JP2962770B2 - 4―メチルペンテン―1の重合体 - Google Patents

4―メチルペンテン―1の重合体

Info

Publication number
JP2962770B2
JP2962770B2 JP2134041A JP13404190A JP2962770B2 JP 2962770 B2 JP2962770 B2 JP 2962770B2 JP 2134041 A JP2134041 A JP 2134041A JP 13404190 A JP13404190 A JP 13404190A JP 2962770 B2 JP2962770 B2 JP 2962770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methylpentene
measured
copolymer
polymer
observed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2134041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03200810A (ja
Inventor
浅沼  正
哲之助 潮村
進隆 内川
由香里 玉井
建世 佐々木
勉 岩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to US07/535,535 priority Critical patent/US5157092A/en
Priority to EP90111248A priority patent/EP0405236B1/en
Priority to DE69007550T priority patent/DE69007550T2/de
Priority to CA002019361A priority patent/CA2019361C/en
Publication of JPH03200810A publication Critical patent/JPH03200810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2962770B2 publication Critical patent/JP2962770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F210/00Copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/14Monomers containing five or more carbon atoms

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシンジオタクチック構造を有する、立体規則
性の高い4−メチルペンテン−1の共重合体に関する。
[従来の技術] シンジオタクチック構造を有するα−オレフィンの重
合体は、古くからその存在が知られており、その一つは
シンジオタクチックポリプロピレンである。しかしなが
ら、バナジウム化合物とエーテル及び有機アルミニウム
化合物とからなる触媒を用いてプロピレンを低温におい
て重合する方法により得られたシンジオタクチックポリ
プロピレンはシンジオタクティシティーが悪く、シンジ
オタクチックポリプロピレンとしての特徴を有するとは
云い難かった。
J.A.Ewenらは、非対称な配位子を有する遷移金属(Hf
及びZr)化合物とメチルアルミノキサンとからなる重合
触媒を用いてプロピレンを重合することにより、13C−N
MRによるシンジオタクチックペンタッド分率が0.7を越
えるタクティシティーの良好なプロピレンが得られるこ
とは、はじめて見出した(J.Amer.Chem.Soc.,1988,110,
6255−6256)。
上記のJ.A.Ewenらの方法は遷移金属当りの活性が良好
であって、得られたシンジオタクチックポリプロピレン
のシンジオタクティシティーも高く、しかも、その物性
もかなり優れたものであった。しかしながら、Ewenらは
4−メチルペンテン−1の重合については、なんら開示
していない。
4−メチルペンテン−1の重合体については、アイソ
タクチック及びアタクチックのものが知られており、ま
たシンジオタクチック構造を有する4−メチルペンテン
−1の重合体もA.Zambelliらによって報告されている
(Macromolecules 1989,22,2126−2128)。Zambelliら
の方法は、シンジオタクチック構造を有する4−メチル
−1,3−ペンタジエンの1,2−重合体を水素添加してシン
ジオタクチック構造を有する4−メチルペンテン−1の
重合体とするものである。
しかしながら、上記1,2−重合体の規則性があまり高
くないので、その水素添加物である4−メチルペンテン
−1の重合体の立体規則性が低く、結果的に4−メチル
ペンテン−1の重合体の結晶性が低くなる。またZambel
liらの方法では4−メチルペンテン−1と他のα−オレ
フィンの共重体を製造することができないという問題が
ある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、立体規則性が高い4−メチルペンテ
ン−1の共重合体を提供することにある。
本発明のいま一つの目的は、物性、特に耐衝撃性が良
好で耐衝撃性と剛性のバランスが良好であり、かつ透明
性の良好なシンジオタクチック構造を有する4−メチル
ペンテン−1とその他のα−オレフィンとの共重合体を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によって、次の4−メチルペンテン−1の共重
合体が提供される。
4−メチルペンテン−1以外のα−オレフィン単位を
0.1〜30モル%含有するシンジオタクチック構造を有す
る4−メチルペンテン−1の共重合体。
4−メチルペンテン−1とその他のα−オレフィンと
の共重合体においては、1,2,4−トリクロロベンゼン溶
液で測定した13C−NMRの吸収スペクトルにおいて、テト
ラメチルシランを基準として43.1ppmに観測される4−
メチルペンテン−1単位の吸収強度が42〜44ppmに観測
される4−メチルペンテン−1単位の吸収強度の総和の
0.3以上であり、上記α−オレフィン単位を0.1〜30モル
%含有し、テトラリン溶液として135℃において測定し
た極限粘度が0.05以上である共重合体である。
本発明による4−メチルペンテン−1の重合体及び共
重合体は触媒の存在下に4−メチルペンテン−1単独ま
たはこれ以外のα−オレフィン単位とともに重合するこ
とにより得られる。重合触媒としては、J.A.Ewenらの前
記文献に記載された化合物が例示されるが、異なる構造
であってもプロピレンの単独重合体を製造したとき、得
られる重合体の13C−NMRの吸収スペクトルにより測定し
たシンジオタクチックペンタッド分率が0.7以上の比較
的タクティシティーの高い重合体を与える触媒系を用い
ることができる。例えば、非対称な配位子を有する遷移
金属化合物とアルミノキサンとからなる触媒系が有効で
ある。
非対称な配位子を有する遷移金属化合物の例はJ.A.Ew
enらの開示しているイソプロピル(シクロペンタジエニ
ル−1−フルオレニル)ハフニウムジクロリドおよびイ
ソプロピル(シクロペンタジエニル−1−フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロリドであり、さらにこれらの塩
素の1もしくは2をその他のハロゲンもしくは炭素数1
−5のアルキル基で置換したものも挙げることができ
る。
アルミノキサンとしては、 (式中、Rは炭素数1−3の炭化水素残基である。)で
表わされる化合物が例示され、特にRがメチルでnが5
以上、特に好ましくは10−100のものが好ましく用いら
れる。
上記遷移金属化合物に対するアルミノキサンの使用割
合は10−1,000,000モル倍、好ましくは50−5,000モル倍
である。
重合条件は特に制限はなく、公知の不活性溶媒を用い
る溶媒重合法、実質的に不活性溶媒の存在しない重合系
での塊状重合法、又は気相重合法が用いられる。通常、
重合温度は−100℃〜200℃、重合圧力は常圧〜100kg/cm
2−Gである。−100℃〜100℃、常圧〜50kg/cm2−Gに
おける重合が特に好ましい。
本発明において、4−メチルペンテン−1の単独重合
体は上記触媒を用い比較的低温で重合することにより製
造できる。必要に応じてペンタン、ヘキサン、ヘプタン
などの炭素数5〜20程度の飽和炭化水素化合物、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどの芳香族
炭化水素化合物、あるいはこれらの水素の一部または全
部がハロゲンで置換された化合物、炭素数1〜20のアル
コール類、炭素数2〜20のエーテル、エステル類などで
洗浄して、比較的低立体規則性の4−メチルペンテン−
1の重合体を除去することで高度に立体規則性の4−メ
チルペンテン−1の単独重合体とすることができる。
このようにして得られた4−メチルペンテン−1の重
合体は、1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定した13C
−NMRの吸収スペクトルにおいて、テトラメチルシラン
を基準として43.1ppmに観測される吸収強度が42〜44ppm
に観測される吸収強度の総和の0.5以上である。
重合体を300℃で一度溶融した後10℃/minで降温する
ことにより測定した結晶温度は160℃以上である。
また、本発明の4−メチルペンテン−1の重合体は、
X線回折スペクトルにおいて面間隔9.0Åに最大回折線
が現れることも特徴である。
本発明による4−メチルペンテン−1の単独重合体の
分子量は、この重合体を成形に用いるので、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーで測定した重量平均分子
量(Mw)が1,000以上、特に5,000以上であることが好ま
しい。分子量の測定は、例えば1,2,4−トリクロロベン
ゼン溶液として135℃において測定し、ポリプロピレン
に換算した分子量として算出される。また、重合体の重
量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/M
n)については用途に応じてZr触媒とHf触媒とを混合す
ることで種々の値のものを製造することができるが、通
常1.5〜20である。
本発明による4−メチルペンテン−1の共重合体にお
いて4−メチルペンテン−1と共重合せしめられるα−
オレフィンの例は4−メチルペンテン−1を除く炭素数
2−25のものであり、具体的にはエチレンおよびH2C=C
H−(CH2nCH3(式中nは0〜22の整数)の直鎖α−オ
レフィン、具体的には、プロピレン、ブテン−1、ペン
テン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、ウ
ンデセン−1、ドデセン−1、トリデセン−1、ペンタ
デセン−1、ヘキサデセン−1、ヘプタデセン−1、オ
クタデセン−1、エイコセン−1、ペンタコセン−1な
ど、並びに−(CH2nCH3基が枝分かれしたアルキル基
であるもの、具体的には3−メチルブテン−1、4,4−
ジメチルペンテン−1などの枝分かれしたα−オレフィ
ンである。これらのα−オレフィンは1種を用いてもよ
いし、2種以上併用することもできる。これらのα−オ
レフィン単位は総和で共重合体中に0.1〜30モル%、好
ましくは0.2〜25モル%、最も好ましくは0.3〜20モル%
含有される。これらのα−オレフィン単位が30モル%を
越えると剛性が低下するので好ましくない。
重合は4−メチルペンテン−1以外のα−オレフィン
単量体の重合系への導入量を共重合体中のその他のα−
オレフィン単位の含量が上記の範囲になるように制御
し、かつ得られる共重合体の1,2,4−トリクロロベンゼ
ン溶液で測定した13C−NMRの吸収スペクトルにおいて、
4−メチルペンテン−1単位のテトラメチルシランを基
準として43.1ppmに観測される吸収強度が、42〜44ppmに
観測される4−メチルペンテン−1単位の吸収強度の0.
3以上となるように、各単量体の量比、重合温度を前記
の範囲内で制御することにより行われる。
この共重合体4−メチルペンテン−1の単独重合体と
同様に溶媒洗浄に付して立体規則性を高めることができ
る。
この4−メチルペンテン−1の立体構造に起因すると
考えられるメチレン基の吸収スペクトルのパターンは従
来知られておらず、これが従来にない物性を有する共重
合体を特徴ずけるものと考えられる。
本発明において、共重合体と分子量としては通常の重
合体として利用できる限り特に制限はないが、通常、成
形樹脂として使用するという点からは135℃のテトラリ
ン溶液で測定した極限粘度として0.05以上、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーで測定したプロピレン換
算の数平均分子量(Mn)として1000以上、好ましくは5,
000以上である。また、この共重合体の重量平均分子量
と数平均分子量の比(Mw/Mn)は、好ましくは1.5〜20で
ある。
4−メチルペンテン−1とその他のα−オレフィンと
の本発明による共重合体の成形体は耐衝撃性が良好であ
り、かつ剛性と耐衝撃性とのバランスが良好である。
[実施例] 以下に、本発明を実施例を示して具体的に説明する
が、これらの実施例は本発明を説明するためのものであ
り、限定するものではない。
参考例1 常法に従って合成したイソプロピルシクロペンタジエ
ニル−1−フルオレンをリチウム化し、四塩化ジルコニ
ウムと反応させることにより得たイソプロピル(シクロ
ペンタジエニル−1−フルオレニル)ジルコニウムジク
ロリド5mgと、六水和硫酸銅とトリメチルアルミニウム
をトルエン中で反応させることにより得られた重合度約
15のメチルアルミノキサン0.34gとを、100gの4−メチ
ルペンテン−1に添加して内容積300mlのフラスコに装
入し、25℃で5時間重合した。得られた重合混合物を多
量のメタノールに投入してメタノール不溶分としてポリ
4−メチルペンテン−1を5.7g得た。
ウォターズ(株)製GPC150Cゲルパーミエーションク
ロマトグラフにより135℃で測定しポリプロピレン換算
の数平均分子量Mnは35,400、重量平均分子量Mwは64,300
であった。1,2,4トリクロロベンゼン溶液を測定するこ
とによって得られた13C−NMRの吸収スペクトルにおいて
テトラメチルシランを基準とした時の吸収ピークとして
23.4,25.9,31.6,43.1および46.0ppmに5本観測された。
また示差走査熱量分析装置で10℃/minで昇温、降温して
測定した融点は205.5℃、結晶化温度は169.2℃であっ
た。
一方、触媒として1,2−エチレンビスインデニルジル
コニウムジクロリドを用いて4−メチルペンテン−1を
重合することにより得られたアイソタクチックポリ4−
メチルペンテン−1につき、上記と同様にして13C−NMR
の吸収スペクトルを測定すると、約23.5,25.9,31.4,42.
6および46.0ppmにピークが観測された。また融点は227.
5℃、結晶化温度は207.8℃であった。
主鎖のCH2基に帰属する吸収の43.1ppmのシンジオタク
チックペンタド結合による吸収は、主鎖のCH2基に帰属
する43.1ppmの吸収及び全側鎖のCH2基のうち主鎖に直接
結合したCH2基による吸収に対し0.81であった。これら
13C−NMRの吸収スペクトルの測定結果は第1図に、赤
外吸収スペクトルの測定結果は第2図及び第3図に示
す。またCu−Kα線を用いて測定したX線回折の測定結
果を第4図に示す。
実施例1 参考例1と同様にして得たイソプロピル(シクロペン
タジエニル−1−フルオレニル)ジルコニウムジクロリ
ド5mgと、東ソーアクゾ(株)製の重合度約16のメチル
アルミノキサン0.67gとを4−メチルペンテン−1 400ml
に溶解し、内容積300mlのオートクレーブに装入した。3
0℃でプロピレンを10g装入して30℃で2時間攪拌し重合
させた。未反応のプロピレンをパージし、多量のメタノ
ールを加え濾別した後80℃で減圧乾燥して82gのポリマ
ーを得た。
1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定した13C−NMR
の吸収スペクトルでは、テトラメチルシランを基準とし
て43.1ppmに観測される吸収強度は、42.5〜43.1ppmの吸
収強度の総和の0.85であり、またプロピレン単位を8.0w
t%含有していた。また、135℃テトラリン溶液で測定し
た極限粘度(以下ηと略記する。)は0.40であり、ゲル
パーミエーションクロマトグラフィーにより135℃の1,
2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定した重量平均分子
量と数平均分子量の比(Mw/Mn)は2.1であった。共重合
体パウダーを210℃でプレス成型し1mmのシートを作製し
て以下の物性を測定した。
・引張降伏強さ:kg/cm2 ASTM D638(23℃) ・伸び:% ASTM D638(23℃) ・アイゾット(ノッチ付)衝撃強度:kg・cm/cmASTM D25
6(23℃、−10℃) ・ヘイズ:% ASTM D1003 引張降伏強さは4kg/cm2、伸びは500%以上、アイゾット
衝撃強度は23℃、−10℃ともに80kg・cm/cm以上であ
り、ヘイズは52%であった。
実施例2 プロピレン10gにかえエチレン5gを用いた他は実施例
1と同様に重合を行った。未反応のエチレンをパージ
し、濾過した後80℃で減圧乾燥して74gのポリマーを得
た。1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定した13C−NM
Rの吸収スペクトルにおいてテトラメチルシランを基準
として43.1ppmに観測される吸収強度は、42〜44ppmの吸
収強度の総和の0.72であり、エチレン単位を2.6wt%含
有していた。また、ηは0.40あり、Mw/Mnは2.1であっ
た。
実施例1と同様にして物性を測定した結果、引張降伏
強さは205kg/cm2、伸びは620%、アイゾット衝撃強度は
23℃、−10℃でそれぞれ20kg・cm/cm、8kg・cm/cmであ
り、ヘイズは48%であった。
実施例3 プロピレンの使用量を3gとした他は実施例1と同様に
して重合を行ったところ、プロピレン単位を2.1wt%含
む重合体を76g得た。13C−NMRで測定した43.1ppmに観測
される吸収強度は、42〜44ppmの吸収強度の総和の0.87
であり、ηは0.43であり、Mw/Mnは2.1であった。
実施例1と同様にして物性を測定した結果引張降伏強
さは185kg/cm2、伸びは480%、アイゾット衝撃強度は23
℃、−10℃でそれぞれ25kg・cm/cm、6.5kg・cm/cmであ
り、ヘイズは46%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例1で得たポリ4−メチルペンテン−1
(aはシンジオタクチックポリ4−メチルペンテン−
1、bはアイソタクチックポリ4−メチルペンテン−
1)の13C−NMRの吸収スペクトル、第2図は参考例1で
得たシンジオタクチックポリ4−メチルペンテン−1の
赤外吸収スペクトル、第3図は参考例1で得たアイソタ
クチックポリ4−メチルペンテン−1の赤外吸収スペク
トル、第4図はシンジオタクチックポリ4−メチルペン
テン−1のX線回折スペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩谷 勉 大阪府高石市加茂4丁目7―2―225 (56)参考文献 特開 平3−121106(JP,A) 欧州公開387609(EP,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 10/14 C08F 110/14 C08F 210/14 C08F 4/60 - 4/70 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4−メチルペンテン−1単位以外のα−オ
    レフィン単位を0.1〜30モル%含有するシンジオタクチ
    ック構造を有する4−メチルペンテン−1の共重合体。
  2. 【請求項2】1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定し
    13C−NMRで、4−メチルペンテン−1単位のテトラメ
    チルシランを基準として43.1ppmに観測される吸収強度
    が、42.5〜43.1ppmに観測される4−メチルペンテン−
    1単位の吸収強度の0.5以上であり、プロピレン含量が
    0.1wt%〜20wt%であり、135℃テトラリン溶液で測定し
    た極限粘度が0.05以上であるシンジオタクチック構造を
    有する4−メチルペンテン−1とプロピレンの共重合
    体。
  3. 【請求項3】1,2,4−トリクロロベンゼン溶液で測定し
    13C−NMRの吸収スペクトルにおいて、テトラメチルシ
    ランを基準として43.1ppmに観測される4−メチルペン
    テン−1単位の吸収強度が42〜44ppmに観測される4−
    メチルペンテン−1単位の吸収強度の総和の0.3以上で
    あり、4−メチルペンテン−1単位以外のα−オレフィ
    ン単位を0.1〜30モル%含有し、テトラリン溶液として1
    35℃において測定した極限粘度が0.05以上である、シン
    ジオタクチック構造を有する4−メチルペンテン−1と
    その他のα−オレフィンとの共重合体。
JP2134041A 1989-06-21 1990-05-25 4―メチルペンテン―1の重合体 Expired - Lifetime JP2962770B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/535,535 US5157092A (en) 1989-06-21 1990-06-11 Polymer of 4-methylpentene-1
EP90111248A EP0405236B1 (en) 1989-06-21 1990-06-14 Copolymer of 4-methylpentene-1
DE69007550T DE69007550T2 (de) 1989-06-21 1990-06-14 4-Methylpenten-1 Copolymere.
CA002019361A CA2019361C (en) 1989-06-21 1990-06-20 Polymer of 4-methylpentene-1

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-156706 1989-06-21
JP15670689 1989-06-21
JP1-277246 1989-10-26
JP27724689 1989-10-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03200810A JPH03200810A (ja) 1991-09-02
JP2962770B2 true JP2962770B2 (ja) 1999-10-12

Family

ID=26484390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2134041A Expired - Lifetime JP2962770B2 (ja) 1989-06-21 1990-05-25 4―メチルペンテン―1の重合体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2962770B2 (ja)
KR (1) KR930005821B1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4828415B2 (ja) * 2004-06-10 2011-11-30 三井化学株式会社 オレフィン系重合体およびその用途
ES2681705T3 (es) * 2004-08-09 2018-09-14 Dow Global Technologies Llc Poli(4-metil-1-penteno) funcionalizado
JP2007161876A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Mitsui Chemicals Inc オレフィン系重合体およびその製造方法
JPWO2010023906A1 (ja) * 2008-09-01 2012-01-26 三井化学株式会社 シンジオタクティック構造を有する4−メチルペンテン−1系重合体
KR101411182B1 (ko) * 2009-12-21 2014-06-23 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 신디오택틱 α-올레핀 중합체의 제조방법
CN114230701A (zh) * 2022-01-13 2022-03-25 宁夏清研高分子新材料有限公司 一种窄分子量分布的聚4-甲基-1-戊烯材料的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR930005821B1 (ko) 1993-06-25
JPH03200810A (ja) 1991-09-02
KR910000820A (ko) 1991-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2818199B2 (ja) シンジオタクチックポリプロピレン樹脂組成物およびその製造方法
JP2854886B2 (ja) プロピレンとブテンの共重合体
CA2374007A1 (en) Thermoplastic compositions of isotactic propylene polymers and flexible propylene polymers having reduced isotacticity and a process for the preparation thereof
JP2962770B2 (ja) 4―メチルペンテン―1の重合体
KR930004273B1 (ko) 부텐-i 공중합체 및 이를 포함하는 수지조성물
KR20010013309A (ko) 올레핀계 중합체
JP3251607B2 (ja) 耐衝撃性ポリプロピレン成形物
EP0459264B1 (en) Method for preparing syndiotactic poly (alpha-olefin)
EP0405236B1 (en) Copolymer of 4-methylpentene-1
EP0438710B1 (en) Polymer and polypropylene resin composition
KR930011667B1 (ko) 신디오탁틱폴리프로필렌 공중합체의 제조방법 및 그것을 함유하는 수지조성물
US5334684A (en) α-olefin-alkenylsilane copolymer and method for preparing same
JP3135304B2 (ja) 耐衝撃性ポリプロピレン樹脂組成物
JP2923026B2 (ja) ブテン―1の共重合体及びそれを含有する樹脂組成物
JP3025318B2 (ja) 耐衝撃性ポリプロピレン樹脂組成物
JP2891489B2 (ja) シンジオタクチックポリプロピレン共重合体
JP2951689B2 (ja) 結晶性プロピレン系共重合体およびその製造方法
JP4023859B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂組成物
JP3329041B2 (ja) エチレン・α−オレフィン共重合体およびフィルム
JPH04218514A (ja) シンジオタクチックプロピレン共重合体、その製造方法およびそれを含有する樹脂組成物
CN1025200C (zh) α-烯烃/链烯基硅烷共聚物制备方法
JPH11263812A (ja) プロピレンランダム共重合体、それからなるフィルムおよび金属蒸着フィルム
JPH08109294A (ja) ポリプロピレン樹脂組成物
JP2944695B2 (ja) 新規なポリα―オレフィン
JPH1036579A (ja) 熱可塑性エラストマー樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11