JPH03236342A - 光学活性なアルコール類およびその製造法 - Google Patents

光学活性なアルコール類およびその製造法

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JPH03236342A
JPH03236342A JP3339390A JP3339390A JPH03236342A JP H03236342 A JPH03236342 A JP H03236342A JP 3339390 A JP3339390 A JP 3339390A JP 3339390 A JP3339390 A JP 3339390A JP H03236342 A JPH03236342 A JP H03236342A
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JP3339390A
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English (en)
Inventor
Takayuki Azumai
隆行 東井
Isao Kurimoto
栗本 勲
Shoji Toda
戸田 昭二
Masayoshi Minamii
正好 南井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、各種中間体、特に強誘電性液晶化合物の中間
体として有用である光学活性なアルコール類およびその
製造法に関する。
〈従来の技術および発明が解決しようとする課題〉従来
、下記一般式α)で示される光学活性なアルコール類お
よびその製造法については知られておらす、また該光学
活性lアルコール類が特に強誘電性液晶化合物の中間体
として極めて有用であることも知られていない。
本発明は、各種中間体、特に強誘電性液晶化合物の重要
な中間体となりうる光学活性なアルコール類およびその
製造法を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは、鋭意検討の結果、本発明に至った。
すなわち、本発明は一般式0) でnは1〜5の整数を、*印は不斉炭素原子を示す。) で示される光学活性なアルコール類およびその製造法に
関する。
上記一般式(1)で示される光学活性なアルコール類は
医薬、農薬等の中間体としても有用であるが、特に有機
電子材料とりわけ新規な強誘電性液晶化合物の中間体と
して非常に有用である。例えば、一般式(1)で示され
る光学活性なアルコール類を原料として、以下のような
ルートで液晶性化合物を合成することができる。
(I) ↓  アシル化またはアルキル化 (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基またはハロゲン原子を、Zは水素原子またはハロゲ
ン原子を、Wは 八 ↓ 脱ベンジル化 または炭素数2〜6のアシル基を、Zは水素原子または
ハロゲン原子を、Wは (式中、Roはアルキル基またはアルコキシ基を、Jは
1または2を、Sは1または0をRoはアルキル基また
はアルコキシアルキル基を示す。)このようにして合成
した液晶性化合物Mは強誘電性液晶化合物として優れた
ものである。
本発明の一般式ωで示される光学活性なアルコール類は
、下記の製造法により得ることができる。
〔1−1工程〕 こでnは、1〜5の整数を、木口は不斉炭素原子を示す
。) で示される光学活性なアシルベンゼン類をバイヤービリ
ガー酸化して一般式(2) (式中、RRZおよびWは前記と同じ意味を有する。) で示される光学活性なフェニレン類を得る工程。
[1−2)工程 11’1−1)工程で得られた一般式(4)で示される
光学活性なフェニレン類を加水分解して、一般式(式中
、R1は低級アルキル基を R2は水素原子(式中、2
およびWは前記と同じ意味を有する。)で示される光学
活性なジオール類を得る工程。
[1−8)工程 (1−1)工程で得られた光学活性なジオール類を、一
般式同 (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基またはハロゲン原子を、Yはハロゲン原子を示す。
) で示されるベンジル化剤でベンジル化して一般式α)で
示される光学活性なアルコール類を得る工程。
(1−1〕工程について説明する。原料である光学活性
なアシルベンゼン類■は、以下のようにして合成するこ
とができる。
↓ エステル化 ↓ フリーデルクラフト反応 ↓ 加水分解 ↓ フリーデルクラフト反応 (式中、R1,Zおよびnは前記と同じ意味を有し R
8は炭素数2〜6のアシル基を示す。)一般式(IV)
において、 R2が炭素数2〜6のアシル基を示す化合
物は、上記で得られた化合物(IV′−a)または(I
V−b)をアシル化することによっても得ることができ
る。
このアシル化反応は、通常のエステル化法が適用され、
溶媒の存在下あるいは非存在下に、触媒を用いて行うこ
とができる。
かかるアシル化において、アシル化剤である低級アルキ
ルカルボン酸類としては通常、低級アルキルカルボン酸
の酸無水物あるいは酸ハライドが使用され、たとえば無
水酢酸、無水プロピオン酸、酢酸クロリドもしくはプロ
ミド、プロピオン酸クロリドもしくはプロミド、ブチリ
ルクロリドもしくはプロミド、バレロイルクロリドもし
くはプロミドなどが挙げられる。
この反応において、溶媒を使用する場合、その溶媒とし
てはたとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、ア
セトン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、ク
ロルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、アセト
ニトリル、ヘキサン等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素
、ニーチル、ケトン、ハロゲン化炭化水素、非プロトン
性極性溶媒等の反応に不活性な溶媒の単独または混合物
があげられる。その使用量については特に制限なく使用
することができる。
反応に用いる低級アルキルカルボン酸類は原料である一
般式(IV−a)または(IV−b)で示される化合物
に対して1当量以上必要であり、上限については特に制
限されないが、好ましくは1.1〜4当量である。
触媒としては、たとえばジメチルアミノピリジン、トリ
エチルアミン、トリーn−ブチルアミン、ピリジン、ピ
コリン、イミダゾール、炭酸ナトリウム、ナトリウムメ
チラート、炭酸水素カリウム等の有機あるいは無機塩基
物質があげられる。その使用量は特に制限されないが、
通常化合物(■−a)または(IV−b)に対して1〜
5当量である。
溶媒として有機アミンを使用する場合は、該アミンが触
媒として作用することもある。
また、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸箋
の酸類を触媒として用いることもできる。
触媒の使用量は低級アルキルカルボン酸類の種類と使用
する触媒の組合わせ等によっても異なり、必ずしも特定
できないが、たとえば低級アルキルカルボン酸類として
酸ハライドを使用する場合には、当該酸ハライドに対し
て1当量以上使用される。
反応温度は通常−30〜150℃であるが、好ましくは
一20〜100℃である。
反応時間は特に制限されず、原料の化合物(IV’−a
)または(IV−b)が消失した時点を反応の終点とす
ることができる。
反応終了後、通常の分離手段、たとえば抽出、分液・濃
縮・再結晶等の操作により一般式(y“−a)または(
IV’−、b)で示される光学活性な化合物を収率よく
得ることができ、これは必要にょうカラムクロマトグラ
フィーなとで精製することもできるが、次工程へは反応
混合物のまま使用することができる。
[1−1〕工程において、光学活性なフェニレン類を得
る反応は、前記原料合成法で得た光学活性なアシルベン
ゼン類■をバイヤービリガー酸化して製造することがで
き、該酸化反応に用いられる酸化剤としては、たとえば
過酢酸、過ギ酸、メタクロル過安息香酸、過安息香酸等
の過酸が例示される。かかる過酸は、たとえば対応する
酸と過酸化水素から生じせしめることができ、反応系中
に過酸を合成しながら、バイヤービリガー酸化を行うこ
ともできる。
過酸の使用量は、通常原料である一般式Wで示される光
学活性なアシルベンゼン類に対して1当量倍以上必要で
あり、上限については@1こ制限されないが好ましくは
1.1〜2当量倍である。
この反応で使用される溶媒としては、通常酸化反応に不
活性な溶媒が使用され、かかる溶媒としては、たとえば
ジクロルメタン、ジクロルエタン、クロロホルム、クロ
ルベンゼン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン
、シクロヘキサン等のハロゲン化炭化水素、芳香族また
は脂肪族炭化水素等の反応に不活性な溶媒の単独または
混合物が使用される。
反応温度は通常、−20〜180℃の範囲であるが、好
ましくは一10〜100℃の範囲である。
反応終了後、通常の分離手段、過剰の過酸の除去、濾過
、抽出、分液、濃縮等の操作により、−般式(2)で示
される光学活性なフェニレン類が得られる。
次に、〔1−2〕工程においては、上記の光学活性なフ
ェニレン類斡〉を加水分解することにより一般式(6)
で示される光学活性なジオール類を得ることができる。
該加水分解反応は水の存在下に、酸もしくは塩基を用い
て行われる。
ここで用いられる酸としては、たとえば、硫酸、リン酸
または塩酸のごとき無機酸、トルエンスルホン酸、メタ
ンスルホン酸のごとき有機酸があげられる。塩基として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムまたは1,8−ジア
ザビシクロ〔5゜4.0〕7〜ウンデセン等の有機およ
び無機塩基があげられる。
力)かる酸もしくは塩基の使用量は以下に述べるとおり
である。酸については原料化合物1モルに対して0.0
2倍モルから10倍モルが好ましく用いられ、塩基の場
合には、原料化合物(2)に対して少なくとも2倍モル
以上、好ましくは10倍モル以下である。もちろんこれ
以上の使用量でもさしつかえない。これらは通常溶媒と
ともに用いられ、かかる溶媒としては以下のものが例示
される。
水、メタノール、エタノール、プロパツール、アセトン
、メチルエチルケトン、クロロホルム、ジクロルメタン
、トルエン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、エチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホ
ルムアミド、N−メチルピロリドン等の脂肪族もしくは
芳香族炭化水素、エーテル、アルコール、ケトン、アミ
ド、水およびハロゲン化炭化水素等の反応に不活性1(
溶媒の単独または混合物が使用され、その使用量につい
ては特に制限されない。
反応温度は、通常−80〜150℃であるが、好ましく
は一20〜100Cである。
反応時間は特に制限されない。反応終了後、通常の分離
手段、たとえば酸析、抽出、分液、濃縮等の操作により
光学活性なジオール類@)を収率よく得ることができ、
これは必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶
等により精製することができる。
C1−1)工程において、一般式位)で示される光学活
性なジオール類から一般式α)で示される光学活性なア
ルコール類を得る反応は、塩基性物質の存在下、一般式
(2) (式中、Aは前記と同じ意味を有し、Yはハロゲン原子
を示す。) で示されるベンジル化剤を作用させることによりおこな
われる。
この反応は、通常、溶媒の存在下におこなわれ、かかる
溶媒としてはたとえばエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、トルエン、ベンゼン、クロルベ
ンゼン、ジクロルメタン、1,2−ジクロルエタン、ク
ロロホルム、四塩化炭素、酢酸エチル、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリ
ックトリアミド、アセトニトリル、ヘキサン、ヘプタン
等のエーテル、ハロゲン化炭化水素、飽和もしくは不飽
和炭化水素、エステル、非プロトン性極性溶媒等の反応
に不活性な溶媒の単独または混合物があげられる。その
使用量については、特に制限なく使用することができる
該反応において、上記のベンジル化剤の使用量は、光学
活性なジオール類に対して、1当量以上必要であり、上
限については特に制限されないが、好ましくは1.1〜
2当量倍である。
この反応に用いられる塩基性物質としては、たとえば、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、水素
化ナトリウム、水素化カルシウム、n−ブチルリチウム
、5ec−ブチルリチウム等の無機あるいは有機塩基性
物質があげられる。これらの使用量は、使用するベンジ
ル化剤の種類によっても異なり、必ずしも限定されない
が、一般にはベンジル化剤に対して1当量倍以上である
反応温度は通常−20〜150℃であるが、好ましくは
、0〜100℃である。
反応時間は特に制限されず、原料の光学活性なジオール
類が消失した時点を反応の終点とすることができる。
反応終了後、通常の分離手段、たとえば、抽出、分液、
mII&等の操作により、光学活性なアルコール類(1
)を収率よく得ることができ、これは必要に応じて、カ
ラムクロマトグラフィー、再結晶等により精製すること
もできる。
このようにして一般式(I)で示される光学活性なアル
コール類が効率よく得られるのであるが、上記製造法の
他に次に述べる製造法によっても、光学活性なアルコー
ル類(I)を得ることができる。
[2−1)工程 一般式閏) (2−2)工程 (2−1)工程で得られた一般式(■)で示される光学
活性なカルボン酸類を溶媒中で還元して一般式CI−a
) (式中、Z、nおよび*印は前記と同じ意味を有し、R
は水素原子または低級アルキル基を示す。) で示される光学活性なヒドロキシベンゼン誘導体を、塩
基性触媒または脱水剤の存在下に溶媒中でベンジル化し
て一般式(■) 八 (A、Z、R、nおよび*印は前記と同じ意味を有する
。) で示される光学活性なカルボン酸類を得る工程。
(式中、A、Z、nおよび*印は前記と同じ意味を有す
る。) で示される光学活性なアルコール類を得る工程。
[2−1)工程における原料である光学活性なヒドロキ
シベンゼン誘導体(■)は、例えば以下に示す方法によ
り製造される。
(1)nが1または2であるとき Rが水素原子である場合には、相当するdl一体をフェ
ネチルアミン等のアミンを用いて光学分割する方法で、
また、Rが低級アルキル基である場合には、相当するd
j一体をエステラーゼlζより不斉加水分解する方法に
より得られる。
(2)nが8〜5の整数であるとき 相当する光学活性アルコールのフェノール性水酸基を塩
化アセチル等でアセチル化してp−アセトキシベンゼン
誘導体とし、該誘導体のアルコール性水酸基をハロゲン
化してp−アセトキシ−ハロアルキルベンゼンを得、こ
れをマロン酸エステルと反応させてマロン酸エステル誘
導体を得、次いで該マロン酸エステル誘導体を加水分解
後、さらに脱炭戯させることlζより得られる。
[2−1)工程のベンジル化はベンジルハライド類を用
いて行われ、該ベンジルハライド類としては、例えばベ
ンジルクロリド、ベンジルプロミド、p−クロロベンジ
ルクロリド、0−クロロベンジルクロリド、p−メチル
ベンジルクロリド、p−メトキシベンジルプロミドなど
があげられ、それは光学活性なヒドロキシベンゼン誘導
体(Vl)に対して、通常、1〜2当量倍、好ましくは
1〜1.8当量倍使用される。
塩基性触媒としては溶媒の種類によっても異なるが、通
常、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウムのごときアルカリ金属もしく
はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのご
とき炭酸塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水
素化カルシウム、n−ブチルリチウム、5ec−ブチル
リチウムのごとき水素化金属などが挙げられ、それは光
学活性なヒドロキシベンゼン誘導体(■)に対して少な
くとも1当量倍以上必要であり、通常1〜10当量倍使
用される。
溶媒としては、塩基性触媒として水素化金属を用いると
きには、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、トルエン、ベンゼン、ヘプタン、ヘキサン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシドのごときエー
テル、炭化水素、非プロトン性極性溶媒が例示されるが
、水素化金属以外の塩基性触媒を用いるときには上記に
例示した溶媒の他Cζアセトン、メチルエチルケトン、
メタノール、エタノール、クロルベンゼン、クロロホル
ム、ジクロルメタン、ジクロルエタン等のケトン、アル
コール、ハロゲン化炭化水素等の反応に不活性な溶媒の
単独または混合物が挙げられる。
反応は通常−70〜150℃、好ましくは一20〜10
0℃で行う。
反応混合物からの光学活性なカルボン酸類(■)の取出
しは、例えば分液、濃縮、蒸留もしくは結晶化等の後処
理操作を加えることにより行われる。
また、ベンジル化は、光学活性なとドロキシベンゼン誘
導体(■)とベンジルアルコール類とを、脱水剤として
トリフェニルホスフィンおよびジエチルアゾジカルボキ
シレートを用いて溶媒中で反応させることによっても行
われる。
ベンジルアルコール類としては、ベンジルアルコール、
p−クロロベンジルアルコール、0−クロロベンジルア
ルコールもしくはp−メトキシベンジルアルコール等が
挙げられ、それはヒドロキシベンゼン誘導体(■)に対
して通常1〜2当量倍使用される。トリフェニルホスフ
ィンおよびジエチルアゾジカルボキシレートは、ベンジ
ルアルコール類に対して、通常は、各々0.9〜1.1
当量倍使用される。溶媒としては例えばテトラヒドロフ
ランもしくはジエチルエーテルのごときエーテル等が好
ましく使用され、その使用量は特に制限されない。反応
混合物からのカルボン酸類(■)の取出しは、例えば濃
縮、カラムクロマトグラフィー等の後処理操作を加える
ことにより行われる。
[2−2]工程の還元は、カルボン酸またはエステルを
還元してアルコールとすることのできる還元剤を用いて
行われる。
かかる還元剤として、好適には水素化ホウ素ナトリウム
、リチウムアルミニウムハイドライドまたは水素化ホウ
素が使用され、その使用量は光学活性なカルボン酸類(
■)に対して少くとも1当量倍以上必要であり、通常1
〜10当量倍使用される。
溶媒としては、たとえばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エチルエーテル、メタノール、エタノール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、トルエン
、ベンゼン、クロロホルム、ジクロルメタン等のエーテ
ル、(ハξ・□ン他)炭化水素もしくはアルコール等の
反応に不活性な溶媒の単独または混合物が挙げられる。
反応は、通常、−80〜100℃、好ましくは一20〜
90℃で行われる。
反応混合物からの光学活性なアルコール類(ニーa)の
取出しは、例えば分液、濃縮、蒸留もしくは結晶化等の
後処理操作を加えることにより行われる。
[8−1〕工程 一般式(IX) Hs (式中、AlZおよびnは前記と同じ意味を有する。) で示されるアルコール類を得る工程。
[3−2]工程 〔8−1〕工程で得られた一般式(X)で示されるアル
コール類を、縮合剤または触媒の存在下に低級アルキル
カルボン酸類と反応させて一般式(ト)(式中、A%Z
およびnは前記と同じ意味を有する。) で示されるケトン類を溶媒中で還元して、一般式(1) (式中、A、R,Zおよびnは前記と同じ意味を有する
。) で示されるエステル類を得る工程。
[8−8)工程で得られた一般式(至)で示されるエス
テル類を、該エステル類の光学活性体のうちのいずれか
一方を優先的に加水分解する能力を有するエステラーゼ
を用いて不斉加水分解して、−般式(I−b) (式中、A、Z%nおよび*印は前記と同じ意味を有す
る。) で示される光学活性なアルコール類を得る工程。
[8−1]工程における原料であるケトン類(ホ)は、
たとえば以下に示されるように、ベンジルハライド類と
p−ヒドロキシベンゼン類とを反応させることにより、
容易に得ることができる。
(8−1〕工程において、ケトン類(2)の還元は、ケ
トンを還元してアルコールとすることのできる還元剤を
用いて行われる。
かかる還元剤として、好適には水素化ホウ素ナトリウム
、リチウムアルミニウムハイドライドまたは水素化ホウ
素が使用され、その使用量は原料ケトン類に対して少く
とも1当量倍以上必要であり、通常1〜10当量倍の範
囲である。
溶媒としては、たとえばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、エチルエーテル、メタノール、エタノール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、トルエン
、ベンゼン、クロロホルム、ジクロルメタン等のエーテ
ル、(ハロゲン化)炭化水素もしくはアルコール等の反
応に不活性な溶媒の単独または混合物が使用される。
反応は、通常、−80〜100℃、好ましくは一20〜
90℃で行う。
このようにして得られた反応混合物から、分液、濃縮、
蒸留、結晶化等の操作により、アルコール類火)を収率
よく得ることができるが、次工程の工ステル類(至)を
得るためには必ずしもアルコール類(社)を単離する必
要はなく、反応混合物のまま次工程へ進んでもよい。
次に(8−2)工程lこおいて、アルコール類(1)か
らエステル類(ロ)を得る反応は、アルコール類00を
、縮合剤または触媒の存在下に低級アルキルカルボン酸
類と反応させてアシル化することにより行われる。
このアシル化において、低級アルキルカルボン酸類とし
ては低級アルキルカルボン酸の酸無水物または酸ハライ
ドが用いられ、具体的には無水酢酸、酢酸クロリドまた
はプロミド、無水プロピオン酸、プロピオン酸クロリド
またはプロミド、ブチリルクロリドまたはプロミド、パ
レイルクロリドまたはプロミド等が例示される。
低級アルキルカルボン酸類として低級アルキルカルボン
酸の酸無水物または酸ハライドを用いる場合、その使用
量はアルコール類(X)に対してl当量倍以上必要であ
り、上限については特に制限されないが、好ましくは4
当量倍以下である。
酸無水物または酸ハライドを用いる反応は、溶媒の存在
下もしくは非存在下に、触媒を用いて反応させることに
より行われる。
この反応において溶媒を使用する場合、その溶媒として
は、たとえばテトラヒドロフラン、エチルエーテル、ア
セトン、メチルエチルケトン、トルエン、ベンゼン、ク
ロロホルム、クロルベンゼン、ジクロルメタン、ジクロ
ルエタン、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
ン等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、エーテル、ケト
ン、アミドあるいはハロゲン化炭化水素等の反応に不活
性な溶媒の単独または混合物が挙げられ、その使用量は
特に制限されない。
触媒としては、たとえばジメチルアミノピリジン、トリ
エチルアミン、トリーn−ブチルアミン、ピコリン、イ
ミダゾール、炭酸ナトリウムもしくは炭酸水素カリウム
等の有機あるいは無機塩基性物質が挙げられ、また、ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、硫酸などの有機
酸あるいは無機酸が挙げられる。
触媒の使用量は、使用する低級アルキルカルボン酸類の
種類、使用する触媒の組合わせ等によっても異なり、必
ずしも特定されないが、たとえば低級アルキルカルボン
酸類として酸ハライドを使用する場合には、該酸ハライ
ドに対して1当量倍以上である。
また、前記低級アルキルカルボン酸類として、低級アル
キルカルボン酸を用いる場合、縮合剤の存在下に該カル
ボン酸を、通常、アルコール類(X)に対して1〜2当
量倍用いて脱水縮合させることによりエステル類@を得
ることができる。
縮合剤としてはN、N−ジシクロへキシルカルボジイミ
ド、N−シクロヘキシル−h−(4−ジエチルアミノ)
シクロヘキシルカルボジイミドのごときカルボシイミド
が好ましく用いられ、また必要により4−ピロリジノピ
リジン、ピリジン、トリエチルアミンのごとき有機塩基
が併用される。
縮合剤の使用量は低級アルキルカルボン酸に対して1〜
1.2当量倍であり、有機塩基を使用する場合にその使
用量は、縮合剤に対して0.01〜0.2当量倍である
アシル化反応は通常−80〜120℃、好ましくは一2
0〜90℃で行う。
反応時間は特に制限されず、原料のアルコール類火)が
反応系から消失した時点を反応終点とすることができる
反応終了後、通常の分離手段、たとえば抽出、分液、濃
縮、再結晶等によりエステル類(イ)が収率よく得られ
、これは必要により更にカラムクロマトグラフィー等で
精製することができるが、次工程へは反応混合物のまま
使用することができる。
(8−8]工程において、エステル類(イ)から光学活
性なアルコール類(I−b)を得る反応は、エステル類
の光学活性体のうちのいずれか一方を加水分解する能力
を有するエステラーゼを用いて、該エステル類の光学活
性体の一方を優先的に加水分解する(不斉氷解)ことに
より行われる。
この反応で用いられるエステラーゼを生産する微生物と
しては、エステル類(至)を不斉加水分解する能力を有
するエステラーゼを生産する微生物であればよく、特に
限定されるものではない。
尚、本発明におけるエステラーゼとはリパーゼを含む広
mのエステラーゼを意味する。
このような微生物の具体例としては、たとえばエンテロ
バクタ−属、アルスロバクタ−属、ブレビバクテリウム
属、シュードモナス属、アルカリ土類金属、ミクロコツ
カス属、クロモバクテリウム属、ミクロバクテリウム属
、コリネバクテリウム属、バシルス属、ラクトバシル金
属、トリコデルマ属、キャンディダ属、サツカロミセス
属、ロドトルラ属、クリプトコツカス属、トルロプシス
属、ピヒア属、ペニシリウム属、アスペルギルス属、リ
ゾプス属、ムコール属、オーレオパシディウム属、アク
チノムコール属、ノカルデイア属、ストレプトミセス属
、ハンゼヌラ属、アクロモバクタ−属に属する微生物が
例示される。
上記微生物の培養は、通常、常法に従って行われ、たと
えば液体培養を行なうことにより培養液を得ることがで
きる。
たとえば、滅菌した液体培地〔かび類、酵母類用には麦
芽エキス・酵母エキス培地(水11にヘプトン5F、グ
ルコース10t、麦芽エキス8F。
酵母エキス3fを溶解し、p H6,5とする)、細菌
用には加糖ブイヨン培地(水I)にグルコース10F、
ペプトン5F、肉エキス5f%NaCJ82を溶解し、
p H7,2とする)〕に微生物を接種し、通常20〜
40℃で1〜8日間往復振盪培養をすることにより行な
われ、また必要に応じて固体培養を行なってもよい。
また、これらの微生物起源のエステラーゼのなかfこは
市販されているものがあり、容易に入手することができ
る。市販エステラーゼの具体例としては、たとえば以下
のものが挙げられる。
シュードモナス属のリパーゼ〔リパーゼP(天寿1[製
)]、アスペルギルス属のリパーゼ〔すzf −セA 
P (天野製薬製)〕、ムコール属のリパーゼ〔リパー
ゼM−AP(天野製薬製)〕、キャンディダ・シリンド
ラッセのリパーゼ〔リパーゼMY (各部産業製〕〕、
アルカリ土類金属のリパーゼ〔リパーゼPL(各部産業
製)〕、〕アクロモバクターのリパーゼ〔リパーゼAL
(各部産業製)〕、〕アルスロバクターのリパーゼ〔リ
パーゼ合同BSL(合同酒精製)〕、クロモバクテリウ
ム属のリパーゼ(東洋醸造製)、リゾプス・デレマーの
リパーゼ〔タリパーゼ(田辺製薬製)〕、リゾプス属の
リパーゼ〔リパーゼサイケン(大阪細菌研究所)〕。
また、動物・植物エステラーゼを用いることもでき、こ
れらの具体的なエステラーゼとしては、以下のものを挙
げることができる。
ステアプシン、パンクレアチン、ブタ肝蔵エステラーゼ
、Wheat Germ  x y、テラーゼ。
この反応で用いられるエステラーゼとしては動物、植物
、微生物から得られた酵素が用いられ、その使用形態と
しては、精製酵素、粗酵素、酵素含有物、微生物培養液
、培養物、菌体、培養0液及びそれらを処理した物など
菖々の形態で必要に応じて用いることができ、酵素と微
生物を組合わせて用いることもできる。あるいはまた、
樹脂等に固定化した固定化酵素、固定化菌体として用い
ることもできる。
不斉加水分解反応は、原料エステル類(ト)と上記酵素
もしくは微生物の混合物を、通常緩衝液中で激しく攪拌
することによって行われる。
緩衝液としては、通常用いられるリン酸ナトリウム、リ
ン酸カリウムのごとき無機酸塩の緩衝液、酢酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウムのごとき有機酸塩の緩衝液等が
用いられ、そのpHは、好アルカリ性菌の培養液やアル
カリ性エステラーゼではpH8〜11、好アルカリ性で
ない微生物の培養液や耐アルカリ性を有しないエステラ
ーゼではpH5〜8が好ましい。濃度は通常0.05〜
2M。
好ましくは0.06〜0.5 Mの範囲である。
反応温度は通常10〜60℃であり、反応時間は一般的
には10〜70時間であるが、これに限定されることは
ない。
このような加水分解反応終了後、加水分解反応液をたと
えばメチルイソブチルケトン、酢酸エチル、エチルエー
テル等の溶媒により抽出処理し、有機層から溶媒を留去
したのち、濃縮残渣をカラムクロマトグラフィーで処理
する等の方法により加水分解生成物である光学活性なア
ルコール類(I−b)と加水分解残である光学活性なエ
ステル類〔原料エステル類(ト)中の光学活性体のうち
加水分解されなかったもの〕を分離することができる。
ここで得られた光学活性なエステル類は必要に応じて更
に加水分解し、先に得た光学活性なアルコール類(x−
b)とは対掌体の光学活性なアルコール類とすることも
できる。
lお、この不斉氷解反応でリパーゼとしてシュードモナ
ス属あるいはアルスロバクタ−属に属するリパーゼを用
いる場合には比較的高い光学純度で光学活性なアルコー
ル類を得ることができる。
また、この加水分解の際、緩衝液に加えてトルエン、ク
ロロホルム、メチルイソブチルケトン、ジクロルメタン
等の反応に不活性な有機溶媒を使用することもでき、こ
れらを使用することによって不斉氷解を有利に行うこと
もできる。
このようにして得られる光学活性なアルコールα)とし
ては次のものが例示される。
4−(1−メチル−2−ヒドロキシエチル)フェニル 
ベンジルエーテル、 4−(1−メチル−8−ヒドロキシプロピル)フェニル
 ベンジルエーテル、 4−(1−メチル−4−ヒドロキシブチル)フェニル 
ベンジルエーテル、 4−(I−メチル−5−ヒドロキシヘプチル)フェニル
 ベンジルエーテル、 4−(1−メチル−6−ヒドロキシヘキシル)フェニル
 ベンジルエーテル、 4−(2−ヒドロキシプロピル)フェニルベンジルエー
テル、 4−(8−ヒドロキシブチル)フェニル ベンジルエー
テル、 4−(4−ヒドロキシペンチル)フェニル ベンジルエ
ーテル、 4−(6−ヒドロキシヘキシル)フェニル ベンジルエ
ーテル、 4−(6−ヒドロキシヘプチル)フェニル ベンジルエ
ーテル。
上記化合物中、ベンジルとは、ベンゼン環が、低級アル
キル、低級アルコキシもしくはハロゲン原子で置換され
ていてもよいベンジル基を示す。
〈発明の効果〉 かくして、本発明の方法によれば、一般式(I)で示さ
れる光学活性なアルコール類を工業的有利に製造するこ
とができ、該アルコール類は液晶用材料として有用であ
る化合物の重要な中間体であるのみならず、農薬、医薬
等の中間体としても利用することができる。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 温度計、攪拌装置を装着した4ツロフラスコに(−)−
4−(2−ヒドロキシプロピル)アセトフェノン17.
8F(0,1モル)、トルエン50−、ピリジン50y
dおよび4−ピロリジノピリジンIFを加え、これに8
0〜40℃で無水酢酸12.2P水800−に注ぎ出し
、6N塩酸でpH2とし、トルエン800−で抽出した
。得られた有機層は水、5%重曹水、水で順次洗浄した
のち、減圧下に濃縮した。無色油状物質として、←)−
4−(2−アセトキシプロピル)アセトフェノン(■“
−b−1)22.OF (収率100%)を得た。
(ロ)雪=−1,6(C=1、CHC*a )  上で
得られた(IV−b −1)22.Oy (0,1モル
)を仕込み、ジクロルメタン200−を加えて溶解させ
た。この溶液にm−クロロ過安息香酸20.7f(0,
12モル)を加えて還流下に8時間攪拌した。
反応混合物に10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え
て過剰のm−クロロ過安息香酸を分解した後、有機層を
10%重曹水、水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。得られたジクロルメタン溶液を減圧濃縮し
て(→−4−アセトキシ−(2−アセトキシプロピル)
ベンゼン(1−1)21.5f(収率915%)を得た
[、] 2ニーm−1,eo(C11、CHCJ s 
)ル)をメタノール200−に溶かし、20%水酸化ナ
トリウム水溶液50−を加えて室温で2時間攪拌した。
反応混合物に1096塩酸を加えてpH1〜2とした後
、メタノールの大部分を減圧留去した。得られた残渣を
酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を5%重曹水、
水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得
られた酢酸エチル溶液を減圧濃縮して(−)−4−(2
−ヒドロキシプロピル)7z/  k (1−1)  
12−8 f (収率9096)を得た。
に)2g=s 1.7  <c= t、CH(J8)次
に上で得たNt−1)11.8r (74ミリモル)を
ジメチルホルムアミド100−に溶かし、これに塩化ベ
ンジル12.2F(96ミリモル)および炭酸カリウム
22.19(0,16モル)を加えて50〜60Cで5
時間攪拌した。
反応混合物を水200−中に注加し、酢酸エチルで抽出
した。得られた有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、得られた酢酸エチ
ル溶液を減圧濃縮した。得られた黄色油状物質をシリカ
ゲルカラムクロマト111*L、てに)−4−ベンジル
オキシ−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼン(1−1
)14.5F (収率81%)を得た。
(ロ)”3 = −14,9°(C諺1、CHC7m)
実施例2〜4 (→−4−(2−ヒドロキシプロピル)アセトフェノン
に代えて、←3−4−(8−ヒドロキシブチル)アセト
フェノン((ロ)2:=−12,5(C−1、CHCj
s))、←)−4−(4−ヒドロキシペンチル)アセト
フェノン((ロ)”=−5,2(C= 1 、 CHC
Jg) )または(→−4−(5−ヒドロキシヘキシル
)アセトフェノン((ロ)”=−5,6(Cヨ1. C
HCJJI) )を用いる以外は実施例1と同様の反応
および後処理を行った。結果を表−1に示す。
柩遣翠 実施例5 温度計、撹拌装置を装着した4つロフラスコに(−’)
−4−(2−ヒドロキシプロピル)アセトフェノン(f
f’−b−1)17.8g(0,1モル)((α)、=
=−aa、ao(C=1.CHC1a’))を仕込み、
ジクロルメタン200−を加えて溶解させた後、m−ク
ロロ過安息香酸20.7ノ(0,12モル)を加え、室
温で24時間撹拌した。
反応混合物を10%亜硫酸水素ナトリウム、5%重曹水
、水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。
得られたジクロルメタン溶液を減圧濃縮して(−)−4
−アセトキシ−(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼン(
In−5)18.4y(収率95%)を得た。
〔α〕も’=−81,9°(C=1、CHCla)次に
上で得た(III−5)17.5F(90ミリモル)を
メタノール150−に溶解させた後、20%水酸化ナト
リウム水溶液80−を加えて室温で2時間撹拌した。
反応混合物lこ10%塩酸を加えてpH1〜2とした後
、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、5%重
曹水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。得られた酢酸エチル溶液を減圧濃縮して(
−)−4−(2ヒドロキシプロピル)フェノール(■−
5)12.3F(収率90%)を得た。
〔α)” = −31,5°(C= 1 、CHClg
)次に上で得た([1−5) L L、3N(74ミリ
モル)をジメチルホルムアミド100−に溶解させ、こ
れに塩化ベンジル12.2N(96Eリモル)および炭
酸カリウム22. l f (0,16モル)を加えて
50〜60°Cで8時間撹拌した。
反応混合物を水200rxtに圧加し、酢酸エチルで抽
出した。得られた有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄し
、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。得られた酢酸エチ
ル溶液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液:トルエン/酢酸エチル=5/1 
)に供して(−)−4−ベンジルオキシ−(2−ヒドロ
キシプロピル)ベンゼン(I−5)14.7N(収率8
2%)を得た。
〔α)”=−14,7°(C= l 、CHClm )
実地例6〜7 (−)−4−(2−ヒドロキシプロピル)アセトフェノ
ンに代えて、(+)−4−(L−メチル−2−ヒドロキ
シエチル)アセトフェノン((a):=+19.7°(
C=1 、 CHCla))または(+)−4−(1−
メチル−3−ヒドロキシプロピル)アセトフェノン(〔
α)%’=+26.5°(C= l 、 CH(J)s
) l、を用いる以外は実地例1と同様に反応および後
処理を行った。結果を表−2に示す。
実地例8 温度計、撹拌装置を装着した4ツロフラスコに(+1−
3−メチル−3−(4−ヒドロキシフエニル)プロピオ
ン酸メチル88.8N(0,2モル)と無水炭酸カリウ
ム70fおよびジメチルホルムアミド400dを仕込み
、塩化ベンジル30.41(0,24モル)を添加して
、50〜60’Cで6時間反応させた。
反応終了後、反応混合物を水ll中に注ぎ込み、クロロ
ホルム500−を加えて抽出処理する。有機層はよく水
洗したのち、減圧下に溶媒を留去して、(+)−8−メ
チル−3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロピオン
酸メチル(■−8)56Af(収率97%)を得た。
上で得た([−11154F(0,19モル)をテトラ
ヒドロフラン300−中に溶かした後、水素化リチウム
アルミニウム7、2 f (0,19モル)をけんだく
させたテトラヒドロフラン800d中に滴下した。30
〜40’Cで3時間撹拌したのち、反応混合物中に注意
深くエタノールを加えたのちに水ll中に注ぎ出した後
、塩酸でpH2〜3に調整し、その後、トルエン30〇
−を加えて抽出処理する。有機層は596重q水で洗浄
したのち、減圧下に溶媒を留去して(1)−3−メチル
−3−(4−ベンジルオキシフェニル)プロパツール(
I−8)46.71(収率96%)を得た。
実施例9 温度計、撹拌装置を装着した4ツロフラスコにf−1−
2−(4−ヒドロキシフエニル)プロピオン酸エチル7
7.61(0,4モル)、p−メチルベンジルアルコー
ル54.91<0.45モル)、トリフヱニルホスフィ
ン11)89(0,41モル)およびテトラヒドロフラ
ン300rntを仕込み、0゛Cでジエチルアゾジカル
ボキシレート58.2y(0,41モル)を滴下する。
20’Cに昇温後、同温度で1日間撹拌したのち、反応
混合物を濃縮する。得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトで分離してH−2−(4−(p−メチルベンジル
オキシフェニル))プロピオン酸エチル(■−9)85
.9y(収率72qb’)を得た。
上で得た(■−9)56.7N(0,19モル)を実施
例8の還元反応方法に準じて反応および後処理し、f−
!−2−メチルー2−(4−(p−メチルベンジルオキ
シフェニル))エタノール(I−9)41.29(収率
97%)を得た。
実施例10 温度計、撹拌装置を装着した4ツロフラスコに4−(4
−ベンジルオキシ)フェニル−ブタン−2−オン50.
8f(0,2モル)とエタノール200dおよびクロロ
ホルム200r!Ltを仕込み、30〜40℃にて水素
化ホウ素ナトリウム5.79 (0,15モル)を約3
0分間で加える。
同温度で3時間撹拌したのち、反応混合物を水500−
に注ぎ込み、クロロホルム200mを加えて抽出する。
有機層は水でよく水洗したのち、減圧下に溶媒を留去し
て、4−(4−ベンジルオキシ)フェニル−2−ブタノ
ール(X−10)を白色結晶として5t、oy(収率9
9.5%)得た。
上で得t=(X−10)48.7 SF (0,19モ
ル)をトルエン200−とピリジン100−の混合溶媒
に溶かし、無水酢酸299(0,285モル)と4−ジ
メチルアミノピリジン11を加えて、40〜50°Cで
6時間撹拌した。
反応終了後、反応混合物を4N−塩酸500−中に注ぎ
出し、抽出、分液した。得られた有機層はIN−塩酸水
、水、5%重曹水、水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去し、2−アセト
キシ−4−(4−ベンジルオキシ)フェニルブタン(X
i−10)を白色結晶として56.11 (収率99%
)得た。
さらに、(XI−10)50gを3N−リン酸バッファ
ー500−にけんだくさせ、リパーゼ? (「〃マノPJ)2.5ノを加えて、36±2°Cで2
4時間激しく撹拌した。反応終了後、反応液に酢酸エチ
ル500−を加えて、濾過したのち、抽出、分液し得ら
れた有機層を水洗した。
有機層は減圧下溶媒を留去したのち、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(fFi出液:トル
エンー酢酸エチル)で分離し、t−1−2−アセトキシ
−4−(4−ベンジルオキシ)フェニルブタン25.4
N(収率50.8%)〔α) 2G =q、 so(C
=1.クロロホルム)と(へ)−4−(4−ベンジルオ
キシ)フェニル−2−ブタノール(I−10)20.6
y(収率48%)を得た。
〔α−,2O−ra、 ao(C=1.クロロホルム)
実施例11 4−(4−ベンジルオキシ)フェニル−ブタン−2−オ
ン(0,2モル)に代えて3−(4−ベンジルオキシ)
フェニル−プロパン−2−オン48.11 (0,2モ
ル)を用いる以外は実施例10に準じて反応、後処理お
よび精製して(ハ)3−(4−ベンジルオキシ)フェニ
ル−2−プロパツール20.5 f (収率48%)ヲ
得り。
〔α)” = −14,8°(c= 1 、 CH(4
!a)実施例12 4−(4−ベンジルオキシ)フェニルブタン−3−オン
(0,2モル)に代えて5−(4−ベンジルオキシ)フ
ェニルペンタン−2−オン58.7fl(0,2モル)
を用いる以外は実地例IOに準じて反応、後処理および
精製をおこない、H−5−(4−ベンジルオキシ)フェ
ニル−2ペンタノール20.3N(収率47%)を得た
〔α〕20=−5,8°(’c=1.CHCハ)実権例
13 4−(4−ベンジルオキシ)フェニルブタン−2−オン
(0,2モル)に代えて6−(4−ベンジルオキシ)フ
ェニル−ヘキサン−2−オン56、51 (0,2モル
)を用いる以外は実施例10に準じて還元、アシル化、
不斉氷解および後処理をおこない、(→−6−(4−ベ
ンジルオキシ)フェニル−2−ヘキサノール20.09
 (収率46%)を得た。
(α) 20 ==   5.4°(c=l、CHCハ
)実施例14 4−(4−ベンジルオキシ)フェニルブタン−2−オン
(0,2モル)に代えて4−(3−フルオロ−4−ベン
ジルオキシ)フェニルブタン−2−オン54.5f(0
,2モル)を用いる以外は実権例10に準じて還元、ア
シル化、不斉氷解および後処理を行ない、H−4−(3
−フルオロ−4−ベンジルオキシ)フェニル−2−ブタ
ノール20.8g(収率48%)を得た。
〔α:) 20 =ニー9. ao(e−t、cHcハ
)実施例15 温度計、撹拌装置を装着した4ツロフラスコに4−(4
−(p−メチルベンジルオキシ))フェニル−ブタン−
2−オン5B、71(0,2モル)、エタノール200
−およびクロロホルム200−を仕込み、30〜40°
Cにて水素化ホウ素ナトリウム5.7N(0,15モル
)を約30分間で加えた。同温度で3時間撹拌したのら
、反応混合物を水500d中に注ぎ込み、クロロホルム
200−を加えて抽出処理した。有機層は水でよく水洗
したのち、減圧下に溶媒を留去して、4−(4−(p−
メチルベンジルオキシ))フェニル−2−ブタノール(
X−L5’)lt白色結晶として58.6N(収率99
.2%)得た。
上で得た(X−15)51.4y(0,19モル)をト
ルエン200rlLtとピリジン100−の混合溶渫に
溶かし、無水酢酸29g(0,285モル)と4−ジメ
チルアミノピリジンtyを加えて、40〜50″Cに反
応温度を保ちながら6時間反応させた。
反応終了後、反応混合物を4N塩酸50〇−中fこ注ざ
出し、抽出、分液した。得られた有機層はjNN塩水水
水、5 is重曹水、水の項に洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去して2−アセ
トキシ−4−(4−(p−メチルベンジルオキシ))フ
ェニルブタン(M−15)を白色結晶として58.8y
(収率99%)得た。
さらに(M−15)50fを3Nリン酸バッファー50
0−甲にけんだくさせ、その後、リパーゼ(「アマノP
J )2.5Fを加えて、36士2 ’Cで24時間激
しく撹拌した。反応終了後、反応液に酢酸エチル500
−を加えて、濾過したのら、抽出、分液して得られた有
機層を水洗した。有機層は減圧下に溶媒を留去したのち
、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出1[:トルエンー酢酸エチル)で分離して(−3
−2−アセトキシ−4−[4−(p−メチルベンジルオ
キシ))フェニルブタン25.51(収率51%)(〔
α) 2G ==  7. so(C=l。
α クロロホルム))とH−4−(4−1)−メチルベンジ
ルオキシ)フェニル−2−ブタノール(I−15)20
.7y(収率48q6’)((α〕っ=−9,0’(C
= 11クロロホルム))を得た。
参考例 実施例10で得たH−4−(4−ベンジルオキシ)フェ
ニル−2−ブタノール(■−1(12,56g(10ミ
リモル)をジメチルホルムアミド20耐にとかし、25
〜30°Cにて、60%水素化ナトリウム0.481(
L2ミリモル)を加えて2時間撹拌した。その後、パラ
トルエンスルホン酸プロピルエステル8.0F(14ミ
リモル)を加えて30〜40°Cで4時間反応させた。
反応終了後、反応混合物を水3oo−に注ぎ出し、トル
エン300−で抽出、分液し、有機層はさらに水洗した
のち、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。
減圧下に溶媒を留去したのち、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出液トルエン)で精製
することにより、日−2−プロポキシ−4−(4−ベン
ジルオキシ)フェニルブタン(化合物A)2.861(
収率96%)〔α〕20=−8,5°(C=11クロロ
ホルム)、n”= 1.5231 ヲmf=。
ここで得た(化合物A)1.49y(5ミリモル)をメ
タノール20rntにとかし、5%Pd/CO,l 9
を加えて、水素雰囲気下、脱ベンジル化反応をおこなっ
た。計算量の水素(約110d)が消費されたところで
原料が完全に消失していることを確認したうえ、Pd/
Cを枦別し、メタノール溶液を減圧下に濃縮して、e−
1−4−(3−プロポキシブチル)フェノール1.04
y(収率100%)を得た。
C(1〕20= −9,9°(C=1 、 クロロホル
L’)、n”=1.4968 次に、撹拌装置、温度計を装着した4ツロフラスコに一
一4−(3−プロポキシブチル)フェノール1.04y
(5ミリモル)、4−デシルオキシ−4′−ビフェニル
カルボン酸2.21(6ミリモル)と無水ジクロルメタ
ン30−を仕込み、N、N’−ジシクロへキシルカルボ
ジイミド1.22g(6ミリモル)と4−ピロリジノピ
リジンo、 t yを加えて、室温で一昼夜撹拌した。
反応終了後、生じた沈殿をP別し、トルエン200 m
lで希釈した。有機層は、水、5%酢酸水、水、5%重
曹水、水の順に洗浄したのち無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下に濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマト精製(溶出液トルエン/酢酸エチル)する
ことによりt−1−4−デシルオキシ−4′−ビフェニ
ルカルホン酸4−(3−プロポキシブチル)フェニルエ
ステル2.959(収率8996)を得た。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはハロゲン原子を、Zは水素原子またはハロゲ
    ン原子を、Wは ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を示す。 ここで、nは1〜5の整数を、*印は不斉炭素原子を示
    す。) で示される光学活性なアルコール類。
  2. (2)一般式( I )において、Wが▲数式、化学式、
    表等があります▼である請求項1記載の光学活性なアル
    コール類。
  3. (3)一般式( I )において、Wが▲数式、化学式、
    表等があります▼である請求項1記載の光学活性なアル
    コール類。
  4. (4)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Zは水素原子またはハロゲン原子を、Wは▲数
    式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学式、
    表等があります▼を示 す。ここでnは1〜5の整数を、*印は不斉炭素原子を
    示す。) で示される光学活性なジオール類と、一般式▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはハロゲン原子を、Yはハロゲン原子を示す。 ) で示されるハロゲン化ベンジル類とを、溶媒中、塩基の
    存在下に反応させることを特徴とする請求項1記載の光
    学活性なアルコール類( I )の製造法。
  5. (5)一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1は低級アルキル基を、R^2は水素原子
    または炭素数2〜6のアシル基を、Zは水素原子または
    ハロゲン原子を、Wは ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を示す。 ここで、nは1〜5の整数を、*印は不斉炭素原子を示
    す。) で示される光学活性なフェニレン類を加水分解して光学
    活性なジオール類(II)を得る請求項4記載の光学活性
    なアルコール類( I )の製造法。
  6. (6)一般式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R^1は低級アルキル基を、R^2は水素原子
    または炭素数2〜6のアシル基を、Zは水素原子または
    ハロゲン原子を、Wは ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を示す。ここで、nは1〜5の整
    数を、*印は不斉炭素原子を示す。) で示される光学活性なアシルベンゼン類を、溶媒中でバ
    イヤービリガー酸化して一般式(III)で示される光学
    活性なフェニレン類を得る請求項5記載の光学活性なア
    ルコール類( I )の製造法。
  7. (7)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は低級アルキル基を、R^2は水素原子
    または炭素数2〜6のアシル基を、Zは水素原子または
    ハロゲン原子を、Wは ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を示す。 ここでnは1〜5の整数を、n′は1,3〜5の整数を
    、*印は不斉炭素原子を示す。)で示される光学活性な
    フェニレン類。
  8. (8)一般式(IV)において、R^2が2〜6のアシル
    基である光学活性なアシルベンゼン類。
  9. (9)一般式(VIII) ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII) (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはハロゲン原子を、Zは水素原子またはハロゲ
    ン原子を、nは1〜5の整数を、※印は不斉炭素原子を
    、R′は水素原子または低級アルキル基をそれぞれ示す
    。) で示される光学活性なカルボン酸類を、溶媒中で還元す
    ることを特徴とする一般式( I )において、Wが▲数
    式、化学式、表等があります▼である請求項1記載の光
    学活性 なアルコール類の製造法。
  10. (10)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Zは水素原子またはハロゲン原子を、nは1〜
    5の整数を、※印は不斉炭素原子を、R′は水素原子ま
    たは低級アルキル基をそれぞれ示す。) で示される光学活性なヒドロキシベンゼン誘導体を、塩
    基性触媒または脱水剤の存在下に溶媒中でベンジル化し
    て光学活性なカルボン酸類(VIII)を得ることを特徴と
    する一般式( I )において、Wが▲数式、化学式、表
    等があります▼である請求項1記載の光学活性な アルコール類の製造法。
  11. (11)一般式(X I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(X I ) (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはハロゲン原子を、Zは水素原子またはハロゲ
    ン原子を、nは1〜5の整数を、R′は低級アルキル基
    をそれぞれ示す。)で示されるエステル類を、該エステ
    ル類の光学活性体のうちのいずれか一方を優先的に加水
    分解する能力を有するエステラーゼを用いて不斉加水分
    解することを特徴とする一般式( I )において、Wが
    ▲数式、化学式、表等があります▼である請求項1記載
    の光学活性 なアルコール類の製造法。
  12. (12)一般式(X) ▲数式、化学式、表等があります▼(X) (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはハロゲン原子を、Zは水素原子またはハロゲ
    ン原子を、nは1〜5の整数をそれぞれ示す。) で示されるアルコール類を、縮合剤または触媒の存在下
    に低級アルキルカルボン酸類と反応させてエステル類(
    X I )を得る請求項11記載の光学活性なアルコール
    類の製造法。
  13. (13)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは水素原子、低級アルキル基、低級アルコキ
    シ基またはハロゲン原子を、Zは水素原子またはハロゲ
    ン原子を、nは1〜5の整数をそれぞれ示す。) で示されるケトン類を溶媒中で還元してアルコール類(
    X)を得る請求項12に記載の光学活性なアルコール類
    の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5872051A (en) * 1995-08-02 1999-02-16 International Business Machines Corporation Process for transferring material to semiconductor chip conductive pads using a transfer substrate

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