JPH03216634A - 面状光学材料シートおよびこれに用いる張力治具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プロジエクションテレビ等に用いる映写スク
リーン、照明装置、各穐光学フィルター等に用いる面状
光学材料Ｖ一トに関するものである。

（従来の技術） 上記の分野に用いられる面状光学材料シートとしては、
フレネルレンズシ一トやレンチキュラーレンズＦ−｝等
の光学素子シートを重ね合せて用いる本のがあるが、重
ね合せた光学素子シート間Ｋ局部的な隙間ができたり、
あるいは薄く剛性のない光学素子シートにメラメラとし
た感じの細かい屈曲が生じて本来の光学特性を損ねたシ
、外観を低下させたシする問題があつた。

このため従来よシ、光学素子シ一ト〈屈曲を与えて剛性
を付与させたシ、光学素子Ｆ｝間ｋ潤滑油を介在させて
安定化することが提案されている（特開昭５８−１　７
８３４２号公報、実開昭５９−７９８５８号公報、特開
昭６０−６１７３８号公報）。

（発明が解決しようとする課題） ところが上記の提案による場合、一方の光学素子シート
が極端に薄くなると剛性の付与が困難であシ、またコス
トが上昇したシあるいは取付け構造が煩雑κなる憾みが
あった。

本発明はこのようた状況に鑑み、シートに独得の引張り
力を与える簡単な構成でありながら効果が高く、しか４
光学特性を損ねることのない面状光学材料シートを提供
しようとするものである。

（ｔｌＡ題を解決するための手段） すなわち本発明は上記の課題を達成するためになされた
もので、光学機能を有する面状の光学材料シートであっ
て、その少なくとも対向する辺忙おいて、’　　｝中心
から当該辺ｋ対して略放射状の方向忙引張り力を受けて
いて、この状態が保持されていることを特徴とする面状
光学材料Ｆ｝を第１の発−とし、光学機能を有する面状
の光学材料シートの少なくとも対向する辺が　３／　　
｝の中心から略放射状の方向κ引張り力を受けている面
状光学材料シートに用いるものであって、帯状のゴムま
たはプラスチックからなるゴム状弾性材料からなシ、上
記放射状方向κ一致するスリットが設けられていること
を弊微とする面状光学材料シートをＩ［２の発明とする
ところにあみ。

以下、太発明をさらに詳細に説明する。

本発明における面状光学材料シートとは、目的とする面
状光学部品を構成するもので、光を透過、吸収、屈折さ
せる機能を有するシー斗を総称するが、具体的にはサー
キュラーまたはりニアのフレネルレンズおよび／または
レンチキュラーレンズを有するシ一ト、フライアイレン
ズシート、微細な凹凸面を備えたｖ−ト、これらのレン
ズを備えたスクリーン、フィルターをはじめとする光選
択透過Ｆ｝あるいは透過光量規制ｓｒ−｝が挙げられる
。これらのシートは、一般の光学材料〈用いられている
と同様、ガラスや合成樹脂が使用しうるが、メタクリル
樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
フッ素樹脂、塩化ビニル樹脂あるいはスチレン樹脂等の
透光性合成樹脂のフイルムやＳ／−｝が特に好壕しい。

そしてこれらのシートを必要κ応じて２枚以上重ね合せ
て面状光学部品とし、必要Ｋ応じて周辺を固定し、光学
機器κ設置する。

ところでこれらの面状光学材料シートは、解像度の向上
、二重像の解消、全体の薄型化の要請から基材を薄くす
ることが行われてきている。

しかしながらこのようＫ基材を薄くすると、剛性が欠け
機器κ設雪した際Ｋシ一トが撓み、外観を低下させるば
かやでなく局部的に浮き沈みが生じ、像がボケたシ、色
がにじんだシ、色分れをしたシして画質が低下してしま
う。

このためにはシート自体に張力を与え、平面性を維持す
る必要があるが、本発明はこのような目的を達成するた
めκなされたものである。

すなわち本発明は、第１図に示すようにシート基材（１
）の少なくとも対内する辺（この例では２つの対向する
辺）（１ｈ）．　（ＩＢ）および（１Ｃ），（１Ｄ）に
おいて、シ一ト中心（６）から当該辺κ対して略放射状
の方向に引張）力を受けていて、この状態が保持されて
いることを特徴とするものである。そしてこの例では、
この引張り力を与えるためｋ各辺に張力治具（２）を固
着しているが、この張力治具（２）は帯状のゴム状弾性
材料からなシ、この全体にかけて上記の略放射状の方向
Ｋ一致するスリット（２Ａ）が設けられ、内側縁（２Ｂ
）がＦ｝基材（１）に、また外｛ｌｌｍｌ（２Ｃ）が直
線状の枠材（３）に、矢印方向の引張シカが施されて固
着されている。張力治具（２）の内｛Ｉ１縁（２Ｂ）と
シ一ト基材（１）との固着は、シ一ト基材（１）の有効
面外側の辺縁にて行われ、接着剤や粘着剤またはビス止
め等によってなされる．また張力治具（２）と枠材（３
）との固着４同様の方法で行われる。

図示は省略しているが、引張り力を与える手段としては
、人力で引張υ々から固着する外Ｋトグル、ジャッキ、
エアシリンダーあるいは油田等を用いて緊張状態とし、
との壕＼固着するとよい。ｔａ２図において図中（４）
は、枠材（３）を機器（図示略）に取付けるためのビス
である。

第３図は本発明に用いる張力治具（２）の引張り力を与
える前の状態を示しておシ、この状態における放射方向
の中心（Ｑ）はシ一ト基材の中心（Ｐ）よシ若干外側κ
設定しておき、引張り力を与えたときκ点（ｐ）と（Ｑ
）とが一致するようにするとよい。年２図および第３図
はとの引張治具（２）の端面を示しておシ、第４図のよ
うに均一な厚さでもよいが、外側に徐々に厚さを増して
放射方向の引張シカがよク発揮されるようにしてもよい
。

第６図な旨し第１０図は、本発明に用いる引張治具（２
）の別の例を示すもので、ｓｌＥ６図は第３図の引張治
具（２）の外側縁（２ｃ）ＶＣ小孔（２Ｄ）を設けたも
ので、この小孔（２Ｄ）を利用して枠材に対する固着κ
便利なようにしたものである。

第７図の例では、引張治具（２）のスリッ｝　（２Ａ）
を外側縁まで延長させて分離させ、かつそれぞれ〈小孔
（２Ｄ）を設けた亀ので、この例％ｌＫ６図の場合と同
様することができるが、第９図のように固着してもよい
。すなわち枠材（３）として第８図のようにボス（３Ａ
）を備えたものを用い、このボス（５▲）を利用して上
記の小孔（２Ｄ）Ｋ嵌合させればよい。

第１１図および第１２図はシ一ト基材（１）に引張り力
を与えるさらｋ別の方法を示す本ので、＄１１図はスプ
リング（６）を用い、これヲ一対の固着枠（５）に設け
たリブ（５Ａ）にかけ渡して放射方向に引張り力を作用
させたものである。なお必中（５Ｅ）は固着用リベット
である。また第１２図は弾性＠（７）を用いた例で、同
様の固着枠（５）に設けたボス（５ｃ）に弾性紐（７）
をかけ渡して放射方向κ引張υカを付与している。

以上図示の例について説明したが、本発明はこれらの例
に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。

例えばシ一ト基材に引張υカを付与する辺は、４辺すべ
て行う必要はなく、対向する辺だけで４よく、また４辺
を引張る場合、均等な力で引張るばかりでなく、上下，
左右で差をもなせてもよい。

また必ずしもシート基材に引張治具を固着したｔ一にす
る必要はなく、放射方向に引張りを与え、この状態で剛
性のあるガラス板、あるいは枠に適宜固着し、この後に
引張治具を除去して用いてもよい。

（発明の効果） 本発明は以上詳述した如き構成からなるものであるから
、シ一ト基材に対して有効な引張シを与えて平面性を保
持することができ、しかも特別表装置を何等用いること
なく実用化しうる利点がある。

【図面の簡単な説明】

棺１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図はその
縦断面図、第３図は本発明κ用いる引張治具の引張る前
の状態の正面図、ｔＩ／ｔ４図および第５図は引張治具
の端面図、第６図およびＩ！７図は引張治具の別の例を
示す正面図、第８図ないし算１０図は第７図の引張治具
を用いるときの枠材の正面図、取付け状態の部分斜視図
およびボスの斜視図、ｔｌＫ１１図および禦１２図はさ
らに別の引張り力を与える方法を示す部分斜視図である
。 （１）・・・・・シ一ト基材 （２）・・・・・引張治具

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光学機能を有する面状の光学材料シートであつて、
   その少なくとも対向する辺において、シート中心から当
   該辺に対して略放射状の方向に引張り力を受けていて、
   この状態が保持されていることを特徴とする面状光学材
   料シート。 ２、上記の少なくとも対向する辺に放射状の方向に引張
   り力を与えるための張力治具が固着されていることを特
   徴とする請求項第１項記載の面状光学材料シート。 ３、上記張力治具の外側縁が直線状の枠材に固着されて
   いることを特徴とする請求項第２項記載の面状光学材料
   シート。 ４、光学機能を有する面状の光学材料シートの少なくと
   も対向する辺が、シート中心から略放射状の方向に引張
   り力を受けている面状光学材シートに用いるものであつ
   て、帯状のゴム状弾性材料からなり、上記放射状方向に
   一致するスリットが設けられていることを特徴とする面
   状光学材料に用いる張力治具。