JP3069517B2 - 換気システムの加温ユニット - Google Patents
換気システムの加温ユニットInfo
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Description
り、特に導入外気の加温ユニットの構造に関する。
に強制ファンを使用するか否かで各種のタイプに別れ
る。図4(a)〜(e)は、換気システムの一般的な種
別を示すものであるが、以下に説明するように本発明は
とくに強制排気を行うタイプの換気システム(a、c)
に適用するものである。
汚れの程度が一定以上になったときに排気ファンを起動
するシステムが提案されている。検出する空気の汚れ
は、例えばタバコの煙、二酸化炭素、煮炊き調理時の水
蒸気などであり、これらを煙センサ、ガスセンサ等によ
って検出し、検出結果が設定閾値以上になったときに排
気ファンを駆動するわけである。かかるシステムは、室
内の空気の汚れの程度に応じて排気ファンをON、OF
Fするわけであるから、動力費を抑えることが出来ると
いう利点がある。
うに排気ファンを駆動すると強制排気に見合う量の外気
が室内に給気されることになり、とくに北海道のような
寒冷地では冬期において熱損失が甚だしく、快適性が損
なわれるという問題があった。
けることによって熱損失を低減させるシステムが提案さ
れている。例えば特開平5−256485号は外気温を
センサ検出し、外気温が低い場合にはダンパ切換えによ
って加熱空気を送気するものである。しかし、給気ダン
パをモータ切換えする構成では装置コストが嵩むうえ厳
冬期に可動部が凍結する等の故障が生じ易い。また強制
排気をするものではないが特開平3−251298号
は、床下にヒータ手段を設け、地熱とヒータによって外
気を温め、これを室内に送り込むシステムが提案されて
いる。しかし床下空間は外気に開放されているため、北
海道のような寒気の厳しい地域では床下空気の加温効率
が悪く、大量の熱源(電気、温水等)を要するなど、実
用の面で難がある。
易化することによって、装置コストおよび故障確率を低
減させることにある。
本発明に係る換気システムの加温ユニットは、前記給気
装置の上流最末端位置の床下空間に、ダクトを介して配
し、容積に余裕をもたせた略立方体のボックスであつて
金属パネルおよび断熱材をもって成形してなり、一のパ
ネル面に吸気口を形成し、該吸気口の対向パネル面に前
記ダクトに連通する適宜数の送気口を備える一方、前記
吸気口には、流入空気の流れを整える整流ダクトを外側
に配するとともに、当該吸気口の形状は、流入空気を上
下左右方向にまんべんなく拡開させて温水加熱器を透過
させるよう、温水加熱器に向けて若千拡開させて形成
し、前記吸気口の流入側開口の略正面位置に、家屋のセ
ントラルヒーティングに使用する外部のボイラから供給
される温水を循環させる温水加熱器を配し、該温水加熱
器は、前記吸気口から流入する外気をスムースに対向壁
面の送気口へ流動させる適当間隔の空隙を備えることを
特徴とする。
給気装置の上流位置にダクトを介して配し、温めた空気
を室内に送気するものである。加温ユニットは、室内側
の強制排気によって自然吸引した空気を温めるためのボ
ックス構成をとる。少ない熱源熱量を有効に使用するた
めである。このためボックス内面には断熱材を配し、ボ
ックス内空気の熱損失を抑える。
口)と、室内へ給気するための送気口とは対向面に形成
する。吸引した冷たい空気がそのまま室内に流れ込むこ
とを防止するためである。このためボックス内の吸気口
正面位置には、温水による加熱手段を設け、吸入した外
気をすべて通過させることによって確実に加熱し、こう
して温まった空気を対向パネルの送気口から室内側に供
給する。
供給が可能な場所であれば家屋内でその設置位置を自由
に選択できるが、吸引する外気温度はできるだけ低くな
いほうが好ましいから、床下に配する。
ムの一例を示すものである。本発明に係る換気システム
は、図2に示すように、室内Rに配した排気ファン10
と、この排気ファン10によって室内空気を強制的に屋
外へ排出する排気ダクト11、屋外フード12等を備
え、また、この排気ファン10の駆動時に外気を導入す
るための給気口装置(レジスタ)14、給気パイプ15
を備え、かつ、これらの給気系装置の上流に、送気ダク
ト25を介して加温ユニット20を設けてなる。
ば図1に示すように金属パネルで成形した略立方体のボ
ックス(本体ケース)21とし、その外側面にウレタン
フォーム等の断熱パネル22を貼設してボックス内温度
の低下を防止する一方、ボックス21の一側面に吸気口
23を形成し、流入空気の流れを整える整流ダクト24
を外側に配しておく。また吸気口23と対向するパネル
面には、ボックス内空気を送気ダクト25を介して室内
へ送出する送気口26を適宜数設ける。
ラル等の外部ボイラ(図示せず)から供給される温水を
循環させる温水加熱器(コンベクタ)27を設ける。こ
の温水加熱器27は、吸気口23から流入する外気をス
ムースに送気口26へ流動させることが出来るよう、適
当間隔の空隙をもって構成する。例えばU字管をもって
温水パイプを循環させるスチームヒータ型、図3に示す
ようにパネル面に複数の通気孔30を設けた貯留パネル
型などであるが、流入空気の流れが妨げられない限り形
状は問わない。
24を通ってボックス21内に流入した空気は、すべて
吸気口23の正面にある温水加熱器27を通過して熱交
換を行い、温められて送気口26から室内Rへ送られ
る。このときの送気温度は、室内の排気ファン10の駆
動状態や外気温によっても異なるが、およそ25〜30
℃である。外気温が非常に厳しく、例えばマイナス20
℃を下回るような条件下であっても、温水加熱器27を
通った空気は約10℃前後にまで温められ、さらにボッ
クス21に滞留している空気と混合されて20℃前後ま
で確実に加温されるから、排気ファン10が過度に長時
間運転されない限り、室内Rに給気される空気温度は十
分な快適性を保つことが出来る。
吸気すべき外気温それ自体が過度に低温になることはな
いからである。床下に配した場合は、厳冬期であっても
吸気(外気)温度は5〜10℃以上であるから、排気フ
ァン10が長時間運転されてもボックス21内温度は適
度に保つことが出来る。
吸引した空気をある程度貯留することが出来るよう、容
積に若干の余裕をもたせることが望ましい。ボックス容
積は、スペース、冬期外気温、温水供給量などに応じて
適宜設定することが出来る。
ース(ボックス)を金属パネルで成形する旨説明した
が、コスト的な不利がない限り樹脂または木材パネルで
成形しても構わない。断熱材の種類も限定されないが、
ガラスウールは微粉となって送気に混入する可能性があ
り好ましくないから、ボックスパネルに挟み込む状態
(いわゆるサンドイッチ型)で使用するのが望ましい。
て若干拡開させ、流入空気を上下左右方向にまんべんな
く拡散させて温水加熱器(27)を透過させる。温水加
熱器27への温水供給は、家屋内のセントラル設備を利
用すれば良く、とくに専用ボイラを配するまでもない。
ステムによれば、簡易な装置構成でありながら冬期の居
住快適性を確保でき、また装置コストおよび故障確率を
低減することが可能となる。
斜視図である。
る図である。
る斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 室内の適宜箇所に配した排気フアンによ
って室内空気を屋外へ排出する排気装置と、排気フアン
の駆動時にのみ外気を室内へ自然導入できる給気装置と
を備えてなる換気システムに適用する加温ユニットであ
って、 該加温ユニットは、 前記給気装置の上流最末端位置の床下空間に、ダクトを
介して配し、 容積に余裕をもたせた略立方体のボックスであって 金属
パネルおよび断熱材をもって成形してなり、 一のパネル面に吸気口を形成し、該吸気口の対向パネル
面に前記ダクトに連通する適宜数の送気口を備える一
方、 前記吸気口には、流入空気の流れを整える整流ダクトを
外側に配するとともに、 当該吸気口の形状は、流入空気を上下左右方向にまんべ
んなく拡開させて温水加熱器を透過させるよう、温水加
熱器に向けて若干拡開させて形成し、 前記吸気口の流入側開口の略正面位置に、家屋のセント
ラルヒーティングに使用する外部のボイラから供給され
る温水を循環させる温水加熱器を配し、 該温水加熱器は、前記吸気口から流入する外気をスムー
スに対向壁面の送気口へ流動させる適当間隔の空隙を備
えることを特徴とする換気システムの加温ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7350101A JP3069517B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 換気システムの加温ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7350101A JP3069517B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 換気システムの加温ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178244A JPH09178244A (ja) | 1997-07-11 |
JP3069517B2 true JP3069517B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=18408245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7350101A Expired - Fee Related JP3069517B2 (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 換気システムの加温ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069517B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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KR200450359Y1 (ko) * | 2008-04-28 | 2010-09-27 | 주식회사 유로하우징 | 안전 온수순환펌프 |
KR102301525B1 (ko) * | 2019-12-30 | 2021-09-10 | 신형주 | 칠드세일방식과 급기기능이 융합된 공조장치 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6269047A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-30 | Matsushita Seiko Co Ltd | ダクト用空調換気扇 |
JPS6291134U (ja) * | 1985-11-28 | 1987-06-11 | ||
JPH06300340A (ja) * | 1993-04-19 | 1994-10-28 | Matsushita Seiko Co Ltd | Vav装置 |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP7350101A patent/JP3069517B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09178244A (ja) | 1997-07-11 |
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