JPS61190760A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はＶＴＲにおけるビデオ信号のＡＧＣ回路に関す
る。

〔発明の概要〕

本発明のＶＴＲのＡＧＣ回路は、記録系ＡＧＣループと
、記録モニター系のＡＧＣループとを独立して備え、再
生信号もモニター系ＡＧＣループを経て導出されるよう
に成っていて、モニター系ＡＧＣループにおけるモニタ
ー出力のレベル調整やＡＧＣ特性の補正が記録信号に影
響を及ぼさないようにされ、これによって記録系のプリ
エンファシス等の波形操作部の入カレヘルを無調整化し
、また同時に再生画質の向上も図っている。

〔従来の技術〕

第３図は従来のＶＴＲの記録系ブロック図で、チューナ
出力の入力ビデオ信号は、クランプ回路１、ＡＧＣアン
プ２を通り、くし形フィルタ３に与えられ、ここで輝度
信号とクロマ信号（ＲＥＣ−Ｃ）とに分離され、輝度信
号は、ｆ、トラップフィルタ４、クランプ回路６を経て
ＦＭ変調に導出される。またクランプ回路５の出力はＡ
ＧＣ検波回路７で検波され、ＤＣのゲイン制御信号とし
てＡＧＣアンプ２に帰還される。

一方、切換スイッチ８をＲＥＣ側にすると、へ〇〇アン
プ２の出力がＶＤ（垂直同期パルス）除去回路９　（変
速再生のとき動作する）及びアンプ１０を通ってモニタ
ーＴＶに導出され、これによってＥ−Ｅモニター、即ち
、電気−磁気変換形を通らない電気系のみのモニターを
行っている。

なお切換スイッチ８をＰＢ側にすると、ＶＴＲの再生信
号がＶＤ除去回路９及びアンプ１０を通ってモニターＴ
Ｖに導出され、再生モニターが出来る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第３図の従来技術では記録形とモニター系とが共通のＡ
ＧＣ回路を持つため、モニターで必要な信号レベルをＡ
ＧＣアンプ２で設定すると、ＡＧＣループを構成する回
路定数のばらつきにより、プリエンファシス回路６の入
力においてボリュームＶＲを用いてゲイン調整をしなけ
ればならない。

つまりプリエンファシス回路６は波形操作を行う回路で
あり、しかも一般に非線形特性を持つので、入力レベル
がばらつくと正常に動作しなくなる。

逆にプリエンファシス回路６の入力が一定となるように
ＡＧＣアンプ２のゲインを設定すると、モニター系にお
いてゲイン調整手段が必要となる。

従って上記の何れの場合でも、ＩＣ化に不適応なボリュ
ームを必要とし、また調整工程も必要である。

更に、モニター系のためにＡＧＣの特性カーブ（入力対
出力のゲイン特性）を変えてモニター画像の明るさ補正
を行うと、記録系の信号にも同様な補正が働くため、あ
る程度以上の強い補正をかけることができず、従ってＡ
ＧＣの特性カーブの設計自由度が低く、画像モニターの
品質が犠牲になる。

更に、再生モニター系では、ＡＧＣがかからないので、
再生画像が劣化することもある。

本発明は上述の問題にかんがみ、集積回路化したときに
ＩＣの外付はボリュームを設ける必要がなく、従って本
質的に無調整であり、また再生モニターについてもＡＧ
Ｃがかかって良好な画像が得られるようにすることを目
的とする。

ｃ問題点を解決するための手段〕 第１図で、記録系ＡＧＣループ（１）とモニター系ＡＧ
Ｃループ２とが独立して設けられ、また切換スイッチ８
を介して再生信号がモニター系ＡＧＣループ（２）に与
えられるようになっている。

〔作用〕

ＡＧＣループ（１）（２）が独立しているから、モニタ
ー側のループゲインの調整やＡＧＣカーブの補正等が記
録系に影響を与えることがなく、従って記録系のプリエ
ンファシスのような波形操作部への入力レベルを無調整
化し得る。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例であって、記録系のＡＧＣルー
プ（１）とは別にモニター系のＡＧＣループ（２）が追
加されている。即ち、記録時にはクランプ回路１の出力
が切換スイッチ８のＲＥＣ接点を通り、ＡＧＣアンプ１
１に与えられ、その出力がＶＤ除去回路９及びアンプ１
０を経て所要レベルのモニター出力として導出される。

またアンプ１０の出力は約−１２ｄＢのアッテネータ１
２で入力レベルまで減衰されてから、ｆ　ｓｃ　ｌ−ラ
ップフィルタ１３　（又は３．５８ＭＨｚ以下のローパ
スフィルタ）、クランプ回路１４を通り、ＡＧＣ検波回
路１５で検波され、ＡＧＣアンプ１１に帰還される。こ
れによりモニター出力のレベル安定化が行われる。なお
モニター系の１２ｄＢの出力アンプ１０がＡＧＣループ
（２）内に入っているため、このアンプＩＯのゲインに
ばらつきがあってもＡＧＣにより吸収される。

一定のモニターレベルを得るためにＡＧＣアンプ１１の
ゲインを調整した場合、記録系ＡＧＣループ（１）が独
立しているから、プリエンファシス６の入力レベルを再
調整することは不要である。

従って第３図の調整ボリュームＶＲが不要となり、ＩＣ
化が容易となる。

また再生時には、切換スイッチ８のＰＢ接点を通って再
生信号がモニター系ＡＧＣに与えられ、レベルが安定化
されてからモニター出力として導出される。従って再生
画質が向上する。

更に、第２図のＡ、　Ｇ　Ｃ特性図に示すように記録系
とモニター系とで異なるＡＧＣ特性を与えて、記録信号
に影響を及ぼすことなくモニター画像の画質補正を行う
ことが可能となる。第２図の点線は記録系ＡＧＣループ
（１）に与えられる入出力特性で、例えば入力１ｖ以上
で出力はピーク（飽和）レベルに達する。■Ｖ以下では
入出力は比例する。

一方、第２図の実線はモニター系ＡＧＣループ（２）の
入出力特性で、ピークレベルに達するときの入力レベル
は１ｖより低く設定されている。

これにより、より小レベルの入力でＡＧＣが働くから、
記録系に影響を与えずにモニター画像の明るさを補正す
ることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、モニター系ＡＧＣループにおけるゲイ
ン調整やＡＧＣ特性カーブの補正が記録信号に全く影響
を及ぼさないので、記録系のプリエンファシスのような
波形操作部の入力レベルを無調整化することができ、Ｉ
Ｃ化が困難な調整ボリューム等を排除して、ＩＣ化が可
能になる。また記録系とモニター系とでＡＧＣ特性カー
ブを独自に設定することができ、モニター系ＡＧＣがよ
り低い入力レベルで機能するようにしてモニター画像の
明るさ補正を記録信号とは無関係に行うことができる。

更に、再生信号にもＡＧＣがかかるので、安定した再生
画像が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すＶＴＲの記録系及びモニ
ター系のブロック図、第２図は記録系及びモニター系の
夫々のＡＧＣ特性図、第３図は従来回路である。 なお図面に用いた符号において、 ２−・−−−−−−−−−−−−−Ａ　Ｇ　Ｃアンプ６
−−−−−−−−−−−−−プリエンフアシス回路７−
−−−−−−−−−−−−　Ａ　Ｇ　Ｃ検波回路８−・
・−・・・・・−・切換スイッチ１１−・・−・−・〜
・−・・・・・ＡＧＣ７７７’１５−・−−−−−−−
−−−−−−・・ＡＧＣ検波回路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力ビデオ信号のレベルを安定化してから記録信号とし
   てプリエンファシス等の波形操作部に導出する記録系Ａ
   ＧＣループと、上記入力ビデオ信号のレベルを安定化し
   てからモニター出力として導出するモニター系ＡＧＣル
   ープと、このモニター系ＡＧＣループの入力を上記入力
   ビデオ信号から再生ビデオ信号に切換える切換スイッチ
   とを備えたＶＴＲのＡＧＣ回路。