JPH03225725A - 微小真空管及びその製造方法 - Google Patents
微小真空管及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH03225725A JPH03225725A JP2020126A JP2012690A JPH03225725A JP H03225725 A JPH03225725 A JP H03225725A JP 2020126 A JP2020126 A JP 2020126A JP 2012690 A JP2012690 A JP 2012690A JP H03225725 A JPH03225725 A JP H03225725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- vacuum tube
- micro vacuum
- compound semiconductor
- crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 20
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 60
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 34
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 claims abstract description 24
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 26
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims description 17
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims description 6
- 238000000151 deposition Methods 0.000 claims 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 abstract description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract description 9
- MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N Hydrogen peroxide Chemical compound OO MHAJPDPJQMAIIY-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 3
- 238000000137 annealing Methods 0.000 abstract description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 abstract 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 abstract 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract 1
- 235000011149 sulphuric acid Nutrition 0.000 abstract 1
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052594 sapphire Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010980 sapphire Substances 0.000 description 6
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 4
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 3
- BLJHFCVPKWOHJX-UHFFFAOYSA-N ethylgallium Chemical compound CC[Ga] BLJHFCVPKWOHJX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 description 2
- 101100215641 Aeromonas salmonicida ash3 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- RBFQJDQYXXHULB-UHFFFAOYSA-N arsane Chemical compound [AsH3] RBFQJDQYXXHULB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000002488 metal-organic chemical vapour deposition Methods 0.000 description 1
- 239000011259 mixed solution Substances 0.000 description 1
- KRTSDMXIXPKRQR-AATRIKPKSA-N monocrotophos Chemical compound CNC(=O)\C=C(/C)OP(=O)(OC)OC KRTSDMXIXPKRQR-AATRIKPKSA-N 0.000 description 1
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- XCZXGTMEAKBVPV-UHFFFAOYSA-N trimethylgallium Chemical compound C[Ga](C)C XCZXGTMEAKBVPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000001771 vacuum deposition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J3/00—Details of electron-optical or ion-optical arrangements or of ion traps common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J3/02—Electron guns
- H01J3/021—Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
- H01J3/022—Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source with microengineered cathode, e.g. Spindt-type
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J21/00—Vacuum tubes
- H01J21/02—Tubes with a single discharge path
- H01J21/06—Tubes with a single discharge path having electrostatic control means only
- H01J21/10—Tubes with a single discharge path having electrostatic control means only with one or more immovable internal control electrodes, e.g. triode, pentode, octode
- H01J21/105—Tubes with a single discharge path having electrostatic control means only with one or more immovable internal control electrodes, e.g. triode, pentode, octode with microengineered cathode and control electrodes, e.g. Spindt-type
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/022—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes
- H01J9/025—Manufacture of electrodes or electrode systems of cold cathodes of field emission cathodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は微小真空管及びその製造方法に関し、特に、
半導体を用いた固体デバイスの製造技術を利用して、半
導体デバイスと同等の非常に微小な真空管を作製し、半
導体デバイスを凌ぐ高周波動作可能な電子デバイスを実
現するための微小真空管の構造並びにその製造方法に関
するものである。
半導体を用いた固体デバイスの製造技術を利用して、半
導体デバイスと同等の非常に微小な真空管を作製し、半
導体デバイスを凌ぐ高周波動作可能な電子デバイスを実
現するための微小真空管の構造並びにその製造方法に関
するものである。
第10図は例えば1986年 インターナショナルエレ
クトロン デバイス ミーティング プロシーディング
p、776 rシリコンフィールドエミッタアレイを用
いた真空電界効果トランジスタ」(1986年Inte
rnational Electronic Devi
ce Meetingproceeding p、7
76” A Vacucos Field Effec
t Transistar using 5ilico
n Field Bmitter Arrays”)で
提示された微小真空管の構造を示す要部断面図である0
図において、lはシリコン基板、2はシリコン基板1上
に形成された絶縁膜、3はシリコン基板1をエツチング
することにより形成した円錐形の陰極(以下、エミッタ
電極と称す)、4はエミッタ電極3より真空中に電界放
出された電子(図中、e−)を集取する陽極(以下、コ
レクタ電極と称す)、5は電子流を電界により制御する
ための制御電極(以下、ゲート電極と称す)である。
クトロン デバイス ミーティング プロシーディング
p、776 rシリコンフィールドエミッタアレイを用
いた真空電界効果トランジスタ」(1986年Inte
rnational Electronic Devi
ce Meetingproceeding p、7
76” A Vacucos Field Effec
t Transistar using 5ilico
n Field Bmitter Arrays”)で
提示された微小真空管の構造を示す要部断面図である0
図において、lはシリコン基板、2はシリコン基板1上
に形成された絶縁膜、3はシリコン基板1をエツチング
することにより形成した円錐形の陰極(以下、エミッタ
電極と称す)、4はエミッタ電極3より真空中に電界放
出された電子(図中、e−)を集取する陽極(以下、コ
レクタ電極と称す)、5は電子流を電界により制御する
ための制御電極(以下、ゲート電極と称す)である。
この種の微小真空管は真空中を走行する電子を利用する
もので、トランジスタなどの固体電子デバイスが開発さ
れる以前に用いられていた真空管の一種である。現在真
空管は一般的な電子機器には事実上全く用いられていな
いが、これは従来の真空管が生産性が低く、信顛性、消
費電力の面でも半導体電子デバイスに劣っていた上にそ
の寸法上の制約から高い機能を有する集積回路(IC)
の実現が困難であったためであり、真空管は次々と半導
体デバイスに置き換えられてきた。しかし、電子機器に
求められる高速性が増々高まるにつれて半導体デバイス
では対応が難しい面が生じてきた。半導体デバイスでは
電子が半導体中を走行するのに対して真空管では真空中
を走行するので電子の走行速度を真空管の方がはるかに
高めることができ、高速動作が可能である。また真空管
の消費電力が大きいのは主に陰極から電子を放出させる
ために陰極をヒータで加熱する必要があるためであるが
、陰極と陽極の間隔をミクロンオーダまで近付けること
により、電界放出で冷陰極より電子を放出できるように
なる。この際、陰極の先端に電界が集中して電界放出し
やすい様に陰極の先端は円錐形などの形状に鋭利に加工
されている必要がある。この様な微小な真空管を作製す
ることは、半導体デバイスの製造に用いられている加工
技術を利用することで初めて可能となる。
もので、トランジスタなどの固体電子デバイスが開発さ
れる以前に用いられていた真空管の一種である。現在真
空管は一般的な電子機器には事実上全く用いられていな
いが、これは従来の真空管が生産性が低く、信顛性、消
費電力の面でも半導体電子デバイスに劣っていた上にそ
の寸法上の制約から高い機能を有する集積回路(IC)
の実現が困難であったためであり、真空管は次々と半導
体デバイスに置き換えられてきた。しかし、電子機器に
求められる高速性が増々高まるにつれて半導体デバイス
では対応が難しい面が生じてきた。半導体デバイスでは
電子が半導体中を走行するのに対して真空管では真空中
を走行するので電子の走行速度を真空管の方がはるかに
高めることができ、高速動作が可能である。また真空管
の消費電力が大きいのは主に陰極から電子を放出させる
ために陰極をヒータで加熱する必要があるためであるが
、陰極と陽極の間隔をミクロンオーダまで近付けること
により、電界放出で冷陰極より電子を放出できるように
なる。この際、陰極の先端に電界が集中して電界放出し
やすい様に陰極の先端は円錐形などの形状に鋭利に加工
されている必要がある。この様な微小な真空管を作製す
ることは、半導体デバイスの製造に用いられている加工
技術を利用することで初めて可能となる。
第11図は第10図の微小真空管の製造方法を示す各主
要工程の断面図である。まず、同図(a)に示すように
シリコン基板1上にエミッタ電極用のn型りt層3aを
形成し、さらにその上にパターニングにより金属マスク
11を形成する0次に同図(1))に示すように金属マ
スク11をマスクとしてウェットエツチング等の等方性
エツチングによりn形Si層3aをエツチングし、さら
にサイドエツチングを施して円錐形のエミッタ電極3を
形成する0次に金属マスク用いてセルスアラインにより
基板全面に絶縁膜2を堆積し、その後、同図(d)に示
すように絶縁膜2上にゲート電極5及びコレクタ電極4
を形成して本素子を完成する。
要工程の断面図である。まず、同図(a)に示すように
シリコン基板1上にエミッタ電極用のn型りt層3aを
形成し、さらにその上にパターニングにより金属マスク
11を形成する0次に同図(1))に示すように金属マ
スク11をマスクとしてウェットエツチング等の等方性
エツチングによりn形Si層3aをエツチングし、さら
にサイドエツチングを施して円錐形のエミッタ電極3を
形成する0次に金属マスク用いてセルスアラインにより
基板全面に絶縁膜2を堆積し、その後、同図(d)に示
すように絶縁膜2上にゲート電極5及びコレクタ電極4
を形成して本素子を完成する。
しかしながら、従来の微小真空管は以上のように形成さ
れており、円錐状の陰極3を安定に再現性良く形成する
ことは極めて困難であった。即ち、従来の微小真空管で
は、第11図(a)〜0)に示すように、エミッタ電極
3をウェットエツチング等の等方性エツチングによりピ
ラミッド形状に形成する工程を有しており、このような
エツチング工程は制御性及び再現性に乏しく、シリコン
基板上に複数のエミッタ電極を形成する場合には第12
図に示すようにエミッタ電極の形状にバラツキが生じる
0図において、3Cはエツチングが完了した所望の形状
のエミッタ電極、3bはエツチングが完了していないエ
ミッタ電極、また、3dは過剰にエツチングが進行して
しまったものである。このようなエミッタ電極のエツチ
ング制御性の悪さは素子特性の不均一化を招き、実使用
褐が困難であった。
れており、円錐状の陰極3を安定に再現性良く形成する
ことは極めて困難であった。即ち、従来の微小真空管で
は、第11図(a)〜0)に示すように、エミッタ電極
3をウェットエツチング等の等方性エツチングによりピ
ラミッド形状に形成する工程を有しており、このような
エツチング工程は制御性及び再現性に乏しく、シリコン
基板上に複数のエミッタ電極を形成する場合には第12
図に示すようにエミッタ電極の形状にバラツキが生じる
0図において、3Cはエツチングが完了した所望の形状
のエミッタ電極、3bはエツチングが完了していないエ
ミッタ電極、また、3dは過剰にエツチングが進行して
しまったものである。このようなエミッタ電極のエツチ
ング制御性の悪さは素子特性の不均一化を招き、実使用
褐が困難であった。
また従来の微小真空管では、第10図に示すように、エ
ミッタ電極3からコレクタ電極へ電子が至る経路が曲線
状となるため、実効的にエミッタ電極3とコレクタ電極
4との間隔を近付けることが難しく、コレクタ電極4に
印加すべき電圧を低くすることが困難であった。
ミッタ電極3からコレクタ電極へ電子が至る経路が曲線
状となるため、実効的にエミッタ電極3とコレクタ電極
4との間隔を近付けることが難しく、コレクタ電極4に
印加すべき電圧を低くすることが困難であった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、先端が鋭利なコレクタ電極を容易に得ること
ができるとともに、コレクタ電極とエミッタ電極の間隔
を微小間隔にでき、低電圧で動作出来る微小真空管及び
その製造方法を提供することを目的とする。
たもので、先端が鋭利なコレクタ電極を容易に得ること
ができるとともに、コレクタ電極とエミッタ電極の間隔
を微小間隔にでき、低電圧で動作出来る微小真空管及び
その製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る微小真空管は、真空を介して同一平面上
にエミフタ電挽とコレクタ電極を配すると共に、該両電
極間を電子が直線的に走行する構成とし、かつ、該電子
の走行方向が、複数デバイスを一基板上にアレイ状に集
積した際に該デバイスアレイが形成する平面と平行方向
であるようにしたものである。
にエミフタ電挽とコレクタ電極を配すると共に、該両電
極間を電子が直線的に走行する構成とし、かつ、該電子
の走行方向が、複数デバイスを一基板上にアレイ状に集
積した際に該デバイスアレイが形成する平面と平行方向
であるようにしたものである。
また、この発明に係る微小真空管の製造方法は、化合物
半導体基板、あるいは絶縁性基板上に化合物半導体を結
晶成長させた基板上に形成し、化合物半導体結晶のエツ
チング速度あるいは結晶成長速度の結晶方位依存性を利
用してその先端部を鋭利に加工し、これをエミッタ電極
としたものである。
半導体基板、あるいは絶縁性基板上に化合物半導体を結
晶成長させた基板上に形成し、化合物半導体結晶のエツ
チング速度あるいは結晶成長速度の結晶方位依存性を利
用してその先端部を鋭利に加工し、これをエミッタ電極
としたものである。
この発明における微小真空管は、電子が基板に平行に直
線的に走行するためエミフタ、コレクタ電極間隔を小さ
くでき、しかもその間隔を精密に制御することが出来る
。また、電極の構成が従来の電界効果型トランジスタと
類似であるため、多くの微小真空管を集積し、IC化す
ることが容易である。また、本発明の微小真空管の製造
方法は、さらに化合物半導体結晶のエツチング速度ある
いは結晶成長速度の結晶方位依存性を利用してその先端
部を鋭利に加工してエミッタ電極を形成したので、特別
な制御なしに自動的に先端の鋭利なエミッタ電極を加工
、形成できる。
線的に走行するためエミフタ、コレクタ電極間隔を小さ
くでき、しかもその間隔を精密に制御することが出来る
。また、電極の構成が従来の電界効果型トランジスタと
類似であるため、多くの微小真空管を集積し、IC化す
ることが容易である。また、本発明の微小真空管の製造
方法は、さらに化合物半導体結晶のエツチング速度ある
いは結晶成長速度の結晶方位依存性を利用してその先端
部を鋭利に加工してエミッタ電極を形成したので、特別
な制御なしに自動的に先端の鋭利なエミッタ電極を加工
、形成できる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図、及び第2図はこの発明の第1の実施例による微
小真空管の要部断面図、及び斜視図である0両図におい
て、6は半絶縁性GaAs基板、3は該基板6の表面に
形成した低抵抗GaAs層からなるエミッタ電極、4は
同様に低抵抗GaAs層からなるコレクタ電極、5は基
板6の開口部上に形成されたゲート電極である。
小真空管の要部断面図、及び斜視図である0両図におい
て、6は半絶縁性GaAs基板、3は該基板6の表面に
形成した低抵抗GaAs層からなるエミッタ電極、4は
同様に低抵抗GaAs層からなるコレクタ電極、5は基
板6の開口部上に形成されたゲート電極である。
この様に構成した素子を真空中に置き、エミッタ電極3
を接地し、コレクタ電極4に正の電圧を印加すると、エ
ミッタ電極3の先端の鋭利な部分に電界が集中し、電子
が真空中に放出され、電界によってコレクタ電極4に向
って真空中を基板に並行に走行後、コレクタ電極4に流
入する。この際、ゲート電極5に印加する電圧を変化さ
せることによってコレクタ電極4に流入する電子量すな
わち電流量を制御することができ、これにより二極管動
作することが出来る。
を接地し、コレクタ電極4に正の電圧を印加すると、エ
ミッタ電極3の先端の鋭利な部分に電界が集中し、電子
が真空中に放出され、電界によってコレクタ電極4に向
って真空中を基板に並行に走行後、コレクタ電極4に流
入する。この際、ゲート電極5に印加する電圧を変化さ
せることによってコレクタ電極4に流入する電子量すな
わち電流量を制御することができ、これにより二極管動
作することが出来る。
また、第3図は第1図及び第2図に示した微小真空管の
製造方法の一例を示す図である。図において、第1図及
び第2図と同一符号は同一部分を示し、5aはゲート金
属、7は低抵抗GaAs層、8はレジストである。
製造方法の一例を示す図である。図において、第1図及
び第2図と同一符号は同一部分を示し、5aはゲート金
属、7は低抵抗GaAs層、8はレジストである。
次に製造方法について説明する。
まず、同図(a)に示すように、半絶縁性GaAs基板
6上にイオン注入/アニール、拡散、エビタギシャル成
長等の方法により低抵抗GaAs層7を形成する。
6上にイオン注入/アニール、拡散、エビタギシャル成
長等の方法により低抵抗GaAs層7を形成する。
次に、基板全面にレジスト膜を設け、同図(b)に示す
ように、通常のフォトリソグラフィ技術によってレジス
ト膜に幅1μm以下の開口部を形成し、レジストパター
ン8を形成する。マスク合わせの精度からこの開口部の
幅を1μm以下に制御することは容易である。
ように、通常のフォトリソグラフィ技術によってレジス
ト膜に幅1μm以下の開口部を形成し、レジストパター
ン8を形成する。マスク合わせの精度からこの開口部の
幅を1μm以下に制御することは容易である。
次に、同図(C)に示すように、レジストパターン8を
マスクとして例えば硫酸(HzSOa)と過酸化水素(
H20□)の混合液によりエツチングを施す。GaAs
結晶に代表される化合物半導体結晶はその面方位により
エツチング速度が異なっているため、エツチングされた
溝の断面形状を同図の様にすることは基板結晶の面方位
と溝を形成する方向を選べば容易に再現性良〈実施でき
る。例えばその−例を説明すると、GaAs基板6とし
て(100)面基板を用い、エツチングの結晶方位依存
性が現れる方向を(011)方向とし、これを図中、紙
面に垂直な方向とする。このとき、溝の上部両端部は約
45°の角度をもつ鋭利な先端を有するナイフェツジ状
に形成される。これは電界集中させやすい形状であり、
微小真空管のエミッタ電極としては極めて有効である。
マスクとして例えば硫酸(HzSOa)と過酸化水素(
H20□)の混合液によりエツチングを施す。GaAs
結晶に代表される化合物半導体結晶はその面方位により
エツチング速度が異なっているため、エツチングされた
溝の断面形状を同図の様にすることは基板結晶の面方位
と溝を形成する方向を選べば容易に再現性良〈実施でき
る。例えばその−例を説明すると、GaAs基板6とし
て(100)面基板を用い、エツチングの結晶方位依存
性が現れる方向を(011)方向とし、これを図中、紙
面に垂直な方向とする。このとき、溝の上部両端部は約
45°の角度をもつ鋭利な先端を有するナイフェツジ状
に形成される。これは電界集中させやすい形状であり、
微小真空管のエミッタ電極としては極めて有効である。
次に同図(d)に示すように、全面にゲート金属膜を例
えば真空蒸着法を用いて堆積し、溝の底部にゲート電極
5を形成する。
えば真空蒸着法を用いて堆積し、溝の底部にゲート電極
5を形成する。
そして同図18)に示すようにリフトオフ法によりレジ
スト膜8を有機溶剤等で除去するとともに、開口部に形
成したゲート電極5以外の不要な金属膜5aもこのとき
同時に除去する。
スト膜8を有機溶剤等で除去するとともに、開口部に形
成したゲート電極5以外の不要な金属膜5aもこのとき
同時に除去する。
この様な方法で形成した微小真空管は、エミッタ電極3
とコレクタ電極4の間隔を1μm以下(好ましくは0.
5μm)に精度よくしかも再現性よ(形成することが容
易であるので、低電圧での動作が可能となり、消費電力
の低減を図ることができる。
とコレクタ電極4の間隔を1μm以下(好ましくは0.
5μm)に精度よくしかも再現性よ(形成することが容
易であるので、低電圧での動作が可能となり、消費電力
の低減を図ることができる。
また、電極の構成が従来の電界効果型トランジスタと頻
僚であるため、多くの微小真空管を集積し、IC化する
こともできる。
僚であるため、多くの微小真空管を集積し、IC化する
こともできる。
さらに、GaAs結晶のエツチング速度の結晶方位依存
性を利用してその先端部を鋭利に加工してエミッタ電極
3を形成するようにしたので、特別な制御なしに自動的
に先端の鋭利なエミッタ電極を加工、形成することがで
き、生産性、信頼性の高い微小真空管が得られる。
性を利用してその先端部を鋭利に加工してエミッタ電極
3を形成するようにしたので、特別な制御なしに自動的
に先端の鋭利なエミッタ電極を加工、形成することがで
き、生産性、信頼性の高い微小真空管が得られる。
なお、上記第1の実施例ではゲート電極5を溝底部に一
つのみ配するようにしたが、これはさらに基板の上方部
にも配して、上下にゲート電極を設けてもよい。以下、
その−例を示す、即ち、第4図は本発明の第2の実施例
による2つのゲート電極を有する微小真空管の要部断面
図、第5図はその斜視図である0図に示すように、基板
5の開口部に設けたゲート電極5と春対向する基板上方
部にさらにゲート電極5bを設けている0通常、下部ゲ
ート電極5と上部ゲート電極5bはエミッタ′礒極3と
コレクタ電極4とが対向しない基板上の領域で接続して
同電位として使用する。上部ゲート電極5bは例えばG
aAs1Cプロセス等で用いられて゛・するエアブリフ
ジ技術を利用すれば比較的容易に実現出来る。このよう
な構成においては、2つのゲート電極5.5bによりエ
ミッタ電極3からコレクタ電極4に流入する電子量すな
わち電流を制御するので、電流制御能力の向上を図るこ
とができる。
つのみ配するようにしたが、これはさらに基板の上方部
にも配して、上下にゲート電極を設けてもよい。以下、
その−例を示す、即ち、第4図は本発明の第2の実施例
による2つのゲート電極を有する微小真空管の要部断面
図、第5図はその斜視図である0図に示すように、基板
5の開口部に設けたゲート電極5と春対向する基板上方
部にさらにゲート電極5bを設けている0通常、下部ゲ
ート電極5と上部ゲート電極5bはエミッタ′礒極3と
コレクタ電極4とが対向しない基板上の領域で接続して
同電位として使用する。上部ゲート電極5bは例えばG
aAs1Cプロセス等で用いられて゛・するエアブリフ
ジ技術を利用すれば比較的容易に実現出来る。このよう
な構成においては、2つのゲート電極5.5bによりエ
ミッタ電極3からコレクタ電極4に流入する電子量すな
わち電流を制御するので、電流制御能力の向上を図るこ
とができる。
また、上記実施例ではGaAs結晶の異方性を利用した
エピタキシャル成長により、エミッタ電極3及びコレク
タ電極4の双方をナイフェツジ状に形成したが、コレク
タ電極4の先端部は必ずしも鋭利に形成する必要はない
。
エピタキシャル成長により、エミッタ電極3及びコレク
タ電極4の双方をナイフェツジ状に形成したが、コレク
タ電極4の先端部は必ずしも鋭利に形成する必要はない
。
また、第9図は本発明の第3の実施例による微小真空管
を示す要部斜視図であり、これは第1図の微小真空管の
エミッタ電極3をさらにエツチング処理して鋸刃状に形
成したものである。このようにエミッタ電極3の先端部
を鋸刃状に形成することによってさらにエミッタ電極3
の鋭利な部分を多くでき、さらに電界集中を高めること
ができる。
を示す要部斜視図であり、これは第1図の微小真空管の
エミッタ電極3をさらにエツチング処理して鋸刃状に形
成したものである。このようにエミッタ電極3の先端部
を鋸刃状に形成することによってさらにエミッタ電極3
の鋭利な部分を多くでき、さらに電界集中を高めること
ができる。
また、上記の実施例ではエミッタ電極を形成するために
GaAsのエツチングを用いたが、これは選択エピタキ
シャル成長技術を用いても可能である。第6図は本発明
の第4の実施例による微小真空管の要部断面構造を示す
図であり、図に示す様に半絶縁性GaAs基板6上の一
部に絶縁膜9を選択的に形成し、例えばMOCVD法に
より、TMGa ()リメチルガリウム)あるいはT
EGa()リエチルガリウム)とASH3(アルシン)
等のガスを用い、400度〜500度でGaA3を結晶
成長すると、基板の面方位を選択することによってオー
バハング状の結晶成長が半絶縁性GaAs基板6上のみ
で起こるため、図に示すごとき形状のエミッタ電極3及
びコレクタ電極4が形成される。例えば、GaAs基板
6上に(100)面のGaAsを成長する場合には結晶
成長速度の結晶方位依存性の現れる方向を(011)方
向とした場合、第6図の基板の長手方向く紙面に垂直な
方向)を(011)方向として結晶成長すると制御性よ
くオーバハング形状の結晶を得ることができる。
GaAsのエツチングを用いたが、これは選択エピタキ
シャル成長技術を用いても可能である。第6図は本発明
の第4の実施例による微小真空管の要部断面構造を示す
図であり、図に示す様に半絶縁性GaAs基板6上の一
部に絶縁膜9を選択的に形成し、例えばMOCVD法に
より、TMGa ()リメチルガリウム)あるいはT
EGa()リエチルガリウム)とASH3(アルシン)
等のガスを用い、400度〜500度でGaA3を結晶
成長すると、基板の面方位を選択することによってオー
バハング状の結晶成長が半絶縁性GaAs基板6上のみ
で起こるため、図に示すごとき形状のエミッタ電極3及
びコレクタ電極4が形成される。例えば、GaAs基板
6上に(100)面のGaAsを成長する場合には結晶
成長速度の結晶方位依存性の現れる方向を(011)方
向とした場合、第6図の基板の長手方向く紙面に垂直な
方向)を(011)方向として結晶成長すると制御性よ
くオーバハング形状の結晶を得ることができる。
また、当然ながら、以上の実施例による微小真空管は、
第7図に示すように同一基板6上に複数個集積化して形
成し、ワイヤ12により相互接続するようにしてもよい
。上記実施例の製造方法によれば、制御性、再現性よく
エミッタ電極3及びコレクタ電極4を形成できるので、
このような集積型のものにおいても複数の微小真空管の
素子特性を均一にでき、素子特性のバラツキのない良好
な集積型デバイスが得られる。また、単一素子の場合に
比し、素子の性能をさらに向上させることができ、また
、新規な機能を発揮することも期待できる。
第7図に示すように同一基板6上に複数個集積化して形
成し、ワイヤ12により相互接続するようにしてもよい
。上記実施例の製造方法によれば、制御性、再現性よく
エミッタ電極3及びコレクタ電極4を形成できるので、
このような集積型のものにおいても複数の微小真空管の
素子特性を均一にでき、素子特性のバラツキのない良好
な集積型デバイスが得られる。また、単一素子の場合に
比し、素子の性能をさらに向上させることができ、また
、新規な機能を発揮することも期待できる。
また、上記の実施例では基板6として半絶縁性GaAs
基板を用いるようにしたが、基板の種類はGaAsのみ
に限定されるものではなく、これはエツチング又は結晶
成長に異方性の現れる材料であれば良い。
基板を用いるようにしたが、基板の種類はGaAsのみ
に限定されるものではなく、これはエツチング又は結晶
成長に異方性の現れる材料であれば良い。
さらに、例えばサファイア基板上にGaAs等を異種結
晶成長させた基板を用いることも可能である。即ち、第
8図は本発明の第5の実施例による微小真空管の要部断
面構造を示したものであり、図に示すように、基板とし
て、半絶縁性GaAs基板の下部にサファイア基板10
を備えた異種結晶成長基板を使用し、サファイア基板1
0上にゲート電極5を設けている。このような本実施例
によれば、半絶縁性GaAs基板6よりも絶縁性の高い
サファイア基板を用いるようにしているので、真空中を
走行する電子が基板内を流れる恐れがなくなり、高性能
で高信頼性のデバイスが実現でき、例えばミリ波帯域で
の通信に用いる増幅器等に有効に使用することができる
。
晶成長させた基板を用いることも可能である。即ち、第
8図は本発明の第5の実施例による微小真空管の要部断
面構造を示したものであり、図に示すように、基板とし
て、半絶縁性GaAs基板の下部にサファイア基板10
を備えた異種結晶成長基板を使用し、サファイア基板1
0上にゲート電極5を設けている。このような本実施例
によれば、半絶縁性GaAs基板6よりも絶縁性の高い
サファイア基板を用いるようにしているので、真空中を
走行する電子が基板内を流れる恐れがなくなり、高性能
で高信頼性のデバイスが実現でき、例えばミリ波帯域で
の通信に用いる増幅器等に有効に使用することができる
。
なお、上記実施例ではサファイア基板10を用いたが、
これはサファイア基板に限定されるものではなく、その
上にエピタキシャル成長が可能な絶縁性の基板であれば
よい。
これはサファイア基板に限定されるものではなく、その
上にエピタキシャル成長が可能な絶縁性の基板であれば
よい。
以上のように、この発明によれば、エミッタ電極とコレ
クタ電極を同一平面上に配したので、両電掻間隔を非常
に狭くすることができ、低電圧で動作させることが容易
となり、消費電力の低減を図ることができる効果がある
。さらにエミッタ電極から電子を放出させやすくするた
めにその先端部を鋭利に加工する工程を、エツチング速
度あるいは結晶成長速度の結晶方向依存性を利用して行
うようにしたので、容易にしかも再現性良くエミッタ電
極を形成することができ、高生産性及び高信頼性の微小
真空管を実現出来る効果がある。
クタ電極を同一平面上に配したので、両電掻間隔を非常
に狭くすることができ、低電圧で動作させることが容易
となり、消費電力の低減を図ることができる効果がある
。さらにエミッタ電極から電子を放出させやすくするた
めにその先端部を鋭利に加工する工程を、エツチング速
度あるいは結晶成長速度の結晶方向依存性を利用して行
うようにしたので、容易にしかも再現性良くエミッタ電
極を形成することができ、高生産性及び高信頼性の微小
真空管を実現出来る効果がある。
第1図はこの発明の第1の実施例による微小真空管の要
部断面図、第2図は第1図の微小真空管の斜視図、第3
図は第1図の微小真空管の製造方法を示す図、第4図は
本発明の第2の実施例による微小真空管を示す要部断面
図、第5図は第4図の微小真空管の斜視図、第6図は本
発明の第4の実施例による微小真空管を示す要部断面図
、第7図は本発明の微小真空管を集積化した様子を示す
断面図、第8図は本発明の第5の実施例による微小真空
管の要部断面図、第9図は本発明の第3の実施例による
微小真空管の斜視図、第10図は従来例による微小真空
管の要部断面図、第11図は第10図の微小真空管の製
造方法を示す図、第12図は従来の微小真空管の製造方
法の問題点を示す図である。 図において、1はシリコン基板、2は絶縁膜、3はエミ
ッタ電極、4はコレクタ電極、5aはゲート電極金属、
5.5bはゲート電極、6は半絶縁性GaAs基板、9
はゲート電極、lOはサファイア基板、11は金属マス
ク、12はワイヤである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
部断面図、第2図は第1図の微小真空管の斜視図、第3
図は第1図の微小真空管の製造方法を示す図、第4図は
本発明の第2の実施例による微小真空管を示す要部断面
図、第5図は第4図の微小真空管の斜視図、第6図は本
発明の第4の実施例による微小真空管を示す要部断面図
、第7図は本発明の微小真空管を集積化した様子を示す
断面図、第8図は本発明の第5の実施例による微小真空
管の要部断面図、第9図は本発明の第3の実施例による
微小真空管の斜視図、第10図は従来例による微小真空
管の要部断面図、第11図は第10図の微小真空管の製
造方法を示す図、第12図は従来の微小真空管の製造方
法の問題点を示す図である。 図において、1はシリコン基板、2は絶縁膜、3はエミ
ッタ電極、4はコレクタ電極、5aはゲート電極金属、
5.5bはゲート電極、6は半絶縁性GaAs基板、9
はゲート電極、lOはサファイア基板、11は金属マス
ク、12はワイヤである。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (5)
- (1)真空中を走行する電子を利用した微小真空管にお
いて、 電子を放出する陰極と、電子が流入する陽極とが真空を
介して対向し、該両電極間を電子が直線的に走行する構
成を有し、 かつ、該電子の走行方向が、複数デバイスを一基板上に
アレイ状に集積した際に該デバイスアレイが形成する平
面と平行方向であることを特徴とする微小真空管。 - (2)前記微小真空管は、前記陰極及び陽極以外に電子
流を電界により制御する制御電極を備えていることを特
徴とする請求項1記載の微小真空管。 - (3)前記微小真空管は、化合物半導体基板、あるいは
絶縁性基板上に化合物半導体を結晶成長させた基板上に
形成されており、 前記陰極は該化合物半導体結晶のエッチング速度あるい
は結晶成長速度の結晶方位依存性を利用してその先端部
が鋭利に加工されてなるものであることを特徴とする請
求項1記載の微小真空管。 - (4)前記化合物半導体はGaAsを主体とする結晶で
あり、その主面が(100)面であることを特徴とする
請求項3記載の微小真空管。 - (5)真空中を走行する電子を利用した微小真空管の製
造方法において、 化合物半導体基板、あるいは絶縁性基板上に化合物半導
体を結晶成長させた基板表面に、低抵抗の化合物半導体
層を形成する工程、 該低抵抗化合物半導体層及び前記化合物半導体基板にエ
ッチングを施し、該エッチング速度の結晶方位依存性を
利用して最上部に鋭利な部分を有する断面形状の溝を形
成し、該最上部の鋭利な部分を前記陰極とする工程を含
むことを特徴とする微小真空管の製造方法。(6)真空
中を走行する電子を利用した微小真空管の製造方法にお
いて、 化合物半導体基板、あるいは絶縁性基板上に化合物半導
体を結晶成長させた基板表面に、絶縁膜を堆積する工程
、 該絶縁膜に開口部を設け、該開口部にのみ選択的にエピ
タキシャル結晶成長し、該結晶成長速度の結晶方位依存
性を利用して、成長部の端部に鋭利な部分を有する断面
形状の低抵抗化合物半導体層を形成し、該成長部の端部
の鋭利な部分を前記陰極とする工程を含むことを特徴と
する微小真空管の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012690A JP2968014B2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 微小真空管及びその製造方法 |
US07/644,995 US5245247A (en) | 1990-01-29 | 1991-01-22 | Microminiature vacuum tube |
GB9101507A GB2242064B (en) | 1990-01-29 | 1991-01-23 | Microminiature vacuum tube and production method |
FR9100964A FR2657999B1 (fr) | 1990-01-29 | 1991-01-29 | Tube a vide micro-miniature et procede de fabrication. |
US08/035,686 US5267884A (en) | 1990-01-29 | 1993-03-23 | Microminiature vacuum tube and production method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012690A JP2968014B2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 微小真空管及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03225725A true JPH03225725A (ja) | 1991-10-04 |
JP2968014B2 JP2968014B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=12018430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012690A Expired - Lifetime JP2968014B2 (ja) | 1990-01-29 | 1990-01-29 | 微小真空管及びその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5245247A (ja) |
JP (1) | JP2968014B2 (ja) |
FR (1) | FR2657999B1 (ja) |
GB (1) | GB2242064B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04137327A (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-12 | Agency Of Ind Science & Technol | 電界放出素子及びその製造方法 |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3231528B2 (ja) * | 1993-08-17 | 2001-11-26 | 株式会社東芝 | 電界放出型冷陰極およびその製造方法 |
KR970000963B1 (ko) * | 1992-12-22 | 1997-01-21 | 재단법인 한국전자통신연구소 | 광게이트를 갖는 진공 트랜지스터 및 그 제조방법 |
US5502314A (en) * | 1993-07-05 | 1996-03-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Field-emission element having a cathode with a small radius |
US5610471A (en) * | 1993-07-07 | 1997-03-11 | Varian Associates, Inc. | Single field emission device |
US5340997A (en) * | 1993-09-20 | 1994-08-23 | Hewlett-Packard Company | Electrostatically shielded field emission microelectronic device |
US5401963A (en) * | 1993-11-01 | 1995-03-28 | Rosemount Analytical Inc. | Micromachined mass spectrometer |
US5793152A (en) * | 1993-12-03 | 1998-08-11 | Frederick M. Mako | Gated field-emitters with integrated planar lenses |
JPH0850850A (ja) * | 1994-08-09 | 1996-02-20 | Agency Of Ind Science & Technol | 電界放出型電子放出素子およびその製造方法 |
DE19609234A1 (de) * | 1996-03-09 | 1997-09-11 | Deutsche Telekom Ag | Röhrensysteme und Herstellungsverfahren hierzu |
US6989631B2 (en) * | 2001-06-08 | 2006-01-24 | Sony Corporation | Carbon cathode of a field emission display with in-laid isolation barrier and support |
US6624590B2 (en) * | 2001-06-08 | 2003-09-23 | Sony Corporation | Method for driving a field emission display |
US6663454B2 (en) * | 2001-06-08 | 2003-12-16 | Sony Corporation | Method for aligning field emission display components |
US7002290B2 (en) * | 2001-06-08 | 2006-02-21 | Sony Corporation | Carbon cathode of a field emission display with integrated isolation barrier and support on substrate |
US6682382B2 (en) * | 2001-06-08 | 2004-01-27 | Sony Corporation | Method for making wires with a specific cross section for a field emission display |
US6756730B2 (en) * | 2001-06-08 | 2004-06-29 | Sony Corporation | Field emission display utilizing a cathode frame-type gate and anode with alignment method |
US6873118B2 (en) * | 2002-04-16 | 2005-03-29 | Sony Corporation | Field emission cathode structure using perforated gate |
US6747416B2 (en) * | 2002-04-16 | 2004-06-08 | Sony Corporation | Field emission display with deflecting MEMS electrodes |
US6791278B2 (en) * | 2002-04-16 | 2004-09-14 | Sony Corporation | Field emission display using line cathode structure |
US7012582B2 (en) * | 2002-11-27 | 2006-03-14 | Sony Corporation | Spacer-less field emission display |
US20040145299A1 (en) * | 2003-01-24 | 2004-07-29 | Sony Corporation | Line patterned gate structure for a field emission display |
US20040189552A1 (en) * | 2003-03-31 | 2004-09-30 | Sony Corporation | Image display device incorporating driver circuits on active substrate to reduce interconnects |
US7071629B2 (en) * | 2003-03-31 | 2006-07-04 | Sony Corporation | Image display device incorporating driver circuits on active substrate and other methods to reduce interconnects |
EP1771412A2 (en) * | 2004-07-20 | 2007-04-11 | Warner-Lambert Company LLC | Crystalline forms of [r-(r*)]-2-(4-fluorophenyl)-bet a,gamma-dihydroxy-5-(1-methylethyl)-3-phenyl-4-[(phenylamino)carbonyl]-1h-pyrrole-1-hept anoic acid calcium salt (2:1) |
JP4811520B2 (ja) * | 2009-02-20 | 2011-11-09 | 住友金属鉱山株式会社 | 半導体装置用基板の製造方法、半導体装置の製造方法、半導体装置用基板及び半導体装置 |
CN110246889B (zh) * | 2019-05-10 | 2021-05-28 | 西安交通大学 | 一种双栅型真空场发射三极管结构及其制作方法 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3814968A (en) * | 1972-02-11 | 1974-06-04 | Lucas Industries Ltd | Solid state radiation sensitive field electron emitter and methods of fabrication thereof |
US4168213A (en) * | 1976-04-29 | 1979-09-18 | U.S. Philips Corporation | Field emission device and method of forming same |
US4578614A (en) * | 1982-07-23 | 1986-03-25 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Ultra-fast field emitter array vacuum integrated circuit switching device |
US4513308A (en) * | 1982-09-23 | 1985-04-23 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | p-n Junction controlled field emitter array cathode |
NL8600676A (nl) * | 1986-03-17 | 1987-10-16 | Philips Nv | Halfgeleiderinrichting voor het opwekken van een elektronenstroom. |
GB8621600D0 (en) * | 1986-09-08 | 1987-03-18 | Gen Electric Co Plc | Vacuum devices |
US4904895A (en) * | 1987-05-06 | 1990-02-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Electron emission device |
GB8720792D0 (en) * | 1987-09-04 | 1987-10-14 | Gen Electric Co Plc | Vacuum devices |
US4855636A (en) * | 1987-10-08 | 1989-08-08 | Busta Heinz H | Micromachined cold cathode vacuum tube device and method of making |
JP2623738B2 (ja) * | 1988-08-08 | 1997-06-25 | 松下電器産業株式会社 | 画像表示装置 |
JPH0340332A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電界放出型スウィチング素子およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-01-29 JP JP2012690A patent/JP2968014B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-01-22 US US07/644,995 patent/US5245247A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-01-23 GB GB9101507A patent/GB2242064B/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-01-29 FR FR9100964A patent/FR2657999B1/fr not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04137327A (ja) * | 1990-09-27 | 1992-05-12 | Agency Of Ind Science & Technol | 電界放出素子及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2657999A1 (fr) | 1991-08-09 |
GB2242064B (en) | 1994-05-25 |
GB9101507D0 (en) | 1991-03-06 |
FR2657999B1 (fr) | 1996-11-22 |
GB2242064A (en) | 1991-09-18 |
JP2968014B2 (ja) | 1999-10-25 |
US5245247A (en) | 1993-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH03225725A (ja) | 微小真空管及びその製造方法 | |
US4933732A (en) | Heterojunction bipolar transistor | |
US20010023947A1 (en) | Ultra high speed heterojunction bipolar transistor having a cantilevered base | |
JPS61121369A (ja) | 半導体装置 | |
JPS636877A (ja) | ヘテロ接合型バイポ−ラトランジスタの製造方法 | |
JPH0461729A (ja) | 微小真空管及びその製造方法 | |
US5267884A (en) | Microminiature vacuum tube and production method | |
US5100833A (en) | Method of producing a semiconductor light emitting device disposed in an insulating substrate | |
US5275968A (en) | Method of producing a semiconductor light emitting device disposed in an insulating substrate | |
US7276744B2 (en) | Semiconductor device and method of manufacturing the same | |
US5194399A (en) | Method of producing a semiconductor light emitting device disposed in an insulating substrate | |
EP0472262B1 (en) | Heterojunction bipolar transistor | |
JP3282950B2 (ja) | 電界放出型電子素子及びその製造方法 | |
JPS6050957A (ja) | ヘテロ接合バイポ−ラ半導体装置 | |
JP2606664B2 (ja) | メサ型バイポーラトランジスタの製造方法 | |
JPS61294857A (ja) | バイポ−ラトランジスタの製造方法 | |
JPH0577172B2 (ja) | ||
JP2781338B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPH0577173B2 (ja) | ||
JPS6231165A (ja) | ヘテロ接合化合物半導体装置 | |
JPH02192731A (ja) | バイポーラトランジスタ及びその製造方法 | |
JPS6316666A (ja) | セルフアラインバイポ−ラトランジスタの製造方法 | |
JPS635564A (ja) | ヘテロ接合型バイポ−ラトランジスタ | |
JPH0578196B2 (ja) | ||
JPH02210880A (ja) | 量子干渉効果素子 |