JPH03231841A - ホログラム形成包装体 - Google Patents

ホログラム形成包装体

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JPH03231841A
JPH03231841A JP20947690A JP20947690A JPH03231841A JP H03231841 A JPH03231841 A JP H03231841A JP 20947690 A JP20947690 A JP 20947690A JP 20947690 A JP20947690 A JP 20947690A JP H03231841 A JPH03231841 A JP H03231841A
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JP
Japan
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hologram
layer
resin layer
thermoplastic resin
hologram pattern
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JP20947690A
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Masahisa Yamaguchi
山口 正久
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ホログラム形成包装体に関する。
〔従来の技術〕
近年、光の干渉縞を記録材料の表面の凹凸パターンとし
て記録するいわゆるホログラムレリーフを用いたホログ
ラムの複製が行われている。このホログラムの複製は、
ホログラムレリーフが形成されているスタンパを用いて
樹脂シートにエンボス加工を行い、樹脂の凹凸パターン
(ホログラムパターン)面に金属蒸着を施すものであっ
た。そして、ホログラムの装飾性、意匠性に着目して、
ホログラムを形成した包装体が種々の商品に使用されて
いる。このような包装体としては、ホログラムパターン
が形成された熱可塑性樹脂層に密閉剤層を設層し、密閉
剤層どうしを熱溶着することによって作成されるものが
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のホログラム形成包装体では、熱溶着時に
密閉剤層の融点より若干高めの温度まで熱溶着部を加熱
するため、その熱の影響によってホログラムパターンが
形成された熱可塑性樹脂層の温度がそのビカット軟化点
を越えて熱溶着部のホログラムパターンが消失したり白
色化し、ホログラムの機能が損なわれるという問題があ
った。
本発明は、このような事情に鑑み創案されたものであり
、熱溶着部のホログラムパターンが明瞭なホログラム形
成包装体及びホログラム付き袋を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ホログラムパターンが形成されている熱可塑
性樹脂層と、前記熱可塑性樹脂層のホログラムパターン
形成側の一部あるいは全域に設けられた金属反射層と、
前記熱可塑性樹脂層の金属反射層設層側の全域に設けら
れた密閉剤層とを有し、前記熱可塑性樹脂層のビカット
軟化点が前記密閉剤層の融点よりも10℃以上高いよう
な構成とした。
〔作用〕
ホログラム形成シートの密閉剤層どうしを熱溶着した時
に、前記密閉剤層の融点よりも熱可塑性樹脂層のビカッ
ト軟化点が10℃以上高いため、前記熱可塑性樹脂層が
軟化することなく前記密閉剤層どうしの熱溶着が行われ
る。したがって、前記熱可塑性樹脂層に形成されている
ホログラムが消失、白色化することがない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
実施例1 第1図に示されるように、ホログラム形成包装体1は、
耐熱性樹脂層2とラミネートされた熱可塑性樹脂層3と
、この熱可塑性樹脂層3の耐熱性樹脂層2がラミネート
されている面と反対側の面に形成されたホログラムパタ
ーン4と、このホログラムパターン4上に設けられた金
属反射層5と、金属反射層5上に設けられた密閉剤層6
とを有している。
耐熱性樹脂層2としては、二軸延伸ポリプロピレンフィ
ルム、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、
二軸延伸ナイロンフィルム等を用いることができる。耐
熱性樹脂層2の材質、厚さはホログラム形成包装体1の
使用目的に応じて適宜決めることができ、通常10〜3
0μm程度である。
熱可塑性樹脂層3としては、ポリプロピレン樹脂、ナイ
ロン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、
エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH) 、
アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等を用いることができる
。そして、本発明で用いる熱可塑性樹脂のビカット軟化
点は、後述する密閉剤層の融点よりも10℃以上高いこ
とが要求される。これは、密閉剤層どうしの熱溶着にお
いて熱可塑性樹脂層が軟化するのを防止するためである
。ここで、熱可塑性樹脂のビカット軟化点と密閉剤層の
融点の温度差を10℃以上としたのは、通常の熱溶着装
置における温度変動幅を考慮したものである。熱可塑性
樹脂層3の厚さは耐熱性樹脂層2とのラミネート適性、
透明性等を考慮して適宜決めることができ、通常5〜1
00μm程度である。なお、耐熱性樹脂層2と熱可塑性
樹脂層3との間に接着剤層を介在させてもよい。
熱可塑性樹脂層3の耐熱性樹脂層2がラミネートされて
いる面と反対側の面へのホログラムパターン4の形成は
、例えば、ホログラムレリーフが形成されているスタン
パを用いて、既に成形されている熱可塑性樹脂シートに
エンボス加工を行ってもよく、また熱可塑性樹脂層3が
押出し成形によって耐熱性樹脂層2とラミネートされる
と同時にホログラムパターンを形成してもよい。
ここで、後者の形成方法について説明する。
第2図に示されるように、押出しラミネータ10は、熱
可塑性樹脂を溶融状態で薄膜状に押し出すための押出し
用Tダイ11と、押出し用Tダイ11から押し出された
溶融樹脂3′を押圧・冷却するための冷却ロール12お
よびニップロール13と、耐熱性樹脂フィルム2を冷却
ロール12およびニップロール13間に供給するための
アンワインダ−14と、耐熱性樹脂層2と熱可塑性樹脂
層3とからなるラミネートされたフィルムを巻き取るた
めのワインダー15とを有している。
冷却ロール12は第3図に示されるように、その周面に
ホログラムレリーフ原版16を備えている。ホログラム
レリーフ原版16としては、(1)フtトレジストを感
光材料としてレリーフ状干渉縞を記録した2次ホログラ
ム面に化学銀メツキを施し、その上にニッケル(Ni)
メツキを施した後、Ni金属膜を剥離して形成したレリ
ーフ版(プレスマスク版)、(2)上記(1)のプレス
マスク版のレリーフ面に剥離処理を行った後に再びNi
メツキを施し、このNi金属膜を剥離して形成したレリ
ーフ版、または(3)熱可塑性樹脂のシートあるいはフ
ィルムを上記(2)のレリーフ版で熱プレスして形成し
たレリーフ版等を用いることができる。この中では、押
出し成形時のレリーフ版の耐久性の点から上記(1)、
(2)のNtレリーフ版が好ましい。
ホログラムレリーフ原版16の冷却ロール12の周面へ
の配設方法は、接着剤による貼合、真空吸着による固着
、ボルトによる装着等いずれでもよく、押出し成形時に
脱落しないような配役方法であれば特に制限はない。ま
た、冷却ロール12の周面へのホログラムレリーフ原版
16の配設数、配設パターン、配設間隔等は目的とする
ホログラム形成シートに応じて適宜決定することができ
る。
そして、冷却ロール12の周面に配設するホログラムレ
リーフ原版16を適宜能のホログラムレリーフ原版に変
えることによって、例えば同一形状のフィルムにおいて
、その使用目的等に応じてホログラムパターンを変える
ことができる。
冷却ロール12の温度は、押出し用Tダイ11から押し
出される溶融樹脂3′の膜厚、押出し量等から決定する
ことができ、通常15〜25℃程度が好ましい。
上述の押出しラミネータ10の押出し用Tダイ11から
押出しされた溶融樹脂3′は耐熱性樹脂フィルムとラミ
ネートされ冷却ロール12およびニップロール13方向
へ送られる。そして、冷却ロール12およびニップロー
ル13とによって押圧、冷却されてシートに成形される
が、この際、冷却ロール12の局面に配設されたホログ
ラムレリーフ原版16によってホログラムパターンが熱
可塑性樹脂層3に一体的に形成される。
金属反射層5は、アルミニウム等の金属、酸化亜鉛等の
金属酸化物等を、真空蒸着、スパッタリング、イオンブ
レーティング等によって設層したものでよい。この金属
反射層5設層領域は、必要に応じてホログラムパターン
4の一部あるいは全域いずれとしてもよい。金属反射層
5の厚さは、通常20〜70nm程度が好ましい。
尚、上記のような金属による金属反射層の代わりに、ホ
ログラムパターンが形成された樹脂と光の屈折率の差が
好ましくは0.5以上ある化合物、樹脂、例えばZnS
 (硫化亜鉛)、Sb2S3 (三硫化アンチモン)の
ような透明化合物の薄膜層を形成すれば、シート自体は
透明ではあるが、ホログラム像を再現することができる
ホログラム形成シートを作成することができる。
密閉剤層6は、金属反射層5上、あるいは金属反射層5
が設層されていない領域では直接ホログラムパターン4
上に直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプ
ロピレン等をドライラミネート法等によって設層したも
のでよい。そして、上述したように密閉剤層の融点は熱
可塑性樹脂層のビカット軟化点よりも10℃以上低いこ
とが要求される。この密閉剤層6の厚さは、通常10〜
80μm程度が好ましい。
上述のホログラム形成包装体1を使用するには、ホログ
ラム形成包装体どうしを重畳し、所定箇所において熱溶
着を行う。
すなわち、第4図に示されるように、ホログラム形成包
装体1,1はその密閉剤層6どうしか熱溶着部Sで熱溶
着されている。この熱溶着法は、公知の種々の熱溶着法
を用いることができる。そして、密閉剤層6.6の融点
より若干高めの熱溶着温度で熱溶着が行われると、熱可
塑性樹脂層3゜3が軟化することなく密閉剤層6,6ど
うしの熱溶着が完了する。このため、熱可塑性樹脂層3
゜3に形成されているホログラムパターン4.4が熱溶
着において消失したり、熱可塑性樹脂層3゜3の軟化、
白色化によるホログラムパターン4゜4の白色化が生じ
ることがない。
つぎに、実験例を示して本発明を更に詳細に説明する。
実験例−1 第2図に示されるような押出しラミネータ10において
、下記の熱可塑性樹脂、耐熱性樹脂フィルムを用いて、
下記の押し出し条件で押出しラミネートを行った。この
場合、冷却ロールには、プレスマスク版のレリーフ面に
剥離処理を行った後に再びNiメツキを施し、このNi
金属膜を剥離して形成したホログラムレリーフ版を接着
剤を用いて貼合した。
・熱可塑性樹脂 三井石油化学(株)製LA221 ビカット軟化点=150℃ 密度= 0.91 g/an” メルトフローレート=23g/IQ分 ・耐熱性樹脂フィルム 二軸延伸ポリプロピレンフィルム (25μm) ・押し出し条件 ・スクリューL/D=24 ・シリンダー温度=160℃、180℃。
240℃ ・アダプター温度=260℃ ・Tダイ温度=280℃ ・ラミネート厚み=15μm ・冷却ロール温度=23℃ 上記の条件で製造したシートのホログラムパターン形成
面に真空蒸着法によってアルミニウム蒸着層を50nm
の厚さで設層した。そして、アルミニウム蒸着層上に下
記の密閉剤フィルムをドライラミネート法等によってラ
ミネートした。
・密閉剤フィルム 三井石油化学(株)製置鎖状低密度ポリエチレンフィル
ム ウルトラゼックス 02OL 融点=120℃ 密度=0.92g/an2 メルトフローレート=2.1g/IQ分このようなホロ
グラム形成包装体を下記の熱溶着条件で熱溶着して包装
袋を作成した。
・熱溶着温度=130℃ ・熱溶着時間=1秒 ・熱溶着圧力=3kg/alr 上述のようにして作成された包装袋では、熱溶着部のホ
ログラムパターンの消失あるいは白色化は発生しなかっ
た。
実験例−2 比較として、下記の熱可塑性樹脂を用いた他は実験例−
1と同様にしてホログラム形成包装体を作成した。
・熱可塑性樹脂 三井石油化学(株)製つルトゼックス 520L ビカット軟化点=113℃ 密度= 0. 935 g/an2 メルトフローレー)=2.1g/10分作成されたホロ
グラム形成包装体を熱溶着して得た包装袋は、熱溶着部
において熱可塑性樹脂の白色化が見られ、ホログラムパ
ターンの部分的消失が生じた。
実施例2 第6図に示されるように、ホログラム形成包装体は三方
シール形の袋7として構成されている。
すなわち、2枚の同形のシートが後述の熱融着性樹脂層
同士が接触するように重畳され、三辺が熱接着によるシ
ール部7a、7b、7cとなっている。
また、該袋7の壁部8にはホログラム画像9が表示され
ており、これが袋7の表面に模様等として現れている。
更に、所定の印刷表示17も袋7の表面に現れている。
壁部8を形成するためのシートは、第5図に示されるよ
うな層構成となっている。
即ち、第5図において、下層から上層に向かって、密閉
剤層18/接着性樹脂層19/ホログラムパターン被覆
層20/ホログラムパターン樹脂層21/基材層22と
なっている。
なお、基材層22のホログラムパターン樹脂層21側の
表面には前記表示17を行うための印刷インキ23が付
着している。この印刷インキによる表示17は必要に応
じて成される。また、印刷のなされるべき基材層22の
面には望ましくは予め印刷適性の向上のためコロナ処理
が施されている。この印刷は、具体的には諸態インキ社
製のインキLOK−TRを用いたグラビア印刷である。
最下層の密閉剤層18は、ポリエチレン樹脂フィルムに
より構成されている。この実施例の場合その厚さは約3
0μmであり、大日本樹脂社製の低密度ポリエチレンフ
ィルムが用いられている。
接着性樹脂層19は、エチレン系共重合体、特にEMA
A樹脂により構成されるのが好ましい。
このEMAA樹脂は、エチレンとメタクリル酸の共重合
体であり、アルミニウム等の金属との接着性に優れ、吸
湿性が低い等の特質を有する。実施例では、米国デュポ
ン社製の商品名ニュクレルが20μmの厚さで積層され
ている。
なお、この樹脂層19は、通常の接着剤層で代替するこ
とも可能である。その場合の接着剤層は、ドライラミネ
ート用接着剤で形成され、接着剤としては例えばウレタ
ン系接着剤(底円薬品社製タケラックA−385)を用
いることができる。
ホログラムパターン樹脂層21の前記接着性樹脂層19
側の面はホログラムパターン面24となっており、該樹
脂層21は、ポリプロピレン樹脂(三井石油化学社製L
A−221)の押出し塗布法により形成されている。該
樹脂層21は、ポリプロピレン樹脂の他、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体等透明性を有する樹脂か
ら適宜選択したもので形成することができる。これらの
樹脂は後述するホログラムパターン被覆層形成工程にお
いてガス化しないような添加剤を含有するものが好まし
い。該樹脂層21の厚さは30μmである。
ホログラムパターン被覆層20は、厚さ約700人のア
ルミニウム蒸着層で形成されており、反射層として機能
するものである。
なお、このような反射層の代わりに、ホログラムパター
ン樹脂層21と屈折率の差が好ましくは0.5以上ある
、例えばZnS (硫化亜鉛)のような化合物の透明薄
膜層を形成すれば、シート自体は透明であるが、ホログ
ラム像を再現することができる。
また、前記接着性樹脂層19と前記ホログラムパターン
樹脂層21とは入れ替わってもよいものである。
基材層22は、延伸ポリプロピレン樹脂フィルムにより
構成されている。
なお、袋は、上記三方シール形のものでなく、第7図の
ような中央合掌シール形の袋25とすることもできる。
その場合、袋壁の中央の合掌状のシール部25aでは熱
融着性樹脂層18.18同士が接触しあっている。
次に、上記袋の作成方法を説明する。
前記押出しラミネータ10(第2図)が用いられること
により、第5図の基材層22及びホログラムパターン樹
脂層21の積層体が作成される。
なお、基材層22の裏面には所定の図柄が予め印刷され
ている。
ラミネータ10のTダイ11から薄膜状に押し出された
溶融樹脂は樹脂フィルム22とラミネートされ、冷却ロ
ール12およびニップロール13とによって押圧・冷却
されるが、この際、冷却ロール12の周面に配設された
ホログラムレリーフ原版16によってホログラムパター
ン面24が樹脂層21の側に一体的に形成される。
ちなみに、樹脂フィルム22の走行速度を50m/mi
n、冷却ロール12及びニップロール13の温度を27
0°C,Tダイ11の温度を290°C1溶融樹脂(三
井石油化学社製LA−221)21’ の厚さを30μ
mとしたところ、良好なホログラム像を得ることができ
た。
次いで、このように形成されたシートのホログラムパタ
ーン面24がコロナ処理によって42dyn以上とされ
、該面に真空蒸着法等の公知の手段によってアルミニウ
ム等の金属の被覆層20が設層される。
この後、ワインダ15の巻取体は上記ラミネータ10と
同様なラミネータ(図示せず)に装着され、また密閉剤
層18となるポリエチレン樹脂フィルムの巻取体が装着
され、これらがTダイ11より押し出される前記接着性
樹脂層19となるEMAA樹脂を接着剤としてラミネー
トされる。
このようにして得られたシートを製袋機等に装填して加
工することにより、袋7,25を得ることができる。
このようにして組み立てられた袋7,25の壁部の表面
には、前記ホログラムパターン樹脂層21の表面に形成
されたホログラム画像9が現れることとなる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ホログラム形成包装体の熱溶着段階に
おいて熱可塑性樹脂層の軟化が生じることなく密閉剤層
どうしの熱溶着が行われるため、熱溶着部の熱可塑性樹
脂層に形成されているホログラムパターンが消失したり
、熱可塑性樹脂層の軟化、白色化によるホログラムパタ
ーンの白色化が生じないという効果が奏される。
更に、このように良好なホログラムパターンを形成する
ことができることから、袋等の包装体に形成した場合そ
の包装体を使用者等にとって極めて興趣あるものとし、
ひいては包装した商品のイメージを更に高めるという効
果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のホログラム形成包装体の概略断面図、
第2図はホログラムパターンの形成を説明するための押
出しラミネータの概略図、第3図はホログラムパターン
の形成を説明するための冷却ロールの概略図、第4図は
本発明のホログラム形成包装体の密閉剤層どうしの熱溶
着を説明するための断面図、第5図は本発明の他の実施
例に係るホログラム形成包装体の概略断面図、第6図は
三方シール形の袋の斜視図、第7図(a)は中央合掌シ
ール形の袋の斜視図、第7図(b)は該袋の横断面図、
第8図はホログラムパターンの形成を説明するための冷
却ロールの概略図である。 1・・・ホログラム形成包装体、2・・・耐熱性樹脂層
、3・・・熱可塑性樹脂層、3′・・・溶融樹脂、4・
・・ホログラムパターン、5・・・金属反射層、6・・
・密閉剤層、7・・・袋、7a、7b、7c・・・シー
ル部、8・・・壁部、9・・・ホログラム画像、10・
・・押出しラミネータ、11・・・、押出し用Tダイ、
12・・・冷却ロール、13・・・ニップロール、14
・・・アンワインダ−15・・・ワインダー 16・・
・ホログラムレリーフ版、17・・・印刷表示、18・
・・密閉剤層、19・・・接着性樹脂層、20・・・ホ
ログラムパターン被覆層、21・・・ホログラムパター
ン樹脂層、22・・・基材層、23・・・印刷インキ、
24・・・ホログラムパターン面、5・・・袋、 a・・・シール部、 S・・・熱溶着部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ホログラムパターンが形成されている熱可塑性樹脂
    層と、前記熱可塑性樹脂層のホログラムパターン形成側
    の一部あるいは全域に設けられた金属反射層と、前記熱
    可塑性樹脂層の金属反射層設層側の全域に設けられた密
    閉剤層とを有し、前記熱可塑性樹脂層のビカット軟化点
    が前記密閉剤層の融点よりも10℃以上高いことを特徴
    とするホログラム形成包装体。 2、前記熱可塑性樹脂層のホログラムパターン形成側と
    反対側の全域に耐熱性樹脂層が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載のホログラム形成包装体。 3、前記金属反射層と前記熱可塑性樹脂層との間に前記
    金属反射層との接着性に優れる接着性樹脂層が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載のホログラム形成
    包装体。 4、前記密閉剤層同士が接するように重畳され、かつ所
    定箇所が熱接着されて袋状に形成されたことを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載のホログラム形成包装体。
JP20947690A 1989-08-09 1990-08-07 ホログラム形成包装体 Pending JPH03231841A (ja)

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JP20469889 1989-08-09
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010058795A (ja) * 2008-09-01 2010-03-18 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 液剤用バッグ
JP2014076861A (ja) * 2013-12-09 2014-05-01 Otsuka Pharmaceut Factory Inc 液剤用バッグ
JP2014119744A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Orie Co Ltd ホログラムを施されたシート状物及びホログラムを施されたシート状物を用いた装身物

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