JPH0322224A - 光情報記録方法および情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録方法および情報記録媒体

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JPH0322224A
JPH0322224A JP2073989A JP7398990A JPH0322224A JP H0322224 A JPH0322224 A JP H0322224A JP 2073989 A JP2073989 A JP 2073989A JP 7398990 A JP7398990 A JP 7398990A JP H0322224 A JPH0322224 A JP H0322224A
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由久 宇佐美
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由夫 稲垣
Masao Yabe
矢部 雅夫
Mitsuru Sawano
充 沢野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の分野] 本発明は、情報記録媒体にレーザー光により情報を記録
する方法およびレーザー光により情報が記録された情報
記録媒体に関するものである。 [発明の技術的背景] 近年において、レーザー光等の高エネルギー密度のビー
ムを川いる情報記録媒体が開発され、実用化されている
。この情報記録媒体は光ディスクと称され、ビデオ・デ
ィスク、オーディオ・ディスク、さらには大容量静止画
像ファイルおよび大容量コンピュータ用ディスク・メモ
リーとして使用されつるものである。これらの情報記録
媒体のうちで、音楽等のオーディオ再生用としてコンパ
クトディスク(CD)が広く実用化されている。 コンパクトディスクは、製造時に基板上に形成されたビ
ット列からなる情報を再生する.ためCのみ使用される
。すなわち、コンパクトディスクは、適当なプラスチッ
ク材料を成形してスバイラル状にピットを形成し、そし
てその表面に反射層として金属層を形成することにより
製造される。このように、コンパクトディスクは再生専
用の記録媒体である。 コンパクトディスクの情報の読み取りは、ディスクを回
転させながらレーザービームを照射することにより行な
われる。情報はディスク上のピットの有無による反射光
量の変化を検知して再生される。再生のみのコンパクト
ディスクは、CD規格に基づいて、CDを1.2〜1.
4m/秒の定線速度で回転させながら読み取る(再生す
る)ように作られており、信号面内径45mmおよび信
号面外径1 1 6mmの範囲内で、トラックピッチ1
,6μmにて最大約74分の記録時間を有することが要
求されている。 前述のように、オーディオ用CDは現在広く使用されて
いる。従って、オーディオ用CDの再生に用いられる市
販のCDプレーヤーも広く一般に使用されているので、
大量生産による価格の低下および性能の向上が実現して
いる。 また、情報の記録が可能なD R A W ( Dir
ectRead After Write )型の情報
記録媒体ニツイテも開発され一部実用化されている。こ
のようなDRAW型の情報記録媒体(光ディスク)は、
基本構造として、プラスチック、ガラス等からなる円盤
状の透明基板と、この上に設けられたBi、Sn,I 
n,Te等の金属または半金属からなる記録層とを有す
る。光ディスクへの情報の書き込みは、たとえばレーザ
ービームを光ディスクに照射することにより行なわれ、
記録層の照射部分がその光を吸収して局所的に温度上昇
する結果、ビット形成等の物理的変化あるいは相変化等
の化学的変化を生じてその光学的特性を変えることによ
り情報が記録される。光ディスクからの情報の読み取り
もまた、レーザービームを光ディスクに照射することな
どにより行なわれ、記録層の光学的特性の変化に応じた
反射光または透過光を検出することにより情報が再生さ
れる。 上記光ディスクへの情報の書き込みおよび読み取りのた
めのレーザービームの照射は、通常ディスク表面の所定
の位置に行われる。レーザービームを案内して照射予定
位置に正確にたどる(一般にプレグルーブまたはトラッ
キングと呼ばれる)ようにするため、添付第1図に示す
ような凹溝のトラッキングガイド(プレグルーブ)がデ
ィスク表面に設けられることが・一般的である。hがグ
ルーブの深さ、Wがグルーブの半値幅、すなわちh/2
深さ位置でのグルーブ幅である。 上記公知のDRAW型の情報記録媒体は、使用する媒体
のために特に設計された再生装置で情報を再生する。 廉価な市販のCDプレーヤーを有効に利用する観点から
、このような市販のCDプレーヤーにて再生ができる光
ディスク(CDタイブDRAW)の開発が行なわれ、そ
の一部はすでに実用化段階にきている。 このようなCDタイプのDRAW型の情報記録媒体(す
なわちCD−DRAW)は、特開昭61−237239
号公報、特開昭61−239443号公報および特開昭
63−179425号公報に開示されている。特開昭6
1−237239号公報および特開昭61−23944
3号公報は、基板上に前者は色素そして後者はインドレ
ニン骨格を有するシアニン色素が設けられた光ディスク
で、市販のCDプレーヤーで再生が可能であるとされて
いる。特開昭63−179425号公報では、基板上に
Inと金属化合物からなる記録層を設けられた高い反射
率を有すa光ディスクが開示されており、記録された情
報はCDプレーヤーで再生できるとされている。また上
記光ディスクの基板上に設けられたプレグルーブの形状
は、どの公報の光ディスクも幅(半値幅)が0.8μm
で深さが700Xの値が記載されており、このような基
板を用いて光ディスクが作成されている。そしてこのよ
うなCD−DRAWは高反射率を得られ易いことから、
一般にプレグルーブの底部に記録が行なわれる。 上記ように市販のCDプレーヤーにて再生を可能にする
ためには、光ディスクの反射率を高く(少なくとも60
%以上)する必要がある。しかしながら、記録層を形成
する記録材料で、記録感度等の記録再生特性が優れた金
属類や色素等からなる記録層の反射率は、一般に30〜
40%程度であり、高い反射率を有する材料は他の特性
上の問題を有する場合が多い。従って、反射率を向上さ
せるためには記録層上に反射層を設けることが一般に考
えられる方法である。一方、製造上の観点から記録材料
を比較した場合、金属に比べて色素を用いた情報記録媒
体は、記録層を塗布法により簡単に形成することができ
るという大きな利点を有している。それ故、色素記録層
上に反射層を設けて優れた記録特性と高い反射率を同時
に得ようとする試みがなされている。このような構成を
有する光ディスクが、日経エレクトロニクス(No.4
65、1989年1月23日発行、107頁〉に提案さ
れている。すなわち、ポリカーボネート基板上に色素記
録層、反射層および保護層が順に設けられた光ディスク
で、情報の記録は韮板側からレーザーを照射して基板の
記録層側表面に肉盛り変形を起こさせることにより行な
われる。このような構成の情報記録媒体は、反射率を高
くすることができ、前記CDフォーマット信号を記録し
た場合、その信号は市販のCDプレーヤーで再生可能な
ものとなる。 [発明の目的] 本発明者等は、CDフォーマット信号等の情報を遅い線
速度にて記録することができる、基板上に色素記録層お
よび反射層が順に設けられたDRAW型コンパクトディ
スク(CD−DRAW)などの光ディスクについて研究
を重ねてきた。その中で、上記日経エレクトロニクス記
載の光ディスクの追試を行なった。ここには、基板表面
に設けられらるトラッキング用のプレグルーブの寸法に
ついては記載されていない。このため本発明者等は、前
述の公報に記載されたプレグルーブの寸法、すなわち半
値幅が0.8μmで深さが700λ、を有する基板を用
いて光ディスクを作成してその特性を検討した。その結
果、前記したように反射率に関しては高いものであるが
、記録時および再生時のトラッキング特性(特にプッシ
ュプル法による)が充分とは言えずトラッキングエラー
を起こし易い、また記録された信号の変調度が充分に大
きいとはいえないため信号の読み誤りが発生し易い等の
問題があることが明らかとなった。 この問題を解決するため、本発明者等は上記グルーブ形
状に着目して、さらに検討を行なった。 その結果,上記基板、色素記録層および反射層を基本構
成とする情報記録媒体において、高反射率を確保して且
つ優れたトラッキング特性および高い変調度を得るため
に最適なグルーブ形状があることを見出し、本発明に到
達した。 従って、本発明は、良好なトラッキングで且つ高い変調
度の記録を行なうために最適な光情報記録方法を提供す
ることを目的とする。 また、本発明は、遅い線速度で、プレグルーブの底部に
レーザーを照射して、良好なトラッキングで且つ変調度
の高い信号を記録する方法を提供することを目的とする
。 また、本発明は、プッシュブル法によるトラッキング特
性が良好な光情報記録方法を提供することを目的とする
。 また、本発明は、遅い線速度でCDフォーマット信号を
記録する方法を提供することを目的とする。、 さらに、本発明は、上記CDプレーヤーの再生装置で再
生可能なCDフォーマット信号が記録され、且つ高反射
率を有するCD−DRAWタイプの情報記録媒体を提供
することを目的とする。 [発明の要旨] 本発明は、表面に、グルーブの深さが800〜2000
Xの範囲にあり且つグルーブの半値幅が0.2〜0.7
μmの範囲にあるプレグルーブが形成された基板上に、
レーザー光により情報の書き込みが可能な色素からなる
記録層が設けられ、さらに該記録層上に金属からなる反
射層が設けられてなる情報記録媒体を回転させながら、
基板側から該プレグルーブの底部にレーザー光を照射し
て情報を記録することからなる光情報記録方法、および
; 表面に、グルーブの深さが800〜2000大の範囲に
あり且つグルーブの半値幅が0.2〜0.7μmの範囲
にあるプレグルーブが形成された基板上に、レーザー光
により情報の書き込みが可能な色素からなる記録層が設
けられ、さらに該記録層上に金属からなる反射層が設け
られてなる情報記録媒体の該プレグルーブの底部に情報
が記録されていることからなる情報記録媒体にある。 一E記本発明の光情報記録方法の好ましい態様は以下の
通りである。 1)上記グルーブの深さがaOO〜1800Xの範囲に
あることを特徴とする上記光情報記録方法。 2)上記グルーブの深さが1000〜1500大の範囲
にあることを特徴とする上記光情報記録方法。 3)上記グルーブの半値幅が0.4〜0.7μmの範囲
にあることを特徴とする上記光情報記録方法。 4)上記情報の記録が、情報記録媒体を1.2〜2.8
m/秒の定線速度にて回転させながら行われることを特
徴とする上記光情報記録方法。 5)上記情報の記録が、情報記録媒体を1.2〜1.4
m/秒の定線速度にて回転させながら行われることを特
徴とする上記光情報記録方法。 6)上記情報の記録が、情報記録媒体を回転させながら
基板側から該プレグルーブの底部にレーザー光を照射し
てCDフォーマットのEFM信号を記録することにより
行われることを特徴とする上記光情報記録方法。 7)上記情報の記録が、該記録層と反射層との境界部に
空洞を形成することにより行われることを特徴とする上
記光情報記録方法。 8)上記情報の記録が、該記録層と反射層との境界部に
空洞を形成し珪つ該基板の記録層側の表面を肉盛り変形
させることにより行われることを特徴とする上記の光情
報記録方法。 上記本発明の情報記録媒体の好ましい態様は以下の通り
である。 1)上記グルーブの深さが800〜1800Xの範囲に
あることを特徴とする上記情報記録媒体。 2〉上記グルーブの深さが1000〜15001の範囲
にあることを特徴とする上記情報記録媒体。 3〉上記グルーブの半値幅が0.4〜0.7μmの範囲
にあることを特徴とする上記情報記録媒体。 4)上記記録された情報が、情報記録媒体を回転させな
がら基板側から該プレグルーブの底部にレーザー光を照
射してCDフォーマットのEFM信号であることを特徴
とする上記情報記録媒体。 5)上記色素が、シアニン系色素、アズレニウム系色素
、フタロシアニン系色素、イミダゾキノキサリン系色素
およびスクワリリウム系色素から選ばれる少なくとも一
種の色素であることを特徴とする上記情報記録媒体。 6〉上記基板の材料が、ポリカーボネート、非晶質ポリ
オレフィンまたはポリメチルメタクリレートであること
を特徴とする上記情報記録媒体。 7)上記反射層の材料が、Au,Ag,Cu、Ni,P
t,Cr,TiおよびAnからなる群より選ばれる少な
くとも一種の金属よりなることを特徴とする上記情報記
録媒体。 8)上記反射層上に、保護層が設けられていることを特
徴とする上記情報記録媒体。 9)上記反射層上に、UV硬化性樹脂からなる保護層が
設けられていることを特徴とする上記情報記録媒体。 10)上記情報の記録が、該記録層と反射層との境界部
に形成された空洞によりなされていることを特徴とする
上記情報記録媒体。 11)上記情報の記録が、該記録層と反射層との境界部
に形成された空洞および該基板の記録層側の表面の肉盛
り変形によりなされていることを特徴とする上記の情報
記録媒体。 12)上記グルーブの情報が記録されていない部分の反
射率が、60%以上有することを特徴とする上記情報記
録媒体。 [発明の効果] 上記特定のグルーブ形状に色素記録層および反射層が設
けられた光ディスクに、CDフォーマット信号などの信
号を記録する本発明の記録方法により得られる記g信号
は、高反射率で、信号の変調度、再生C/Nなどの優れ
た記録再生特性を有するものである。さらに記録時およ
び再生時のトラッキング性、特にプッシュプル法による
トラッキング性において優れた特性を得ることができる
。 特に、光ディスクを遅い線速度で回転させながらプッシ
ュブル法によるトラッキング下でCDフォーマット信号
等の信号をプレグルーブのグルーブに情報を記録する高
密度記録を行った場合、プレグルーブの形状を本発明の
特定の寸法にすることによって、反射率をほとんど低下
させることなくトラッキング特性の向上、さらには記録
された信号の変調度も顕著に向上することができる。 また記録されたCDフォーマット信号は市販のCDプレ
ーヤーを用いて再生することが1できる。 [発明の詳細な記述] 本発明の情報記録媒体は、プレグルーブを有する基板上
に、色素記録層および反射層がこの順で設けられた基本
構成を有する。このような構成は、色素記録層が製造が
簡便で且つ高感度である、反射層は色素層の低反射率を
向上させる、という役割りを有する。 本発明の光情報記録方法に用いられる情報記録媒体の製
造は、たとえば以下に述べるような材料を用いて行なう
ことができる。 本発明において使用する基板は、従来の情報記録媒体の
基板として用いられている各種の材料から任意に選択す
ることができる。基板の光学的特性、平面性、加工性、
取扱い性、経時安定性および製造コストなどの点から、
基板材料の例としては、ガラス、ポリメチルメタクリレ
ート等のアクリル樹脂;ボリ塩化ビニル、塩化ビニル共
重合体等の塩化ビニル系樹脂;エポキシ樹脂;ボリヵー
ボネート樹脂;アモルファスポリオレフィンおよびポリ
エステルを挙げることができる。好ましくは、ポリカー
ボネート、ポリオレフィンおよびポリメチルメタクリレ
ートを挙げることができる。 記録層が設けられる側の基板表面には、平面性の改善、
接着力の向上、基板の耐溶剤性の改善および記録層の変
質の防止の目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層
の材料としてはたとえば、ポリメチルメタクリレート、
アクリル酸・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マ
レイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロ
ールアクリルアミド、スチレン・スルホン酸共重合体、
スチレン・ビニルトルエン共重合体、クロルスルホン化
ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩
素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸
ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、ポリエチレン、ボリプロビレン、ポリカーボネ
ート等の高分子物質;シランカップリング剤などの有機
物質:および無機酸化物(S i O2,AJ2203
等)、無機フッ化物(MgF2)などの無機物質を挙げ
ることができる。 下塗層は、たとえば上記物質を適当な溶剤に溶解または
分敗して塗布液を調製したのち、この塗布液をスビンコ
ート、ディップコート、エクストルージョンコートなど
の塗布法により基板表面に塗布することにより形成する
ことができる。下塗層の層厚は一般に0.005〜20
μmの範囲にあり、好ましくは0.01〜10μmの範
囲である。 本発明では、上記基板表面(または下塗層表面)に、記
録又は再生時のトラッキングを良好に行なうために、グ
ルーブの深さ(第1図のh)が800〜2000Xの範
囲にあり且つグルーブの半値幅(第1図のW)が0.2
〜0.7μmのプレグルーブ(トラッキング用溝〉が設
けられている。好ましくは、グルーブの深さが800〜
1800Xの範囲、特に好ましくはグルーブの深さがl
000〜i soo又の範囲である。また、上記グルー
ブの半値幅は0.4〜0.7μmの範囲にあることが好
ましい。 基板材料がプラスチックの場合は、射出成形あるいは押
出成形などにより直接基板表面に上記プレグルーブまた
はプレグルーブとアドレス信号等の情報を表わすプレピ
ットが設けられてもよい。 また、上記プレグルーブおよびプレピット形成の目的で
、プレグルーブ層が設けられてもよい。 プレグルーブ層の材料としては、アクリル酸のモノエス
テル、ジエステル、トリエステルおよびテトラエステル
のうちの少なくとも一種のモノマー(またはオリゴマー
)と光重合開始剤との混合物を用いることができる。 プレグルーブ層の形成は、まず精密に作られた母型(ス
タンパー)上に上記のアクリル酸エステルおよび重合開
始剤からなる混合液を塗布し、さらにこの塗布液層上に
基板を載せたのち、基板または母型を介して紫外線の照
射により液層を硬化させて基板と液相とを固着させる。 次いで、基板を母型から剥離することによりプレグルー
ブ層の設けられた基板が得られる。プレグルーブ層の層
厚は一般に0.05〜1ooμmの範囲にあり、好まし
くは0.1〜50μmの範囲である。基板材料がプラス
チックの場合は、射出成形あるいは押出成形などにより
直接基板にプレグルーブおよび/またはプレピットが設
けられてもよい。 基板(またはプレグルーブ層等)上には、色素からなる
記録層が設けられる。本発明に使用される色素は特に限
定されるものではなく、どのようなものでも良い。例え
ば、シアニン系色素、フタロシアニン系色素、ピリリウ
ム系・チオビリリウム系色素2アズレニウム系色素、ス
クワリリウム系色素、Ni,Crなとの金属錯塩系色素
、ナフトキノン系・アントラキノン系色素、インドフェ
ノール系色素、インドアニリン系色素、トリフェニルメ
タン系色素、トリアリルメタン系色素、アルミニウム系
・ジインモニウム系色素およびニトロソ化合物を挙げる
ことができる。 これらのうちでも記録再生用レーザーとして近赤外光を
発振する半導体レーザーの利用が実用化されている点か
ら、700〜900nmの近赤外領域の光に対する吸収
率が高い色素が好ましい。 その好ましい例としては、 i)シアニン系色素: [11 (CL)J−(CI1−CH)s−ell−”
N(OH:+)2Cj!O4−■ R (ただし、Rは水素原子またはN(CI13)2であ

4】  Φ“ −L=平  ( X ″−) l/−(
ただし、Φおよび平はそれぞれ芳香族環が縮合していて
もよいインドレニン環残基、チアゾール環残基,オキサ
ゾール環残基、セレナゾールpJIA基、イミダゾール
環残基、ビリジン環残基、チアゾロビリミジン環残基ま
たはイミダゾキノキサリン環残基であり、Lはモノカル
ボシアニン、ジカルボシアニン、トリ力ルポシアニンま
たはテトラカルボシアニンを形成するための連結基であ
り、xl1″−は橿価の陰イオンであり、mは1または
2であり、さらにxM″−はΦ、Lまたは?上に置換し
て分子内塩を形成しても良く、またΦとし、またはLと
市とはさらに連結して環を形成しても良い) 上記一般式で表わされる具体的な化合物の例としては以
下のa)〜k)等が挙げられる。 る) [j] [kl XI  I−4j’lg CIO,’ n −L.;,fl, Coo,’ CIO,’ [fl C104゜ 【91 CIO,’ ji) スクワリ リウム系色素: iii)アズレニウム系色素: れてアザアズレン環となっていてもよい。)iv)イン
ドフェノール系色素: (ただし、Rlと}j 2  R 2とR3,}t’と
}j 4  R 4とRS . RSとR6およびR6
とR7の組合せのうち少なくとも一つの組合せで置換も
しくは未置換の複素環または脂肪族環による環を形成し
、該環を形成しないときのR I  R 2R3  R
4  Rli . R6およびR7はそれぞれ水素原子
、ハロゲン原子または一価の有機残基であり、あるいは
R1とR2  R3とR’  R’とR6  Rr−と
R6およびR6とR7の組合せのうち少なくとも一つの
組合せで置換もしくは未置換の芳香族環を形成してもよ
く、Aは二重結合によって結合した二価の有機残基であ
り、2−はアニオン残基である。なお,アズレン環を構
成する少なくとも一つの炭素原子が窒素原子で置き換え
らで−ゴ (ただし、XおよびYはそれぞれ水素原子、アルキル基
、アシルアミノ基、アルコキシ基またはハロゲン原子で
あり、R l . R2およびR3はそれぞれ水素原子
、C,〜C2。の置換または未置換のアルキル基、アリ
ール基、複素環またはシクロヘキシル基であり、Aは一
NHCD−または一CONH−である) ■)金属錯塩系色素: DI (ただし、R I N}t 4はそれぞれアルキル基ま
たはアリール基であり、Mは二価の遷移金属原子である
) (ただし、R1およびR2はそれぞれアルキル基または
ハロゲン原子であり、Mは二価の遷移金属原子である) (ただし、[Catlは錯塩を中性ならしめるために必
要な陽イオンであり、MはNi,Cu、CO、Pdまた
はptであり、nは1または2で(ただし、lljlお
よびR2はそれぞれ置換または未置換のアルキル基また
はアリール基であり、R3はアルキル基、ハロゲン原子
またはR4 藝 −N−R’基(ここで R4およびR%はそれぞれ置換
または未置換のアルキル基またはアリール基である)で
あり、Mは遷移金属原子であり、nはO(ただし、(C
atlは錯塩を中性ならしめるために必要な陽イオンで
あり、MはNi,Cu、Co.Pdまたはptであり、
nは1または2である) 〜3の整数である) (ただし、Xは水素原子、塩素原子、臭素原子またはメ
チル基であり、nは1〜4の整数であり、Aは第四級ア
ンモニウム基である〉びn2はそれぞれ1〜3の整数で
あり、R1およびR2はそれぞれアミン基、モノアルキ
ルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アセチルアミノ基、
ベンゾイルアミノ基(置換ペンゾイルアミノ基を含む)
であり、x1とX2,nlとn2およびRlとR2はそ
れぞれ互いに同じであっても異なっていてもよく、Mは
CrまたはCo原子であり、Yは水素、ナトリウム、カ
リウム、アンモニウム、脂肪族アンモニウム(置換脂肪
族アンモニウムを含む)または脂環族アンモニウムであ
る)vi)ナフトキノン系、アントラキノン系色素:(
ただし,Rは水素原子、アルキル基、アリル基、アミノ
基または置換アミノ基である)(ただし、X1およびx
2はそれぞれニトロ基および/またはハロゲン原子であ
り、n1およ(ただし、Rは水素原子、アルキル基、ア
リル基、アミノ基または置換アミン基である)(ただし
、Xはハロゲン原子であり、nは〇〜10の整数である
) (ただし、Rは水素原子、アルキル基、アリル基、アミ
ノ基または置換アミン基である)(ただし、 Xはハロゲン原子である) などを挙げることができる。 これらの色素のうちで、本発明の方法を好ましく適用す
ることができるのは、シアニン系色素、アズレニウム系
色素およびスクワリリウム系色素を挙げることができ、
シアニン系色素の中でも、ナフトインドレニン系色素お
よびイミダゾキノキサリン系色素を挙げることができる
。これらの色素は単独でもあるいは二種以上の混合物と
して用いてもよい。また、シアニン系色素を用いる場合
に、上記金属錯塩系色素またはアミニウム系・ジインモ
ニウム系色素をクエンチャーとして一緒に用いることが
好ましい。その場合、クエンチャーとして金属錯塩系色
素などを全色素1モルに対してo.oot〜0.1モル
の割合で含むことが好ましい。 記!!層の形成は、上記色素、さらに所望により結合剤
を溶剤に溶解して塗布液を調製し、次いでこの塗布液を
基板表面に塗布して塗膜を形成したのち乾燥することに
より行なうことができる。 本発明では、基板表面に設けられた特定の形状のグルー
ブ上に色素記録層が設けられる。色素記録層を形成する
ための塗布液は色素等を溶剤に溶解したものであり、使
用する溶剤によっては該塗布液を塗布した際、韮板表面
を溶解または膨潤することがある。この場合、上記特定
のグルーブ形状が、変化するため本発明の特有の効果を
得ることができない。すなわち、溶剤は、色素は溶解す
るが火板は溶解しないものを用いる必要がある。 従って、溶剤に溶解し易い基板を用いる場合は、溶剤ま
たは溶剤組成に配慮する必要がある。 上記色素塗布液調製用の溶剤としては、酢酸エチル、酢
酸ブチル、セロソルブアセテートなどのエステル、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソブチル
ケトンなどのケトン、ジクロルメタン、1.2−ジクロ
ルエタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素、テ
トラヒドロフラン、エチルエーテル、ジオキサンなどの
エーテル、エタノール、n−プロパノール、イソブロパ
ノール、n−ブタノールなどのアルコール、ジメチルホ
ルムアミドなどのアミド、2、2、3、3、テトラフロ
ロブロバノール等フッソ系溶剤などを挙げることができ
る。なお、これらの非炭化水素系有機溶剤は、50容量
%以内である限り、脂肪族炭化水素溶剤、脂環族炭化水
素溶剤、芳香族炭化水素溶剤などの炭化水素系溶媒を含
ノνでいてもよい。本発明では、例えば基板材料にポリ
カーボネートを用いた場合は、エタノール、n−プロパ
ノール、イソブロバノール、n−ブタノールなどのアル
コール、2、2、3、3、テトラフロロブロパノール等
フッソ系溶剤などを主成分とする溶剤を用いることが好
ましい。 塗布液中にはさらに酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、
潤滑剤など各種の添加剤を目的に応じて添加してもよい
。 結合剤を使用する場合に結合剤としては、例えばゼラチ
ン、ニトロセルロース、酢酸セルロース等のセルロース
誘導体、デキストラン、ロジン、ゴムなどの天然有機高
分子物質:およびポリエチレン、ボリプロビレン、ポリ
スチレン、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル.ポ
リ酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポリアクリル
酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル樹脂、
ポリビニルアルコール、塩素化ポリオレフィン、エポキ
シ樹脂、ブチラール樹脂、ゴム誘導体、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂等の熱硬化性樹脂の初期縮合物など
の合成有機高分子物質を挙げることができる。 塗布方法とレては、スプレー法、スピンコート法、ディ
ップ法、ロールコート法、ブレードコート法、ドクター
ロール法、スクリーン印刷法などを挙げることができる
。 記録層の材料として結合剤を併用する場合に、結合剤に
対する色素の比率は一般に0.01〜99%(重量比)
の範囲にあり、好ましくは1.0〜95%(重量比)の
範囲にある。 色素記録層の層厚は一般には200〜3000大の範囲
にある。さらに本発明の色素記録層は、色素がレーザー
照射により溶融、気化して反射層と記録層の界面に空洞
を形成した後も色素記録層を残すことが好ましいことが
ら、その層厚を5oO〜2000又の範囲とすることが
好ましい。 上記色素記録層の上には本発明の反射層が設けられる。 反射層の材料としては、Mg,Se,YTi%Zr%H
f.V,Nb,Ta,Cr,MoW,Mn,Re,Fe
,Co,Ni,Ru、Rh,Pd、I r,Pt,Cu
,Ag,Au,2n,Cd,Art,Ga,In,Si
.Ge,Te,Pb,Po,Sn.Biなどの金属およ
び半金属を挙げることができる。さらにステンレス鋼な
どの合金であってもよい。これらの中でもAu,Ag,
Cu,Pt,ALL,Cr%Niおよびステンレス鋼が
特に好ましい。これらの物質は嘔独で用いてもよいし、
あるいは二種以上の組合せでまたは合金として用いても
よい。 反射層は、たとえば上記光反射性物質を蒸着、スパッタ
リングまたはイオンブレーティングすることにより記録
層の上に形成することができる。 反射層の層厚は一般には100〜3000大の範囲にあ
る。また、反射層と記録層の界面に空洞を形成する際、
その形成を容易にするため反射層の層厚を500〜20
00又の範囲とすることが好ましい。 該反射層の上には、記録層および情報記録媒体全体を物
理的および化学的に保護する目的で保護層が設けられる
。また、この保護層は、基板の記録層が設けられていな
い側にも耐傷性、耐湿性を高める効果も有する。 保護層に用いられる材料の例としては、無機物質として
は、SiO%Sin.,Si3N4、MgF,、Sn0
2等を挙げることができる。また、有機物質としては、
熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げ
ることができ、好ましくはUV硬化性樹脂である。本発
明においては、上記物質を塗布により設けた場合に顕著
な効果を得ることができる。特に上記有機物質を塗布に
より設けた場合に有効である。 すなわち、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを適当な溶
剤に溶解して塗布液を調製したのち、この塗在液を塗布
し、乾燥することによっても形成することができる。U
V硬化性樹脂の場合には、そのままもしくは適当な溶剤
に溶解して塗布液を調製したのちこの塗布液を塗布し、
UV光を照射して硬化させることによっても形成するこ
とができる。Uv硬化性樹脂としては、ウレタン(メタ
)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリ
エステル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレー
トのオリゴマー類、〈メタ〉アクリル酸エステル等の千
ノマー類等さらに光重合開始剤等の通常のUV硬化性樹
脂を使用することができる。これらの塗布液中には、更
に帯電防止剤、酸化防止剤、UV吸収剤等の各種添加剤
を目的に応じて添加してもよい。本発明では、UV硬化
性樹脂を用いることが好ましい。 保護層の層厚は一般には0.1〜100μmの範囲にあ
る。 上記以外にも、保護層は、たとえばプラスチックの押出
加工で得られたフィルムを接着層を介して色素記録層の
上にラミネートすることにより形成することができる。 あるいは真空蒸着、スパッタリング,塗布等の方法によ
り設けられてもよい。 次に、本発明の光情報記録方法について記載する。 上記のようにして得られた情報記録媒体、すなわち,表
面に、グルーブの深さ(第1図のh)が800〜200
0Xの範囲にあり且つグルーブの半値幅(第1図のW)
が0.2〜0.7μmの範囲にあるプレグルーブが形成
された基板上に、レーザー光により情報の書き込み可能
な色素からなる記録層が設けられ、さらに該記録層上に
金属からなる反射層が設けられてなる情報記録媒体を回
転させながら、基板側から該プレグルーブの底部にレー
ザー光を照射して情報を記録することを特徴としている
。 また情報の記録は、情報記録媒体を定線速度(好ましく
は1.2〜2.8m/秒、特に好ましくは1.2〜1.
4m/秒)にて回転させながら、基板側から該プレグル
ーブの底部にレーザー光を照射してグルーブ上にある記
録層に信号の記録を行なわれる。また信号としてはCD
フォーマットのEFM信号を記録することが本発明の効
果を得る上で好ましい。一般に、記録光としては750
〜850nmの範囲の発振波長を有する半導体レーザー
ビームが用いられる。本発明の情報記録媒体では、10
mW以下のレーザーバヮーで記録することができる。 上記情報の記録は、一般にプレグルーブの底部上の色素
記録層に、色素層の形態変化、あるいは形状変化、また
は色素並びに反射層の形状変化等、物理的変化および/
または化学的変化により記録されている。上記記録の中
で、該記録層と反射層との境界部に(好ましくは、色素
含有層の反射層との境界側の部分に)、記録層または記
録層と反射層が変形して空洞を形成するように行われる
ことが好ましく、またその際、該韮板の記録層側の表面
が肉盛り変形していても良い。さらに該基板の記録層側
の表面が肉盛り変形で信号が記録されても良い。 上記記録方注により、本発明の特定のグルーブ形状を有
する基板上に色素記録層および反射層が設けられた光デ
ィスクに、CDフォーマット信号などを定線速度で記録
を行うことにより、信号の変調度、再生C/Nなどの優
れた記録再生特性を得ることができ、さらに記録時のト
ラッキング性、特にプッシュプル法によるトラッキング
性が優れたものとなる。また本発明の光ディスクは高反
射率を有するので、記録されたCDフォーマット信号を
市販のCDプレーヤーを用いて再生することができる。 上記特定のグルーブに、従来のスッパタリングなどの蒸
着により金属等からなる記録層を設けた場合には、上記
効果を得ることは難しい。本発明のように、基板上に塗
布により設けられる色素記録層、その上に設けられる反
射層という構成の光ディスクにおいて、上記信号の変調
度などの優れた記録再生特性を得ることができ、さらに
記録時のトラッキング性、特にプッシュブル法によるト
ラッキング性などの効果を得ることが可能である。 この理由は、明確ではないが、次のように推定される。 色素記録層は塗布により基板のプレグルーブ上に設けら
れ、そして色素層形成用塗布液を基板に塗布された時、
グルーブが逆台形型のため壁面に塗布された塗布液は流
されてグルーブ底部にたまる。このため、色素層の層厚
はグルーブ底部の方がグルーブ間のランド部より厚くな
り、色素記録層上のグルーブ形状は、基板上のグルーブ
形状より特に深さにおいて浅くなっている。記録層上に
反射層がない場合は、レーザービームの光ディスクの反
射光量は、基板と記録層との界面で大きいが、本発明の
ように色素記録層上に反射層が設けられた場合は、色素
記録層と反射層との界面で反射光量が大きい。従って、
本発明では、色素記録層と反射層との界面で反射光駄が
重要となる。本発明の深いグルーブは上記色素記録層の
層厚の差が考慮された形になっており、色素記録層と反
射層との界面のグルーブ部とランド部とにおける反射光
の位相差が生じ易くなり、これにより反射率にも差が生
じ易くなると考えられる。さらにグルーブの幅を狭くす
ることによりトラッキング信号が得られ易いか一般に反
射率が低下する。本発明では充分に反射率が得られるの
でグルーブの幅を狭くすることができると考えられる。 従って、本発明の光ディスクは、レーザービームの左右
の反射光の強度分布の違いを検出してトラッキングを行
なうプッシュブル法によるトラッキングに有利であると
考えられる。 本発明に用いられる記録層を有する基板上のグルーブに
単一のレーザービームを照射することにより行なわれる
プッシュブルートラッキング法は、第2図に示すように
行なわれる。 第2図において、1l、2lおよび31のそれぞれは基
板上に設けられたグルーブを示し、l2、22および3
2のそれぞれはレーザービームをグルーブに照射してグ
ルーブ上に形成されたスポットを示し、13、23およ
び33のそれぞれはグルーブ上でのビームの反射により
検出器の表面に形成された明部分を示し、そして14、
24および34のそれぞれは上記検出器の表面に形成さ
れた暗部分を示す。スポット部分の反射光量は、左右が
反対になってトラック方向の左右に分割された検出器表
面に到達する。反射光の光量分布は、明部分と暗部分と
からなる形で示される。トラッキングサーボ信号は、検
出器の左右の表面の反射光量の差として検出される。第
2(b)図は、レーザービームが記録層上に形成するビ
ームスポット22がグルーブ21の中心に位置している
時のトラッキング状態を示している。 この場合、スポットの右側で反射された光量は、スポッ
トの左側での光量と同じであるので、検出器表面での左
右の光量の差はOとなる。第2(a)図は、レーザービ
ームが記録層上に形成するビームスポット12がグルー
ブ11の右側に位置している時のトラッキング状態を示
している。 スポットの右側で反射された光量は、スポットの左側で
の光量より大きいので、明部分l3は検出器表面の左側
に形成され、暗部分14は右側に形成される。こうして
、検出器の左右の光量に差が発生し、その差が信号とし
て検出される。第2(e)図は、レーザービームが記録
層上に形成するビームスポット32がグルーブ31の左
側に位置している時の状態を示している。スポットの左
fllffで反射された光量は、スポットの右側での光
量より大きいので、明部分33は検出器表面の右側に形
成され、暗部分34は左側に形成される。こうして、検
出器の左右の光量に差が発生し、その差が第2(a)図
と極性が反対の信号として検出される。このようにして
、プッシュブルートラッキング法を実施することができ
る。 上記のように記録された情報の再生は、記録媒体を上記
と同一の定線速度で回転させながら半導体レーザー光を
基板側から照射して、その反射光を検出することにより
行なうことができる。本発明の情報記録媒体は、上述し
たように高い反射率を有しているので市販のCDプレー
ヤーを用いて情報を再生することができる。 本発明では、上述したように情報の記録は、グルーブ上
にレーザーを照射して記録層と反射層との境界部に(好
ましくは、色素含有層の反射層との境界側の部分に)空
洞を形成することにより行なわれることが好ましい。こ
の際、基板表面の肉盛り変形が合ってもよく、さらに肉
盛り変形だけであってもよい。 本発明における上記光情報記録の条件は、レーザ光が照
射された部位の色素含有層の反射層との境界側部に空洞
部が形成されるようにレーザ光の照射を行なうことであ
る。 本発明において使用される前記のような構成の情報記録
媒体にレーザ光を照射して情報を記録する際に、レーザ
光の照射条件を変えることによりレーザ光が照射された
部位の色素含有層の、反射層との境界側の部分に空洞部
が形成されることは、従来知られておらず本発明者らに
より初めて見出された現象である。レーザ光を受けた部
位の色素含有層の色素がレーザ光を吸収することにより
該部位の色素含有層の温度が上昇して化学的及び/又は
物理的に変化し、ガスを発生し、このガスが色素含有層
と反射層との間にたまり、上記温度上昇に伴なって色素
含有層は軟化しているので.このガスが色素含有層を変
形させ、その結果色素含有層が変形することにより色素
含有層と反射層との境界に空洞部が形成され、ガスの発
生量の増加につれて次第に成長するものと考えられる。 この時、反射層は前記のように金属等からなっているの
で色素含有層よりも変形し難く、上記空洞部の形成及び
戒長の間に変形することなく通常は元の平面状態を維持
している。従って、この空洞部は、反射層側が平面で色
素含有層側が球面又は楕円体面状の平凸レンズ形状にな
っている。 また基板表面の肉盛り変形は、レーザーの照射により溶
融した色素および溶融したした基板の混合物からなるが
、殆ど色素の溶融物が固化したものからなっていてもよ
い。 本発明においては、上記空洞部の情報記録媒体の厚さ方
向の最大大きさが、上記色素含有層の層厚の2〜80%
、特に、10〜60%になるように空洞部が形成される
ように光情報の記録を行なうことが好ましい。 上記空洞部の情報記録媒体の厚さ方向の大きさが、上記
範囲の下限よりも小さ過ぎると空洞部の作用が十分発現
されず、また、上記範囲の上限よりも大き過ぎると相対
的に空洞部の情報記録媒体の平面方向の大きさも大きく
なりピット部の歪等が大きくなり、信号品位の低下を示
す傾向にある。 上記空洞の形成を行なうためには、例えば下記のような
光ディスクを用いて行なうことが好ましい。 記録に使用される情報記録媒体は、従来の反射層を持た
ない色素単独の記録層の層厚約500又位に比べて厚い
層厚である、1000又以上の層厚の色素記録層である
こと、そして従来の金属記録層上に設けられる反射層層
厚約1000大位に比べて厚い層厚の反射層を有するこ
とが好ましい。色素記録層の層厚が厚いことにより、高
い変調度等優れた再生特性をもたらすために充分に大き
い空洞を形成することができる。反射層の厚い層厚は、
得られる信号の歪をもたらす反射層の隆起を抑える。さ
らに、反射層上に硬質の保護層を設けた場合には、反射
層の隆起に加えて、形成される空洞の基板の半径方向へ
の広がりを抑える効果も得ることができる。 情報の記録時に上記空洞部および肉盛り変形を形成させ
ることにより記録情報の変調度が増大する理由について
は必ずしも明確ではないが、次のように推定することが
できる。第3図を参照しながら詳しく説明する。 第3図は、基板41、色素記録層42および反射層43
からなり、記録信号として空洞44および基板の変形4
5からなる形状変化が形成された情報記録媒体に、再生
のため基板側から入射したレーザービームの進路が示さ
れている。 再生用のレーザービームの基板41内に入射した光I。 は基板の変形45の部分と記録層42との界面で、基板
と記録層との屈折率の差により透過光TIと反射光Rl
に分かれる。この界面の半径方向の断面は円弧状となっ
ているため反射光R,は乱反射して、レーザービームを
放射している検出器を有する光ヘッドの方向には戻らな
い。 記録前の基板はレーザービームとほぼ垂直の関係にある
のでこの反射光は検出器にほぼ戻ることができる。透過
光T1は、つぎに記録層42と空洞44との界面で記録
層と空洞(気体)との屈折率の差により透過光T2と反
射光R2に分かれる。 ここでの屈折率の差は大きいので反射光R2は比較的大
きい反射光量となる。この界面も円弧状となっているた
め反射光R,は乱反射して、検出器には戻らない。透過
光T2は、つぎに空洞44と反射層43の界面で透過光
T3と反射光R3に分かれる。反射層43は透過光に対
して垂直であるので、反射光R3は検出器に戻る。透過
光T3の光量は極わずかである。 同じように、反射層で反射された反射光R3(便宜上光
路を右側に移した)は空洞44と記録層42との界面で
透過光T4と反射光R4に分かれ、反射光R4は検出器
にもどらなない。そして透過光T4は記録層42と基板
の変形45の部分の界面で透過光T5と反射光R5に分
かれ、反射光R6は検出器にもとらなない。そして最終
的に信号が記録された部分の反射光量は透過光T5と等
しいといえる。一方、信号のない場合は、反射光R,,
R2、R3,R4および透過光T5の合計の光量となる
。従って、これらの差である反射光R,,R2、R3お
よびR4の合計の光量が信号の変調度に寄与すると考え
られる。従って、高い変調度を得るためには、上記空洞
および基板の変形は平面部分が出来るだけ少ない円弧状
である事が好ましいことが明らかである。 このようにして得られる信号は、高い反射率を維持しな
がら充分に高い変調度を得ることができる。 以下余白 以下に、本発明の実施例および比較例を記載する。ただ
し、これらの各例は本発明を制限するものではない。 [実施例1] 上記色素の構造式[4]−[d]: C104゜ および上記色素1モルに対して下記の色素:を0.01
モルの割合で添加したもの3gを、2,2,3.3−テ
トラフロロブロバノールに溶解して色素記録層塗布液(
濃度:3重量%)を調製した。 プレグルーブが設けら
れた円盤状のポリヵーボネート基板(外径:130mm
、内径=15mm,厚さ=1、2mm、トラックピッチ
:1.6μm、グルーブの半値幅:o.63μm、グル
ーブの深さ:1380又)上に、上記塗布液をスピンコ
ート法により回転数1 0 0 0 rpmの速度で塗
布した後、回転数1500rpmで1分間乾燥して膜厚
が1300又の記録層を形成した。 色素からなる記録層上に、A uをスパッタリングして
膜厚が1300Xの反射層を形成した。 上記反射層上に、保護層としてUV硬化性樹脂(商品名
:SD17、大日本インキ化学工業■)をスビンコート
法により回転数8 5 0 rpmの速度で塗布した後
、高圧水銀灯にて紫外線を照射して硬化させ、層厚1μ
mの保護層を形成した。 このようにして、基板、色素記録層、反射層および保護
層からなる情報記録媒体を製造した。 [実施例2] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.48μm、グルーブの深さを!100Xに変えた以
外は実施例1と同様にして情報記録媒体を製造した。 [実施例3] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.53μm、グルーブの深さを9001に変えた以外
は実施例lと同様にして情報記録媒体を製造した。 [実施例4] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.49μm、グルーブの深さを1600Xに変えた以
外は実施例1と同様にして情報記録媒体を製造した。 [比較例1] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.80μm、グルーブの深さを700裏に変えた以外
は実施例1と同様にして情報記録媒体を製造した。 [比較例2] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.40μm、グルーブの深さを700又に変えた以外
は実施例lと同様にして情報記録媒体を製造した。 〔比較例3] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.88μm、グルーブの深さを1110Xに変えた以
外は実施例1と同様にして情報記録媒体を製造した。 [比較例4] 実施例1において、プレグルーブのグルーブの半値幅を
0.90μm、グルーブの深さを1420Xに変えた以
外は実施例1と同様にして情報記録媒体を製造した。 [情報記録媒体の評価] 上記で得られた情報記録媒体を、ディスク評価装置(N
A:0.5、レーザー波長:780nm)およびEFM
エンコーダ(KEN−WOOD)を用いて、記録する際
のレーザーパワー(記録パワー)を7mW、定線速度:
1.3m/秒にてプレグルーブの底部に記録を行なった
。 1)PP(記録前・後プッシュブル) 上記信号が記録前または後の光ディスクを定線速度1.
3m/秒で回転させながら再生パワー0.2mWにてレ
ーザー光を照射して、その反射光を二分割ダイオードで
受光し、その受光した信号の差をトラック中心から0.
1μmオフセットさせた時の値をPPとした。 2〉信号の変調度(3T、11丁) 上記記録されたCDフォーマット信号のうち記録長11
Tおよび3Tの直流再生信号について、信号部分とミラ
一部(信号の無い部分)の信号強度を測定し、その変調
度(C)を次式により求めた。 Sll−SL C=            xl00SM (SH:信号の最大強度、SL:信号の最小強度SM:
ミラーの信号強度) 3)歪(IIT) 上記記録されたCDフォーマット信号のうち記録長11
Tの記録ビットの再生信号において、その1つの記録ビ
ットの再生信号電圧の極大値と極小値をオシロスコープ
にて測定し、歪(D>を次式より求めた。 VA−VI D=              XIOOVA (V八:再生信号電圧の極大値、 vI:再生信号電圧の極小値) さらに、実施例1〜4で得られた光ディスクに上記のよ
うに情報を記録したのち、その記録形態について調査し
た。まず、それぞれの情報記録媒体の保護層を剥離して
、その反射層表面を走査型トンネル電子顕微″m(ST
M)にて観察した。次いで、その反射層を剥離して、そ
の記録層表面を同様に走査型トンネル電子顕微* (S
TM)にて観察した。さらに、記録層を剥離して、その
基板表面を同様に電子顕微鏡(STM)にて観察した。 その結果、反射層の変形は認められず、記録層に凹部の
形成が認められた。凹部の最大深さは実施例1、実施例
2、実施例3および実施例4のどれも約zoozであっ
た。また、全ての基板の上記凹部に対応する部位の表面
に肉盛り変形が認められた。 上記測定結果を第1表に示す。 以下糸口 (μm/X) 0.6:l/1:180 0.48/1100 0.53/900 0.49/1600 第1表 記録前/後 3T 11T (亀) 情) 情〉 2.8/2.3 2.4/2.2 2.0/2.+ 2.972.4 0.80/700 0.40/700 0.88/I110 0.9071420 1.3/2.0 1.2/1.6 2 . 2/2 . 5 2.8/2.1 第1表より明らかなように、実施例1、2、3および4
の特定の形状グルーブを有する情報記録媒体は、プッシ
ュブル法によるトラッキング特性および変調度が共に優
れている。 一方、グルーブの深さが浅い比較例1、2では、プッシ
ュブル法によるトラッキング特性が不良(すなわちPP
であるトラッキングエラー信号が小さい)で、変調度に
ついても高いとはいえない。特に、グルーブの深さが浅
く、幅が比較的広い比較例1では、変調度と歪も不満足
な値になっている。また、グルーブ幅の広く深い比較例
3および4では、信号の変調度が小さく、信号の歪が大
きく好ましくない。 なお、実施例1および2の光ディスクは、市販のCDプ
レーヤにて再生が可能であったことから、70%以上の
反射率を有する光ディスクであることが分かる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のプレグルーブの形状を示す断面の模
式図である。 第2図は、本発明に用いられる記録層を有する韮板上の
グルーブに単一のレーザービームを照射することにより
行なわれるプッシュプルートラッキング法を説明するた
めの平面図である。 第3図は、信号が記録された本発明の情報記録媒体に、
再生のため基板側から入射したレーザービームの進路を
示すための断面図である。 グルーブの半値幅 グルーブ:11、 ビームスポット: 明部分:13、2 暗部分=14、2 基板=41 色素記録層:42 反射層=43 空洞:44 基板の変形=45 人射光:Io 透過光:T,、 T2 :W、グルーブの深さ:h 21、31 12、22、32 3、33 4、34 、 T3 、 T4 、 T5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。表面に、グルーブの深さが800〜2000Åの範
    囲にあり且つグルーブの半値幅が0.2〜0.7μmの
    範囲にあるプレグルーブが形成された基板上に、レーザ
    ー光により情報の書き込みが可能な色素からなる記録層
    が設けられ、さらに該記録層上に金属からなる反射層が
    設けられてなる情報記録媒体を回転させながら、基板側
    から該プレグルーブの底部にレーザー光を照射して情報
    を記録することからなる光情報記録方法。 2。表面に、グルーブの深さが800〜2000Åの範
    囲にあり且つグルーブの半値幅が0.2〜0.7μmの
    範囲にあるプレグルーブが形成された基板上に、レーザ
    ー光により情報の書き込みが可能な色素からなる記録層
    が設けられ、さらに該記録層上に金属からなる反射層が
    設けられてなる情報記録媒体の該プレグルーブの底部に
    情報が記録されていることからなる情報記録媒体。
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