JPH0322461Y2 - - Google Patents

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JPH0322461Y2
JPH0322461Y2 JP9087983U JP9087983U JPH0322461Y2 JP H0322461 Y2 JPH0322461 Y2 JP H0322461Y2 JP 9087983 U JP9087983 U JP 9087983U JP 9087983 U JP9087983 U JP 9087983U JP H0322461 Y2 JPH0322461 Y2 JP H0322461Y2
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JP
Japan
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guide roller
window glass
sash
door
pin
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JP9087983U
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JPS59195010U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ドアガラスの昇降案内装置に
関するものである。
自動車において、サツシユレスドアの窓ガラス
はガラスの下縁部附近をドア内部に設けたサツシ
ユにて上下移動可能になるよう支持されると共
に、ドア内の上方部に設けられガラス面に接して
転動するローラ等よりなるスタビライザにより支
持されるようになつているのが普通である(例え
ば実開昭54−144521号公報参照)。
上記のようなサツシユレスドアの窓ガラスにお
いては、ドアを閉めたとき、及び高速走行時窓ガ
ラス外面に作用する負圧等により、窓ガラスに外
側向きの力が作用すると、該窓ガラスは中間位置
をスタビライザにより保持されているのでその下
方のドア内サツシユによる支持部が振動してガタ
音が発生すると言う不具合が生じる。
又窓ガラス半開状態でドアを閉めた場合は、窓
ガラスの重心がスタビライザによる支持点より上
方にあるとドアが車体側の戸当りに当つた瞬間慣
性により窓ガラス上方部がスタビライザによる支
持点を中心として車室内方向に移動し、窓ガラス
下方のドア内サツシユによる支持点は車体外方側
へ移動し、サツシユに嵌合しているガイドローラ
のピンに抜け方向の力が発生し、ドアを強く閉め
た場合は該ピンが抜けぎみになると言う不具合も
生じる。
本考案は上記のような従来の不具合を解消する
ことを目的とするもので、以下本考案を附図実施
例を参照して説明する。
第1図において1はドア、2は窓ガラスで、該
窓ガラス2の下縁部近傍にはホルダ3を介して又
は窓ガラス2に直接先端に球状部4aを持つたピ
ン4がガラス面に直交するよう固定され、該ピン
4の球状部4aにはガイドローラ5が回転及び首
振り可能なるよう嵌装される。
一方ドア1内のインナパネル1a側にはサツシ
ユ6が固定され、該サツシユ6内に上記ガイドロ
ーラ5が嵌装されている。
又ドア内の上部にはローラ等よりなるインナ及
びアウタのスタビライザ7a,7bが設けられ、
該インナ及びアウタのスタビライザ7a,7bに
て窓ガラス面を挾みつけて支持している。尚第1
図において1bはドアのアウタパネル、1cはド
アのトリムパネル、8は車体側の戸当りウエザス
トツプを示す。
上記ガイドローラ5は第2,3図に示すように
中心部に球状受面を持つ中心穴5aが形成される
と共に該中心穴5aの前面周縁部には円筒状をな
す突出部5bが一体に形成された構造となつてお
り、上記突出部5bには第3図に示すようにスリ
ツト5cが放射状に形成され、前記ピン4の球状
部4aを、上記スリツト5cにより突出部5bを
外周方向に押し拡げつつガイドローラの中心穴5
a内に嵌め込むことができるようになつている。
サツシユ6は第2図に示すように内側面6aと
両側面6b,6cを有するほぼコ字状断面部材の
両側面6b,6cの先端部を折曲して外側フラン
ジ面6d,6dを形成した形状に構成され、この
サツシユ6内に前記ガイドローラ5を嵌装した状
態において前記ガイドローラ5の突出部5bは外
側フランジ面6d,6dの端縁部6d′,6d′の間
より突出し、該突出部5b外周面と外側フランジ
面6d,6dの端縁部6d′,6d′との間には所定
の間隙があり、その間隙の範囲はピン4の球状部
4aをガイドローラ5の中心穴5aに押し込むと
き、突出部5bが径方向に拡開し得る範囲に設定
される。
上記のようにガイドローラ5をサツシユ6に嵌
装した状態においてガイドローラ5の外側面5d
とサツシユ6の外側フランジ面6d,6dとの間
には弾性体9が嵌装され、該弾性体9にてガイド
ローラ5はその内側面5eの突起5e′,5e″をサ
ツシユ6の内側面6aに押しつける方向に附勢す
ると共に、該弾性体9の中心側端部はガイドロー
ラ5の突出部5bの外周面に沿つて立ち上りその
端部は突出部5bの外周面に形成した爪部5b′に
係合し、該弾性体9の端部立上り部9aの厚味に
より、サツシユ6の前面フランジ面端縁部6d′,
6d′に対する突出部5bの径方向拡開可能範囲を
ピン4の球状部4aが中心穴5aより抜け出せな
い範囲tに挾めている。
上記弾性体9は通常ガイドローラ5の外側面5
dに3ケ所程度設けられる。
上記のように構成した本考案によれば、窓ガラ
ス2を図示しないウインドレギユレータにより上
下昇降作動させると、ガイドローラ5がドア内の
サツシユ6内を転動すると共にインナ及びアウタ
のスタビライザ7a及び7bが窓ガラス2の内外
面上を転動するが、その場合ガイドローラ5とピ
ン4とが球状接手による結合となつているので、
ガイドローラ5はピン4に対し首振り可能であ
り、窓ガラス2の昇降軌跡とサツシユ6との誤差
を上記ガイドローラ5の首振りにて吸収でき、ウ
インドレギユレータの操作力の軽減をはかり得
る。
又ドア閉時窓ガラス2が車室内側の空気圧及び
戸当りウエザストツプ8への当接によつてその上
部が車外方向に押されスタビライザ7a,7bに
よる支持点まわりに窓ガラス2の下部が車内方向
に移動しようとするが、第2図に示すようにガイ
ドローラ5は弾性体9によつて内側面5eがサツ
シユ6の内側面6aに押しつけられた状態に保持
されているので、上記窓ガラス2下部を車内方向
に移動させようとする荷重により該窓ガラス2下
部がガタ付きガタ音が発生するという不具合は完
全に防止される。
高速走行時窓ガラス2の外側に生ずる空気負圧
により窓ガラス2の上部が外側に引かれる場合も
上記同様その荷重はサツシユ6の内側面6aにて
がつちりと支持され、ガタ音が発生するようなこ
とは全くない。
更に又、窓ガラス2の半開状態においてドアを
強く閉めたとき、窓ガラス2の重心がスタビライ
ザによる支持点より上方にあると、ドア1が車体
側の戸当りに当つた瞬間窓ガラス2の上方部は慣
性により車室内方向に移動しスタビライザによる
支持点より下方部は車外方向に移動し、ピン4の
球状部4aがガイドローラ5より抜け出そうとす
るが、本考案では第2図に示すように弾性体9の
端部立上り部9aがガイドローラ5の突出部5b
の外周面上に重なり該端部立上り部9aの厚味に
より、サツシユ6の外側フランジ面端縁6d′,6
d′との間隙tを極小とし突出部5bの径方向への
拡開可能範囲をピン4の球状部4aが抜け出すこ
とができない範囲に規制しているので、上記のよ
うなピン4を抜き出す方向に作用した荷重は弾性
体9の端部立上り部9aとサツシユ内側フランジ
面端縁部6d′との当りにより支持され、決してピ
ン4がガイドローラ5より抜け出すようなことは
ない。
以上のように本考案によれば窓ガラス側に固定
したピンとガイドローラとを球状接手による結合
とすると共に該ガイドローラの外側面とサツシユ
の外側フランジ面との間に弾性体を介装してガイ
ドローラの内側面をサツシユの内側面に押圧当接
させ、且つ該弾性体の端部立上り部をガイドロー
ラの突出部外周面に沿わせて爪部に係止しただけ
の極めて簡単なる構成により、窓ガラスの昇降作
動の円滑化、それに伴なうウインドレギユレータ
の操作力軽減をはかり得ると共に、窓ガラス面に
対して直交する方向の荷重によるガタ付き及びガ
タ音の発生を防止し且つピンのガイドローラより
の抜け方向荷重の支持力を大幅に向上させること
ができるもので、実用上多大の効果をもたらし得
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用すべきドア窓ガラス支持
部の概略断面説明図、第2図は第1図のA−A部
の拡大断面図で本考案の実施例を示している。第
3図は第2図のガイドローラを示す正面図であ
る。 1……ドア、2……窓ガラス、4……ピン、4
a……球状部、5……ガイドローラ、5a……中
心穴、5b……突出部、5c……スリツト、5d
……外側面、5e……内側面、6…サツシユ、6
a……内側面、6d……外側フランジ面、6d′…
…端縁部、7a,7b……スタビライザ、9……
弾性体、9a……端部立上り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア内に取付けたサツシユに窓ガラス下部附近
    に直接又はホルダを介して回転可能に取付けたガ
    イドローラが上下方向に移動可能に嵌合支持され
    ると共に、ドア内上部に設けたスタビライザが窓
    ガラス面に当接して支持するようにしたサツシユ
    レスドアの窓ガラス昇降案内装置において、ガイ
    ドローラの中心穴を窓ガラス側に設けたピン先端
    の球状部が回転及び首振り可能に嵌る球状受面に
    構成し、該中心穴周縁の外側面にサツシユの外側
    方向に突出する突出部を一体に形成し、該突出部
    にスリツトを設けて該突出部を径方向に拡開させ
    つつ上記ピンの球状部が中心穴内に嵌装されるよ
    う構成すると共に、上記ガイドローラの外側面と
    サツシユの外側フランジ面との間にガイドローラ
    の内側面をサツシユの内側面に押圧当接させる弾
    性体を介装し、該弾性体の端部に前記ガイドロー
    ラの突出部外周面に沿つて立上る端部立上り部を
    形成し、該端部立上り部とサツシユの外側フラン
    ジ面端縁との間隙を、ガイドローラの突出部の拡
    開範囲をピンの球状部が抜け出し不能範囲に規制
    すべき寸法に設定したことを特徴とする自動車の
    ドア窓ガラス昇降案内装置。
JP9087983U 1983-06-14 1983-06-14 自動車のドア窓ガラス昇降案内装置 Granted JPS59195010U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9087983U JPS59195010U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 自動車のドア窓ガラス昇降案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9087983U JPS59195010U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 自動車のドア窓ガラス昇降案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59195010U JPS59195010U (ja) 1984-12-25
JPH0322461Y2 true JPH0322461Y2 (ja) 1991-05-16

Family

ID=30220841

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9087983U Granted JPS59195010U (ja) 1983-06-14 1983-06-14 自動車のドア窓ガラス昇降案内装置

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JPS59195010U (ja) 1984-12-25

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