JP3029661B2 - 信号記録装置 - Google Patents
信号記録装置Info
- Publication number
- JP3029661B2 JP3029661B2 JP02292070A JP29207090A JP3029661B2 JP 3029661 B2 JP3029661 B2 JP 3029661B2 JP 02292070 A JP02292070 A JP 02292070A JP 29207090 A JP29207090 A JP 29207090A JP 3029661 B2 JP3029661 B2 JP 3029661B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- chroma
- modulation
- output
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はFM変調された輝度信号と低域変換されたクロ
マ信号の周波数多重記録を行う信号記録装置に関するも
のである。
マ信号の周波数多重記録を行う信号記録装置に関するも
のである。
［従来の技術］ 従来は、高域信号であるFM変調輝度信号と、低域信号
である低域変換クロマ信号を多重して記録する場合、低
域信号の記録レベルが大きいと、再生時、高域信号であ
るFM変調輝度信号の出力が減少して本来白レベルである
信号部分が黒レベルに落込んだいわゆる反転現象を起こ
しやすくなる。それを防ぐために、予め比較的、高域部
に重畳される低域信号全体のレベルを低めに設定した
り、必要以上の反転余裕を再生系で確保するなどの方法
がとられているが、これは本質的には画質の劣化につな
がるものである。
である低域変換クロマ信号を多重して記録する場合、低
域信号の記録レベルが大きいと、再生時、高域信号であ
るFM変調輝度信号の出力が減少して本来白レベルである
信号部分が黒レベルに落込んだいわゆる反転現象を起こ
しやすくなる。それを防ぐために、予め比較的、高域部
に重畳される低域信号全体のレベルを低めに設定した
り、必要以上の反転余裕を再生系で確保するなどの方法
がとられているが、これは本質的には画質の劣化につな
がるものである。
従来、周波数多重記録を行う場合FM変調された輝度信
号と、クロマ信号、音声信号を多重記録する手法が一般
に用いられている。
号と、クロマ信号、音声信号を多重記録する手法が一般
に用いられている。
［発明が解決しようとする課題］ 電磁変換系の特性として、高周波になると、再生出力
が減少する傾向にあり、立ち上がりの速い信号をFM変調
記録、再生した場合、高域信号であるFM変調信号の出力
不足により、反転現象が起こりやすい。しかもその時に
低域に多重された信号が大きければ、高域出力がさらに
減少し、反転現象が更に起こりやすくなる。
が減少する傾向にあり、立ち上がりの速い信号をFM変調
記録、再生した場合、高域信号であるFM変調信号の出力
不足により、反転現象が起こりやすい。しかもその時に
低域に多重された信号が大きければ、高域出力がさらに
減少し、反転現象が更に起こりやすくなる。
この発明はかかる従来の課題を解決するためになされ
たもので、高域信号であるFM変調信号の再生出力が減少
することがなく、かつ反転現象の起こることを防止した
信号記録装置を提供することを目的とする。
たもので、高域信号であるFM変調信号の再生出力が減少
することがなく、かつ反転現象の起こることを防止した
信号記録装置を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 以上の目的を達成するために、この発明の信号記録装
置は、プリエンファシスされた輝度信号の立上がり及び
立下がり先端をクリップするクリップ手段と、当該クリ
ップ手段の出力をFM変調するFM変調手段と、前記クリッ
プ手段の出力が所定レベル範囲内にあるか否かを検出す
る検出手段と、ゲイン調整されたクロマ信号をエンファ
シスするクロマエンファシス手段と、前記検出手段によ
り前記輝度信号が前記所定レベル範囲外であるとき、ク
ロマ信号が所定振幅以上記録されないように前記クロマ
エンファシス手段からのクロマ信号の振幅を制限するク
ロマリミッタ手段と、当該クロマリミッタ手段の出力す
るクロマ信号を前記FM変調手段の出力するFM変調信号よ
り低い周波数に変換する低域変換手段と、当該低域変換
手段の出力するクロマ信号と前記FM変調信号とを多重し
て記録する記録手段とを具備するものである。
置は、プリエンファシスされた輝度信号の立上がり及び
立下がり先端をクリップするクリップ手段と、当該クリ
ップ手段の出力をFM変調するFM変調手段と、前記クリッ
プ手段の出力が所定レベル範囲内にあるか否かを検出す
る検出手段と、ゲイン調整されたクロマ信号をエンファ
シスするクロマエンファシス手段と、前記検出手段によ
り前記輝度信号が前記所定レベル範囲外であるとき、ク
ロマ信号が所定振幅以上記録されないように前記クロマ
エンファシス手段からのクロマ信号の振幅を制限するク
ロマリミッタ手段と、当該クロマリミッタ手段の出力す
るクロマ信号を前記FM変調手段の出力するFM変調信号よ
り低い周波数に変換する低域変換手段と、当該低域変換
手段の出力するクロマ信号と前記FM変調信号とを多重し
て記録する記録手段とを具備するものである。
［作用］ 上記構成により、FM変調信号中、反転の起こりやすい
部分だけを正確に検出し、多重記録される低域変換クロ
マ信号が所定振幅以上記録されないようにその振幅を制
限することにより、色とびを発生させることなく反転現
象を防止するものである。
部分だけを正確に検出し、多重記録される低域変換クロ
マ信号が所定振幅以上記録されないようにその振幅を制
限することにより、色とびを発生させることなく反転現
象を防止するものである。
［実施例］ 第１図は本発明の一実施例であるVTRの信号処理ブロ
ック図、第２図は第１図の各ブロックにおける波形図で
ある。
ック図、第２図は第１図の各ブロックにおける波形図で
ある。
第１図において、１は輝度信号入力端子、２はエンフ
ァシス回路、３はホワイト・ダーククリップ回路、４は
FM変調回路、５は輝度信号のピーク検出回路、６はクロ
マ信号入力端子、７はACC（自動クロマコントロール）
回路、８はクロマエンファシス回路、９はクロマリミッ
タ回路、10は低域変換回路、11は加算器、12は記録アン
プ、13は記録ヘッドを示している。
ァシス回路、３はホワイト・ダーククリップ回路、４は
FM変調回路、５は輝度信号のピーク検出回路、６はクロ
マ信号入力端子、７はACC（自動クロマコントロール）
回路、８はクロマエンファシス回路、９はクロマリミッ
タ回路、10は低域変換回路、11は加算器、12は記録アン
プ、13は記録ヘッドを示している。
以下、第１図、第２図を用いて、本実施例の装置を説
明する。
明する。
輝度信号入力端子１から入力した輝度信号（第２図
（ａ））は、エンファシス回路２において、高域信号が
強調されて第２図（ｂ）のような波形になり、ホワイト
・ダーククリップ回路３において、エンファシス回路２
によってできた信号の立上がり、立下がりのスパイク先
端をクリップすることにより過変調を抑制し（第２図
（ｃ））、FM変調回路４においてFM変調される。
（ａ））は、エンファシス回路２において、高域信号が
強調されて第２図（ｂ）のような波形になり、ホワイト
・ダーククリップ回路３において、エンファシス回路２
によってできた信号の立上がり、立下がりのスパイク先
端をクリップすることにより過変調を抑制し（第２図
（ｃ））、FM変調回路４においてFM変調される。
また、クロマ信号入力端子６から入力したクロマ信号
（第２図（ｅ））はACC回路７で、第２図（ｆ）に示す
ようにカラーバースト信号レベルを一定にするようにゲ
イン調整され、クロマエンファシス回路８でエンファシ
スを充分に行ってSN比を改善（第２図（ｇ））される。
（第２図（ｅ））はACC回路７で、第２図（ｆ）に示す
ようにカラーバースト信号レベルを一定にするようにゲ
イン調整され、クロマエンファシス回路８でエンファシ
スを充分に行ってSN比を改善（第２図（ｇ））される。
本実施例においては、特にピーク検出回路５を設け、
第２図（ｄ）で示すように輝度信号の所定レベル範囲外
点線部外の信号を検出して、その点線部外の信号部分に
多重する色信号が、ある一定振幅以上記録されないよう
にクロマリミッタ回路９でリミッタをかけて、反転現象
を防ぐものである。このクロマリミッタ回路９の出力
は、低域変換回路10で、第２図（ｈ）に示すようなFM対
域より低い周波数付近に変換されて、加算器11で輝度信
号のFM波にクロマ信号を重ね合わせて記録アンプ12を介
して記録される。
第２図（ｄ）で示すように輝度信号の所定レベル範囲外
点線部外の信号を検出して、その点線部外の信号部分に
多重する色信号が、ある一定振幅以上記録されないよう
にクロマリミッタ回路９でリミッタをかけて、反転現象
を防ぐものである。このクロマリミッタ回路９の出力
は、低域変換回路10で、第２図（ｈ）に示すようなFM対
域より低い周波数付近に変換されて、加算器11で輝度信
号のFM波にクロマ信号を重ね合わせて記録アンプ12を介
して記録される。
以上のように本発明においては、ピーク検出回路５に
よって、再生時に反転の起きそうな信号部分を検出し
て、その期間だけ、リミッタ回路９において、低域変換
されるクロマ信号に制限を加えて、記録する。これによ
って、再生時のFM変調信号の高域出力の減少をおさえ、
反転現象が起こりにくくなる。そのため、従来、高輝度
部で色を薄くする等のような配慮が不必要となり、高輝
度部でも十分に色がのった画質を得ることができる。
よって、再生時に反転の起きそうな信号部分を検出し
て、その期間だけ、リミッタ回路９において、低域変換
されるクロマ信号に制限を加えて、記録する。これによ
って、再生時のFM変調信号の高域出力の減少をおさえ、
反転現象が起こりにくくなる。そのため、従来、高輝度
部で色を薄くする等のような配慮が不必要となり、高輝
度部でも十分に色がのった画質を得ることができる。
［発明の効果］ 以上説明したとおり、本発明によって、低域変換クロ
マ信号のレベル変動に伴うFM変調輝度信号の反転現象を
色とびを伴うことなく防止することが可能となった。
マ信号のレベル変動に伴うFM変調輝度信号の反転現象を
色とびを伴うことなく防止することが可能となった。
第１図は本発明の一実施例である信号処理ブロック図、
第２図は第１図の各ブロックにおける波形図である。 図中． 1:輝度信号入力端子 2:エンファシス回路 3:ホワイト・ダーククリップ回路 4:FM変調回路 5:ピーク検出回路 6:色信号入力端子 7:ACC回路 8:クロマエンファシス回路 9:クロマリミッタ回路 10:低域変換回路 11:加算器 12:記録アンプ
第２図は第１図の各ブロックにおける波形図である。 図中． 1:輝度信号入力端子 2:エンファシス回路 3:ホワイト・ダーククリップ回路 4:FM変調回路 5:ピーク検出回路 6:色信号入力端子 7:ACC回路 8:クロマエンファシス回路 9:クロマリミッタ回路 10:低域変換回路 11:加算器 12:記録アンプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898
Claims (1)
- 【請求項１】プリエンファシスされた輝度信号の立上が
り及び立下がり先端をクリップするクリップ手段と、 当該クリップ手段の出力をFM変調するFM変調手段と、 前記クリップ手段の出力が所定レベル範囲内にあるか否
かを検出する検出手段と、 ゲイン調整されたクロマ信号をエンファシスするクロマ
エンファシス手段と、 前記検出手段により前記輝度信号が前記所定レベル範囲
外であるとき、クロマ信号が所定振幅以上記録されない
ように前記クロマエンファシス手段からのクロマ信号の
振幅を制限するクロマリミッタ手段と、 当該クロマリミッタ手段の出力するクロマ信号を前記FM
変調手段の出力するFM変調信号より低い周波数に変換す
る低域変換手段と、 当該低域変換手段の出力するクロマ信号と前記FM変調信
号とを多重して記録する記録手段とを具備することを特
徴とする信号記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02292070A JP3029661B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 信号記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02292070A JP3029661B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 信号記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04167784A JPH04167784A (ja) | 1992-06-15 |
| JP3029661B2 true JP3029661B2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17777149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02292070A Expired - Fee Related JP3029661B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 信号記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3029661B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP02292070A patent/JP3029661B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04167784A (ja) | 1992-06-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5951799B2 (ja) | 変調信号形成装置 | |
| JP3029661B2 (ja) | 信号記録装置 | |
| JPH02301277A (ja) | 映像信号の記録処理回路 | |
| US5982975A (en) | Video signal copying apparatus | |
| JPS6120068B2 (ja) | ||
| JP2670918B2 (ja) | エンファシス補正回路 | |
| JPH0526868Y2 (ja) | ||
| JP3274807B2 (ja) | 記録再生装置 | |
| JPS6128283A (ja) | 映像信号記録再生装置 | |
| JP2580857B2 (ja) | 磁気記録装置 | |
| JPS60253393A (ja) | カラ−映像信号記録再生装置 | |
| JP2655759B2 (ja) | 磁気再生装置 | |
| JP2595713B2 (ja) | 磁気録画再生装置の輝度信号処理回路 | |
| JPS60121886A (ja) | 磁気録画再生装置 | |
| JPS5816306Y2 (ja) | テレビジョン信号の記録装置 | |
| JPH0738844A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| KR19980076730A (ko) | 기록특성 보정기능을 갖는 fm신호기록방식의 자기기록재생장치 | |
| JPH0435828B2 (ja) | ||
| JPS61232789A (ja) | ダビング方式 | |
| JPH0845004A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPS62224185A (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JPH0614299A (ja) | 映像信号処理装置およびクロマ信号処理装置 | |
| JPS5942367B2 (ja) | 映像信号の記録回路 | |
| JPS5888981A (ja) | 磁気録画再生装置 | |
| JPH0326951B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |