JPH0322652Y2 - - Google Patents

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JPH0322652Y2
JPH0322652Y2 JP1985153389U JP15338985U JPH0322652Y2 JP H0322652 Y2 JPH0322652 Y2 JP H0322652Y2 JP 1985153389 U JP1985153389 U JP 1985153389U JP 15338985 U JP15338985 U JP 15338985U JP H0322652 Y2 JPH0322652 Y2 JP H0322652Y2
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heating
air
heating room
room
pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はセントラル暖房システムに関し、特
に、暖房室の暖気を非暖房室に給気するシステム
の改良に関する。
[背景技術とその問題点] 従来より、冬期の一般家庭ではリビングダイニ
ングルーム等、家族が比較的長時間集まる部屋を
暖房し、それ以外の部屋は、常時はあまり暖房を
行つていない。そこで、暖房室と非暖房室との温
度差に起因する結露防止のため、あるいは非暖房
室への入室時に暖房室と非暖房室との温度差を感
じさせないようにするために、暖房室の暖気を非
暖房室へ給気する方法が知られている。
寒冷地等においては、第2図に示されるよう
に、ストーブ等の暖房器具21により暖められた
暖房室22の暖気を、自然対流により廊下23あ
るいは隙間等を介して他の非暖房室24,25,
26へ還流させ、これにより全体的な暖房を行な
つている。
しかしながら、このような暖房方法では、暖房
室以外の暖房効果はあまり期待できず、暖房室の
暖気を積極的に対流させる室内構造により、暖房
室自体の室内温度を降下させるという欠点があ
る。
ところで暖房室の換気を行う際に、外気の新鮮
な空気を取入れ、この取入外気と前記暖房室から
換気される空気とを熱交換し、この熱交換により
暖められた取入外気を他の非暖房室へ供給して前
記暖房室と非暖房室との温度差をなくそうとした
システムが本出願人により提案されている(特願
昭59−63885号)。このシステムによれば、非暖房
室の暖房効果は、前記対流による暖房より相当に
向上し、暖房室と非暖房室との温度差を減少させ
ることができ、暖房室自体の室内温度も降下させ
ることがない。
しかしながら、暖房室の暖気と外気との熱交換
率は、一般に70〜80%程度であるため、外気温が
低い場合にあつては、熱交換により得られた取入
外気温もそれ程高くなく、その結果、非暖房室の
暖房は必ずしも十分ではないという欠点があつ
た。
[考案の目的] 本考案の目的は、暖房室の換気を行うととも
に、暖房室の暖気を非暖房室へ効率よく供給し、
暖房室と非暖房室との温度差を極力減少させるよ
うにしたセントラル暖房システムを提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段および作用] そのため本考案は、暖房室の暖気を外気と熱交
換して屋外へ排気する一方、この熱交換により暖
められた取入外気を非暖房室に供給して全室暖房
を行うセントラル暖房システムにおいて、前記暖
房室から排気される暖気の一部を非暖房室へ直接
送気するバイパス通路を設けたことを特徴として
構成されている。
要するに本考案は、暖房室から排気される暖気
温度と、熱交換により得られた取入外気の温度と
の間に温度差があることに着目し、この温度差を
補充するようバイパス通路を設け、このバイパス
通路を介して暖房室から吸気される暖気の一部を
直接非暖房室へ送気できるようにして前記目的を
達成しようとするものである。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を示した図面に基づい
て説明する。
第1図において、家族全員が比較的長時間集ま
るリビングダイニングルーム等の暖房室1には、
ストーブ、ヒータ等の暖房器具2が設置されてい
る。前記暖房室1には、この暖房室1の外壁に設
置された熱交換器3に接続された吸気管4が、そ
の吸気口を暖房室1に臨ませて設けられている。
この吸気管4の吸気口4Aには、暖房室1の暖気
を吸気管4に強制的に吸気させる吸気フアン6が
設けられている。
前記熱交換器3には熱交換後の除熱空気を屋外
へ排気するための排気管5が設けられている。ま
た、熱交換器3には、熱交換するための外気取入
れ用の吸入管7が接続されているとともに、この
吸入管7の吸入口には吸気フアン9が臨んで設け
られている。この吸気フアン9により吸入管7を
介して取入れられた外気は、前記熱交換器3にお
いて、前記暖房室1から吸気される暖気と熱交換
された後、送気管11に送られるようになつてい
る。
前記送気管11は、一階の天井裏等に本管12
が配設され、この本管12から各室内に暖気を送
気する分岐管13とにより構成されており、これ
ら分岐管13の各開口部は、例えば非居住空間で
あり、かつ、比較的結露の発生し易い押入れ14
等の床面に臨んで設けられている。前記開口部よ
り送気される暖気は、それぞれの非暖房室16,
17,18および廊下等を介して暖房室1に還流
し、これにより家屋内全体の暖房を行うことがで
きるようになつている。
前記暖房室1に配管されている吸気管4の途中
と前記送気管11との間にはバイパス通路として
のバイパス管19が設けられている。このバイパ
ス管19は、熱交換器3の通常70〜80%熱交換率
による温度供給不足を補うためのものであり、こ
のバイパス管19には、前記吸入された暖気の一
部が直接供給され、このバイパス管19から前記
送気管11に供給された暖気は、前記熱交換器3
により熱交換された取入外気と合流した後に送気
管11を介して各非暖房室へ送気され、これによ
り、前記熱交換の温度供給不足を補うことができ
るようになつている。この際、前記吸気管4から
吸気される暖気の量は、前記屋外の吸気管7から
吸気される量よりも大とされ、前記バイパス管1
9を介して送気管11へ送気する量の確保が十分
行うことができるようになつている。このような
内外からの吸気量の調整を達成する手段として
は、暖房室1の吸気管4の径を屋外の吸気管7の
径よりも大きく設けるか、あるいは暖房室1の吸
気フアン6の送風能力を屋外の吸気フアン9のそ
れよりも大とすればよい。
次に本実施例の作用について説明する。
いま、暖房室1は暖房器具2により暖房されて
いるものとする。ここで暖房された暖気は、前記
吸気フアン6により吸気管4を介して前記熱交換
器3およびバイパス管19へ供給される。熱交換
器3に送られた暖気は吸気フアン9および吸気管
7を介して取入れられた外気と熱交換された後に
排気管5より排気される。一方、この熱交換によ
り暖められた取入外気は、前記送気管11へ供給
されて非暖房室16,17,18へと送気される
こととなる。この際、前記熱交換器3に送られず
バイパス管19に供給された暖気は、直接送気管
11へと送気され、この送気管11へ送気された
暖気は、熱交換により暖められた取入外気と合流
することとなる。前記各非暖房室16,17,1
8へ送られた暖気は、その後自然対流により屋内
全体に行き亘る。
このような本実施例によれば次のような効果が
ある。
すなわち、暖房室1から吸気される暖気の一部
がバイパス管19に送気されるとともに、このバ
イパス管19に送気された暖気は前記熱交換され
た取入外気と合流されるから、熱交換時の温度不
足をバイパス管19からの暖気により補償するこ
とができ、非暖房室16,17,18へ供給する
暖気の温度を高い温度に維持することができて各
室16,17,18の相対湿度を下げることがで
きるとともに、暖房室1と非暖房室16,17,
18との温度差を極力縮小させることができ、外
気あるいは暖房室1と非暖房室16,17,18
との温度差による、壁面への結露を発生すること
がなく、この結露に起因したカビの発生等も有効
に防止できるという効果がある。また暖房室1の
換気システムを利用して非暖房室16,17,1
8を暖房するものであるため設備費を安くするこ
ともできる。
さらに、暖房室1の暖気を利用して非暖房室1
6,17,18を暖房して全体暖房を行う構成と
したから、非暖房室16,17,18へ入室する
際に暖房室1との温度差を感じることもなく、従
来の温度差による不快感も解消することができ
る。また、暖房用の熱源は暖房室1に設置された
暖房器具2のみでよく、暖房に要するコストも節
約することができる。
なお、バイパス管19には、送気管11へ送気
する暖気の送気量を調整するダンパー、流量調整
弁等を設け、このダンパー等の開度調整をするこ
とによつて送気管11への送気量を適宜に調整す
れば、外気温の変化に対応した屋内暖房をより効
果的に行うことができる。また、各配管の途中に
適宜な除塵フイルタ、除湿器等を設けることによ
り、空気の汚染防止、除湿等を積極的に行うこと
ができる。
[考案の効果] 上述のような本考案によれば、暖房室の暖気を
非暖房室へ効率よく供給し、暖房室と非暖房室と
の温度差を極力減少させるようにしたセントラル
暖房システムを提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した全体構成
図、第2図は従来の暖房システムを示した図であ
る。 1……暖房室、2……暖房器具、3……熱交換
器、11……送気管、19……バイパス通路とし
てのバイパス管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 暖房室の暖気を外気と熱交換して屋外へ排気
    する一方、この熱交換により暖められた取入外
    気を非暖房室に供給して全室暖房を行なうセン
    トラル暖房システムにおいて、前記暖房室から
    排気される暖気の一部を非暖房室へ直接送気す
    るバイパス通路を設けたことを特徴とするセン
    トラル暖房システム。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記暖房室から吸気される暖気量が、外気の吸気
    量よりも大となるよう構成されていることを特
    徴とするセントラル暖房システム。
JP1985153389U 1985-10-07 1985-10-07 Expired JPH0322652Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153389U JPH0322652Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153389U JPH0322652Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6262115U JPS6262115U (ja) 1987-04-17
JPH0322652Y2 true JPH0322652Y2 (ja) 1991-05-17

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ID=31072225

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JP1985153389U Expired JPH0322652Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

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JP2001221476A (ja) * 2000-02-08 2001-08-17 Mitsubishi Electric Corp 多層建物用換気システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847938A (ja) * 1981-09-14 1983-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 太陽熱暖房装置

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