JPH03228046A - 赤外吸収染料を有し経時安定性に優れる写真材料 - Google Patents

赤外吸収染料を有し経時安定性に優れる写真材料

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JPH03228046A
JPH03228046A JP13902390A JP13902390A JPH03228046A JP H03228046 A JPH03228046 A JP H03228046A JP 13902390 A JP13902390 A JP 13902390A JP 13902390 A JP13902390 A JP 13902390A JP H03228046 A JPH03228046 A JP H03228046A
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Haruhiko Sakuma
晴彦 佐久間
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真材料に関し、更に詳しくは、赤外吸収染
料を有すとともに、経時安定性に優れる写真材料を提供
するものである。
〔発明の背景] 写真材料を扱う場合、例えば自動的に扱う場合にあって
は、写真材料の存在の検出が必要となることがある。
従来より、写真材料例えばX線撮影用感光材料の自動搬
送装置、デーライト機器、自動現像機における写真フィ
ルム検出用、あるいは印刷製版用感光材料のフィルム検
出用に、赤外線が用いられている。
特に従来のX線感光材料は一般にその塗布銀量が4.0
〜9.0g/nfであり、この程度の銀量であると赤外
線が透過しないので、いずれの種類のX線感光材料につ
いても、一般にその検出は容易であった。
ところが近年、各種写真材料、特に例えばX線写真感光
材料では、省銀が進むとともに、更にハロゲン化銀粒子
の小粒子化や、粒子の厚みの極端に薄いハロゲン化銀粒
子を用いることが多くなって来ている。このようなもの
においては、赤外線の透過度が非常に高くなり、赤外線
で検出する場合に、写真材料が有っても、無しと判断し
てしまう。このため、機器が作動しなかったり、誤作動
するなどの問題が生じてきた。
特にハロゲン化銀粒子の厚みが0.5μm以下で、しか
も塗布銀量が4.0g/nf未満の写真材料のときにこ
の問題は著しい。
上記問題を解決するため、ある種の赤外吸収染料を適度
な量添加し赤外線センサーの検出性を高めることが特開
平1−75568号公報に記載されているが、ここに記
載の赤外吸収染料を用いた写真材料は、経時の安定性が
あまり良好でない欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、銀量等に拘らず赤外線センサーの検出
性が高く、例えば、銀量が少なく小粒子のハロゲン化銀
粒子を用いた感光材料についても赤外線センサーによる
検出性が高く、また非銀塩写真材料についても、赤外線
センサーによる検出を可能とし、しかも経時安定性が良
好な写真材料を提供できる技術を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、支持体の少なくともいずれかの側
に感光性物質を有する写真材料において、支持体の少な
くともいずれか一方の側に赤外吸収染料と、−C式(I
A)(後記詳述)で表される繰り返し単位を有する水溶
性ポリマーとを有することを特徴とする写真材料によっ
て、達成される。
本発明の写真材料は、支持体の少なくともいずれかの側
に感光性物質を有するものであり、支持体の片側に感光
性物質を有する片面感光材料でもよく、支持体の両側に
感光性物質を有する両面感光材料であってもよい。
本発明において、感光性物質としては、適宜の波長の光
(可視光線のみならず、それ以外の光も含む)に感光す
る任意の物質を用いることができ、所望の構成に応じて
、例えば感光性ハロゲン化銀粒子(ないし該粒子を含む
ハロゲン化銀乳剤)ジアゾ化合物、アジド化合物、感光
性重合体その他任意のものを使用することができる。
また、本発明の写真材料は、支持体の少なくともいずれ
か一方の側に赤外吸収染料と、一般式〔IA〕で表され
る水溶性ポリマーとを有する。
これらは支持体の片側に存在するのでも、両側に存在す
るのでもよい。これらは、上記感光性物質を有する側と
同じ側に存在するのでもそうでなくてもよく、支持体の
少なくともいずれか一方の側に独立に存在できる。
以下本発明について、更に詳述する。
まず、本発明において用いる水溶性ポリマーについて説
明する。
本発明において、水溶性ポリマーとは、必ずしも水に対
する溶解度が大きいことは要さないが、水に対しての熔
解性のあるものをいう。
例えば、20°Cにおける水100gに対し、0.05
g程度以上溶解すればよく、好ましくは0.1g以上熔
解するものである。用いる水溶性ポリマーは、現像液や
定着液への溶解度が高い程好ましく、その溶解度が現像
液100gに対して、0.05g以上溶解するものが好
ましく、より好ましくは0.5g以上溶解するものがよ
く、特に好ましいのは1g以上溶解するものである。
水溶性ポリマーは、天然のものでも、合成のものでもよ
いが、下記−儀式(IA)で表される繰り返し単位を有
することを要する。
好ましいものは、とくにポリマー1分子中に一般式CI
A)で表される繰り返し単位を10〜100モル%含む
ものである。
なお、この水溶性ポリマーは、公知の化合物で、例えば
、西独特徴出願(OL S ) 2,312.708号
、米国特徴3,620,751号、同3,879.20
5号、特公昭43−7561号などに記載の合成法また
はそれに準じた方法により得られる。
一般式(IA) RZ   R1 ]   ( +C−C+ Y   (L)p (J)Q Q 式中、R1及びR2は同じでも異なってもよくそれぞれ
水素原子、アルキル基、好ましくは炭素原子数1〜4の
アルキル基(置換基を有するものも含む。例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基等、及びこれらに
置換基が付したもの等)ハロゲン原子、または−CH2
COOM’を表す。
Lは−CONH−−−NHCO−−COO−−OCO−
−CO,−−−3O2−−NH3O2SO□NH−また
は−〇−を表す。
Jはアルキレン基、好ましくは炭素原子数1〜10のア
ルキレン基(置換基を有するものも含む、例えばメチレ
ン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、ブ
チレン基、ヘキシレン基等、及びこれらに置換基が付し
たもの等)、アリーレン基(置換基を有するものも含む
。例えばフェニレン基等及びこれに置換基が付したもの
等)、アラルキレン基(置換基を有するものも含む。例
えばH nは0〜4の整数を表す。)を表す。
またQは、水素原子或いは 水素原子またはR3を表し、ここでMl 、 M 2は
水素原子またはカチオン基を表し、R9は炭素原子数1
〜4のアルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基等またはこれらに置換基が付したもの)
を表し、R3、R4、R5,R&、R7及びRsは水素
原子、炭素原子数1〜20のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、デ
シル基、ヘキサデシル基等またこれらに置換基が付した
もの)、アルケニル基(例えばビニル基、アリール基等
またはこれらに置換基が付したもの)、フェニル基(例
えばフェニル基、メトキシフェニル基、クロロフェニル
基等またはこれらに置換基が付したもの)、アラルキル
基(例えばヘンシル基等またはこれらに置換基が付した
もの)を表し、Xはアニオンを表し、またp及びqはそ
れぞれ0または1を表す。特にアクリルアミドまたはメ
タアクリルアミドを含有するポリマーが好ましい。
Yは水素原子または+L)、(J)、Qを表す。
一般式〔IA〕で表される単位を構成する合成水溶性七
ツマ−は、エチレン性不飽和モノマーと共重合させるこ
とができる。共重合可能なエチレン性不飽和モノマーの
例は、スチレン、アルキルスチレン、ヒドロキシアルキ
ルスチレン(アルキル基は炭素数1〜4までのもの例え
ばメチル、エチル、ブチル等が好ましい)、ビニルベン
ゼンスルホン酸及びその塩、α−メチルスチレン、4ビ
ニルピリジン、N−ビニルピロリドン、脂肪族酸のモノ
エチレン性不飽和エステル(例えば酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル等)、エチレン性不飽和のモノカルボン酸
もしくはジカルボン酸及びその塩(例えばアクリル酸、
メタクリル酸)、無水マレイン酸、エチレン性不飽和の
モルカルボン酸もしくはジカルボン酸のニス−チル(例
えばn −ブチルアクリレート、N、N−ジエチルアミ
ノエチルメタクリレート、N、N−ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート)、エチレン性不飽和のモルカルボン
酸もしくはカルボン酸のアミド(例えば、アクリルアミ
ド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸ソーダ、N、N−ジメチル−N’−メタクリロイルプ
ロパンジアミンアセテートベタイン)などである。
本発明において用いる水溶性ポリマーとしては、分子構
造中に例えばノニオン性基を有するもの、アニオン性基
を有するもの、ノニオン性基とアニオン性基とをともに
有するものがある。ここでノニオン性基としては、例え
ばエーテル基、エチレンオキサイド基、ヒドロキシ基等
がある。アニオン性基としては、例えばスルホン酸基あ
るいはその塩、カルボン酸基あるいはその塩、リン酸基
あるいはその塩等がある。
水溶性ポリマーは、ホモポリマーでもよ(、コポリマー
でもよい。コポリマーは、部分的に疎水性の単量体との
コポリマーであっても、ポリマー自体が水溶性であれば
よい。
次に一般式CIA)の繰り返し単位を有する合成水溶性
ポリマーの具体的化合物を例示するが、勿論これに限ら
れない。なお化学式内の力・ノコの添数字はモノマー組
成のモル%、化学式の右下にカッコ書きした数値は、数
平均分子量Mnである。
C00CI(ZC820H ( 11、000 ) −(CL h−T−r ( 8,000 A−18 SO,Na ( 但し、 nI : nz=50モル%:50モル%、 Mn=約10,000 ) A−19 ) ( 但し、 n、:n、=75モル%:25モル%、Mn=約20,
000 ) (8,000) ( 11,000”) A 22 ( 9,000 ) A 3 ( 11、500 ) A 4 上記水溶性ポリマーを用いる場合、 好ましくは その分子量は 1.000〜ioo、oo。
より好ましくは 2.000〜50,000のものを使用する。
上記のうち、本発明に特に好ましく用いられるポリマー
としては、例示1−3.1−8.1−14などを挙げる
ことができる。
本発明において水溶性ポリマーは、感光材料中にその総
重量の3%以上含有されることが好ましく、より好まし
くは5%以上、30%以下で含有されるのがよい。
次に本発明の写真材料に用いる赤外吸収染料について述
べる。赤外吸収染料としては、700〜1200nlT
lの、波長域、より好ましくは750〜1000nI1
1の波長域の光を吸収する染料が好ましく用いられる。
本発明の好ましい実施態様において用いられる染料とし
ては、親水性基を有したトリカルボシアニン類、インド
アニリン類などの水溶性染料が挙げられる。
更にまた、金属錯塩型染料も本発明に好ましく用いられ
、例えば鉄キレート型、ジチオラートニッケル型染料を
挙げることができる。
上記染料は、公知の化合物で、例えば特開昭62123
454号、EP−251、282号、同288.076
号、DP−1゜152.609号、特開昭50−100
166号、同62−3250号、同61−70503号
、同61−32003号、同61−11704号、同6
1−80106号、特開平1−75568号、同1−7
4272号、同1−75491号、同1−267534
号、同1−267535号などの公報記載の方法または
それに準じて合成することができる。
これら染料は、本発明の写真材料の少なくともいずれか
の側の構成層中に含有されていればよく、いずれかの1
層または2層以上に任意に添加してよい。例えば感光層
としてハロゲン化銀乳剤層を有する場合績ハロゲン化銀
乳剤層、もしくは感光層を保護する保護層、或いは中間
層などのハロゲン化銀乳剤層に隣接した親水性コロイド
層、或いは感光層と逆の側に設けられるバッキング層及
び/またはバッキング保護層などいずれの層に添加して
もよい。
ハロゲン化銀写真感光材料とする場合、より好ましくは
非乳剤層であり、光源に対し乳剤層より遠い層がより好
ましい。
添加量は、染料の種類、使用する乳剤条件によって一様
ではないが、写真材料1nf当たり好ましくは10〜1
000■/11fで、より好ましくは30〜600■/
イである。
添加方法としては、水または親水性有機溶媒(例えばメ
タノール、エタノールなど)に溶解したものを、添加す
べき層を構成するための液に加えるようにすることがで
きる。例えばハロゲン化銀写真感光材料について、その
ハロゲン化銀乳剤層に添加する場合には、化学熟成後か
ら塗布工程前の時期にハロゲン化銀乳剤に添加するのが
好ましい。
本発明に用いることができる赤外吸収染料の好ましい具
体的化合物としては、例えば次の一般式[1]で表され
る化合物を挙げることができる。
−儀式CI) 式中、R1、Rzは同しかまたは異なってもよい置換も
しくは無置換のアルキル基を表し、Q l。
Q2はそれぞれ置換基を有していてもよいベンゾ縮合環
またはナフト縮合環を表す。但し、上記のR1’、R2
’及びQ’ 、Q”は、色素分子として少な(とも3個
以上のスルホン酸基またはカルボン酸基を置換した基を
表す。Lは置換もしくは無置換のメチン基を表す。Xは
アニオンを表す。nは1または2の整数を表す。
式中、R”、  R”は互いに異なっていてもよく、置
換もしくは無置換のアルキル基を表し、Q’及びQ2は
それぞれ置換もしくは無置換のベンゾ縮合環またはナフ
ト縮合環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。但
し、R”、R”及びQ’Q2で表される基はこれらのう
ち少なくとも3個、より好ましくは4個〜6個は酸置換
基(例えばスルホン酸基またはカルボン酸基)を有し、
特に好ましくは染料分子が4個〜6個のスルホン酸基を
有することを可能にする基を表す。
ここでスルホン酸基とはスルホ基またはその塩を、また
カルボン酸基とはカルボキシル基またはその塩を、それ
ぞれ意味する。塩の例としては、Na、に等のアルカリ
金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ピリジン等の有機アンモニウム塩を挙げるこ
とができる。
Lは置換もしくは無置換のメチン基を表し、Xはアニオ
ンを表すが、Xで表されるアニオンの具体例としては、
例えば、ハロゲンイオン(C!、Brなど)、p−トル
エンスルホン酸イオン、エチル硫酸イオンなどを挙げる
ことができる。
nは1または2を表し、染料が分子内塩を形成するとき
は1である。
R”  R”で表されるアルキル基は好ましくは炭素数
1〜5の低級アルキル基(例えばメチル基、エチル基、
n−プロピル基、n−ブチル基、イソプロピル基、n−
ペンチル基など)であり、置換基(例えばスルホン酸基
、カルボン酸基、水酸基など)を有していてもよい。更
に好ましくは、R1及びR2/はスルホン酸基を有する
炭素数1〜5の低級アルキル基(例えば2−スルホエチ
ル基、3スルホプロピル基、4−スルホブチル基など)
であることがよい。
Q’ 、Q”で表される非金属原子群によって形成され
るベンゾ縮合環またはナフト縮合環の置換基としてはス
ルホン酸基、カルボン酸基、水酸基、ハロゲン原子(例
えばF、C1,Brなと)、シアノ基、置換アミノ基(
例えばジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、エチル−
4−スルホブチルアミノ基、ジ(3−スルホプロピル)
アミノ基など)、または直接もしくは2価の連結基を介
して環に縮合した置換もしくは無置換の炭素数1〜5の
アルキル基(例えばメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基など(置換基としてはスルホン酸基、カルボン
酸基、水酸基などが好ましい))などを表し、2価の連
結基は例えば −0−、−NHCO−−NH30□−、
−NHCOO−、−NHCONH−、−COO−co−
、−So、−などが好ましい。
Lで表されるメチン基の置換基としては、炭素数1〜5
の置換もしくは無置換の低級アルキル基(例えばメチル
基、エチル基、3−ヒドロキシプロピル基、ベンジル基
、2−スルホエチル基など)、ハロゲン原子(例えばF
、C1,Brなど)、置換もしくは無置換のアリール基
(例えばフェニル、4−クロルフェニル基など)、低級
アルコキシ基(例えばメトキシ基、ニドキシ基など)等
が好ましい。またLで表されるメチン基の置換基同士が
結合して3つのメチン基を含む6員環(例えば4゜4−
ジメチルシクロヘキセン環)を形成していてもよい。
一般式〔I〕で表される染料は、吸収種火が波長730
〜850nmの範囲にあり、ジャーナル・オブ・ザ・ケ
ミカル・ソサイエティ(J、Chem、Soc、 18
9(1933)や米国特徴2.895.955号を参考
にして合成することができる。
また、本発明に用いることができる赤外吸収染料の他の
好ましい具体例として、次の一般式(ff3〜[IV)
で表されるものを挙げることができる。
式中、R4144!は同じであっても異なっていてもよ
く、水素原子、または置換もしくは無置換のアルキル基
を表し、R41とR4gとが互いに結合し芳香環を形成
していてもよい。
R43は水素原子、ハロゲン原子置換もしくは無置換の
アルキル基または置換もしくは無置換のアルコキシ基を
表す。
R44、R4Sは同じであっても異なっていてもよく、
置換もしくは無置換のアルキル基、またはR44とR4
sが互いに連結して5員または6員環を形成するのに必
要な非金属原子群を表す。
Qは該カルボニル基の炭素原子と窒素原子で結合し、か
つ4級窒素原子を有する5または6員の複素環を含む1
価の基を表す。
mは1〜3の整数を表す。
一般式(I[[] 式中、R”〜R5Sはハロゲン、水素原子、直接もしく
は2価の連結基を介して間接的にベンゼン環上の炭素原
子に結合するアルキル基、アリール基、シクロアルキル
基、複素環基を示し、これらは同じでも異なっていても
よ(、また、これらのうち隣りあった置換基は結合して
環(縮合環を含む)を形成してもよく、R5&、R5?
はアルキル基、アリール基を示し、これらは同じでも異
なっていてもよく、またRsb、R57は結合して環(
縮合環を含む)を形成してもよく、R5a、 R59は
水素原子、アルキル基、アリール基、シアノ基を示し、
これらは、それぞれ同じでも異なっていてもよく、RS
sとR59は結合して環を形成していてもよい。
−儀式(IV) 式中、Rj+ l、 R64は置換または無置換のアル
キル基または置換または無置換のフェニル基を示し、こ
れらは同じでも異なっていてもよく、nは2または3を
示す。
本発明において、染料は、使用目的によって異なるが、
ゼラチンをバインダーとする場合一般に好ましくは塗布
液中のゼラチン1g当たり0.1■〜200■、特に好
ましくは10mg〜100■で用いられる。
使用に際しては、親水性溶媒(例えばメタノール、エタ
ノールなど)或いは水に溶解して、支持体の少なくとも
いずれかの側を構成する塗布液に添加して用いることが
できる。
以下、−i式(1)〜(rV)で表される染料の具体的
化合物例、及びその他本発明に好ましく用いることがで
きる染料の具体的化合物例を示す。
例示の(IJ−1〜24は一般式〔IJで表される化合
物の例、(II>2〜6は一般式(II)で表される化
合物の例、(III) −1〜10は一般式(III)
で表される化合物の例、CIV) −1〜5は一般式(
IV)で表される化合物の例、(lIa)−1及びCV
)−1は、上記−儀式で表されるものではないが、好ま
しく用いることができるものの例である。但し当然のこ
とではあるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
イで− (1) (+) (1)−3 so、e 50sに (1)  −4 (1) (1) −6 (1)  −7 CI) [1) SO1θ SO,K (1)−10 (1) 1 (に0sSCHiCHtCH*)オN8※ ※/N(C)lzcHzcHzsOsK)g[1) 2 〔+) 3 (+)−14 (1)−15 (13−16 〔1〕 17 [1) 8 [1〕 9 (CL)s S(he (GHz)s 03K [1]−20 (CH2)4 03e (I 〕 1 (CHz)− 03e (CH2)4 03K (CL)a 03K (1) 2 〔1] 3 (1) 4 (Ila:1 K(CzHs)z (II)−4 (II) 。H,ノ\(CHz) 3SO3K (n) 6 (III)−1 ([[] =3 (I[I) 4 (III) + 11−L+4tl* [[1) 6 (I[[) H3 H3 (I[r] 9 ([13 0 〔■] (IV) n −C4tl ? (IV) [IV) (IV) 5 (V)−1 また、次に示す一般式(Vl)で表される化合物も、本
発明に用いる赤外吸収染料として好ましいものである。
一般式 () 式中、(A)は金属錯体を中性にするのに必要な陽イオ
ンを表し、mは1または2を表す。Mはニッケル、コバ
ルト、銅、白金、またはパラジウムを表す、Zは5員環
または6員環を形成するのに必要な非金属原子群を表す
一般式(Vl)で表される化合物の中でも、下記−儀式
〔■−イ〕、〔■−ロ〕、〔■−ハ〕で表される化合物
が好ましい。
一般式〔■−イ〕 一般式〔■−ロ〕 一般式 %式% 式中、R目〜R11は、水素原子、ハロゲン原子、また
は直接もしくは2価の連結基を介してベンゼン環に結合
したアルキル基もしくはアリール基を表し、これらは互
いに同一でも異なっていてもよい。
上記−儀式(Vl)、  (Vl−イ〕〜〔■−ハ〕に
おいて、(A)で表される陽イオンは、例え、ば、無機
酸イオンまたは有機酸イオンをとることができる。
無機陽イオンとしては、アルカリ金属(例えば、Li、
Na、になど)、アルカリ土類金属(Mg、Ca、Ba
など)や、また、NHl等を挙げることができる。
有機陽イオンとしては、第四級アンモニウムイオン、第
四級ホスホニウムイオン等を挙げることができる。
上記陽イオンの中で好ましいものは、下記の一般式〔■
−a〕、〔■−b〕、〔■−C]、〔■−d)または〔
■−e〕で表される陽イオンである。
一般式〔■−a〕 一般式〔■−e〕 上記各式中、Rt+、R”、R13、R24、RzsR
z&、Rit、Ris、 RZ9、R”、R”及びR3
1は、それぞれ炭素数1ないし20のアルキル基(置換
基を有するものを含む)、または炭素数6ないし14の
了り−ル基(置換基を有するものを含む)を表し、Zl
及びZ2は、各式中の窒素またはリン原子と結合して5
員または6員環を形成する非金属原子群を表す。
上記R21〜R0が表す炭素数1ないし20のアルキル
基としては、例えばメチル基、エチル基、nブチル基、
1so−アミル基、n−ドデシル基、n−オクタデシル
基などを挙げることができる。
同しく炭素数6ないし14のアリール基としては、例え
ばフェニル基、トリル基、α−ナフチル基などを挙げる
ことができる。
これらのアルキル基または了り−ル基は、シアノ基、水
酸基、炭素数1ないし20のアルキル基(例えばメチル
基、エチル基、n−ブチル基、nオクチル基など)、炭
素数6ないし14のアリール基(例えば、フェニル基、
トリル基、α−ナフチル基など)、炭素数2ないし20
のアシルオキシ基(例えばアセトキシ基、ベンゾイルオ
キシ基またはp−メトキシベンゾイルオキシ基など)、
炭素数1ないし6のアルコキシ基(例えばメトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基など)、アリー
ロキシ基(例えば、フェノキシ基、トリロキシ基など)
、アラルキル基(例えば、ヘンシル基、フェネチル基ま
たはフェニル基など)、アルコキシカルボニル基(例え
ば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n
−ブトキシカルボニル基など)、アリーロキシカルボニ
ル基(例えば、フェノキシカルボニル基、トリロキシカ
ルボニル基など)、アシル基(例えば、アセチル基、ヘ
ンヅイル基など)、アシルアミノ基(例えば、アセチル
アミノ基、ベンゾイルアミノ基など)、カルバモイル基
(例えば、N−エチルカルバモイル基、N−フェニルカ
ルバモイル基など)、アルキルスルホニルアミノ基(例
えば、メチルスルホニルアミノ基、フェニルスルホニル
アミノ基など)、スルファモイル基(例えば、N−エチ
ルスルファモイル基、N−フェニルスルファモイル基な
ど)、スルホニル基(例えば、メシル基、トシル基など
)などの置換基を有していてもよい。
またZl及びZ2は、上記のとおり5員環または6員環
を形成するのに必要な非金属原子群を表すが、これらの
5員環もしくは6員環としては、ピリジン環、イミダゾ
ール環、ピロール環、2−ビロリン環、ピロリジン環、
ピペリジン環、ピラゾール環、ピラゾリン環、イミダシ
リン環などを挙げることができる。
−II式〔■−b〕で表される陽イオンとしては、例え
ばドデシルピリジニウム基、ヘキサデシルピリジニウム
基、ドデシルイミダゾリウム基などを挙げることができ
る。
一般式[■−C]で表される陽イオンとしては、例えば
N−エチル−N−ヘキサデシルピペリジニウム基、N−
エチル−N−ドデシルピラゾリジニウム基などを挙げる
ことができる。
上記−儀式〔■−a〕〜〔■−e〕で表される陽インオ
ンの中で、特に好ましいのは、製造原料の入手し易さ、
製造コストの点で、−儀式〔■a〕、〔■−b〕、〔■
−d〕及び〔■−e〕で表されるものである。
陽イオン(A)の種類は、−儀式(Vl)で表される化
合物の有機溶媒に対する溶解性に影響を及ぼす。
一般に、第四級へテロ原子に結合する置換基がアルキル
基のとき、その鎖長が長くなるほど溶解度が高くなる。
特にテトラアルキル置換アンモニウムもしくはホスホニ
ウムの場合この傾向が著しい。アンモニウムカチオンの
場合は炭素数の合計が17以上の陽イオンが、またホス
ホニウムカチオンの場合は炭素数の合計が4以上の陽イ
オンが高い溶解性を与える。
一般式(VT)で表される化合物において、Mで表され
る金属を好ましい順に示すと、ニッケル、コバルト、銅
、パラジウム、白金の順である。
−儀式(Vl)で表される化合物は、次のようにして合
成することができる。
例えば、−儀式〔■−イ〕で、かつm=2の化合物は、
次のようにして得られる。即ちまず、二酸化炭素とナト
リウムを反応させて得られるジソジウムー1.3−ジチ
オール−2−チオン−4゜5−ジチオレートを亜鉛錯体
とする。これに塩化ベンゾイルを反応させ、ビスベンゾ
イルチオ体とする。これをアルカリで分解した後、金属
塩を反応させる。これにより目的の化合物が得られる。
また、一般式〔■−イ〕でm=1の化合物は、上で得ら
れた錯体(m=2)を適当な酸化剤で酸化して得ること
ができる。
一般式〔■−ロ〕でm=2の化合物は、次のようにして
得られる。まず、二硫化炭素とナトリウムを反応させて
得られるジソジウムー1.3−ジチオール−2−チオン
−4,5−ジチオレートを、約130°Cに加熱してジ
ソジウムー1.2−ジチオール−3−チオン−4,5−
ジチオレートに異性化させる。これを亜鉛錯体とし、こ
れに塩化ベンゾイルを反応させ、ビスベンゾイルチオ体
とする。
これをアルカリで分解した後、金属塩を反応させて得る
ことができる。
また、一般式〔■−ロ〕でm==1の化合物は、上で得
られた錯体(m=2)を適当な酸化剤で酸化して得るこ
とができる。
一般式〔■−イ〕または〔■−ロ〕の化合物を得るため
の中間体である1、3−ジチオール−2=チオン−4,
5−ジチオレートアニオンは、上記のような金属ナトリ
ウムによる還元法の他に、電気化学的な還元手段によっ
ても得られる。
本発明に用いることができる一般式(Vl)テ!される
化合物のうち好ましいものは、次の例示のとおりである
。但し本発明は、これらの例示化合物に限定されるもの
ではないニーとはもちろんである。
(Vl) 〔すT] 〔〜1〕 [VI) (Vl) 5 (Vl)−6 (Vl) (Vl) 8 (Vl) (Vl) 0 (Ml) 2 [VN 3 (Vl) 4 (V[) 5 (■) 6 (Vl) 7 (VI) 20 (Vl) 22 (Vl) 3 (Vl) 4 (Vl) 5 (Vl) 26 [VI) 7 (VT) 8 [V[) 9 (Vl) 0 (Vl) 31 (Vl) 34 上記(VIE−1〜34の例示化合物は、特開昭612
6686号公報等に記載の方法により合成できる。
上記の化合物は、単独で用いてもよく、2種以上併用し
てもよい。
上記の化合物は、吸収権大波長を950nm付近に有し
、かつ可視部における吸収がほとんどないので、画像形
成するための記録装置において感光材料の位置検出を容
易に行うことができ、処理後の着色も少ない。
上記化合物は、写真材料中のいずれの層(例えば、乳剤
層、中間層、保護層、バック層等)に含有させてもよい
乳剤層に含有させても、通常、有機溶媒に分散させて(
いわゆるオイルプロテクト法により)含有させれば、ハ
ロゲン化銀粒子に吸着することもなくカブリ等の悪影響
を及ぼすことがない。
[) 5 〔■〕 6 (Vl) 7 (Vl) 8 (Vl) =39 (Vl) 40 CVT) 1 [VI) 2 (Vl) 3 t ■) 4 [■] 5 (■) G [VI) =47 (Vl) 8 上記(Vl)−35〜48の例示化合物は、特開昭61
11704号公報に記載の方法により合成できる。
上記の化合物は、単独で用いてもよく、2種以上併用し
てもよい。
上記の化合物は、吸収極大波長を950nm付近に有し
、かつ可視部における吸収がほとんどない。
また、有機溶媒への溶解性が高く、感光材料に導入した
場合高温高湿下の保存でカブリが増加したり、黄色の着
色が少ない。
上記化合物も、写真材料中のいずれの層(例えば乳剤層
、中間層、保護層、バック層等)に含有させてもよい。
一般式(Vl)で表される化合物は、バッキング層に含
有させることが好ましい。
本発明の写真材料は、例えばハロゲン化銀写真感光材料
に具体化できる。この場合、用いるハロゲン化銀乳剤に
は、物理熟成または化学熟成前後の工程において、各種
の写真用添加剤を用いることができる。公知の添加剤と
しては、例えばリサーチ・ディスクロージャーNo−1
7643(1978年12月)及び同No−18716
(1979年11月)に記載された化合物を挙げること
ができる。
これら二つのリサーチ・ディスクロージャーに示されて
いる化合物種類と記載箇所を次表に掲載した。
その他本発明の写真材料は、具体化する写真材料の種類
に応じて、適宜任意の構成をとることができ、写真画像
を得るために処理を要する場合は、同じく適宜の処理に
より画像を得るようにすることができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について説明する。但し当然のこと
ではあるが、本発明は以下述べる実施例により限定され
るものではない。
実施例1 平均粒径0.2μmの沃化銀2.0モル%含有の沃臭化
銀の単分散粒子を核とし、沃化銀30モル%を含有する
沃臭化銀をpH9,L  I)Ag 7.7で成長させ
、その後pH8,0,pAg 9.1で臭化カリウムと
硝酸銀を等モル添加し、平均沃化銀含有率が2.1モル
の沃臭化銀粒子となるような正14面体の平均粒径1.
02μm、 0.51μm、 0.38μmの単分散乳
剤粒子を調製した。
該粒子を含む乳剤は、通常の凝集法で過剰塩類の脱塩を
行った。
即ち40°Cに保ち、ナフタレンスルホン酸ナトリウム
のホルマリン縮合物と硫酸マグネシウムの水溶液を加え
、凝集させた。上澄液を除去後、更に40℃までの純水
を加え、再び硫酸マグネシウム水溶液を加え、凝集させ
、上澄液を除去した。これらの粒子をそれぞれチオシア
ン酸アンモニウム塩を銀1モル当たり1.9X10””
モル、及び適当な量の塩化金酸とハイポ、及び後記分光
増感色素(A)と(B)を2001の重量比で合計の量
をハロゲン化銀1モル当たり800■として添加して化
学熟成を行い、終了15分前に沃化カリウムを銀1モル
当たり200■添加し、その後、4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a、7−チトラザインデン3X10
−”モルで安定化し3種類の乳剤粒子を大きい順に15
%、 60%、25%の比で混合し、後掲の添加剤と石
灰処理ゼラチンを加え乳剤塗布液■とした。
更に表=1に種類及び添加量を示すように、水溶性ポリ
マーと赤外吸収染料を塗布前に上記乳剤塗布液■に添加
したもの、及び未添加のものを調製した。
水溶性ポリマーは5重量%の水溶液として、赤外吸収染
料は、2重量%のメタノール溶液とした後、乳剤塗布液
に添加した。
また、次のような乳剤塗布液■を調製した。
即ち、水II!中にゼラチン30g1臭化カリウム10
.5 g 、チオエーテル[10(CHz)zs(CH
z)zS(C)It)zS(CHり□ORI O,5w
t%水溶液10jdを加えて溶解し、63゛Cに保った
溶液中(p A g =9.1.  p H=6.5)
に、攪拌しながら0.88モルの硝酸銀溶液30ai!
と、0.88モルの沃化カリウムと臭化カリウムの混合
溶液(モル比97 : 3 ) 30teとを15秒間
で同時に添加した後、1モルの硝酸銀溶液600dとモ
ル比96.5=3.5の臭化カリウムと沃化カリウムと
からなる1モルの混合溶液600mとを70分かけて同
時添加して、平板状沃臭化銀乳剤を調製した。
得られた平板状ハロゲン化銀粒子は、平均粒径1.15
μmで、厚み0.10μmで、沃化銀含有率が3.0モ
ル%であった。この乳剤を沈澱法により脱塩した後、金
・硫黄増感を併用して化学増感した後、オルソ分光増感
色素として、後記増感色素(A)及び(B)を200:
1の重量比で混合したちの300■/ハロゲン化銀1モ
ルを加え、更に前記と同様に4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,33a、7−チトラザインデンを加えた。
前記と同様の方法で最適に化学増感を施し、同一の安定
剤、添加剤及び石灰処理ゼラチンを添加して、乳剤塗布
液■とした。
更に表=1に種類及び添加量を示すように赤外吸収染料
を塗布前に上記乳剤塗布液■に添加したものを調製した
なお塗布液には後記添加剤のほか、下記化合物(1)(
2)(3)を分散し、粒径0.12μmの油滴とした分
散物(イ)、及び化合物(4)(2)(3)を分散し、
粒径0.09μmの油滴とした分散物(ロ)を、ハロゲ
ン化銀1モル当たり下記の量になるように添加した。
分散物(イ) (1) rσ (2) トリクレジルホスフェート 0.6g 分散物(ロ) 400■ (5)分散物(イ)の化合物(2)    1.5g(
6)分散物(イ)の化合物(3)    210■即ち
分散物(イ)を特開昭61−285445号の実施例1
の(3)に記載の方法に準じて、分散物(ロ)を特開昭
60−243654号、35ページの15行目以降に記
載の方法に準じて分散したものを、上記添加量となる量
添加した。
保護層液は後記の組成で作成した。
なお乳剤面は銀換算値で1.48 g /ボ、親水性コ
ロイド量はすべて1.98g/rrrとなるように、保
護層はゼラチン付量として0.99g/n(となるよう
に2台のスライドホッパー型コーターで毎分60mのス
ピードで、グリシジルメタクリレート50−t%、メチ
ルアクリレート10−t%、ブチルメタクリレ−)40
wt%の3種のモノマーからなる共重合体をその濃度が
10−t%になるように希釈して得た共重合体水性分散
液を下引き液として塗設した175μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムベース上に両面同時塗布し、2
分15秒で乾燥し、試料を得た。
増悪色素(A) 増感色素(B) また、乳剤液に用いた添加剤は次のとおりである。なお
、添加量はハロゲン化銀1モル当たりの量で示した。
石灰処理オセインゼラチン      90 gt−ブ
チルカテコール        400■ポリビニルピ
ロリドン(分子量10000)  1.0 gトリメチ
ロールプロパン        10 gスチレン−無
水マレイン酸共重合体  2.5gジエチレングリコー
ル         5gニトロフェニル−トリフェニ
ルフォス フオニウムクロライド         50■1.3
−ジヒドロキシベンゼン−4 スルホン酸アンモニウム        4g2−メル
カプトベンツイミダゾール− 5−スルホン酸ナトリウム 5 ■ 1.1−ジメチロール−1−ブロム 1−ニトロメタン           70■また、
保護層液には、下記の化合物を加えた。
添加量は塗布液12当たりの量で示す。
石灰処理イナートゼラチン      68 g酸処理
ゼラチン            2g平均粒径5μm
のポリメチルメタ クリレート(マント剤)         1.1  
gコロイダルシリカ (平均粒径0.013μm)0 
g 1.3.5−1−リアジンナトリウム塩の水溶液2% 
 (硬膜剤)        10 dボルフ9フ35
%(硬膜剤)2IIIflグリオキサ一ル水溶液40%
(硬膜剤)   1.5dなお、赤外吸収染料は次のよ
うに添加した。
例示の(1)−6、CI)−11、(1:1−15及び
(II)=3は水に溶解し、乳剤塗布液■■に添加した
例示の(I[[>2、(I[I]−9は同染料を10g
秤量取し、トリへキシルフォスフニー目O戚と酢酸エチ
ル65dからなる溶媒に溶解した液をアニオン性界面活
性剤のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを500
■を含む8%ゼラチン水溶液100cc中に乳化分散す
ることにより、染料乳化物を調製して、乳剤塗布液■■
に添加した。
例示の(IV)−3については、同染料を10g秤取し
、酢酸エチル30dとメタノール20dからなる溶媒に
溶解した液を、アニオン性界面活性剤であるドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムを500■含む8%ゼラチ
ン溶液100cc中に乳化分散することにより、染料乳
化物を調製し、乳剤塗布液■■に添加した。
表−1に示す21種のフィルム試料について、添付の第
1図に概要を示した赤外線透過率測定装置により赤外線
の透過度を測定した。
また赤外吸収染料添加による効果の経時持続性を確認す
る代用試験を、下記のように行った。
゛ 軌几 量 法 得られた21種の各フィルム試料を温度40°C1湿度
80%R)Iの条件下に36時間さらし、その後赤外線
の透過度を測定した。
第1図に示す赤外線透過率測定装置について説明すると
、次のとおりである。
図中、1は赤外発光ダイオードGL−504(シャープ
〔株〕製)を示し、2はホトトランジスタPT−510
(シャープ〔株]製)を表す。
3は測定するフィルム試料である。
A/Dはアナログ・デジタル変換器を示し、CPUは電
圧表示のための演算機器を表す。
表−1中の赤外線透過率(%)は、値が小さいほど赤外
線の透過を抑えていることを示し、本発明の目的効果を
奏していることを表す。
得られた結果を次の表−1に示す。
表−1に示す通り、赤外吸収染料と水溶性ポリマーを併
用した本発明の試料は赤外線の透過抑制効果が熱処理後
も安定していることが判る。
実施例2 平均粒径0.14μmの沃化銀2.0モル%含有の沃臭
化銀の単分散粒子を核とし、沃化銀40モル%を含有す
る沃臭化銀をpH9,4,pAg 7.7で成長させ、
その後pH8,0,pAg 9.1で臭化カリウムと硝
酸銀を等モル添加し、平均沃化銀含有率が2.4モルの
沃臭化銀粒子となるような平均粒径0.70am、0.
42βm、0.33μmの単分散乳剤粒子を調製した。
該粒子含有の乳剤は、通常の凝集法で過剰塩類の脱塩を
行った。即ち40°Cに保ち、ナフタレンスルホン酸ナ
トリウムのホルマリン縮合物と硫酸マグネシウムの水溶
液を加え、凝集させた。上澄液を除去後、更に40°C
までの純水を加え、再び硫酸マグネシウム水溶液を加え
、凝集させ、上澄液を除去した。
これらの粒子をそれぞれチオシアン酸アンモニウム塩を
!lN1モル当たり2.6X10−3モル、及び適当な
量の塩化金酸とハイポ、及び前記分光増感色素(A)と
(B)を200:1の重量比で合計の量をハロゲン化銀
1モル当たり400■として添加して化学熟成を行い、
終了15分前に沃化カリウムを銀1モル当たり250■
添加し、その後、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3
,3a、?−テトラザインデン3X10−”モルで安定
化し、3種類の乳剤粒子を大きい順に15%、60%、
25%の比で混合し、実施例1の塗布液■と同一の添加
剤と石灰処理ゼラチンを加え、乳剤塗布液■とした。
また、次のような乳剤塗布液■を調製した。
即ち、水if中にゼラチン30g、臭化カリウム12.
0 g、チオエーテル(80(CH2) zs(Ct(
z) zS(C1h) !5(C1h)zOH) 0.
5IIIt%水溶液61dを加えて溶解し、60°Cに
保った溶液中(p A g =9.3.  p H=6
.5)に、攪拌しながら0.88モルの硝酸W&溶液3
0d!と0.88モルの沃化カリウムと臭化カリウムの
混合溶液(モル比97:3)30afと12秒間で同時
に添加した後、1モルの硝酸銀溶液600J11!とモ
ル比96.5 :3.5の臭化カリウムと沃化カリウム
とからなる1モルの混合溶液600IR1とを70分が
けて同時添加して、平板状沃臭化銀乳剤を調製した。得
られた平板状ハロゲン化銀粒子は、平均粒径0.95μ
mで、厚み0.12μmで、沃化銀含有率が2.6モル
%であった。
以下、前記実施例1の乳剤塗布液■と全く同様の方法で
処理し、乳剤塗布液■を調製した。
また、バッキング層を設けるための塗布液を、以下のよ
うに準備した。
〈バッキング層〉 (バッキング上層液) 塗布液11当たり 石灰処理イナートゼラチン      70g酸処理ゼ
ラチン           5gcq)Itq ■、Og 面積平均粒径3.5μmのポリメチル メタクリレート粒子 トリメチロールプロパン バッキング染料 A 61g 1.5g バッキング染料 (バッキング上層液) 塗布液1j2当たり 石灰処理ゼラチン 0g 酸処理ゼラチン トリメチロールプロパン バッキング染料A バッキング染料B KNQ。
C+ OH21cONH(CHzCHzO) 6Hg 1.5g 1.0g 1.0g 0.5g 1.5g CzHs       0.4g F I 9C90(CHzCHzO) + ocHzc
LOHO,1g2.4−ジクロロ−6−ヒドロキシ− 1,3,5−トリアジンナトリウム塩の水溶液2%  
(硬膜剤)       、 10.dボルフ9フ35
%(硬膜剤)       0.6dグリオキサ一ル水
溶液40%(硬膜剤)1.5d水溶性ポリマーと赤外吸
収染料の溶解、添加法は、実施例1と同様の方法で行い
、実施例1と同種の支持体上に、写真乳剤層は銀換算値
で支持体の片面当たり2.8g/rrf、ゼラチン量と
して2.2g/rrTとなるように塗布した。また前記
した実施例1と同様の保護層液を用い、該乳剤層上に保
護層を形成したが、この保護層は、ゼラチン付量として
1.1g/rrrとなるように塗布した。また、乳剤層
を有する側と逆の面にはバッキング層を設けるが、これ
はバッキング下層とバッキング上層とからなり、バッキ
ング下層は、ゼラチン付量として3.0g/rrr、バ
ッキング上層は1.2 g /n(となるように2台の
スライドホッパーコーターで100m/分のスピードで
両面同時塗布し、2分20秒で乾燥した。乳剤塗布液に
表−2に示した水溶性ポリマーと赤外吸収染料を添加し
て(または未添加で)用いた試料Nα22〜32を得た
試RNα22〜32をコニカイメージングカメラG(コ
ニカ■製)に装填し、搬送の可否を確認した。
尚コニカイメージングカメラGは、サプライマガジンの
出口に赤外センサーがあり、フィルムの有無及び2枚搬
送検出を行っている。フィルムの赤外線の透過率が高い
とフィルムがあってもフィルムが無いと判断し、サプラ
イマガジンからフィルムを運び出さない現象が起こる。
試料瓶22〜32を温度25°C,湿度55%R)Iで
3日間調湿した試料と、温度25°C,湿度80%RH
で30日間調湿した試料についての搬送性を確認した。
結果を表−2に示す。表−2中、可はフィルム搬送性が
良好、否は赤外センサーによる検出が不良で、搬送性が
悪くなっていることを示す。
表−2が示すように、本発明の試料は塗布後1ケ月間高
湿の場に保存しても、赤外吸収染料の効果を維持し、イ
メージングカメラの赤外センサーでの検出が良好に保た
れていることがわかる。
〔発明の効果] 上述の如く本発明によれば、銀量等に拘らず赤外線セン
サーの検出性が高く、例えば、銀量が少なかったり、小
粒子であったり、薄い平板状のハロゲン化銀粒子を用い
た感光材料についても赤外線センサーによる検出性が高
く、また非銀塩写真材料についても赤外線センサーによ
る検出を可能とし、しかも経時安定性が良好な写真材料
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において用いた赤外線透過率測
定装置の概要を示す構成図である。 1・・・赤外発光ダイオード、2・・・被測定試料、3
・・・ホトトランジスタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体の少なくともいずれかの側に感光性物質を有
    する写真材料において、 支持体の少なくともいずれか一方の側に赤外吸収染料と
    、下記一般式〔 I A〕で表される繰り返し単位を有す
    る水溶性ポリマーとを有することを特徴とする写真材料
    。 一般式〔 I A〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、R^1及びR^2はそれぞれ独立に水素原子、ア
    ルキル基(置換基を有するものも含む)、ハロゲン原子
    、または−CH_2COOM^1を表す。 Lは−CONH−、−NHCO−、−COO−、−OC
    O−、−CO−、−SO_2−、−NHSO_2−、−
    SO_2NH−または−O−を表す。 Jはアルキレン基、アリーレン基、アルキレン基(置換
    基を有するものも含む)を表す。Qは ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、−OM^1、−NH_2、−SO_
    3M^1、▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式
    、化学式、表等があります▼、 水素原子またはR^3を表し、ここでM^1、M^2は
    水素原子またはカオチン基を表し、R^9は炭素原子数
    1〜4のアルキル基(該アルキル基に置換基が付したも
    のも含む)を表し、R^3、R^4、R^5、R^6、
    R^7及びR^8はそれぞれ独立に水素原子、炭素原子
    数1〜20のアルキル基(該アルキル基に置換基が付し
    たものを含む)、アルケニル基(置換基が付したものを
    含む)、フェニル基(置換基が付したものを含む)、ア
    ラルキル基(置換基が付したものを含む)を表し、Xは
    アニオンを表し、またp及びqはそれぞれ0または1を
    表す。 Yは水素原子または▲数式、化学式、表等があります▼
    を表す。
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