JPH03227270A - 印字装置の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印字装！の制御方法に関する。

従来の技術 第１１図は、従来の印字装置の制御方法による用紙１上
への印字の一例を示す図である。この場合、図示しない
印字ヘッドは矢印Ｆ、Ｂで示すように用紙１上をその横
方向に向けて走査し、この間に与えられる印字データに
応じた文字が印字ヘッドによって用紙１上に印字される
。１行分の印字が終わると印字ヘッドが初期位置に復帰
し、用紙１は１行分矢印Ｐで示す縦方向に送られる。こ
れによって、印字の改行が果たされる。以後、同様の動
作を繰り返すことによって、用紙１ペ一ジ分の印字が行
われる。

上記印字動作では、例えばワードプロセッサなどのホス
ト機器から制御手段に対して印字データおよび印字命令
が送られ、その印字命令および印字データに基づき印字
手段の印字動作が制御手段によって制御され、印字手段
の印字ヘッドによって用紙１上に印字が行われる。

第１２図は、第１１図の用紙１のＬ１行目の印字配列に
相当する印字データが上記ホスト機器から制御手段に送
られるときの書式を示す模式図であり、第１３図は用紙
１のＬ２行目からし８行目までの印字配列に相当する印
字データが送られるときの書式を示す模式図である。

Ｌ１行目の印字配列は用紙１の縦方向に各印字の向きが
揃えられ用紙１横方向に向けて各印字が並べられた通常
の印字配列であり、その印字データは第１２図に示すよ
うに各印字毎に例えば１バイトが割り当てられ各印字別
のデータブロックは印字の横配列順序に従って並べられ
ている。また、その１行分の印字データの末尾には改行
を指示するキャリジリターンコードｒｃＲＪが付加され
ている。なお、各１文字あての印字データの前後には空
白を示すスペースコード「′」が付加されている。

一方、Ｌ２行目からし８行目までの印字配列は用紙１の
横方向に各印字の向きが揃えられ用紙１の縦方向に向け
て各印字が並べられた横転印字配列である。その印字デ
ータは第１３図に示すように各行毎にその行中の印字位
置つまり横転印字配列の列位置に相当する１バイトのデ
ータブロックで１文字分が表され、かつその１文字のデ
ータブロックの１つ前のデータブロックでその１文字が
横転印字であることを示す横転文字記号ｒＥｓｃＪが表
されており、さらに各１行分の印字データの末尾には改
行を指示するキャリジリターンコードｒｃＲＪが付加さ
れている。各行毎の印字データのうち、横転文字記号ｒ
ＥＳＣ，から前の各データブロックは空白を表すスペー
スコードデータとなっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述した従来の印字装置の制御方法にお
いては、横転印字配列の印字データをホスト機器から制
御手段に送る場合に、その印字データをホスト機器内に
おいて一旦通常印字配列の印字データとは異なる書式に
変換してから送る必要があり、また、そのときの印字デ
ータには第１３図に示すように多くの冗長なスペースコ
ードデータが含まれるので送信データが増大することと
なってホスト機器の負担が非常に大きくなるという問題
点があった。

したがって本発明の目的は、ホスト機器に負担をかける
ことなく横転印字配列の印字を行うことのできる印字装
置の制御方法を提供することである。

課題を解決するための手段 本発明は、用紙上をその横方向に向けて走査する印字ヘ
ッドによって用紙に１行分毎の印字を順次行う印字手段
と、 ワードプロセッサなどのホスト機器から送られてくる印
字データおよび印字命令に基づき印字手段の印字動作を
制御する制御手段とを含む印字装置の制御方法において
、 用紙の横方向に各印字が向き印字の配列が用紙の縦方向
となる横転印字配列の印字データを、用紙の縦方向に各
印字が向き印字の配列が用紙の横方向となる通常印字配
列の印字データと同じ書式で、かつ横転印字配列である
ことを示す識別コードを付加してホスト機器から制御手
段へと送り、制御手段では、送られてきた横転印字配列
の印字データを用紙１ページに対応付けた記憶領域を持
つ横転印字配列用メモリに、実際の用紙上での印字配列
に対応させて書き込み、印字ヘッドの走査に応じてその
走査位置に対応する印字データを横転印字配列用メモリ
から読み出して用紙上に横転印字させるようにしたこと
を特徴とする印字装置の制御方法である８ 作　　用 本発明に従えば、ホスト機器から制御手段へ横転印字配
列の印字データを送信するときの書式が通常印字配列の
印字データと同じ書式であるので、ホスト機器では横転
印字配列の印字データを特殊な書式に変換する処理が不
要になり、またその場合に制御手段へ送信されるデータ
量も大幅に軽減されることになる。

実施例 第１図は本発明の一実施例である印字装置の制御方法の
手順を示すフローチャートであり、第２図はその制御方
法が適用される印字装置の概略的な構成を示すブロック
図である。

第２図に示す印字装置において、ホスト機器２は制御手
段３に印字データおよび印字命令を送信するワードプロ
セッサなどの機器である。

上記制御手段３はホスト機器２から送られてくる印字デ
ータおよび印字命令に応じて印字手段４の印字動作を制
御する装置であって、中央処理装置（Ｃｅｎｔｒａｌ　
ＰｒｏｅｃｅｓｓｉｎｇＵｎｉｔ　；以下、ＣＰＵと略
称する）５、読出し専用メモリ（Ｒｅａｃｔ　Ｏｎｌｙ
Ｍｅｍｏｒｙ　：以下、ＲＯＭと略称する）６、随時書
込み読出しメモリ（Ｒａｎｄｏｍ＾ｃｅｅｓｓ　Ｍｅｍ
ｏｒｙ　；以下、ＲＡＭと略称する）７などによって構
成されている。この制御手段３は、ホスト機器２から送
られてくる印字データが通常印字配列の印字データのと
き、用紙上にその縦方向に向く印字を用紙の横方向に並
べて、つまり行方向に並べて印字するように印字手段４
を制御する機能と、ホスト機器２から送られてくる印字
データが横転印字配列の印字データのとき、用紙上にそ
の横方向に向く印字を用紙の縦方向に並べて、つまり列
方向に並べて印字するように印字手段４を制御する機能
とを有する。

印字手段４は、制御手段３の制御によって用紙上をその
横方向に向けて走査する印字ヘッドを有し、その印字ヘ
ッドによって用紙に１行分毎の印字を順次行う機能を持
つ。

第３図は、上記ホスト機器２から制御手段３へ送信され
る横転印字配列の印字データの一例の書式を示す模式図
である。ここでは、文字列ｒＡＢｃ、ｗ−１２３」の場
合を示しており、各１文字毎に例えば１バイトが割り当
てられ各印字のデータブロックは、その印字配列を通常
印字配列に置き直したときの各印字の配列順序に従って
並べられる。すなわち、この場合の横転印字配列の印字
データの書式は、従来の制御方法における通常印字配列
の印字データと同じにされる。なお、上記文字列ｒＡＢ
ｃ、ｗ−１２３」における符号「−」は空白部分を表す
、この印字データの末尾に改行を指定するキャリジリタ
ーンコードＣＲが付加される点も、従来の制御方法にお
ける通常印字配列の印字データの書式と同じである。こ
こで、従来の制御方法における通常印字配列の印字デー
タと異なる点は、その印字データの先頭部分に通常印字
配列か横転印字配列かの区別および横転印字配列の場合
でもその後に次の横転印字配列が続くか否かを示す配列
識別用のコード「Ｃ０Ｍ２」、「００Ｍ３Ｊと、その横
転印字配列が用紙の何列目に印字されるのかを示す列指
定コードｒＬＩＮＥＪとが付加されている点である。

第４図は、上記ホスト機器２から送られてくる横転印字
配列の印字データを一旦格納しておくために制御手段２
のＲＡＭ６の一部に設定された横転印字用記憶領域８の
記憶領域の構成を示す模式図である。この横転印字用記
憶領域８は印字が行われる用紙の１ペ一ジ分に対応付け
て設定されており、横転印字配列の印字データは実際に
用紙に印字される配列の通りに書き込まれる。すなわち
、第４図に示す横転印字用記憶領域８では、その横方向
が用紙の横方向に、また縦方向が用紙の縦方向にそれぞ
れ対応付けられており、通常印字配列の印字データと同
じ書式で送られてくる横転印字配列の印字データはその
先頭部の印字が記憶領域の下側に、末尾が記憶領域の上
側になる縦配列の状態に書き込まれる。また、このとき
印字データに付加されている列識別コード「ＬＩＮＥ」
が３列目を指定しているものとすると、第４図に示すよ
うに横転印字用バッファ８の記憶領域のうちの３列目の
位置にその印字データが書き込まれることになる。

また、この実施例での通常印字配列の印字データの書式
も従来の場合と同じであるが、横転印字配列の印字デー
タとを区別するための配列識別用のコードｒｃＯＭ１」
が付加される点は従来の場金と異なる。

第５図は、上記横転印字用記憶領域８から印字データが
読み出されるときの順序を示す模式図である。この場合
、横転印字用記憶領域８の第１行から第２行へと行順序
に従って読み出される。この読出しに応じて、印字手段
４はその印字ヘッドが用紙上を左側から右側へと横方向
に走査するように制御手段３によって制御される。

第６図は、この実施例の印字装置の制御方法による用紙
１１上への印字の一例を示す図である。

第７図は、その印字例の場合にホスト機器２から制御手
段３に送信される通常印字配列の印字データの書式を示
す模式図であり、第８図は横転印字配列の印字データの
書式を示す模式図である。

また、第９図は別の印字例を示す図であり、第１０図は
その印字例の場合にホスト機器２から制御手段３に送信
される横転印字配列の印字データの書式を示す模式図で
ある。

次に、第１図および第６図〜第１０図を参照して、この
実施例の印字装置の印字制御動作について説明する。

第１図のフローチャートにおけるステップｎ１において
、ホスト機器２から送信される印字データが制御手段３
で受信される。

制御手段３では、次のステップｎ２において受信した印
字データがどのような印字配列のデータか判定される。

いま、第６図に示すような印字が行われる場合には、ホ
スト機器２からはまず第７図に示す書式の通常印字配列
の印字データが制御手段３へと送られる。その印字デー
タの配列識別用のコードｒｃＯＭ１ｊから、上記ステッ
プｎ２においてホスト機器２から通常印字の指令が送ら
れているとの判定がなされ、その結果ステップｎｏにお
いて第７図の印字データに基づく通常印字の制御が制御
手段３から印字手段４に対して行われる。この印字制置
によって、用紙１１上にはこの場合の印字データに対応
した文字列「−￥５８００Ｊが行方向に印字される。印
字データの末尾のキャリジリターンコードｒｃＲＪにし
たがって、印字手段４の印字ヘッドが用紙１１の左側に
復帰すると、用紙１１は１行分第６図に矢印Ｐで示す縦
方向に送られて、改行がはかられる。

通常印字配列の印字データの送信が終わると、次に第８
図に示す横転印字配列の印字データがホスト機器２から
送信される。この印字データは制御手段３においてステ
ップｎ１で受信される。このとき最初に送られてくるデ
ータは第８図（１）の印字データであり、制御手段３で
はその印字データの配列識別用コード「Ｃ０Ｍ２」から
、ホスト機器２から横転印字の指令が送られており、し
かも横転印字は以後も継続することがステップｎ２にお
いて判定される。

受信した横転印字配列の印字データは、ステップｎ３に
おいて制御手段３のＲＡＭ７に設定されている横転印字
用バッファ８に書き込まれる。この書込みは、上述した
ように用紙１１上への実際の印字の配列に対応させて行
われる。すなわち、第８図の印字データの列識別コード
ＬＩＮＥが指定する列位置の縦方向に書き込まれる。

次のステップｎ４では、書き込まれた印字データの配列
識別用コードｒｃＯＭ２」に基づき、次の印字データを
待つべきか次の処理に移るべきかの判定が行われる。こ
の場合の配列識別用コードｒｃＯＭ２Ｊはこの後も横転
印字配列の印字データが送られてくることを示している
ので、制御手段３ではステップｎ１からステップｎ４ま
での処理が再び繰り返される０次に送られてくる第８図
（２）の印字データについても同様にして横転印字用記
憶領域８に書き込まれ、そのデータの配列識別用コード
「Ｃ０Ｍ３」から、これまでの処理を繰り返すべきか次
の処理に移行すべきかの判定が行われる。この場合の配
列識別用コード「Ｃ０Ｍ３Ｊは次の処理に移るべきこと
を示しているので、このあと制御手段３ではステップｎ
５の処理に実行が移される。

ステップｎ５では、横転印字用記憶領域８からその記憶
領域の１行分毎に印字データが読み出され、さらに次の
ステップｎ６ではその読み出された１行分の印字データ
ーが全て空白かどうか、つまりその１行分がスペース行
であるかどうかの判定がなされる、このとき１文字分で
も実質的な印字データが含まれれば、次のステップｎ７
に実行が移される。

ステップｎ７では、印字手段４の印字ヘッドの横方向へ
の走査にともなって読み出された１行分の印字データに
応じた文字が用紙１１上に横転印字される。１行分の横
転印字が終了すると、ステップｎ８において、読み出す
べき次の行の印字データが横転印字用記憶領域８に残っ
ているか否かの判定が行われる。ここで、次の行の印字
データが残っていると判定されると、ステップｎ５に戻
り全行の印字データが読み出され横転印字されるまでス
テップｎ５からステップｎ８までの処理が繰り返される
。このようにして、第６図の用紙１１下半部に２列分の
文字列が横転印字される。

上記動作において、横転印字配列が第９図に示すように
、用紙１１の途中の数行分ＬＬに亙って空白行があるよ
うな場合には、ステップｎ６でその空白行が確認された
あと、ステップｎ９に処理が移行する。

このステップｎ９では、印字手段４の印字ヘッドが用紙
１１を横方向に走査する動作は省略され、用紙１１のみ
が１行分だけ縦方向Ｐに送られて１行分の改行のみが行
われる。第９図に示すように空白行が複数行続く場合に
は、その行数だけステップｎ５→ｎ６→ｎ９→ｎ８の処
理が繰り返され、その間改行のみが繰り返されることに
なる。したがって、無駄に印字ヘッドの走査が行われな
い分だけ横転印字の動作がスピードアップすることにな
る。

発明の効果 以上のように、本発明の印字装置の制御方法によれば、
ホスト機器から制御手段へ横転印字配列の印字データを
送信するときの書式を通常印字配列の印字データと同じ
書式とし、制御手段では受信した横転印字配列の印字デ
ータを用紙１ペ一ジ分の記憶領域を持つ横転印字配列用
メモリに実際の印字配列に対応させて一旦書き込み、印
字ヘッドの走査に応じてその走査位置に対応する印字デ
ータを横転印字配列用メモリから読み出して用紙上に横
転印字させるようにしているので、ホスト機器では横転
印字配列の印字データを特殊な書式に変換する処理が不
要になり、またその場合に制御手段へ送信されるデータ
量も軽減されてホスト機器における負担を大幅に軽減で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である印字装置の制御方法の
手順を示すフローチャート、第２図はその制御方法が適
用される印字装置の概略的な構成を示すブロック図、第
３図はその制御方法においてホスト機器から送出される
横転印字配列の印字データの一例の書式を示す模式図、
第４図は横転印字用記憶領域の構成を示す模式図、第５
図はその横転印字用記憶領域がらの印字データの読出し
順序を示す図、第６図は実施例の制御方法による印字例
を示す図、第７図はその印字例においてホスト機器から
送出される通常印字配列の印字データの書式を示す模式
図、第８図はその印字例においてホスト機器から送出さ
れる横転印字配列の印字データの書式を示す模式図、第
９図は実施例の制御方法による別の印字例を示す図、第
１０図はその印字例においてホスト機器から送出される
横転印字配列の印字データの書式を示す模式図、第１１
図は従来の印字装置の制御方法による印字例を示す図、
第１２図はその印字例においてホスト機器から送出され
る通常印字配列の印字データの書式を示す模式図、第１
３図はその印字例においてホスト機器から送出される横
転印字配列の印字データの書式を示す模式図である。 ２・・・ホスト機器、３・・・制御手段、４・・・印字
手段、５・・・ＣＰＵ、６・・・ＲＯＭ、７・・・ＲＡ
Ｍ、８・・・横転印字用記憶領域

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 用紙上をその横方向に向けて走査する印字ヘッドによっ
   て用紙に１行分毎の印字を順次行う印字手段と、 ワードプロセッサなどのホスト機器から送られてくる印
   字データおよび印字命令に基づき印字手段の印字動作を
   制御する制御手段とを含む印字装置の制御方法において
   、 用紙の横方向に各印字が向き印字の配列が用紙の縦方向
   となる横転印字配列の印字データを、用紙の縦方向に各
   印字が向き印字の配列が用紙の横方向となる通常印字配
   列の印字データと同じ書式で、かつ横転印字配列である
   ことを示す識別コードを付加してホスト機器から制御手
   段へと送り、制御手段では、送られてきた横転印字配列
   の印字データを用紙１ページに対応付けた記憶領域を持
   つ横転印字配列用メモリに、実際の用紙上での印字配列
   に対応させて書き込み、印字ヘッドの走査に応じてその
   走査位置に対応する印字データを横転印字配列用メモリ
   から読み出して用紙上に横転印字させるようにしたこと
   を特徴とする印字装置の制御方法。