JPH03223709A - 共焦点走査型顕微鏡 - Google Patents

共焦点走査型顕微鏡

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JPH03223709A
JPH03223709A JP27800090A JP27800090A JPH03223709A JP H03223709 A JPH03223709 A JP H03223709A JP 27800090 A JP27800090 A JP 27800090A JP 27800090 A JP27800090 A JP 27800090A JP H03223709 A JPH03223709 A JP H03223709A
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JP
Japan
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light
sample
scanning
optical system
sub
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Application number
JP27800090A
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English (en)
Inventor
Toshihito Kimura
俊仁 木村
Osamu Iwasaki
修 岩崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は共焦点走査型顕微鏡、特に詳細には光点の走査
機構が改良された共焦点走査型顕微鏡に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より、照明光を微小な光点に収束させ、この光点を
試料上において2次元的に走査させ、その際該試料を透
過した光あるいはそこで反射した光を光検出器で検出し
て、試料の拡大像を担持する電気信号を得るようにした
光学式走査型顕微鏡が公知となっている。
なかでも、照明光を光源から発生させた上で試料上にお
いて光点に収束させる一方、この試料からの光束を再度
点像に結像させてそれを光検出器で検出するように構成
した共焦点走査型顕微鏡は、試料面上にピンホールを配
する必要が無く、実現容易となっている。
この共焦点走査型顕微鏡は基本的に、 照明光を発する光源と、 試料が載置される試料台と、 この照明光を試料上において微小な光点として結像させ
る送光光学系と、 上記試料からの光束を集光して点像に結像させる受光光
学系と、 この点像を検出する光検出器と、 上記光点を試料上において2次元的に走査させる走査機
構とから構成されるものである。なお特開昭f1i2−
217218号公報には、この共焦点走査型顕微鏡の一
例が示されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の共焦点走査型顕微鏡においては、上記走査機構と
して、照明光ビームを光偏向器によって2次元的に偏向
させる機構が多く用いられていた。
しかしこの機構においては、ガルバノメータミラーやA
OD (音響光学光偏向器)等の高価な光偏向器が必要
であるという難点が有る。またこの機構においては、照
明光ビームを光偏向器で振るようにしているから、送光
光学系の対物レンズにはこの先ビームが刻々異なる角度
で入射することになり、それによる収差を補正するため
に対物レンズの設計が困難になるという問題も認められ
ている。特にAODを使用した場合には、対物レンズ以
外にもAODから射出した光束に非点収差が生ずるため
特殊な補正レンズが必要となり、光学系をより複雑なも
のとしている。
上記の点に鑑み従来より、照明光ビームは偏向させない
で、試料台の方を2次元的に移動させて照明光光点の走
査を行なうことが考えられている。
さらには、本出願人による特願平1−246948号明
細書に示されるように、送光光学系と受光光学系とを共
通の移動台に搭載し、この移動台を試料台に対して移動
させることにより、照明光光点の走査を行なうことも考
えられている。
上述のように光学系と試料台とを相対的に移動させて照
明光光点の走査を行なう場合は、撮像所要時間短縮化の
ために、光学系あるいは試料台を高速で移動させること
が求められる。そのため、この移動用の駆動源としては
例えばピエゾ素子や超音波振動子等が利用されるが、そ
のような素子は一般に、高速振動可能なものは振幅が小
さく、逆に振幅が大きく取れるものは高速振動が不可能
となっている。この振幅が大きく取れないと、上記光点
走査の走査幅を小さく設定せざるを得す、したがって、
試料の狭い範囲についての顕微鏡像しか得られないこと
になる。
そこで本発明は、構成が簡単で安価に形成することがで
き、さらに高速走査が可能で、走査幅を大きく取ること
もできる共焦点走査型顕微鏡を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明による共焦点走査型顕微鏡は、先に述べたような
試料台と、照明光源と、送光光学系と、受光光学系と、
光検出器と、光点の2次元走査機構とを備えた共焦点走
査型顕微鏡において、照明光源として、複数の光源を順
次選択的に点灯させて試料を照射する照明光照射手段と
、上記照明光照射手段の1つの光源が点灯される毎に上
記両光学系と試料台とを、上記光点が試料上を光点の並
び方向に、少なくとも光点の並びピッチと同じ走査幅で
主走査するように相対的に往復移動させる主走査手段と
、 上記両光学系と試料台とを、上記主走査の方向とほぼ直
交する方向に相対移動させて、上記光点を試料上におい
て副走査させる副走査手段とによって走査機構を構成し
たことを特徴とするものである。
なお上述の通り、照明光照射手段の複数の光源は順次選
択的に点灯されるから、複数の光点が同時に試料上を照
射する(つまり同時点で試料上に並ぶ)ことはない。上
記「光点の並び」とは、時間的なズレは無視して考慮し
たものであり、すなわち、複数の光源が同時に点灯され
た場合を仮定すると、そのときの複数の光点の並びと同
じことである。照明光照射手段の好ましい態様として、
各々に駆動回路を有する複数の光源が1列に並設された
光源アレイが挙げられる。
また上記照明光照射手段の複数の光源としては、1つの
レーザ等と、そこから発せられた光を複数の光路に分岐
し、各光路からの光出射が順次選択的になされるように
する光スイツチ手段とから構成したものを用いることも
できる。
(作  用) 上記の構成において、例えば光源アレイがn個の光源を
有する(つまり相異なるn個の光点を生じ得る)ものと
され、そして主走査のための両光学系あるいは試料台の
移動ストロークが、光源の並設ピッチと同じとされた場
合は、試料上の1主走査ラインは、各光点によって1/
nずつ主走査されることになる。すなわち、並設された
n個の光源を順次点灯させることにより、全体的な主走
査幅が大きく確保される。換言すれば、大きな主走査幅
を得る場合でも、上記移動ストロークは基本的に、光源
の並設ピッチ(光点の並びピッチに対応する)だけ確保
されればよいことになる。したがって、この移動のため
の駆動源として、移動ストロークは大きく取れなくても
高速振動が可能なピエゾ素子等が利用できるようになり
、高速走査が実現される。
なお、上記の移動ストロークは、特に光源の並設ピッチ
を上回る程に大きく確保する必要は無いが、何らかの理
由によりそのようになっても構わない。その場合は、試
料上の同一部分が、ある光点と別の光点とにより重ねて
主走査されることになるが、その部分に関しては、一方
の光点の走査で得られた画像信号をカットする等の処置
を取ればよい。
また本発明においては、副走査方向にも複数の光源を並
設してそれらを順次選択的に点灯させるようにし、それ
により副走査幅を大きく確保することもできる。
(実 施 例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図は、本発明の第1実施例による透過型の共焦点走
査型顕微鏡を示すものであり、また第2および3図は、
それに用いられた走査機構を詳しく示している。
第1図に示されるように、照明光11を発するレーザダ
イオードアレイ(以下、LDアレイと称する)5が、移
動台15に一体的に保持されている。
このLDアレイ5は第4図に詳しく示す通り、点光源状
となる発光部(活性層)5aをn個(複数)1列に並べ
て有するものであり、第1図においては、これらの発光
部5aが左右方向に並んで下方を向く状態に配置されて
いる。なお上記発光部5aの並設ピッチは、本実施例で
は108mである。
また移動台15には、コリメーターレンズ16および対
物レンズ17からなる送光光学系18と、対物レンズ1
9および集光レンズ20からなる受光光学系21とが、
互いに光軸を一致させて固定されている。
これらの光学系18.21の間には、移動台15と別体
とされた試料台22が配されている。そして受光光学系
21の下方において移動台15には、光検出器9が固定
されている。この光検出器9は例えばリニアイメージセ
ンサからなり、直線状の受光部が第1図において左右方
向に延びる状態に配置されている。また光検出器9の前
側(図中上方)には、その直線状の受光部に沿って延び
るスリットを有するスリット板8が配されている。
LDアレイ5は、第2図に示すLDアレイ駆動回路6に
より、n個の発光部5aが順次1つずっレーザ光(照明
光)11を発するように駆動される。
こうして発せられた照明光11はコリメーターレンズ1
6によって平行光とされ、次に対物レンズ17によって
集光されて、試料台22に載置された試料23上で(表
面部分あるいはその内部で)微小な光点Pに結像する。
試料23を透過した透過光11′ の光束は、受光光学
系21の対物レンズ19によって平行光とされ、次に集
光レンズ20によって集光されて点像Qに結像する。こ
の点像Qは、光検出器9によって検出される。この光検
出器9からは、光点Pで照射された試料23の部分の明
るさを示す信号Sが出力される。
次に、照明光11の光点Pの2次元走査について、第2
.3図を参照して説明する。第2図と第3図はそれぞれ
、移動台I5の周辺部分を、第1図の上方側、右方側か
ら見た状態を示している。この移動台15は架台32に
、ピエゾ素子33を介して保持されている。ピエゾ素子
33はピエゾ素子駆動回路34から駆動電力を受けて、
移動台15を矢印X方向(発光部5aの並び方向)に高
速で往復移動させる。
この往復移動は、ピエゾ素子駆動回路34に制御回路4
1から同期信号が入力されることにより、n個の発光部
5aの順次点灯と同期を取って行なわれる。すなわち、
n個の発光部5aのうち第1番目のものか点灯している
間に、移動台15の第1回目の往復移動がなされ、以下
、第2.3.4・・・・・・n番目の発光部5aがそれ
ぞれ点灯している間に、移動台15の第2.3.4・・
・・・・n回目の往復移動がなされる。そしてこの移動
台15の往復移動ストロークは、発光部5aの並設ピッ
チと同じ10μmとされている。こうして移動台15が
0回往復移動されると、試料23上の矢印X方向に延び
る1ラインについて光点Pの主走査が完了する。
なお第5図に、上記のようにして主走査がなされる1本
のラインを分かりやすく示す。図中P1、P2、P3・
・・・・・Pnがそれぞれ、第1.2.3・・・・・・
n番目の発光部5aから発せられた照明光11の光点で
あり、移動台15の第1回目の往復移動で部分ラインL
1が光点P1により走査され、以下、移動台I5の第2
.3.4・・・・・−n回目の往復移動でそれぞれ、部
分ラインL2、L3、L4・・・・・・Lnが光点P2
、P3、P4・・・・・・Pnにより走査される。こう
して最終的に、1本のラインLが主走査される。
上述のようにして光点Pの主走査がなされることにより
、光検出器9から順次、部分ラインL1、L2、L3・
・・・・・Lnについての像を示す信号Sが出力され、
その結果、1主走査ラインLについての信号Sが得られ
る。
移動台15の振動数は、例えば100kHzとされる。
その場合、発光部5aの数n−10とすれば、主走査幅
は10μm X LO= 100μmであり、主走査速
度は、 If)(l XL03XIOXI(l(IX2−2m/
sとなる。
一方試料台22は、2次元移動ステージ35に固定され
ている。この2次元移動ステージ35は、モータ駆動回
路36から駆動電流を受けるパルスモータ37により、
マイクロメータ38を介して矢印Y方向に往復移動され
る。それにより試料台22は移動台15に対して相対移
動され、前記光点Pが試料23上を、前記主走査方向X
と直交するY方向に副走査する。なおこの副走査の所要
時間は例えば1/20秒とされ、その場合、副走査幅を
100μmとすると、副走査速度は、 20X 100 X 10’ −0,002m/ s鱈
2mm/S と、前記主走査速度よりも十分に低くなる。この程度の
副走査速度であれば、試料台22を移動させても、試料
23が飛んでしまうことを防止できる。
以上のようにして光点Pが試料23上を2次元的に走査
することにより、前記光検出器9からは、該試料23の
2次元像を担持する時系列の信号Sが得られる。この信
号Sは例えば所定周期毎にサンプリングする等により、
画素分割された信号とされる。
また本実施例においては2次元移動ステージ35が、モ
ータ駆動回路39から駆動電流を受けるパルスモータ4
0により、主、副走査方向XSYと直交する矢印Z方向
(すなわち光学系18.21の光軸方向)に移動される
。こうして2次元移動ステージ35を2方向に所定距離
移動させる毎に前記光点Pの2次元走査を行なえば、合
焦点面の情報のみが光検出器9によって検出される。そ
こで、この光検出器9の出力Sをフレームメモリに取り
込むことにより、試料23をZ方向に移動させた範囲内
で、全ての面に焦点が合った画像を担う信号を得ること
が可能となる。
なおピエゾ素子駆動回路34およびモータ駆動回路36
.39には、制御回路41から同期信号が入力され、そ
れにより、光点Pの主、副走査および試料台22の2方
向移動の同期が取られる。
上記の構成においては、スリット板8により点像Qのハ
ローや試料28における散乱光をカットする作用は、副
走査方向についてのみ得られる。したがってこの走査型
顕微鏡は完全な共焦点型ではないが、それでも、上記ハ
ローや散乱光が光検出器に2次元的に入射してしまうも
のと比べれば、極めて高い解像力が得られるものとなる
以上説明した実施例においては、種々の変更が可能であ
る。例えば、2次元移動ステージ35に固定された試料
台22をY方向に往復移動(副走査)させるための駆動
源であるパルスモータ37は、エンコーダ付きのDCモ
ータでもよい。
またこのように試料台22を移動させることによって光
点Pの副走査を行なう代わりに、移動台15を移動させ
ることによって光点Pの副走査を行なうようにしてもよ
い。一方光点Pの主走査を、試料台22を移動させるこ
とによって行なうようにしてもよい。しかしその場合は
、主走査のために試料台22が著しく高速で往復移動す
るので、その上の試料23か飛んでしまうことが起きや
すい。したがって、このような不具合の発生を防止する
上では、主走査は光学系側を移動させて行なうのが好ま
しい。
さらに移動台15や試料台22の移動は、ピエゾ素子を
利用して行なう他、例えば音叉、ボイスコイルあるいは
超音波による固体の固有振動を利用した走査方式等を用
いて行なうことも可能である。
また、リニアイメージセンサからなる光検出器9の代わ
りに、例えばフォトダイオードや光電子増倍管等のよう
に2次元的拡がりを有する受光面を備えた光検出器と、
それへの光入射を1次元的に制限するスリットとが組み
合わされたもの等を用いることも可能である。
次に、第6図を参照して本発明の第2実施例について説
明する。なおこの第2図において、前記第1図中の要素
と同等の要素には同番号を付し、それらについての重複
した説明は省略する(以下、同様)。
この第2実施例においては照明光照射手段が、レーザ5
0と、そこから発せられたレーザ光(照明光) 11を
収束させる収束レンズ51と、収束された照明光11を
nxm本の光路に分岐するとともに、各光路から光出射
が順次選択なされるようにする光スィッチ52と、この
光スィッチ52のコントローラ53とから構成されてい
る。そして上記光路のそれぞれには、nXm本の光ファ
イバー54が接続されている。
上記nXm本の光ファイバー54は、送光光学系を構成
するレンズアレイ部55に接続されている。
このレンズアレイ部55は、第7.8図に平面形状、正
面形状を詳しく示すように、屈折率分布型に形成された
光ファイバー54の端部が、保持部材55aにより、主
走査方向XJ:n本(本例では3本)、副走査方向Y 
1.m m本(本例では3本)アレイ状に配列されてな
るものである。上記光ファイバー54の端部は、主走査
方向Xには移動金工5の往復移動ストローク以下のピッ
チ1で、また副走査方向Yには試料台22の往復移動ス
トローク以下のピッチにで並列されている。このレンズ
アレイ部55の光フアイバ一端部から出射した照明光1
1は、試料23の表面部分あるいはその内部で微小な光
点Pに結像する。
試料台22の下側には、受光光学系を構成するレンズア
レイ部56が配され、このレンズアレイ部56にはnx
m本の光ファイバー57が接続されている。
これらのレンズアレイ部56および光ファイバー57は
、レンズアレイ部55および光ファイバー54と同等の
ものであり、光ファイバー57の端部はそれぞれ光ファ
イバー54の端部と同軸に配設されている。
したがって、試料23を透過した透過光11’ の光束
は、光ファイバー54の端部で集光されてそこに入射す
る。これらの光ファイバー57は、光電子増倍管等の光
検出器58の十分大きい受光面に光学的に接続されてい
る。
上記の構成においては、nXm本の光ファイバー54へ
の照明光入射を光スィッチ52により順次切り換えて、
移動台15の第1.2.3.4・・・・・・回目の往復
移動がなされるときにそれぞれ、第7図の副走査方向第
1列目の光ファイバー54A、54B、54C,54A
・・・・・・から照明光11を順次選択的に出射させる
。そしてこのような主走査が所定回繰り返される間に試
料台22の第1回目の往復移動が終了したならば、次は
副走査方向第2列目の3つの光ファイバー54D、54
E、54Fから、上記と同様に照明光11を順次選択的
に出射させ、試料台22の第2回目の往復移動が終了し
たならば、次は副走査方向第3列目の3つの光ファイバ
ー54G、54H。
54Iから照明光11を順次選択的に出射させる。
こうすることにより、主走査幅もまた副走査幅も、合成
して大きく確保できることになる。すなわち、この場合
の合成された主走査幅はnX1)、合成された副走査幅
はmXkとなる。
次に、第9図を参照して本発明の第3実施例について説
明する。この実施例においては、nxm本の光ファイバ
ー57に、光スィッチ52と同様の光スィッチ60が接
続されている。この光スィッチBOは、光スィッチ52
の動作と同期が取られた上で、nXm本の先ファイバー
57の1つを順次選択的に1本の光ファイバー61に接
続するように動作する。
なお上述のような光スィッチ52を設ける代わりに、光
ファイバー54の各々に半導体レーザ等の発光素子を接
続してもよいし、また光スィッチ60を設ける代わりに
、光ファイバー57の各々にフォトダイオード等の受光
素子を接続してもよい。
次に、第1O図を参照して本発明の第4実施例について
説明する。この実施例においては、第2実施例および第
3実施例で用いられたレンズアレイ部56に代えて、受
光光学系として1個の集光レンズ70が用いられている
。この集光レンズ70は、送光光学系としてのレンズア
レイ部55の大きさに対して十分な範囲で収差補正され
たものであり、透過光11゛ を集光して光ファイバー
61の端面上で収束させ、該光フアイバー81内に入射
させる。
次に、第11図を参照して本発明の第5実施例について
説明する。この実施例においては、第2.3および4実
施例で用いられたレンズアレイ部56に代えて、集光レ
ンズ71.72が用いられている。
これらのレンズ71.72も、n、Xm本の光ファイバ
ー54の配設範囲に対して十分な範囲で収差補正された
ものであり、各光ファイバー54から出射した照明光1
1を、試料23の表面部分あるいはその内部で結像させ
る。
なお、以上説明したように第2〜5実施例においては、
光スィッチ52を切り換えることにより、大きな主、副
走査範囲を得て広い視野範囲の顕微鏡像を得ることがで
きるが、この光スィッチ52の切り換え力次第で、比較
的小さな視野範囲の像を出力させた後、その範囲とは離
れた比較的小さな視野範囲の像を出力させることもでき
る。すなわち、第7図の例で説明すれば、光ファイバー
54Aから照明光11を出射させてその主、副走査を行
なった後、光ファイバー541から照明光11を出射さ
せてその主、副走査を行なうようにしてもよい。
視野探しを行なう際には、このようにして撮像を行なう
と、所望の視野範囲が早く見つかることも多い。
さらに本発明は、以上説明した透過型の共焦点走査型顕
微鏡に限らず、反射型の共焦点走査型顕微鏡にも適用可
能である。
また以上説明した実施例の共焦点走査型顕微鏡は、モノ
クロ画像を得るものであるが、本発明の共焦点走査型顕
微鏡は、カラー画像を得るように構成することも可能で
ある。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り、本発明の共焦点走査型顕微鏡
においては、照明光ビームが振られることがないから、
光学系の設計が容易となり、またガルバノメータミラー
やAOD等の高価な光偏向器が不要で簡単な構造となっ
ているから、本装置は安価に形成可能となる。
そして本発明の共焦点走査型顕微鏡は、照明光を発する
手段として光源アレイを用い、この光源アレイの各光源
を順次点灯させて大きな主走査幅を確保するようにした
から、光学系あるいは試料台の往復移動ストロークが小
さくて済むものとなっている。したがって、この往復移
動の駆動源として、移動ストロークは大きく取れなくて
も高速振動が可能な素子が利用できるようになり、それ
により、走査速度の大幅な向上、ひいては撮像所要時間
の大幅な短縮化が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例による共焦点走査型顕微
鏡を示す概略正面図、 第2図と第3図はそれぞれ、上記共焦点走査型顕微鏡の
要部を示す平面図と側面図、 第4図は、上記共焦点走査型顕微鏡に用いられた光源ア
レイを示す一部破断斜視図、 第5図は、本発明の共焦点走査型顕微鏡における光点の
主走査を説明する説明図、 第6図は、本発明の第2実施例による共焦点走査型顕微
鏡を示す概略正面図、 第7図と第8図はそれぞれ、上記第2実施例装置の一部
を示す平面図と正面図、 第9.10、および11図はそれぞれ、本発明の第3.
4および5実施例による共焦点走査型顕微鏡を示す概略
正面図である。 5・・・LDアレイ     5a・・・発光部6・・
・LDアレイ駆動回路 9.58・・・光検出器11・
・・照明光      11°・・・透過光15・・・
移動台      16・・・コリメーターレンズ17
.19・・・対物レンズ  18・・・送光光学系20
.70.71.72・・・集光レンズ21・・・受光光
学系    22・・・試料台23・・・試料    
   32・・・架台33・・・ピエゾ素子    3
4・・・ピエゾ素子駆動回路35・・・2次元移動ステ
ージ 3L 39・・・モータ駆動回路 37.40・・・パ
ルスモータ38・・・マイクロメータ   41・・・
制御回路50・・・レーザ       51・・・収
束レンズ52.60・・・光スィッチ   53・・・
コントローラ54.57.61・・・光ファイバー 55.56・・・レンズアレイ部 P・・・光点        Q・・・点像筒 ? 図 第 4 図 第6 図 第7 図 第8図 弔 図 第°10図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 試料が載置される試料台と、 照明光を発する複数の光源を順次選択的に点灯させて試
    料を照射する照明光照射手段と、前記照明光を試料上に
    おいて微小な光点に収束させる送光光学系と、 前記試料からの光束を集光して点像に結像させる受光光
    学系と、 この点像を検出する光検出器と、 前記照明光照射手段の1つの光源が点灯される毎に前記
    両光学系と試料台とを、前記光点が前記試料上を光点の
    並び方向に、少なくとも光点の並びピッチと同じ走査幅
    で主走査するように相対的に往復移動させる主走査手段
    と、 前記両光学系と試料台とを、前記主走査の方向とほぼ直
    交する方向に相対移動させて、前記光点を前記試料上に
    おいて副走査させる副走査手段とからなる共焦点走査型
    顕微鏡。
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