JPH03235763A - 自動車のサブフレーム構造 - Google Patents
自動車のサブフレーム構造Info
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- JPH03235763A JPH03235763A JP3029490A JP3029490A JPH03235763A JP H03235763 A JPH03235763 A JP H03235763A JP 3029490 A JP3029490 A JP 3029490A JP 3029490 A JP3029490 A JP 3029490A JP H03235763 A JPH03235763 A JP H03235763A
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- vehicle
- subframe
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、自動車のパワープラントを支持するためのサ
ブフレーム構造に関する。
ブフレーム構造に関する。
従来の技術
自動車の騒音振動現象で最近特に問題となっているのは
、加速時騒音ならびにパワープラント振動に起因するこ
もり音であり、該振動現象は、特に100〜600H2
の周波数領域で問題となり、パワープラントからの加振
入力と、エンジンマウントの特性と、車体の放射伝達特
性とによって決定されることが知られている。
、加速時騒音ならびにパワープラント振動に起因するこ
もり音であり、該振動現象は、特に100〜600H2
の周波数領域で問題となり、パワープラントからの加振
入力と、エンジンマウントの特性と、車体の放射伝達特
性とによって決定されることが知られている。
従って、上記騒音振動現象を低減するためには、パワー
プラントの加振力を低減するか、エンジンマウントを柔
らか(して防振するか、若しくは車体の放射伝達特性を
改善する等の対策が考えられる。
プラントの加振力を低減するか、エンジンマウントを柔
らか(して防振するか、若しくは車体の放射伝達特性を
改善する等の対策が考えられる。
そこで、こうした対策の1つとしてパワープラントを搭
載する際にサブフレームを用いる手段がある。
載する際にサブフレームを用いる手段がある。
即ち、上記サブフレームとしては従来、例えば、新編自
動車工学便覧(昭和62年611:社団法人自動車技術
全発行)第6編、第1−4頁、1・2・6の項に開示さ
れたものがあり、例えば、該サブフレームがF−F (
フロントエンジン・フロントドライブ)車に適用された
場合、該サブフレームは車両左右方向にその長軸が配置
されるフロントエンジン、該フロントメンバに対して車
両後方に配置され車両左右方向にその長軸が配置される
リアメンバと、これらフロントメンバとリアメンバの互
いに対向される車両左右方向両端近傍をそれぞれ連結す
るサイドメンバとをもって略井桁状に構成される。
動車工学便覧(昭和62年611:社団法人自動車技術
全発行)第6編、第1−4頁、1・2・6の項に開示さ
れたものがあり、例えば、該サブフレームがF−F (
フロントエンジン・フロントドライブ)車に適用された
場合、該サブフレームは車両左右方向にその長軸が配置
されるフロントエンジン、該フロントメンバに対して車
両後方に配置され車両左右方向にその長軸が配置される
リアメンバと、これらフロントメンバとリアメンバの互
いに対向される車両左右方向両端近傍をそれぞれ連結す
るサイドメンバとをもって略井桁状に構成される。
そして、上記サブフレームは車体にマウントを介して取
り付けられ、更に、該サブフレームにはエンジンマウン
トを介してパワープラントが載置されるようになってい
る。
り付けられ、更に、該サブフレームにはエンジンマウン
トを介してパワープラントが載置されるようになってい
る。
ところで、上記サブフレームを車体に支持するマウント
は剛性が低く設定され、サブフレームの弾性振動の固有
モードはこれを自由支持した場合のものと略等しく設定
されるようになっている。
は剛性が低く設定され、サブフレームの弾性振動の固有
モードはこれを自由支持した場合のものと略等しく設定
されるようになっている。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、かかる従来の自動車のサブフレームは、
略井桁状に構成されて左右が略対象となっており、かつ
、リアメンバの重量がフロントメンバに比較してかなり
重くなっているため、該サブフレームの重心は車両中心
線上で車両後方側に設定される。
略井桁状に構成されて左右が略対象となっており、かつ
、リアメンバの重量がフロントメンバに比較してかなり
重くなっているため、該サブフレームの重心は車両中心
線上で車両後方側に設定される。
従って、上記サブフレームの弾性振動の固有モードは、
1次モードでは車両前後方向の軸を中心とする捩りモー
ドとして現れ、かつ、2次モードでは左右略対象のサイ
ドメンバが上下方向に変形される曲げモードとして現れ
ることが知られており、このときの上下曲げ振動ではフ
ロントメンバが振動の腹となる。
1次モードでは車両前後方向の軸を中心とする捩りモー
ドとして現れ、かつ、2次モードでは左右略対象のサイ
ドメンバが上下方向に変形される曲げモードとして現れ
ることが知られており、このときの上下曲げ振動ではフ
ロントメンバが振動の腹となる。
一方、上記フロントメンバに設けられるエンジンマウン
トは、該フロントメンバの中心部分に配置される。
トは、該フロントメンバの中心部分に配置される。
このため、上記フロントメンバのエンジンマウントにエ
ンジン振動が入力されると、サブフレームに弾性振動、
特に変位が大きな上下曲げ振動を励起し、その振動がサ
ブフレームマウントを介して車体に伝達され、その結果
、車室内での騒音が大きくなったり、車両乗り心地が悪
化されたりするという課題があった。
ンジン振動が入力されると、サブフレームに弾性振動、
特に変位が大きな上下曲げ振動を励起し、その振動がサ
ブフレームマウントを介して車体に伝達され、その結果
、車室内での騒音が大きくなったり、車両乗り心地が悪
化されたりするという課題があった。
そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑みて、略井桁状
をなすサブフレームの左右剛性を異ならせることにより
、該サブフレームの振動モードを変化させて、エンジン
マ、ラントが取り付けられるメンバの変位を著しく抑制
し、かつ、該メンバに配置されるエンジンマウントの取
付位置を、該メンバの振動抑制される部分に設定するこ
とにより、エンジン振動に起因するサブフレームの振動
を著しく抑制することができる自動車のサブフレーム構
造を提供することを目的とする。
をなすサブフレームの左右剛性を異ならせることにより
、該サブフレームの振動モードを変化させて、エンジン
マ、ラントが取り付けられるメンバの変位を著しく抑制
し、かつ、該メンバに配置されるエンジンマウントの取
付位置を、該メンバの振動抑制される部分に設定するこ
とにより、エンジン振動に起因するサブフレームの振動
を著しく抑制することができる自動車のサブフレーム構
造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
かかる目的を達成するために本発明は、車体にマウント
を介して弾性支持され、車両左右方向にその長軸が設け
られる第1メンバと、 該第1メンバに対して車両前後方向に配置されると共に
、該第1メンバと同様に車体にマウントを介して弾性支
持され、車両左右方向にその長軸が設けられる第2メン
バと、 これら第1メンバと第2メンバの互いに対向される車両
左右方向両端近傍をそれぞれ連結するサイドメンバと、
を備え、 上記第1メンバ又は第2メンバの少なくとも一方にパワ
ープラント支持用のエンジンマウントが装着される井桁
状のサブフレームにおいて、上記サイドメンバの剛性を
車両左右方向で異ならせると共に、上記エンジンマウン
トの取付位置を、車両左右方向中心部若しくは該中心に
対してサイドメンバの剛性の高い側に配置することによ
り構成する。
を介して弾性支持され、車両左右方向にその長軸が設け
られる第1メンバと、 該第1メンバに対して車両前後方向に配置されると共に
、該第1メンバと同様に車体にマウントを介して弾性支
持され、車両左右方向にその長軸が設けられる第2メン
バと、 これら第1メンバと第2メンバの互いに対向される車両
左右方向両端近傍をそれぞれ連結するサイドメンバと、
を備え、 上記第1メンバ又は第2メンバの少なくとも一方にパワ
ープラント支持用のエンジンマウントが装着される井桁
状のサブフレームにおいて、上記サイドメンバの剛性を
車両左右方向で異ならせると共に、上記エンジンマウン
トの取付位置を、車両左右方向中心部若しくは該中心に
対してサイドメンバの剛性の高い側に配置することによ
り構成する。
作用
以上の構成により本発明の自動車のサブフレーム構造に
あっては、左右のサイドメンバの剛性ヲ異ならせたこと
により、低次の弾性振動の固有モードは捩りモードが主
に発生されることになり、エンジンマウントが取り付け
られた第1又は第2メンバが常に節となる振動を呈する
。
あっては、左右のサイドメンバの剛性ヲ異ならせたこと
により、低次の弾性振動の固有モードは捩りモードが主
に発生されることになり、エンジンマウントが取り付け
られた第1又は第2メンバが常に節となる振動を呈する
。
また、このときの節はエンジンマウントが取す付けられ
た上記メンバの中心に対して剛性が高(なったサイドメ
ンバ側に寄った位置に存在することになり、該エンジン
マウントが取り付けられるメンバの車両左右方向中心部
若しくは該中心に対して、サイドメンバの剛性の高い側
に該エンジンマウントを配置することにより、該エンジ
ンマウントにエンジン振動が入力された際のサブフレー
ム振動を大幅に低減することができる。
た上記メンバの中心に対して剛性が高(なったサイドメ
ンバ側に寄った位置に存在することになり、該エンジン
マウントが取り付けられるメンバの車両左右方向中心部
若しくは該中心に対して、サイドメンバの剛性の高い側
に該エンジンマウントを配置することにより、該エンジ
ンマウントにエンジン振動が入力された際のサブフレー
ム振動を大幅に低減することができる。
また、上記サイドメンバの車両左右方向の剛性変化は、
サイドメンバの数を異ならせることにより達成される。
サイドメンバの数を異ならせることにより達成される。
更に、上記サイドメンバの車両左右方向の剛性変化は、
サイドメンバの強度を異ならせることによっても達成す
ることができる。
サイドメンバの強度を異ならせることによっても達成す
ることができる。
実施例
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
即ち、第1図、第2図は本発明の一実施例を示す自動車
のサブフレーム構造を示し、第1図は全体斜視図、第2
図は側面図で、F−F車に適用した場合を例にとって説
明する。
のサブフレーム構造を示し、第1図は全体斜視図、第2
図は側面図で、F−F車に適用した場合を例にとって説
明する。
即ち、本実施例のサブフレームIOは図外のエンジンル
ーム内に収納され、第1メンバとしてのフロントメンバ
12.第2メンバとしてのリアメンバ14および左、右
側サイドメンバ16,1.8によって略井桁状に構成さ
れている。
ーム内に収納され、第1メンバとしてのフロントメンバ
12.第2メンバとしてのリアメンバ14および左、右
側サイドメンバ16,1.8によって略井桁状に構成さ
れている。
上記フロントメンバ12は車両左右方向に長軸が設けら
れると共に、エンジンルーム内の車両前方側に配置され
、その両端部には図外の車体に取り付けるための左、右
フロントマウント20,20aが装着されている。
れると共に、エンジンルーム内の車両前方側に配置され
、その両端部には図外の車体に取り付けるための左、右
フロントマウント20,20aが装着されている。
上記リアメンバ14は上記フロントメンバ12と同様に
長軸が車両左右方向に設けられ、エンジンルーム内の車
両後方に配置されると共に、その両端部には車体取り付
は用の左、右リアマウント22.22aが装着される。
長軸が車両左右方向に設けられ、エンジンルーム内の車
両後方に配置されると共に、その両端部には車体取り付
は用の左、右リアマウント22.22aが装着される。
また、上記リアメンバ14は上記フロントメンバ12よ
り高く形成され、その上端は第2図に示すようにパワー
プラント24の上端部近傍となるように配置される。
り高く形成され、その上端は第2図に示すようにパワー
プラント24の上端部近傍となるように配置される。
上記左、右側サイドメンバ16.18は、上記フロント
メンバ12およびリアメンバ14上端部の互いに対向さ
れる車両左右方向両側近傍間を車両前後方向を指向して
配置され、該左、右側サイドメンバ16.18の前後両
端部は溶接によりフロントメンバ12およびリアメンバ
14にそれぞれ連結しである。
メンバ12およびリアメンバ14上端部の互いに対向さ
れる車両左右方向両側近傍間を車両前後方向を指向して
配置され、該左、右側サイドメンバ16.18の前後両
端部は溶接によりフロントメンバ12およびリアメンバ
14にそれぞれ連結しである。
尚、本実施例では上記左、右側サイドメンバ16.18
は、それぞれの車両後端部間が連結部材19を介して一
体に結合され、全体として略コ字状の一体部品として構
成されている。
は、それぞれの車両後端部間が連結部材19を介して一
体に結合され、全体として略コ字状の一体部品として構
成されている。
ここで本実施例では、上記フロントメンバ12の車両左
方向端部と、上記リアメンバ14上端の車両左方向端部
とをアッパーサイドメンバ26を介して斜め方向に連結
しである。
方向端部と、上記リアメンバ14上端の車両左方向端部
とをアッパーサイドメンバ26を介して斜め方向に連結
しである。
そして、車両左側のサイドメンバは上記アッパーサイド
メンバ26と上記左側サイドメンバ16とによって構成
すると共に、車両右側のサイドメンバは上記右側サイド
メンバ18のみによって構成しである。
メンバ26と上記左側サイドメンバ16とによって構成
すると共に、車両右側のサイドメンバは上記右側サイド
メンバ18のみによって構成しである。
ところで、上記パワープラント24は3個のエンジンマ
ウント30,32.34を介して上記サブフレーム10
に支持されるようになっており(第2図参照)、1つの
エンジンマウント30は上記フロントメンバ12に設け
られるブラケット36に取り付けられ、他の1つのエン
ジンマウント32は上記リアメンバ14上端部に設けら
れるブラケット38に取り付けられ、かつ、残りのエン
ジンマウント34は上記了ツバサイドメンバ26に設け
られるブラケット40に取り付けられる。
ウント30,32.34を介して上記サブフレーム10
に支持されるようになっており(第2図参照)、1つの
エンジンマウント30は上記フロントメンバ12に設け
られるブラケット36に取り付けられ、他の1つのエン
ジンマウント32は上記リアメンバ14上端部に設けら
れるブラケット38に取り付けられ、かつ、残りのエン
ジンマウント34は上記了ツバサイドメンバ26に設け
られるブラケット40に取り付けられる。
上記フロントメンバ12に設けられるブラケット36は
、該フロントメンバ12の車両左右方向中心部から車両
左方の範囲、つまり、アッパサイドメンバ26が設けら
れる方向に寄った位置に固設され、当該部位でエンジン
マウント30を支持する。
、該フロントメンバ12の車両左右方向中心部から車両
左方の範囲、つまり、アッパサイドメンバ26が設けら
れる方向に寄った位置に固設され、当該部位でエンジン
マウント30を支持する。
以上の構成により本実施例の自動車のサブフレーム構造
にあっては、サブフレーム10の車両左方に設けられる
サイドメンバが、左側サイドメンバ16とアッパサイド
メンバ26とによって構成されるため、右側サイドメン
バ18のみで構成される車両右方のサイドメンバに比較
して、車両左方のサイドメンバの剛性を高くすることが
できる。
にあっては、サブフレーム10の車両左方に設けられる
サイドメンバが、左側サイドメンバ16とアッパサイド
メンバ26とによって構成されるため、右側サイドメン
バ18のみで構成される車両右方のサイドメンバに比較
して、車両左方のサイドメンバの剛性を高くすることが
できる。
従って、このように車両左右方向でサイドメンバの剛性
を異ならせることができるため、エンジン回転の低次の
振動に対してサブフレーム10が振動される固有モード
は、従来の対称井桁状として構成されるサブフレームの
ように単純な上下向げの変形モードとはならず、捩りを
主とする固有モードとして現れることが実験により確か
められた。
を異ならせることができるため、エンジン回転の低次の
振動に対してサブフレーム10が振動される固有モード
は、従来の対称井桁状として構成されるサブフレームの
ように単純な上下向げの変形モードとはならず、捩りを
主とする固有モードとして現れることが実験により確か
められた。
従って、上記サブフレーム10では低次の弾性振動の固
有モードでは常にフロントメンバ12の車両左右方向中
心部から車両左方の範囲の振幅が小さくなる。
有モードでは常にフロントメンバ12の車両左右方向中
心部から車両左方の範囲の振幅が小さくなる。
このため、上記サブフレーム10に装着されるエンジン
マウント30を介シてパワーユニット24の振動がサブ
フレームIOに入力される際、該振動はサブフレーム1
0の振幅の小さい部分に入力されるため、エンジン振動
に起因する該サブフレーム10の振動を大幅に抑制する
ことができる。
マウント30を介シてパワーユニット24の振動がサブ
フレームIOに入力される際、該振動はサブフレーム1
0の振幅の小さい部分に入力されるため、エンジン振動
に起因する該サブフレーム10の振動を大幅に抑制する
ことができる。
また、上記フロントメンバ12に現れる振動の節は、車
両左右方向の中心に存在するのではなく、アッパサイド
メンバ26が設けられて剛性が高くなる図中左方のサイ
ドメンバ側に寄った位置に存在することになり、これに
伴って本実施例では、上記エンジンマウント30を装着
するブラケット36の位置が、サイドメンバの剛性が高
くなる車両左方寄りに配置されたことにより、パワーユ
ニット24振動がサブフレーム10に影響されるのを更
に低減することができる。
両左右方向の中心に存在するのではなく、アッパサイド
メンバ26が設けられて剛性が高くなる図中左方のサイ
ドメンバ側に寄った位置に存在することになり、これに
伴って本実施例では、上記エンジンマウント30を装着
するブラケット36の位置が、サイドメンバの剛性が高
くなる車両左方寄りに配置されたことにより、パワーユ
ニット24振動がサブフレーム10に影響されるのを更
に低減することができる。
従って、本実施例ではパワーユニット24振動がサブフ
レーム10を介して車体側に入力される振動を著しく低
減することができるため、こもり音等の車室内者を大幅
に減少し、かつ、乗り心地性の著しい向上を図ることが
できる。
レーム10を介して車体側に入力される振動を著しく低
減することができるため、こもり音等の車室内者を大幅
に減少し、かつ、乗り心地性の著しい向上を図ることが
できる。
尚、本実施例ではフロントメンバ12に1個のエンジン
マウント30を装着する場合を開示したが、該フロント
メンバ12に複数個のエンジンマウントを設けてもよく
、このようにエンジンマウントを複数個設けた場合は、
少なくとも1個以上のエンジンマウントをフロントメン
バ12の左右方向中心よりアッパサイドメンバ26を設
けた側に寄った位置に装着すればよい。
マウント30を装着する場合を開示したが、該フロント
メンバ12に複数個のエンジンマウントを設けてもよく
、このようにエンジンマウントを複数個設けた場合は、
少なくとも1個以上のエンジンマウントをフロントメン
バ12の左右方向中心よりアッパサイドメンバ26を設
けた側に寄った位置に装着すればよい。
第3図は他の実施例を示し、上記実施例と同一構成部分
に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
即ち、この実施例のサブフレーム10aは、左側サイド
メンバ16aをダブルサイドメンバとし上記ダブルサイ
ドメンバは、左側サイドメンバ16aを構成する鋼板を
2重構造として形成したもので、右側サイドメンバ18
に比較してその強度が著しく増大され、このことにより
該左側サイドメンバ16aの剛性が高く設定されるよう
になっている。
メンバ16aをダブルサイドメンバとし上記ダブルサイ
ドメンバは、左側サイドメンバ16aを構成する鋼板を
2重構造として形成したもので、右側サイドメンバ18
に比較してその強度が著しく増大され、このことにより
該左側サイドメンバ16aの剛性が高く設定されるよう
になっている。
従って、この実施例にあっても上記第1.2図の実施例
と同様に、パワープラント振動が入力された場合のサブ
フレーム10aの振動モードを、捩りを主とした振動を
発生させることができ、また、フロントメンバ12に装
着されるエンジンマウント30の取付位置、つまり、ブ
ラケット36をフロントメンバ12の左右方向中心より
ダブルサイドメンバが設けられた側に寄った位置に設定
することにより、該エンジンマウント30の装着位置を
上記実施例と同様に振動の振幅の小さい部分に設定する
ことができ、サブフレームloaの振動を著しく抑制す
ることができる。
と同様に、パワープラント振動が入力された場合のサブ
フレーム10aの振動モードを、捩りを主とした振動を
発生させることができ、また、フロントメンバ12に装
着されるエンジンマウント30の取付位置、つまり、ブ
ラケット36をフロントメンバ12の左右方向中心より
ダブルサイドメンバが設けられた側に寄った位置に設定
することにより、該エンジンマウント30の装着位置を
上記実施例と同様に振動の振幅の小さい部分に設定する
ことができ、サブフレームloaの振動を著しく抑制す
ることができる。
尚、この実施例では上記第1図に示す実施例に比べて、
アッパサイドメンバ26が不要となるため、エンジンル
ーム内でのレイアウトの自由度が増加し、大排気量のエ
ンジンの搭載が可能となる。
アッパサイドメンバ26が不要となるため、エンジンル
ーム内でのレイアウトの自由度が増加し、大排気量のエ
ンジンの搭載が可能となる。
ところで、上述した各実施例のサブフレーム10、lO
aは、F −F車に適用される場合に例を取って説明し
たが、これに限ることな(R−R(リアエンジン・リア
ドライブ)車にあっても適用することができる。
aは、F −F車に適用される場合に例を取って説明し
たが、これに限ることな(R−R(リアエンジン・リア
ドライブ)車にあっても適用することができる。
尚、R−R車に本発明を適用した場合は、フロントメン
バ12がリアメンバとなって車両後方に配置されると共
に、リアメンバ14がフロントメンバとなって車両前方
に配置される。
バ12がリアメンバとなって車両後方に配置されると共
に、リアメンバ14がフロントメンバとなって車両前方
に配置される。
発明の詳細
な説明したように本発明の自動車のサブフレーム構造に
あっては、左右のサイドメンバの剛性を異ならせ、エン
ジンマウントが取り付けられたメンバの車両左右方向中
心部、若しくは該中心に対してサイドメンバの剛性の高
い側に該エンジンマウントを配置したので、サブフレー
ムに発生される低次の弾性振動の固有モードでは、主に
捩りモードを発生させることができるため、エンジンマ
ウントにエンジン振動が入力された場合のサブフレーム
の弾性振動の発生を抑制できる。
あっては、左右のサイドメンバの剛性を異ならせ、エン
ジンマウントが取り付けられたメンバの車両左右方向中
心部、若しくは該中心に対してサイドメンバの剛性の高
い側に該エンジンマウントを配置したので、サブフレー
ムに発生される低次の弾性振動の固有モードでは、主に
捩りモードを発生させることができるため、エンジンマ
ウントにエンジン振動が入力された場合のサブフレーム
の弾性振動の発生を抑制できる。
従って、車体に伝達されるエンジン振動を大幅に低減し
て、車室内含を著しく少な(することができ、車両乗り
心地性の著しい向上を図ることができるという優れた効
果を奏する。
て、車室内含を著しく少な(することができ、車両乗り
心地性の著しい向上を図ることができるという優れた効
果を奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は本発
明の一実施例を示す側面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す斜視図である。 10.10a・・・サブフレーム、12・・・フロント
メンバ(第1メンバ)、14・・・リアメンバ(第2メ
ンバ)、16.16a・・・左側サイドメンバ18・・
・右側サイドメンバ、24・・・パワープラント、26
・−・ア・ツバサイドメンバ、30,32゜34・・・
エンジンマウント。
明の一実施例を示す側面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す斜視図である。 10.10a・・・サブフレーム、12・・・フロント
メンバ(第1メンバ)、14・・・リアメンバ(第2メ
ンバ)、16.16a・・・左側サイドメンバ18・・
・右側サイドメンバ、24・・・パワープラント、26
・−・ア・ツバサイドメンバ、30,32゜34・・・
エンジンマウント。
Claims (3)
- (1)車体にマウントを介して弾性支持され、車両左右
方向にその長軸が設けられる第1メンバと、該第1メン
バに対して車両前後方向に配置されると共に、該第1メ
ンバと同様に車体にマウントを介して弾性支持され、車
両左右方向にその長軸が設けられる第2メンバと、 これら第1メンバと第2メンバの互いに対向される車両
左右方向両端近傍をそれぞれ連結するサイドメンバと、
を備え、 上記第1メンバ又は第2メンバの少なくとも一方に、パ
ワープラント支持用のエンジンマウントが装着される井
桁状のサブフレームにおいて、上記サイドメンバの剛性
を車両左右方向で異ならせると共に、上記エンジンマウ
ントの取付位置を、車両左右方向中心部若しくは該中心
に対してサイドメンバの剛性の高い側に配置したことを
特徴とする自動車のサブフレーム構造。 - (2)上記サイドメンバの車両左右方向の剛性変化は、
サイドメンバの数を異ならせたことを特徴とする請求項
1に記載の自動車のサブフレーム構造。 - (3)上記サイドメンバの車両左右方向の剛性変化は、
サイドメンバの強度を異ならせたことを特徴とする請求
項1に記載の自動車のサブフレーム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029490A JPH03235763A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 自動車のサブフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3029490A JPH03235763A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 自動車のサブフレーム構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235763A true JPH03235763A (ja) | 1991-10-21 |
Family
ID=12299717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3029490A Pending JPH03235763A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 自動車のサブフレーム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03235763A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009196613A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Autobacs Seven Co Ltd | 自動車のフロントサブフレーム |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP3029490A patent/JPH03235763A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009196613A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Autobacs Seven Co Ltd | 自動車のフロントサブフレーム |
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