JP4560232B2 - 集水ブロック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集水ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車道と歩道とが並設されている道路においては、車道側の道路ばた(車道と歩道との区画位置)に、その道路面とほぼ面一状態で排水路が設けられていることがあり、この排水路は現場打ちコンクリートにより形成されているか、または、境界ブロックを敷設することによって形成されている。
このような排水路では、その地下に排水路方向に沿ってU字型溝、排水用土管又は下水管が埋設されている。そのため、上記排水路の長手方向所定間隔おきに集水位置が設定されていて、この集水位置で排水桝を介する等してU字型溝や排水用土管へ排水を導くための集水口が設けられている。
【0003】
かかる集水口を設けるために、一般に集水ブロックが用いられており、この集水ブロックは、プレキャスト製のコンクリート等により長方形の平盤状に形成されたブロック本体と、このブロック本体の一側部で立ち上がる水返し段部とを有しており、その断面形状が概ねL型を呈したものとなっている。
ところで、道路の縦断勾配がある程度急になる(概ね4%以上)になると、排水路内では、「射流」と呼ばれる水深が浅く流速の速い流れが発生することになり、このような射流は、流速が速いために排水流が上記集水口の上方を素通りしてしまうということがあり、このため、排水がうまくできないために車道側が水浸しになることがある。
【0004】
そこで、これを解消するための一案として、集水ブロックやその周辺に設置する境界ブロックに対して、それらの水返し段部の起立面に凹部をくり抜き状に形成させることが提案されている(実開平7−2591号公報等参照)。
このような凹部を形成しておけば、排水路内を流れる排水流は凹部内へ流れ込み、その長手方向に沿って集水口の近傍まで誘導されるようになるが、この集水口の直近で凹部が突き当たり状に途切れているために、排水流はこの部分でぶつかって凹部内から車道側へと追い出されるようになり、その結果として排水流は集水口内へ導かれるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような凹部を設けただけでは、集水口への導水効果は必ずしも十分ではなく、射流のなかでもその流速が一層増したものの場合などでは、依然として排水がうまくできないということがあった。
また、かかる凹部によって十分な導水効果を得るには、集水ブロックだけでなく、その上流側に並設される数個の縁石にも当該凹部を連続的に形成せねばならないので、それだけ施工に係る手間が面倒(工事が大がかり)になり、建材費用をはじめとして施工費用等が嵩んで高コストになる。
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みて、施工手間や施工コストの増大を防止しつつ、射流となった排水流でも確実に集水口へ排水させることができる集水ブロックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明の集水ブロックは、その前提構成として、道路ばたに道路面とほぼ面一状態で設けられる排水路に対してその長手方向適所に設置されるものであって、平盤状をしたブロック本体と、ブロック本体の一側部で立ち上がる水返し段部とを有し、前記ブロック本体には、上記排水路の路面レベルで開口して地下埋設の排水部材へ排水を導く集水口が設けられ、且つこの集水口の開口周部に当該集水口へ嵌め入れるグレーチングを支持するグレーチング支持枠が設けられたものである。
【0008】
そして、本発明は、上記した集水ブロックの前提構成に加えて、前記ブロック本体に、前記グレーチング支持枠の排水方向上流側隣部で開口して、このグレーチング支持枠の下方部で上記集水口内へ連通する集水誘導口設けたものである。
この場合、集水口と集水誘導口との開口面積の総和により、集水口を実質的に大きくしたのと同じことになり、それだけ排水流を集水口へ導きやすくなる。また、排水路を集水口へ向けて流れる排水流は、集水口へ至る前に集水誘導口に達するようになるが、この集水誘導口では、排水流が少しでも流れ込めばそれがグレーチング支持枠の外周面等にぶつかり、小さな跳ね返り状の立体的乱流を伴いながらその後にこの集水誘導口内へ落ち込むようになるため、この現象がいわゆる「誘い水」となり、その後の排水流を集水誘導口及び集水口へと引き込ませるように作用する。従って、排水流の確実な集水ができることになる。
【0009】
そして、本発明では、グレーチング支持枠から排水方向上流側に延び且つ当該排水方向と直交する方向に並ぶ複数本の棒材よりなる補助グレーチングが集水誘導口に設けられており、集水誘導口上を跨る状態で補助グレーチングが配置されているので、集水誘導口を設けたことに伴うブロック本体の強度的な低下が生じないものとなっている。
上記本発明の集水ブロックにおいて、集水口の排水方向両隣部に集水誘導口を設けるとともに、グレーチング支持枠の排水方向両側にも補助グレーチングを設けることが好ましい。
【0010】
このようにすれば、集水ブロックは、左右の使い勝手が同じになって、道路の左側と右側のいずれにも区別なく設置できるようになり、排水勾配に対する設置方向として共用化が可能になる。すなわち、左タイプと右タイプとを別々に作り分ける必要がない。
また、本発明は、前記した集水ブロックの前提構成において、ブロック本体に、グレーチング支持枠の排水方向上流側隣部で開口して当該グレーチング支持枠の下方部で上記集水口内へ連通する集水誘導口を設け、この集水誘導口の排水方向上流側隣部に、当該集水誘導口へ近づくほど下降傾斜する落とし込み部を設けたものである。
このようにすると、集水誘導口内への排水流の流れ込みを一層促進することができる。また、この場合、落とし込み部の下流側端部を、当該落とし込み部の傾斜面を延長した仮想線がグレーチング支持枠の脇桟にぶつかる高さ位置に配置すれば、集水誘導口へ流れ込んだ排水流をグレーチング支持枠の外周面等にぶつけやすくなるため、前記「誘い水」効果を一層高めることができる。
【0011】
上記本発明の集水ブロックにおいて、集水口の排水方向両隣部に集水誘導口を設けるとともに、両集水誘導口の集水口とは反対側の両隣部に落とし込み部を設けることが好ましい。
このようにすれば、集水ブロックは、左右の使い勝手が同じになって、道路の左側と右側のいずれにも区別なく設置できるようになり、排水勾配に対する設置方向として共用化が可能になる。すなわち、左タイプと右タイプとを別々に作り分ける必要がない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜図6は本発明の第一実施形態に係る集水ブロック1を示している。このうち、図1は本実施形態に係る集水ブロック1の平面図を示し、図2乃至図5はそれぞれ所定位置で切断して示した断面図である。
これら各図から明らかなように、この集水ブロック1は、コンクリート等により長方形の平盤状に形成されたブロック本体2と、このブロック本体2の一側部で立ち上がる水返し段部3とを有したものとなっており、その断面形状がほぼL型を呈したものとなっている。
【0013】
これらブロック本体2や水返し段部3の内部には、必要に応じて鉄筋等の補強材(図示ほぼ)が埋設されている。ブロック本体2の長手方向中央部には、水返し段部2に近接した配置で集水口4が上下貫通して設けられている。なお、この集水口4には、通常、金属製又はコンクリート製のグレーチング5が嵌め込まれるが、図面では図1にのみグレーチング5を書き込んであり、他の図では省略している。このグレーチング5は、必要に応じて回転把手6を引き上げることで、集水口4に対する着脱が自在に行えるものとなっている。
【0014】
図6に示すように、例えば、車道7と歩道8との区画位置に沿って車道7側の道路ばたに設けられる排水路9に対して、その長手方向適所の集水位置にこの集水ブロック1を設置する場合では、上記水返し段部3を歩道8側へ向けブロック本体2の先端側を車道7側へ向けるように配置し、特にブロック本体2の上面を車道7の路面に対して同等以下となるようにレベル合わせさせるものとする。
従って、ブロック本体2において開口している上記集水口4は、排水路9の路面レベルで開口していることになる。そして、この集水ブロック1の地下には、例えば車道7に沿ってU字型溝等よりなる排水部材10が埋設されている。なお、図示は省略するが、排水部材10がU字型溝ではなく排水用土管や下水管等である場合では、これらがある程度、深い位置に埋設されていることになるので、集水ブロック1と排水用土管等との上下間を繋ぐかたちで排水桝が設けられることもある。
【0015】
上記した集水ブロック1のブロック本体2において、集水口4の開口周部には、グレーチング5を支持するためのグレーチング支持枠12が設けられている。このグレーチング支持枠12は殆どの場合、金属製(鋳造品や帯鋼の溶接品又は板金品)であり、ブロック本体2を成形する段階でその内部の所定位置へ一体的に組み込むように(プレキャスト)してあり、結果、ブロック本体2にインサート的に一体化してある。
このようなブロック本体2において、排水路9の長手方向(図1の左右方向。以下、この方向を「排水方向」と言う。)に沿った集水口4の両隣には、集水誘導口15が設けられていると共に、これら集水誘導口15の更に両隣に落とし込み部16が設けられている。
【0016】
また、本実施形態の集水ブロック1では、ブロック本体2にあって、水返し段部3が立ち上がる内隅部分と集水口4との間に補助集水口17が設けられていると共に、水返し段部3の下部をえぐるようにして引き込み凹部18が設けられている。
図2及び図3に示すように、上記集水誘導口15は、ブロック本体2を上下貫通する通孔であって、その上部側の開口縁部では、集水口4に対してグレーチング支持枠12の脇桟12aによって区画された状態にある。またこれに対し、このグレーチング支持枠12の下方側では、これら集水誘導口15と集水口4とは互いに連通した状態となっている。すなわち、これら集水誘導口15により、集水口4は実質的に開口面積を拡大されたのと同じことになっている。
【0017】
上記落とし込み部16は、集水誘導口15へ近づくほど下降傾斜するようになった傾斜面である。そのため、排水路方向に 沿って流れる排水流はこの落とし込み部16に導かれつつ、集水誘導口15へと流入しやすくなっている。この落とし込み部16において最も集水誘導口15寄りとなる端縁部(図5中で16aで示す下流側端部)は、ブロック本体2の上面からの深さ位置が、グレーチング支持枠12の上記脇桟12aの下端よりも上位置とされている。
なお、好ましくは落とし込み部16の傾斜に沿ってその端縁部16aからグレーチング支持枠12側へ仮想線Sを延長させたときに、この仮想線Sが上記の脇桟12aへぶつかるような位置関係にしておく。
【0018】
このようにすれば、この落とし込み部16に沿って集水誘導口15へと流れ込む排水流は、グレーチング支持枠12の脇桟12aにぶつかって小さな跳ね返り状の乱流を伴いながらその後に集水誘導口15内へ落ち込むようになるため、この現象がいわゆる「誘い水」となり、その後の排水流を集水誘導口15や集水口4へと引き込ませるように作用する。
上記補助集水口17は、上記集水誘導口15と同様にブロック本体2を上下貫通する通孔であって、その上部側の開口縁部では、集水口4に対してグレーチング支持枠12の後桟12bによって区画された状態にある。
これに対し、このグレーチング支持枠12の下方側では、これら補助集水口17と集水口4とは互いに連通した状態となっている。従って、この補助集水口17も、集水口4の開口面積を実質的に拡大させるうえで有益である。
【0019】
前記引き込み凹部18は、集水口4の開口幅を超えて排水方向両側へ延びる長さを有しており、そのうえで両端を有限とするための追い出し端面18x及び18yを有したものとなっている。このため、排水方向(図1の左右方向)に沿って流れてくる排水は、その一部がこの引き込み凹部18内へ一旦流れ込むが、流れ方向の先となる追い出し端面(図1の左側から右側へ流れる排水流ならば右側の追い出し端面18xになり、これと逆向きの排水流ならば左側の追い出し端面18yになる。)にぶつかり、その結果、この引き込み凹部18から追い出され、集水口4への流れ込みが促されるようになっている。
【0020】
一方、前記グレーチング支持枠12には、その脇桟12aから集水誘導口15内へ向けて補助グレーチング21が設けられている。この補助グレーチング21は、図1に示すように、グレーチング支持枠12から排水方向上流側及び下流側に延び、且つ、当該排水方向と直交する方向に並ぶ、互いに平行な複数本の棒材を櫛歯状に突出して成るもので、その突端部は、突出方向の対辺側となる落とし込み部16まで達している。すなわち、集水誘導口15の上部開口は、この補助グレーチング21によって架橋状態になっている。
そのため、かかる補助グレーチング21の架橋構造により、ブロック本体2にも集水誘導口15や落とし込み部16等を追加的に設けたことに伴う強度低下が抑制され、この集水ブロック1の上部を車両が通過又は停車するようなことがあっても、集水ブロック1が破損することはない。
なお、上記したように、補助グレーチング21は排水方向に平行な櫛歯状に形成されているので、排水流に対して流路抵抗を生じさせることも防止されている。
【0021】
なお、この補助グレーチング21における棒材の本数は何ら限定されるものではない。 以上の説明から明らかなように、本発明に係る集水ブロック1では、たとえ車道7側の排水流が射流となった場合でも、排水流は集水口4だけでなく、落とし込み部16に沿って集水誘導口15へも流れ込むようになり、このとき、集水誘導口15へ流れ込む排水流の一部がグレーチング支持枠12の脇桟12aにぶつかって小さな跳ね返り状の立体的乱流を伴い、その後に集水誘導口15内へ勢いよく落ち込むようになる。
【0022】
しかも、本実施形態の場合、補助集水口17や引き込み凹部18によっても排水流を集水口4へ落とし込もうとする作用が得られるため、排水流の回収が十分且つ確実に行えるものとなり、これによって車道7側が水浸しになるということが防止される。
なお、車道7の路端部が水浸しになることが防止されるため、車道7の清掃(道路スイーパー)の実施間隔を長引かせるか、或いは不要化できるものとなり、道路管理上も、有益となる。
【0023】
また、本発明は、上記第一実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記第一実施形態では、集水口4の両隣に集水誘導口15や落とし込み部16及びグレーチング支持枠12における補助グレーチング21を設けているがが、これらいずれも、集水口4に対する少なくとも排水路9の排水勾配に沿った上流側だけに設けておいてもよい。
図7〜図9は本発明の比較例に係る集水ブロック1を示している。
この比較例の集水ブロック1が第一実施形態の集水ブロック1と異なる点は、ブロック本体2に集水誘導口15が形成されておらず、その代わりに、ブロック本体2の上面におけるグレーチング支持枠12の排水方向両側の部分が、当該ブロック本体2が設置される道路の縦断勾配iとほぼ同じかこれよりも大きい勾配で、グレーチング支持枠12に向かうに従って下向きに傾斜するように形成されている点にある。
【0024】
かかる比較例の集水ブロック1を所定の縦断勾配iの道路に設置すると、ブロック本体2の上面における排水方向上流側の部分2aは道路の縦断勾配iよりも更に大きい勾配(ほぼ2倍の勾配)で下方に傾斜することになるので、上流側から流れてきた排水流が集水口4へ落ち込み易くなる。他方、ブロック本体2の上面における排水方向下流側の部分2bは、水平または道路の縦断勾配iとは逆方向に傾斜することになるので、上流側から流れてきた排水流はこの部分に当たってその流れにブレーキがかかり、排水流が集水口4に導入されやすくなる。
【0025】
なお、図例では、ブロック本体2の上面における上流部2a及び下流部2bの勾配の絶対値が同じになっているが、これらの勾配を若干異ならせることにしてもよい。
また、図8に示す集水ブロック1では、グレーチング支持枠12の両端部に補助グレーチング21が設けられていないが、図9に示すように、同支持枠12の両端部(片側でもよい。)に、補助グレーチング21を設けることにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、集水ブロックの設置以外に煩わしい施工作業を行わなくても射流となった排水流を確実に集水できるので、施工コストや材料コストを高騰させることなく道路の排水路の排水性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態に係る集水ブロックを示す平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図2のB−B線に相当して示す断面図である。
【図4】 図2のC−C線に相当して示す断面図である。
【図5】 図2のD−D線に相当して示す断面図である。
【図6】 図2に示した集水ブロックの施工状況を示す断面図である。
【図7】 比較例に係る集水ブロックを示す平面図である。
【図8】 同集水ブロックの縦断面図である。
【図9】 補助グレーチングを設けた場合の同集水ブロックの縦断面図である。
【符号の説明】
1 集水ブロック
2 ブロック本体
3 水返し段部
4 集水口
5 グレーチング
9 排水路
10 排水部材
12 グレーチング支持枠
15 集水誘導口
16 落とし込み部
21 補助グレーチング

Claims (4)

  1. 道路ばたに道路面とほぼ面一状態で設けられる排水路(9)に対してその長手方向適所に設置される集水ブロックであって、平盤状をしたブロック本体(2)と該ブロック本体(2)の一側部で立ち上がる水返し段部(3)とを有し、前記ブロック本体(2)には前記排水路(9)の路面レベルで開口して地下埋設の排水部材(10)へ排水を導く集水口(4)が設けられ、且つ該集水口(4)の開口周部に当該集水口(4)へ嵌め入れるグレーチング(5)を支持するグレーチング支持枠(12)が設けられた集水ブロックにおいて、
    前記ブロック本体(2)に、前記グレーチング支持枠(12)の排水方向上流側隣部で開口して当該グレーチング支持枠(12)の下方部で前記集水口(4)内へ連通する集水誘導口(15)が設けられ、前記グレーチング支持枠(12)から排水方向上流側に延び且つ当該排水方向と直交する方向に並ぶ複数本の棒材よりなる補助グレーチング(21)が前記集水誘導口(15)の上部開口に設けられていることを特徴とする集水ブロック。
  2. 前記集水口(4)の排水方向両隣部に前記集水誘導口(15)が設けられており、前記グレーチング支持枠(12)の排水方向両側に前記補助グレーチング(21)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の集水ブロック。
  3. 道路ばたに道路面とほぼ面一状態で設けられる排水路(9)に対してその長手方向適所に設置される集水ブロックであって、平盤状をしたブロック本体(2)と該ブロック本体(2)の一側部で立ち上がる水返し段部(3)とを有し、前記ブロック本体(2)には前記排水路(9)の路面レベルで開口して地下埋設の排水部材(10)へ排水を導く集水口(4)が設けられ、且つ該集水口(4)の開口周部に当該集水口(4)へ嵌め入れるグレーチング(5)を支持するグレーチング支持枠(12)が設けられた集水ブロックにおいて、
    前記ブロック本体(2)に、前記グレーチング支持枠(12)の排水方向上流側隣部で開口して当該グレーチング支持枠(12)の下方部で上記集水口(4)内へ連通する集水誘導口(15)が設けられ、この集水誘導口(15)の排水方向上流側隣部に、当該集水誘導口(15)へ近づくほど下降傾斜する落とし込み部(16)が設けられ
    前記落とし込み部(16)の下流側縁部(16a)が、当該落とし込み部(16)の傾斜面を延長した仮想線(S)が前記グレーチング支持枠(12)の脇桟(12a)にぶつかる高さ位置に配置されていることを特徴とする集水ブロック。
  4. 前記集水口(4)の排水方向両隣部に前記集水誘導口(15)が設けられており、前記両集水誘導口(15)の前記集水口(4)とは反対側の両隣部に前記落とし込み部(16)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の集水ブロック。
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