JPH03231905A - α―オレフィン―アルケニルシラン共重合体およびその製造方法 - Google Patents

α―オレフィン―アルケニルシラン共重合体およびその製造方法

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JPH03231905A JP2295228A JP29522890A JPH03231905A JP H03231905 A JPH03231905 A JP H03231905A JP 2295228 A JP2295228 A JP 2295228A JP 29522890 A JP29522890 A JP 29522890A JP H03231905 A JPH03231905 A JP H03231905A
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    • Y10S526/943Polymerization with metallocene catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明はα−オレフィンとアルケニルシランの立体蜆則
性共重合体およびその製造方法に関する。
[従来の技術] アルケニルシランとα−オレフィンの共重合体は、その
共重合体としての物性が期待できるとともに、アルケニ
ルシラン単位の反応性を利用して種々の機能も期待でき
るが、特にアルケニルシラン、あるいはハロゲン化アル
ケニルシランとα−オレフィンの共重合は従来公知の触
媒を用いたのでは共重合体中にアルケニルシランがほと
んど導火されず大量のアルケニルシランを用いても、少
量のアルケニルシラン単位しか含まれていない共重合体
が得られるにすぎなかった。
[発明が解決しようとする課題] したがって、有効量のアルケニルシラン単位を含有する
共重合体の探索およびそれを単位触媒量あたり高収率で
得る方法を開発することが望まれている。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記問題を解決して立体規則性のすレフイ
ンとアルケニルシランの共重合体について鋭意探索し高
活性な触媒を用いて立体規則性α−オレフィン−アルケ
ニルシラン共重合体を製造する方法を見出し本発明を完
成した。
即ち、本発明は実質的にα−オレフィンの連鎖が立体規
σ1j性であってアルケニルシラン単位の含量が0.0
1〜50wt%であり、135℃テトラリン溶液で測定
した極限粘度が0.01以上である立体規則性α−オレ
フィン−アルケニルシラン共重合体である。本発明はま
た共重合体を製造するに好適な方法であり、シクロペン
タジェンあるいはその誘導体を配位子とする遷移金属化
合物とアルミノキサンからなる触媒を用い炭素数3〜2
5のα−オレフィンとアルケニルシランを共重合させる
ことを特徴とする立体規則性α−オレフィン−アルケニ
ルシラン共重合体の製造方法である。
本発明の共重合体において実質的にα−オレフィンの連
鎖が立体規則性であるとは、連鎖が実質的にアイソタク
チック構造であるか、実質的にシンジオタクチック構造
であることであり、実質的にアイソタクチック構造であ
るとは、共重合体であってもそのα−オレフィン連鎖に
おいては側鎖がアイソタクチック構造になっていること
であり、コポリマーの1.2.4−トリクロロベンゼン
中で測定して得られる”C−)IMRスペクトルによれ
ば、a−オレフィンだけを重合させたときに観測される
主鎖に直接結合した側鎖のメチレン基のアイソタクチッ
ク構造に帰属されるピークの位置に、共重合体において
も吸収が観測される。たとえば、具体的にはα−オレフ
ィンがプロピレンのときは、約21.7ppmにピーク
が観測され、その強度がプロピレン単位のメチル基に帰
属される全ピークの強度の和に対して0.3以上であれ
ばよい。
一方、実質的にシンジオタクチック構造であるとは、共
重合体であってもそのa−オレフィン連鎖においては側
鎖がシンジオタクチック構造になっていることであり、
コポリマーの1.2.4−トリクロロベンゼン中で測定
して得られる”C−NMRスペクトルにおいて、アイソ
タクチック構造に帰属されるピークよりも高磁場側に、
アイソタクチック構造に帰属されないピークが実質的に
一本のピークとして観測され、そのピークの強度は、主
鎖に直接結合したメチレン基に帰属されるピーク強度の
和に対して0.3以上であることである。該コポリマー
がプロピレンを主とするα−オレフィンとアルケニルシ
ランのコポリマーである場合には、これは13C−NM
Rスペク!ルにおいて、20.2ppmに観測されるピ
ーク強度が、プロピレン単位のメチル基に帰属される全
ピークの強度の和に対して0.3以上であることに対応
する。
本発明の共重合体について以下にその製造方法について
説明することで詳述する。
本発明のα−オレフィン−アルケニルシラン共重合体を
製造するに用いる触媒としては、立体規則性α−オレフ
ィンポリマーを製造できることですでに知られている多
くの触媒系が使用できるが、例えば、L Kamins
kyraらPolymer Bulletinvo19
464〜46H1987) 、 Angew、Chem
、、vol 24507(1985+、J、 A、 E
venら、J、Am、Chem、、  vol 106
6355(1984L vol 1106255(19
88)などにその例が示されておりその他多くの特許が
公開されている遷移金属化合物とアルミノキサンからな
る触媒である。
具体的には、遷移金属化合物としては、シクロペンタジ
ェンまたはその誘導体を配位子とするジルコニウム、或
いはハフニウムの有機金属化合物が利用できる。なかで
もエチレンビスインデニル基あるいはその水素化物を配
位子とするものあるいはインデニル基、その水素化物、
またはアルキル置換のシクロペンタジェン基の2つを珪
素で結合した対称な配位子を有するものなどはアイソタ
クチックなポリオレフィンをまたフルオレニル基とシク
ロペンタジェニル基をメチル基で結合した非対称な配位
子を有するものはシンジオタクチックなポリオレフィン
を与えることが知られており、これらの触媒系を用いて
α−オレフィンとアルケニルシランを共重合させると、
得られる共重合体も立体規則性を有するものになる。よ
り具体的には対称な配位子を有する遷移金属化合物とし
てはビスアルキルシリレンシクロペンタジェニルジルコ
ニウムジクロリド、あるいはそのシクロペンタジェニル
基に置換基がついたもの、エチレンビスインデニルジル
コニウムジクロリド、あるいはその水素化物、非対称な
配位子を有する遷移金属化合物としてはイソプロピル(
シクロペンタジェニル−1−フルオレニル)ハフニウム
ジクロリド、あるいはイソプロピル(シクロペンタジェ
ニル−1−フルオレニル)ジルコニウムジクロリドなど
が例示される。これらと異なる構造のものであってもメ
タロセン化合物であって、例えばプロピレンの単独重合
をおこなったときアイソタクチックペンタッド分率(A
、 ZambelliらMacromalecules
 vol、6687(1973)、同vo1.8925
(1975))が0.7以上、あるいはシンジオクタヂ
ックベンタド分率が0.7以上であるような化合物であ
れば利用できる。
また併用するアルミノキサンとしては、(式中Rは炭素
数1〜3の炭化水素残基。)で表される化合物が例示で
き、特にRがメチル基であるメチルアルミノキサンでn
が5以上、好ましくは10〜100のものが使用される
。上記遷移金属化合物に対するアルミノキサンの使用割
合としては10〜1000000モル倍、通常50〜5
000モル倍である。また重合条件については特に制限
はなく、不活性媒体を用いる溶媒重合法、或いは実質的
に不活性媒体の存在しない塊状重合法、気相重合法が利
用できる。
本発明においてここでアルケニルシランとは、−数式:
 H2C=CI−(CHI)、5iXi(式中Xは水素
、ハロゲン原子あるいは炭素数1〜20の飽和炭化水素
残基、mは0〜10の整数。)で表され、具体的にはビ
ニルシラン、アリルシラン、ブテニルシラン、ペンテニ
ルシラン、ヘキセニルシランあるいはそれらの5i−H
結合の■がハロゲン原子あるいは炭素数1〜20の飽和
炭化水素残基に置換した物などが例示できる。
また、α−オレフィンとしては炭素数3〜25のα−オ
レフィンが例示され、−数式 %式% 分岐構造を有するものなどが例示できる。具体的にはプ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、
ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1
、ウンデセン−11ドデセン−■、トリデセン−1、ペ
ンタデセン−1、ヘキサデセン−1、ヘブタデ 0 セン−1、オクタデセン−1などの直鎖α−オレフィン
あるいは、3−メチルブテン−1,4−メチルペンテン
−1,4,4−ジメチルペンテン−1などの分岐α−オ
レフィンが例示され、これらのα−オレフィンの1種ま
たは2種以上が重合に用いられる。また、α−オレフィ
ンのうち10モル%までならエチレンを混合してもよい
。重合温度としては一100〜200℃、重合圧力とし
ては常圧〜100 kg7cm2−Gで行うのが一般的
である。好ましくは一100〜100℃、常圧〜50 
kg/cm2−Gである。
本発明において、重要なのは上記アルケニルシラン単位
の全重合体に占める割合が0.01〜50wt%となる
ように単量体の重合系への導入量を制御すること、そし
て共重合体中のα−オレフィン連鎖が実質的にアイソタ
クチック構造、あるいはシンジオタクチック構造となる
様な条件下に重合されることである。このための条件と
しては基本的にはα−オレフィンの単独重合を行ったと
き得られるポリマーのタフティシティ−が実質的にアイ
1 ツタクチツク構造、あるいはジンジオクタチック構造と
なる様な重合条件を採用すれば良い。これらの必要な重
合条件は前記した重合触媒を適宜選択することによって
達成することができる。
アルケニルシラン単位の含量が0.01wt%以下では
、重合体にアルケニルシランが存在する効果が発現され
ず、50wt%以上ではアイソタクチックもしくはシン
ジオタクチックポリα−オレフィンとしての物性が発現
しない、好ましくは005〜40wt%程度である。ま
た分子量としてはポリマーとしての特性を発現するとい
う点から135℃テトラリン溶液で測定した極限粘度が
0601以上であることが望ましく、成形性などの点か
らは0.1〜10程度である。得られる共重合体がプロ
ピレンを主とするα−オレフィンとアルケニルシランの
コポリマーで、そのα−オレフィンの連鎖がシンジオタ
クチック構造である時はその共重合体が結晶性であるた
めには13C−NMRで測定したプロピレン単位のメチ
ル基に帰属されるピークのうち約20.2ppmに観測
されるピーク強度がプロビレ 2 ン単位の全メチル基のピーク強度の043以上であるの
が好ましい。
[実施例] 以下に実施例を示しさらに本発明を説明する。
実施例1 常法に従って合成したエチレンビスインデンをリチウム
化し、四塩化ジルコニウムと反応させ水素化して得たエ
チレンビス(4,5,6,7−テトラハイドロインデニ
ル)ジルコニウムジクロリド10mgと東ソー・アクゾ
■製の重合度的16のメチルアルミノキサン1.36g
を内容$11300m℃のオートクレーブ中、トルエン
Loom℃に溶解し、トリメチルアリルシランを7.2
g加え、プロピレンを1 kg/cm2−Gとなるよう
に挿入しながら32℃で7時間重合させた。重合後、未
反応のモノマーをパージし、300+mf2のメタノー
ルにスラリーを加え撹拌し、ついで濾過して得られたパ
ウダーをメタノール1ρで4回洗浄した後80℃で減圧
乾燥して74gのポリマーを得た。珪素の含量を分析し
たところ珪素含量は1.9wt%であり、トリ3 メチルアリルシラン単位を7゜7wt%含有していた。
また’ ”C−NnRによればプロピレンのメチル基に
よる吸収が約21..7ppmに観測され、ピークの強
度は全プロピレン単位のメチル基のピーク強度の和の約
0.36であり、プロピレン単位の連鎖が実質的にアイ
ソタクチック構造であることを示した。また、135℃
のテトラリン溶液で測定した極限粘度(以下、ηと略記
する)は0.15であった。
実施例2 トリメチルアリルシランにかえトリメチルビニルシラン
を用いた他は実施例1と同様に重合および後処理をした
ところ37gのポリマーが得られトリメチルビニルシラ
ン単位の含量は8.1wt%、ηは0.21であった。
また’ ”C−NMRによればプロピレンのメチル基に
よる吸収が約21.7ppmに観測され、ピーク強度は
全プロピレン単位のメチル基のピーク強度の和の0.3
2であり、このポリマーのプロピレン単位の連鎖が実質
的にアイソタクチック構造であることを 4 示した。
比較例1 触媒として塩化マグネシウム20gとフタル酸ジ−n−
ブチル5.5gと四塩化チタン9gを共粉砕し、ついで
沸騰トルエンで処理して得た触媒成分100mgとトリ
エチルアルミニウム0.20n+12とジメトキシジフ
ェニルシラン0. IOmj2からなる触媒を用い実施
例2と同様にしてプロピレンとトリメチルビニルシラン
の共重合を行なったところ、1.3gのポリマーが得ら
れたが、トリメデルビニルシランは検出されなかった(
 0.001wt%以下)。
実施例3 トリメチルアリルシランに変えジメチルビニルシランを
用いた他は実施例1と同様に重合および後処理をしたと
ころ41gのポリマーが得られ、ジメチルビニルシラン
単位の含量は6.5wt%、ηは0.16であった。
また”C−NMRによればプロピレンのメチル基による
吸収が約21.7ppmに観測され、ピーク強度は 5 全プロピレン単位のメチル基のピーク強度の和の0.3
8であり、このポリマーのプロピレン単位の連鎖が実質
的にアイソタクチック構造であることを示した。
実施例4 プロピレンに変えブテン−1を用いた他は実施例1と同
様に重合および後処理をしたところ16gのポリマーを
得た。トリメチルアリルシラン単位の含量は15.5w
t%であり、ηは0.28であった。
”C−NMRによって測定される側鎖のメチレン基に帰
属される約28.0ppmのピークの強度は約26〜2
8.5ppmに観測される全ての側鎖のメチレン基のピ
ーク強度の和の約0.6であり、このポリマーのブテン
−1単位の連鎖が実質的にアイソタクチック構造である
ことを示した。
実施例5 常法に従って合成したイソプロピルシクロペンタジェニ
ル−1−フルオレンをリチウム化し、四塩化ジルコニウ
ムと反応させ、精製して得たイソプロピル(シクロペン
タジェニル−1−フルオレニ 6 ル)ジルコニウムジクロリド10rngと東ソー・アク
ゾ■製の重合度的16のメチルアルミノキサン1.36
gを内容積300mI2のオートクレーブ中、トルエン
100mρに溶解し、トリメチルアリルシラン7.2g
を加え、プロピレンを1 kg7cm”−Gになるまで
挿入し圧力が一定になる様にプロピレンを追加しながら
20℃で7時間重合させた。重合後、未反応のモノマー
をパージし、300 raβのメタノールにスラリーを
加え撹拌し、ついで濾過して得られたパウダーをメタノ
ール1i2で4回洗浄した後80℃で減圧乾燥して57
gのポリマーを得た。元素分析によればトリメチルアリ
ルシラン単位を14.7wt%含有しており、’ ”C
−NMRによって分析したところ約20.2ppraに
観測されるプロピレン単位のメチル基のピーク強度はプ
ロピレン単位の全メチル基に帰属されるピーク強度の和
の0.52であり、プロピレン単位の連鎖が実質的にシ
ンジオタクチック構造であることを示した。ηは0.2
3であり、135℃1,2.4−トリクロロベンゼン溶
液で測定した重量平均分子量と数平均分子量 7 の比(以下、MW/MNと記す)は2.2であった。
この共重合体を成形して得た厚さ1mmのプレスシート
について引張降伏強さ(kg/cm”、 ASTMD6
38 (23℃)による)およびヘイズ(%、 AST
M01003による)を測定したところ、245および
35であった。これに対し、同様な重合条件でプロピレ
ンのみを重合させて重合体を得、それから成形して得た
プレスシートについて同様に物性を測定したところ、引
張降伏強さは224 kg/cm2゜ヘイズは68%で
あった。
実施例6 トリメチルアリルシランに変えトリメチルビニルシラン
を用いた他は実施例5と同様に重合および後処理をして
共重合体24gを得た。これはトリメチルビニルシラン
単位を9.5wt%含有しており、ηは0.3(1,M
W/MNは2.3であり” +1ニ−NMIIにおいて
20.2ppmに観測されるプロピレン単位のメチル基
のピーク強度はプロピレン単位の全メチル基に帰属され
るピーク強度の和の0.61であり、プロピレン単位の
連鎖が実質的にシンジオタクチック構造であることを示
した。
実施例7 トリメチルアリルシランに変えジメチルビニルシランを
用いた他は実施例5と同様に重合および後処理をして共
重合体12gを得た。これはジメチルビニルシラン単位
を7.9wt%含有しており、ηは0,18、MW/M
Nは2.1であり、’ ”C−NMRにおいて20.2
ppm+に観測されるプロピレン単位のメチル基のピー
ク強度はプロピレン単位の全メチル基に帰属されるピー
ク強度の和の0,65であり、プロピレン単位の連鎖が
実質的にシンジオタクチック構造であることを示した。
実施例8 実施例5で得たイソプロピル(シクロペンタジェニル−
1−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド10mgと
東ソー・アクゾ■製の重合度約16のメチルアルミノキ
サン1.36gを内容積300++1のオートクレーブ
中のブテン−1100gとトリメチルアリルシラン20
gの混合物中に加え、30℃で5時間重合させた。重合
後、未反応のブ 9 テン−1をパージし300  m℃のメタノールにスラ
リーを加え攪拌し、ついで濾過して得られたパウダーを
メタノール1℃で4回洗浄した後80℃で減圧乾燥して
28gのポリマーを得た。元素分析によればトリメチル
アリルシラン単位を17.5wt%含有しており、”C
−NMRによって分析したところ約26.9ppmに観
測されるブテン−1単位の側鎖のメチレン基のピーク強
度はブテン−1単位の側鎖の全メチレン基のピーク(約
26〜28ppmに観測される)強度の和の0.62で
、ブテン−1単位の連鎖が実質的にシンジオタクチック
構造であることを示した。ηは0.39、MW/MNは
1.8であった。
実施例9 トリメチルアリルシランに変えトリメチルビニルシラン
を用いた他は実施例8と同様に重合および後処理をして
共重合体18gを得た。これはトリメチルビニルシラン
単位を11.5wt%含有しており、ηは0.28、M
W/MNは1.9であり約26.9ppmに観測される
ブテン−1単位の側鎖のメチレン基のピーク強度はブテ
ン−1単位の側鎖の全メチレン基 0 のピーク(約26〜28ppmに観測される)強度の和
の0.58であり、ブテン−1単位の連鎖が実質的にシ
ンジオタクチック構造であることを示した。
実施例10 ブテン−1にかえペンテン−1を用いた他は実施例8と
同様に重合および後処理をして共重合体42gを得た。
元素分析によればトリメチルアリルシラン単位を25.
4wt%含有しており、”C−NMRによって分析した
ところ約37.5ppmに観測されるペンテン−1単位
の側鎖の主鎖に直接結合したメチレン基のピーク強度は
ペンテン−1単位の主鎖に直接結合した側鎖の全メチレ
ン基のピーク(約37〜39ppmに観測される)強度
の和の0,55で、ペンテン1単位の連鎖が実質的にシ
ンジオタクチック構造であることを示した。ηは0.4
0、MW/MNは2.0であった。
実施例11 トリメチルアリルシランに変えジメチルアリルシランを
用い、ブテン−1に変えヘキサデセン−1を用いた他は
実施例8と同様に重合および後処理をしたところ共重合
体47gを得た。元素分析によればジメチルアリルシラ
ン単位を17.5wt%含有しており、”C−NMRに
よって分析したところ約357ppmに観測されるヘキ
サデセン−1単位の側鎖の主鎖に直接結合したメチレン
基のピーク強度はへキサデセン−1単位の主鎖に直接結
合した側鎖の全メチレン基のピーク(約35〜36pp
mに観測される)強度の和の0.45で、ヘキサデセン
−1単位の連鎖が実質的にシンジオタクチック構造であ
ることを示した。ηは0.I2、MW/MNは2.1で
あった。
[発明の効果] 本発明の共重合体は共重合体であるにも拘らず剛性が良
好で透明性にも優れており耐熱性も良好であり、射出成
形用、押出成形用の樹脂として有用であり、また、アル
ケニルシラン単位の導入による種々の機能が期待でき、
工業的に極めて価値がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の理解を助けるためのフロー図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、実質的にα−オレフィンの連鎖が立体規則性であっ
    てアルケニルシラン単位の含量が0.01〜50wt%
    であり、135℃テトラリン溶液で測定した極限粘度が
    0.01以上である立体規則性α−オレフィン−アルケ
    ニルシラン共重合体。 2、シクロペンタジエンあるいはその誘導体を配位子と
    する遷移金属化合物とアルミノキサンからなる触媒を用
    い炭素数3〜25のα−オレフィンとアルケニルシラン
    を共重合させることを特徴とする立体規則性α−オレフ
    ィン−アルケニルシラン共重合体の製造方法。 3、実質的にα−オレフィンの連鎖がシンジオタクチッ
    ク構造であり、アルケニルシラン単位の含量が0.01
    〜50wt%であり、135℃テトラリン溶液で測定し
    た極限粘度が0.01以上であるシンジオタクチックα
    −オレフィン−アルケニルシラン共重合体。4、シクロ
    ペンタジエン基あるいはその誘導体から選ばれた2つの
    非対称な互いに結合した配位子を有する遷移金属化合物
    とアルミノキサンからなる触媒を用いα−オレフィンと
    アルケニルシランを共重合させることを特徴とするシン
    ジオタクチックα−オレフィン−アルケニルシラン共重
    合体の製造方法。 5、^1^3C−NMRで測定したプロピレン単位のメ
    チル基に帰属されるピークのうち約20.2ppmに観
    測されるピークの強度がプロピレン単位に帰属される全
    メチル基のピーク強度の0.3以上、アルケニルシラン
    単位の含量が0.01〜40wt%であり、135℃テ
    トラリン溶液で測定した極限粘度が0.01以上である
    シンジオタクチックプロピレン−アルケニルシラン共重
    合体。 6、実質的にα−オレフィンの連鎖がアイソタクチック
    構造であり、アルケニルシラン単位の含量が0.01〜
    50wt%であり、135℃テトラリン溶液で測定した
    極限粘度が0.01以上であるアイソタクチックα−オ
    レフィン−アルケニルシラン共重合体。 7、インデニル基、あるいはその水素化物、あるいはア
    ルキル置換シクロペンタジエニル基から選ばれた対称な
    互いに結合した2つの配位子を有する遷移金属化合物と
    アルミノキサンからなる触媒を用いプロピレンとアルケ
    ニルシランを共重合させることを特徴とするアイソタク
    チックプロピレン−アルケニルシラン共重合体の製造方
    法。
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