JPH03231623A - 内視鏡用自動挿入装置 - Google Patents

内視鏡用自動挿入装置

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JPH03231623A
JPH03231623A JP2025832A JP2583290A JPH03231623A JP H03231623 A JPH03231623 A JP H03231623A JP 2025832 A JP2025832 A JP 2025832A JP 2583290 A JP2583290 A JP 2583290A JP H03231623 A JPH03231623 A JP H03231623A
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balloon
endoscope
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actuator body
opening area
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Yasuhiro Ueda
康弘 植田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は例えば生体管路または工業用管路等の内部に
内視鏡を自動挿入する内視鏡用自動挿入装置に関する。
[従来の技術] 従来から昭和53年年度様学会春季大会学術講演前刷第
65〜66頁(文献A)には−様な管内を一方向に移動
するゴム袋式の管路自走行機械が示されている。
これは、半径方向にだけ膨脹できる一対のゴム袋を前後
に適宜の間隔離間させた状態で配設し、これらの前後の
ゴム袋間には軸方向にだけ膨脹できるゴム袋を介設する
とともに、前部位置のゴム袋と中間位置のゴム袋との間
にオリフィスn1、中間位置のゴム袋と後部位置のゴム
袋との間にオリフィスn2をそれぞれ形成し、さらに後
部位置のゴム袋に給気ホースを連結させてアクチュエー
タ本体を形成させたものである。
そして、上記構成のアクチュエータの使用時にはこのア
クチュエータを適宜の挿入管内に挿入させた状態で給気
ホースから空気を供給させることにより、最初に後部位
置のゴム袋を半径方向に膨脹させてこのアクチュエータ
本体の後端部側を挿入管内に固定し、続いて中間位置の
ゴム袋を軸方向に膨脹させることにより、アクチュエー
タ本体の前端部側を前進させたのち、この前進位置で前
部位置のゴム袋を半径方向に膨脹させてこのアクチュエ
ータ本体の前端部側を挿入管内に固定させる。このよう
にアクチュエータ本体の前端部側を前進位置で固定させ
たのち、次に、アクチュエータ本体内の空気圧を下げる
ことにより、後部位置のゴム袋を径方向に縮小させると
ともに、中間位置のゴム袋を軸方向に収縮させてアクチ
ュエータ本体の後端部側を前進させる。そして、上記の
ような給気ホースからの空気の給排を繰り返すことによ
り、アクチュエータ本体の前進動作が行なわれる。
また、1989年度精密工学会春季大会学術講演会講演
論文集第229〜230頁(文献B)には上記構成のゴ
ム袋式の管路的走行機械を大腸鏡に取付けてこの大腸鏡
を自動挿入する装置が示されている。
[発明が解決しようとする課題] 文献Bに示されている大腸鏡の自動挿入装置では前後の
ゴム袋および中間位置のゴム袋にそれぞれ別個に給気ホ
ースを連結させる必要がないので、自動挿入装置全体の
小形化、細径化に大きな効果があるが、各ゴム袋への空
気の給排を1本の給気ホースによって繰り返すようにし
ているので、アクチュエータ本体の前進動作に時間がか
かり、走行速度が遅くなる問題があった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、アクチ
ュエータ本体の走行速度を高め、かつ全体の小形化を図
ることかできる内視鏡用自動挿入装置を提供することを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は内視鏡の挿入部外周面に離間状態で配置され
、径方向に伸縮変形可能な前後一対の径方向伸縮変形部
材と、これらの一対の径方向伸縮変形部材間に配設され
、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮変形可能な軸方向伸
縮変形部材とを備えたアクチュエータ本体を設け、この
アクチュエータ本体の前部側の前記径方向伸縮変形部材
を前記内視鏡挿入部に固定し、後部側の前記径方向伸縮
変形部材を前記内視鏡挿入部に移動可能な状態で保持さ
せるとともに、前記後部側の径方向伸縮変形部材に流体
給排用のチューブを連結する第1の連結口、前記後部側
の径方向伸縮変形部材と前記軸方向伸縮変形部材との間
に第2の連結口、前記軸方向伸縮変形部材と前記前部側
の径方向伸縮変形部材との間に第3の連結口をそれぞれ
形成し、前記第1の連結口の開口面積SA、前記第2の
連結口の開口面積58%前記第3の連結口の開口面積S
Cの関係を SA > SB >SC に設定したものである。
[作用] アクチュエータ本体内への流体供給時には最も開口面積
が大きい第1の連結口を介して流体給排用のチューブか
ら後部側径方向伸縮変形部材に流体を供給させることに
より、最初に後部側径方向伸縮変形部材が適宜の膨脹形
状に変形するまでは第2の連結口を通して軸方向伸縮変
形部材側に流入する空気量を抑制して後部側径方向伸縮
変形部材の加圧速度を高める。そして、後部側径方向伸
縮変形部材が適宜の膨脹形状まで変形したのちは流体給
排用のチューブからの供給流体を後部側径方向伸縮変形
部材内を経て次に開口面積が大きい第2の連結口を介し
て軸方向伸縮変形部材側に流入させる。この場合も同様
に、軸方向伸縮変形部材が適宜の膨脹形状に変形するま
では第3の連結口を通して前部側径方向伸縮変形部材に
流入する空気量を抑制して軸方向伸縮変形部材の加圧速
度を高め、後部側径方向伸縮変形部材、軸方向伸縮度形
部材、前部側径方向伸縮変形部材を順次効率よく変形さ
せる。
また、アクチュエータ本体内からの流体排出時には最も
開口面積が大きい第1の連結口を介して後部側径方向伸
縮変形部材内の流体を流体給排用のチューブに排出させ
ることにより、最初に後部側径方向伸縮変形部材が適宜
の収縮形状に変形するまでは第2の連結口を通して軸方
向伸縮変形部材から後部側径方向伸縮変形部材内への流
体の流入を抑制して、後部側径方向伸縮変形部材の吸引
速度を高める。そして、後部側径方向伸縮変形部材が適
宜の収縮形状に変形したのちは次に開口面積が大きい第
2の連結口を介して軸方向伸縮変形部材内の流体を後部
側径方向伸縮変形部材内を経て流体給排用のチューブに
排出させる。この場合も同様に、軸方向伸縮変形部材か
適宜の収縮形状に変形するまでは第3の連結口を通して
前部側径方向伸縮変形部材から軸方向伸縮変形部材側に
流入する空気量を抑制して軸方向伸縮変形部材の吸引速
度を高め、後部側径方向伸縮変形部材、軸方向伸縮変形
部材、前部側径方向伸縮変形部材を順次効率よく変形さ
せる。
[実施例] 以下、この発明の第1の実施例を第1図乃至第4図を参
照して説明する。
第1図は内視鏡用自動挿入装置のアクチュエータ本体1
の概略構成を示すもので、2はこのアクチュエータ本体
1が装着される大腸挿入用の内視鏡である。
さらに、第2図はアクチュエータ本体1が装着された内
視鏡2の概略構成を示すものである。この場合、内視鏡
2には手元側操作部3に挿入部4が連結されている。こ
の挿入部4の手元側には可撓管部5が配設されており、
この可撓管部5の先端側に湾曲部6を介して先端構成部
7が連結されている。そして、アクチュエータ本体1は
この内視鏡2の挿入部4における先端部側の外周面に装
着されている。
また、アクチュエータ本体1には内視鏡2の挿入部4の
外周面に離間状態で配置され、径方向に伸縮変形可能な
前後一対の袋状のバルーン(径方向伸縮変形部材)8.
9が設けられている。これらの前後のバルーン8.9は
例えばゴム等の弾性材料によって略リング状に形成され
ている。そして、これらの前後のバルーン8,9は袋内
に空気等の作動流体か供給されると径方向に膨脹変形さ
れるようになっている。
さらに、これらの一対のバルーン8.9間には内視鏡2
の挿入部4の軸方向に伸縮変形可能な袋状の中間バルー
ン(軸方向伸縮変形部材)10が配設されている。そし
て、これらの一対の前部バルーン8.中間バルーン10
および後部バルーン9は一体的に接合されている。また
、中間バルン10は例えばゴム等の弾性材料によって略
2重管状に形成されている。さらに、この中間バルーン
10の外管部および内管部には略蛇腹状に屈曲された伸
縮変形部11が形成されている。そして、この中間バル
ーン10は袋内に空気等の作動流体か供給されると軸方
向に膨脹変形されるようになっている。
さらに、このアクチュエータ本体1の前部バルン8は内
視鏡2の挿入部4の先端部に固定されている。そして、
後部バルーン9および中間バルン10は内視鏡2の挿入
部4に軸方向に移動可能な状態で保持されている。この
場合、前部バルン8は内視鏡2の挿入部4の先端の先端
構成部7および最先端の湾曲部6a等の硬質部または非
可撓性部に固定されている。また、アクチュエータ本体
1の中間バルーン10は内視鏡2の湾曲部6全体を収容
する位置まで延設されている。
なお、内視鏡2の湾曲部6には複数の湾曲部6a・・・
が回動ビン6bを介して回動可能に連結されている。そ
して、この湾曲部6の最先端の湾曲部6aが先端構成部
7の端末部に固定されている。
また、先端構成部7の端末部または最先端の湾曲部6a
にはアングルワイヤ12が止着されている。
このアングルワイヤ12は手元側操作部3内に配設され
たドラム13の回転にともない引っ張り操作されるよう
になっており、図示しない湾曲操作ノブによってドラム
13を回転させることにより、アングルワイヤ12を介
して湾曲部6を遠隔的に湾曲操作できるようになってい
る。
一方、後部バルーン9には流体給排用のチュブ14を連
結する第1の連結口15、後部バルン9と中間バルーン
10との間には第2の連結口16、中間バルーン10と
前部バルーン8との間には第3の連結口17がそれぞれ
形成されている。
そして、これらの第1の連結口15の開口面積S^、第
2の連結口16の開口面積S B s第3の連結口17
の開口面積SCの関係は SA>88〉SC に設定されている。
また、流体給排チューブ14の基端部は第3図に示すア
クチュエータ本体1の駆動制御部18の配管系19に接
続されている。この駆動制御部18には送気ポンプ20
および吸引ポンプ21がそれぞれ設けられている。この
場合、送気ポンプ20にはフィルタ22、レギュレータ
(減圧弁)23.2位置3ポート型の電磁弁24が、さ
らに吸引ボンヅ21にも同様にフィルタ25、レギュレ
ータ(減圧弁)26.2位置3ポート型の電磁弁27が
順次接続されている。そして、送気ポンプ20側の電磁
弁24に流体給排チューブ14の基端部が連結されてい
る。さらに、この流体給排チューブ14の基端部側には
分岐配管28の一端部が連結されている。この分岐配管
28の他端部は吸引ポンプ21側の電磁弁27に連結さ
れている。なお、送気ポンプ20側の電磁弁24は流体
給排チューブ14と送気ポンプ20側との間を連通ずる
連通位置と、流体給排チューブ14を大気開放する大気
開放位置とを切換えるもので、同様に吸引ポンプ21側
の電磁弁27は流体給排チュブ14と吸引ポンプ21側
との間を連通ずる連通位置と、流体給排チューブ14を
大気開放する大気開放位置とを切換えるものである。
また、流体給排チューブ14には圧力センサ29が装着
されている。この圧力センサ29は比較器30を介して
コントローラ31に接続されている。このコントローラ
31には電磁弁24゜27がそれぞれ接続されている。
そして、このコントローラ31によって電磁弁24.2
7の動作が制御されるようになっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
まず、アクチュエータ本体1が装着された内視鏡2を患
者の大腸32内の所定位置に挿入させる。
この場合、アクチュエータ本体1は非動作時には前部バ
ルーン8.中間バルーン10および後部バルーン9内に
空気等の作動流体が供給されない状態で保持され、前後
のバルーン8,9は外径寸法が最も小さい収縮状態、中
間バルーン10は軸方向の長さ寸法が最も小さい収縮状
態でそれぞれ保持される。
また、アクチュエータ本体1の動作時にはまず、送気ポ
ンプ20が駆動されるとともに、送気ポンプ20側の電
磁弁24が流体給排チューブ14と送気ポンプ20側と
の間を連通する連通位置に切換え制御される。そして、
この送気ポンプ20からフィルタ22、レギュレータ2
3、電磁弁24、流体給排チューブ14を順次介してア
クチュエータ本体1の後部バルーン9内に作動空気が供
給され、この後部バルーン9か径方向に膨脹変形される
。この場合、最も開口面積が大きい第1の連結口15(
開口面積SA)を介して流体給排用のチューブ14から
後部バルーン9に空気が供給されるので、この第1の連
結口15よりも開口面積が小さい第2の連結口16(開
口面積Ss)を通して後部バルーン9内から中間バルー
ン10側に流入する空気量を抑制することができる。そ
のため、アクチュエータ本体1への空気供給時には後部
バルーン9が第4図(a)に示すように大腸32の内壁
面に圧接されて固定される膨脹形状に変形するまで効率
よく加圧させることができ、後部バルン9の加圧速度を
高めることができる。
そして、後部バルーン9が膨脹形状まで変形し、第4図
中のA位置で大腸32の内壁面に圧接されて固定された
のちは流体給排用のチューブ14h1らの供給空気が後
部バルーン9内を経て次に開口面積が大きい第2の連結
口16を介して中間バルン10側に流入され、この中間
バルーン10が第4図(b)に示すように軸方向に膨脹
変形される。この場合、前部バルーン8は収縮状態で保
持されているので、中間バルーン10の膨脂変形動作に
ともない前部バルーン8を第4図中のB位置からC位置
まで移動(前進)させることができ、この前部バルーン
8とともに内視鏡2の挿入部4を前進動作させることが
できる。また、この中間バルーン10の膨脂変形動作時
も第2の連結口16よりも開口面積か小さい第3の連結
口17(開口面積SC)を通して中間バルーン10内か
ら前部バルーン8側に流入する空気量を抑制することが
できるので、中間バルーン10が第4図(b)に示す膨
脹形状に変形するまでこの中間バルーン10を効率よく
加圧させることができ、中間バルーン10の加圧速度を
高めることができる。
さらに、中間バルーン10か第4図(b)に示す膨脹形
状に変形したのちは流体給排用のチュブ14からの供給
空気が後部バルーン9内、中間バルーン10内を経たの
ち、第3の連結口17を通して前部バルーン8側に流入
される。そして、この前部バルーン8が第4図(C)に
示すように径方向に膨張変形され、大腸32の内壁面に
圧接されて固定される。このように前部バルーン8が大
腸32の内壁面に圧接されて固定された時点て電磁弁2
4か大気開放位置に切換え制御されるとともに、送気ポ
ンプ20の駆動か停止される。
次に、吸引ポンプ21か駆動されるとともに、吸引ポン
プ21側の電磁弁27か流体給排チュブ14と吸引ポン
プ21側との間を連通ずる連通位置に切換え制御される
。そのため、この状態で流体給排チューブ14を通して
アクチュエータ本体1内の空気を吸引する吸引作業が行
なわれる。
この吸引作業時にはまず、最も開口面積が大きい第1の
連結口15(開口面積SA)を介して後部バルーン9内
の空気が吸引され、この後部バルーン9が径方向に収縮
変形される。この場合、第2の連結口16は第1の連結
口15よりも開口面積か小さいので、この第2の連結口
16(開口面積Ss)を通して中間バルーン10内から
後部バルン9内側に吸引される空気量を抑制することが
できる。そのため、アクチュエータ本体1内の空気の吸
引作業時には最初に後部バルーン9を効率よく収縮変形
させることかできる。
そして、後部バルーン9が収縮形状まで変形したのちは
第2の連結口16を通して中間バルーン10内の空気か
吸引され、この中間バルーン10が第4図(d)に示す
ように軸方向に収縮変形される。この場合、後部バルー
ン9は収縮状態で保持されているので、中間バルーン1
0の収縮変形動作にともない後部バルーン9を第4図中
のA位置から移動(前進)させることができる。また、
この中間バルーン10の収縮変形動作時も第2の連結口
16よりも開口面積が小さい第3の連結口17(開口面
積SC)を通して前部バルーン8側から中間バルーン1
0内に吸引される空気量を抑制することかできるので、
中間バルーン10か第4図(d)に示す収縮形状に変形
するまでこの中間バルーン10を効率よく吸引させるこ
とができ、この中間バルーン10の吸引速度を高める′
ことができる。
また、中間バルーン10が収縮形状に変形したのちは第
3の連結口17を通して前部バルーン8内の空気か吸引
され、この前部バルーン8が径方向に収縮変形される。
そして、この前部バルーン8が大腸32の内壁面から離
れて固定が解除され、1ストロークの前進動作が完了す
る。
次に、再び流体給排チューブ14からの作動空気の供給
が行なわれて第4図(e)に示すように初期の動作が繰
り返され、以後は同様の前進動作が繰り返される。
また、アクチュエータ本体1の加圧、吸引の切換え動作
は電磁弁24.27の切換えによって行なわれる。この
場合、電磁弁24.27の切換え動作はコントローラ3
1によるシーケンシャルな切換え制御によって行なわれ
る。なお、電磁弁24.27の切換え動作は手動でもよ
い。
さらに、アクチュエータ本体1の動作中は圧力センサ2
9によって流体給排チューブ14内の圧力状態が検出さ
れる。この圧力センサ29からの検出信号は比較器30
に入力され、この比較器30内で予め設定された一定の
設定圧力幅の設定値と比較される。そして、この比較器
30によって圧力センサ29からの検出圧力が一定の設
定圧内幅以外の状態か検出された場合にはコントロラ3
1によって電磁弁24、または27が大気開放され、流
体給排チューブ14内の圧力状態が大気圧状態に切換え
制御されて過度の送気または吸引か防止されるようにな
っている。そのため、例えば各バルーン8,9.10か
何等かの障害により破損し、流体給排チューブ14内の
圧力状態が一定の設定圧力幅から外れた異常状態が発生
した場合であっても流体給排チューブ14内の圧力状態
がこの異常状態で長時間保持されることを防止すること
ができる。
また、内視鏡2の後進動作時、或いは抜去動作時には送
気ポンプ20および吸引ポンプ21がそれぞれオフ状態
で保持され、送気ポンプ20側の電磁弁24および吸引
ポンプ21側の電磁弁27かともに大気開放位置に切換
え操作された状態で保持されるようになっており、この
状態で内視鏡2を引き抜く動作によってこれらの内視鏡
2の後進動作、或いは抜去動作か行なわれるようになっ
ている。
そこで、上記構成のものにあっては後部バルーン9にお
ける流体給排用のチューブ14を連結する第1の連結口
15、後部バルーン9と中間バルーン10との間の第2
の連結口16、中間バルーン10と前部バルーン8との
間の第3の連結口17をそれぞれ形成し、これらの第1
の連結口15の開口面積SA、第2の連結口16の開口
面積S81第3の連結口17の開口面積S。の関係を SA >SB >SC に設定したので、アクチュエータ本体1への送気作業時
または吸引作業時に後部バルーン9、中間バルーン10
、前部バルーン8の順に加圧または吸引速度を順次高め
ることができ、アクチュエータ本体1の走行速度を高め
ることができる。
ここで、例えば第1の連結口15の開口面積S A s
第2の連結口16の開口面積SB%第3の連結口17の
開口面積SCの関係を SAくSBくSC に設定した場合にはアクチュエータ本体1への送気作業
時または吸引作業時に後部バルーン9、中間バルーン1
0、前部バルーン8が一度に変形動作してアクチュエー
タ本体1の走行が不能になり、また従来のように 5A=Ss=SC に設定した場合にはアクチュエータ本体1の前進動作に
時間がかかり、走行速度が遅くなる。したかって、上記
実施例のものにあっては上記従来例の欠点を確実に解消
することができ、アクチュエータ本体1の走行性能の向
上を図ることができる。
さらに、上記構成のものにあっては前部バルーン8.中
間バルーン10および後部バルーン9への空気の給排を
1本の流体給排チューブ14によって効率よく行なうこ
とができるので、内視鏡2の自動挿入用のアクチュエー
タ本体1の構成を簡略化することができ、全体の小形化
を図ることができる。
また、第5図はこの発明の第2の実施例を示ずものであ
る。
これは、内視鏡2における先端構成部7の先端に接触セ
ンサ41を設け、例えば内視鏡2の自動挿入時に先端構
成部7の先端が大腸32の内壁に接触したことを検出す
る構成にしたものである。
この場合、接触センサ41は例えば感圧センサによって
形成されている。さらに、この接触センサ41はアンプ
42、比較器43を順次介してLED(発光ダイオード
)駆動回路44に接続されている。さらに、このLED
駆動回路44には内視鏡2の手元側操作部3および接眼
部3aに設けた例えばLED (発光ダイオード)等の
表示素子45.46が接続されている。
そして、内視鏡2の自動挿入時には先端構成部7の先端
が大腸32の内壁に接触したことが接触センサ41によ
って検…されると、この接触センサ41からの検出信号
(電圧変化信号)はアンプ42によって増幅された後、
比較器43に入力され、この比較器43内で予め設定さ
れた一定の設定圧力幅の設定値と比較される。さらに、
この比較器43によって接触センサ41からの検出圧力
が一定の設定圧内幅以外の状態か検出された場合にはL
ED駆動回路44によって内視鏡2の手元側操作部3お
よび接眼部3aの各表示素子45゜46かそれぞれ点灯
されて先端構成部7の先端が大腸32の内壁に接触した
ことか表示されるようになっている。
そこで、上記構成のものにあっては内視鏡2の自動挿入
時に先端構成部7の先端か大腸32の内壁に接触した状
態を内視鏡2の手元側操作部3および接眼部3aの各表
示素子45.46の点灯によって表示させることができ
るので、各表示素子45.46が点灯された時点で医師
等の使用者が図示しない湾曲操作ノブによってドラム1
3を回転させ、アングルワイヤ12を介して湾曲部6を
遠隔的に湾曲操作することにより、内視鏡2の先端構成
部7の先端が大腸32の内壁に接触した状態を解除させ
ることができる。ここで、内視鏡2の先端構成部7か大
腸32の内壁から離れると各表示素子45.46が消灯
する。そのため、この操作を繰り返すことにより、曲が
った大腸32の内部であっても内視鏡2を自動挿入させ
ることができる。
なお、接触センサ41を複数設け、内視鏡2の先端構成
部7の上下左右にそれぞれ配設するとともに、各接触セ
ンサ41にそれぞれ対応させてLED(発光ダイオード
)等の表示素子45.46を配設し、内視鏡2の先端構
成部7の上下左右のうちどの部分が接触しているか判断
できる構成にしてもよい。
また、第6図はこの発明の第3の実施例を示すものであ
る。
これは、第2の実施例の内視鏡2における手元側操作部
3内にドラム13を回転駆動する湾曲用モータ51を装
着し、この湾曲用モータ51の駆動回路52をコントロ
ーラ53に接続させるとともに、このコントローラ53
に比較器43を接続させ、さらにこの比較器43に例え
ばLEDランプ、ブザー TVモニタ、等の表示器54
を接続させたものである。
そして、比較器43からの出力信号がコントロラ53に
入力されると、このコントローラ53によってモータ駆
動回路52が制御されるとともに、表示器54に内視m
2の先端構成部7の先端が大腸32の内壁に接触した状
態が表示される。
また、湾曲用モータ51はモータ駆動回路52によって
内視鏡2の先端構成部7の先端か大腸32の内壁に接触
した状態を解除する方向に駆動される。この場合、接触
センサ41は内視鏡2の先端構成部7の上下左右にそれ
ぞれ配設されており、例えば先端構成部7の下側の接触
センサ41からの出力信号か検出された場合には先端構
成部7をこれと反対の上方向へ湾曲させるように湾曲用
モタ51を一定量だけ駆動させるようになっている。
そこで、上記構成のものにあっては曲がった大腸32の
内部に内視鏡2を挿入する場合であっても湾曲操作ノブ
の面倒な操作を省略することができるので、操作性の向
上を図ることができ、内視鏡2を自動挿入動作を一層簡
略化することができる。
さらに、第7図はこの発明の第4の実施例を示すもので
ある。
これは、アクチュエータ本体1の前部バルーン8および
後部バルーン9の外周面に略蛇腹状に屈曲された凹凸形
状の滑り止め部61を設ける構成にしたものである。
この場合には大腸32の内部に内視鏡2を挿入し、前部
バルーン8および後部バルーン9を径方向に膨脂変形さ
せた場合に前部バルーン8および後部バルーン9の外周
面の滑り止め部61を大腸32の内壁面に係合させるこ
とができるので、内視鏡2が固定位置から滑ることを確
実に防止することができる。そのため、この場合にはア
クチュエータ本体1による内視鏡2の牽引力を高めるこ
とができるので、内視鏡2の自動挿入時の前進動作を確
実に行なわせることかできる。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施で
きることは勿論である。
[発明の効果] この発明によればアクチュエータ本体の走行速度を高め
、かつ全体の小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの発明の第1の実施例を示すもの
で、第1図は内視鏡用自動挿入装置のアクチュエータ本
体の概略構成図、第2図はアクチュエータ本体が装着さ
れた内視鏡の概略構成図、第3図はアクチュエータ本体
の駆動制御部を示す概略構成図、第4図はアクチュエー
タ本体の動作を示す縦断面図、第5図はこの発明の第2
の実施例を示す概略構成図、第6図はこの発明の第3の
実施例を示す概略構成図、第7図はこの発明の第4の実
施例を示す斜視図である。 1・・・アクチュエータ本体、2・・・内視鏡、4・・
・挿入部、8・・・前部バルーン(径方向伸縮変形部材
)、9・・後部バルーン(径方向伸縮変形部材)、10
・・・中間バルーン(軸方向伸縮変形部材)、14・・
・チューブ、15・・・第1の連結口、16・・・第2
の連結口、 7・・・第3の連結口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内視鏡の挿入部外周面に離間状態で配置され、径方向に
    伸縮変形可能な前後一対の径方向伸縮変形部材と、これ
    らの一対の径方向伸縮変形部材間に配設され、前記内視
    鏡挿入部の軸方向に伸縮変形可能な軸方向伸縮変形部材
    とを備えたアクチュエータ本体を設け、このアクチュエ
    ータ本体の前部側の前記径方向伸縮変形部材を前記内視
    鏡挿入部に固定し、後部側の前記径方向伸縮変形部材を
    前記内視鏡挿入部に移動可能な状態で保持させるととも
    に、前記後部側の径方向伸縮変形部材に流体給排用のチ
    ューブを連結する第1の連結口、前記後部側の径方向伸
    縮変形部材と前記軸方向伸縮変形部材との間に第2の連
    結口、前記軸方向伸縮変形部材と前記前部側の径方向伸
    縮変形部材との間に第3の連結口をそれぞれ形成し、前
    記第1の連結口の開口面積S_A、前記第2の連結口の
    開口面積S_B、前記第3の連結口の開口面積S_Cの
    関係を S_A>S_B>S_C に設定したことを特徴とする内視鏡用自動挿入装置。
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