JPH0323604A - ドラム形磁芯 - Google Patents

ドラム形磁芯

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JPH0323604A
JPH0323604A JP15883889A JP15883889A JPH0323604A JP H0323604 A JPH0323604 A JP H0323604A JP 15883889 A JP15883889 A JP 15883889A JP 15883889 A JP15883889 A JP 15883889A JP H0323604 A JPH0323604 A JP H0323604A
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JP
Japan
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drum
magnetic core
shaped magnetic
winding
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP15883889A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kobayashi
隆 小林
Haruhisa Isoda
磯田 治久
Satoshi Murata
諭 村田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0323604A publication Critical patent/JPH0323604A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明はドラム形磁芯に係り、詳しくは、その巻芯部の
断面形状に関する. く従来の技術及び課題〉 従来から、チッークコイルやフィルターコイルなどにお
いては、第4図で示すように断面形状が円形とされたド
ラム形磁芯lOと、第5図で示すように断面形状が四角
形とされたドラム形磁芯15とが多用されている. そして、このドラム形磁芯10は、一般的に以下のよう
な手順で制作されている.すなわち、まず、バインダな
どを用いて混練したフエライト粉末をプレス加工して円
柱状素体としたのち、この素体を本焼威よりも低い温度
で仮焼威する.つぎに、仮焼威した素体を旋盤やドラム
加工機などにセットしたうえで回転させ、ダイヤモンド
砥石のような切削工具を用いることによって素体の長手
力向に沿う中央部分のみをその外周から切り込んで除去
し、巻芯部11となる部分を形戚する.そののち、この
ようにして形作られた素体を高い温度で本焼戒すると、
ドラム形磁芯10として完成する. ところが、このドラム形磁芯10を制作するにあたって
は、その素体を2度にわたって焼成し、かつ、この素体
を切削しなければならないので、これらの加工のみなら
ず素体の移し替えに要する手間が増えることになる結果
、コストアンプを招いてしまうことになっていた.また
、仮焼威した素体を切削する際には、素体の鍔部l2と
なるベき端部を旋盤などのチャックでつかんでおく必要
があるが、その結果、チャックの締め付けによる欠けや
割れが生じたり、細く削られた巻芯部11となる部分が
折れてしまうというような不都合が発生することになっ
ていた.なお、ここで、このドラム形磁芯lOの素体を
プレス加工のみによって形作ることができないのは、フ
エライト粉末を圧縮するプレス金型(図示していない)
が互いに対向配置された上金型と下金型とによって構威
されており、円形とされた巻芯部11を形威する鑞に上
下金型の端縁同士が当接したのちはフエライト粉末を圧
縮することができなくなってしまうためである. これに対して断面形状が四角形とされたドラム形磁芯1
−5では、七〇巻芯部l6が互いに対向する一対の平面
を有していることから、上述したようなプレス金型の構
造に起因する不都合が生じることはなく、1度のプレス
加工によって素体を形作ることができる.その結果、こ
の素体に対しては手間のかかる切削加工を行う必要はな
く、ブレス加工された素体を本焼戒するだけでドラム形
磁芯l5が完威するという利点がある.しかし、このド
ラム形破芯15の巻芯部16に巻線を巻き付けると、巻
芯部l6を構成する平面同士が接して形威された陵線に
よって巻線の被覆が傷付けられてしまい易く、短絡(シ
ョート)などの不都合が発生してしまうことになってい
た.また、巻き付けられた巻線が巻芯部l6を構威する
各平面に密着せず、隙間を介して大きく浮き上がってし
゛まうという不都合もあった. 本発明は、このような不都合を解消しうるドラム形磁芯
を提供することを目的としている.く謀題を解決するた
めの手段〉 本件に係る第1の発明は、ドラム形磁芯における巻芯部
の断面形状が、四角形を除《多角形であることを特徴と
するものである.また、本件に係る第2の発明は、ドラ
ム形磁芯における巻芯部の断面形状が、互いに対向する
一対の平面と、これらの端縁を結んで対向し、かつ、外
方に向かって湾曲した一対の曲面とからなる略四角形で
あることを特徴とするものである. く作用〉 上記構成によれば、ドラム形磁芯の巻芯部が少なくとも
対向する一対の平面を備えているので、焼威によってド
ラム形磁芯となる素体をプレス加工のみによって形作る
ことが可能となる.また、この巻芯部が多角形もしくは
対向する一対の曲面を備えた断面形状となっているので
、この巻芯部に巻き付けられた巻線が大きく浮き上がっ
てしまうことはなく、巻芯部に密着することになる.く
実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する. 第1図は本実施例に係るドラム形磁芯の外観形状を一部
省略して示す斜視図であり、第2図はそのプレス途中の
状態を示す断面図である.これらの図における符号1は
ドラム形磁芯であって、このドラム形磁芯lを構威する
巻芯部2及び鍔部3それぞれの断面形状は、例えば、八
角形というように、四角形を除く多角形となっている.
なお、この巻芯部2の断面形状は、図で示すような八角
形に限定されるものではなく、例えば、六角形などであ
ってもよいことはいうまでもない.また、ドラム形磁芯
lの鍔部3の断面形状については、必ずしも巻芯部2と
同一形状でなければならないものではなく、例えば、円
形というように巻芯部2とは異なる断面形状とされてい
てもよい.そして、このドラム形磁芯lとなる素体は、
バインダなどを用いて混練したフエライト粉末をプレス
加工することによって形威される.なお、このとき用い
られるプレス金型5は、第2図で示すように、互いに対
向配置された上金型6及び下金型7と、これらを上下動
自在に支持する金型枠8とによって構成されており、上
金型6及び下金型7それぞれのプレス面はあらかじめド
ラム形磁芯1の巻芯部2と対応する形状に形威されてい
る.さらに、プレス加工時における上金型6及び下金型
7は互いに巻芯部2を構威して互いに対向する一対の平
面それぞれの幅寸法だけ離間した状態でフエライト粉末
の圧縮を終了するようにセットされている. そこで、このプレス金型5を用いてフエライト粉末をプ
レス加工すると、ただ1度のプレス加工によって所定形
状、例えば、八角形というような多角形の断面形状を有
する巻芯部2が形作られることになる.すなわち、この
ドラム形磁芯lのを芯部2が少なくとも互いに対向する
一対の平面を備え、かつ、プレス金型5を構威する上金
型6及び下金型7が巻芯部2を構成する平面の幅緑とな
る位置まで圧縮するので、これらの上下金型6.7が当
接することはなく、フエライト粉末が充分に圧縮される
ことになる結果、巻芯部2の断面形状は八角形というよ
うな所要形状として威形されることになる. そして、このようにして形作られた素体を本焼威すると
、ドラム形磁芯lとして完威することになる.さらに、
完成したドラム形磁芯1に対してはバレル研磨が施され
、このバレル研磨によってドラム形磁芯lの角(エッジ
)やその巻芯部2を構威する各平面同士が接することに
よって形戒された陵線に0.02〜0.1u程度の丸み
を形成している.なお、このとき、ドラム形磁芯1の壱
芯部2をlI或する各平面が接する陵線の角度は、従来
例における断面形状が四角形とされたドラム形磁芯l5
の巻芯部16における陵線の角度よりも大きな鈍角とな
っている. ところで、以上の説明においては、ドラム形磁芯lにお
ける巻芯部2の断面形状が四角形を除く多角形であるも
のとしているが、これに限定されるものではない.すな
わち、第3図で示すように、ドラム形磁芯lにおける巻
芯部2の断面形状が、互いに対向する一対の平面と、こ
れらの端縁を結んで対向し、かつ、外方に向かって湾曲
した一対の曲面とからなる略四角形であっても、以上説
明したと同様の手順によって形威されることになる.く
発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係るドラム形磁芯におい
ては、その巻芯部が少なくとも対向する一対の平面を備
えているので、焼威によってドラム形磁芯となる素体を
1度のプレス加工のみによって形作ることができ、この
素体を本焼威すればドラム形磁芯が容易に完戒すること
になる.したがって、素体の仮焼威や切削というような
加工に要する手間を省くことが可能となり、切削加工に
伴う不都合の発生を確実に防止してコストダウンを図る
ことができる. また、その巻芯部が多角形もしくは対向する一対の曲面
を備えた断面形状となっているので、巻線は従来例より
も密着して巻芯部に巻き付けられることになり、巻線が
従来例のように大きな隙間を介して浮き上がることはな
くなるという効果も得られる.
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例に係り、第1図は
ドラム形磁芯の外観形状を一部省略して示す斜視図、第
2図はそのプレス途中の状態を示す断面図であり、第3
図はドラム形磁芯の変形例を示す断面図である.また、
第4図及び第5図のそれぞれは従来例に係るドラム形磁
芯の外観形状を一部省略して示す斜視図である. 図における符号lはドラム形磁芯、2は巻芯部である.

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)巻芯部の断面形状が、四角形を除く多角形である
    ことを特徴とするドラム形磁芯。
  2. (2)巻芯部の断面形状が、互いに対向する一対の平面
    と、これらの端縁を結んで対向し、かつ、外方に向かっ
    て湾曲した一対の曲面とからなる略四角形であることを
    特徴とするドラム形磁芯。
JP15883889A 1989-06-21 1989-06-21 ドラム形磁芯 Pending JPH0323604A (ja)

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