JPH03236025A - 露光間ズーミング機能を有するカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、ズームモータの駆動によりズームレンズを駆
動させるパワーズーム機能を有するカメラに関する。

［従来技術およびその問題点」 露光間ズーミングとは、ズームレンズの特性である可変
焦点の機構を利用し、露光中に意識的に焦点を移動させ
、動感等の表現効果を狙うた撮影テクニックをいう。こ
の露光間ズーミングは、その露光時間内にズーミングを
行なうものであるから、一般的に、スローシャッターと
の組み合わせで用いられる。

そして、ズーミングをパワー化した電動ズームレンズに
おいては、このズームレンズ駆動用のボタンをＯＮＬな
がらレリーズ釦をＯＮすることにより、露光間ズーミン
グを手動式より比較的容易に行なうことができる。しか
しこの場合でも、レリーズ操作とズーミング操作は、限
られた時間内で別々に行なわれるため、そのタイミング
を合わせることは面倒である。つまり、露光が完了する
時点でズーミングが途中までしか行なわれなかったり、
ズーミング途中で露光が終了してしまい、折角露光間ズ
ーミングを行ないながらその表現効果を十分に発揮する
ことができないことがあった。したがって、撞影前に、
出来上がりの写真を想像することは困難であった。

「発明の目的」 本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、簡単な操作により露出間ズーミングを行なうことが
でき、所望の焦点距離で確実にズーミングを停止させる
ことのできるカメラを得ることを目的としている。

「発明の概要」 本発明は、ズームレンズを駆動するズームモータ；ズー
ミング終了時の焦点距離をメモリする焦点距離メモリ手
段；その操作に基づき、上記ズームモータを駆動し、露
光を開始させて露光間ズーミングを開始させる露光間ズ
ーミング開始手段；および露光間ズーミング時、上記焦
点距離メモリ手段にメモリさせたズーミング終了時の焦
点距離に達したときズームモータを停止させるモータ制
御手段；とを備えたことに特徴を有する。

「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第２図は本
発明を適用したカメラ１０の側面図であり、第３図はそ
の平面図である。

カメラｌＯはカメラボディ１２を有しており、このカメ
ラボディ１２の前面中央にズームレンズ１３が装着され
、前面右方が前方に突出されて握り部１４となっている
。この握り部１４の上方には、レリーズ釦１５が設けら
れており、このレリーズ釦１５に近接してカメラのモー
ドを切り換えるモード切換スイッチ１６が設けられてい
る。

ズームレンズ１３は第４図に示すように、外側固定鏡胴
１７、カム環１９、およびレンズ１８を有している。こ
のカム環１９には、複数のズーミングカム溝２１が形成
され、ギヤ面６０が設けられている。このギヤ面６０に
は、ズームモータ４にて回転されるピニオンギヤ６１が
噛合している。レンズ１８は、外側固定鏡胴１７に回転
を規制され、光軸方向にのみ移動可能に支持されている
。カム環１９の外周面には、コード板２２（第７図参照
）が貼付されており、このコード板２２にコード板ブラ
シ２８が接触している。そして、ズームモータ４の回転
によりカム環１９が回転すると、レンズ１８がズーミン
グカム溝２１に沿って光軸方向に進退動される。このと
き、上記コード板ブラシ２８により焦点距離が読み込ま
れる。

外側固定鏡胴１７は、第２図および第３図に示すように
、ワイド釦２９、テレ釦３０、スタート釦３１、メモリ
釦３２、およびＰｚ（パワーズーム）モード切換スイッ
チ３３を有している。

第５図および第６図に示すように、ワイド釦２９および
テレ釦３０はそれぞれ可撓性を有していて、操作入力基
板（第８図参照）に対向する位置に導通接片２９ａ、３
０ａを有している。したがって、ワイド釦２９を押圧し
たときこの導通接片２９ａが、またテレ釦３０を押圧し
たとき導通接片３０ａが、それぞれ操作入力基板３５に
電気的に接触し、ＯＮするように構成されている。

Ｐｚモード切換スイッチ３３は、Ｐｚ（パワーズーム）
モードと、Ｅｘｚ　（エクスポージュアズーム）モード
に切り換え可能になっていて、Ｐｚモード切換スイッチ
３３を第６図の左右方向にスライドさせることにより、
コード板ブラシ４０を操作入力基板３５に接触させ、切
り換えるようにされている。

第１図により、本発明に係る露光間ズーミング機能を有
するカメラｌＯの制御回路を説明する。

制御部１には、その入力側にレリーズ釦１５、ワイド釦
２９、テレ釦３０．Ｐｚモード切換スイッチ３３、モー
ド切換スイッチ１６、コード板２２と接触されるコード
板ブラシ２８、メモリ釦３２、スタート釦３１、および
シャッターダイヤル５１が接続されている。また、制御
部１の出力側には、ズームモータ４、およびシャッター
を作動させるソレノイド５が接続されている。

制御部１は、ズーミング開始手段８、ズーミング終了手
段２４、カウント手段１４、露光開始手段９、Ｐｚモー
ド切換手段６、モード切換手段７、焦点距離検出手段４
９、焦点距離メモリ手段４５、シャッター速度読込手段
５０、露出制御手段４６、ズーミング開始規制手段５４
、およびモータ速度制御手段（モータ制御手段）４７を
有している。

ズーミング開始手段８は、ワイド釦２９又はテレ釦３０
からの入力信号に基づいて、モータ速度制御手段４７を
介してズームモータ４に駆動信号を出力し、ズーミング
を開始させる。

カウント手段１４は、ズーミング開始手段８によるズー
ミングの開始に同期してカウントを開始する。

ズーミング終了手段２４は、ズーミング停止信号を発し
てズームモータ４の駆動を停止させる。

露光開始手段９は、カウント手段１４によるカウントの
開始から、予め設定されている所定の時間が経過したと
きソレノイド５に信号を出力して露光を開始させる。

Ｐｚモード切換手段６は、Ｐｚモード切換スイッチ３３
からの入力信号に基づきモードを切り換える。

モード切換手段７は、モード切換スイッチ１６からの入
力信号に基づきモードを例えばセルフタイマモードに切
り換える。

焦点距離検出手段４９は、コード板ブラシ２８がコード
板２２から読み込んだコードを受けて、ズーミング時の
焦点距離を検出する。

焦点距離メモリ手段４５は、メモリ釦３２の操作により
、ズーミングを終了する位置でのズーミング終了時焦点
距離ｆ１をメモリさせられ、ズーミングを開始する位置
でのズーミング開始時焦点距離ｆ２をメモリさせられる
。

モータ速度制御手段４７は、露光間ズーミング時にズー
ムレンズ１３の駆動が、焦点距離メモリ手段４５にメモ
リさせたズーミング終了時焦点距離ｆ１に達したとき、
ズームモータ４を停止してズーミングを終了させる。

シャッター速度読込手段５０は、シャッターダイヤル５
１により設定されたシャッター速度を読み込む。

露出制御手段４６は、シャッター速度読込手段５０の信
号を受けて露出を制御する。

ズーミング開始規制手段５４は、シャッター速度読込手
段５０に読み込まれたシャッター速度をチエツクして、
その速度が、Ｘ接点同調速度より遅い場合のみ、ズーミ
ング開始手段８および露光開始手段９による露光間ズー
ミングを許容する。

次に、露光間ズーミング機能を有するカメラ１０の作動
を、第９図ないし第１１図に沿って説明する。

ステップＳｌで、レリーズ釦１５を半押しして測光スイ
ッチをＯＮさせると、ステップＳ２にて、露光間ズーミ
ングを行なおうとしているのか否かをチエツクする。露
光間ズーミングを行なおうとしているのであればステッ
プＳ５に進み、行なわないのであればステップＳ４に進
む。

ステップＳ５では、ズーミング開始規制手段５４が、シ
ャッターダイヤル５１にて設定されたＴＶ値（シャッタ
ー速度）が、Ｘ接点同調速度（ストロボ同調速度）より
遅いか否かをチエツクする。この結果、シャッター速度
がＸ接点同調速度より速ければステップＳ２に戻って上
記入テップＳ４に進み、遅ければステップＳ６に進む。

ステップＳ６では、シャッターダイヤル５１にて設定さ
れたＴＶ値Ｂを、シャッター速度読込手段５０に読み込
み、ステップＳ７に進む。

ステップＳ７では、ワイド釦２９の０Ｎ１０ＦＦをチエ
ツクする。ＯＮされていれば、ステップＳ８に進んでズ
ームモータ４を駆動させ、ステップｓ５に抜ける。ワイ
ド測用２９がＯＦＦされていれば、ステップＳ９に進む
。

ステップＳ９では、テレ釦３０の０Ｎ１０ＦＦをチエツ
クする。この結果、テレ測用３０がＯＮされていればス
テップＳ８に進み、ＯＦＦされていればステップＳＩＯ
に進む。

ステップＳ１０では、メモリ釦３２の０Ｎ１０ＦＦをチ
エツクし、ＯＮされていなければステップＳ７を繰り返
し、ＯＮされていればステップＳ１２に進む、このメモ
リ釦３２を押しながらズーミングさせてメモリ釦３２を
放すと、その位置の焦点距離がメモリされるように構成
されている。

この操作によりステップＳｌｌでは、ズーミング終了時
焦点距離ｆ１の読み込みを行なう。

そしてステップＳ１２では、ズーミング開始時焦点距離
で２の読み込みを行なう。

ステップＳ１３では、ワイド側２９の０Ｎ１０ＦＦをチ
エツクし、ＯＮされていればステップＳ１４に進み、Ｏ
ＦＦされていればステップＳ１５に進む。

ステップＳ１４では、６１分の焦点距離だけワイド側へ
ズーム駆動させ、ステップＳ１７に進む。

ステップＳ１５では、テレ釦３０の０Ｎ１０ＦＦをチエ
ツクし、ＯＮされていればステップＳ１６に進み、ＯＦ
ＦされていればステップＳ１３に戻る。

ステップＳ１６では、６１分の焦点距離だけテレ側へズ
ーム駆動させ、ステップＳ１７に進む。

ステップＳ１７では、スタート釦３１の０Ｎ１０ＦＦを
チエツクし、ＯＮされていればステップ３１８に進み、
ＯＦＦされていればステップＳ１７を繰り返す。

ステップ３１８では、ズームモータ４の駆動を開始する
。

ステップＳ１９では、露光開始手段９がレリーズスイッ
チをＯＮシてレリーズ信号を出力させ、露光を開始させ
る。

ステップＳ２６では、焦点距離検出手段４９にて読み込
まれる焦点距離をモニターし、ステップＳ２７に進む。

ステップＳ２７では、 ｆ＝ｆｌ であるか否か、つまり、焦点距離がズーミング終了時焦
点距離ｆ１に達したか否かをチエツクする。これが満た
されなければステップ３２６に戻り、満たされればステ
ップ３２８に進む。

ステップ３２８では、モータ速度制御手段４７がズーム
モータ４の駆動を停止させ、ステップＳ２９に進む。

ステップＳ２９では、２Ｃスイツチ（フォーカルブレー
ンシャッターで、後幕が走行完了したときにＯＮするよ
うに設定されたスイッチ）の０Ｎ１０ＦＦをチエツクす
る。この結果、ＯＮされていればステップＳ３０に進み
、そうでなければステップＳ２９を繰り返す。

ステップＳ３０では、露光を完了させ、さらに、入力さ
れていたズーミング終了時焦点距離ｆ１等のデータを消
去し、ステップＳ３１にてリターンする。

また、上記ステップＳ４では、ワイド側２９の０Ｎ１０
ＦＦをチエツクする。この結果、ＯＮされていればステ
ップＳ２０に進み、ズームモータ４を駆動させ、ＯＮさ
れていなければステップＳ２１に進む。

ステップＳ２１では、テレ釦３０の０Ｎ１０ＦＦをチエ
ツクする。そして、ＯＮされていればステップＳ２０に
進み、ズームモータ４を駆動させ、ＯＮされていなけれ
ばステップＳ２２に進む。

ステップＳ２２では、レリーズスイッチの０Ｎ１０ＦＦ
をチエツクし、ＯＮされていなければステップＳ４を繰
り返し、ＯＮされていればステップＳ２３に進む。

ステップＳ２３では、露光開始手段９によりレリーズ信
号を発生させ、ステップＳ２４に進む。

ステップＳ２４では、２Ｃスイツチの０Ｎ１０ＦＦをチ
エツクし、ＯＮされていなければステップＳ２４を繰り
返し、ＯＮされていればステップＳ２５に進み、リター
ンする。

なお、ＴＶ値によってズーミング開始時の焦点距離ｆ２
を変化させるように構成しても良い、また、ズーミング
終了時焦点距離ｆ１の設定時、この時点で設定されてい
るシャッター速度における全露光時間内では、上記焦点
距離ｆ１に到達できないと判断された場合に、警告を発
するように構成しても良い。

「発明の効果」 以上のように本発明の露光間ズーミング機能を有するカ
メラは、露光間ズーミング開始手段を操作するだけで、
露光間ズーミングを自動的に行なうことができる。そし
て露光間ズーミング時は、モータ制御手段が、メモリさ
せたズーミング終了時の焦点距離に達したときズームモ
ータを停止させるから、レリーズ操作とズーミング操作
の間合いを勘に頼ることが要らず、ファインダーを覗く
等にて確認し任意に設定したズーミング終了時焦点距離
で、ズーミングを終了させることができる。したがって
、露光が完了する時点でズーミングが途中までしか行な
われず、折角露光間ズーミングを行ないながらその表現
効果を十分に発揮することができない不具合をな（する
ことができる、これにより、出来上がりの写真を撮影前
に容易に想像することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る露光間ズーミング機能を有するカ
メラの制御回路を示す図、第２図はこのカメラの外観を
示す側面図、第３図はその平面図、第４図はズームレン
ズを示す分解斜視図、第５図はズームレンズの要部を一
部拡大して示す正面断面図、第６図はＰｚモード切換ス
イッチの構造を示す拡大断面図、第７図はズーミング位
置を読み込ませるコード板の拡大図、第８図は操作入力
基板の拡大図、第９図ないし第１１図は本実施例の作動
を示すフローチャートである。 ４・・・ズームモータ、８．９・・・ズーミング開始手
段、露光開始手段（露光間ズーミング開始手段）、１０
・・・カメラ、１３・・・ズームレンズ、３２・・・メ
モリ釦、４５・・・焦点距離メモリ手段、ｆｌ・・・ズ
ーミング終了時焦点距離、４７・・・モータ速度制御手
段（モータ制御手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ズームレンズを駆動するズームモータ；ズーミン
   グ終了時の焦点距離をメモリする焦点距離メモリ手段； その操作に基づき、上記ズームモータを駆動し、露光を
   開始させて露光間ズーミングを開始させる露光間ズーミ
   ング開始手段；および 露光間ズーミング時、上記焦点距離メモリ手段にメモリ
   させたズーミング終了時の焦点距離に達したときズーム
   モータを停止させるモータ制御手段； とを備えたことを特徴とする露光間ズーミング機能を有
   するカメラ。