JPS6312177Y2 - - Google Patents

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JPS6312177Y2
JPS6312177Y2 JP18262583U JP18262583U JPS6312177Y2 JP S6312177 Y2 JPS6312177 Y2 JP S6312177Y2 JP 18262583 U JP18262583 U JP 18262583U JP 18262583 U JP18262583 U JP 18262583U JP S6312177 Y2 JPS6312177 Y2 JP S6312177Y2
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JP
Japan
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wave
wall
dissipating
water retarding
dissipating block
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JP18262583U
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JPS6091616U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は外港側のみならず、内港側の波浪も同
時に消波することができる消波用ブロツクに関す
る。
〔従来技術〕
従来防波堤の構築に用いる消波用ブロツクとし
ては、各種形態のものが知られており、その一つ
として、特公昭55−35525号記載の消波ブロツク
がある。これは前壁、中間壁及び後壁を所要平行
間隔にて配列し、同三壁を同三壁と直角をなしか
つ所要平行間隔を有する2つの隔壁によつて一体
的に連結し、前壁と中間壁及び中間壁と後壁間に
それぞれ第1及び第2隔室を形成し、さらに前壁
に第1隔室と連通する透孔を穿設することを特徴
とする。しかし、かかる消波ブロツクを含めて従
来の消波ブロツクは一側のみしか消波用の透孔を
有しておらず、そのため、外港側の波浪について
は消波機能を発揮しうるが、内港側に発生する波
浪や航跡波については、その機能を有せず、船舶
航行の安全保持や荷役作業の安全性に困難を生じ
ていた。
〔考案の目的〕
本考案はこのような従来技術が有する欠点を解
消しようとするものであり、その目的は港内外に
発生する波浪を同時に低減することができる防波
堤等のコンクリート構築物を容易に構築できる消
波用ブロツクを提供することにある。
〔考案の構成〕
本考案は前壁、中間壁及び後壁を所要平行間隔
にて配列し、同三壁を同三壁と直角をなしかつ所
要平行間隔を有する2つの隔壁によつて一体的に
連結し、前壁と中間壁及び中間壁と後壁間にそれ
ぞれ第1及び第2遊水室を形成し、さらに前壁と
後壁にそれぞれ第1,第2遊水室と連通する海水
流入用透孔を穿設することを特徴とする消波用ブ
ロツクに係るものである。
〔実施例〕
以下添付図に示す実施例に基づいて本考案を具
体的に説明する。
なお、第1図は第1実施例に係る消波用ブロツ
クの斜視図、第2図は第1図−線による断面
図、第3図は同消波用ブロツクにより構築される
防波堤の斜視図、第4図は第2実施例に係る消波
用ブロツクの斜視図、第5図は第4図−線に
よる断面図、第6図は第4図−線による断面
図である。
第1図において、1,2,3はそれぞれ矩形形
状を有する前壁、中間壁及び後壁であり、所要平
行間隔を開けて前後に配列されている。4,5は
それぞれ上記三壁1,2,3に対して直角にかつ
所要平行間隔開けて交差し同三壁と一体化する隔
壁である。
かかる構成によつて、前壁1と中間壁2間には
第1遊水室6が形成されるとともに、中間壁2と
後壁3間には第2遊水室7が形成される。
さらに、前壁1と後壁3にはそれぞれ海水流入
用透孔8,9が形成されており、これら透孔8,
9を通して海水が第1遊水室6と第2遊水室7に
流入し、同遊水室において波力が減殺される。
なお、外港と内港では一般に波力が相違する。
即ち、外港側の波力が内港側の波力より大きい。
そこで本実施例では、第2図に示す如く、第1遊
水室6を第2遊水室7より大きくし、それぞれの
波力に対応した消波効果を上げることが出来るよ
うにしている。しかし、後述する第2実施例に示
す如く、第1遊水室6を第2遊水室7と同じ容積
とすることも出来る。
また10,11は前壁1及び後壁3の両側に設
けた切欠口であり、同切欠口10,11の断面は
海水流入口8,9の断面の半分と同一断面を有し
ており、それによつて第3図にしめす如く横列に
配置された場合、1消波用ブロツクBの一側切欠
口と同消波用ブロツクBに併設される消波用ブロ
ツクBの対応切欠口が連接されて各消波用ブロツ
クBの中央に設けられている海水流入用透孔8,
9と同形の透孔を形成する。
12,13は消波用ブロツクBの垂直方向への
積み重ねを容易にするために設けたものであり、
12は隔壁4,5の上端面に設けた係止用突条、
13は隔壁4,5の下端面に設けた係止用凹溝で
ある。上記2手段を係合させることによつて消波
用ブロツクBを垂直方向に容易かつ確実に取付て
ゆくことができる。また14は上記消波用ブロツ
クBを海底に支持する水平基礎板である。
ついで上記構成を有する消波用ブロツクBによ
る防波堤の構築方法について述べる。
まず、海底に水平基礎板14を含めた基礎を構
築し、同基礎板14上に第1段を構成するブロツ
ク群を前壁1が外港に、後壁3が内港に対向する
ようにして載置してゆく。その後、第2段、第3
段と消波用ブロツクBを千鳥状に積み重ねてゆ
く。なお、本実施例にあつては、各消波用ブロツ
クBは係止用突条12及び係止用凹溝13を有し
ているので、積み重ね作業は確実かつ迅速におこ
なわれる。上記手順によつて所要段数消波用ブロ
ツクBを積み重ね、所要高さの堤体を構築する。
このようにして構築した防波堤は、外港及び内港
と対向する両面に多数の海水流入用透孔8,9を
有し、且つそれら透孔8,9を対応する遊水室
6,7と連通しているので、防波堤は外港の波浪
を消波するのみでなく、内港に発生する波浪も効
果的に消波することができる。
また第4図から第5図に第2実施例を示してお
り、本実施例は中間壁2を有孔にしたことを特徴
とするものであり、図示するごとく、中間壁2は
その下部に開口15を有している。
かかる構成によつて、第1,第2遊水室6,7
にそれぞれ外港側と内港側から流入した海水は消
波効果を受けるのみでなく、相互に交換しあい、
内港の汚染防止を図ることができる。
〔考案の効果〕
以上述べてきた如く、本考案は下記の効果を奏
する。
イ 前壁のみでなく後壁にも海水流入用透孔を有
し、且つ同透孔は対応する遊水室と連通してい
るので、外港の波浪のみでなく、内港の波浪も
消波することが出来、船舶の航行の安全や荷役
作業の安全を向上することができる。
ロ 中間壁に開口を設けることに依つて、内港の
汚染された海水を外港の海水と交換することが
でき、内港の汚染防止も図ることができる。
ハ 中間壁を移動することによつて、前壁と後壁
との間隔を自由に変更でき、遊水室を、外港と
内港のそれぞれ異なる入射波長に適合した容積
とすることによつて、最適の消波効果を挙げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例に係る消波用ブロツクの斜
視図、第2図は第1図−線による断面図、第
3図は同消波用ブロツクにより構築される防波堤
の斜視図、第4図は第2実施例に係る消波用ブロ
ツクの斜視図、第5図は第4図−線による断
面図、第6図は第4図−線による断面図であ
る。 図中、1…前壁、2…中間壁、3…後壁、4…
隔壁、5…隔壁、6…第1遊水室、7…第2遊水
室、8…海水流入用透孔、9…海水流入用透孔、
10…切欠口、11…切欠口、12…係止用突
条、13…係止用凹溝、14…水平基礎板、B…
消波用ブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 前壁、中間壁及び後壁を所要平行間隔にて配
    列し、同三壁を同三壁と直角をなしかつ所要平
    行間隔を有する2つの隔壁によつて一体的に連
    結し、前壁と中間壁及び中間壁と後壁間にそれ
    ぞれ第1及び第2遊水室を形成し、さらに前壁
    と後壁にそれぞれ第1,第2遊水室と連通する
    海水流入用透孔を穿設することを特徴とする消
    波用ブロツク。 2 中間壁は無孔壁であることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の消波用ブロツ
    ク。 3 中間壁は有孔壁であることを特徴をする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の消波用ブロツ
    ク。
JP18262583U 1983-11-25 1983-11-25 消波用ブロツク Granted JPS6091616U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18262583U JPS6091616U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 消波用ブロツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18262583U JPS6091616U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 消波用ブロツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6091616U JPS6091616U (ja) 1985-06-22
JPS6312177Y2 true JPS6312177Y2 (ja) 1988-04-08

Family

ID=30395450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18262583U Granted JPS6091616U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 消波用ブロツク

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6091616U (ja) 1985-06-22

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