JPH0321945Y2 - - Google Patents

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JPH0321945Y2
JPH0321945Y2 JP16148484U JP16148484U JPH0321945Y2 JP H0321945 Y2 JPH0321945 Y2 JP H0321945Y2 JP 16148484 U JP16148484 U JP 16148484U JP 16148484 U JP16148484 U JP 16148484U JP H0321945 Y2 JPH0321945 Y2 JP H0321945Y2
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JP16148484U
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は射出圧縮成形機に使用される金型の構
造に関するものである。
(従来の技術) 従来、射出圧縮成形に使用される金型は第7図
に示すように図示省略のダイプレートに固定され
た固定取付板Aとこの固定取付板Aに取り付けら
れた固定入子Bと、図示省略のダイプレートに固
定された可動取付板Dとこの可動取付板Dに取り
付けられた可動入子Cとからなる構造であり、こ
の金型の型締めは、二段に切り替えて圧縮成形し
ている。つまり、低圧で型閉めを行ない、固定入
子Bと可動入子Cとの間が所定の間隔となる位置
で停止させ、その位置を保持して(第7図の実
線)所定量の成形材をキヤビテイ内に射出し、射
出が完了した後に図示省略のダイプレートにより
稼動取り付け板Dとともに稼動入子Cを上昇して
(第7図の仮想線)高圧力にて型締めし成形する
ようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の射出圧縮成形において、固定入子B
と可動入子Cとの間隔は型閉め停止位置の精度に
より不可避的に誤差を有するものである。更に、
成形材の射出時にこの射出圧力によつて固定入子
Bと可動入子Cとの間隔が開いてしまうため、入
子の開き寸法は射出圧力にも左右され、この射出
圧力自身も成形材の温度条件の誤差などにより正
確な管理が難しいものである。このように成形材
の射出時における入子の開き寸法に影響を与える
不確定な要因が数多くあるため次のような問題が
ある。すなわち、上記開き寸法が小さいときには
キヤビテイ内に射出される成形材の量が不足して
これを一定の高圧力で型閉めをしたときには製品
の厚さが不足して薄いものとなり、また逆に上記
開き寸法が大きすぎた場合にはキヤビテイ内への
成形材の量が多くなり、これを一定の高圧力で型
閉めすると製品の厚さが厚くなる。このように上
記開き寸法のバラツキにより製品の厚さにもバラ
ツキが生じて不具合である。この製品の厚さのバ
ラツキをなくすために上記型閉め停止位置や射出
圧力の管理において試行錯誤が繰り返し行なわ
れ、稼動率の低下をまねき生産性が低下するとい
う問題がある。
本考案は従来のように型閉め停止位置や射出圧
力により射出圧縮成形を管理するのではなく型の
開き寸法および加圧型閉めを機構的に一定になる
ようにして上記問題を解決した射出圧縮成形金型
構造を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本考案に係る手段
は、固定取付板に取り付けられた固定入子と可動
取付板に取り付けられた可動入子とを嵌合して、
その間にキヤビテイを形成する射出圧縮成形金型
において、固定入子が固定取付板に対して近接離
間可能に取り付けられ、可動取付板または可動入
子に固定入子との当接によりこの固定入子と可動
入子との間の間隙を規定するスタンピングブロツ
クを型閉め方向に進退動可能に設け、このスタン
ピングブロツクと可動取付板または可動入子との
間にスタンピングブロツクを可動入子に対して型
閉め方向に進退動させるカムスライドブロツクを
設け、型閉め時前記固定入子と前記スタンピング
ブロツクとを係止する係合手段を設けたことを特
徴とするものである。
(作用) 本考案はこのように構成したので、カムスライ
ドブロツクを前進することによりスタンピングブ
ロツクを上昇して射出時の可動入子と固定入子と
の間の開き寸法を決定する。そして型閉めするこ
とにより結合手段を介して固定入子とスタンピン
グブロツクとを結合する。この両者間の結合によ
り射出圧力がかかつても両者は開くことはない。
そしてカムスライドブロツクを後進してスタンピ
ングブロツクの下端とカムスライドブロツクの上
面との間に製品厚さに相当する間隙を開ける。こ
れにより可動入子を可動取付板とともに上昇して
高圧型閉めしてもスタンピングブロツクとカムス
ライドブロツクとの当接により型閉め量が規制さ
れる。
(実施例) 以下本考案の一実施例について説明する。第1
図において、固定入子1と可動入子2はピンチオ
フ方式により嵌合するようになつていて、それぞ
れ固定取付板3および可動取付板4に設けられて
いる。可動入子2の側面には密着した状態で上下
動可能にスタンピングブロツク5が設けられ、こ
のスタンピングブロツク5はカムスライドブロツ
ク6により上下動させられるようになつている。
固定入子1には貫通口7……が穿設されており、
また、射出ノズル8により樹脂が射出されるよう
に固定取付板3を通して射出口10が穿設されて
いる。さらに、スプリング11の一端が固定入子
1の内部に設けられた溝に固設されており、その
他端は固定取付板3の内部に設けられた溝に固設
されている。ガイドロツド9は固定取付板3に固
定されていて、貫通口7に挿入され、固定入子1
はガイドロツド9にガイドされてスプリング11
の弾性力により固定取付板3から離れるように移
動可能になつている。また、ガイドロツド9は固
定入子1が可動入子2に嵌合可能なように可動入
子2の有する貫通口12にその先端が嵌入される
ように設けられている。固定入子1と共にキヤビ
テイ13を形成する可動入子2のほぼ中央には、
成形品27(第5図)を容易に取り出せるように
する後述のエジエクタピン14が貫通口21を嵌
挿している。また、可動入子2の側面にはスタン
ピングブロツク5が型閉め方向に摺動可能な方法
でボルトによつて固設されている。このスタンピ
ングブロツク5には固設ロツド15,15……と
取り付けフランジ23を介してシリンダ16が設
けられ、このシリンダ16のピストン17の先端
には図示省略されているが、摺動によつて射出口
10を閉塞する部材が設けられている。スタンピ
ングブロツク5の下部には着脱可能にスペーサ1
8が設けられ、このスペーサ18の下面は内方向
に傾斜している。また、このスタンピングブロツ
ク5の下方にはカムスライドブロツク6が設けら
れている。このカムスライドブロツク6の上面に
は着脱能にスペーサ24が設けられており、この
スペペーサ24はピストン22の前進方向へがる
ように傾斜しており、この傾斜したスペーサ24
の上面は前述したスタンピングブロツク5の下面
に設けたスペーサ18の面と平行になつている。
取り付けフランジ20を介して可動取付板4に固
定されたシリンダ19のピストン22にはカムス
ライドブロツク6が固定され、カムスライドブロ
ツク6はこのピストン22により水平方向にスラ
イドされるようになつている。これによりピスト
ン22が前進した時にスペーサ24の上面はスペ
ーサ18の下面に摺接し、スタンピングブロツク
5を上方に押しあげるようになつている。このよ
うにスタンピングブロツク5が上方に押し上げら
れた状態で型閉めすることにより固定入子1とス
タンピングブロツク5とが係合する係合手段が設
けられている。この係合手段は第1図において矢
印Aで示す側面に設けられていて、その詳細を第
2図および第6図に示す。図において、スタンピ
ングブロツク5の側面にはピン30が植設されて
いる。また、固定入子1には爪取り付け部材31
が外側へ突設されており、この爪取り付け部材3
1の先端には揺動可能に爪32が設けられてい
る。この爪32は第6図にも示すようにその下端
がL字状になつていてスタンピングブロツク5に
植設したピン30が係合するようになつている。
可動取付板3にはガイドブロツク34が固定され
ており、このガイドブロツク34の下端には斜め
の切り込みが35が形成されている。この切り込
み35に嵌合するように爪32の裏側にスタツド
33が設けられている。可動取付板4と可動入子
2の間にはエジエクタプレート25が設けられて
おり、エジエクタプレート25と可動取付板4の
間にはスプリング26が設けられている。このス
プリング26の一端はエジエクタプレート25の
内部に設けられた溝に固定され、他端は可動取付
板4の内部に設けられた溝に固定されている。エ
ジエクタプレート25は図示省略のノツクアウト
機構によつて上下動されるようになつており、ス
プリング26はエジエクタピン14が成形品27
を押し出す時にその押し出し力が均一になるよう
にするための補助機構である。リンク機構28は
可動入子2とエジエクタプレート25とを連結す
るものであり、その一端が可動入子2に、他端が
エジエクタプレート25に回動自在に軸支され、、
二本のリンク部材どうしも回動可能に軸により連
結されている。エジエクタプレート25がノツク
アウト機構およびスプリング26により上下動す
るとき、常に可動取付板4の上面に、また、可動
入子2の下面に平行になるように、ストツパ29
によつて保持されるようになつている。固定取付
板3に取り付けられたリターンピン36はエジエ
クタプレート25を元の位置に復帰させるために
設けられた、固定入子1および可動入子2を貫通
しており、図示省略の駆動機構を備えている。以
上述べた構造の各動作は図示省略の油圧または空
気圧によつて駆動する駆動機構を備えている。
このように構成した本実施例の作用について次
に説明する。第3図のように型開きした状態で第
4図に示すようにカムスライドブロツク6を前進
してスタンピングブロツク5を押しあげる。これ
によりスタンピングブロツク5の頂部と可動入子
2の上面との間の段差(射出時における型開き寸
法)が確定される。この段差の調整はスペーサ2
4,18を選択することにより決定される。この
ように型開きされている状態で係合手段は第6図
に示すようにスプリング11(第1図)により固
定取付板3と固定入子1とは離間しているので、
スタツド33が切り込み35に案内されて爪32
が外側に揺動した状態にある。このようにスタン
ピングブロツク5がカムスライドブロツク6によ
り所定の高さに固定支持され、かつ、爪32が外
側に揺動した状態で型閉めすることにより、固定
入子1はスタンピングブロツク5によつて突き上
げられて固定取付板3に接近し、この接近に伴い
スタツド33が切り込み35に案内されて爪32
が内側に揺動する。この爪32の内側への揺動に
よりスタンピングブロツク5に植設したピン30
が爪32に係合し、固定入子1とスタンピングブ
ロツク5は結合される。このようにして両者が結
合され、かつ、型閉めした状態では固定入子1と
可動入子2の接近がスタンピングブロツク5とカ
ムスライドブロツク6により規制され固定入子1
と可動入子2との間で形成されるキヤビテイは射
出時の正確な型開き寸法になつている。そしてこ
のキヤビテイ内に所定の射出圧力まで樹脂を射出
する。この射出時において固定入子1とスタンピ
ングブロツク5は係合手段にて結合されているの
で両者間には射出圧力による開きはなく、かつ、
キヤビテイは射出時の正確な開き寸法になつてい
るので射出される樹脂の量は常に一定になる。こ
のようにして樹脂を射出した後にピストン17を
前進して射出口10を閉塞する。次に第1図に示
すようにカムスライドブロツク6を後退する。こ
のカムスライドブロツク6の後退量はスペーサ1
8と24との間の間隙がtになるように調整され
る。この間隙tは高圧型閉めしたときに固定入子
1と可動入子2との間の開き寸法が丁度成形品の
厚さになるように決められている。したがつて、
高圧型閉めして間隙tが零になつたときには高圧
型閉めがそこで規制されそれ以上型閉めすること
ができなくなる。このようにして射出される樹脂
の量が一つの製品に対して常に一定であり、か
つ、圧型閉めが一定量に規制されるので、同一の
製品はすべて樹脂の密度および厚さが一定したも
のとなる。
次に型開きをして製品を取り出すときに型を開
くと、固定入子1はスプリング11の弾性力によ
り押されて固定取付板3から離間する。これによ
りスタツド33が切り込み35に案内されて爪3
2が外側に揺動し爪32とピン30との係合が解
除され型開きが可能になる。型開きした後にエジ
エクタプレート25が図示省略のノツクアウト機
構およびスプリング26によつてエジエクタピン
14を押し上げ、成形品27を取り出し一サイク
ルが終了する。
(考案の効果) 以上詳述した通り本考案によれば、カムスライ
ドブロツクによりスタンピングブロツクを上下動
して射出時の型開き寸法を瀬確に規制し、カムス
ライドブロツクを後退して加圧型閉めを規制する
ようにしたので、同一製品に対して射出される樹
脂の量を一定にし、かつ、加圧型閉めを一定にす
ることができ均一な成形品を得ることができる。
また射出時の型開き寸法および加圧型閉めが機
構的に決定されるので試行錯誤した調整が不要に
なり稼動率を向上して生産性を上げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示す
図であり、第1図は射出圧縮成形機が圧縮する前
の状態を示す縦断面図、第2図は第1図に矢印A
で係合手段(爪)を示す部分側面図、第3図は圧
縮成形前の型開き状態を示す縦断面図、第4図は
カムスライドブロツクが前進し終つた可動入子の
状態を示す縦断面図、第5図は圧縮成形後、成形
品を取り出す時の状態を示す縦断面図、第6図は
第1に矢印Aで示す係合手段(爪)がスタンピン
グブロツクから離脱した状態を示す部分側面図で
ある。第7図は従来の固定入子と可動入子を示す
側面図である。 1……固定入子、2……可動入子、5……スタ
ンピングブロツク、6……カムスライドブロツ
ク、13……キヤビテイ、30……ピン、32…
…係合手段(爪)、33……スタツド、34……
ガイドブロツク、35……切り込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定取付板に取り付けられた固定入子と可動取
    付板に取り付けられた可動入子とを嵌合して、そ
    の間にキヤビテイを形成する射出圧縮成形金型に
    おいて、固定入子が固定取付板に対して近接離間
    可能に取り付けられ、可動取付板または可動入子
    に固定入子との当接によりこの固定入子と可動入
    子との間の間隙を規定するスタンピングブロツク
    を型閉め方向に進退動可能に設け、このスタンピ
    ングブロツクと可動取付板または可動入子との間
    にスタンピングブロツクを可動入子に対して型閉
    め方向に進退動させるカムスライドブロツクを設
    け、型閉め時前記固定入子と前記スタンピングブ
    ロツクとを係止する係合手段を設けたことを特徴
    とする射出圧縮成形金型構造。
JP16148484U 1984-10-25 1984-10-25 Expired JPH0321945Y2 (ja)

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JP16148484U JPH0321945Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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JP16148484U JPH0321945Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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Publication Number Publication Date
JPS6177223U JPS6177223U (ja) 1986-05-23
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JP16148484U Expired JPH0321945Y2 (ja) 1984-10-25 1984-10-25

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