JPH03226733A - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH03226733A
JPH03226733A JP2272190A JP2272190A JPH03226733A JP H03226733 A JPH03226733 A JP H03226733A JP 2272190 A JP2272190 A JP 2272190A JP 2272190 A JP2272190 A JP 2272190A JP H03226733 A JPH03226733 A JP H03226733A
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silver halide
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halide photographic
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JP2272190A
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Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Tomonobu Moriya
友伸 守屋
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料に関し、さらに詳
しくは迅速現像適性を有する印刷用ハロゲン化銀写真感
光材料に関する。
〔発明の背景〕
近年、ハロゲン化銀写真感光材料の消費量は、増加の一
途をたどっている。このためハロゲン化銀写真感光材料
の現像処理枚数が増加し、現像処理の迅速化、つまり同
一時間内での地理量を増加させることが要求されている
上記傾向は、印刷製版分野でも見受けられる。
即ち、情報の即時性や回数の増加が急増している為、印
刷製版の作業も短納期にしかもより多くの量をこなす必
要が出てきている。この様な印刷製版業界の要望を満た
すには、印刷工程の簡易化を促進するとともに、印刷製
版用フィルムを一層迅速に処理する必要がある。
しかし、迅速処理が達成されるためには、現像性に優れ
、短い処理時間でも残色がなく、短時間で乾燥する感光
材料が要求される。
短時間で乾燥する感光材料を得る一般的な方法としては
、充分な量の硬膜剤を添加して膨潤量を少なくする方法
があるが、硬膜を強めると現像性、定着性等の遅れによ
る問題、例えば感度低下、残留銀、残留ハイポの増加等
が起こる。その他残色の劣化、感光材料の保存安定性の
劣化が生じてしまう。
〔発明の目的〕
上記のごとき問題に対し、本発明の目的は、超迅速処理
を行った時にも、残色が少く、すり傷や保存による感光
材料同士の接着が起こらずかつ経時保存性に優れたハロ
ゲン化銀写真感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層の感光
性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材
料において、該ハロゲン化銀写真感光材料中の少なくと
も1層が、下記一般式(I)で表される少なくとも1種
の染料と、少なくとも1種のアニオン性界面活性剤をを
含有し、かつ下記一般式(II)で表される硬膜剤によ
り硬化されたことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材
料に一般式〔I〕 〔式中、R1、R1は各々少なくとも1つのスルホン酸
基またはカルボン酸基を有するアルキル基、アリール基
又は複素環基を表し、スルホン酸基又はカルボン酸基は
2個の連結基を介してアルキル基、アラルキル基、アリ
ール基又は複素環基に結合してもよい。R2、R4は各
々−COR,、−SO!Re、  5ORs又は−5o
、NR,oRt sを表す(ここにR9はアルキル基、
アラルキル基又はアリール基を表し、R10、R11は
各々水素原子、アルキル基、アラルキル基又はアリール
基を表し、R1゜とR11は連結して5又は6員環を形
成してもよい)、Ll、R2、Ll、Lいり、は各々メ
チン基を表し、M・は水素原子又はその他のカチオンを
表す。〕一般般式II) CHx”CH302(CHz)IIIQ(L 0%(C
H2)n5OzcH−CH2〔式中、Lは2価の有機基
を表し、m、nは正の整数を表し、pは0またはIを表
す。〕以下、本発明を詳述する。
一般式(I)において、R,、R,におけるアリール基
、アラルキル基、アルキル基又は複素環基を有するカル
ボン酸又はスルホン酸基は、アリール基、アラルキル基
、アルキル基又は複素環基に直接結合するだけでなく2
価の連結基(例えばアルキレンアミノ基(例えば2−ス
ルホエチルアミノ、3−スルホプロピルアミノ、2−カ
ルボキシエチルアミノ)、アルキレンオキシ基(例えば
2−カルボキシエトキシ、4−スルホブトキシ)、アル
キレナシルアミノ基(例えばβ−カルボキシプロピオニ
ルアミノ)、フェニレン基(Mえば0−スルホフェニル
)等)を介して結合していてもよい。
R,、R,に、おけるアリール基、アラルキル基、アル
キル基又は複素環基はスルホン酸基又はカルボン酸基以
外の置換基(例えばフッ素、塩素、臭素等のハロゲン原
子、水素基、シアノ基、ニトロ基、炭素数1〜4のアル
キル基(例えばメチル、エチル、イングロビル、n−ブ
チル)、アリール基(例えばフェニル、ナフチル)、炭
素数1〜6のアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ
、3−ブトキシ、2−メトキシエトキシ、2−ヒドロキ
シエトキシ)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ)
アミノ基(例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ)、
アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ)等)を有して
いても良い。
R,、R3におけるアリール基は少なくとも1個のカル
ボン酸基又はスルホン酸基を有するフェニル基(例えば
4−スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、2−メ
チル−4−スルホフェニル、3−スルホフェニル、2.
4−、;スルホフェニル、3.5ジスルホフエニル、2
−クロロ−4−スルホフェニル、2−メトキシ−4−ス
ルホフェニル、4−クロル−3−スルホフェニル、2−
メトキシ−5−スルホフェニル、2−ヒドロキシ、4−
スルホフェニル、2゜5−ジクロル−4−スルホフェニ
ル、4−フェノキシ3−スルホフェニル、4−(3−ス
ルホプロピルオキシ)フェニル、4−(N−メチル−N
−スルホエチルアミノ)フェニル、3−カルボキシ−2
−ヒドロキシ−5−スルホフェニル、2.6−ダニチル
−4−スルホフェニル)又はす7チル基(例えば3.6
−ジスルホ−α−ナフチル、8−ヒドロキシ−3,6−
ジスルホ−a−ナフチル、5−ヒドロキシ−7−スルホ
−βナフチル、6.8−ジスルホ−β−ナフチル)が好
ましい。
RISRsにおけるアラルキル基は少なくとも1個のカ
ルボン酸基又はスルホン酸基を有する炭素数7〜15の
アラルキル基(例えば、4−スルホベンジル、2−スル
ホベンジル、2.4−ジスルホベンジル、2−(4−ス
ルホブチルオキシ)ベンジル、4−メチル−2−スルホ
ベンジル、4−スルホフェネチル、4−カルボキシベン
ジル、2.4−ジー(3−スルホプロピルオキシ)ベン
ジル、2−ヒドロキシ−4−(スルホエトキシ)ベンジ
ル)が好ましい。
R+、R3におけるアルキル基は、少なくとも1個のカ
ルボン酸基又はスルホン酸基を有する炭素数1〜6のア
ルキル基(例えば、スルホメチル、カルボキシメチル、
2−スルホエチル、2−カルボキンエチル、3−スルホ
プロピル、3−スルホ−2−メチルプロピル、3−スル
ホ−2,2−ジメチルプロピル、4−スルホブチル、4
−カルボキシブチル、5−スルホペンチル、6−スルホ
ヘキシル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキシヘ
キシル)が好ましい。
R1、R1における複素環基は少くとも1個のカルボン
酸基又はスルホン酸基を有し、かつ少くともlf’iの
窒素原子を有する5又6員の含窒素複素環基(例えば5
−スルホピリジン−2−イル、5−力ルポキシビリジン
−2−イル、6−スルホキノリン−2−イル、6−スル
ホキノリン−4−イル、5−スルホベンゾチアゾール−
2−イル、5−カルボキシベンゾチアゾール−2−イル
、6−スルホベンゾオキサゾール−2−イル、6−カル
ボキシベンゾオキサゾール−2−イル、6−スルホメチ
ルビリジン−2イル、5−スルホピリミジン−2−イル
)が好ましい。
R,、R,。又はR11におけるアルキル基は置換基(
例えばフッ素、塩素等のハロゲン原子、水酸基、カルボ
ン酸基、スルホン酸基、炭素数1〜6のアルコキシ基(
例えばメトキシ、エトキシ、σブトキシ)、シアン基、
アミ7基(例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ))
を有していても良く、炭素数1〜8のアルキル基(例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、インプロピル、n−
ブチル、5ee−ブチル、t−ブチル、イソブチル、a
−ペンチル、5ec−ペンチル、イソアミル、n−ヘキ
シル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシ
ル、2−エチルブチル、トリフルオロメチル、2−クロ
ロエチル、2−ヒドロキシエチル、4−ヒドロキシブチ
ル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル
、7−ヒドロキシペンチル、2−スルホエチル、2−カ
ルボキシエチル、4−スルホブチル、2−シアノエチル
、4−ジメチルアミノブチル、)又は炭素数5〜7の脂
肪式アルキル基(例えばシクロペンチル、シクロヘキシ
ル)が好ましい。
R9、R1゜又はR11におけるアラルキル基は置換基
(例えばフッ素、塩素等のハロゲン原子、水酸基、スル
ホン酸基、カルボン酸基、炭素数1〜4のアルキル基(
例えばメチル、エチル、n−プロビル、n−ブチル)、
炭素数1〜6のアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、n−ブトキシ)、シアノ基、ニトロ基、アルコキシ
カルボニル基(例えばカルベトキシ、メトキシ、カルボ
ニル)、アミノ基(例えばジメチルアミノ)、ジエチル
アミノ))を有していても良く、炭素数7〜15のアラ
ルキル基(例えばベンジル、フェネチル、4−メチルベ
ンジル、2−クロロベンジル、4−fiトキシベンジル
)が好ましい。
R,、R,。又はR11におけるアリール基は置換基(
例えばフッ素、塩素等のハロゲン原子、水酸基、カルボ
ン酸基、スルホン酸基、炭素数1〜4のアルキル基(例
えばメチル、エチル、イソプロピル、n−プロピル、n
−ブチル)、炭素数1〜6のアルコキシ基(例えばメト
キシ、エトキシ、n−ブトキシ)、シアノ基、ニトロ基
、アルコキシカルボニル基(例えばカルベトキシ、メト
キシカルボキル)、アミノ基(例えばジメチルアミノ、
ジエチルアミノ))を有していても良く、フェニル基(
例えば無置換のフェニル基、3−スルホフェニル、4−
スルホフェニル、4−カルボキシフェニル、4−ヒドロ
キシフェニル、2−ヒドロキシフェニル、2−スルホフ
ェニル、4−シアノフェニル、3.4−ジクロルフェニ
ル、4−メトキシフェニル、4−(3−スルホプロポキ
シ)フェニル、4−ニトロフェニル、4−カルベトキシ
フェニルルフェニル、2−メチルフェニル、4−フルオ
ロフェニル)又はナフチル基が好ましい。
RIO、R11が連結して形成される5又は6員環はピ
ロリジン環、ピペリジン環、モルホリン環を挙げること
ができる。
Ll、R2、L,、Lい L,、Lい L,及びり、に
おけるメチン基は置換基(例えばメチル、エチル、スル
ホエチル、塩素原子、シアノ等)を有していても良い。
yllBにおける水素以外のカチオンとしては、金属イ
オン(例えばNa”、Kつ又は無機もしくは有機アンモ
ニウムイオン(例えばNH4”、(C2H6)3NH”
、ピリジニウム)が好ましい。
上記一般式〔I〕においてカルボン酸基又はスルホン酸
基は遊離の酸でも塩(例えばNa塩、K塩、(Cans
)sNu塩、ピリジニウム塩、アンモニウム塩等)を形
成していても良い。
上記一般式〔I〕において好ましいものは、R□、R.
、R,及びR7が少くとも1個のスルホン酸基を有する
フェニル基、少くとも1個のスルホン酸基を有する炭素
数1〜4のアルキル基、又は少くとも1個のスルホン酸
基を有するベンジル基もしくは7エネチル基を表わすも
のである。
以下に一般式(1)で表される化合物の具体例を示すが
、本発明はこれらに限定されるものでは本発明のオキソ
ノール染料を製造する方法は特公昭43−3504号、
特開昭49−99620号、特開昭49−5125号、
米国特許2,274.782号、特開昭62−2735
27号に、又、中間体の2−ピラゾリン−5−オンは特
開昭62−273527号あるいはアール・エッチ・ウ
ィリー(R,H,Wi 1ey) 、  ビー・ウィリ
ー(p、Wiley)著、ヘテロサイクリック・コンパ
ウンド:ピラゾロン、ピラゾリドン・アンドプリバチイ
ブ(Heterocycl ic Compounds
 : Pyrazolones、Pyrazalide
nss and Derivatives)  (イン
ターサイエンス バプリシャジョン・ウィリー アンド
 サンズ ニューヨーク 1964年)等にお載された
方法で合成することができる。
一般式〔■〕及び〔■〕に示される染料をフィルター染
料、イラジェーション防止染料又はアンチハレーション
染料として使用するときは、効果のある任意の量を使用
できるが、光学濃度が帆05ないし、3.0の範囲にな
るように使用するのが好ましい。添加時期は塗布される
前のいかなる工程でもよい。
本発明による染料は、乳剤層その他の親水性コロイド層
(中間層、保護層、アンチハレーション層、フィルター
層など)中に種々の知られた方法で分散することができ
る。
■ 本発明の染料を直接に乳剤層や親水性コロイド層に
溶解もしくは分散させる方法または水性溶液まt:は溶
媒に溶解もしくは分散させた後、乳剤層や親水性コロイ
ド層に用いる方法。適当な溶媒、例エバ、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、メチル
セルソルブ、特開昭48−9715号、米国特許3,7
56.830号に記載のハロゲン化アルコール、アセト
ン、水、ピリジンなどあるいは、これらの混合溶媒など
の中に溶解され溶液の形で、乳剤へ添加することもでき
る。
■ 染料イオンと反対の荷電をもつ親水性ポリマーを媒
染剤として層に共存させ、これを染料分子との相互作用
によって、染料を特定層中に局在化させる方法。
ポリマー媒染剤とは、2級及び3級アミノ基を含むポリ
マー含窒素複素環部分をもつポリマーこれらの4級カチ
オン基を含むポリマーなどで分子量が5000以上のも
のが特に好まくは1000以上のものである。
例えば米国特許2,548.564号明細書等に記載さ
れているビニルピリジンポリマー及びビニルピリジニウ
ムカチオンポリマー;米国特許4,124,386号明
細書に開示されているビニルイミダゾリウムカチオンポ
リマー;米国特許3,625.694号等に開示されて
いるゼラチン等と架橋可能なポリマー媒染剤:米国特許
3,958.995号、特開昭54−115228号明
細書等に開示されている水性ゾル型媒染型;米国特許3
,898.088号明細書に開示されている水不溶性媒
染剤:米国特許4,168,976号明細書等に開示の
染料と共有結合を行うことのできる反応性媒染剤:英国
特許685 、475号に記載されている如きジアルキ
ルアミノアルキルエステル残基を有するエチレン不飽和
化合物から導かれたポリマー;英国特許850,281
号に記載されているようなポリビニルアルキルケトンと
アミノグアニジンの反応によって得られる生成物:米国
特許3,445.231号に記載されているような2−
メチル−1−ビニルイミダゾールから導かれたポリマー
などを挙げることができる。
■ 化合物を界面活性剤を用いて溶解する方法。
有用な界面活性剤としてはオリゴマー ないしはポリマ
ーであってもよい。
次に一般式(II)について説明する。
式中、Lは2価の有機基を表す。m、nは正の整数を表
し、pは0またはlを表す。
本発明に用いる硬膜剤について更に詳しく説明すると、
一般式〔II〕のしで表される2価の基は、好ましくは
炭素数1〜10のアルキレン基、炭素数6〜IOのアリ
ーレン基、−O−、−S−、−So−5O2−、−C−
で表される2価の基、あるいはこれらの2価の基を複数
組み合わせて作られる2価の基が好ましい。Lで示され
る2価基の両端(差なぞ原子と結合する部分)は炭素原
子であり、Lは置換されていても良い。n、mは1〜6
の整数が好ましく、lが特に好ましい。
以下に本発明に使用される硬膜剤の例をあげるが、本発
明はこれに限定されるものではない。
化合物1 cHx −CH5OICH,OCH,So、CH=CH
化合物2 CH2−CH30zCHzCHzOCH2CH*5O2
CH−CH2化合物3 CHz = CHSOz(CH2)40(CHz)4S
O2CH= CH2化合物4 CH3= CH302CHiOCH2CH20CHzS
OzCH= CHz化合物5 CHz = CH5OgcH20CHICH2CH20
CH2SozcH雪CH。
化合物6 CH2= CHSO,CH,OCR,CH20CH2C
H20CH2SO2CH=CH2化合物7 CH2−CH3O□CH,CH,OCH,CH20CH
2CI(,5o2CH−CH。
化合物8 化合物9 これらの硬膜剤の合成法は特公昭44−29622号、
同47−24259号、同47−25373号などの公
報に記載されている。
本発明に使用する硬膜剤の使用量は、目的に応じて任意
にえらぶことができる。通常は乾燥ゼラチンに対して0
.01から20重量パーセントまでの範囲の割合で使用
できる。とくに好ましくは0.05から15重量パーセ
ントまでの範囲の割合で使用する。
本発明の硬膜剤は、ゼラチンを使用するあらゆる黒白写
真感光材料に用いることができる。例えば、黒白撮影用
フィルム、Xレイ用フィルム、製版用フィルム、黒白印
画紙、航空フィルム、マイクロ用フィルム、ファクシミ
リ用フィルム、グラフ用フィルム等の黒白感光材料であ
る。
また、この場合、本発明の硬膜剤を用いる写真層に特に
限定はなく、ハロゲン化銀乳剤層はもとより非感光性層
、例えば下塗り層、バック層、フィルター層、中間層、
オーバーコート層等のいかなるゼラチン含有写真層に用
いることができる。
本発明の硬膜剤は単独で用いてもよく、本発明の硬膜剤
を2種以上混合して用いてもよい。またこれまでに知ら
れている他の硬膜剤と併用して用いてもさしつかえない
。公知の硬膜剤としては、たとえば、ホルムアルデヒド
、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化合物類、ビ
ス(2−クロロエチル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6
−ジクロロ−1,3,5トリアジン、そのほか米国特許
3,288,775号、同2.732.303号、英国
特許第974,723号、同1,167.207号など
に記載されている反応性のハロゲンを有する化合物類、
ジビニルスルホン、5−アセチル−1゜3−ジアクリロ
イルへキサヒドロ−1,3,5−hリアジン、そのほか
米国特許第3.635’、718号、同3,232,7
63号、英国特許第994.869号などに記載されて
いる反応性のオレフィンを持つ化合物類、N−ヒドロキ
ンメチルフタルイミド、その他米国特許第2,732.
316号、同2,586.168号などに記載されてい
るNメチロール化合物、米国特許第3.103.437
号等に記載されているイソシアナート類、ムコクロル酸
のようなハロゲンカルボキシアルデヒド類をあげること
ができる。あるいは無機化合物の硬膜剤としてクロム明
パン等がある。また、上記化合物の代りにプレカーサー
の形をとっているもの、たとえばアルカリ金属ビサルフ
ァイトアルデヒド付加物、ヒダントインのメチロール誘
導体、第−級脂肪族二トロアルコール、メチルオキシエ
チルスルホニル系化合物、クロルエチルスルホニル系化
合物などと併用してもよい。
本発明の硬膜剤とともに、ゼラチンの硬化を促進する化
合物を併用することもできる。例えば、本発明の硬膜剤
に、特開昭56−4141号に記載のスルフィン酸基を
含有するポリマーを硬膜促進剤として併用する等である
本発明の硬膜剤を適用するゼラチンは、その製造過程に
おいて、ゼラチン抽出前、アルカリ浴に浸漬されるいわ
ゆるアルカリ処理(石灰処理)ゼラチン、酸浴に浸漬さ
れる酸処理ゼラチンおよびその両方の処理を経た二重浸
漬ゼラチン、過酸化水素処理ゼラチン、炭素処理ゼラチ
ンのいずれでもよい。さらに本硬膜剤はこれ等のゼラチ
ンを水浴中で加温ないし蛋白質分解酵素を作用させ、一
部加水分解した低分子量のゼラチンにも適用出来る。
又、本発明において用いられるアニオン性界面活性剤と
しては、その分子中に疎水性部分と親水性部分とを持ち
、少なくともその溶液が表面張力の低下を示すものであ
れば特に限定されるものではない。
本発明において特に好ましく用いられるアニオン性界面
活性剤としては、下記一般式(IIIA)、(II[B
:]、CI[IG)及び(II[D)で示される化合物
を挙げることができる。
一般式CIn A、 ) R,−OCO−CD2 R2−OCO−CH−R3 一般式 (I[[B) R4−OCO−CH。
R,−0CO−CH R,−(X刀−〇H−R? 一般式 一般式 (I[[D) 上記式中、R1,R2、R−、Rs 、 R−、Rs 
、 R#及びR1゜は、同一でも異なっていてもよく、
各々ノ\ロゲン原子、例えば塩素、臭素等アルキル基、
例えばメチル、エチル、ブチル、イソブチル、ペンチル
、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデシル、オ
クタデシル基等を表し、直鎖であっても分岐鎖であって
もよく、炭素原子数1〜32のものが好ましい。これら
のアルキル基は、ハロゲン原子、例えば塩素原子、臭素
原子等もしくはアリール基、例えばフェニル基、或いは
ナフチル基等の任意の置換基で置換されてもよい。又、
R1及びR2はカルボキシル基、スルホ基及びホスホン
酸基のアルカリ金属塩を表す。n、及びR2は1〜3の
整数を表す。
前記一般式(III A)乃至[:IIID)で示され
る具体的化合物を下記に例示するが、本発明の化合物〔
化合物例〕 11−1 ■ − ■ − ■ ■ − CH3 ■ ■ 1[[−8 I−9 ■ 0 C%H+ 1oOccH2cH2 C6H1lOOCC)12C)]  50mNa■ 1 CH3(CH2)++ −ooc−cHzCHx(C)
lx)++  OOCCHSO=Na■ 12 Csl(zoOc  CH2 C10[(2+ 00CCH5O3Na I  −13 ■ 14 ■ 5 ■ 6 ■ −17 CHs(C1(2)y  OCOCRlCHx(CHz
)y  OCOCH CHI(CH2)7 0COCHSo、Na11[−1
9 ■ −22 C2H。
本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤には、ハロ
ゲン化銀として、臭化銀、塩化銀、沃臭化銀、塩臭化銀
、塩沃臭化銀等の通常の7・ロゲン化銀乳剤に使用され
る任意のものを用いる事ができ、ハロゲン化銀粒子は、
酸性法、中性法及びアンモニア法のいずれで得られたも
のでもよい。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/フェル粒子であっても
よく、潜像か主として表面に形成されるような粒子であ
っても、また主として粒子内部に形成されるような粒子
でもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は任意のものを用
いることができる。好ましい1つの例は、1100)面
を結晶表面として有する立方体である。又、米国特許4
.183.756号、同4,225.666号、特開昭
55−26589号、特公昭55−42737号等の明
細書や、ザ・ジャーナル・オブ・7オトグラフイツク・
サイエンス(J 、P hotgrs ci) 、 2
1.39 (1973)等の文献に記載された方法によ
り、8面体、14面体、12面体等の形状を有する粒子
をつくり、これを用いることもできる。更に、双晶面を
をする粒子を用いてもよい。
本発明に係るハロゲン化銀粒子は、巣−の形状からなる
粒子を用いてもよいし、種々の形状の粒子が混合された
ものでもよい。
又、いかなる粒子サイズ分布を持つものを用いてもよく
、粒子サイズ分布の広い乳剤(多分散乳剤と称する)を
用いてもよいし、粒子サイズ分布の狭い乳剤(単分散乳
剤と称する。)を単独又は数種類混合してもよい。又、
多分散乳剤と単分散乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロゲ
ン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
本発明において、単分散乳剤が好ましい。単分散乳剤中
の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを中
心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量
が、全ノ\ロゲン化銀粒子重量の60%以上であるもの
が好ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましく
は80%以上である。
ここに平均粒径7は、粒径riを有する粒子の頻度n1
とri3との積niX ri3が最大となるときの粒径
r1を定義する。
(有効数字3桁、最小桁数字は四捨五入する。)ここで
言う粒径とは、球状のノ・ロゲン化銀粒子の場合は、そ
の直径、又球状以外の形状の粒子の場合は、その投影像
を周面積の円像に換算した時の直径である。
粒径は例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍から5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得られることができる。
(測定粒子個数は無差別に1000個以上ある事とする
。) 本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤はによって定義
した単分散度が20以下のものであり、更に好ましくは
15以下のものである。
ここに平均粒径及び粒径標準偏差は前記定義のriから
求めるものとする。単分散乳剤は特開昭5448521
号、同58−49938号及び同60−122935号
公報等を参考にして得ることができる。
感光性ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行わないで、い
わゆる未後熟(priHitive)乳剤のまま用いる
こともできるが、通常は化学増感される。
化学増感のためには、前記Glafkides又は、Z
elikmanらの著書、或いは1.Frleser編
デイ−・グルンドラーゲン・デル・7オトグラフイシエ
ン・プロツェセ・ミド・ジルベルハロゲニーデン(Di
eGrundlagen der Photograp
hischen Prozesse mltSilbe
rbalogeniden1Akade+n1ccbe
 Verlagsgesellscbaft、 196
8)に記載の方法を用いることができる。
即ち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活性ゼ
ラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還元増
感法、金その他の貴金属化合物を用いることができる。
硫黄増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾ
ール類、ローダニン類、その他の化合物を用いることが
でき、それらの具体例は、米国特許1,574.944
号、同2,410.689号、同2,278,947号
、同2,728.668号、同3,656.955号に
記載されている。還元増感剤としては、第一すず塩、ア
ミン類、ヒドラジン誘導体、ホルムアミジスルフィン酸
、シラン化合物等を用いることができ、それらの具体例
は米国特許2,487,850号、同2,419.97
4号、同2,518.698号、同2,983.609
号、同2,983.610号、同2,694.637号
に記載されている。貴金属増感のためには金錯塩のほか
、白金、イリジウム、パラジウム等の周期律表■族の金
属の錯塩を用いることができ、その具体例は米国特許2
,399.083号、同2,448.060号、英国特
許618.061号等に記載されている。
又、化学増感時のpH、pAg、温度等の条件は特に制
限はないが、pH値としては4〜9、特に5〜8か好ま
しく、pAg値としては5〜IL特に7〜9に保つのが
好ましい。又温度としては、40〜90℃、特に45〜
75°Cが好ましい。
本発明で用いる写真乳剤は、前述した硫黄増感、金・硫
黄増感の他、還元性物質を用いる還元増感法:貴金属化
合物を用いる貴金属増感法などを併用することもできる
感光性乳剤としては、前記乳剤を単独で用いてもよく、
二種以上の乳剤を混合してもよい。
本発明の実施に際しては、上記のような化学増感の終了
後に、例えば、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,
3a、7−チトラザインデン、5−メルカプト−1−フ
ェニルテトラゾール、2−メルカプトベンゾチアゾール
等を始め、種々の安定剤も使用できる。
更に必要であればチオエーテル等のハロゲン化銀溶剤、
又はメルカプト基含有化合物や増感色素のような晶癖コ
ントロール剤を用いてもよい。
本発明の乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、粒子を
形成する過程及び/又は成長させる過程で、カドミウム
塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム塩又は錯塩
、ロジウム塩又は錯塩、鉄塩又よ錯塩を用いて金属イオ
ンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表面に包含させ
る事ができる。
本発明の乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に不
要な可溶性塩類を除去しても良いし、あるいは含有させ
たままでもよい。該塩類を除去する場合には、リサーチ
・ディスクロジャー17643号記載の方法に基づいて
行うことかできる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料においては、更
に増感色素を添加して併用してもよい。
用いられる色素には、シアニン色素、メロシアニン色素
、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポー
ラ−シアニン色素、ヘミンアニン色素、スチリル色素及
びヘミオキサノール色素等が包含される。特に有用な色
素はシアニン色素、メロシアニン色素及び複合メロ/ア
ニン色素に属する色素である。これらの色素類には、塩
基性異部環核としてシアニン色素類に通常利用される核
のいずれをも適用できる。すなわち、ビロリン核、オキ
サゾリン核、チアゾリン核、ビロール核、オキサゾール
核、チアゾール核、セレナゾール核、イミダゾール核、
テトラゾール核、ピリジン核等、これらの核に脂環式炭
化水素環が融合した核、及びこれらの核に芳香族炭化水
素環が融合した核、即チ、インドレニン咳、ベンズイン
ドレニン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナ
フトオキサゾ・−ル核、ベンゾチアゾール核、ナフトチ
アゾール核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾー
ル核、キノリン核等が適用できる。これらの核は、炭素
原子上で置換されていてもよい。
メロシアニフ色素または複合メロシアニン色素にはケト
メチレン構造を有する核として、ピラゾリン−5−オン
核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリジン−2
,4−ジオン核、チアゾリジン−2,4−ジオン核、ロ
ーダニン核、チオバルビッール酸核等の5〜6員異節環
核を適用することができる。
本発明で用いる増感色素は、通常のネガ型ハロゲン化銀
に用いられると同等の濃度で用いられる。
特に、ハロゲン化銀乳剤の固有感度を実質的に落とさな
い程度の色素濃度で用いるのか有利である。
ハロゲン化銀1モル当り増感色素の約1.OX 10−
’〜約5 X 10−’モルが好ましく、特にハロゲン
化銀1モル当り増感色素の約4 X to−’〜2 X
 10−’モルの濃度で用いることが好ましい。
本発明の増感色素を1種又は2種以上組合せて用いるこ
とができる。本発明において有利に使用される増感色素
としてはより具体的には例えば次のごときものを挙げる
ことができる。
即ち、青感光性ハロゲン化銀乳剤層に用いられる増感色
素としては、例えば西独特許929.080号、米国特
許2,231,658号、同2,493,748号、同
2,503゜776号、同2,519.001号、同2
,912.329号、同3,656゜956号、同3,
672.897号、同3,694,217号、同4,0
25゜349号、同4,046,572号、英国特許1
,242.588号、特公昭44−14030号、同5
2−24844号、特開昭48−73137号、同61
−172140号等に記載されたものを挙げることがで
きる。又緑感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色
素としては、例えば米国時1,939.201号、同2
,072,908号、同2,739,149号、同2,
945.763号、英国特許505,979号、特公昭
48−42172等に記載されているごときシアニン色
素、メロシアニン色素又は複合シアニン色素をその代表
的なものとして挙げることができる。更に、赤感光性及
び赤外感光性ハロゲン化銀乳剤に用いられる増感色素と
しては、例えば米国特許2,269.234号、同2,
270,378号、同2,442,710号、同2,4
54,629号、同2,776.280号、特公昭49
−17725号、特開昭50−62425号、同61−
29836号、同60−80841号等に記載されてい
るごときシアニン色素、メロシアニン色素又は複合シア
ニン色素をその代表的なものとして挙げることができる
これらの増感色素は単独で用いてもよく、又これらを組
合せて用いてもよい。増感色素の組合せは特に強色増感
の目的でしばしば用いられる。その代表例は、米国特許
2,688.545号、同2,977.229号、同3
,397.060号、同3,522,052号、同3,
527.641号、同3,617,293号、同3,6
28.964号、同3,666.480号、同3,67
2,898号、同3,679,428号、同3.703
゜377号、同3,769.301号、同3,814,
609号、同3,837゜862号、同4,026,7
07号、英国特許1,344,281号、同1,507
.803号、特公昭43−4936号、同53−123
75号、特開昭52−110618号、同52−109
925号等に記載されている。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、親水性コ
ロイド層にフィルター染料として、あるいはイラジエー
ンヨン防止、ハレーション防止その他種々の目的で水溶
性染料を含有してよい。このような染料には、オキソノ
ール染料、ヘミオキソノール染料、スチリル染料、メロ
シアニン染料、シアニン染料及びアゾ染料等が包含され
る。中でもオキサノール染料:ヘミオキサノール染料及
びメロシアニン染料が有用である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、親水
性コロイド層に染料や紫外線吸収剤等が包含される場合
に、それらはカチオン性ポリマー等によって媒染されて
もよい。
上記の写真乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料の製造
工程、保存中或いは処理中の感度低下やカブリの発生を
防ぐために種々の化合物を添加することができる。即ち
、アゾール類例えばベンゾチアゾリウム塩、ニトロイン
ダゾール類、トリアゾール類、ベンゾトリアゾール類、
ベンズイミダゾール類(特にニトロ−又はハロゲン置換
体)、ペテロ環メルカプト化合物類例えばメルカプトチ
アゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカ
プトチアゾール類、メルカプトテトラゾール類(特にl
−フェニル−5−メルカプトテトラゾール)、メルカプ
トピリジン類、カルボキシル基やスルホン基等の水溶性
基を有する上記のへテロ環、メルカプト化合物類、チオ
ケト化合物例えばオキサゾリンチオン、アザインデン類
例えばテトラアザインデン類(特に4−ヒドロキシ置換
(1,3,3a、7)テトラザインデン類)、ベンゼン
チオスルホン酸類、ベンゼンスルフィン酸等のような安
定剤として知られた多くの化合物を加えることができる
使用できる化合物の一例は、K、Mees著、ザ・セオ
リー・オブ・ザ・ホトグラフィック・プロセス(The
 Theory of the Photograph
ic Process、第3版、1966年)に原文献
を挙げて記載されている。
これらの更に詳しい具体例及びその他の使用方法につい
ては、例えば米国特許3,954,474号、同3.9
82.947号、同4,021,248号又は特公昭5
2−28660号の記載を参考にできる。
又、本発明のハロゲン化銀写真感光材料は、写真構成層
中に米国特許3,411.911号、同3,411.9
12号、特公昭45−5331号等に記載のアルキルア
クリレート系ラテックスを含むことができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に下記各種添加剤を
含んでもよい。増粘剤又は可塑剤として例えば米国特許
2,960.404号、特公昭43−4939号、西独
国出願公告1,904.604号、特開昭48−637
15号、ベルギー国特許762.833号、米国特許3
,767.410号、ベルギー国特許588.143号
の各明細書に記載されている物質、例えばスチレン−マ
レイン酸ソーダ共重合体、デキストランサルフェート等
、硬膜剤としては、アルデヒド系、エポキシ系、エチレ
ンイミン系、活性ハロゲン系、ビニルスルホン系、イソ
ンア不−ト系、スルホン酸エステル系、カルボジイミド
系、ムコクロル酸系、アシロイル系等の各種硬膜剤、紫
外線吸収剤としては、例えば米国特許3,253.92
1号、英国特許1,309,349号の各明細書等に記
載されている化合物、特に2−(2’−ヒドロキシ−5
−3級ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2
’−ヒドロキシ−3’、5’−ジ−3級ブチルフェニル
)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3′
−3級7’チルー5′−ブチルフェニル)−5−クロル
ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’、
5’−ジ−3級ブチルフェニル)−5−クロルベンゾト
リアゾール等を挙げることができる。更に、塗布助剤、
乳化剤、処理液等に対する浸透性の改良剤、消泡剤或い
は感光材料の種々の物理的性質をコントロールするため
に用いられる界面活性剤としては英国特許548.53
2号、同1,216.389号、米国特許2,026.
202号、同3,514.293号、特公昭44−26
580号、同43−17922号、同43−17926
号、同43−3166号、同48−20785号、仏画
特許202.588号、ベルギー国特許773,459
号、特開昭48−101118号等に記載されているア
ニオン性、カチオン性、非イオン性或いは両性の化合物
を使用することができるが、これらのうち特にスルホン
基を有するアニオン界面活性剤、例えばコハク酸エステ
ルスルホン化物、アルキルベンゼンスルホン化物等が好
ましい。又、帯電防止剤としては特公昭46−2415
9号、特開昭48−89979号、米国特許2,882
,157号、同2,972.535号、特開昭48−2
0785号、同48−43130号、同48−9039
1号、特公昭46−24159号、同46−39312
号、同48−43809号、特開昭47−33627号
の各公報に記載されている化合物がある。
本発明の製造方法において、塗布液のpHは5,3〜7
.5の範囲であることが好ましい。多層塗布の場合は、
それぞれの層の塗布液を塗布量の比率で混合した塗布液
のpHが上記5.3〜7.5の範囲であることが好まし
い。pHが5.3よりより小さいと硬膜の進行がおそく
て好ましくなく、pHが7.5より大きいと写真性能に
悪影響を及ばすことか好ましくない。
本発明の感光材料において構成層には77)他剤、例え
ばスイス特許330,158号に記載のシリカ、仏画特
許1,296,995号に記載のガラス粉、英国特許1
,173.]、81号に記載のアルカリ土類金属又はカ
ドミウム、亜鉛などの炭厳塩などの無機物粒子;米国特
許2,322.037号に記載の澱粉、ベルギー特許6
25.451号或いは英国特許981.198号に記載
された澱粉誘導体、特公昭44−3643号に記載のポ
リビニルアルコール、スイス特許330,158号に記
載されたポリスチレン或いはポリメチルメタアクリレー
ト、米国特許3,079,257号に記載のポリアクリ
ロニトリル、米国特許3,022,169号に記載のポ
リカーボネートのような有機物粒子を含むことができる
本発明の感光材料において構成層にはスベリ剤、例えば
米国特許2,588.756号、同3,121,060
号に記載の高級脂肪族の高級アルコールエステル、米国
特許3,295.979号に記載のカゼイン、英国特許
1,263.722号に記載の高級脂肪族力ルンウム塩
、英国特許1,313.384号、米国特許3,042
,522号、同3,489.567号に記載のシリコン
化合物などを含んでもよい。流動、(ラフインの分散物
などもこの目的に用いることができる。
本発明の感光材料には、更に目的に応じて種々の添加剤
を用いることができる。これらの添加剤は、より詳しく
は、リサーチディスクロージャー第176巻I tem
17643 (1978年12月)及び同187巻■t
em18716 (1979年11月)に記載されてお
り、その本発明のハロゲン化銀写真感光材料の実施にお
て、 例えば乳剤層その他の層は写真感光材料IC!=塗布し
て構成することができる。可視性支持体として有用なも
のは、硝酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸酪酸セル
ロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン
テレフタレート、ポリカーボネート等の半合成又は合成
高分子からなるフィルム、バライタ層又はα−オレフィ
ンポリマー(例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン/ブテン共重合体)等を塗布又はラミネートした
紙などである。支持体は、染料や顔料を用いて着色され
てもよい。遮光の目的で黒色にしてもよい。これらの支
持体の表面は一般に、乳剤層等との接着をよくするため
に下塗処理される。下塗処理は、特開昭52−1049
13号、同59−18949号、同59−19940号
、同59−18949号各公報に記載されている処理が
好ましい。
支持体表面は、下塗処理の前又は後にコロナ放電、紫外
線照射、火焔処理等を處してもよい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、写真
乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法により
支持体上又は他の層の上に塗布できる。塗布には、デイ
ツプ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し
塗布法等を用いることができる。
本発明における現像時間が20秒以内好ましくは、15
秒以内で処理される現像・定着・水洗・乾燥工程につい
て記す。
本発明に使用する黒白現像液に用いる現像主薬には良好
な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン鎖と1−
7エニルー3−ピラゾリドン類の組合せが最も好ましい
。勿論この他にp−アミノフェノール系現像主薬を含ん
でもよい。
本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としては
ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイド
ロキノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイド
ロキノン、2.3−ジクロロハイドロキノン、2.5−
ジクロロハイドロキノン、2.3ジブロムハイドロキノ
ン、2,5−ジメチルハイドロキノンなどがあるが特に
ハイドロキノンか好ましい。
本発明に用いる1−フェニル−3−ピラゾリドン又はそ
の誘導体の現像主薬としてはl−フェニル−4,4ジメ
チル−3−ピラゾリドン、l−7エニルー4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、l−フェニ
ル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリドンな
どがある。
本発明に用いるp−アミノフェノール系現像生薬として
はN−メチル−p−アミノフェノール、p−アミノフェ
ノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミノフ
ェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)クリジン、
2−メチル−p−アミノフェノール、p−ベンジルアミ
ノフェノール等があるが、なかでもN−メチル−p−ア
ミノフェノールカ好ましい。
現像主薬は通常0.O1モル/Q−1,2モル/Qの量
で用いられるのが好ましい。
本発明に用いる亜硫酸塩の保恒剤としては亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモ
ニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、
ホルムアルデヒド重亜硫酸ナトリウムなどがある。亜硫
酸塩は062モル/Q以上特に0.4モル/ρ以上が好
ましい。また、上限は2.5モル/Qまでとするのが好
ましい。
本発明に用いる現像液のpHは9から13までの範囲の
ものが好ましい。更に好ましくはpH10から12まで
の範囲である。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウムの如きp
H調節剤を含む。
特開昭61−28708号(ホウ酸塩)、特開昭60−
93439号(例えば、サッカロース、アセトオキシム
、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの緩
衝剤を用いてもよい。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤:
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロソ
ルブ、ヘキンレングリコール、ニチノール、メタノール
の如き有機溶剤;l−フェニル−5−メルカプトテトラ
ゾール、2メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホ
ン酸すトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニトロ
インダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチルベ
ンツトリアゾール等のペンツトリアゾール系化合物など
のカブリ防止剤を含んでもよく、更に必要に応じて色調
剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56−1
06244号記載のアミノ化合物などを含んでもよい。
本発明においては現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開昭
56−24347号に記載の化合物を用いることができ
る。
本発明の現像液には、特開昭56−106244号に記
載のアルカノールアミンなどのアミン化合物を用いるこ
とができる。
この他り、F、A、メソン著フォトグラフィック・プロ
セソン・ケミストリー フォーカル・プレス刊(L、F
、A MASON、Photographic Pro
cessing Chemts虹ory、Focal 
Press、London)  (1966年)の22
6−229頁、米国特許第2.193.015号、同2
,592,364号、特開昭48−64933号などに
記載のものを用いてもよい。
本発明において[現像時間」、「定着時間」とは各々、
処理する感光材料が自現機の現像タンク液に浸漬してか
ら次の定着液に浸漬するまでの時間、定着タンク液に浸
漬してから次の水洗タンク液(安定液)に浸漬するまで
の時間を言う。
まj;「水洗時間」とは、水洗タンク液に浸漬している
時間をいう。
また「乾燥時間」とは通常35℃〜l 00 ’Cで好
ましくは40℃〜80℃の熱風が吹きつけられる乾燥ゾ
ーンが、自現機には設置されているが、その乾燥ゾーン
に入っている時間をいう。
現像温度及び時間は約25℃〜50°Cで15秒以下で
あるか好ましくは30°C〜40℃で6秒〜15秒であ
る。
定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、pH3,8以
上、好ましくは4.2〜5.5を有する。
定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイオンと
を必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ硫
酸アンモニウムが特に好ましい。定着剤の使用量は適宜
変えることができ、一般には約0.1〜約6モル/I2
である。
定着液には硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム塩
を含んでも良く、それらには、例えば塩化アルミニウム
、硫酸アンモニウム、カリ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸あるいはそれらの導体を
単独で、あるいは2種以上、併用することでかできる。
これらの化合物に定着液lo、につき0.005モル以
上含むものが有効で、特に0.01モル/12〜0.0
3モル/aが特に有効である。
具体的には、酒石酸、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウ
ム、酒石酸カリウムナトリウム、クエン酸、クエン酸ナ
トリウム、クエン酸カリウム、りエン酸リチウム、クエ
ン酸アンモニウムなどがある。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜
硫酸塩)、pHtik衡剤(例えば、酢酸、硝酸) 、
pH調整剤(例えば硫酸)、硬水軟化能のあるキレート
剤や特願昭60−213562号記載の化合物を含むこ
とができる。
定着温度及び時間は約20°C〜約50°Cで6秒〜1
分が好ましいが30°C〜40℃で6秒〜30秒がより
好ましく、更に好ましくは30°C〜40°Cで6秒〜
15秒である。
定着液濃縮液が本発明の方法で自動現像機に、感光材料
が処理されるに従って、それを希釈する水と共に補充さ
れる場合、定着液濃縮液はl剤で構成されることが最も
好ましいことは現像液の場合と同じである。
l剤として定着液親液が安定に存在しうるのはpH4,
5以上であり、より好ましくはpH4,65以上である
。pH4,5未満では、特に定着液が実際に使われるま
での期間長年放置された場合にチオ硫酸塩が分解して最
終的には硫化してしまうためである。従ってpH4,5
以上の範囲では亜硫酸ガスの発生も少なく、作業環境上
も良くなる。pHの上限まそれ程厳しくないが余り高p
Hで定着されると、以後水洗されても膜pHが高くなっ
て膜膨潤が大きくなり従って乾燥負荷が大きくなるので
pH7まで位が限度である。アルミニウム塩を使って硬
膜する定着液ではアルミニウム塩の析出沈澱防止pH5
,5までが限界である。
本発明は現像液または定着液のいずれかが上記のような
希釈水を必要としない(すなわち原液のままで補充する
)いわゆる使用液であっても構わない。
各濃縮液の処理タンク液への供給量及び希釈水との混合
割合はそれぞれ濃縮液の組成に依存して種々変化させる
ことができるが、一般に濃縮液対希釈水は1対θ〜8の
割合で、これらの現像液、定着液各々の全量は感光材料
l mlに対して50mffから1500+mQである
ことが好ましい。
本発明においては感光材料は親液、定着した後、水洗又
は安定化処理に施される。
水洗又は安定化処理は本分野で公知のあらゆる方法を適
用することができ、本分野で公知の種々の添加剤を含有
する水を水洗水又は安定化液として用いることもできる
。防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に便用する
ことにより、感光材料1 m2当たり3Q以下の補充量
という節水処理も可能となるのみならず、自現機設置の
配管が不要となり更にストック槽の削減が可能となる。
即ち現像液及び定着液用の調液希釈水及び水洗水又は安
定化液を共通の一層のストック槽から供給でき、自動現
像機の一層のコンパクト化が可能となる。
防黴手段を施した水を水洗水又は安定化液に併用すると
、水垢の発生等が有効に防止し得るため、感光材料1m
2当たりθ〜3Q、好ましくはθ〜IQ、の節水処理を
行うことができる。
ここで、補充量が0の場合とは、水洗槽中の水洗水が自
然蒸発等により減少した分だけ適宜補充する以外は全く
補充を行なわない、即ち実質的に無補充のいわゆる「た
め水」処理方法を行なう場合をいう。
補充量を少なくする方法として、書くより多段向流方式
(例えば2段、3段など)が知られている。この多段向
流方式を本発明に適用すれば定着液の感光材料はだんだ
んと清浄な方向、つまり定着液で汚れていない処理液の
方に順次接触して処理されて行くので、更に効率の良い
水洗がなされる。これによれば、不安定なチオ硫酸塩等
が適度に除去され、変退色の可能性が一層小さくなって
、更に著しい安定化効果が得られる。水洗水も従来に比
へ津、非常に少ない量ですむ。
少量の水洗水で水洗するときには特願昭60−1729
68号に記載のスクイズローラー洗浄槽を設けることが
より好ましい。
更に水洗又は安定化浴に防黴手段を施した水を処理に応
じて補充することによって生ずる水洗又は安定化浴から
のオーバーフロー液の一部又は全部は特開昭60−23
5133号に記載されているようにその前の処理工程で
ある定着能を有する処理液に利用することもできる。こ
うすることによって上記ストック水の節水ができ、しか
も廃液がより少なくなるためより好ましい。
防黴手段としては、特開昭60−263939号に記さ
れた紫外線照射法、同60−263940号に記された
磁場を用いる方法、同61−131632号に記された
イオン交換樹脂を用いて純水にする方法、特願昭60−
253807号、同60−295894号、同61−6
3030号、同61−51396号に記載の防菌剤を用
いる方法を用いることができる。
更には、L、E、West″Water Qualit
y Cr1teriaPhoto Sci & Eng
、 Vol、9 No、6 (1965)、Ml、Be
−ach″Microbiological Grow
ths in Motion−Pic−ture Pr
ocessing″SMPTE Journal Vo
l、85.(1976)。
R,O,Deegan、Photo Processi
ng Wash WaterBiocides” J、
Imaging Tech、Vol 10tNo、6(
1984)及び特開昭57−8542号、同57−58
143号、同58−105145号、同57−1321
46号、同58−18631号、同57−97530号
、同57−157244号などに記載されている防菌剤
、防パイ剤、界面活性剤などを併用することもできる。
更に水洗浴には、R,T、Kreiman著J、 Im
age、Techlo、(6) 242 (1984)
に記載されたイソチアゾリン系化合物、RESEARC
HDISCLO5URE第205巻、Item2052
6 (1981年、5月号)に記載されたイソチアゾリ
ン系化合物、同第228巻、Item 22845 (
1983年、4月号)に記載されたインチアゾリン系化
合物特願昭61−51396号に記載された化合物、な
どを防菌剤(Microbiocide)として併用す
ることもできる。
更に防パイ剤の具体例としては、フェノール、4−クロ
ロフェノール、ペンタクロロフェノール、フレノール、
0−フェニルフェノール、クロロフェン、ジクロロフェ
ン、ホルムアルデヒド、クルタールアルデヒド、クロル
アセトアミド、p−ヒドロキン安息香酸エステル、2−
(4−チアゾリン)−ベンゾイミダゾール、ベンゾイソ
チアゾリン−3−オン、ドデシル−ベンジル−ジメチル
アンモニウム−クロライド、N−(フルオロジクロロメ
チルチオ)−7タルイミド、2.4.4’−hリクロロ
ー27−ハイドロオキシジフェニルエーテルなどである
防黴手段を施して水ストンク槽に保存された水ま前記現
像液、定着液などの処理液原液の希釈水としても水洗水
としても共用されるのかスペースが少なくて済む点で好
ましい。しかし防黴手段を施した調液希釈水と水洗水(
又は安定化液)とを分けて別槽にそれぞれ保管すること
もできるし、ともらか一方だけを水道から直接とっても
よい。
別槽に分けて保管したときは、本発明のごとき防黴手段
を施した上に、水洗水(又は安定他塔)には種々の添加
剤を含有させることができる。
例えばアルミニウムとのキレート安定度logK値が1
0以上のキレート化合物を含有させてもよい。これらは
、定着液中に硬膜剤としてアルミニウム化合物を含む場
合水洗水中での自沈を防止するのに有効である。
キレート剤の具体例上しては、エチレンジアミン四酢酸
(togKI6.1.以下同じ)、シクロヘキサンジア
ミン四酢酸(17,6)、ジアミノプロパノール四酢酸
(13,釦、ジエチレントリアミン五酢酸(18,4)
トリエチレンテトラミン六酢厳(19,7)等及びこれ
らのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩があり
、その添加量は好ましくは0.O1〜10g/Q1より
好ましくは0.1〜5 gIQである。
更に水洗水中には銀画像安定化剤の他に水滴むらを防止
する目的で、各種の界面活性剤を添加することかできる
。界面活性剤としては、陽イオン型、陰イオン型、非イ
オン型および両イオン型のいずれを用いてもよい。界面
活性剤の具体例としてはたとえば工学図書(株)発行の
「界面活性剤/・ンドブック」に記載されている化合物
などがある。
上お安定化浴中には画像を安定化する目的で各種化合物
が添加される。例えば膜pHを調整する(例えばpH3
〜8)ための各種の緩衝剤(例えばホウ酸塩、メタホウ
酸塩、ホウ砂、リン酸塩、炭酸塩、水酸化カリ、水酸化
ナトリウム、アンモニア水、モノカルボン酸、ジカルボ
ン酸、ポリカルボン酸などを組み合わせて使用)やホル
マリンなどのアルデヒドを代表例として挙げることがで
きる。
その他、キレート剤、殺菌剤(チアゾール系、インチア
ソール系、ハロゲン化フェノール、スルファニルアミド
、ベンゾトリアゾールなど)、界面活性剤、蛍光増白剤
、硬膜剤などの各種添加剤を使用してもよく、同一もし
くは異種の目的の化合物を2種以上併用しても良い。
また、処理液の膜pH調整剤として塩化アンモニウム、
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニ
ウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム等の
各種アンモニウム塩を添加するのか画像保存性を良化す
るために好ましい。
上記の方法による水洗または安定浴温度及び時間は0°
C〜50°Cで6秒〜1分が好ましいが15°C〜40
°Cで6秒から30秒がより好ましく、更には15℃〜
40°Cで6秒から15秒が好ましい。
本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗された写真
材料は水洗水をしぼり切る、すなわちスクイズローラ法
を経て乾燥される。乾燥は約り0℃〜約100°Cで行
なわれ、乾燥時間は周囲の状態によって適宜変えられる
が、通常は約5秒〜1分でよいが、より好ましくは40
°C〜80°Cで約5秒〜30秒である。
本発明においては、感光材料に8ける膨潤百分率を低減
する程その乾燥時間を短縮できるという更に優れた効果
を発揮する。
本発明の方法によれば、現像、定着、水洗及び乾燥され
るまでのいわゆるDry to Dryの処理時間は1
00秒以内、好ましくは60秒以内更に好ましくは50
秒以内で処理されることである。
ここで“dry to dry  とは処理される感材
の先端が自現機のフィルム挿入部分に入った瞬間から、
処理されて、同先端が自現機から出てくる瞬間までの時
間を言う。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明はこれによって限定されるものではない。
実施例1 (裏面下層用塗布液の調製) ゼラチン500 gを8gの水に溶解した後、本発明の
染料80mg/m”を表1に示すように添加し、さらに
界面活性剤とじでサポニンを20g、表1に示すものを
Ig、ポリマーラテックスとしてアクリル酸ブチルと塩
化ビニリデンの共重合体を20g、増粘剤としてスチレ
ン−無水マレイン酸共重合体を2.5g、硬膜剤として
表1に示す一般式(II)のものを添加して調製した。
(裏面上層塗布液の調製) ゼラチン400gを水600mffに溶解した後、マッ
ト剤として平均粒径4μmのポリメチルメタアクリレー
トを20g1アニオン性界面活性剤として表1に示すも
のを3g添加して調製した。
(乳剤層用塗布液の調製) ゼラチンと塩化ナトリウムと水が入った40°Cに保温
された溶液中に硝酸銀水溶液とハロゲン化銀1モル当た
り2 X 10−’モルのへキサクロロイリジウム酸カ
リウム塩と4 X 10−’のへキサブロモロジウム塩
を添加しt:臭化カリウムと塩化ナトリウムの混合水溶
液とをダブルジェット法より添加して、臭化銀を35モ
ル%含む塩臭化銀粒子(分布の広さ9%、立方晶、粒径
0.35μm)をpH3,0、pAg7.7に保ちなが
ら調製し、pHを5,9にもどした後に常法により脱塩
した。
この乳剤を金、硫黄増感し、下記オルソ増感色素をハロ
ゲン化銀1モル当たり150mg添加し、更にハロゲン
化銀1モル当たり、l−フェニル−5−メルカプトテト
ラゾールを70sag、 4−ヒドロキシ−6−メチル
−1,3,3a、7−チトラザインデンを1 、2g、
ゼラチンを加えて熟成を停止した後、更にハイドロキノ
ンヲ4 gs フェニドンを2g、臭化カリウムを3g
、サポニンを5g、増粘剤としてスチレン−マレイン酸
重合体を2g、アクリル酸エチルの高分子ポリマーラテ
ックスを3gs硬膜剤としてホルマリンと2−ヒドロキ
シ−4,6−ジクロロ−1,3,5−s−トリアジンナ
トリウム塩を添加し調製した。
増感色素 (乳剤層用保護膜の調製) ゼラチン500gの水溶液に臭化カリウムLogを添加
し、アニオン性界面活性剤としてl−デシル−2−(3
−イソペンチル)サクシネート−2−スルホン酸ソーダ
を4g添加し、平均粒径5μmである不定型シリカを1
00g添加分散し、調製した。
上記塗布液を用いて下引加工を施した厚さ100μmの
ポリエチレンテレフタレートベース上に裏面下層を2゜
Og/m”、上層を1.0g/m”のゼラチン付量で同
時塗布し、続いて裏面層とは反対側の面上に銀量は3.
8g/m”、ゼラチンが乳剤層が1−4g/rs”、保
護膜層o−6g/m2になるようにして、乳剤層と保護
層を同時塗布した。
このようにして得られた試料を、下記組成の現像液と定
着液を用いて通常のローラ型自動現像機にて下記条件に
て処理し、残色とスリ傷の評価を行った。残色及びスリ
傷は10段階に分けて評価した。lOが最良であり、1
〜4が使用不可、5以上が使用可能なレベルである。
上記試料の経時安定性をみるために、23℃相対湿度4
8%で調湿後、厚さ100μ肩のポリ酢酸ビニルである
。ラミネート加工した防湿剤で密封包装し、40℃の恒
温槽でlO日間加熱処理した。この試料と冷凍保存した
試料を光学クサビ及び670na+の干渉フィルターを
とおしてキセノンフラッシュで1.OX 10−’秒の
せん閃光露光した後、下記条件で同様に処理し、相対感
度で評価しt;。
接着性をみるために、23℃、相対湿度80%で調湿後
、同じ試料を10枚重ね密封し、l am2当たり10
0gの圧力を加え、40℃で24時時間待し、接着性(
くっつき)を5段階評価を行った。5を最良とし、1〜
2は使用不可、3以上が使用可能なレベルとした。
比較に用いた界面活性剤(a)と硬膜剤(b)を以下に
示す。
(b) H2C= CH30ICH,CHCH2SO2CH= 
CH。
CH 現像処理は下記条件で行った。
(現像処理条件) (工程)    (温度)    (時間)現像   
  38°C12秒 定着     36℃     10秒水洗     
常温     8秒 乾燥     50℃     10秒Dry to 
Dry 45秒 現像液組成 (組成A) 純水(イオン交換水)         150I11
2工チレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩g ジエチレングリコール        50g亜硫酸カ
リウム(55%W/v水溶液)   10(lII4炭
酸カリウム            50gハイドロキ
ノン            15g5−メチルベンゾ
トリアゾール     200mg1−フェニル−5−
メルカプトテトラゾール0mg 水酸化カリウム使用後のpHを11.5にする量臭化カ
リウム             3g(組成り) 純水(イオン交換水)          3+mff
ジエチレングリコール        50gジエチル
アミノ−1,2−プロパンジオール5g エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩5mg 酢酸(90%水溶液)           0.3o
+125−二トロインダゾール        110
mg1−フェニル−3−ピラゾリドン      50
0mg現像液の使用時に水500+cQ中に上記組成A
1組成りの順1こ溶かし、l+2に仕上げて用いた。
定着液処方 (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72,5%V/V水溶液)40
m12 亜硫酸ナトリウム          17g酢酸ナト
リウム・3水塩       6.5g硼酸     
           6gクエン酸ナトリウム・3水
塩      8g酢酸(90%w/v水溶液)   
      13.6aff(組成り) 純水(イオン交換水)         17aiff
硫酸(50%v/vの水溶液)        4.7
g硫酸アルミニウム (AQ20.換算含量が8.1%v/vの水溶液)26
.5g 定着液の使用に水500mff中に上記組成A1組成り
の順に溶かし、1gに仕上げて用いた。この定着液のp
Hは約4.3であった。
結果を表1に示す。
表1の結果から比較例に対し、本発明の試料は残色、耐
スリ優性及び接着性に優れ、しかも保存性も良好なこと
がわかる。
実施例2 実施例1の1部添加剤を変更して下記の試料を作成した
(裏面下層用塗布液の調製) ゼラチン500gを80の水に溶解した後、下記染料を
150mg/m”添加し、さらに界面活性剤としてサポ
ニンを2g1 ドデシルベンゼンスルホン酸を1 gs
ポリマーラテックスとしてアクリル酸ブチルと塩化ビニ
リデンの共重合体を20g1増粘剤としてスチレン−無
水マレイン酸共重合体を2.5g、硬膜剤としてグリオ
キザールを2gを添加して調製した。
染料 (裏面上層塗布液の調製) ゼラチン400gを水600m+2に溶解した後、マッ
ト剤として平均粒径4μmのポリメチルメタアクリレー
トを20g、アニオン界面活性剤としてl−デシル−2
−(3−インペンチル)サクシネート−2−スルホン酸
ソーダを4g添加して調製した。
(乳剤層用塗布液の調製) ゼラチンと塩化ナトリウムと水が入った40℃に保温さ
れた溶液中に硝酸銀水溶液とハロゲン化銀1モル当たり
2 X 10−”モルのへキサクロロイリジウム酸カリ
ウム塩と4 X 10−’のへキサブロモロジウム塩を
添加した臭化カリウムと塩化ナトリウムの混合水溶液と
をダブルジェット法より添加して、臭化銀を28モル%
含む塩臭化銀粒子(分布の広さ12%、立方晶、粒径0
.25μm)をpH3,0、pAg7.7に保ちながら
調製し、pHを5.9にもどした後に常法により脱塩し
た。
この乳剤を金、硫黄増感し、下記増感色素をハロゲン化
銀1モル当たり300mg添加し、更にハロゲン化銀1
モル当たり、l−フェニル−5−メルカプトテトラゾー
ルを70■814−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,
3a、7−チトラザインデンを1.2g1ゼラチンを加
えて熟成を停止した後、更にハイドロキノンを4g、臭
化カリウムを3g、サポニンを5g、増粘剤としてスチ
レン−マレイン酸重合体を2g、アクリル酸エチルの高
分子ポリマーラテックスを3g1硬膜剤として表1に示
すものを添加し調製した。
増感色素 (乳剤層用保護膜の調製) ゼラチン500gの水溶液に臭化カリウム10gを添加
し、本発明の染料100B/m”を表1に示すように添
加し、アニオン界面活性剤として表1に示すものを4g
添加し、平均粒径5μ−である不定型シリカを100g
添加分散し、調製した。
上記塗布液を用いて実施例1と同様にして支持体に塗布
した。
この試料を488n■の干渉フィルターを用いて実施例
1と同様に旭理し、評価した。
結果を表2に示した。
〔発明の効果〕
本発明により、迅速処理を行っても、残色、スリ傷耐性
に優れ、接着性及び経時保存性も良好なハロゲン化銀写
真感光材料を提供する事が出来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤
    層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該ハロ
    ゲン化銀写真感光材料中の少なくとも1層が、下記一般
    式〔 I 〕で表される少なくとも1種の染料と、少なく
    とも1種のアニオン性界面活性剤をを含有し、かつ下記
    一般式〔II〕で表される硬膜剤により硬化されたことを
    特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1、R_3は各々少なくとも1つのスルホ
    ン酸基またはカルボン酸基を有するアルキル基、アリー
    ル基又は複素環基を表し、スルホン酸基又はカルボン酸
    基は2個の連結基を介してアルキル基、アラルキル基、
    アリール基又は複素環基に結合してもよい。R_2、R
    _4は各々−COR_9、−SO_2R_9、−SOR
    _3又は−SO_2NR_1_0R_1_1を表す(こ
    こにR_9はアルキル基、アラルキル基又はアリール基
    を表し、R_1_0、R_1_1は各々水素原子、アル
    キル基、アラルキル基又はアリール基を表し、R_1_
    0とR_1_1は連結して5又は6員環を形成してもよ
    い)、L_1、L_2、L_3、L_4、L_5は各々
    メチン基を表し、M^■は水素原子又はその他のカチオ
    ンを表す。〕一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Lは2価の有機基を表し、m、nは正の整数を
    表し、pは0または1を表す。〕
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