JPH0437944Y2 - - Google Patents

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JPH0437944Y2
JPH0437944Y2 JP1983174443U JP17444383U JPH0437944Y2 JP H0437944 Y2 JPH0437944 Y2 JP H0437944Y2 JP 1983174443 U JP1983174443 U JP 1983174443U JP 17444383 U JP17444383 U JP 17444383U JP H0437944 Y2 JPH0437944 Y2 JP H0437944Y2
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JP
Japan
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water
vertical barrier
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wall
box
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JP1983174443U
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JPS6085323U (ja
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  • Sewage (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、用、排水路等に用いられる落差工に
関するものである。
〔従来の技術〕
落差工は、地形に高低差がある場合に、この流
水エネルギーを減殺するため、いわゆる減勢工と
して用いられているものであるが、設置場所や経
済性の問題などの観点から、流水エネルギーの減
殺効果が大きく、且つコンパクトな落差工の開発
が望まれている。
そこで、この種落差工とし、従来は実公昭56−
26007号公報に開示された考案があり、また落差
工ではないが、流水エルネギーを減殺するための
減勢装置として実開昭53−148534号公報に開示さ
れた考案がある。
〔従来技術の問題点〕
しかし、前記実公昭56−26007号公報および実
開昭53−148534号公報のものは、いずれも、その
遮勢板は流入口側に傾斜した構成であるため、流
水方向を落差工の底部方向に導出せしめる効果は
あるが、遮勢板との衝当による流水エネルギーの
現象はあまり多くは期待できず、したがつて、所
望の減勢を得るためには自ずと大型化となるとい
つた問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の如き従来の問題点を解決するた
めの成されたもので、小型でかつ減勢効果の大き
いものを提供することを目的としたものであり、
その要旨は、箱形ブロツクの一側壁上端に流入側
水路ブロツクを、これと対向する他側壁下端に流
出側水路ブロツクを夫々連接すると共に、該両側
壁間のほゞ中央位置にあつてその上端から高さの
過半分まで延びた水流方向と直交する垂直阻壁を
装着し、更に前記垂直阻壁に上下方向に延びた複
数の長孔を穿設したことを特徴とする落差工にあ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に
説明すると、図において1はプレキヤストコンク
リート製又は現場に打設した現場打コンクリート
製の基盤で、栗石又は砕石等により形成した基礎
2の上方に設置されている。
3は中空4角筒状の箱形ブロツクで、上記基盤
1上にその一端開口部を当接させて立設されてお
り、その中空部を滞溜室4となしている。
5は流入側水路ブロツクで、前記箱形ブロツク
3の一側壁(右側壁)の上端に形成した切欠き凹
部3a内にその端部を嵌合せしめて連接してあ
り、他側壁(左側壁)の下端部には同じく流出側
水路ブロツク6の端部を嵌入するための穿穴3b
が形成されている。なお、流入側及び流出側水路
ブロツク5及び6は、餓死の実施例では地中に埋
設することを考慮して、角筒状のものを使用して
いるが、上面開口型を使用しうることは勿論であ
る。
7は前記左右両側壁間のほゞ中央位置にあつて
その上端から垂設した垂直阻壁で、流入側から流
出側に流れる流水方向に対し直角方向に配設され
ており、その両側端を箱型ブロツク3の前後両側
壁内面に設けた凹条溝3c,3c内に上端から落
とし込んで装着してある。
この垂直阻壁7は、流入側水路ブロツク5から
箱形ブロツク3内に流入する流水と衝突させ、そ
の流速及び位置エネルギーを減少させるためのも
のであり、垂直阻壁7の下端は滞溜室4の深さの
過半分まで延びている。
7a,7aは垂直阻壁7に穿設した長孔で、上
下方向に平行に延びており、この長孔7a内を箱
型ブロツク3内に流入した流水の一部が通過する
ように構成したものである。これにより箱形ブロ
ツク3内に流入する水の量が増加した時でも、こ
の長孔7a内を通過する水の量も増加することに
なるため、水が箱型ブロツク3内から溢れ出るこ
とがないとゝもに、垂直阻壁7が水流から受ける
衝撃を軽減することができる。なお、この長孔7
aの横断面形状を、図示の実施例のように、流入
側を広くしたロート状とした方が、この長孔7a
を通過する水の流れを整える上で好ましい。
8は蓋板で、落差工ブロツク3の上面開口部を
塞ぐためのものである。
次に、本考案の施工例を詳述するに、先ず基礎
2の上面に基盤1を載置又は打設し、この上に箱
形ブロツク3を設置した後、その右側壁の切欠き
凹部3a内に流入側水路ブロツク5の端部を嵌合
せしめて連接するとゝもに、左側壁の下端部に形
成した穿穴3b内に流出側水路ブロツク6の端部
を嵌入して接続する。
しかる後、前後両側壁に形成した凹条溝3c,
3c内に垂直阻壁7を上方から落し込み、蓋板8
を被せて落差工を構築するのである。
そして、上記のようにして構築した落差工内に
流入側水路ブロツク5から水を流入せしめた時、
水流の一部は長孔7a,7aを通過して垂直阻壁
7への衝撃を軽減するものの、その大部分は垂直
阻壁7と衝突する。なお、流入側水路ブロツク5
から落差工内に流入する水量が多い場合には、垂
直阻壁7の上下方向に延びた長孔7a,7a内を
通過する水の量も増えることになるため、垂直阻
壁7と流入側における滞溜室4から水か溢れ出る
ことがなく、且つ垂直阻壁7が水流から受ける衝
撃が小さい。
そして、この垂直阻壁7に衝突した水流は、流
入側において、この垂直阻壁7と右側壁との間で
衝突を繰り返すとゝもに、上方から落下してくる
水流とも衝突して乱流となり、流速及び位置エネ
ルギーがここで減勢され、減勢された水は垂直阻
壁7の下方を通つて流出側水路ブロツク6から流
出される。
〔考案の効果〕
本考案に係る落差工は、上記のように、箱形ブ
ロツクの一側壁上端に流入側水路ブロツクを、こ
れと対向する他側壁下端に流出側水路ブロツクを
夫々連接すると共に、該両側壁間のほゞ中央位置
にあつてその上端から高さの過半分まで延びた水
流方向と直交する垂直阻壁を装着し、更に前記垂
直阻壁に上下方向に延びた複数の長孔を穿設した
構成であるから、落差工内に流入する水流は垂直
阻壁と衝突して急激にその流速及び位置エネルギ
ーが減殺される。
したがつて、小型化が図れるため、経済的であ
るとゞもに、狭い場所にも設置することができ、
且つ水量が多い場合でも垂直阻壁が受ける衝撃が
軽減されるため耐久性がよく、且つ流水が内部か
ら溢れることもないといつた諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は平面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
分解斜視図である。 1……基盤、2……基礎、3……箱形ブロツ
ク、4……滞溜室、5……流入側水路ブロツク、
6……流出側水路ブロツク、7……垂直阻壁、7
a……同長孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱形ブロツクの一側壁上端に流入側水路ブロツ
    クを、これと対向する他側壁下端に流出側水路ブ
    ロツクを夫々連接すると共に、該両側壁間のほゞ
    中央位置にあつてその上端から高さの過半分まで
    延びた水流方向と直交する垂直阻壁を装着し、更
    に前記垂直阻壁に上下方向に延びた複数の長孔を
    穿設したことを特徴とする落差工。
JP17444383U 1983-11-11 1983-11-11 落差工 Granted JPS6085323U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17444383U JPS6085323U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 落差工

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JP17444383U JPS6085323U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 落差工

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Publication Number Publication Date
JPS6085323U JPS6085323U (ja) 1985-06-12
JPH0437944Y2 true JPH0437944Y2 (ja) 1992-09-07

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JP17444383U Granted JPS6085323U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 落差工

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6267592B2 (ja) * 2014-06-19 2018-01-24 東日本高速道路株式会社 排水構造および集水桝

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626007U (ja) * 1979-08-05 1981-03-10

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JPS5910176Y2 (ja) * 1977-04-27 1984-03-30 石川島播磨重工業株式会社 ジエツトフロ−ゲ−トの減勢装置

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JPS5626007U (ja) * 1979-08-05 1981-03-10

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JPS6085323U (ja) 1985-06-12

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