JPH03224907A - 消波ブロック - Google Patents

消波ブロック

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JPH03224907A
JPH03224907A JP2116190A JP2116190A JPH03224907A JP H03224907 A JPH03224907 A JP H03224907A JP 2116190 A JP2116190 A JP 2116190A JP 2116190 A JP2116190 A JP 2116190A JP H03224907 A JPH03224907 A JP H03224907A
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wave
dissipating
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hole
blocks
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JP2116190A
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Akio Tanaka
田中 彬夫
Yoshiro Nagai
永井 義郎
Haruo Shimizu
清水 治生
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は消波ブロックに関する。
従来の技術 従来における防波堤などの消波用堤体として、たとえば
特開昭63−70706号公報に開示されるように、一
端側の開口が湾外側に位置するとともに他端側の開口が
湾内側に位置するパイプ状の消波ブロックを上下左右に
複数ずつ配列したものが知られている。ここで、消波ブ
ロックは四角柱状のコンクリートブロックの内部に鋳鉄
などにて異形断面に形成された消波管を埋設したものが
一般的である。このような構成によれば、外海側から進
行してきた波は、消波管内に入り込み、この消波管内を
通過するときに、この消波管内における通路断面積の変
化などにより減衰を受けることになる。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成では、コンクリ−ドブロ
ックの内部に消波管を埋設するものであることから、そ
の製造コストが高くつくという欠点がある。かといって
、消波管を使用することなしにコンクリートブロック自
体で孔部を形成しようとすると、そのために中子などが
新たに必要になり、コストダウンを図ることは困難であ
る。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、内部に管体
を埋設する必要がなく、しかも中子などを使用すること
をも要しない消波ブロックを提供することを目的とする
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、上下左右に複数ずつ
配列されて堤体を構築可能であるとともに、角形の外郭
を有した消波ブロックがブロックの前端面からその前後
方向に形成されて急縮急拡部を構成する前方縦孔と、こ
の前方縦孔に続き前記ブロックの前後方向に形成されて
幅広の遊水部を構成する中央縦孔と、左右に隣り合うブ
ロックの遊水部どうしを連通させる横孔とを、上下に隣
り合うブロックどうしの間に形成可能な一対の凹部を有
する構成としたものである。
また本発明は、上下に隣り合って形成される遊水部どう
しを互いに連通させる連通孔を有する構成としたもので
ある。
さらに本発明は、四部が、上下に隣り合うブロックどう
しの間に、遊水部からブロックの後端面に向かう後方縦
孔を形成可能となっているように構成したものである。
作用 このような構成によれば、上下にブロックを積み重ねる
ことで、これらブロックの凹部どうしにより、縦方向お
よび横方向の孔が形成される。この孔は、鋳鉄管などに
よらずブロックの凹部だけで構成される。またブロック
には凹部を形成するだけでよく、複雑な形状の消波孔を
形成する必要はない。このため消波ブロックの製造コス
トが安価になる。
上下に隣り合って形成される遊水部どうしを連通させる
連通孔を有するようにすれば、孔内の波を上下に拡散さ
せることが可能となって、効果的な消波が行われる。
凹部によって後方縦孔を形成可能とすることで、孔内の
波は、消波ブロックよりも後方の領域に向かう流れとな
って放出される。
実施例 第1図〜第4図は本発明の第1実施例の消波ブロック1
を示し、また第5図は、この消波ブロック1を複数用い
ることにより構築される堤体を示す。
第1図〜第4図に示すように、消波ブロック1は角形の
外郭を有したコンクリート体にて構成され、このコンク
リート体を水平方向に設置したときの上面と下面とに、
それぞれ凹部2A、2Bが形成されている。消波ブロッ
ク1の上面と側面との稜部には複数のはめ合い凹部3が
形成され、またその側面と下面との稜部には、消波ブロ
ック1どうしを上下に積み重ねたときに下側の消波ブロ
ック1のはめ合い凹部3にはまり合う複数のはめ合い凸
部4が形成されている。
この上うな消波ブロック1を上下左右に複数ずつ配列す
ることにより、第5図に示すような堤体が構築される。
5はコンクリート盤製の基礎部、6は堤体の上面を形成
するためのコンクリート盤製の上載部である。
第5図および第1図に示すように、上下に隣り合う消波
ブロック1どうしの間には、上側の消波ブロックにおけ
る下面側の凹部2Bと、下側の消波ブロックにおける上
面側の凹部2Aとによって、消波孔7が形成される。こ
の消波孔7は、堤体の外海側の面すなわち消波ブロック
1の前端面8からブロックの前後方向に形成される前方
縦孔9と、この前方縦孔9に続いて同方向に形成される
中央縦孔lOと、この中央縦孔10と交差して左右方向
に形成される横孔11とを有する。
前方縦孔9は横断面が円形に形成され、その断面積が急
激に小さくなった後に急激に大きくなる急縮急拡部12
を有している。中央縦孔10もやはり横断面が円形に形
成されて、口径の大きな幅広の遊水部13を構成してい
る。中央縦孔lOは、横孔11に面した部分に傾斜壁面
14を有し、かつその最奥部が奥端面15にて閉じられ
ている。横孔11は横断面が角形に形成され、消波ブロ
ック1の両側面間にわたって貫通するように形成される
ことで、左右に隣り合う消波ブロック1の遊水部13ど
うしを互いに連通させる。
このように消波ブロック1は、消波孔7の孔9゜10、
11を形成可能な凹部2A、2Bを角形のコンクリート
体の上下の外面に形成するだけでよく、これにはめ合い
凹部3と凸部4とを付加するだけのものであるので、上
下に分割される型枠などを用いるだけで、きわめて容易
かつ安価に製造することができる。
第5図に示す堤体は護岸あるいは離岸の両用として供す
ることができるが、上下に積み重ねられる消波ブロック
1は互いのはめ合い凹部3に凸部4がはまり込むため、
強固な結合となり、また横ずれの発生が防止される。
堤体に波が当たると、この波の一部は消波孔7の前方縦
孔9の開口からこの孔9の中に入り、急縮急拡部12や
遊水部13に沿って伝播するにしたがい、波どうしある
いは壁との衝突を繰り返して、エネルギが減衰され、消
波される。また遊水部13の傾斜壁面14に衝突するこ
とで横孔11の方向へ拡散されることによっても、減衰
、消波される。
第6図は、本発明の第2実施例の消波ブロック1を示す
。この消波ブロック1においては、上下の凹部2A、2
Bどうしを互いに連通させる横断面丸形の連通孔16が
形成されている。
このようなものであると、上下に積み重ねられる消波ブ
ロック1により形成されて上下に隣り合う遊水部13ど
うしが互いに連通ずることになる。
したがって、傾斜壁面14に衝突した波は上下方向にも
拡散することになり、より効果的に減衰されて消波され
る。
第7図は、本発明の第3実施例の消波ブロック1を示す
。この消波ブロック1は、上下に隣り合う消波ブロック
1どうしにより形成される消波孔7が後方縦孔17を有
することになるように、その凹部2A、2Bの形状が定
められている。後方縦孔17は横断面が円形に形成され
、遊水部13から堤体の内海側の面すなわち消波ブロッ
ク1の後端面にわたる前後方向に形成されている。
このような構成によると急縮急拡部12を経て遊水部1
3に入り込んだ波は、波どうしあるいは壁との衝突を繰
り返すことによって、また特に傾斜壁面14に衝突して
横方向に拡散することによって、消波を受けると同時に
空気を巻き込むことになるため、その酸素濃度が高くな
る。そして、このように酸素濃度が高くなった水が、後
方縦孔17から堤体に囲まれた内水域に流れとなって出
ていくため、消波のみならず、内外水域の水の交流やエ
アレーションの効果も期待できる。
第8図は、本発明の第4実施例の消波ブロック1を示す
。この消波ブロック1は、第7図で示したのと同様の消
波ブロックに、第6図のものと同様の連通孔16が形成
された構成となっている。したがって、これら第6図お
よび第7図のものから得られる作用効果を、ともに期待
することができる。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、鋳鉄管などを用いる
ことなしに、消波ブロックの外面に形成される凹部だけ
で消波用の孔を構成することができ、しかも消波ブロッ
クには複雑な形状の消波孔を形成する必要がないため、
簡単かつ安価に消波ブロックを得ることができる。
上下に隣り合って形成される遊水部どうしを連通させる
連通孔を有するようにすることで、孔内の波が上下に拡
散することになって、いっそう効果的な消波が可能にな
る。
また、凹部により後方縦孔を形成可能とすることで、消
波のみならず堤体で仕切られる内外水域間での水の交流
やエアレーションの効果をも得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の第1実施例の消波ブロックの
斜視図、平面図、正面図および側面図、第5図は第1図
〜第4図の消波ブロックを用いた堤体の斜視図、第6図
〜第8図は本発明の第2〜第4実施例の消波ブロックの
斜視図である。 0 1・・・消波ブロック、2A、2B・・・凹部、7・・
・消波孔、9・・・前方縦孔、IO・・・中央縦孔、1
1・・・横孔、12・・・急縮急拡部、13・・・遊水
部、16・・・連通孔、17・・・後方縦孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上下左右に複数ずつ配列されて堤体を構築可能であ
    るとともに、角形の外郭を有した消波ブロックであって
    、ブロックの前端面からその前後方向に形成されて急縮
    急拡部を構成する前方縦孔と、この前方縦孔に続き前記
    ブロックの前後方向に形成されて幅広の遊水部を構成す
    る中央縦孔と、左右に隣り合うブロックの遊水部どうし
    を連通させる横孔とを、上下に隣り合うブロックどうし
    の間に形成可能な一対の凹部を有することを特徴とする
    消波ブロック。 2、上下に隣り合って形成される遊水部どうしを互いに
    連通させる連通孔を有することを特徴とする請求項1記
    載の消波ブロック。 3、凹部は、上下に隣り合うブロックどうしの間に、遊
    水部からブロックの後端面に向かう後方縦孔を形成可能
    とされていることを特徴とする請求項1または2記載の
    消波ブロック。
JP2116190A 1990-01-30 1990-01-30 消波ブロック Expired - Fee Related JPH0826531B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026324A1 (en) * 1995-02-23 1996-08-29 Fair Samuel S Shore erosion control structures
CN103526764A (zh) * 2013-09-16 2014-01-22 安徽华普节能房屋材料有限责任公司 一种垂直式挡土护坡混凝土构件
US9896814B2 (en) * 2016-05-02 2018-02-20 SmithGroupJJR, Inc. Quay wall with absorption blocks and inter-chamber flow paths

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