JPH03230302A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えばヘリカルスキャン方式のビデオテープ
レコーダのように、複数の磁気ヘッドにより磁気記録媒
体を順次走査して信号を記録するようにした磁気記録再
生装置に関する。

［従来の技術］ この種磁気記録再生装置、例えばＶＨ３方式ＶＴＲにお
ける従来の信号記録系を第３図に示す。

同図において、入力映像信号ａは、ローパスフィルタ（
以下、ＬＰＦと略す）１及びバンドパスフィルタ（以下
、ＢＰＦと略す）２により、輝度信号すと色信号Ｃとに
分離される。輝度信号すはＦＭ変調回路３によってＦＭ
変調され、色信号すは低域変換回路６によって低域変換
色信号に変換された後、これら信号は、それぞれレベル
調整器４、レベル調整器７を介して混合回路５に入力さ
れて混合される。混合されたＦＭＩＩｉ度信号と低信号
換色信号とは、記録増幅回路８に入力されて適宜増幅さ
れた後、２チヤンネルのロータリトランス１１を介して
磁気記録媒体を交互にスキャンする磁気ヘッド９，１０
に供給されて記録される。

ロータリトランス１１の各チャンネルの１次巻線には、
それぞれ抵抗１３．１４が直列接続されており、抵抗１
３からは、上記レベル調ｕ器４＋７を調整する際のモニ
タ出力が端子１２を介して取り出されるようになってい
る。

この種磁気記録再生装置における記録再生特性について
は、たとえば澤崎憲−編著ｒＶＴＲＪ昭和４６年１０月
コロナ社発行、第４９頁に説明されており、これを第４
図に示すが、同図から明らかなように、再生出力レベル
は磁気ヘッドに供給される記録電流のレベルに応じて変
化する。

そこで、上記従来例では、上記モニタ出力によって実際
に磁気ヘッドに流れる記８電流値をモニタしながら、レ
ベル調整器４，７によりＦＭ輝度信号と低域変換色信号
との記録電流レベルをそれぞれ調整し、ＦＭ変調回路３
、低域変換回路６、混合回路５および記録増幅回路８等
の利得のばらつきや入力映像信号ａ自体のレベルのばら
つきがあっても、各信号の記録電流レベルをそれぞれ最
適値に調整し得るようにしている。この最適値は、ＦＭ
輝度信号については、充分なＳ／Ｎを得るために、その
再生出力レベルを最大とするような値であるが、第４図
から明らかなように、この値は記録信号の周波数に応じ
て異なっているので、通常、そのキャリア中心周波数（
３〜４Ｍ１（ｚ）について再生出力レベルが最大となる
値となされる。

低域変換色信号については、単に最大再生出力レベルが
得られるように調整すると、ＦＭ輝度信号との混変調に
よるダイヤモンドクロスビート妨害等が問題となるので
、通常、ＦＭｌｌｉ度伯号に対して１０ｄｂ以下のレベ
ルとなるように調整される。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の技術では、端子１２からのモニタ出力を見て
レベル調整器４，７をそれぞれ手動によりＦＡＭしなけ
ればならないので、調整が面倒で時間がかかると共に、
レベル調整器として可変抵抗器を必要とするので、記録
回路系全体をＩＣ化することができず、部品コストが高
くなり、また、外付は部品として上記可変抵抗器を組み
込むので製造工程もそれだけ複雑になるという問題があ
った。

更に、上記のレベル調整は、磁気ヘッド９，１０に共通
の記録回路系において行われるものであるから、磁気ヘ
ッド９，１０に流れる記録電流値を個別に調整すること
はできｒ、そのため、第３図の例では、一方の磁気ヘッ
ド９のみの記録電流値（抵抗１３の電圧降下）をモニタ
してレベル調整器４，７を調整している。したがって、
他方の磁気ヘッド１０に対する記録電流値は、そのイン
ダクタンスの差異等により、必ずしも最適値に調整され
るとは限らないという問題があった。

本発明の目的は、かかる問題点を解消し、各磁気ヘッド
に供給される記録電流値を可変抵抗器を用いた手動調整
によらず、それぞれ個別に自動的に調整し得るようにし
た磁気記録再生装置を堤供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明は、磁気記録媒体を
順次走査する複数の磁気ヘットに供給される記録電流の
振幅を可変制御する可変利得増幅手段と、上記各磁気ヘ
ッドが順次磁気記録媒体を走査する期間毎に、各磁気ヘ
ッドに流れる記録電流の振幅誤差をそれぞれ検出して上
記可変利得増幅手段の利得を順次可変制御する制御手段
とが設けられる。

［作用コ 上記可変利得増幅手段と制御手段とにより、複数の磁気
ヘッドに供給される記録電流値は１手動によるレベル調
整器を用いることなく、それぞれ個別に時分割的に自動
調整される。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面により説明する。

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す構成図であって、１５はクロマＡＧＣ回路、１６は可
変利得増幅回路、１７．１８は夫々同期期間レベル検出
回路、１９．２０は夫々比較回路、２１．２２は基準電
圧源、２３．２４は検波回路、２５はスイッチ回路、２
６．２７は夫々入力端子であり、第３図に対応する部分
には同一符号を付している。

第１図において、入力映像信号ａがらＬＰＦＩにより分
離された輝度信号すは、Ｆ　Ｍ変調回路３でＦＭ変調さ
れた後、混合回路５に人力される。

一方、入力映像信号ａからＢＰＦ２により分離された色
信号Ｃは、低域変換回路６で低域変換色信号に変換され
た後、クロマＡＧＣ回路１５に供給される。このクロマ
ＡＧＣ回路１５は、低域変換色信号のレベルをＦＭ輝度
信号レベルに対して１ｏｄｂ以下の一定レベルに保つよ
うに設けられているもので１例えばバースト期間のレベ
ルを一定レベルに制御する即知回路を用いることができ
る。

クロマＡＧＣ回路１５の出力信号は混合回路５に入力さ
れ、ＦＭ輝度信号と混合される。混合回路５の出力信号
は可変利得増幅回路１６に供給され、検波回路２３また
は２４からスイッチ回路２５を介して供給される利得制
御信号ｄに応じた利得で増幅された後、記録増幅回路８
、ロータリトランス１１を介して磁気ヘッド９，１０に
供給されて記録媒体に記録される。

磁気ヘッド９．１０に供給される記録電流は、夫々抵抗
１３．１４によって検出され、同期期間レベル検出回路
１７．１８に供給される。これら検出回路１７．１８は
、入力端子２７からの同期信号ｅにより、記録映像信号
の同期期間における記録電流のレベルを検出する。記録
映像信号の同期期間には、周知のように、振幅変調かを
伴う低域変換色信号は存在せず、本来一定振幅であるべ
きＦＭ輝度信号のみが存在しているので、検出回路１７
．１８により同期期間の記録電流レベルを抽出して検出
することにより、記録回路系の利得または磁気ヘッド９
，１０のインダクタンスの差異に基づく記録電流レベル
の変化を検出できる。

検出回路１７．１８の検出出力は比較回路１９゜２０に
供給され、基準電圧ｗＡ２１，２２からの基準電圧とレ
ベル比較される。これらの比較誤差出力は、夫々検波回
路２３．２４で検波整流され、スイッチ回路２５に供給
される。スイッチ回路２５は、入力端子２６からのヘッ
ド切換え信号ｆにより、磁気ヘッド９．１０が記録媒体
を交互にスキャンする期間毎に切り換えられ、検波回路
２３゜２４の検波出力を利得制御信号ｄとして交互に可
変利得増幅回路１６に供給し、その利得を制御する。

そこで、磁気ヘッド９，１０に供給される記録電流の大
きさは、それぞれ個別に時分割的に制御されることにな
り、各制御系の制御利得（抵抗１３．１４の値等）を等
しくし、かつ、基準電圧源２１．２２の基準電圧を共に
使用磁気ヘッド９゜１０の定格記録電流値に対応する電
圧に設定しておくことにより、磁気ヘッド９，１ｏに供
給される記録電流の値をそれらのインダクタンスのばら
つき等に関わらず自動的に上記定格記録電流値とするこ
とができる。

ここで、上記定格記録電流値は、前述したように、再生
ＦＭ輝度信号のレベルを最大とする記録電流値であるが
、厳密にいうと、磁気ヘッド９゜１０のインダクタンス
のばらつきによって第４図に示した記録再生特性曲線自
体が左右にシフトしてしまうので、同一の定格記録電流
を流しても各磁気ヘッドからの再生ＦＭ輝度信号レベル
を共に最大にすることはできない。しかし、通常、その
誤差はわずかであるので、実用上各磁気ヘッド９゜１０
に同一の定格電流が流れるように制御すれば充分である
。もちろん、８栗に応じて基準電圧源２１．２２の基準
電圧を調整することで磁気ヘッド９．ｌｏ毎の記録電流
制御値を調整することも可能である。

このようにして、各磁気ヘッド９，１０に供給される記
録電流は、ＦＭ輝度信号について、その再生出力レベル
がほぼ最大となるように自動的に制御されるが、これに
伴ない、混合回路５でＦＭ輝度信号と混合されている低
域変換色イご号も可変利得増幅回路１６で同様のレベル
制御を受け、ＦＭ輝度信号と低域変換色信号のレベル比
は常に一定に保たれる。この結果、前記したように、ク
ロマＡＧＣ回路１５によって予め低域色信号のレベルが
ＦＭ輝度信号のレベルに対して１０ｄｂ以下の一定値と
なるようにしておくことにより、低域変換色信号につい
てもその記！電流レベルを無調整化できる。

なお、この実施例では、抵抗１３．１４によって検出さ
れる記録電流からＦＭ輝度信号の記録電流のみを取り出
すために、同期期間レベル検出回路１７．１８を設けて
いるが、この代わりにバイパスフィルタを設けてＦＭＩ
度信号のみを取り出すようにすることもでき、また、同
期期間レベル検出回路１７．１８とバイパスフィルタと
を併用して同期期間に混入している低域色信号等のノイ
ズ成分を除去し、同期期間のＦＭ輝度信号のみを確実に
取り出すようにすることもできる。

第２図は本発明による磁気記録再生装置の他の実施例を
示す構成図であって、第１図に対する部分には同一の符
号を付しである。

この″Ａ施例は、磁気ヘッド９，１０に対する記録電流
を単一の制御回路系によって制御し得るようにして構成
を簡略化したもので、第１図の実施例における磁気ヘッ
ド９，１０それぞれに対する記録電流制御回路系のうち
、一方の記録電流制御回路系を構成する同期期間レベル
検出回路１８、比較回路２２、検波回路２４を省略する
と共に、スイッチ回路２５に代えてスイッチ回路２８を
設け、抵抗１３．ｉ４による各磁気ヘッド９，１０の記
録電流検出出力をスイッチ回路２８によって同期期間レ
ベル検出回路１７に交互に供給するようにしたものであ
る。

スイッチ回路２８は、第１図のスイッチ回路２５と同様
に、入力端子２６からのヘッド切換え信号ｆにより各磁
気ヘッド９，１０が記録媒体を交互にスキャンする期間
毎に切換えられる。この実施例においても、磁気ヘッド
９，１０に供給される記録電流が、第１図の実施例と同
様に、時分割的に制御されることは特に説明するまでも
なく明かであろう。

但し、この実施例においては、検波回路２３に入力され
る制御誤差電圧はスイッチ回路２８の切換え毎に磁気ヘ
ッド９，１０のインダクタンス値に応じてステップ的に
変化することになるため、この変化に追従し得るように
、検波回路２３の平滑用時定数を比較的小さくしておく
必要がある。

しかし、平滑作用時定数を無制限に小さくすることはで
きず、従って、検波回路２３の出力を上記制御誤差電圧
のステップ的変化に完全に追従させることはできないと
いう問題がある。これに対し、第１図の実施例では、上
記のような制御誤差電圧のステップ的変化は生じないの
で、そのような問題は起こらない。

以上、本発明をＶＨ５方式のＶＴＲにおいて実施した場
合の実施例について説明したが、このような実施例に限
らず、本発明が、一般に複数の磁気ヘッドにより順次磁
気記録媒体を走査して信号を記録するようにした磁気記
録再生装置において同様に実施され得ることはいうまで
もない。また、記８電流レベルの誤差を検出するために
は５必ずしも上記実施例のごとく記録信号中にＦＭ変調
信号（ＦＭ輝度信号）が含まれている必要はなく、要は
、記録信号中にそれ自体の振幅変動を伴わない信号があ
ればよいのであるから、例えば記録信号中に振幅一定の
パイロット信号を混合しておき、その振幅変動誤差から
記録電流の誤差を検出・するようになすこともできる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、磁気記録媒体を
順次走査する複数の磁気ヘッドに供給される記録電流を
時分割的に制御することで、各磁気ヘットに供給される
記録電流を個別に制御して、それらのインダクタンスの
ばらつきによる記録電流レベルの誤差を除去することが
できる。また。

記録４８号の入力レベルのばらつき、あるいは記録回路
系の利得のばらつき等があっても、各磁気ヘッドに供給
される記録電流レベルを手動調整によらｒ常に所定値に
自動制御することができるので、従来のように記録回路
系に手動：Ａ盤用の可変抵抗器を設ける必要がなく、し
かも、記録回路系全体をＩＣ化することができるので、
部品コストを低減することができ、製造工程も簡単化す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す構成図、第２図は本発明による磁気記録再生装置の他
の実施例を示す構成図、第３図は従来の磁気記録再生装
置の一例を示す構成図、第４図は磁気記録再生装置の記
録再生特性を示す図である。 １　　・ローパスフィルタ、２・・・・バンドパスフィ
ルタ、３・・・・・・ＦＭ変調回路、５・・・・・・混
合回路、６・・・・・・低域変換回路、８・・・・・・
記録増幅回路、９゜１ｏ・・・・・・磁気ヘッド、１１
・・・・・ロータリトランス、１６−　＝、クロマＡＧ
Ｃ回路、１７・・・・・・可変利得増幅回路、１８．１
９・・・・同期期間レベル検出回路、２０．２１・・・
・・・基準電圧源、２２．２３・・・・比較回路、２４
．２５・・・・・検波回路、２６．３０・・・・スイッ
チ回路。 第 図 第 図 第 ３ 図 第 図 ０ ０ ｔｏｏ　　２００ Ｖ、錬電、亀（ｍＡ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の磁気ヘッドにより順次磁気記録媒体を走査し
   て信号を記録するようにした磁気記録再生装置において
   、 上記複数の磁気ヘッドに供給される記録電流の振幅を可
   変制御する可変利得増幅手段と、上記各磁気ヘッドが順
   次磁気記録媒体を走査する期間毎に、各磁気ヘッドに流
   れる記録電流の振幅誤差をそれぞれ検出して上記可変利
   得増幅手段の利得を順次可変制御する制御手段と、を設
   けたことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１において、前記制御手段は、前記各磁気ヘ
   ッド毎に個別に設けられた複数の記録電流振幅誤差検出
   手段と、 各検出手段の出力を各磁気ヘッドが磁気記録媒体を走査
   する期間に合わせて前記可変利得増幅手段に順次選択的
   に切換えて供給するスイッチング手段と、 を有することを特徴とする磁気記録再生装置。 ３、請求項１において、前記制御手段は、各磁気ヘッド
   に流れる記録電流の振幅を個別に検出する複数の記録電
   流検出手段と、 各記録電流検出手段の出力を前記各磁気ヘッドが磁気記
   録媒体を走査する期間に合わせて順次選択的に切換えて
   出力するスイッチング手段と、 該スイッチング手段の出力から前記各磁気ヘッドの記録
   電流の誤差を検出して、該検出誤差を前記可変利得増幅
   手段に供給する単一の誤差検出手段と、 を有することを特徴とする磁気記録再生装置。