と入力信号との位相
差をある範囲で区分するように働き、この区分された位
相差の範囲に従って第2の回路は低域濾波器の積分時定
数を、ざらに第3の回路は電圧制御発振器の位相修正量
をそれぞれ高速に変化させるように働く。この第1、第
2および第3の回路によって高速引込みと低ジツタの制
御が行えるのである。したがって、前記問題点を除去で
きるのである。
(実 施 例) 第1図は本発明の実施例を示すDPLLの構成ブロック
図でおる。第1図において、11は入力信号Fiが与え
られる入力端子、12はフィードバック信号Ffを出力
する出力端子、および13はMH2単位のマスタークロ
ツタ信号CPを入力する端子である。そして、入出力端
子11.12間には、位相比較器30、低域濾波器40
、電圧制御発振器50及び分周器60が接続されている
位相比較器30は、第1、第2および第3の位相比較回
路31,32.33と、制御回路34とを備えている。
第1の位相比較器31は、入力信号Fiの位相とフィー
ドバック信号Ffの位相とを比較し、入力信号Fiに対
してフィードバック信号Ffの位相が遅れているときは
位相遅れ信号F1を出力し、フィードバック信号Ffの
位相が進んでいるときは位相進み信号F2を出力し、そ
れぞれ低域濾波器40に与えられる。
第2の位相比較器32は、入力信号Fiと、フィードバ
ック信号Ffよりも位相がXだけ進んだ位相進み信号F
 (+X>との位相比較を行ない1、その比較器@F3
を出力して制御回路34へ入力する。
例えば、位相進み信号F (+X)が入力信号Fiより
も進んでいるとすれば、それは大幅な位相進みを意味し
ているので、その大幅な位相進みの比較信号F3をを制
御回路34へ与える。
第3の位相比較回路33は、入力信号Fiと、フィード
バック信号Ffよりも位相がXだけ遅れた位相遅れ信号
F (−X)との位相比較を行ない、その比較信号F4
を出力して制御回路34へ入力する。例えば、位相遅れ
信号F (−X)が入力信号Fiよりも遅れているとす
れば、それは大幅な位相遅れを意味しているので、その
大幅な位相遅れの比較信号F4を制御回路34へ与える
制御回路34は、入力される比較信号F3またはF4に
基づき、それに応じた制御信号C8を出力して低域濾波
器40及び電圧制御発振器50に与える。
低域濾波器40は、カウンタ41,42、デコーダ43
.44、及び制御回路44を備えている。
カウンタ41は、第1の位相比較回路31により与えら
れた位相遅れ信号F1を積分し、その積分信号CT1を
出力してデコーダ43へ入力する。
カウンタ42は、第1の位置比較回路31により与えら
れた位相進み信号F2を積分し、その積分信号CT2を
出力してデコーダ44へ入力する。
すなわち、位相遅れ信号F1及び位相進み信号F2は、
論理“1tp、t“OIFの信号であり、カウンタ41
.42はこの信号を遂次カウントしていく。
位相遅れ用デコーダ43及び位相進み用デコーダ44は
、積分信号CT1.CT2及び制御信号C31を入力し
、カウンタ41,42の計数値が予め設定しておいた値
と等しくなったか否かを検出し、等しくなったときは論
理“1″を制御回路45へ与える。
制御回路45は、電圧制御発振器50の分周比を制御す
る回路で、デコーダ43.44の出力信号を入力し、そ
れに応じた制御信号C82を出力して電圧制御発振器5
0に与える。またリセット信号C33を出力してカウン
タ41,42をリセットする。
電圧制御発振器50は、プログラマブルカウンタ等から
なる発振回路51と、カウンタ等からなる制御回路52
とを備えている。発振回路51は、マスタークロック信
号CPを入力して定常的にはその信号CPen分周して
発振信号Foを出力している。ところが、デコーダ43
が制御回路45に対して論理((1Itを送った場合、
該制御回路45は現在の位相が遅れた状態にあると判断
し、発振周波数を上げるための制御信号C32を発振回
路51に与える。これにより、発振回路51は、クロッ
ク信号を(n−,1り分周する。ここで、コは予め設定
された値である。また、デコーダ44が制御回路45に
対して論理゛1″を送った場合、該制御回路45は現在
の位相が進んだ状態におると判断し、発振周波数を下げ
るための制御信号C32を発振回路に与える。これによ
り、発振回路51は、クロック信号を(n+fl)分周
する。
発振回路51としてプログラマブルカウンタを使用した
場合、制御信号C32によってプログラマブルカウンタ
のリセットデータが遂次変化されることになる。
制御回路52は、制御信号C31に基づき発振回路51
において行われる位相修正を可変量化させる回路で、発
振回路51において(nl)または(n+Jり分周を何
回行わせるかを制御する。
制御回路52は、予め設定しておいた回数に発振回路5
1の位相修正回数が達したとき、位相修正終了の指令信
号C84を制御回路45に与え、位相修正操作を終了さ
せる。それと同時に、制御回路45は指令信号C34を
受けてリセット信号C33を出力し、カウンタ41,4
2をリセットする。
分周器60は、固定の分周回路61と位相差変化回路6
2とを備えている。固定の分周回路61は、発振信@F
OをN分周しそのフィードバック信号Ffを位相差変化
回路62及び出力端子12例を与える。位相差変化回路
62は、シフトレジスタ等で構成され、フィードバック
信号Ffに基づき、それよりも位相がX進んだ位相進み
信号F (+X)と、位相がX遅れた位相遅れ信号F 
(−X>とを出力し、第2と第3の位相比較回路32.
33にそれぞれ与える。
第3図は第1図中の位相比較器30の回路構成例を示す
ものでおる。この位相比較器30では、第1.第2.第
3の位相比較回路31,32゜33がD型ブリップフロ
ップ(以下、D−FFという)で構成されると共に、制
御回路34が2人力ANDゲート34−1.34−2及
び2人力ORゲート34−3で構成されている。
各位相比較回路31〜33のクロック入力端子CKには
入力信号Fiが与えられ、ざらに第1の位相比較回路3
1の遅延入力端子りにはフィードバック信@Ffが、第
2の位相比較回路32の遅延入力端子りには位相進み信
号F (+X)が、第3の位相比較回路33の遅延入力
端子りには位相遅れ信号F (−X)が、それぞれ入力
される。第1の位相比較回路31では、正出力端子Qか
ら位相の遅れた比較信号F1が、ざらに負出力端子−〇
”から位相の進んだ比較信号E2が、それぞれ出力され
る。第2の位相比較回路32の正出力端子Qから大幅な
位相進みの比較信号F3が、さらに第3の位相比較回路
33の負出力端子Uから大幅な位相遅れの比較信号F4
が、それぞれ出力される。
制御回路34では、2人力ANDゲート34−1により
比較信号F’l、F3の論理積をとって出力信号F5を
得、ざらに2人力ANDゲート34−2により比較信号
F2.F4の論理積をとって出力信号F6を得た後、出
力信号F5゜F6を2人力ORゲート34−3で論理和
をとり、大幅に位相修正するための制御信号C3Iを出
力する。
第4図は第1図中の低域濾波器40の回路構成例を示す
ものである。この低域濾波器40では、カウンタ41,
42が2ビツトの積分カウンタで構成され、デコーダ4
3が2人力排他的ORゲート(以下、2人力xORゲー
トという)43−1゜43−2及び2人力NORゲート
43−3.デコーダ44が2人力排他的ORゲート44
−1゜44−2及び2人力NORゲート44−3で、そ
れぞれ構成されている。また、制御回路45は、ラッチ
回路で構成されている。ここで、デコーダ43および4
4で可変形検出回路を構成している。
カウンタ41は、クロック入力端子GKに入力される位
相遅れの比較信号F1を積分し、1段目正出力端子Q1
から1段目積分信号CT1−1を、2段目正出力端子Q
2から2段目積分信号CT1−2をそれぞれ出力する。
カウンタ42は、クロック入力端子CKに入力される位
相進みの比較信号F2を積分し、1段目正出力端子Q1
から1段目積分信号CT2−’lを、2段目正出力端子
Q2から2段目積分信号CT2−2をそれぞれ出力する
。各カウンタ41,42はリセット入力端子Rに与えら
れるリセット信号C33によりリセットされる。
デコーダ43では、2人力XORゲート43−1.43
−2及び2人力NORゲート43−3により、積分信号
CT1−1.CT1−2と、予め設定した値を持つ制御
信号C3I及びそれをインバータ46で反転した信号で
ある論理パ1”または“Otlとを比較し、位相遅れの
積分信号CT1の積分値が制御信号C31の設定値に等
しくなったか否かを検出し、その出力信号を制御回路4
5に与える。同様に、デコーダ44は、2人力XORゲ
ート44−1.44−2及び2人力NORゲート44−
3により、積分信号CT2−1゜CH2−2と制御信号
C31とを比較し、位相進みの積分信号CT2の積分値
が制御信号C31の設定値に等しくなったか否かを検出
し、その出力信号を制御回路45に与える。
制御回路45は、デコーダ43.44の出力信号をラッ
チし、その出力を制御信号C32として発振回路51に
与え、該発振回路51の発振周波数を制御する。第1図
の制御回路52から出力される指令信号C34がリセッ
ト信号として制御回路45に入力されると、該制御回路
45は発振回路51の制御を解除する。
次に、以上のように構成されるDPLLの動作を、第5
図および第6図を参照しつつ説明する。
なお、第5図は入力信号Fiとフィードバック信号Ff
との位相関係を示す図、および第6図はフィードバック
信号Ffの位相が入力Fiの位相に同期していく様子を
模式的に表わした図である。
先ず、第5図に示すように、第1図における位相差変化
回路62の位相Xを60’としたとき、位相比較器30
では、フィードバック信号Ffと、この信号Ffよりも
位相が60’進んだ信号Ff(+60”)とにより、フ
ィードバック信号Ffが入力信号Fiに対して位相が6
0’遅れた領域(すなわち、入力信号「iがフィードバ
ック信@Ffに対して位相が60’以上進んでいる領域
)Aを検出する。
同様に、位相比較器30は、フィードバック信号Ffと
、この信号Ffよりも位相が60’遅れた信号Ff(−
60’)とにより、フィードバック信号Ffが入力信@
Fiに対して位相が60’以上進んだ領域(すなわち、
入力信号「iがフィードバック信号Ffに対して位相が
60’以上遅れた領域)Bを検出する。これらの検出結
果が制御信号C3Iとして低域濾波器40及び電圧制御
発振器50に与えられる。
次に、第6図に示すように、第5図と異なって第1図中
の位相差変化回路62の位相Xを90”に設定し、フィ
ードバック信号Ff−が入力信号Fiに対して最大の1
80°の位相遅れの状態にあると仮定する。なお、第6
図では、位相の比較点(論理的にはクロック信号の立上
り点)が示されている。
フィードバック信号Ffに180°の位相遅れがおると
、これが第1図の位相比較回路33により検出され、そ
の比較信号F4が制御回路34に入力される。制御回路
34は大幅に位相が遅れていると判断し、それに応じた
制御信号C31を第1図のデコーダ43.44及び制御
回路52に与える。すると、デコーダ43が論理“1′
′の出力信号を制御回路45へ与えるため、該制御回路
45は現在位相が遅れた状態にあると判断し、発振周波
数を上げるための制御信号O32を発振回路51に与え
る。これにより発振回路51は、制御回路52で設定さ
れた回数だけマスタークロック信号CPを(n−,1!
>分周する。
ここで、第1図の低域濾波器40の積分時定数は、例え
ば1回に設定され、電圧制御発掘器50の位相修正量(
n−ρ)の回数も数十回に設定されているため、位相が
90”遅れに入るまでは非常に高速に位相修正が行なわ
れる。
位相遅れが90”以内に入ると、それが第1図の比較回
路31で検出され、その比較信号Fiがカウンタ41に
与えられる。カウンタ41はその積分信号CT1をデコ
ーダ43に与え、該デコーダ43の出力信号によって制
御回路45及び発振回数51が制御される。
ここで、低域濾波器40の積分時定数は、例えば2回に
設定され、電圧制御発振器50の位相修正量(n−,1
1)の回数も数回に設定されているため、低速で位相修
正が行なわれる。
而して本実施例では、位相比較回路32.33を付加す
ることによって、現在のフィードバック信号Ffが入力
信号Fiに対してどのような位相関係におるのかそれを
詳細に比較し、その比較信号F3.F4に基づき、デコ
ーダ43.44及び制御回路52で予め設定しておいた
積分時定数及び位相修正量を変化させ、高速位相修正機
能と低速位相修正機能を持たせた適応形位相修正システ
ムを構成した点に特徴がある。
このような位相修正システムをとることにより、高速で
位相修正が可能でおると同時に、一定の位相に引込んだ
後は、低速位相修正状態に移行し、1回の位相修正量も
少なくしてフィードバック信号Ffを入力信号Fiに対
してゆっくりと同期させていく。そのため、定常ジッタ
量が少く、しかも同期はずれに対しては短時間で同期さ
せることができる。なお、位相修正の切換え点である位
相Xは、DPLLの使用条件によって設定値が異なるが
、装置全体の整合性を見て適宜選定すればよい。また、
位相比較回路32.33の数を増加して何段階にも適応
形位相修正システムを構築することが可能である。
上記実施例では、次のような実験結果が得られた。入力
信号Fi= 1200Hz、マスタークロック信号CP
= 1.8432 MH2、位相X = 22.5°に
設定し、積分時定数及び位相修正量を最適に選ぶと、 
□約30ビットで同期させることが可能であり、またジ
ッタ量も1200Hzの同期で約20程度に抑制できた
。このDPLLをモデムのタイミング再生に用いた場合
、S/N対ビット誤り率は、従来のDPLLを用いた場
合よりも、3dB程度改善された。このDPLLは、設
計者によって決定されるべきパラメータ(例えば、×1
位相比較回路32.33の数等)を多く有し、ざらにそ
れらを自由に設定できる柔軟性を有しているため、同期
を必要とする装置への幅広い応用が可能となる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1の回
路によって位相差を詳細に検出し、その検出結果に基づ
いて第2の回路で積分時定数を、第3の回路で位相修正
量をそれぞれ変化可能にしたので、高速引込みと定常ジ
ッタ量の低下の効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すディジタルPLL装置の
構成ブロック図、第2図は従来のディジタルPLL装置
の構成ブロック図、第3図は第1図中の位相比較器の回
路図、第4図は第1図中の低域濾波器の回路図、第5図
および第6図は第1図の動作説明図である。 30・・・・・・位相比較器、31,32,33・・・
・・・位相比較回路、34・・・・・・制御回路、40
・・・・・・低域濾波器、41,42・・・・・・カウ
ンタ、43,44・・・・・・デコーダ、45・・・・
・・制御回路、50・・・・・・電圧制御発振器、51
・・・・・・発振回路、52・・・・・・制御回路、6
0・・・・・・分周器、61・・・・・・分周回路、6
2・・・・・・位相差変化回路、Fi・・・・・・入力
信号、Fo・・・・・・発振信号、Ff・・・・・・フ
ィードバック信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力信号とフィードバック信号との位相差を検出してそ
    の検出信号を出力する位相比較器と、前記検出信号を積
    分し前記検出信号中の高周波成分を減衰して濾波信号を
    出力する低域濾波器と、前記濾波信号の位相修正をして
    所定周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器と、前
    記発振信号の周波数を一定の比率で分周して前記フィー
    ドバック信号を出力する分周器とを備えたディジタルP
    LL装置において、 前記フィードバック信号を一定の位相差だけ変化させて
    修正フィードバック信号を求め、この修正フィードバッ
    ク信号と前記入力信号との位相差を検出してその修正検
    出信号を出力する第1の回路と、 前記修正検出信号に基づき前記低域濾波器の積分時定数
    を変化させる第2の回路と、 前記修正検出信号に基づき前記電圧制御発振器の位相修
    正量を変化させる第3の回路とを設けたことを特徴とす
    るディジタルPLL装置。
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