JP3209416B2 - 磁気記録装置 - Google Patents
磁気記録装置Info
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- JP3209416B2 JP3209416B2 JP02396898A JP2396898A JP3209416B2 JP 3209416 B2 JP3209416 B2 JP 3209416B2 JP 02396898 A JP02396898 A JP 02396898A JP 2396898 A JP2396898 A JP 2396898A JP 3209416 B2 JP3209416 B2 JP 3209416B2
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- Japan
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- signal
- vhs
- tape
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標準フォーマット
の信号形態による映像信号を記録または再生させる為の
磁気テープ(以下、「標準テープ」という)を使用する
にも拘わらず、標準フォーマットの信号形態による映像
信号と比較して広帯域の映像信号を記録することが可能
な磁気記録装置に関する。
の信号形態による映像信号を記録または再生させる為の
磁気テープ(以下、「標準テープ」という)を使用する
にも拘わらず、標準フォーマットの信号形態による映像
信号と比較して広帯域の映像信号を記録することが可能
な磁気記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりビデオテープレコーダ(以下、
「VTR」という)等の磁気記録再生装置の分野におい
ては、記録または再生映像の高画質化を図る為に、標準
フォーマットに対して映像信号の帯域を広げた高画質フ
ォーマットが提案され、実用化されている。これは、例
えばVHSフォーマット(標準フォーマット)に対する
S−VHSフォーマット(高画質フォーマット)であ
り、S−VHSフォーマット等の高画質フォーマットに
対応したVTRは標準フォーマットに対応したVTRと
比較して細かい映像または画像情報の再現性に優れ、大
型の表示画面を有するテレビ受像機に接続して使用する
場合でも充分な画質の再生映像を維持でき、消費者の要
求を満たすものとなっている。
「VTR」という)等の磁気記録再生装置の分野におい
ては、記録または再生映像の高画質化を図る為に、標準
フォーマットに対して映像信号の帯域を広げた高画質フ
ォーマットが提案され、実用化されている。これは、例
えばVHSフォーマット(標準フォーマット)に対する
S−VHSフォーマット(高画質フォーマット)であ
り、S−VHSフォーマット等の高画質フォーマットに
対応したVTRは標準フォーマットに対応したVTRと
比較して細かい映像または画像情報の再現性に優れ、大
型の表示画面を有するテレビ受像機に接続して使用する
場合でも充分な画質の再生映像を維持でき、消費者の要
求を満たすものとなっている。
【0003】そして、高画質フォーマットに対応したV
TRには、高画質フォーマットの信号形態による映像信
号が最適に記録または再生できるように専用の磁気テー
プ(以下、「高画質テープ」という)が用いられる。例
えば公知のIEC744−3に規定される磁気テープ、
いわゆるS−VHSテープもまた高画質テープの1つで
ある。高画質テープは、標準テープと比較して磁気エネ
ルギー特性の向上、高充填率化、磁気テープ表面の平滑
化等を図り、また、磁性粉を微細化することにより映像
信号の広帯域化に伴う短波長の信号を記録することがで
きるものである。
TRには、高画質フォーマットの信号形態による映像信
号が最適に記録または再生できるように専用の磁気テー
プ(以下、「高画質テープ」という)が用いられる。例
えば公知のIEC744−3に規定される磁気テープ、
いわゆるS−VHSテープもまた高画質テープの1つで
ある。高画質テープは、標準テープと比較して磁気エネ
ルギー特性の向上、高充填率化、磁気テープ表面の平滑
化等を図り、また、磁性粉を微細化することにより映像
信号の広帯域化に伴う短波長の信号を記録することがで
きるものである。
【0004】図7(a)に示す如く、標準テープ(VH
Sテープ)を用いて標準フォーマット(VHSフォーマ
ット)で記録する場合には、輝度信号の周波数偏移を
3.4〜4.4MHzと低く設定し、且つ色信号を低域
変換している。一方、図7(b)に示す如く、高画質テ
ープ(S−VHSテープ)を用いて高画質フォーマット
(S−VHSフォーマット)で記録する場合には、輝度
信号の周波数偏移を5.4〜7.0MHzと高く設定
し、且つ色信号を低域変換して上記標準フォーマット記
録時よりも高解像度、高S/N化を実現している。
Sテープ)を用いて標準フォーマット(VHSフォーマ
ット)で記録する場合には、輝度信号の周波数偏移を
3.4〜4.4MHzと低く設定し、且つ色信号を低域
変換している。一方、図7(b)に示す如く、高画質テ
ープ(S−VHSテープ)を用いて高画質フォーマット
(S−VHSフォーマット)で記録する場合には、輝度
信号の周波数偏移を5.4〜7.0MHzと高く設定
し、且つ色信号を低域変換して上記標準フォーマット記
録時よりも高解像度、高S/N化を実現している。
【0005】この様に、VTRの分野においては、標準
フォーマット(VHSフォーマット)と高画質フォーマ
ット(S−VHSフォーマット)との二つのフォーマッ
トが存在する。ここで、夫々のフォーマットに対応した
VTRにおいて記録可能な映像信号のフォーマットと使
用可能な磁気テープを考えてみると、まず、標準フォー
マットに対応したVTRにおいては、標準テープを使用
して標準フォーマットの信号形態にて映像信号を記録す
るのが一般的であるが、高画質テープを使用して標準フ
ォーマットの信号形態にて映像信号を記録することも可
能である。
フォーマット(VHSフォーマット)と高画質フォーマ
ット(S−VHSフォーマット)との二つのフォーマッ
トが存在する。ここで、夫々のフォーマットに対応した
VTRにおいて記録可能な映像信号のフォーマットと使
用可能な磁気テープを考えてみると、まず、標準フォー
マットに対応したVTRにおいては、標準テープを使用
して標準フォーマットの信号形態にて映像信号を記録す
るのが一般的であるが、高画質テープを使用して標準フ
ォーマットの信号形態にて映像信号を記録することも可
能である。
【0006】一方、高画質フォーマットに対応したVT
Rにおいては、高画質テープを使用して高画質フォーマ
ットの信号形態にて映像信号を記録するのが一般的であ
るが、標準フォーマットに対応したVTRへの上位互換
を達成する為に、前記標準テープを使用して標準フォー
マットの信号形態にて映像信号を記録できる他、前記高
画質テープを使用して標準フォーマットの信号形態にて
映像信号を記録できるよう設計されている。
Rにおいては、高画質テープを使用して高画質フォーマ
ットの信号形態にて映像信号を記録するのが一般的であ
るが、標準フォーマットに対応したVTRへの上位互換
を達成する為に、前記標準テープを使用して標準フォー
マットの信号形態にて映像信号を記録できる他、前記高
画質テープを使用して標準フォーマットの信号形態にて
映像信号を記録できるよう設計されている。
【0007】なお、前記高画質テープのハウジング部に
は、前記高画質フォーマットに対応したVTRで使用す
る際に、磁気テープが標準テープであるか高画質テープ
であるかを判別できるようテープ種別の識別孔が設けら
れている。
は、前記高画質フォーマットに対応したVTRで使用す
る際に、磁気テープが標準テープであるか高画質テープ
であるかを判別できるようテープ種別の識別孔が設けら
れている。
【0008】また、最近では使用する磁気テープ毎に最
適な信号が記録できるよう磁気テープの特性を調べ、記
録信号の特性または記録レベルを変化させて信号を記録
することができる機能を有するVTRが商品化されてい
る。この機能は、録画開始前にテープ特性を調べる為の
テスト信号を記録再生し、再生されるテスト信号の特性
に基づき、録画時の記録信号特性または記録レベルを変
化させるものであり、使用する磁気テープの性能を最大
限に引き出して、映像信号を記録させることを目的とし
ている。
適な信号が記録できるよう磁気テープの特性を調べ、記
録信号の特性または記録レベルを変化させて信号を記録
することができる機能を有するVTRが商品化されてい
る。この機能は、録画開始前にテープ特性を調べる為の
テスト信号を記録再生し、再生されるテスト信号の特性
に基づき、録画時の記録信号特性または記録レベルを変
化させるものであり、使用する磁気テープの性能を最大
限に引き出して、映像信号を記録させることを目的とし
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
な機能を前記高画質フォーマットに対応したVTRに搭
載しても、最適な信号記録が行われるよう映像信号の特
性または記録レベルを変化させるものの、使用する磁気
テープが標準テープである場合は記録する信号は標準フ
ォーマットの信号形態の映像信号となる。
な機能を前記高画質フォーマットに対応したVTRに搭
載しても、最適な信号記録が行われるよう映像信号の特
性または記録レベルを変化させるものの、使用する磁気
テープが標準テープである場合は記録する信号は標準フ
ォーマットの信号形態の映像信号となる。
【0010】近年では、高画質テープと比べても遜色の
ない性能を有する標準テープも発売されているが、この
ような品質の高い標準テープを使用した場合において
も、記録する映像信号が標準フォーマットの信号形態で
ある場合には、標準フォーマットの枠を越えた映像品質
を得ることはできず、磁気テープの性能を最大限に引き
出して映像信号を記録させることはできない。
ない性能を有する標準テープも発売されているが、この
ような品質の高い標準テープを使用した場合において
も、記録する映像信号が標準フォーマットの信号形態で
ある場合には、標準フォーマットの枠を越えた映像品質
を得ることはできず、磁気テープの性能を最大限に引き
出して映像信号を記録させることはできない。
【0011】一方、高画質テープは、映像信号の広帯域
化に伴い前記の通り性能の向上が図られている為、特に
高画質フォーマットに対応したVTRで使用する場合に
は充分な映像品質を得ることができる反面、製造コスト
が高いという問題を抱えている。このような状況の中、
製造コストが低い標準テープを使用するにも拘わらず、
標準フォーマットに対して広帯域の映像信号を記録し、
高品質な映像信号の記録または再生を行うことができる
VTRが望まれていた。
化に伴い前記の通り性能の向上が図られている為、特に
高画質フォーマットに対応したVTRで使用する場合に
は充分な映像品質を得ることができる反面、製造コスト
が高いという問題を抱えている。このような状況の中、
製造コストが低い標準テープを使用するにも拘わらず、
標準フォーマットに対して広帯域の映像信号を記録し、
高品質な映像信号の記録または再生を行うことができる
VTRが望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係る磁気記録装置は、VHSフォーマッ
トの信号形態による映像信号を記録再生させる為のVH
Sテープを使用して、前記VHSフォーマットの信号形
態による映像信号を記録するVHS記録モードと、前記
VHSフォーマットより高画質であるS−VHSフォー
マットの信号形態による映像信号を記録再生させる為の
S−VHSテープを使用して、前記S−VHSフォーマ
ットの信号形態による映像信号を記録するS−VHS記
録モードと、前記VHSテープを使用して、前記S−V
HSフォーマットの信号形態による映像信号と同一の映
像信号帯域を有する映像信号を記録する高画質対応記録
モードとを有する磁気記録装置であり、 入力映像信号に
含まれる高域成分を除去するローパスフィルタと、 前記
ローパスフィルタから出力される輝度信号の高域成分を
増幅する特性を有するプリエンファシスと、 前記プリエ
ンファシスで高域成分を増幅した輝度信号のホワイトク
リップレベルを調整するホワイトクリップ回路と、 前記
ホワイトクリップレベルの調整された輝度信号により所
定の搬送波をFM変調するFM変調回路と、 前記FM変
調回路にて得られたFM変調輝度信号と低域変換処理さ
れた色信号とを周波数多重する加算器と、 前記加算器か
ら出力される周波数多重された記録信号をテープ状記録
媒体に記録する記録部とを備え、 前記高画質対応記録モ
ードで記録を行う際には、前記ローパスフィルタの高域
遮断周波数を前記VHS記録モード時よりも高く設定
し、 前記VHS記録モード及びS−VHS記録モード時
に同一特性に設定される前記プリエンファシスの特性
を、これら各記録モード時に比して、少なくとも1MH
z以上の周波数成分の増幅量が減衰するよう設定すると
共に、その減衰量が高域になるに従って拡大するよう設
定し、 更に、前記FM変調回路から出力されるFM変調
輝度信号の周波数偏移が前記VHS記録モード時よりも
大きく、且つ前記S−VHS記録モード時と同一となる
よう設定するようにしたことを特徴とするものである。
また、前記高画質対応記録モードで記録を行う際には、
前記FM変調回路から出力される前記FM変調輝度信号
の周波数偏移が、5.4MHzから7.0MHzとなる
よう前記FM変調回路を制御するようにしたことを特徴
とするものである。 また、前記高画質対応記録モードで
記録を行う際には、前記加算器における前記FM変調輝
度信号と前記色信号との加算比率を、前記各信号の記録
により発生する混変調歪が前記S−VHSフォーマット
に規定される範囲内に収まるよう設定するようにしたこ
とを特徴とするものである。 また、前記高画質対応記録
モードで記録を行う際には、前記ホワイトクリップ回路
におけるホワイトクリップレベルを前記S−VHS記録
モード時に比して低下させるようにしたことを特徴とす
るものである。 また、前記高画質対応記録モードで記録
を行う際には、前記ホワイトクリップ回路におけるホワ
イトクリップレベルを190%±10%に設定し、且つ
前記FM変調回路の出力する前記FM変調輝度信号の周
波数偏移を5.4MHzから7.0MHzに設定するよ
うにしたことを特徴とするものである。
めに、本発明に係る磁気記録装置は、VHSフォーマッ
トの信号形態による映像信号を記録再生させる為のVH
Sテープを使用して、前記VHSフォーマットの信号形
態による映像信号を記録するVHS記録モードと、前記
VHSフォーマットより高画質であるS−VHSフォー
マットの信号形態による映像信号を記録再生させる為の
S−VHSテープを使用して、前記S−VHSフォーマ
ットの信号形態による映像信号を記録するS−VHS記
録モードと、前記VHSテープを使用して、前記S−V
HSフォーマットの信号形態による映像信号と同一の映
像信号帯域を有する映像信号を記録する高画質対応記録
モードとを有する磁気記録装置であり、 入力映像信号に
含まれる高域成分を除去するローパスフィルタと、 前記
ローパスフィルタから出力される輝度信号の高域成分を
増幅する特性を有するプリエンファシスと、 前記プリエ
ンファシスで高域成分を増幅した輝度信号のホワイトク
リップレベルを調整するホワイトクリップ回路と、 前記
ホワイトクリップレベルの調整された輝度信号により所
定の搬送波をFM変調するFM変調回路と、 前記FM変
調回路にて得られたFM変調輝度信号と低域変換処理さ
れた色信号とを周波数多重する加算器と、 前記加算器か
ら出力される周波数多重された記録信号をテープ状記録
媒体に記録する記録部とを備え、 前記高画質対応記録モ
ードで記録を行う際には、前記ローパスフィルタの高域
遮断周波数を前記VHS記録モード時よりも高く設定
し、 前記VHS記録モード及びS−VHS記録モード時
に同一特性に設定される前記プリエンファシスの特性
を、これら各記録モード時に比して、少なくとも1MH
z以上の周波数成分の増幅量が減衰するよう設定すると
共に、その減衰量が高域になるに従って拡大するよう設
定し、 更に、前記FM変調回路から出力されるFM変調
輝度信号の周波数偏移が前記VHS記録モード時よりも
大きく、且つ前記S−VHS記録モード時と同一となる
よう設定するようにしたことを特徴とするものである。
また、前記高画質対応記録モードで記録を行う際には、
前記FM変調回路から出力される前記FM変調輝度信号
の周波数偏移が、5.4MHzから7.0MHzとなる
よう前記FM変調回路を制御するようにしたことを特徴
とするものである。 また、前記高画質対応記録モードで
記録を行う際には、前記加算器における前記FM変調輝
度信号と前記色信号との加算比率を、前記各信号の記録
により発生する混変調歪が前記S−VHSフォーマット
に規定される範囲内に収まるよう設定するようにしたこ
とを特徴とするものである。 また、前記高画質対応記録
モードで記録を行う際には、前記ホワイトクリップ回路
におけるホワイトクリップレベルを前記S−VHS記録
モード時に比して低下させるようにしたことを特徴とす
るものである。 また、前記高画質対応記録モードで記録
を行う際には、前記ホワイトクリップ回路におけるホワ
イトクリップレベルを190%±10%に設定し、且つ
前記FM変調回路の出力する前記FM変調輝度信号の周
波数偏移を5.4MHzから7.0MHzに設定するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明に係る磁気記録装置は、前記
VHSテープを使用して映像信号を記録する際に、前記
VHSテープのテープ特性を検出するテープ特性検出手
段を更に備え、 前記テープ特性検出手段による検出結果
に基づき、前記VHS記録モードで記録を行うか、又は
前記高画質対応記録モードで記録を行うかを決定するよ
うにしたことを特徴とするものである。 また、前記テー
プ特性検出手段は、テスト信号を発生するための手段を
備え、 前記テープ状記録媒体に記録し、再生される前記
テスト信号の再生レベルに応じて、前記VHS記録モー
ドで記録を行うか、又は前記高画質対応記録モードで記
録を行うかを決定するようにしたことを特徴とするもの
である。 また、前記高画質対応記録モードで記録を行う
際に、前記記録部が記録する前記記録信号の記録レベル
を前記テスト信号の前記テープ状記録媒体への記録レベ
ルと同一にしたことを特徴とするものである。
VHSテープを使用して映像信号を記録する際に、前記
VHSテープのテープ特性を検出するテープ特性検出手
段を更に備え、 前記テープ特性検出手段による検出結果
に基づき、前記VHS記録モードで記録を行うか、又は
前記高画質対応記録モードで記録を行うかを決定するよ
うにしたことを特徴とするものである。 また、前記テー
プ特性検出手段は、テスト信号を発生するための手段を
備え、 前記テープ状記録媒体に記録し、再生される前記
テスト信号の再生レベルに応じて、前記VHS記録モー
ドで記録を行うか、又は前記高画質対応記録モードで記
録を行うかを決定するようにしたことを特徴とするもの
である。 また、前記高画質対応記録モードで記録を行う
際に、前記記録部が記録する前記記録信号の記録レベル
を前記テスト信号の前記テープ状記録媒体への記録レベ
ルと同一にしたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る磁気記録装
置は、使用する磁気テープの種類が標準テープの時に
は、その磁気テープの特性が所定の基準特性以上である
かどうかを調べ、基準特性以上であると判別された場合
には従来の標準フォーマットの枠を越えた高画質の映像
信号が記録されるよう記録映像信号に所定の処理を施し
て信号記録する高画質対応記録モードを有することを特
徴とするものである。
置は、使用する磁気テープの種類が標準テープの時に
は、その磁気テープの特性が所定の基準特性以上である
かどうかを調べ、基準特性以上であると判別された場合
には従来の標準フォーマットの枠を越えた高画質の映像
信号が記録されるよう記録映像信号に所定の処理を施し
て信号記録する高画質対応記録モードを有することを特
徴とするものである。
【0015】以下に本発明に係る磁気記録装置を図面と
共に詳細に説明する。図1は本発明に係る磁気記録装置
の映像信号記録系のブロック図を示すものである。ここ
では、便宜上標準フォーマットをVHSフォーマット、
高画質フォーマットをS−VHSフォーマット、また標
準テープ及び高画質テープを夫々のフォーマットに対応
したVHSテープ及びS−VHSテープとして説明す
る。
共に詳細に説明する。図1は本発明に係る磁気記録装置
の映像信号記録系のブロック図を示すものである。ここ
では、便宜上標準フォーマットをVHSフォーマット、
高画質フォーマットをS−VHSフォーマット、また標
準テープ及び高画質テープを夫々のフォーマットに対応
したVHSテープ及びS−VHSテープとして説明す
る。
【0016】本発明に係る磁気記録装置の映像信号記録
系における信号の流れは、図1に示す通り、入力される
輝度信号及び色信号を、輝度信号は輝度信号記録系で、
色信号は色信号記録系にて処理し、前記輝度信号記録系
から出力されるFM変調輝度信号と前記色信号記録系か
ら出力される低域変換色信号とを周波数多重して得た記
録信号を、記録アンプ及び磁気ヘッドを介して磁気テー
プに記録するものである。
系における信号の流れは、図1に示す通り、入力される
輝度信号及び色信号を、輝度信号は輝度信号記録系で、
色信号は色信号記録系にて処理し、前記輝度信号記録系
から出力されるFM変調輝度信号と前記色信号記録系か
ら出力される低域変換色信号とを周波数多重して得た記
録信号を、記録アンプ及び磁気ヘッドを介して磁気テー
プに記録するものである。
【0017】輝度信号記録系において、10は入力され
る輝度信号の高周波成分を除去するローパスフィルタ、
11は再生時にノイズキャンセラーにて削られる信号の
補償を行うディテールエンハンサ、12はノンリニアエ
ンファシス12a及びリニアエンファシス12bより構
成されるプリエンファシス回路である。ノンリニアエン
ファシス12a及びリニアエンファシス12bは共に入
力される輝度信号の高域成分を強調させ、S/Nの改善
を図るものであるが、リニアエンファシス12bにおい
ては輝度信号の高域成分を信号レベルとは無関係に強調
するのに対し、ノンリニアエンファシス12aにおいて
は輝度信号の高域成分が低レベルなほど強調し、高レベ
ルの場合はあまり強調しない点が異なる。
る輝度信号の高周波成分を除去するローパスフィルタ、
11は再生時にノイズキャンセラーにて削られる信号の
補償を行うディテールエンハンサ、12はノンリニアエ
ンファシス12a及びリニアエンファシス12bより構
成されるプリエンファシス回路である。ノンリニアエン
ファシス12a及びリニアエンファシス12bは共に入
力される輝度信号の高域成分を強調させ、S/Nの改善
を図るものであるが、リニアエンファシス12bにおい
ては輝度信号の高域成分を信号レベルとは無関係に強調
するのに対し、ノンリニアエンファシス12aにおいて
は輝度信号の高域成分が低レベルなほど強調し、高レベ
ルの場合はあまり強調しない点が異なる。
【0018】また、13は前記プリエンファシス回路1
2で強調した輝度信号の立ち上がり、立ち下がり部分の
鋭いスパイク信号を除去し、反転現象の発生を抑える為
のホワイト・ダーククリップ回路、14はスパイク信号
が除去された輝度信号をFM変調する為のFM変調回路
である。
2で強調した輝度信号の立ち上がり、立ち下がり部分の
鋭いスパイク信号を除去し、反転現象の発生を抑える為
のホワイト・ダーククリップ回路、14はスパイク信号
が除去された輝度信号をFM変調する為のFM変調回路
である。
【0019】ここで、前記ローパスフィルタ10、前記
ディテールエンハンサ11、前記プリエンファシス回路
12及びホワイト・ダーククリップ回路13における特
性は、後述するようにマイコン33からの制御信号によ
り夫々定められる。そして、前記FM変調回路14は、
後述するようにマイコン33からの制御に基づき、輝度
信号の周波数偏移をVHSフォーマット又はS−VHS
フォーマットに応じた周波数帯域に設定する。
ディテールエンハンサ11、前記プリエンファシス回路
12及びホワイト・ダーククリップ回路13における特
性は、後述するようにマイコン33からの制御信号によ
り夫々定められる。そして、前記FM変調回路14は、
後述するようにマイコン33からの制御に基づき、輝度
信号の周波数偏移をVHSフォーマット又はS−VHS
フォーマットに応じた周波数帯域に設定する。
【0020】更に、FM変調回路14の内部には、図示
しない発振器が設けられており、後述の如く所定の周波
数のテスト信号が出力され、使用する磁気テープの特性
が検出できるよう構成されている。以上の流れにて前記
輝度信号記録系に入力される輝度信号は、FM変調輝度
信号として加算器30に出力される。
しない発振器が設けられており、後述の如く所定の周波
数のテスト信号が出力され、使用する磁気テープの特性
が検出できるよう構成されている。以上の流れにて前記
輝度信号記録系に入力される輝度信号は、FM変調輝度
信号として加算器30に出力される。
【0021】一方、色信号記録系において、20は入力
される色信号を低域変換する色信号処理回路であり、入
力される色信号は低域変換色信号として前記加算器30
に出力される。なお、色信号記録系においては前記色信
号処理回路20による色信号の低域変換以外の信号処理
も行われるが、詳しい説明は省略する。
される色信号を低域変換する色信号処理回路であり、入
力される色信号は低域変換色信号として前記加算器30
に出力される。なお、色信号記録系においては前記色信
号処理回路20による色信号の低域変換以外の信号処理
も行われるが、詳しい説明は省略する。
【0022】30は入力されるFM変調輝度信号及び低
域変換色信号を周波数多重により加算する加算器であ
り、前記加算器30から出力される記録信号は、記録電
流イコライザー31によりビデオヘッド系を通じての周
波数特性の変動を補償した後、記録アンプ32により磁
気テープの記録に適した信号レベルまで増幅され、図示
しないロータリートランス及び回転磁気ヘッドを介して
テープカセットKに収納される磁気テープに記録され
る。
域変換色信号を周波数多重により加算する加算器であ
り、前記加算器30から出力される記録信号は、記録電
流イコライザー31によりビデオヘッド系を通じての周
波数特性の変動を補償した後、記録アンプ32により磁
気テープの記録に適した信号レベルまで増幅され、図示
しないロータリートランス及び回転磁気ヘッドを介して
テープカセットKに収納される磁気テープに記録され
る。
【0023】ここで、前記加算器30における前記FM
変調輝度信号と前記低域変換色信号とのミックス比、記
録電流イコライザー31における周波数特性及び前記記
録アンプ32における増幅量は、後述するようにマイコ
ン33からの制御信号により夫々定められる。
変調輝度信号と前記低域変換色信号とのミックス比、記
録電流イコライザー31における周波数特性及び前記記
録アンプ32における増幅量は、後述するようにマイコ
ン33からの制御信号により夫々定められる。
【0024】以上の通り入力される輝度信号及び色信号
は、輝度信号記録系及び色信号記録系にて夫々信号処理
され、加算器30にて加算された後、記録アンプ32に
て増幅され、図示しないロータリートランス及び回転磁
気ヘッドを介して磁気テープに記録される。
は、輝度信号記録系及び色信号記録系にて夫々信号処理
され、加算器30にて加算された後、記録アンプ32に
て増幅され、図示しないロータリートランス及び回転磁
気ヘッドを介して磁気テープに記録される。
【0025】次に本発明の実施例に係る磁気記録装置の
要部を説明する。ここで、Kは本磁気記録装置に装填さ
れるテープカセットであり、内部には前記磁気テープが
収納されている。
要部を説明する。ここで、Kは本磁気記録装置に装填さ
れるテープカセットであり、内部には前記磁気テープが
収納されている。
【0026】34は、本磁気記録装置に装填される前記
テープカセットKにおける磁気テープのテープ特性を検
出するテープ特性検出部、35は前記テープカセットK
のハウジングに設けられたテープ種別識別孔の有無によ
り、装填されているテープがVHSテープであるか、そ
れともS−VHSテープであるかを判別する識別孔検出
部、33は前記テープ特性検出部34及び前記識別孔検
出部35からの検出信号に基づき、映像信号を磁気テー
プに記録する時の記録モードを決定し、記録モードに応
じて前記ローパスフィルタ10、前記ディテールエンハ
ンサ11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイ
ト・ダーククリップ回路13、前記FM変調回路14、
前記加算器30、前記記録電流イコライザー31、前記
記録アンプ32の夫々の特性を変化させるマイコンであ
る。
テープカセットKにおける磁気テープのテープ特性を検
出するテープ特性検出部、35は前記テープカセットK
のハウジングに設けられたテープ種別識別孔の有無によ
り、装填されているテープがVHSテープであるか、そ
れともS−VHSテープであるかを判別する識別孔検出
部、33は前記テープ特性検出部34及び前記識別孔検
出部35からの検出信号に基づき、映像信号を磁気テー
プに記録する時の記録モードを決定し、記録モードに応
じて前記ローパスフィルタ10、前記ディテールエンハ
ンサ11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイ
ト・ダーククリップ回路13、前記FM変調回路14、
前記加算器30、前記記録電流イコライザー31、前記
記録アンプ32の夫々の特性を変化させるマイコンであ
る。
【0027】次に本発明の実施例に係る磁気記録装置の
動作について説明する。まず、ユーザーがテープカセッ
トKを本磁気記録装置内に装填すると、装填された前記
テープカセットKのハウジングに設けられたテープ種別
識別孔の有無に基づき、前記識別孔検出部35は、前記
テープカセットKに収納される磁気テープがVHSテー
プであるか、それともS―VHSテープであるかを検出
し、検出信号をマイコン33に送る。
動作について説明する。まず、ユーザーがテープカセッ
トKを本磁気記録装置内に装填すると、装填された前記
テープカセットKのハウジングに設けられたテープ種別
識別孔の有無に基づき、前記識別孔検出部35は、前記
テープカセットKに収納される磁気テープがVHSテー
プであるか、それともS―VHSテープであるかを検出
し、検出信号をマイコン33に送る。
【0028】この状態で、前記テープカセットKに収納
される磁気テープがVHSテープであると検出された場
合は、ユーザーは装填された磁気テープが高画質対応記
録モードで記録を行うことができる所定の基準特性以上
の磁気テープであるかどうかを確認する。図2は、識別
孔検出部35及びテープ特性検出部34の検出信号に応
じたマイコン33による記録モードの判別結果及びその
時の各回路の制御状況を示す説明図である。
される磁気テープがVHSテープであると検出された場
合は、ユーザーは装填された磁気テープが高画質対応記
録モードで記録を行うことができる所定の基準特性以上
の磁気テープであるかどうかを確認する。図2は、識別
孔検出部35及びテープ特性検出部34の検出信号に応
じたマイコン33による記録モードの判別結果及びその
時の各回路の制御状況を示す説明図である。
【0029】まず、磁気テープに所定の周波数のテスト
信号を所定の記録レベルで記録する。この時FM変調回
路14内部の図示しない発振器からのテスト信号がマイ
コン33による制御信号に基づき加算器30、記録電流
イコライザー31を介して記録アンプ32に入力され
る。記録アンプ32は、入力されるテスト信号を後述の
如くS−VHS記録モード時の記録レベルより僅かに低
い記録レベルまで増幅させ、前記テスト信号は、図示し
ない磁気ヘッドを通じて磁気テープに記録される。
信号を所定の記録レベルで記録する。この時FM変調回
路14内部の図示しない発振器からのテスト信号がマイ
コン33による制御信号に基づき加算器30、記録電流
イコライザー31を介して記録アンプ32に入力され
る。記録アンプ32は、入力されるテスト信号を後述の
如くS−VHS記録モード時の記録レベルより僅かに低
い記録レベルまで増幅させ、前記テスト信号は、図示し
ない磁気ヘッドを通じて磁気テープに記録される。
【0030】その後、磁気テープから前記テスト信号を
再生して、テープ特性検出部34において再生信号の出
力レベルが例えばレベル1乃至レベル3のどの出力レベ
ルに相当するかを判別し、例えば最も出力レベルの低い
レベル1と判別した場合には記録モードをVHS記録モ
ードとし、レベル2またはレベル3と判別した場合に
は、記録モードを高画質対応記録モードとする。一方、
前記テープカセットKに収納される磁気テープがS―V
HSテープであると判別した場合は、記録モードは正規
のS−VHS記録モードとする。
再生して、テープ特性検出部34において再生信号の出
力レベルが例えばレベル1乃至レベル3のどの出力レベ
ルに相当するかを判別し、例えば最も出力レベルの低い
レベル1と判別した場合には記録モードをVHS記録モ
ードとし、レベル2またはレベル3と判別した場合に
は、記録モードを高画質対応記録モードとする。一方、
前記テープカセットKに収納される磁気テープがS―V
HSテープであると判別した場合は、記録モードは正規
のS−VHS記録モードとする。
【0031】ここで、高画質対応記録モードとは、S−
VHSフォーマットと同一の周波数帯域の映像信号を記
録するモードであるが、VHSテープにS−VHSフォ
ーマットと同一の周波数帯域の映像信号を記録させる為
に、前記ローパスフィルタ10をS−VHS記録モード
と同一の5MHzと設定し、前記ディテールエンハンサ
11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイト・
ダーククリップ回路13及び前記記録電流イコライザー
31の特性をS−VHS記録モードと比較して変化さ
せ、更に、前記記録アンプ32の信号記録レベルに応じ
て、前記加算器30のミックス比を変化させている。
VHSフォーマットと同一の周波数帯域の映像信号を記
録するモードであるが、VHSテープにS−VHSフォ
ーマットと同一の周波数帯域の映像信号を記録させる為
に、前記ローパスフィルタ10をS−VHS記録モード
と同一の5MHzと設定し、前記ディテールエンハンサ
11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイト・
ダーククリップ回路13及び前記記録電流イコライザー
31の特性をS−VHS記録モードと比較して変化さ
せ、更に、前記記録アンプ32の信号記録レベルに応じ
て、前記加算器30のミックス比を変化させている。
【0032】即ち、VHSテープに高画質信号を記録す
る高画質対応記録モードの時は、S−VHSテープにS
−VHS記録モードで記録する信号に近い信号が記録さ
れるように各回路の特性を変化させている。
る高画質対応記録モードの時は、S−VHSテープにS
−VHS記録モードで記録する信号に近い信号が記録さ
れるように各回路の特性を変化させている。
【0033】また、高画質対応記録モードで映像信号を
記録したVHSテープは、S−VHSフォーマットに対
応したVTRにて再生可能であり、この時再生される映
像信号は使用している磁気テープがVHSテープである
にも拘わらずS−VHS記録モードで記録した映像信号
と比べても遜色のない映像品質となる。
記録したVHSテープは、S−VHSフォーマットに対
応したVTRにて再生可能であり、この時再生される映
像信号は使用している磁気テープがVHSテープである
にも拘わらずS−VHS記録モードで記録した映像信号
と比べても遜色のない映像品質となる。
【0034】マイコン33は、VHS記録モードまたは
S−VHS記録モードでは、前記ローパスフィルタ1
0、前記ディテールエンハンサ11、前記プリエンファ
シス回路12、前記ホワイト・ダーククリップ回路1
3、FM変調回路14、前記加算器30、前記記録電流
イコライザー31、前記記録アンプ32の夫々をVHS
フォーマットまたはS−VHSフォーマットの規定に従
い制御するが、高画質対応記録モードでは、前記テープ
特性検出部34の再生信号出力レベルに応じて以下の通
りに制御する。
S−VHS記録モードでは、前記ローパスフィルタ1
0、前記ディテールエンハンサ11、前記プリエンファ
シス回路12、前記ホワイト・ダーククリップ回路1
3、FM変調回路14、前記加算器30、前記記録電流
イコライザー31、前記記録アンプ32の夫々をVHS
フォーマットまたはS−VHSフォーマットの規定に従
い制御するが、高画質対応記録モードでは、前記テープ
特性検出部34の再生信号出力レベルに応じて以下の通
りに制御する。
【0035】まず、前記ローパスフィルタ10では、S
−VHS記録モードと同様に5MHz以下の信号を通過
させるよう特性が変更される。次に、前記ディテールエ
ンハンサ11及び前記プリエンファシス回路12は、共
に主として入力輝度信号の高域成分を増幅する特性を有
するが、高画質対応記録モードの時は、S−VHS記録
モードと比較して入力輝度信号の高域成分の増幅量が抑
制される。図3はVHS記録モード、高画質対応記録モ
ード及びS−VHS記録モード時の前記リニアエンファ
シス12bの特性の一例を夫々示した図である。
−VHS記録モードと同様に5MHz以下の信号を通過
させるよう特性が変更される。次に、前記ディテールエ
ンハンサ11及び前記プリエンファシス回路12は、共
に主として入力輝度信号の高域成分を増幅する特性を有
するが、高画質対応記録モードの時は、S−VHS記録
モードと比較して入力輝度信号の高域成分の増幅量が抑
制される。図3はVHS記録モード、高画質対応記録モ
ード及びS−VHS記録モード時の前記リニアエンファ
シス12bの特性の一例を夫々示した図である。
【0036】次にホワイト・ダーククリップ回路13に
おいては、ホワイトクリップのレベルがS−VHS記録
モード時は、210%±10%であるのに対し、高画質
対応記録モード時は例えば190%±10%に抑えられ
る。これは、図4(a)、(b)に示す如く、VHSテ
ープはS−VHSテープと比較して高周波数域での再生
レベルの減衰が大きい為であり、ホワイトクリップを下
げることにより最短記録波長を抑制して反転現象を抑え
るものである。
おいては、ホワイトクリップのレベルがS−VHS記録
モード時は、210%±10%であるのに対し、高画質
対応記録モード時は例えば190%±10%に抑えられ
る。これは、図4(a)、(b)に示す如く、VHSテ
ープはS−VHSテープと比較して高周波数域での再生
レベルの減衰が大きい為であり、ホワイトクリップを下
げることにより最短記録波長を抑制して反転現象を抑え
るものである。
【0037】そして、高画質対応記録モード時は、FM
変調回路14において輝度信号がS−VHSフォーマッ
トと同一の5.4MHz〜7.0MHzの周波数信号で
FM変調される。従って、高画質対応記録モードで映像
信号を記録した際の記録信号周波数アロケーションは図
7(b)に示されるS−VHSフォーマットの記録信号
周波数アロケーションと同一のものとなる。
変調回路14において輝度信号がS−VHSフォーマッ
トと同一の5.4MHz〜7.0MHzの周波数信号で
FM変調される。従って、高画質対応記録モードで映像
信号を記録した際の記録信号周波数アロケーションは図
7(b)に示されるS−VHSフォーマットの記録信号
周波数アロケーションと同一のものとなる。
【0038】また、加算器30は前記テープ特性検出部
34の出力レベルがレベル1(VHS記録モード)であ
るか、それともレベル2またはレベル3(高画質対応記
録モード)であるかに応じて、前記FM変調輝度信号と
低域変換色信号とのミックス比を変更し、高画質対応記
録モード時には、前記FM変調輝度信号と低域変換色信
号とのミックス比は、夫々の信号を磁気テープに記録す
る際に発生する混変調歪がS−VHSフォーマットに規
定される範囲内に収まるよう設定される。
34の出力レベルがレベル1(VHS記録モード)であ
るか、それともレベル2またはレベル3(高画質対応記
録モード)であるかに応じて、前記FM変調輝度信号と
低域変換色信号とのミックス比を変更し、高画質対応記
録モード時には、前記FM変調輝度信号と低域変換色信
号とのミックス比は、夫々の信号を磁気テープに記録す
る際に発生する混変調歪がS−VHSフォーマットに規
定される範囲内に収まるよう設定される。
【0039】更に、記録電流イコライザー31において
は図4に示すが如く、S−VHSテープと使用するVH
Sテープとの電磁変換周波数特性の差を補償する為に、
高画質対応記録モードの時は、S−VHSフォーマット
に規定される特性と比較して特に低域成分を抑えた特性
に変更される。
は図4に示すが如く、S−VHSテープと使用するVH
Sテープとの電磁変換周波数特性の差を補償する為に、
高画質対応記録モードの時は、S−VHSフォーマット
に規定される特性と比較して特に低域成分を抑えた特性
に変更される。
【0040】図5は、この時の前記記録電流イコライザ
ー31の特性を示す一例であり、VHSテープはS−V
HSテープと比較して、最適記録レベルで信号を記録し
た際に得られる最大再生出力レベルの減少が高域周波数
でより大きい為、これを補償するものとなる。
ー31の特性を示す一例であり、VHSテープはS−V
HSテープと比較して、最適記録レベルで信号を記録し
た際に得られる最大再生出力レベルの減少が高域周波数
でより大きい為、これを補償するものとなる。
【0041】最後に記録アンプ32では、前記マイコン
33からの制御信号に基づき、記録信号のレベルが前記
テスト信号を記録した時と同一の信号記録レベルである
S−VHS記録モードと比べて僅かに抑えた信号記録レ
ベルとなるよう前記記録電流イコライザー31の出力信
号を増幅し、磁気テープに信号を記録することになる。
33からの制御信号に基づき、記録信号のレベルが前記
テスト信号を記録した時と同一の信号記録レベルである
S−VHS記録モードと比べて僅かに抑えた信号記録レ
ベルとなるよう前記記録電流イコライザー31の出力信
号を増幅し、磁気テープに信号を記録することになる。
【0042】ここで、前述の輝度信号記録系における前
記ディテールエンハンサ11、前記プリエンファシス回
路12及び前記ホワイトダーククリップ回路13、そし
て記録電流イコライザー31の特性は、テスト信号の再
生レベルに応じて変化させられるが、前記テープ特性検
出部34の出力レベルがレベル2の時は、例えば前記1
1乃至13、31の全ての記録特性を高画質対応記録モ
ードに応じた高画質対応記録特性とし、前記テープ特性
検出部34の出力レベルの最も大きいレベル3の時は、
例えば前記11乃至13、31のうちの特定の回路のみ
を高画質対応記録特性とし、他の回路はS−VHS記録
特性とすることができる。
記ディテールエンハンサ11、前記プリエンファシス回
路12及び前記ホワイトダーククリップ回路13、そし
て記録電流イコライザー31の特性は、テスト信号の再
生レベルに応じて変化させられるが、前記テープ特性検
出部34の出力レベルがレベル2の時は、例えば前記1
1乃至13、31の全ての記録特性を高画質対応記録モ
ードに応じた高画質対応記録特性とし、前記テープ特性
検出部34の出力レベルの最も大きいレベル3の時は、
例えば前記11乃至13、31のうちの特定の回路のみ
を高画質対応記録特性とし、他の回路はS−VHS記録
特性とすることができる。
【0043】以上の信号処理により、前記テープカセッ
トKにおける磁気テープに、S−VHSフォーマットに
対応したVTRにて再生可能な5.4MHz〜7.0M
Hzの周波数帯域を有する映像信号を記録することがで
きる。
トKにおける磁気テープに、S−VHSフォーマットに
対応したVTRにて再生可能な5.4MHz〜7.0M
Hzの周波数帯域を有する映像信号を記録することがで
きる。
【0044】次に本発明の他の実施例に係る磁気記録装
置について説明する。図6は、本発明の他の実施例に係
る磁気記録装置の映像信号記録系を示すブロック図であ
り、図1に示す磁気記録装置に、記録モード設定スイッ
チ36を加えた構成となっている。ここで、36は映像
信号を磁気テープに記録する時の記録モードをユーザが
自分の意志で直接設定する際に使用する記録モード設定
スイッチであり、この記録モード設定スイッチにより記
録モードが設定された場合には、テープ特性検出部34
及び識別孔検出部35からの検出信号とは無関係に、使
用者が設定した記録モードが強制的に選択される。
置について説明する。図6は、本発明の他の実施例に係
る磁気記録装置の映像信号記録系を示すブロック図であ
り、図1に示す磁気記録装置に、記録モード設定スイッ
チ36を加えた構成となっている。ここで、36は映像
信号を磁気テープに記録する時の記録モードをユーザが
自分の意志で直接設定する際に使用する記録モード設定
スイッチであり、この記録モード設定スイッチにより記
録モードが設定された場合には、テープ特性検出部34
及び識別孔検出部35からの検出信号とは無関係に、使
用者が設定した記録モードが強制的に選択される。
【0045】ユーザは、記録モード設定スイッチにより
VHS記録モード、高画質対応記録モード、S−VHS
記録モードのいずれか1つの記録モードを選択可能で、
これは、使用する磁気テープがVHSテープであるか、
それともS−VHSテープであるかに拘わらず自由に選
択することができる。また、ユーザが記録モード設定ス
イッチをOFFにした場合には、既に説明した如くテー
プ特性検出部34及び識別孔検出部35からの検出信号
に基づき記録モードが設定される。
VHS記録モード、高画質対応記録モード、S−VHS
記録モードのいずれか1つの記録モードを選択可能で、
これは、使用する磁気テープがVHSテープであるか、
それともS−VHSテープであるかに拘わらず自由に選
択することができる。また、ユーザが記録モード設定ス
イッチをOFFにした場合には、既に説明した如くテー
プ特性検出部34及び識別孔検出部35からの検出信号
に基づき記録モードが設定される。
【0046】そして、設定された記録モードにより、ロ
ーパスフィルタ10、ディテールエンハンサ11、プリ
エンファシス回路12、ホワイト・ダーククリップ回路
13、FM変調回路14、加算器30、記録電流イコラ
イザー31、記録アンプ32の夫々が制御されて磁気テ
ープに映像信号が記録される。
ーパスフィルタ10、ディテールエンハンサ11、プリ
エンファシス回路12、ホワイト・ダーククリップ回路
13、FM変調回路14、加算器30、記録電流イコラ
イザー31、記録アンプ32の夫々が制御されて磁気テ
ープに映像信号が記録される。
【0047】なお、以上の説明では、FM変調回路14
内に設けられた発振器からのテスト信号を記録アンプ3
2において所定の記録レベルまで増幅してテスト信号を
磁気テープに記録した例を示したが、前記マイコン33
の制御により、前記記録アンプ32におけるテスト信号
の記録レベルを何段階かに変化させ、テスト信号の再生
出力レベルが最も大きくなる記録レベルにより、再生信
号の出力レベル(レベル1乃至レベル3)を設定するこ
とも可能である。
内に設けられた発振器からのテスト信号を記録アンプ3
2において所定の記録レベルまで増幅してテスト信号を
磁気テープに記録した例を示したが、前記マイコン33
の制御により、前記記録アンプ32におけるテスト信号
の記録レベルを何段階かに変化させ、テスト信号の再生
出力レベルが最も大きくなる記録レベルにより、再生信
号の出力レベル(レベル1乃至レベル3)を設定するこ
とも可能である。
【0048】この時前記記録アンプ32の信号記録レベ
ルは、テスト信号の再生出力レベルが最も大きくなる時
の記録レベルとし、また、記録電流イコライザー31の
特性を前記記録アンプ32の信号記録レベルの変化と共
に変化させることも可能である。
ルは、テスト信号の再生出力レベルが最も大きくなる時
の記録レベルとし、また、記録電流イコライザー31の
特性を前記記録アンプ32の信号記録レベルの変化と共
に変化させることも可能である。
【0049】また、前記マイコン33の制御により、前
記FM変調回路14内に設けられた発振器が、2MH
z、6MHz等の異なる複数の周波数のテスト信号を発
振できるよう構成し、夫々の周波数のテスト信号の再生
出力信号のレベルに応じて、前記ディテールエンハンサ
11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイト・
ダーククリップ回路13及び記録電流イコライザー31
の特性を変化させることもできる。
記FM変調回路14内に設けられた発振器が、2MH
z、6MHz等の異なる複数の周波数のテスト信号を発
振できるよう構成し、夫々の周波数のテスト信号の再生
出力信号のレベルに応じて、前記ディテールエンハンサ
11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイト・
ダーククリップ回路13及び記録電流イコライザー31
の特性を変化させることもできる。
【0050】また、前記出力レベルを3段階でなく更に
細かく設定することにより、前記ディテールエンハンサ
11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイト・
ダーククリップ回路13及び記録電流イコライザー31
の特性を再生出力信号のレベルに応じて細かく変化させ
ることができることは言うまでもない。
細かく設定することにより、前記ディテールエンハンサ
11、前記プリエンファシス回路12、前記ホワイト・
ダーククリップ回路13及び記録電流イコライザー31
の特性を再生出力信号のレベルに応じて細かく変化させ
ることができることは言うまでもない。
【0051】また、本実施例においては前記記録電流イ
コライザー31を前記加算器30と記録アンプ32との
間に設けた例を示したが、前記記録電流イコライザー3
1を前記FM変調回路14と加算器30との間に設けて
も同様に動作する。
コライザー31を前記加算器30と記録アンプ32との
間に設けた例を示したが、前記記録電流イコライザー3
1を前記FM変調回路14と加算器30との間に設けて
も同様に動作する。
【0052】また、磁気記録装置の構成を簡素化させる
為に、テープ特性検出部34を取り除き、記録モード設
定スイッチ36のみで記録モードの設定をするよう構成
しても構わない。
為に、テープ特性検出部34を取り除き、記録モード設
定スイッチ36のみで記録モードの設定をするよう構成
しても構わない。
【0053】更に、以上の説明では、再生出力レベル
(レベル1乃至レベル3)に応じて映像信号の特性また
は記録レベルを変化させているが、磁気テープに記録さ
れるその他の情報信号(例えば走行系の基準となるコン
トロールパルス、音声信号を直接バイアス記録するリニ
アオーディオ信号、音声信号により変調されたFMオー
ディオ信号等)もまた、前記再生出力レベルにより判別
される磁気テープの特性に応じて記録レベル、特性等を
最適化させることができる。
(レベル1乃至レベル3)に応じて映像信号の特性また
は記録レベルを変化させているが、磁気テープに記録さ
れるその他の情報信号(例えば走行系の基準となるコン
トロールパルス、音声信号を直接バイアス記録するリニ
アオーディオ信号、音声信号により変調されたFMオー
ディオ信号等)もまた、前記再生出力レベルにより判別
される磁気テープの特性に応じて記録レベル、特性等を
最適化させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上の如く、本発明の実施例に係る磁気
記録装置では、使用するテープが標準テープであるにも
拘わらず、使用する標準テープの特性に応じて記録信号
の特性及び信号記録レベルを変化させることにより高画
質フォーマット並の品質の映像信号を記録することがで
きる。
記録装置では、使用するテープが標準テープであるにも
拘わらず、使用する標準テープの特性に応じて記録信号
の特性及び信号記録レベルを変化させることにより高画
質フォーマット並の品質の映像信号を記録することがで
きる。
【図1】本発明の実施例に係る磁気記録装置の映像信号
記録系のブロック図である。
記録系のブロック図である。
【図2】輝度信号記録系の各回路及び記録電流イコライ
ザー31の制御状況を示す説明図である。
ザー31の制御状況を示す説明図である。
【図3】リニアエンファシス12bにおけるVHS記録
モード、高画質対応記録モード及びS−VHS記録モー
ドでの特性の変化の一例を示す図である。
モード、高画質対応記録モード及びS−VHS記録モー
ドでの特性の変化の一例を示す図である。
【図4】VHSテープ及びS−VHSテープの電磁変換
周波数特性を示す図である。
周波数特性を示す図である。
【図5】記録電流イコライザー31におけるVHS記録
モード、高画質対応記録モード及びS−VHS記録モー
ドでの特性の変化の一例を示す図である。
モード、高画質対応記録モード及びS−VHS記録モー
ドでの特性の変化の一例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例に係る磁気記録装置の映像
信号記録系のブロック図である。
信号記録系のブロック図である。
【図7】VHSフォーマット及びS−VHSフォーマッ
トの記録信号周波数アロケーションを示す図である。
トの記録信号周波数アロケーションを示す図である。
10…LPF 11…ディテールエンハンサ 12a…ノンリニアエンファシス 12b…リニアエンファシス 13…ホワイト・ダーククリップ回路 14…FM変調回路 20…色信号処理回路 30…加算器 31…記録電流イコライザー 32…記録アンプ 33…マイコン 34…テープ特性検出部 35…識別孔検出部 36…記録モード設定スイッチ K…テープカセット
Claims (8)
- 【請求項1】VHSフォーマットの信号形態による映像
信号を記録再生させる為のVHSテープを使用して、前
記VHSフォーマットの信号形態による映像信号を記録
するVHS記録モードと、前記VHSフォーマットより
高画質であるS−VHSフォーマットの信号形態による
映像信号を記録再生させる為のS−VHSテープを使用
して、前記S−VHSフォーマットの信号形態による映
像信号を記録するS−VHS記録モードと、前記VHS
テープを使用して、前記S−VHSフォーマットの信号
形態による映像信号と同一の映像信号帯域を有する映像
信号を記録する高画質対応記録モードとを有する磁気記
録装置であり、 入力映像信号に含まれる高域成分を除去するローパスフ
ィルタと、 前記ローパスフィルタから出力される輝度信号の高域成
分を増幅する特性を有するプリエンファシスと、 前記プリエンファシスで高域成分を増幅した輝度信号の
ホワイトクリップレベルを調整するホワイトクリップ回
路と、 前記ホワイトクリップレベルの調整された輝度信号によ
り所定の搬送波をFM変調するFM変調回路と、 前記FM変調回路にて得られたFM変調輝度信号と低域
変換処理された色信号とを周波数多重する加算器と、 前記加算器から出力される周波数多重された記録信号を
テープ状記録媒体に記録する記録部とを備え、 前記高画質対応記録モードで記録を行う際には、 前記ローパスフィルタの高域遮断周波数を前記VHS記
録モード時よりも高く設定し、 前記VHS記録モード及びS−VHS記録モード時に同
一特性に設定される前記プリエンファシスの特性を、こ
れら各記録モード時に比して、少なくとも1MHz以上
の周波数成分の増幅量が減衰するよう設定すると共に、
その減衰量が高域になるに従って拡大するよう設定し、 更に、前記FM変調回路から出力されるFM変調輝度信
号の周波数偏移が前記 VHS記録モード時よりも大き
く、且つ前記S−VHS記録モード時と同一となるよう
設定するようにしたことを特徴とする磁気記録装置。 - 【請求項2】前記高画質対応記録モードで記録を行う際
には、前記FM変調回路から出力される前記FM変調輝
度信号の周波数偏移が、5.4MHzから7.0MHz
となるよう前記FM変調回路を制御するようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の磁気記録装置。 - 【請求項3】前記高画質対応記録モードで記録を行う際
には、前記加算器における前記FM変調輝度信号と前記
色信号との加算比率を、前記各信号の記録により発生す
る混変調歪が前記S−VHSフォーマットに規定される
範囲内に収まるよう設定するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の磁気記録装置。 - 【請求項4】前記高画質対応記録モードで記録を行う際
には、前記ホワイトクリップ回路におけるホワイトクリ
ップレベルを前記S−VHS記録モード時に比して低下
させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の磁気
記録装置。 - 【請求項5】前記高画質対応記録モードで記録を行う際
には、前記ホワイトクリップ回路におけるホワイトクリ
ップレベルを190%±10%に設定し、且つ前記FM
変調回路の出力する前記FM変調輝度信号の周波数偏移
を5.4MHzから7.0MHzに設定するようにした
ことを特徴とする請求項4記載の磁気記録装置。 - 【請求項6】前記VHSテープを使用して映像信号を記
録する際に、前記VHSテープのテープ特性を検出する
テープ特性検出手段を更に備え、 前記テープ特性検出手段による検出結果に基づき、前記
VHS記録モードで記録を行うか、又は前記高画質対応
記録モードで記録を行うかを決定するようにしたことを
特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の磁気記録
装置。 - 【請求項7】前記テープ特性検出手段は、テスト信号を
発生するための手段を備え、 前記テープ状記録媒体に記録し、再生される前記テスト
信号の再生レベルに応じて、前記VHS記録モードで記
録を行うか、又は前記高画質対応記録モードで記録を行
うかを決定するようにしたことを特徴とする請求項6記
載の磁気記録装置。 - 【請求項8】前記高画質対応記録モードで記録を行う際
に、前記記録部が記録する前記記録信号の記録レベルを
前記テスト信号の前記テープ状記録媒体への記録レベル
と同一にしたことを特徴とする請求項7記載の磁気記録
装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02396898A JP3209416B2 (ja) | 1997-09-24 | 1998-01-21 | 磁気記録装置 |
US09/158,083 US6519409B1 (en) | 1997-09-24 | 1998-09-22 | Apparatus for recording a high quality signal |
KR1019980039148A KR100326893B1 (ko) | 1997-09-24 | 1998-09-22 | 자기기록장치 |
DE69834374T DE69834374T2 (de) | 1997-09-24 | 1998-09-23 | Magnetische Aufnahmeanlage |
EP98118002A EP0905986B1 (en) | 1997-09-24 | 1998-09-23 | Magnetic recording apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27645697 | 1997-09-24 | ||
JP9-276456 | 1997-09-24 | ||
JP02396898A JP3209416B2 (ja) | 1997-09-24 | 1998-01-21 | 磁気記録装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001104555A Division JP3381913B2 (ja) | 1997-09-24 | 2001-04-03 | 映像音声信号記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11164252A JPH11164252A (ja) | 1999-06-18 |
JP3209416B2 true JP3209416B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=26361418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02396898A Expired - Lifetime JP3209416B2 (ja) | 1997-09-24 | 1998-01-21 | 磁気記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3209416B2 (ja) |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP02396898A patent/JP3209416B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11164252A (ja) | 1999-06-18 |
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