JPH06233317A - 映像再生装置 - Google Patents

映像再生装置

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JPH06233317A
JPH06233317A JP5016079A JP1607993A JPH06233317A JP H06233317 A JPH06233317 A JP H06233317A JP 5016079 A JP5016079 A JP 5016079A JP 1607993 A JP1607993 A JP 1607993A JP H06233317 A JPH06233317 A JP H06233317A
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JP
Japan
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signal
circuit
burst
envelope
chroma
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Katsuyoshi Yamahata
勝義 山畑
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ビデオテープから読み出した再生信号よりエ
ンベロープを取り出すヘッドアンプ/エンベロープ検波
器2と、再生信号中のバースト信号を増幅するバースト
アンプ回路16と、エンベロープの振幅に応じて制御電
圧を発生させ、バーストアンプ回路16の利得を自動制
御する電圧変換回路15が設けられている映像再生装
置。 【効果】 エンベロープ信号の振幅に応じてバースト信
号のレベルを自動制御できる。これにより、ビデオテー
プからの再生信号が弱くても、モニター画面上でクロマ
ノイズを目立たなくすることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープ再生装置
等の映像再生装置に係り、特にクロマバースト信号の自
動制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTR(ビデオテープレコーダー)の再
生系の一例を図4に示す。
【0003】ビデオテープから磁気ヘッド101でピッ
クアップされた再生信号は、ヘッドアンプ/エンベロー
プ検波器102で増幅される。
【0004】ヘッドアンプ/エンベロープ検波器102
からのFM(周波数変調)信号は、EQ(イコライザ
ー)回路103、FM復調器104、NOISE REDUCTION
(雑音低減回路)105、画質調整回路106を経て、
Y/C(輝度信号/クロマ信号)のMIX(混合)回路
114に入力される。
【0005】一方、ヘッドアンプ/エンベロープ検波器
102からのクロマ信号は、クロマアンプ107、AC
C(自動クロマ制御)回路108、カラーサブキャリア
への周波数変換回路109、バーストディエンファシス
回路110、くし形フィルター回路112、アンプ回路
113を経て、Y/CのMIX回路114に入力され
る。バーストディエンファシス回路110で使用される
バーストゲートパルスは、バーストゲートパルス発生回
路111で取り出される。
【0006】画質調整回路106からの輝度信号とアン
プ回路113からのクロマ信号は、Y/CのMIX回路
114で混合され、ビデオ信号としてモニター(図示さ
れていない)に出力される。
【0007】ヘッドアンプ/エンベロープ検波器102
からのエンベロープ信号は、電圧変換回路115に入力
され、制御電圧に変換される。この制御電圧に基づい
て、上記のEQ回路103、NOISE REDUCTION 105、
画質調整回路106が制御される。
【0008】例えば、エンベロープ信号のレベルが小さ
い場合、EQ回路103は4〜4.5MHzレンジの輝度
信号成分を強調するように制御され、NOISE REDUCTION
105は低周波数の輝度信号成分の雑音低減を行うよう
に制御され、画質調整回路106は輝度信号のエッジ部
等をあまり強調しないように、すなわち、1〜2MHz
レンジの輝度信号成分をあまり強調しないように、か
つ、3.5〜4MHzの輝度信号成分を低減させるように
制御される。
【0009】これにより、輝度信号のS/N(信号雑音
比)を改善できると共に、画像の「やぶけ」(白黒の反
転現象)を防止できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、ビデオテープからピックアップした再生信号
が弱い場合、モニター画面上でクロマノイズが目立って
しまうという問題点を有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像再生装
置は、上記の課題を解決するために、記録媒体から読み
出した再生信号よりエンベロープを取り出すエンベロー
プ検波器と、再生信号中のクロマバースト信号を増幅す
るバーストアンプ回路と、エンベロープの振幅に応じて
制御電圧を発生させ、バーストアンプ回路の利得を自動
制御する電圧変換回路が設けられていることを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、再生信号のエンベロープ
の振幅に応じてクロマバースト信号のレベルを自動制御
できる。これにより、記録媒体からの再生信号が弱くて
も、モニター画面上でクロマノイズを目立たなくするこ
とが可能となる。
【0013】例えば、再生信号が弱い場合、バーストア
ンプ回路の利得が通常より大きくなるように制御すれ
ば、クロマバースト信号のレベルに対して、クロマ信号
のレベルが相対的に小さくなる。したがって、モニター
の画面上では、色が薄くなり、視感上のクロマ信号のS
/Nを改善できる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0015】本実施例のVTRの再生系(映像再生装
置)は、図1に示すように、ビデオテープ(記録媒体)
から再生信号をピックアップする磁気ヘッド1と、再生
信号からFM信号、クロマ信号、エンベロープ信号を取
り出すヘッドアンプ/エンベロープ検波器2とを備えて
いる。ここで、再生信号とは、周波数変調した輝度信号
に低域変換したクロマ信号を重畳させた信号である。
【0016】さらに、本実施例のVTRの再生系は、輝
度信号処理系と、クロマ信号処理系と、自動制御系とを
備えている。
【0017】輝度信号処理系は、EQ(イコライザー)
回路3、FM復調器4、NOISE REDUCTION (雑音低減回
路)5、画質調整回路6から構成されている。
【0018】クロマ信号処理系は、クロマアンプ7、A
CC(自動クロマ制御)回路8、カラーサブキャリアへ
の周波数変換回路9、バーストディエンファシス回路1
0、くし形フィルター回路12、アンプ回路13、バー
ストアンプ回路16から構成されている。バーストディ
エンファシス回路10およびバーストアンプ回路16で
使用されるバーストゲートパルスは、バーストゲートパ
ルス発生回路11で取り出される。
【0019】自動制御系は、ヘッドアンプ/エンベロー
プ検波器2からのエンベロープ信号のレベルに応じて制
御電圧を発生する電圧変換回路5から構成されており、
上記輝度信号処理系のEQ回路3、NOISE REDUCTION
5、画質調整回路6と、上記クロマ信号処理系のバース
トアンプ回路16とを制御するようになっている。
【0020】さらに、VTRの再生系は、画質調整回路
6からの輝度信号と、バーストアンプ回路16からのク
ロマ信号を混合し、ビデオ信号としてモニター(図示さ
れていない)に出力するY/C(輝度信号/クロマ信
号)のMIX(混合)回路14を備えている。
【0021】上記の構成において、再生信号が弱い場
合、つまり、エンベロープ信号のレベルが小さい場合、
EQ回路3は4〜4.5MHzレンジの輝度信号成分を強
調するように制御され、NOISE REDUCTION 5は低周波数
の輝度信号成分の雑音低減を行うように制御され、画質
調整回路6は輝度信号のエッジ部等をあまり強調しない
ように、すなわち、1〜2MHzレンジの輝度信号成分
をあまり強調しないように、かつ、3.5〜4MHzの輝
度信号成分を低減させるように制御される。
【0022】これにより、輝度信号のS/N(信号雑音
比)を改善できると共に、画像の「やぶけ」(白黒の反
転現象)を防止できる。
【0023】さらに、本実施例のVTRの再生系では、
再生信号が弱い場合、バーストアンプ回路16は、バー
スト信号(クロマバースト信号)をより増幅するように
制御される。
【0024】これにより、バースト信号のレベルが通常
より大きくなる。つまり、バースト信号のレベルに対し
て、クロマ信号のレベルが相対的に小さくなる。したが
って、モニターの画面上では、色が薄くなり、視感上の
クロマ信号のS/Nを改善できる。
【0025】再生信号が強い場合、つまり、エンベロー
プ信号のレベルが大きい場合、EQ回路3、NOISE REDU
CTION 5、画質調整回路6は、上記の再生信号が弱い場
合の制御とは逆の制御が行われる。
【0026】これにより、輝度信号のS/Nは高く、輪
郭を強調した高画質の画像を得ることができる。
【0027】さらに、本実施例のVTRの再生系では、
再生信号が強い場合、バーストアンプ回路16は、バー
スト信号が通常レベルになるように制御される。
【0028】これにより、モニターの画面上では、再生
信号が弱い場合と比較して、色が濃くなり、視感上のク
ロマ信号のS/Nが高く、あざやかな画像を得ることが
できる。
【0029】上記のバーストアンプ回路16は、具体的
には例えば、図2に示すように、バースト信号を増幅す
るトランジスターTr2 、バーストゲートパルスによりス
イッチングするトランジスターTr3 、電圧変換回路15
の制御電圧に応じてトランジスターTr2 のゲインを変え
る電圧可変抵抗器R3 等から構成されている。
【0030】くし形フィルター回路12で減衰したクロ
マ信号は、トランジスターTr1 からなるアンプ回路13
で増幅された後、バーストアンプ回路16のトランジス
ターTr2 のベースに入力される。
【0031】再生信号が弱い場合、電圧可変抵抗器R3
に印加される制御電圧は低くなる。
【0032】このため、電圧可変抵抗器R3 の抵抗値が
小さくなる。これにより、トランジスターTr2 のバイア
スが下がるので、トランジスターTr2 のゲインが増大す
る。したがって、バースト信号のレベルが増大する。
【0033】一方、再生信号が強い場合、電圧可変抵抗
器R3 に印加される制御電圧は高くなる。このため、電
圧可変抵抗器R3 の抵抗値が大きくなる。これにより、
トランジスターTr2 のバイアスが上がるので、トランジ
スターTr2 のゲインが減少する。したがって、バースト
信号のレベルが減少する。なお、このときのバースト信
号のレベルが通常レベルとなるように、電圧可変抵抗器
3 の抵抗値は制御されている。
【0034】上記の電圧変換回路15は、具体的には例
えば、図3に示すように、4つのトランジスターで構成
される。初段のトランジスターのベース電圧を可変抵抗
器VRで変えることにより、エンベロープ信号のDC
(直流)レベルを調整することが可能である。
【0035】以上の実施例では、バーストゲートパルス
発生回路11によってバーストゲートパルスを発生させ
たが、水平同期信号を分離し、これをインダクターおよ
びコンデンサーによって遅延させたパルスをバーストゲ
ートパルスとして使用してもよい。
【0036】本発明に対応するVTRの再生系は、ビデ
オテープから読み出した再生信号よりエンベロープを取
り出すヘッドアンプ/エンベロープ検波器2と、再生信
号中のバースト信号を増幅するバーストアンプ回路16
と、エンベロープの振幅に応じて制御電圧を発生させ、
バーストアンプ回路16の利得を自動制御する電圧変換
回路15が設けられている。
【0037】したがって、エンベロープ信号の振幅に応
じてバースト信号のレベルを自動制御できる。これによ
り、ビデオテープからの再生信号が弱くても、モニター
画面上でクロマノイズを目立たなくすることが可能とな
る。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る映像再生装置は、以上のよ
うに、記録媒体から読み出した再生信号よりエンベロー
プを取り出すエンベロープ検波器と、再生信号中のクロ
マバースト信号を増幅するバーストアンプ回路と、エン
ベロープの振幅に応じて制御電圧を発生させ、バースト
アンプ回路の利得を自動制御する電圧変換回路が設けら
れているので、エンベロープの振幅に応じてクロマバー
スト信号のレベルを自動制御できる。これにより、記録
媒体からの再生信号が弱くても、モニター画面上でクロ
マノイズを目立たなくすることが可能となるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すものであり、VTRの再
生系の概略のブロック図である。
【図2】図1のバーストアンプ回路の具体例を示す回路
図である。
【図3】図1の電圧変換回路の具体例を示す回路図であ
る。
【図4】従来のVTRの再生系の概略のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 ヘッドアンプ/エンベロープ検波器 15 電圧変換回路 16 バーストアンプ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から読み出した再生信号よりエン
    ベロープを取り出すエンベロープ検波器と、再生信号中
    のクロマバースト信号を増幅するバーストアンプ回路
    と、エンベロープの振幅に応じて制御電圧を発生させ、
    バーストアンプ回路の利得を自動制御する電圧変換回路
    が設けられていることを特徴とする映像再生装置。
JP05016079A 1993-02-03 1993-02-03 映像再生装置 Expired - Lifetime JP3089127B2 (ja)

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