JPH03222778A - プリンタの紙送り機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタの紙送り機構に係り、特に、複数対の
トラクタにより複数種の用紙を搬送することのできるプ
リンタの紙送り機構に関する。

〔従来の技術〕

一般に、多数のピンが突出形成された１対のトラクタを
設け、連続用紙（ファンフォールド紙）の両端部に連設
された係合孔を前記ビンに係合させ、この状態で、前記
トラクタを駆動させることにより連続用紙を搬送し、こ
の連続用紙上に所望の印字を行なうプリンタが多く用い
られている。

このようなプリンタにおいては、種類（寸法）の異なる
用紙等に印字を行なう場合には、逐次トラクタの幅寸法
を調節するとともに、用紙を交換して所望の幅寸法の用
紙に印字を行なうようにしていた。

しかしながら、このようなプリンタの場合、異なる種類
の用紙に印字を行なう際に、用紙を逐次交換する必要が
あるため、使い勝手が悪いという問題点があった。

このため、従来から、実公昭５５−４６５２０号公報や
持分［１！７５５−２９８３２号公報に示すように、２
対のトラクタをプリンタの幅方向に並列して配設したプ
リンタが知られている。このプリンタにおいては、これ
らの８対のトラクタにあらかじめ異なる種類の用紙を装
着しておき、使用者が所望の幅寸法の用紙を選択するこ
とにより、この選択された用紙に対して印字を行なうこ
とができるようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前述した従来のプリンタの紙送り機構に
おいては、２対のトラクタをプリンタの幅方向に並列に
配設しているので、８対のトラクタによりそれぞれ最大
幅寸法の用紙を搬送できるようにすると、プリンタの幅
寸法が通常のもののほぼ２倍近く大きくなってしまい、
大きな設置スペースが必要で、製造コストも高くなって
しまうという問題点を有している。また、プリンタ本体
の幅寸法が大きいため、プラテンやキャリッジシャフト
等の部材を長尺に形成する必要があり、各部材の精度お
よび強度が茗しく低下してしまうという問題点を有して
いる。

本発明は、前述した点に鑑みてなされたもので、容易に
複数種の用紙を搬送することができ、しかも、プリンタ
本体の幅寸法の小型化をはかることのできるプリンタの
紙送り機構を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

前述した目的を達成するため本発明に係るプリンタの紙
送り機構は、プラテンに沿って印字ヘッドを往復動させ
ながら印字ヘッドを駆動することにより所望の印字を行
なうプリンタであって、前記プラテンと印字ヘッドとの
間の印字位置に所定の用紙を搬送するためのプリンタの
紙送り機構において、前記プラテンの用紙搬送方向上流
側に、所定の用紙を前記プラテンと印字ヘッドとの間の
同一印字位置にそれぞれ搬送する複数対のトラクタを配
設し、前記トラクタの少なくとも１対を、前記用紙を前
記印字位置に直線状に搬送する位置に配置したことをそ
の特徴としている。

〔作　用〕

前述した構成からなる本発明によれば、８対のトラクタ
にそれぞれ所望の幅寸法の用紙を装着し、所望の用紙が
装着されたトラクタを選択的に駆動することにより、こ
の用紙をプラテンと印字ヘッドとの門の印字位置に搬送
し、用紙上に所望の印字を行なうことができ、前記各ト
ラクタを選択するだけで、用紙を逐次交換することなく
、複数種の用紙に対して容易に印字を行なうことができ
る。

また、少なくとも１対のトラクタをその用紙を直線的に
搬送できる位置に配置しているので、多部紙等のように
厚さのある用紙を搬送する場合に、プラテンの曲率によ
り各用紙がずれてしまうことがなく、極めて安定して搬
送することが可能となる。さらに、８対のトラクタによ
る用紙の搬送位置を同一印字位置となるようにしている
ので、プリンタ本体の幅寸法の小型化をはかり、少ない
設置スペースで配置することができ、製造コストを著し
く低減させることができ、しかも、プラテン、キレリッ
ジシャフト等の各部材を長尺に形成する必要がないので
、これら各部材を高精度に、かつ、高強度に保持するこ
とができる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。

第１図および第２図は本発明に係る紙送り機構を適用し
たプリンタの実施例を示すものであり、箱型のプリンタ
本体１の内部には、円筒状のプラテン２が回転自在に配
設されており、このプラテン２の一側には、印字ヘッド
３がこのプラテン２の軸方向に沿って往復動自在に配設
されている。

この印字ヘッド３の後方には、前記プラテン２の幅方向
に延在し内部に図示しないインクリボンが収納されたリ
ボンカセット４が配設されており、前記インクリボンは
、前記リボンカセット４の両端部から外部に露出されて
前記印字ヘッド３の先端部と前記プラテン２との間に案
内されるようになっている。

また、前記プラテン２の下面側には、このプラテン２の
外周面に沿った円弧状をなし、かつ前記印字ヘッド３側
端部が前記プラテン２の接線方向に延在する用紙ガイド
５が配設されており、この用紙ガイド５には、前記プラ
テン２の外周面に圧接される２つの圧接ローラ６．６が
回転自在に取付けられている。

また、前記プラテン２の前記印字ヘッド３と反対側の近
傍には、所定の連続用紙（）７ンフオ一ルド紙＞７ａを
装着するための１対の第１トラクタ８が配設されており
、前記プラテン２の前記印字ヘッド３側下方には、所定
の連続用紙７ｂを装着するための１対の第２トラクタ９
が配設されている。これらの第１および第２トラクタ８
，９には、前記連続用紙７ａ、７ｂの両端部に連設され
た複数の係合孔に係合するトラクタピン１０゜１０・・
・が突出形成されており、これらの第１および第２トラ
クタ８，９にそれぞれ接続されている図示しない駆動モ
ータを選択的に駆動して前記トラクタビン１０を駆動す
ることにより、前記第１および第２トラクタ８，９に装
着された用紙７ａ。

７ｂをプラテン２と印字ヘッド３との間の同一印字位置
に搬送することができるようになっている。

なお、前記第１および第２トラクタ８．９は、用紙７ａ
’、７ｂの幅方向に移動自在とされ、これにより、用紙
７ａ、７ｂの幅寸法に応じて各トラクタ８，９の幅寸法
を調節することができるようになっている。

さらに、前記プリンタ本体１の上面には、単票の用紙７
Ｃを１枚ずつ供給する給紙フィーダ１１が配設されてお
り、前記給紙フィーダ１１には、前記単票用紙７Ｃを１
枚ずつ取出す給紙ローラ１２が配設されている。

また、前記印字ヘッド３の用紙搬送方向下流側には、印
字後の用紙７をプリンタ本体１の外部に排出させる１対
の排紙ローラ１３．１３が配設されており、さらに、前
記第１および第２トラクタ８．９および給紙フィーダ１
１の用紙搬送方向近傍には、それぞれ用［ｔ７の有無を
検出する用紙検出センサ１４，１４・・・が配設されて
いる。

つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。

まず、前記第１トラクタ８および第２トラクタ９に、そ
れぞれ所望の幅寸法の連続用紙７ａ。

７ｂを装着するとともに、前記給紙フィーダ１１に、単
票の用紙７Ｃを収納しておく。

つぎに、前記各用紙７のうち、例えば、第１トラクタ８
に装着されている連続用紙７ａに印字を行ないたい場合
は、前記プリンタ本体１の図示しないスイッチを操作し
て前記第１トラクタ８を選択する。すると、まず、各用
紙検出センサ１４により、現在いずれの用紙７が印字位
置にあるかを検出し、例えば、印字位置に第２トラクタ
９の用紙７ｂがある場合は、第２トラクタ９を逆方向に
駆動することにより、その用紙７ｂを用紙検出センサ１
４により検出しえない位置まで逆送りして待機状態とし
、単票用紙７ｃがある場合は、排紙ローラ１３を駆動し
て印字位置から取除く。

そして、前記第１トラクタ８を駆動することにより、第
１トラクタ８の用紙７ａを用紙ガイド５を介してプラテ
ン２と印字ヘッド３との間に搬送する。この状態におい
て、前記印字ヘッド３を前記プラテン２に沿って移動さ
せながら、所望の印字信号に基づいて前記印字ヘッド３
を駆動することにより、前記用紙７ａ上に所望の印字を
行なうことができる。

また、続いて、例えば、第２トラクタ９の用紙７ｂに印
字を行なう場合は、前記プリンタ本体１の図示しないス
イッチを操作して前記第２トラクタ９を選択することに
より、第１トラクタ８を逆方向に駆動してその用紙７ａ
を用紙検出センサ１４により検出しえない位置まで逆送
りした後、前記第２トラクタ９を駆動して第２トラクタ
９の用紙７ｂをプラテン２と印字ヘッド３との間に搬送
し、前記用紙７ｂ上に所望の印字を行なうことができる
。このとき、第２トラクタ９の用紙７ｂは、はぼ直線的
に搬送されることになる。

さらに、給紙フィーダ１１の単票用紙７Ｃに印字を行な
う場合は、前記プリンタ本体１の図示しないスイッチを
操作して前記給紙フィーダ１１を選択することにより、
第２トラクタ９を逆方向に駆動してその用紙７ｂを用紙
検出センサ１４により検出しえない位置まで逆送りした
後、前記給紙フィーダ１１から給紙ローラ１２および用
紙ガイド５をそれぞれ介して単票用紙７Ｃをプラテン２
と印字ヘッド３との間に搬送して印字を行なうことがで
きる。

このように、本実施例においては、連続用紙７ａ、７ｂ
を搬送する第１トラクタ８および第２トラクタ９、さら
には、単票用紙７Ｃを供給する給紙フィーダ１１を設け
ているので、用紙７を逐次交換することなく、複数種の
用紙７に対して容易に印字を行なうことができる。また
、２対のトラクタ８．９をプラテン２の円周方向に対し
て両側に配置してプラテン２の同一印字位置で印字を行
なうようにしているので、プリンタ本体１の幅寸法が従
来゛のように１対のトラクタを設けた場合の幅寸法で済
み、プリンタ本体１の幅寸法の小型化をはかり、小さい
設置スペースで配置することができ、製造コストを著し
く低減させることができる。しかも、プラテン、キャリ
ッジシャフト等の各部材を長尺に形成する必要がないの
で、これらの各部材を高精喰に、かつ、高強度に保持す
ることができる。さらに、各トラクタ８．９を印字位置
に対する用紙搬送方向上流側に配設して用紙７を押出す
形式としているので、印字位置からの用紙７の逆送りを
簡単に行なうことができ、しかも、用紙７の先端部に無
駄が生じることもない。

また、本実施例においては、第２トラクタ９をプラテン
２の印字ヘッド３側に配置して、その連続用紙７ｂを直
線的に搬送できるようにしているので、例えば、複数枚
の用紙を積層してなる多部紙等のように厚さのある用紙
を搬送する場合に、プラテン２の曲率により各用紙がず
れてしまうことがなく、極めて安定的に搬送することが
可能となる。

なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて種々変更することが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るプリンタの紙送りｎ＃
！は、複数対のトラクタをそれぞれにより用紙搬送が可
能となるように設けたので、用紙を逐次交換することな
く、複数種の用紙に対して容易に印字を行なうことがで
きる。また、少なくとも１つのトラクタをその用紙を直
線的に搬送できる位置に配置しているので、多部紙等の
ように厚さのある用紙を搬送する場合に、プラテンの曲
率により各用紙がずれてしまうことがなく、極めて安定
して搬送することが可能となる。さらに、各トラクタに
よる用紙の搬送位置を同一印字位置となるようにしてい
るので、プリンタ本体の幅寸法が少なくて済み、プリン
タ本体の幅寸法の小型化をはかり、小さい設置スペース
で配置することができ、製造コストを著しく低減させる
ことができる。しかも、プラテン、キャリッジシャフト
等の各部材を長尺に形成する必要がないので、これら各
部材を＾精度に、かつ、高強度に保持することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙送り機構を適用したプリンタの
実施例を示す縦断面図、第２図は第１図の平面図である
。 １・・・プリンタ本体、２・・・プラテン、３・・・印
字ヘッド、５・・・用紙ガイド、７・・・用紙、８・・
・第１トラクタ、９・・・第２トラクタ、８・・・駆動
シャフト、１１・・・給紙フィーダ、１４・・・用紙検
出センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンに沿って印字ヘッドを往復動させながら印字ヘ
   ッドを駆動することにより所望の印字を行なうプリンタ
   であって、前記プラテンと印字ヘッドとの間の印字位置
   に所定の用紙を搬送するためのプリンタの紙送り機構に
   おいて、前記プラテンの用紙搬送方向上流側に、所定の
   用紙を前記プラテンと印字ヘッドとの間の同一印字位置
   にそれぞれ搬送する複数対のトラクタを配設し、前記ト
   ラクタの少なくとも１対を、前記用紙を前記印字位置に
   直線状に搬送する位置に配置したことを特徴とするプリ
   ンタの紙送り機構。