JPH03215971A - 相補型半導体装置の製造方法 - Google Patents

相補型半導体装置の製造方法

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JPH03215971A
JPH03215971A JP2011231A JP1123190A JPH03215971A JP H03215971 A JPH03215971 A JP H03215971A JP 2011231 A JP2011231 A JP 2011231A JP 1123190 A JP1123190 A JP 1123190A JP H03215971 A JPH03215971 A JP H03215971A
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JP
Japan
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type
channel
gate electrode
forming
semiconductor device
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JP2011231A
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Toru Yoshida
透 吉田
Hirosuke Koyama
裕亮 幸山
Takashi Sakamoto
隆 坂元
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は相補型半導体装置の製造方法に関し、少なく
とも一方導電型のMOS}ランジスタにパンチスルース
トッパが備えられている相補型半導体装置の製造方法に
係わる。
(従来の技術) 従来の一般的な相補型半導体装置(CMOS型半導体装
置)の製造方法を第5図(a)ないし第5図(C)に示
す。
まず、第5図(a)に示すように、P型半導体基板10
1内に、N型不純物のイオン注入により、N型ウェル領
域102を選択的に形成し、その後、LOCOS法によ
り、素子分離領域103を形成?る。次いで、素子領域
上に、熱酸化法により、ゲート酸化膜104を形成する
。この時、必要であれば、1・ランジスタのチャネル形
成領域に対してしきい値制御用の不純物のイオン注入を
行なう。
次いで、例えばCVD法により、全面にボリンリコン層
を堆積形成し、次いで、このポリシリコン層に対して、
塩化ホスホリル(POCI3)の気相拡散、あるいはリ
ンのイオン注入等により、導体化(N型化)する。次い
で、導体化されたポリシリコン層を所定のゲート電極1
05(10511. 0 5 2 )の形状にパターニ
ングする。次いで、ゲート電極105と、素子分離領域
103とをマスクにして、N型不純物であるリン106
を、例えば加速電圧4 0 K e V ,  ドーズ
量3,o×1 0 13c m−2の条件でイオン注入
し、Nチャネル型MOS}ランジスタのゲート電極10
5■に対して自己整合的にN−型LDD領域107を形
成する。この時、Pチャネル型MOSI−ランジスタが
形成されるN型ウェル領域1. 0 2に対してもN型
不純物であるリンがイオン注入される。この注入された
領域を107′として示す。
次に、第5図(b)に示すように、ホトレジスト108
を、全面に塗布する。そして、写真蝕刻法により、N型
ウェル領域102が露出するようにホトレジスト]−0
8をパターニングする。
次いで、ホトレジスト108をマスクにして、P型不純
物であるフッ化ボロン(BF2)を、例えば加速電圧4
0KeV,  ドーズ量3.0×10I5cm−2の条
件でイオン注入し、Pチャネル型MOSトランジスタの
ゲート電極1052に対して自己整合的にP+型ソース
/ドレイン拡散層110を形成する。ここで P n型
ソース/ドレイン拡散層1]0が形成されることにより
、同図(a)の工程にて形成されたN−型拡散層107
′は実質的に消滅する。
次に、第5図(c)に示すように、CVD法により、全
面にCVD酸化膜を堆積形成し、次いでこのCVD酸化
膜をRIE法にて異方性エッチングすることにより、上
記ゲート電極105の側壁のみにCVD酸化膜を残す。
これにより、サイドウォールスペーサ111が形成され
る。次いで、ホ1・レジスト]12を、全面に塗布する
。そして、写真蝕刻法により、P型基板]01が露出ず
るようにホ1・レジスl− 1. 1 2をパターニン
グする。次いで、ホ1・レジスl− 1. 1 2をマ
スクにして、N型不純物であるヒ素を、加速電圧40K
eV,  ドーズ量5.OXIO15am−2の条件で
イオン注入し、Nチャネル型MOSI−ランジスタのN
+型ソース/ドレイン拡散層114を形成する。この時
、形成されたN+型ソース/ドレイン拡散層114は、
N一型LDD領域と一体化され、この一体化された領域
115が、実質的なソース/ドレイン拡散層となる。
このような従来方法にて形成されたCMOS型半導体装
置では以下のような欠点がある。
まず、第1の欠点として、ゲート電極となるポリシリコ
ン層を導体化する際のリン拡散工程、もしくはリンのイ
オン注入後の活性化工程等のアニル工程を経ると、ポリ
シリコンの結晶が成長する。そして、ある確率で、第5
図(b)および第5 5図(c)に示すソース/ドレイン拡散層形成工程のイ
オン照射方向に対して、面方位< 1 1. 0 >が
一致する結晶が形成される。この結晶はイオン注入のマ
スク効果かなく、照射された不純物イオンが、いわゆる
チャネリング現象を起こして、ゲ!・電極105直下の
チャネル領域に拡散層を形成してしまう。例えばリン等
のN型不純物がチヤネリング現象を起こし、上記拡散層
を形成してしまうと、Nチャネル型MOSトランジスタ
ではデイブレッション型のトランジスタとなり、Pチャ
ネル型MOS}ランジスタではしきい値が高くなり、結
果としてCMOS型半導体装置が動作しなくなってしま
う。
このような不純物イオンのチャネリング現象による拡散
層形成の問題は、ゲート酸化膜104の膜厚が200λ
程度以下のような、サブミクロンルールをもつ微細構造
のMOSトランジスタになると、より顕著になる。また
、当然ながらイオン注入時における加速電圧が高いとき
にも顕著になる。
6 第2の欠点として、Nチャネル型MOSトランジスタと
ほぼ同様な工程にて、ボロンを用いてPチャネル型MO
SトランジスタのP+型ソース/ドレイン拡散層1]0
を形成している点にある。
周知のごとくボロンは拡散速度が速い。このため、多く
の熱履歴が存在するCMOS型半導体装置の製造工程で
は、ボロンによって形成されたP+型ソース/ドレイン
拡散層110が必然的に大きいものとなる。P+型ソー
ス/ドレイン拡散層110が大きくなると、実効チャネ
ル長が短くなる。実効チャネル長が短くなると、空乏層
のパンチスルー現象に伴うショートチャネル効果が顕著
となる。
このことを考慮し、従来ではPチャネル型MOSトラン
ジスタのゲート電極1052のゲ1・長を、最初から長
めに形成し、実効チャネル長が長くなるように配慮され
ている。これは、特にCMOS型半導体装置におけるP
チャネル型MOSI−ランジスタの微細化の妨げとなっ
ている。
ところで、近年、第6図に示すような、パンチスルース
トッパを持つ微細化に適した構造のB C − L D
 D (Buried Channel LDD) −
 Pチャネル型MOS+−ランジスタが提案されている
(参考文献: S.Odanaka et al.  
JEEP TransactionsElec.Dev
jces ED33 (198[i)P.317 )第
6図について説明すると、N型基板領域201には、P
+型ソース/ドレイン拡散層202が形成され、これら
拡散層の相互間上には、ゲート酸化膜203を介して、
ゲート電極204が形成されている。ゲート電極204
の側壁には、サイドウォールスペーサ205が形成され
ている。
上記P+型ソース/ドレイン拡散層202の側部周囲に
は、N型パンチスルーストッパ206が形成されている
。また、ゲート酸化膜203の直下にはP一型の埋込み
チャネル層207が形成されている。これによって形成
されるチャネル領域は、基板201表面ではなく、埋込
みチャネル層207のほぼ直下となり、いわゆる埋込み
チャネルを実現している。
さて、このようなBC−LDD−Pチャネル型MOSト
ランジスタの製造方法は、まず、N型基板領域201に
対して、P型不純物であるボロンを、加速電圧40Ke
V,  ドーズ[3.2X1 0 12c m−2の条
件にてイオン注入し、P−型のチャネル層207を形成
する。次いで、熱酸化法により、ゲート酸化膜203を
、100人の厚みに形成する。次いで、CVD法により
、ポリシリコン層を堆積形成し、このポリシリコン層を
、塩化ホスホリルによるリン拡散により、導体化(N型
化)する。次いで、このポリシリコン層を所定のゲー}
TIE極204の形状にバターニングする。次いで、N
型不純物であるリンを、加速電圧13QKeV,  ド
ーズfitl O X 1 0 12c m−2の条件
でイオン注入することにより、パンチスルーストツパ2
06を形成する。次いで、CVD法により、CVD酸化
膜を形成し、次いで、このCVD酸化膜をRIE法にて
異方性エッチングすることにより、上記ゲート電極20
4の側壁にCVD酸化膜を残す。これによって、ザイド
ウォールスベーサ205が形成される。次いで、P型不
純物で9 あるボロンを、加速電圧40KeV,3.0×1. 0
 ”c m−2の条件でイオン注入することにより、P
+型ソース/ドレイン拡散層202を形成する。
このようなBC−LDD−Pチャネル型MOSトランジ
スタによれば、チャネルを埋込み型にし、さらに、深い
位置にN型パンチスルーストツパ206をP+型ソース
/ドレイン拡散層202の側部周囲に形成する。これら
によって、Pチャネル型MOSトランジスタにおける、
いっそうの微細化、特にゲート電極204のチャネル長
方向の長さを短縮できるようになり、サブミクロンルル
のPチャネル型MOS}ランジスタを形成することがで
きる。そして、このBC−LDD−Pチャネル型MOS
I−ランジスタを、CMOS型半導体装置におけるPチ
ャネル型MOS}ランジスタとして搭載すれば、Pチャ
ネル型のMoSトランジスタでも、サブミクロンルール
を持つ微細構造のCMOS型半導体装置を提供できる。
しかしながら、BC−LDD−Pチャネル型MOSトラ
ンジスタは、その製造工程において、]0 装置の特徴となっているN型パンチスルーストツパ20
6を形成する際、加速電圧が1 0 0 K e V級
という高いエネルギーにてイオンを打ち込むという過酷
な工程をもっている。したがって、第5図(a)ないし
第5図(C)に示すような、従来の製造方法によって、
BC−LDD−Pチャネル型MOSトランジスタを搭載
した微細構造のCMOS型半導体装置を製造すると、N
チャネル型、Pチャネル型双方のMOS+−ランジスタ
でチャネリング現象が起こり、製造不可能である。
(発明が解決しようとする課題) この発明は上記のような点に鑑みて為されたもので、少
なくとも一方導電型のMOSt−ランジスタにパンチス
ルーストツパを備えた相補型半導体E 装置の製造可能とする相補型半導体装置の製造方法を提
供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の柘捕型半導体装置の製造方法は、第1導電型
の半導体基板内に第2導電型のウ工11 ル領域を形成する工程と、 全面にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲート絶縁
膜上にゲート電極となる第1の導体層を形成する工程と
、 前記第1の導体層をゲート電極形状にパターニングする
第1の感光性樹脂膜を用いた第1の写真蝕刻工程と、 前記第1の感光性樹脂膜をゲーi・電極上に残置させた
まま、LDD領域形成用の第2導電型の第1の不純物を
前記基板内にイオン注入する工程と、前記第1の感光性
樹脂膜をゲート電極上に残置させたまま、第2の感光性
樹脂膜を塗布する工程と、 前記第2の感光性樹脂膜を前記ウェル領域上のみ剥離す
る第2の写真蝕刻工程と、 前記第2の感光性樹脂膜をマスクに、パンチスルースト
ップ形成用の第2導電型の第2の不純物を前記ウェル領
域内にイオン注入する工程とを具備することを特徴とす
る。
] 2 (作用) 上記のような工程を具備した相補型半導体装置の製造方
法にあっては、ゲート電極となる導体層を所定のゲート
電極形状にパターニングする写真蝕刻工程において、こ
の工程で用いた感光性樹脂膜を、ゲート電極上にそのま
ま残して置く。そして、感光性樹脂膜を残置させたまま
、ソース/ドレイン拡散層形成(LDD形成を含む)用
のイオン注入をゲート電極に対して自己整合的に行なう
工程、並びにMOSトランジスタにおけるパンチスルー
ストップ形成用のイオン注入をゲート電極に対して自己
整合的に行なう工程を行なう。この結果、ゲート電極上
に残置している感光性樹脂膜が各種不純物イオンのゲー
ト電極貫通を防止する障壁膜となってチャネリング現象
が阻止される。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の一実施例に係わる相補
型半導体装置の製造方法について説明する。
第1図(a)ないし第1図(d)は、この発明1 3 の一実施例に係わる相補型半導体装置の製造方法を、製
造工程順に示した断面図である。
まず、第1図(a)に示すように、例えばP型半導体基
板1内に、N型不純物のイオン注入により、N型ウェル
領域2を選択的に形成し、その後、例えばLOCOS法
により、素子分離領域3を形成する。次いで、1・ラン
ジスタのチャネル形成領域に対してしきい値制御用の不
純物のイオン注入を行なう。しきい値制御用の不純物の
イオン注入の一例を上げると、例えばNチャネル型MO
S}ランジスタ部には、P型不純物であるボロンを加速
電圧60KeV,  ドーズ量2X10’2cm−2の
条件でイオン注入し、また、Pチャネル型MOS}ラン
ジスタ部には、フッ化ボロンを加速電圧40KeV, 
 ドーズ量3.2X10”cm””の条件でイオン注入
を行なう。この時、Pチャネル型MOSトランジスタの
領域には、P一型埋込みチャネル層4が形成される。次
いで、塩酸(HCI)を含む乾燥酸素中、温度8oo℃
での熱酸化により、素子領域上に、ゲート酸化14 ?]05を約100人の厚みに形成する。次いで、例え
ばCVD法により、全面にゲート電極となるポリシリコ
ン層を堆積形成し、次いて、このポリシリコン層に対し
て、塩化ホスホリル(POCI3)の気相拡散、あるい
はリンのイオン注入等により、ポリシリコン層を導体化
(N型化)する。次いで、全面に、第1のホトレジス1
・を塗布し、写真蝕刻法により、第1のホ1・レジスト
をゲート電極パターン61、6■にパターン形成する。
ここで、ゲート電極上に残るホ1・レジストパターン(
61 、62 )がゲート電極パターンとなるようにす
る。次いで、ホトレジス1・61、62をマスクとして
、ポリシリコン層をRIE法にて異方性エッチングする
ことにより、ゲート電極7, 7■を形成する。次いて
、ホ1・レジス1・6.16■をゲート電極7.、7■
上にそれぞれ残置させたまま、これらと、素子分離領域
3とをマスクにして、N型不純物であるリン8を、例え
ば加速電圧4 0 K e V ,  ドーズ量3.0
×10”am−2の条件でイオン注入し、Nチャネル1
5 型MOSトランジスタのゲート電極71に対して自己整
合的にN−型LDD領域9を形成する。この時、Pチャ
ネル型MOSトランジスタが形成されるN型ウェル領域
2に対してもN型不純物であるリンがイオン注入される
。この注入された領域を9′として示す。
次に、第1図(b)に示すように、第1のホトレジス1
・パターン61、62が残置されたまま、第2のホI・
レジスト10を、全面に塗布する。そして、写真蝕刻法
により、N型ウェル領域2が露出するようにホトレジス
1・10をパターニングする。次いで、ホトレジス1・
]0をマスクにして、N型パンチスルース1・ツパ形成
用のN型不純物である、例えばリン11を加速電圧13
0KeV,ドーズ量I X 1 012am−2の条件
でイオン注入を行なう。これによって、N型パンチスル
ーストッパ12が、N型ウェル領域2内における表面か
ら深い位置に形成される。また、この時、同図(a)の
工程にて形成されたN一型拡散層9′は、N型パンチス
ルース1・ツパ12と、事実上一体化され16 ?。
次に、第1図(c)に示すように、第2のホ1・レジス
1・10および第1のホトレジスI・616■を、酸素
プラズマでアツシング除去した後、例えばCVD法によ
り、全面にCVD酸化膜を堆積形成し、次いて、このC
VD酸化膜をRIE法にて異方性エッチングすることに
より、上記ゲト電極7の側壁のみにCVD酸化膜を残す
。これにより、サイドウオールスベーサ13が形成され
る。次いで、第3のホトレジスト14を、全面に塗布す
る。そして、写真蝕刻法により、P型基板1が露出する
ようにホトレジス1・14をパターニングする。次いで
、ホトレジス1・14をマスクにして、N型不純物であ
るヒ素15を、加速電圧4 0 K e V ,  ド
ーズi5.OXIO15cm−2の条件でイオン注入し
、Nチャネル型MOSトランジスタのN+型ソース/ド
レイン拡散層16を形成する。この時、形成されたN+
型ソース/ドレイン拡散層16は、N一型LDD領域と
一体化され、この一体化された領域17が、実質的なソ
ース/1 7 ドレイン拡散層となる。
次に、第1図(d)に示すように、第3のホ1・レジス
1・を除去した後、第4のホ1・レジスト18を全面に
塗布する。そして、写真蝕刻法により、N型ウェル領域
2が露出するようにホトレジスト18をパターニングす
る。次いで、ホトレジスト18をマスクにして、P型不
純物であるボロン19を、加速電圧40KeV,  ド
ーズ量3.0×1 0 ”c m−2の条件でイオン注
入し、Pチャネル型MOSトランジスタのP+型ソース
/ドレイン拡散層20を形成する。
この後、図示しないが、周知のように、ホトレジスト1
4を除去した後、層間絶縁膜の堆積形成、コンタクト孔
の開孔、アルミニウムのような導体膜の蒸着、そしてこ
れを所定配線にパターニング等の工程を経て、CMOS
型半導体装置が製造される。
以上のような工程を持つ製法が、本発明の一実施例に係
わる相補型半導体装置の製造方法である。
このような相補型半導体装置の製造方法による18 ?、まず、第1図(a)の工程で示したように、ホトレ
ジスト6, 6■をゲート電極71 72上にそれぞれ
残置させたまま、LDD領域9形成用の不純物をイオン
注入している。これによって、ゲート電極7、、72を
不純物が貫通する、チャネリング現象が明止される。よ
って、Nチャネル型、Pチャネル型双方のMOS}ラン
ジスタのゲート酸化膜5の厚みを、例えば200人以下
である微細構造を持つMOS+−ランジスタにしたとし
ても、チャネリング現象の影響を受けることはほとんど
なくなる。例えば実施例中ではゲート酸化膜5の膜厚を
100人まで薄くしている。ゲート酸化膜5の膜厚が1
00人の場合でも、本発明の製造方法によって製造され
たCMOS型半導体装置は、チャネリング現象の影響を
受けた徴候は見られず、正常に動作している。
さらに、第1図(b)の工程で示したように、パンチス
ルーストツパ12形成用の不純物をウェル領域2に対し
、1 0 0 K e V級の加速電圧でイオン注入し
ているが、この時にもホトレジス1・19 ?■がゲート電極72」二に依然残置されており、上記
同様、チャネリング現象を起こす恐れが少ない。したが
って、従来の製造方法では不可能であったCMOS型半
導体装置におけるBC−LDDPチャネル型MOS+−
ランジスタの搭載が可能となり、Pチャネル型において
も、サブミクロンルールをもつ微細構造のMOSトラン
ジスタが形成できるようになる。
マタ、このBC−LDD−Pチャネル型MOSトランジ
スタの形成に際し、第1図(c)〜第1図(d)に示す
ように、Nチャネル型MOs}ランジスタのソース/ド
レイン拡散層]6形成用の不純物をイオン注入してから
、Pチャネル型MOS}ランジスタのソース/ドレイン
拡散層20形成用の不純物、特にボロンをイオン注入す
ることが望ましい。なぜならば、拡散速度の速いボロン
のイオン注入の工程を、なるべく後の工程にもってくる
ことで、ボロンの受ける熱履歴が低減され、Pチャネル
型MOSI−ランジスタを、いっそう微細に基板内に造
り込むことが可能になる20 ためてある。
では、次に、第2図、第3図を参照して、BCLDD−
Pチャネル型MOSトランジスタの諸性能について説明
スル。
第2図はゲート長しと、しきい値VTHとの関係を示し
たグラフである。
図中の破線は従来型のPチャネル型MOSトランジスタ
、実線はBC−LDD−Pチ4・ネノレ型MOSトラン
ジスタの値を示している。
第2図に示すように、特にゲート長しが1μm以下の場
合において、ドレイン〜ソース間電圧VDSが−0.1
■、−5,QV,いずレノ場合テも、BC−LDD−P
チャネル型MOS}ランジスタでは、しきい値VTHの
低下が従来型よりも少なく、ショートチャネル効果が大
幅に改善されている。この結果から、BC−LDD−P
チャネル型MOS}ランジスタは、サブミクロンルール
をもつ微細構造に適したものであることが分かる。
尚、図中のVSBは基板電位である。
第3図はゲート電圧VCSと、ドレイン電流IDS21 との関係を示したグラフである。
図中の破線は従来型のPチャネル型MOS+−ランジス
タ、実線はBC−LDD−Pチャネル型MOS}ランジ
スタの値を示している。
第3図に示すように、特にゲート電圧VGSが−1.0
V以下の場合において、ドレイン〜ソス間電圧VDSが
−〇.IV,−5。OV,いずれの場合でも、BC−L
DD−Pチャネル型MOSトランジスタでは、ドレイン
電流IDSが従来型よりも少なく、サブストッシュホル
ト特性も改善されている。
尚、図中のV5Bは基板電位である。
さて、本発明に係わる相補型半導体装置の製造方法によ
れば、その主旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能
である。
以下、その変形に係わる一例を、その特徴的な工程のみ
第4図に示し説明する。第4図において、第1図(a)
ないし第1図(d)と同一の部分に対しては、同一の符
号を付し、重複する説明は避けるものとする。
22 ?4図に示すように、例えば第1図(a)の工程を経た
後、ホトレジス1・41を全面に塗布する。
そして、写真蝕刻法により、P型基板1が露出するよう
にホトレジスト41をパターニングする。
次いで、ホトレジスト4]をマスクにして、P型バンチ
スルース1・ツバ形成用のP型不純物である、例えばボ
ロン42を、やはり1 0 0 K e V級の加速電
圧でイオン注入し、パンチスルーストツパ43を形成す
る。
このようにすれば、Nチャネル型MOSI−ランジスタ
に、パンチスルーストッパ43が形成できる。
また、この後、第1図(b)以降の工程を経てCMOS
型半導体装置を製造すると、Nチャネル型。Pチャネル
型双方のMOS+−ランジスタに、パンチスルーストツ
パを形成できる。
これらのような変形例に係わる製造方法でも、上記一実
施例のように、ゲート電極7, 7。上に、ホトレジス
I−6,、6■を残置させたまま、P型パンチスルース
トツパ形成用の、例えばボロ23 ン42をイオン注入することにより、チャネリング現象
が効果的に阻止される。よって、Nチャネル型側でも、
パンチスルーストツパ43を持ったBC−LDD−Nチ
ャネル型MOS+−ランジスタを形成でき、CMOS型
半導体装置において、なおいっそうの微細化を図ること
ができるようになる。
その他の変形例については、特に図示しないが、例えば
第1図(b)において、N型パンチスルストツパ12形
成用のリン]コをイオン注入した後、ホ1・レジス1・
10を除去せず、続けてP型ソス/ドレイン拡散層20
(同図(d)に図示)形成用のボロン]9(同図(d)
に図示)をイオン注入しても構わない。
この場合、ホトレジストを用いた写真蝕刻工程の数は減
少する。
ただし、ボロンが受ける熱履歴は若干多くなる恐れがあ
る。したがって、この変形例は、ボロンが受ける熱履歴
を比較的多く許容できるCMOS型半導体装置を製造す
る場合、選択されることが24 ?ましい。
また、第1図(a)において、N−型LDD領域9形成
用の不純物リン8を、P型基板1、N型ウェル領域2双
方の領域に対してイオン注入している。しかし、N型ウ
ェル領域2では、このイオン注入によって形成される拡
散層9′は必ずしも必要ではない。そこで、N型ウェル
領域2上をホトレジス1・で覆い、そしてこのホ1・レ
ジストをマスクにして、P型基板コのみに上記リン8を
イオン注入してもよい。
この場合、N型ウェル領域2には、余分な不純物の導入
がないので、例えばしきい値の調節を厳密、かつ精度良
く行なえる、また、基板(N型ウェル領域2)の不純物
濃度が上がらないので、Pチャネル型MOS}ランジス
タの耐圧向上等の効果が期待できる。
ただし、N型ウェル領域2上を覆うホトレジストにあっ
ては、これを除去する際、ゲート電極71、7。(同図
(a)図示)上のホ1・レジスト61、6■を、いっし
ょに剥ぐ恐れがある。した2 5 がって、例えば一例として、上記ホトレジストと、ホト
レジス!’61、62とでは、異なった物質よりなるも
のを用い、感光後において、異なるエッチング液、ある
いはエッチングガスにて除去されることを考慮する必要
がある。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、少なくとも一
方導電型のMOSトランジスタにパンチスルーストッパ
が備えられた相補型半導体装置を、製造可能とする相補
型半導体装置の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)ないし第1図(d)はこの発明の一実施例
に係わる相補型半導体装置の製造方法を製造工程順に示
した断面図、第2図は従来型およびBC−LDD−Pチ
ャネル型MOSトランジスタにおけるゲート長としきい
値との相関図、第3図は従来型およびBC−LDD−P
チャネル型MOSトランジスタにおけるゲート電圧とド
レイン電流との相関図、第4図は本発明の変形例にお2
 6 ける特徴的な一工程を示す断面図、第5図(a)ないし
第5図(c)は従来の相補型半導体装置の製造方法を製
造工程順に示した断面図、第6図はBC−LDD−Pチ
ャネル型MOS}−ランジスタの断面図である。 1・・・P型基板、2・・・N型ウェル領域、5・・・
ゲート酸化膜、6・・・第1のホトレジスト、7・・・
ゲート電極、9・・・N−型LDD領域、10・・・第
2のホトレジスト、12・・・N型パンチスルーストツ
パ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 第1導電型の半導体基板内に第2導電型のウェル領域を
    形成する工程と、 全面にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極となる第1の導体層を
    形成する工程と、 前記第1の導体層をゲート電極形状にパターニングする
    第1の感光性樹脂膜を用いた第1の写真蝕刻工程と、 前記第1の感光性樹脂膜をゲート電極上に残置させたま
    ま、LDD領域形成用の第2導電型の第1の不純物を前
    記基板内にイオン注入する工程と、前記第1の感光性樹
    脂膜をゲート電極上に残置させたまま、第2の感光性樹
    脂膜を塗布する工程と、 前記第2の感光性樹脂膜を前記ウェル領域上のみ剥離す
    る第2の写真蝕刻工程と、 前記第2の感光性樹脂膜をマスクに、パンチスルースト
    ップ形成用の第2導電型の第2の不純物を前記ウェル領
    域内にイオン注入する工程とを具備することを特徴とす
    る相補型半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004518295A (ja) * 2001-01-24 2004-06-17 エイチアールエル ラボラトリーズ,エルエルシー フィールド酸化物上で終端する見かけの金属接点線を使用してリバースエンジニアリングに対して保護された集積回路及びこれを製造するための方法
KR20170003443A (ko) * 2015-06-30 2017-01-09 에스아이아이 세미컨덕터 가부시키가이샤 반도체 장치의 제조 방법

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