JPS61237265A - 信号記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ＦＭ変調された音声信号を、映像信号に周波
数多重して記録する信号記録装置に関するものである。

〔従来技術の説明〕

一般に、第１図（ａ）に示す如き複数種の情報信号（α
、β、γ、δ信号）の記録時に於て、これらの信号のＳ
／Ｎ比を極力劣化させずに記録するには各情報信号の記
録帯域幅を極力広くとる必要がある。しかしながら、記
録媒体、ヘッド等を含む記録再生系回路に於て記録可能
な周波数帯域が十分に広くはとれない場合、前述した如
く各情報信号の記録帯域幅を極力広くとれば、これらの
記録帯域が第１図（Ｌ）に示す如く互いに接近して、干
渉を受は易い状態となる。この時２つの情報間に於ける
干渉について考察すると、一方の信号の記録レベルが他
方のそれに比べて十分小さければ、記録レベルの大きい
方の信号は他方からの干渉を受は難い、一方記録レベル
の小さい方の信号はその逆に他方からの干渉を受は難い
ものである。

この様な問題の解決法として、従来、以下に記する如き
手法が考えられている０例えば再生系に於てα信号を分
離する際、第１図（ｂ）に示す周波数特性を有するトラ
ップ回路を設け、ローパスフィルタ（ＬＰＦ）だけでは
除去しきれないβ信号を取り除く手法がある。この様に
構成することでβ信号のα信号に対する干渉を小さくす
ることができるが、これに伴ない第１図（ｂ）のｋに示
す部分の帯域に於るα信号の再生レベルまで小さくして
しまうことになる。また前記帯域に付近の、フィルタの
群遅延特性も不均一になり、α信号の劣化は避けること
ができなかった。

また、前出の如き干渉を少なくする他の手法としては、
各信号の記録レベルを各信号毎に異ならしめて記録する
手法がある。即ち第１図（Ｌ）に於る各信号の特質、変
調方法等を比較した場合、他の信号からの干渉を受は易
く、その干渉が目立ち易い信号の記録レベルを大きくし
、干渉を受は難い信号の記録レベルを小さくして記録し
ようというものである。

〔発明の解決しようとする問題点〕

しかし、記録再生時のＳ／Ｎ比を良好な状態に保ちなが
ら他の信号に対して干渉を及ぼす事がなくなるまで、信
号の記録レベルを小さくすることは困難であり、記録レ
ベルを小さくすることによって逆に他の信号からの妨害
を受は再生信号のＳ／Ｎ比が劣化してしまうことになる
。

例えば、映像信号と音声信号とを周波数多重して記録す
るＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）に於ては、最も影響
を受は難い被ＦＭ変調音声信号の記録レベルを低くして
いた。しかし記録レベルを小さくした音声信号は映像信
号からの影響を受は易くなるため再生音声信号のＳ／Ｎ
比が劣化してしまうという問題があった。

本発明は上述に代表される問題点に鑑みてなされたもの
で、周波数帯域が映像信号と接近していた場合に於ても
、音声信号の再生Ｓ／Ｎ比を劣化させることなく、かつ
映像信号に対して何らの悪影響も与えることなく、映像
信号に周波数多重して記録できる信号記録装置を提供す
ることを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

上述の問題点を解決するために本発明に於ては、被ＦＭ
変調輝度信号と、該ＦＭ変調輝度信号の低域に周波数変
換されたクロマ信号と、該低域変換クロマ信号と前記Ｆ
Ｍ変調輝度信号との間の帯域に配され、前記低域変換ク
ロマ信号の振幅に係わる振幅に制御された被ＦＭ変調音
声信号とを周波数多重して記録する様にしている。

〔作用〕

上述の構成をとることによって、被ＦＭ変調音声信号の
記録レベルは常に最適な記録レベルとなり、これに伴な
い低域変換クロマ信号に対して影響を与えない範囲で良
好な再生Ｓ／Ｎ比を得ることができる様になった。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例に係るＶＴＲの記録信号のス
ペクトラム分布を示すもので、Ｆ信号はトラッキングを
制御するためのコントロール信号、Ｃ信号は低域変換さ
れたクロマ信号、Ａ信号はＦＭ変調された音声信号、Ｙ
信号はＦＭ変調された輝度信号である。これら４種の信
号間で相互干渉を最も受は易いのはＡ信号とＣ信号であ
り、かつＣ信号はその位相にも色相情報が含まれている
ため、Ａ信号の記録レベルがＣ信号の記録レベルに対し
て大きすぎると、再生画面上にＡ信号によるビート、色
むら等が生じてしまう。

第３図は本発明の一実施例としてのＶＴＲの要部構成を
示す図であり、図中１は垂直水平混合同期信号（Ｃ−５
ｙｎｃ）から再生画面上のブランキング期間を検出する
ブランキング検出回路、２はこのブランキング期間検出
回路ｌからの信号に応じてＡ信号の信号レベルを制御す
る信号レベル制御回路、３は加算器で、レベル制御回路
２からのＡ信号とＹ信号とを混合している。４は増幅器
で。

この加算器３からの信号とＣ信号及びＦ信号を混合する
とともに増幅を行っている。５はこの増幅回路４からの
信号を磁気テープ等の記録媒体に記録するための記録ヘ
ッドである。

なお、Ｆ信号、Ｃ信号、Ａ信号およびＹ信号は、第２図
に示すような周波数帯域を有する。

次に作用を説明する。

今、ブランキング期間検出回路ｌが垂直、水平混合同期
信号（Ｃ−５ｙｎｃ）から、水平または垂直ブランキン
グ期間（第４図（＆）中ｄ）を検出し、このブランキン
グ期間に於て、Ａ信号レベル制御回路２はＣ信号とＡ信
号とが重畳される期間（第４図（ａ）中ｉ）に比べ、第
４図（ｂ）に示すようにＡ信号のレベルを大きくし、こ
の様にレベルを制御されたＡ信号を加算器３に供給する
。

そしてこのＡ信号は、増幅器４にて加算器３によりＹ信
号と混合されたＡ信号及びＦ信号と混合された後、増幅
され、記録ヘッド５を介して記録媒体に記録される。

この様にＣ信号が存在しない期間に於てはＣ信号はＡ信
号から影響を受けることがないためＡ信号の記録レベル
を大きくしており、一方Ｃ信号が存在しない期間に於て
はＡ信号の記録レベルを低下させているため、画面上に
ビートを生じることがない、一方、Ａ信号は可能な限り
大きな記録レベルで記録されることになるので情報信号
として劣化することがなくＳ／Ｎ比を高く保つことがで
きる。

第５図はこの発明の他の実施例としてのＶＴＲの要部構
成を示す図である。

図において、６はＣ信号の信号レベルを検出するＣ信号
レベル検出器で、前記Ａ信号レベル制御回路３を制御し
ている。即ちＣ信号の記録レベルが低い時はＡ信号の記
録レベルを低くする様に働くものである。これとは別に
前述の如きＣ信号の存在しない期間に於てはブランキン
グ期間検出回路１の出力に基づいてＡ信号の記録レベル
を大きくしている。

第６図は第５図のＶＴＲによるＡ信号及びＣ信号の記録
レベルを示す図であり、第６図より明らかな如く、第５
図に示す実施例によればＣ信号とＡ信号とを重畳する期
間のみならず、Ｃ信号の信号レベルが大きい期間もＡ信
号の記録レベルをでき得る限り大きくすることができ、
Ａ信号の再生Ｓ／Ｎ比を更に高くすることができる。

〔発明の効果〕

以上、説明した様に本発明によれば、周波数帯域が映像
信号と接近していた場合に於ても音声信号の再生Ｓ／Ｎ
比を劣化させることなく、かつ映像信号に対して何らの
悪影響も与えることなく。

映像信号に周波数多重して記録できる信号記録装置を得
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）はそれぞれ従来の周波数多重記録
について説明するための図、第２図は本発明の一実施例
に係るＶＴＲの記録信号のスペクトラム分布を示す図、
第３図は本発明の一実施例としてのＶＴＲの要部構成を
示す図、第４図は第３図のＶＴＲに於ける映像信号と音
声信号の記録レベルを示すタイミングチャート、第５図
は本発明の他の実施例としてのＶＴＲの要部構成を示す
図、第６図は第５図のＶＴＲに於けるクロマ信号と音声
信号の記録レベルを示すタイミングチャートである。１
はブランキング期間検出回路、２は音声信号レベル制御
回路、６はクロマ信号レベル検出器である。 第７図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被ＦＭ変調輝度信号と、該ＦＭ変調輝度信号の低域に周
   波数変換されたクロマ信号と、該低域変換クロマ信号と
   前記ＦＭ変調輝度信号との間の帯域に配され、前記低域
   変換クロマ信号の振幅に係わる振幅に制御された被ＦＭ
   変調音声信号とを周波数多重して記録する信号記録装置
   。