JPH0845004A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH0845004A JPH0845004A JP6178033A JP17803394A JPH0845004A JP H0845004 A JPH0845004 A JP H0845004A JP 6178033 A JP6178033 A JP 6178033A JP 17803394 A JP17803394 A JP 17803394A JP H0845004 A JPH0845004 A JP H0845004A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各変調キャリア周波数において再生した輝度
信号レベルを最大にし、輝度レベルに無関係にＳ／Ｎを
向上させる。 【構成】 輝度信号Ｙはエンファシス回路１で高域が強
調されＦＭ変調器２にてＦＭ変調されてＦＭ輝度信号Ｙ
FMとなる。一方、輝度信号Ｙはローパスフィルタ３で高
周波成分が除去され、明暗を示す輝度信号Ｙf とオフセ
ット直流電圧ＤＣが加えられる。利得可変アンプ７は、
信号Ｙf ＋ＤＣが大きいときにゲインを小さくし信号Ｙ
f ＋ＤＣが小さいときにゲインを大きくして、ＦＭ輝度
信号ＹFMを増幅しゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gを出力
する。このように輝度の大きさに逆比例する状態でレベ
ル調整したゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gを、ヘッド１
０によりビデオテープ１１に記録する。
信号レベルを最大にし、輝度レベルに無関係にＳ／Ｎを
向上させる。 【構成】 輝度信号Ｙはエンファシス回路１で高域が強
調されＦＭ変調器２にてＦＭ変調されてＦＭ輝度信号Ｙ
FMとなる。一方、輝度信号Ｙはローパスフィルタ３で高
周波成分が除去され、明暗を示す輝度信号Ｙf とオフセ
ット直流電圧ＤＣが加えられる。利得可変アンプ７は、
信号Ｙf ＋ＤＣが大きいときにゲインを小さくし信号Ｙ
f ＋ＤＣが小さいときにゲインを大きくして、ＦＭ輝度
信号ＹFMを増幅しゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gを出力
する。このように輝度の大きさに逆比例する状態でレベ
ル調整したゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gを、ヘッド１
０によりビデオテープ１１に記録する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に関
し、各変調キャリアにてＳ／Ｎを向上させ、且つ反転現
象を生じにくいように工夫したものである。
し、各変調キャリアにてＳ／Ｎを向上させ、且つ反転現
象を生じにくいように工夫したものである。
【０００２】
【従来の技術】８ミリビデオでは、映像信号，音声信号
及びトラッキング信号をすべて回転ヘッドにより周波数
多重記録している。即ち、図５の周波数帯域特性に示す
ように、輝度信号はＦＭ変調して高い周波数域に、色信
号は低域変換して低い周波数域に、音声信号はＦＭ変調
して中間の周波数域に記録している。さらに、トラッキ
ング信号は、色信号記録周波数域よりも低い周波数域に
記録している。
及びトラッキング信号をすべて回転ヘッドにより周波数
多重記録している。即ち、図５の周波数帯域特性に示す
ように、輝度信号はＦＭ変調して高い周波数域に、色信
号は低域変換して低い周波数域に、音声信号はＦＭ変調
して中間の周波数域に記録している。さらに、トラッキ
ング信号は、色信号記録周波数域よりも低い周波数域に
記録している。
【０００３】ここで輝度信号に着目すると、Ｈi ８（ハ
イエイト）方式では、変調キャリアの中心周波数を７
［ＭＨｚ］、周波数偏移を５．７［ＭＨｚ］〜７．７
［ＭＨｚ］の２．０［ＭＨｚ］としている。なお、スタ
ンダード８ミリビデオでは、輝度信号の変調キャリアの
中心周波数を５［ＭＨｚ］、周波数偏移を４．２［ＭＨ
ｚ］〜５．４［ＭＨｚ］の１．２［ＭＨｚ］としてい
る。
イエイト）方式では、変調キャリアの中心周波数を７
［ＭＨｚ］、周波数偏移を５．７［ＭＨｚ］〜７．７
［ＭＨｚ］の２．０［ＭＨｚ］としている。なお、スタ
ンダード８ミリビデオでは、輝度信号の変調キャリアの
中心周波数を５［ＭＨｚ］、周波数偏移を４．２［ＭＨ
ｚ］〜５．４［ＭＨｚ］の１．２［ＭＨｚ］としてい
る。
【０００４】従来では、ＦＭ輝度信号の記録電流レベル
は、再生時において変調キャリアの中心周波数成分の再
生出力が最大となるような、一定記録電流レベルとして
いる。つまり、キャリア周波数にかかわらずＦＭ輝度信
号の記録電流レベルは一定にしていた。図６（ａ）
（ｂ）はかかる事情を示しており、図６（ａ）に示すよ
うに輝度信号Ｙのレベルが変化して、ＦＭした変調キャ
リア周波数が変化しても、図６（ｂ）に示すようにＦＭ
輝度信号ＹFMの記録電流レベルを一定にしている。
は、再生時において変調キャリアの中心周波数成分の再
生出力が最大となるような、一定記録電流レベルとして
いる。つまり、キャリア周波数にかかわらずＦＭ輝度信
号の記録電流レベルは一定にしていた。図６（ａ）
（ｂ）はかかる事情を示しており、図６（ａ）に示すよ
うに輝度信号Ｙのレベルが変化して、ＦＭした変調キャ
リア周波数が変化しても、図６（ｂ）に示すようにＦＭ
輝度信号ＹFMの記録電流レベルを一定にしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ビデオカメ
ラの電磁変換特性により、ＦＭ輝度信号の最大再生出力
が得られる記録電流レベルは、変調キャリアによって変
わる。例えば図７に示すように、グレーレベルに相当す
る周波数（変調キャリア中心周波数：７ＭＨｚ）では、
記録電流レベルがＩ0 のときに最大再生出力が得られる
が、黒レベルに相当する周波数（６．３ＭＨｚ）では記
録電流レベルがＩ1 （Ｉ1 ＞Ｉ0 ）のときに最大再生出
力が得られ、白レベルに相当する周波数（７．７ＭＨ
ｚ）では記録電流レベルがＩ2 （Ｉ2 ＜Ｉ0 ）のときに
最大再生出力が得られる。
ラの電磁変換特性により、ＦＭ輝度信号の最大再生出力
が得られる記録電流レベルは、変調キャリアによって変
わる。例えば図７に示すように、グレーレベルに相当す
る周波数（変調キャリア中心周波数：７ＭＨｚ）では、
記録電流レベルがＩ0 のときに最大再生出力が得られる
が、黒レベルに相当する周波数（６．３ＭＨｚ）では記
録電流レベルがＩ1 （Ｉ1 ＞Ｉ0 ）のときに最大再生出
力が得られ、白レベルに相当する周波数（７．７ＭＨ
ｚ）では記録電流レベルがＩ2 （Ｉ2 ＜Ｉ0 ）のときに
最大再生出力が得られる。
【０００６】図７に示すような電磁変換特性があるにも
かかわらず、従来ではＦＭ輝度信号の記録電流レベルを
Ｉ0 に固定していたため、変調キャリアの中心周波数か
らはずれた周波数域の信号成分のＳ／Ｎが悪化してい
た。また高周波域の信号成分の再生出力レベルが低下す
るため、反転現象が生じやすかった。
かかわらず、従来ではＦＭ輝度信号の記録電流レベルを
Ｉ0 に固定していたため、変調キャリアの中心周波数か
らはずれた周波数域の信号成分のＳ／Ｎが悪化してい
た。また高周波域の信号成分の再生出力レベルが低下す
るため、反転現象が生じやすかった。
【０００７】本発明は、上記従来技術に鑑み、周波数
（ＦＭ）変調した信号の各キャリア周波数において最大
出力が得られ、高周波域でも反転現象が生じにくい磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。
（ＦＭ）変調した信号の各キャリア周波数において最大
出力が得られ、高周波域でも反転現象が生じにくい磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、記録信号を周波数変調して変調記録信号と
する周波数変調器と、前記記録信号のレベルが大きくな
るとゲインが小さくなり記録信号のレベルが小さくなる
とゲインが大きくなる可変ゲイン特性を有し、前記変調
記録信号を増幅してゲイン調整変調記録信号とする可変
増幅回路と、前記ゲイン調整変調記録信号を記録媒体に
磁気記録する磁気記録部と、を有することを特徴とす
る。
明の構成は、記録信号を周波数変調して変調記録信号と
する周波数変調器と、前記記録信号のレベルが大きくな
るとゲインが小さくなり記録信号のレベルが小さくなる
とゲインが大きくなる可変ゲイン特性を有し、前記変調
記録信号を増幅してゲイン調整変調記録信号とする可変
増幅回路と、前記ゲイン調整変調記録信号を記録媒体に
磁気記録する磁気記録部と、を有することを特徴とす
る。
【０００９】また本発明は輝度信号を周波数変調して変
調輝度信号とする周波数変調器と、前記輝度信号のレベ
ルが大きくなるとゲインが小さくなり輝度信号のレベル
が小さくなるとゲインが大きくなる可変ゲイン特性を有
し、前記変調輝度信号を増幅してゲイン調整変調輝度信
号とする可変増幅回路と、前記ゲイン調整変調輝度信号
をビデオテープに磁気記録する磁気記録部と、を有する
ことを特徴とする。
調輝度信号とする周波数変調器と、前記輝度信号のレベ
ルが大きくなるとゲインが小さくなり輝度信号のレベル
が小さくなるとゲインが大きくなる可変ゲイン特性を有
し、前記変調輝度信号を増幅してゲイン調整変調輝度信
号とする可変増幅回路と、前記ゲイン調整変調輝度信号
をビデオテープに磁気記録する磁気記録部と、を有する
ことを特徴とする。
【００１０】また本発明は前記可変増幅回路は、輝度信
号の高周波成分を除去するローパスフィルタと、オフセ
ット値である直流電圧を設定するオフセット設定器と、
高周波成分が除去された前記輝度信号と前記直流電圧と
を加えた信号値に逆比例する状態でゲインが変化する特
性を有し前記変調輝度信号を増幅してゲイン調整輝度信
号とするアンプを備えていることを特徴とする。
号の高周波成分を除去するローパスフィルタと、オフセ
ット値である直流電圧を設定するオフセット設定器と、
高周波成分が除去された前記輝度信号と前記直流電圧と
を加えた信号値に逆比例する状態でゲインが変化する特
性を有し前記変調輝度信号を増幅してゲイン調整輝度信
号とするアンプを備えていることを特徴とする。
【００１１】また本発明は輝度信号を周波数変調して変
調輝度信号とする周波数変調器と、前記輝度信号のレベ
ルが大きくなるとゲインが小さくなり輝度信号のレベル
が小さくなるとゲインが大きくなる可変ゲイン特性を有
し、前記変調輝度信号を増幅してゲイン調整変調輝度信
号とする可変増幅回路と、前記輝度信号のレベルが大き
くなると大きなゲインで、前記輝度信号のレベルが小さ
くなると小さなゲインでもって色信号を増幅してゲイン
調整色信号とする色信号部と、前記ゲイン調整変調輝度
信号に前記ゲイン調整色信号を重畳して重畳した信号を
ビデオテープに磁気記録する磁気記録部と、を有するこ
とを特徴とする。
調輝度信号とする周波数変調器と、前記輝度信号のレベ
ルが大きくなるとゲインが小さくなり輝度信号のレベル
が小さくなるとゲインが大きくなる可変ゲイン特性を有
し、前記変調輝度信号を増幅してゲイン調整変調輝度信
号とする可変増幅回路と、前記輝度信号のレベルが大き
くなると大きなゲインで、前記輝度信号のレベルが小さ
くなると小さなゲインでもって色信号を増幅してゲイン
調整色信号とする色信号部と、前記ゲイン調整変調輝度
信号に前記ゲイン調整色信号を重畳して重畳した信号を
ビデオテープに磁気記録する磁気記録部と、を有するこ
とを特徴とする。
【００１２】
【作用】本発明では記録信号（輝度信号）のレベルが大
きくなるとゲイン調整変調記録（輝度）信号のレベルを
小さくし、記録信号（輝度信号）のレベルが小さくなる
とゲイン調整変調記録（輝度）信号のレベルを大きくす
る。このようにレベル調整したゲイン調整変調記録（輝
度）信号を記録するため、再生した記録（輝度）信号
は、各変調キャリアにおいて最大出力となりＳ／Ｎが向
上する。
きくなるとゲイン調整変調記録（輝度）信号のレベルを
小さくし、記録信号（輝度信号）のレベルが小さくなる
とゲイン調整変調記録（輝度）信号のレベルを大きくす
る。このようにレベル調整したゲイン調整変調記録（輝
度）信号を記録するため、再生した記録（輝度）信号
は、各変調キャリアにおいて最大出力となりＳ／Ｎが向
上する。
【００１３】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
説明する。
【００１４】＜第１実施例＞図１は本発明の第１実施例
に係る８ミリビデオカメラの輝度信号記録系を示し、図
２は実施例の各信号波形を示す。両図に示すように輝度
信号Ｙ（図２（ａ）参照）はエンファシス回路１にて高
域が強調され、高域強調された輝度信号Ｙe（図２
（ｂ）参照）はＦＭ変調器２にてＦＭ変調されてＦＭ輝
度信号ＹFM（図２（ｃ）参照）となる。
に係る８ミリビデオカメラの輝度信号記録系を示し、図
２は実施例の各信号波形を示す。両図に示すように輝度
信号Ｙ（図２（ａ）参照）はエンファシス回路１にて高
域が強調され、高域強調された輝度信号Ｙe（図２
（ｂ）参照）はＦＭ変調器２にてＦＭ変調されてＦＭ輝
度信号ＹFM（図２（ｃ）参照）となる。
【００１５】一方、輝度信号Ｙはローパスフィルタ３を
通り高周波成分を除去した輝度信号Ｙf （図２（ｄ）参
照）となる。この輝度信号Ｙf は、映像の明暗を示す信
号となっており、アンプ４により増幅されて輝度信号Ｙ
faとなる。アンプ４のゲインは、テープの種類や記録モ
ード（例えば「Ｈi ８方式」か「スタンダード８ミリ方
式」か）によって切換えられる。しかもアンプ４のゲイ
ン値は、詳細は後述するが、各変調キャリア周波数にお
いて再生した記録信号のレベルが最大となるように設定
している。そして輝度信号Ｙfaには、オフセット設定器
５で設定した直流電圧ＤＣが、加算器６にて加えられ
る。この直流電圧ＤＣの値は、次に述べる。
通り高周波成分を除去した輝度信号Ｙf （図２（ｄ）参
照）となる。この輝度信号Ｙf は、映像の明暗を示す信
号となっており、アンプ４により増幅されて輝度信号Ｙ
faとなる。アンプ４のゲインは、テープの種類や記録モ
ード（例えば「Ｈi ８方式」か「スタンダード８ミリ方
式」か）によって切換えられる。しかもアンプ４のゲイ
ン値は、詳細は後述するが、各変調キャリア周波数にお
いて再生した記録信号のレベルが最大となるように設定
している。そして輝度信号Ｙfaには、オフセット設定器
５で設定した直流電圧ＤＣが、加算器６にて加えられ
る。この直流電圧ＤＣの値は、次に述べる。
【００１６】利得可変アンプ７は、信号Ｙfa＋ＤＣに応
じてＦＭ輝度信号ＹFMのゲイン調整をして、ゲイン調整
ＦＭ輝度信号ＹFM・G（図２（ｅ）参照）を出力する。即
ち利得可変アンプ７は、輝度信号Ｙfaの値が大きいとき
（輝度が高いとき）にゲインが小さくなりゲイン調整Ｆ
Ｍ輝度信号ＹFM・Gの振幅を小さくし、輝度信号Ｙfaの値
が小さいとき（輝度が低いとき）にゲインが大きくなり
ゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gの振幅を大きくする。ま
た輝度信号Ｙfaの値がグレーレベルのときに、利得可変
アンプ７のゲインが１になるように、オフセット設定器
５により直流電圧ＤＣの値を調節している。
じてＦＭ輝度信号ＹFMのゲイン調整をして、ゲイン調整
ＦＭ輝度信号ＹFM・G（図２（ｅ）参照）を出力する。即
ち利得可変アンプ７は、輝度信号Ｙfaの値が大きいとき
（輝度が高いとき）にゲインが小さくなりゲイン調整Ｆ
Ｍ輝度信号ＹFM・Gの振幅を小さくし、輝度信号Ｙfaの値
が小さいとき（輝度が低いとき）にゲインが大きくなり
ゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gの振幅を大きくする。ま
た輝度信号Ｙfaの値がグレーレベルのときに、利得可変
アンプ７のゲインが１になるように、オフセット設定器
５により直流電圧ＤＣの値を調節している。
【００１７】ゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gには、加算
器８にて低域変換色信号ＣH が重畳される。低域変換色
信号ＣH が重畳されたゲイン調整ＦＭ輝度信号Ｙ
FM・Gは、記録アンプ９で増幅された後ヘッド１０により
ビデオテープ１１に記録される。
器８にて低域変換色信号ＣH が重畳される。低域変換色
信号ＣH が重畳されたゲイン調整ＦＭ輝度信号Ｙ
FM・Gは、記録アンプ９で増幅された後ヘッド１０により
ビデオテープ１１に記録される。
【００１８】ビデオテープ１１に記録されたゲイン調整
ＦＭ輝度信号ＹFM・Gを再生すると、その信号レベルは各
変調キャリア周波数において最大レベルとなる。これは
図２（ｅ）に示すように、輝度信号レベルが高くＦＭ輝
度信号周波数が高い信号域では可変利得アンプ７のゲイ
ンを下げてゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベルを下
げ、輝度信号レベルが低くＦＭ輝度信号周波数が低い信
号域では可変利得アンプ７のゲインを上げてゲイン調整
ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベルを上げているので、図７の
特性に示すように、各変調キャリアにおいて再生出力レ
ベルが最大になるのである。更に図７の電磁変換特性を
利用して説明すると、例えば輝度信号レベルが黒レベル
のときにはゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・GのレベルをＩ
1 と高くし、輝度信号レベルがグレーレベルのときには
ゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・GのレベルをＩ0 とし、輝
度信号レベルが白レベルのときにはゲイン調整ＦＭ輝度
信号ＹFM・GのレベルをＩ2 と低くしたことに相当する。
ＦＭ輝度信号ＹFM・Gを再生すると、その信号レベルは各
変調キャリア周波数において最大レベルとなる。これは
図２（ｅ）に示すように、輝度信号レベルが高くＦＭ輝
度信号周波数が高い信号域では可変利得アンプ７のゲイ
ンを下げてゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベルを下
げ、輝度信号レベルが低くＦＭ輝度信号周波数が低い信
号域では可変利得アンプ７のゲインを上げてゲイン調整
ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベルを上げているので、図７の
特性に示すように、各変調キャリアにおいて再生出力レ
ベルが最大になるのである。更に図７の電磁変換特性を
利用して説明すると、例えば輝度信号レベルが黒レベル
のときにはゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・GのレベルをＩ
1 と高くし、輝度信号レベルがグレーレベルのときには
ゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・GのレベルをＩ0 とし、輝
度信号レベルが白レベルのときにはゲイン調整ＦＭ輝度
信号ＹFM・GのレベルをＩ2 と低くしたことに相当する。
【００１９】このように本実施例では再生時においてＦ
Ｍ輝度信号レベルが各変調キャリア周波数において最大
出力となるため、輝度レベルに無関係にＳ／Ｎが向上す
る。また高周波域でも最大出力が得られるため反転現象
は生じにくい。
Ｍ輝度信号レベルが各変調キャリア周波数において最大
出力となるため、輝度レベルに無関係にＳ／Ｎが向上す
る。また高周波域でも最大出力が得られるため反転現象
は生じにくい。
【００２０】なおビデオテープが変わったときや記録モ
ードが変わったときには、電磁変換特性が変化するの
で、そのときの電磁変換特性において、各変調キャリア
での再生ＦＭ輝度信号のレベルが最大となるように、ア
ンプ４のゲイン及びオフセット設定器５で設定する直流
電圧ＤＣの値を調整する。
ードが変わったときには、電磁変換特性が変化するの
で、そのときの電磁変換特性において、各変調キャリア
での再生ＦＭ輝度信号のレベルが最大となるように、ア
ンプ４のゲイン及びオフセット設定器５で設定する直流
電圧ＤＣの値を調整する。
【００２１】＜第２実施例＞図３は本発明の第２実施例
に係る８ミリビデオカメラの信号記録系を示す。第２実
施例では、輝度信号系は第１実施例と同じであり、色信
号系に更に工夫をしたものである。よって第２実施例に
ついては色信号系を中心に説明をし、第１実施例と同構
成となっている輝度信号系については説明を省略する。
に係る８ミリビデオカメラの信号記録系を示す。第２実
施例では、輝度信号系は第１実施例と同じであり、色信
号系に更に工夫をしたものである。よって第２実施例に
ついては色信号系を中心に説明をし、第１実施例と同構
成となっている輝度信号系については説明を省略する。
【００２２】図３に示すようにコンポジットビデオ信号
ＶはＹ／Ｃ分離回路２１により、輝度信号Ｙと色信号Ｃ
に分離される。輝度信号Ｙは、第１実施例と同様に、輝
度信号系で信号処理され、ゲイン調整ＦＭ輝度信号Ｙ
FM・Gとなる。
ＶはＹ／Ｃ分離回路２１により、輝度信号Ｙと色信号Ｃ
に分離される。輝度信号Ｙは、第１実施例と同様に、輝
度信号系で信号処理され、ゲイン調整ＦＭ輝度信号Ｙ
FM・Gとなる。
【００２３】色信号Ｃは、自動彩度調整回路（Automati
c Chroma Control）２２にてカラーバーストレベルが一
定に調整され、エンファシス回路２３にて高域が強調さ
れる。高域強調された周波数が３．５８［ＭＨｚ］の色
信号Ｃは、低域変換回路２４により周波数が７４３［Ｋ
Ｈｚ］の低域変換色信号ＣH に変換される。
c Chroma Control）２２にてカラーバーストレベルが一
定に調整され、エンファシス回路２３にて高域が強調さ
れる。高域強調された周波数が３．５８［ＭＨｚ］の色
信号Ｃは、低域変換回路２４により周波数が７４３［Ｋ
Ｈｚ］の低域変換色信号ＣH に変換される。
【００２４】一方、利得可変アンプ２５には、アンプ２
６から出力される輝度信号ｙfaとオフセット設定器２６
で設定した直流電圧ｄｃを加算器２８で加算した信号ｙ
fa＋ｄｃが入力される。利得可変アンプ２５は、低域変
換色信号ＣH を増幅してゲイン調整低域変換色信号Ｃ
H・G を出力し、しかも信号ｙfa＋ｄｃの値に応じてその
ゲインが変化する。よって輝度レベルが大きくゲイン調
整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベルが小さいときには、ゲイ
ン調整低域変換色信号ＣH・G のレベルを大きくし、輝度
レベルが小さくゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベル
が大きいときには、ゲイン調整低域変換色信号ＣH・G の
レベルを小さくしている。つまり、信号Ｙ FM・G に対し
信号ＣFM・G のゲイン特性を逆にしている。
６から出力される輝度信号ｙfaとオフセット設定器２６
で設定した直流電圧ｄｃを加算器２８で加算した信号ｙ
fa＋ｄｃが入力される。利得可変アンプ２５は、低域変
換色信号ＣH を増幅してゲイン調整低域変換色信号Ｃ
H・G を出力し、しかも信号ｙfa＋ｄｃの値に応じてその
ゲインが変化する。よって輝度レベルが大きくゲイン調
整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベルが小さいときには、ゲイ
ン調整低域変換色信号ＣH・G のレベルを大きくし、輝度
レベルが小さくゲイン調整ＦＭ輝度信号ＹFM・Gのレベル
が大きいときには、ゲイン調整低域変換色信号ＣH・G の
レベルを小さくしている。つまり、信号Ｙ FM・G に対し
信号ＣFM・G のゲイン特性を逆にしている。
【００２５】ゲイン調整低域変換色信号ＣH・G は、加算
器８にてゲイン調整ＦＭ輝度信号Ｙ FM・Gに重畳される。
この場合、信号ＹFM・G、ＣFM・Gのゲイン特性が逆になっ
ているので、色信号について着目するとそのゲインは１
となっている。よって輝度信号系の利得可変アンプ７に
おいてゲイン調整がされても、この輝度系のゲインは色
信号系の利得可変アンプ２５のゲインにより相殺され色
信号には影響がない。図４はかかる事情を示している。
よって再生した色信号レベルは一定となる。
器８にてゲイン調整ＦＭ輝度信号Ｙ FM・Gに重畳される。
この場合、信号ＹFM・G、ＣFM・Gのゲイン特性が逆になっ
ているので、色信号について着目するとそのゲインは１
となっている。よって輝度信号系の利得可変アンプ７に
おいてゲイン調整がされても、この輝度系のゲインは色
信号系の利得可変アンプ２５のゲインにより相殺され色
信号には影響がない。図４はかかる事情を示している。
よって再生した色信号レベルは一定となる。
【００２６】なお本発明は、ビデオテープレコーダに限
らず、ＦＭ変調して磁気テープに記録する各種装置に適
用することができる。特に周波数偏移が広く変調キャリ
アが低いものほど効果が大きい。
らず、ＦＭ変調して磁気テープに記録する各種装置に適
用することができる。特に周波数偏移が広く変調キャリ
アが低いものほど効果が大きい。
【００２７】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、各変調キャリア周波数において再生
した記録信号（ビデオでは輝度信号）のレベルが最大と
なり、記録信号（輝度信号）レベルに無関係にＳ／Ｎが
向上する。
に本発明によれば、各変調キャリア周波数において再生
した記録信号（ビデオでは輝度信号）のレベルが最大と
なり、記録信号（輝度信号）レベルに無関係にＳ／Ｎが
向上する。
【００２８】また高周波域でも最大出力が得られるた
め、反転現象が生じにくくなり画質が向上する。
め、反転現象が生じにくくなり画質が向上する。
【図１】本発明の第１実施例を示す回路図。
【図２】第１実施例中の各信号状態を示す信号波形図。
【図３】本発明の第２実施例を示す回路図。
【図４】第２実施例における輝度信号と色信号に対する
ゲイン特性を示す特性図。
ゲイン特性を示す特性図。
【図５】８ミリビデオの信号の周波数帯域を示す特性
図。
図。
【図６】輝度信号及びＦＭ輝度信号を示す信号波形図。
【図７】輝度信号のゲイン特性を示す特性図。
１ エンファシス回路 ２ ＦＭ変調器 ３ ローパスフィルタ ４ アンプ ５ オフセット設定器 ６ 加算器 ７ 利得可変アンプ ８ 加算器 ９ 記録アンプ １０ ヘッド １１ ビデオテープ ２１ Ｙ／Ｃ分離回路 ２２ 自動彩度調整回路 ２３ エンファシス回路 ２４ 低域変換回路 ２５ 利得可変アンプ ２６ アンプ ２７ オフセット設定器 ２８ 加算器
Claims (4)
- 【請求項１】 記録信号を周波数変調して変調記録信号
とする周波数変調器と、 前記記録信号のレベルが大きくなるとゲインが小さくな
り記録信号のレベルが小さくなるとゲインが大きくなる
可変ゲイン特性を有し、前記変調記録信号を増幅してゲ
イン調整変調記録信号とする可変増幅回路と、 前記ゲイン調整変調記録信号を記録媒体に磁気記録する
磁気記録部と、を有することを特徴とする磁気記録再生
装置。 - 【請求項２】 輝度信号を周波数変調して変調輝度信号
とする周波数変調器と、 前記輝度信号のレベルが大きくなるとゲインが小さくな
り輝度信号のレベルが小さくなるとゲインが大きくなる
可変ゲイン特性を有し、前記変調輝度信号を増幅してゲ
イン調整変調輝度信号とする可変増幅回路と、 前記ゲイン調整変調輝度信号をビデオテープに磁気記録
する磁気記録部と、を有することを特徴とする磁気記録
再生装置。 - 【請求項３】 前記可変増幅回路は、輝度信号の高周波
成分を除去するローパスフィルタと、オフセット値であ
る直流電圧を設定するオフセット設定器と、高周波成分
が除去された前記輝度信号と前記直流電圧とを加えた信
号値に逆比例する状態でゲインが変化する特性を有し前
記変調輝度信号を増幅してゲイン調整輝度信号とするア
ンプを備えていることを特徴とする請求項２の磁気記録
再生装置。 - 【請求項４】 輝度信号を周波数変調して変調輝度信号
とする周波数変調器と、 前記輝度信号のレベルが大きくなるとゲインが小さくな
り輝度信号のレベルが小さくなるとゲインが大きくなる
可変ゲイン特性を有し、前記変調輝度信号を増幅してゲ
イン調整変調輝度信号とする可変増幅回路と、 前記輝度信号のレベルが大きくなると大きなゲインで、
前記輝度信号のレベルが小さくなると小さなゲインでも
って色信号を増幅してゲイン調整色信号とする色信号部
と、 前記ゲイン調整変調輝度信号に前記ゲイン調整色信号を
重畳して重畳した信号をビデオテープに磁気記録する磁
気記録部と、を有することを特徴とする磁気記録再生装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6178033A JPH0845004A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6178033A JPH0845004A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0845004A true JPH0845004A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16041418
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6178033A Withdrawn JPH0845004A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0845004A (ja) |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP6178033A patent/JPH0845004A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011002 |