JP3003542B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP3003542B2
JP3003542B2 JP7124928A JP12492895A JP3003542B2 JP 3003542 B2 JP3003542 B2 JP 3003542B2 JP 7124928 A JP7124928 A JP 7124928A JP 12492895 A JP12492895 A JP 12492895A JP 3003542 B2 JP3003542 B2 JP 3003542B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に半導体基板の表面と表面上とにそれぞれ拡散
層と薄膜パターンとを形成する半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の表面に形成された拡散層と
半導体基板の表面上に形成された薄膜パターンとの間に
自己整合性が要求される場合として、拡散層の表面上を
薄膜パターンが自己整合的に覆うことが求められる場合
(第1の場合)と、拡散層の形状と薄膜パターンの形状
とが反転の関係になく,拡散層の表面上を薄膜パターン
が自己整合的に覆わない場合(第2の場合)とがある。
これらの場合、通常、それぞれ別個のリソグラフィ工程
により上記拡散層および上記薄膜パターンが形成され
る。第1の場合の例として、MOSトランジスタのゲー
ト電極が(ゲート電極直下の領域の不純物濃度を高める
とめに設けられた)局所チャネル注入領域上を自己整合
的に覆うことが好ましいという例がある。また、第2の
場合の例としては、CMOSトランジスタの素子分離領
域に関わる例がある。このとき、半導体基板表面に形成
されたP型領域表面(例えばPウェル表面)に設けられ
るチャネル・ストッパー用のP型拡散層が、このP型領
域の表面上を(LOCOS型のフィールド酸化膜の形成
に用いる耐酸化マスクである)窒化シリコン膜パターン
が自己整合的に覆っていない。
【0003】まず最初に、上述したゲート電極と局所チ
ャネル注入領域とを有するMOSトランジスタの製造方
法について説明する。例えば論理回路を主体とした半導
体装置の微細化の目的には、半導体装置自体の微細化と
ともに半導体装置の動作速度の高速化がある。MOSト
ランジスタを含む半導体装置では微細化によりMOSト
ランジスタのゲート長も縮小される。単なる微細化で
は、ゲート電極の寄生容量は低減されるもののショート
・チャネル効果が増大する。このショート・チャネル効
果は、半導体基板の不純物濃度を高くすることにより抑
制されるが、ソース領域,ドレイン領域の寄生容量が増
大する。これらを解消する方法として、例えば特開昭6
0−10780号公報に開示されているように、概ねゲ
ート電極の直下の例えばP型シリコン基板の表面にこの
シリコン基板の不純物濃度より高い濃度のP型局所チャ
ネル注入層を形成する方法がある。
【0004】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図6を参照すると、上記公開公報記載のMOSトランジ
スタは、次のように形成される。
【0005】まず、P型シリコン基板301表面の素子
分離領域にフィールド絶縁膜304を形成し、素子形成
領域にゲート絶縁膜305を形成する。全面にフォトレ
ジスト膜(図示せず)を形成した後、概ねゲート電極が
形成される領域に開口部を有するフォトレジスト膜パタ
ーン307を形成する。このフォトレジスト膜パターン
307をマスクにして例えばボロンのイオン注入を行な
い、P型局所チャネル注入領域322を形成する。な
お、このP型局所チャネル注入領域322の深さは、後
工程で形成されるMOSトランジスタのソース,ドレイ
ン領域となるN型拡散層の接合の深さより深くしてある
〔図6(a)〕。次に、上記フォトレジスト膜パターン
307を除去し、全面に例えばN型多結晶シリコン膜等
からなる導電体膜(図示せず)を形成する。この導電体
膜の表面にフォトレジスト膜パターン317を形成す
る。このフォトレジスト膜パターン317をマスクにし
て導電体膜を異方性エッチングして、ゲート電極326
を形成する〔図6(b)〕。次に、ゲート電極326側
面への絶縁膜スペーサ328の形成,燐もしくは砒素等
のN型不純物のイオン注入等を行なってN型拡散層33
2を形成し、MOSトランジスタを形成する〔図6
(c)〕。
【0006】続いて、上述したCMOSトランジスタの
素子分離領域の形成方法について説明する。CMOSト
ランジスタがシリコン基板表面に形成され,このCMO
Sトランジスタの素子分離領域に選択酸化によるフィー
ルド酸化膜が含まれる場合について述べる。このときの
シリコン基板表面にはP型領域(例えばPウェル)とN
型領域(例えばNウェル)とが存在する。このシリコン
基板を熱酸化すると、N型不純物,P型不純物それぞれ
の偏析係数の相違から、N型領域の表面不純物濃度は増
大し,P型領域の表面不純物濃度は減少する。このた
め、P型領域表面には、チャネル・ストッパー用のP型
拡散層を設けることが必要になる。
【0007】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図7,図8を参照すると、上記CMOSトランジスタの
素子分離領域の形成方法は、以下のようになっている。
【0008】まず、P型シリコン基板401表面にNウ
ェル402を形成し、さらにNウェル402の形成され
ていないP型シリコン基板401表面にPウェル403
を形成する。全面にパッド酸化膜444を形成し、さら
に窒化シリコン膜445を形成する。窒化シリコン膜4
45の表面上に、ネガ型のフォトレジスト膜パターン4
07を形成する。ネガ型のフォトレジスト膜パターン4
07は、LOCOS型のフィールド酸化膜(後述)の形
成予定領域を除く領域上を覆っている〔図7(a)〕。
次に、フォトレジスト膜パターン407をマスクにし
て、少なくとも窒化シリコン膜445のエッチングを行
ない、窒化シリコン膜パターン445aを残置する〔図
7(b)〕。
【0009】次に、全面にポジ型のフォトレジスト膜
(図示せず)を形成する。公知の露光,現像により、概
ねNウェル402の表面上を覆うフォトレジスト膜パタ
ーン417を形成する。このとき、フォトレジスト膜パ
ターン407はネガ型であるため、Pウェル403の表
面上に形成されたフォトレジスト膜パターン407は残
置し,露出することになる。フォトレジスト膜パターン
417およびフォトレジスト膜パターン407をマスク
にした例えばボロンのイオン注入により、概ねPウェル
403の表面の素子分離領域の形成予定領域にチャネル
・ストッパー用のP型拡散層422を形成する〔図7
(c)〕。続いて、フォトレジスト膜パターン417,
407を除去する。窒化シリコン膜パターン445aを
マスクにして選択酸化によりLOCOS型のフィールド
酸化膜404が形成され、同時にP型拡散層422がこ
の熱処理によりP型拡散層422aになり、CMOSト
ランジスタの素子分離領域が形成される〔図8〕。この
とき、フィールド酸化膜404直下にのみパッド酸化膜
444が酸化シリコン膜パターン444aとして残置さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】半導体基板の表面に形
成された拡散層と半導体基板の表面上に形成された薄膜
パターとの位置関係において、拡散層の表面上を薄膜パ
ターンが自己整合的に覆うことが望ましい場合(第1の
場合)と、拡散層の形状と薄膜パターンの形状とが反転
の関係になく,拡散層の表面上を薄膜パターンが自己整
合的に覆わない場合(第2の場合)とがあるが、上述の
ように従来の技術では拡散層と薄膜パターンとがそれぞ
れ別個のリソグラフィ工程により形成されている。この
ため従来の半導体装置の製造方法で、少なくとも2回の
リソグラフィ工程が必要であるというリソグラフィ工程
の回数の多さという問題点がある。
【0011】したがって本発明の半導体装置の製造方法
の目的は、半導体基板表面に形成される拡散層と半導体
基板表面上に形成される薄膜パターンとの間に所望の自
己整合性が要求されるとき、これら拡散層および薄膜パ
ターンの形成のためのリソグラフィ工程の回数を低減で
きる製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本発明の半導体装置の
製造方法の第1の態様は、一導電型のシリコン基板の表
面の素子分離領域にフィールド絶縁膜を形成し、該シリ
コン基板の表面の素子形成領域にゲート絶縁膜を形成
し、全面に導電体膜を形成し、該導電体膜表面を覆うネ
ガ型の電子線用のレジスト膜を形成する工程と、ゲート
電極形成予定領域のうちの一部の領域上の前記レジスト
膜に一導電型不純物からなる収束イオン線を照射し、該
一部の領域直下の前記シリコン基板の表面に一導電型の
局所チャネル注入領域を形成し、同時に該収束イオン線
が照射された領域の前記レジスト膜を感光させる工程
と、前記ゲート電極形成予定領域のうちの前記一部の領
域を除いた領域上の前記レジスト膜に電子線を照射し、
該電子線が照射された領域の前記レジスト膜を感光させ
る工程と、前記レジスト膜を現像し、レジスト膜パター
ンを残置する工程と、前記レジスト膜パターンをマスク
にして前記導電体膜をエッチングして、ゲート電極を形
成する工程と、前記レジスト膜パターンを除去し、シリ
コン基板の表面に前記ゲート電極に自己整合的に逆導電
型のソース・ドレイン領域を形成する工程とを有する。
【0013】本発明の半導体装置の製造方法の第2の態
様は、N型領域とP型領域とを有するシリコン基板の表
面上に少なくとも酸化シリコン膜および窒化シリコン膜
を順次形成し、該窒化シリコン膜の表面上にポジ型の電
子線用のレジスト膜を形成する工程と、前記P型領域の
表面の素子分離領域の形成予定領域上の前記レジスト膜
にP型不純物からなる収束イオン線を照射し、該P型領
域の表面の該形成予定領域にP型拡散層を形成し、同時
に該収束イオン線が照射された領域の前記レジスト膜を
感光させる工程と、前記N型領域の表面の素子分離領域
の形成予定領域上の前記レジスト膜に電子線を照射し、
該電子線が照射された領域の前記レジスト膜を感光させ
る工程と、前記レジスト膜を現像し、レジスト膜パター
ンを残置する工程と、前記レジスト膜パターンをマスク
にして少なくとも前記窒化シリコン膜をエッチングする
工程と、前記レジスト膜パターンを除去し、残置された
前記窒化シリコン膜をマスクにして選択酸化を行ない、
前記P型領域並びに前記N型領域の表面の素子分離領域
の形成予定領域にフィールド酸化膜を形成する工程とを
有する。
【0014】好ましくは、上記窒化シリコン膜を覆う導
電体膜を形成する。
【0015】さらに好ましくは、上記導電体膜がシリコ
ン膜である。
【0016】
【0017】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法によれば、半導
体基板の表面上に薄膜,電子線用のレジスト膜(EBレ
ジスト膜)を形成した後、EBレジスト膜および薄膜を
介して半導体基板表面の所要の領域に収束イオン線(F
IB)を照射してこの部分に拡散層を形成し、同時にE
Bレジスト膜にレジスト膜露光部を形成している。これ
らの拡散層の上部は、EBレジスト膜のこれらのレジス
ト膜露光部により自己整合的に覆われる。さらに必要に
応じて、EBレジスト膜の別の所要の領域に電子線を照
射して別のレジスト膜露光部を形成している。
【0018】EBレジスト膜がネガ型の場合には、上記
レジスト膜露光部をマスクにして上記薄膜をエッチング
することにより薄膜パターンを形成する。EBレジスト
膜がポジ型の場合には、現像により残置したレジスト膜
パターンをマスクにして上記薄膜をエッチングすること
により薄膜パターンを形成する。
【0019】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0020】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図1を参照すると、本発明の第1の実施例はゲート電極
とP型局所チャレル注入領域とが自己整合的に形成され
たNチャネルMOSトランジスタの製造方法であり、以
下のとおりになっている。
【0021】まず、不純物濃度1×1014cm-3程度の
P型シリコン基板101a表面の素子分離領域に、ボロ
ン等のイオン注入によるチャネル・ストッパー用のP型
拡散層(図示せず)と例えばLOCOS型の酸化シリコ
ン膜からなる膜厚200nm程度のフィールド絶縁膜1
04aとを形成する。P型シリコン基板101a表面の
素子形成領域に、例えば熱酸化による酸化シリコン膜か
らなる膜厚7nm程度のゲート絶縁膜105aを形成す
る。全面に膜厚150nm程度の(例えばノンドープ
の)多結晶シリコン膜106aを形成し、さらにこの多
結晶シリコン膜106a表面を覆う膜厚200nm程度
の例えばシプレー社製の商品名SAL−601というノ
ボラック系のネガ型のEBレジスト膜107aを形成す
る。なお、素子分離領域の形状,構成材料としては、L
OCOS型の酸化シリコン膜からなるフィールド絶縁膜
104aに限定されるものではなく、例えば溝とこの溝
を充填する絶縁膜とからなる溝分離であってもよい。ま
た、ゲート絶縁膜105aとしては熱酸化による酸化シ
リコン膜に限定されるものではない。
【0022】フィールド絶縁膜104a上を含めたゲー
ト電極形成予定領域に70keV,1×1013cm-2
度のボロンのFIBを照射し、素子形成領域のP型シリ
コン基板101a表面に深さが0.2μm程度のP型局
所チャネル注入領域122aを形成する。P型局所チャ
ネル注入領域122aの不純物濃度は5×1017cm-3
程度になる。このFIBの照射により、フィールド絶縁
膜104a上を含めたゲート電極形成予定領域上のEB
レジスト膜には、レジスト膜露光部117aが形成され
る。このときのFIBのビーム径の最小値は20nm程
度である。露光部117aの最小幅(=ゲート長)は5
0nm程度である〔図1(a)〕。
【0023】このFIBのエネルギー,注入量等の条件
は、P型局所チャネル注入領域122aの深さおよび不
純物濃度の目標値を優先して設定される。上記条件のF
IBの照射では上記膜厚を有したフィールド絶縁膜10
4a直下のP型シリコン基板101a表面にP型局所チ
ャネル注入領域122aの形成は行なわれないが、フィ
ールド絶縁膜104a直下にP型局所チャネル注入領域
122aが形成されても何等支障はない。このような場
合には、フィールド絶縁膜104aの形成に先だってチ
ャネル・ストッパー用のP型拡散層を形成する必要は無
いことになる。なお、本実施例ではボロンのFIBによ
りP型局所チャネル注入領域122aを形成したが、こ
れにに限定されるものではなく弗化ボロン,インジウ
ム,ガリウムあるいはアルミニウムのFIBを用いても
よい。
【0024】次に、EBレジスト膜107aを現像し、
レジスト膜露光部117aを残置する。このレジスト膜
露光部117aをマスクにした異方性エッチングにより
多結晶シリコン膜106aをパターニングして、レジス
ト膜露光部117a直下にのみ多結晶シリコン膜パター
ン116aを残置する。P型シリコン基板101aの素
子形成領域において、P型局所チャネル注入領域122
aは多結晶シリコン膜パターン116aにより自己整合
的に覆われている〔図1(b)〕。
【0025】次に、レジスト膜露光部117aを除去し
た後、多結晶シリコン膜パターン116aをマスクにし
て1014cm-2台のN型不純物(燐,砒素等)のイオン
注入が行なわれ、P型シリコン基板101aの素子形成
領域には多結晶シリコン膜パターン116aに自己整合
的に低濃度のN型拡散層(図に明示せず)が形成され
る。なお、レジスト膜露光部117aの除去は、低濃度
のN型拡散層の形成後に行なってもよい。全面に膜厚1
00nm程度の絶縁膜(酸化シリコン膜あるいは窒化シ
リコン膜)を形成し、この絶縁膜をエッチバックして多
結晶シリコン膜パターン116aの側面に絶縁膜スペー
サ128を形成する。多結晶シリコン膜パターン116
aおよび絶縁膜スペーサ128をマスクにして1×10
15cm-2〜1×1016cm-2程度の砒素のイオン注入が
行なわれ、P型シリコン基板101aの素子形成領域に
は絶縁膜スペーサ128(および多結晶シリコン膜パタ
ーン116a)に自己整合的に高濃度のN型拡散層(図
に明示せず)が形成される。その結果、これら低濃度お
よび高濃度からなるN型拡散層132a(本実施例のN
チャネルMOSトランジスタのソース,ドレイン領域)
が形成される。N型拡散層132aの接合の深さは、
0.1μm〜0.15μm程度である。また、多結晶シ
リコン膜パターン116aも高濃度化され、これらのパ
ターンからなるゲート電極126aの形成も行なわれる
〔図1(c)〕。
【0026】上記第1の実施例によれば、1回のリソグ
ラフィ工程により、P型局所チャネル注入領域とこのP
型局所チャネル注入領域上を自己整合的に覆うゲート電
極とが形成される。すなわち、自己整合的なP型局所チ
ャネル注入領域およびゲート電極は、従来より少ないリ
ソグラフィ工程により形成することができる。さらにこ
の自己整合性から、NチャネルMOSトランジスタのソ
ース,ドレイン領域をなすN型拡散層とP型局所チャネ
ル注入領域との間の寄生接合容量が大幅に低減され、こ
のMOSトランジスタの動作速度が高くなる。P型局所
チャネル注入領域の形成以外は本実施例と同じプロセ
ス,デバイス・パラメータで形成した従来のNチャネル
MOSトランジスタのN型拡散層とP型局所チャネル注
入領域との接合面積と比較すると、本実施例によるNチ
ャネルMOSトランジスタのN型拡散層とP型局所チャ
ネル注入領域との接合面積は1/10以下となる。この
ことから、本実施例によるN型拡散層の寄生接合容量は
従来のN型拡散層の寄生接合容量の1/2以下になり、
本実施例によるNチャネルMOSトランジスタの動作速
度は従来の製造方法によるNチャネルMOSトランジス
タの動作速度の1.5倍程度になる。
【0027】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図2を参照すると、本発明の第2の実施例はCMOSト
ランジスタへの上記第1の実施例の応用例であり、以下
のとおりになっている。
【0028】まず、不純物濃度1×1014cm-3程度の
P型シリコン基板101b表面の所定の領域にNウェル
102bを形成する。Nウェル102bの接合の深さは
1.0μm程度であり、Nウェル102bの不純物濃度
は1×1016cm-3程度である。P型シリコン基板10
1b表面の素子分離領域にボロン等のイオン注入による
チャネル・ストッパー用のP型拡散層(図示せず)を形
成し、P型シリコン基板101b表面並びにNウェル1
02b表面の素子分離領域に例えばLOCOS型の酸化
シリコン膜からなる膜厚200nm程度のフィールド絶
縁膜104bを形成する。P型シリコン基板101b表
面並びにNウェル102b表面の素子形成領域に、例え
ば熱酸化による酸化シリコン膜からなる膜厚7nm程度
のゲート絶縁膜105bを形成する。全面に膜厚100
nm程度の高濃度のN型の多結晶シリコン膜106bを
形成し、さらにこの多結晶シリコン膜106b表面を覆
う膜厚300nm程度のネガ型のEBレジスト膜107
bを形成する。
【0029】少なくともNウェル102b表面の素子形
成領域を除き,少なくともP型シリコン基板101b表
面の素子形成領域を含んだゲート電極形成予定領域に1
00keV,1×1013cm-2程度のボロンのFIBを
照射し、P型シリコン基板101b表面の素子形成領域
表面に深さが0.2μm程度のP型局所チャネル注入領
域122bを形成する。P型局所チャネル注入領域12
2bの不純物濃度は5×1017cm-3程度になる。この
FIBの照射により、上記領域のゲート電極形成予定領
域上のEBレジスト膜107bには、第1のレジスト膜
露光部117baが形成される。レジスト膜露光部11
7baの最小幅(=NチャネルMOSトランジスタのゲ
ート長)は50nmである。続いて、上記以外の(少な
くともNウェル102b表面の素子形成領域を含んだ)
ゲート電極形成予定領域上のEBレジスト膜107bに
50keV,100μCcm-2程度の電子線(EB)が
照射され、第2のレジスト膜露光部117bbが形成さ
れる。レジスト膜露光部117bbの最小幅(=Pチャ
ネルMOSトランジスタのゲート長)は50nmである
〔図2(a)〕。なお、レジスト膜露光部117baと
レジスト膜露光部117bbとは接続されている。ま
た、レジスト膜露光部117baとレジスト膜露光部1
17bbとの形成順序は、上記に限定されるものではな
い。
【0030】次に、EBレジスト膜107bを現像し、
レジスト膜露光部117ba,117bbを残置する。
これらレジスト膜露光部117ba,117bbをマス
クにした異方性エッチングにより多結晶シリコン膜10
6bをパターニングし、多結晶シリコン膜パターン11
6bを残置する〔図2(b)〕。続いて、少なくともN
チャネルMOSトランジスタの形成予定領域に開口部を
有するフォトレジスト膜パターン(図示せず)をマスク
にした30keV,5×1015cm-2程度の砒素のイオ
ン注入により、接合の深さが0.2μm程度のN型拡散
層132bを形成し,少なくともNチャネルMOSトラ
ンジスタの形成予定領域の多結晶シリコン膜パターン1
16bをゲート電極126baに変換する〔図2
(c)〕。引き続いて、上記フォトレジスト膜パターン
と反転の関係にある別のフォトレジスト膜パターン(図
示せず)をマスクにした30keV,5×1015cm-2
程度の弗化ボロンのイオン注入により、接合の深さが
0.2μm程度のP型拡散層133bを形成し,残され
た多結晶シリコン膜パターン116bをゲート電極12
6bbに変換する〔図2(d)〕。
【0031】上記第2の実施例は、上記第1の実施例の
有する効果と同様の効果を有している。なお、本実施例
において、Nウェル102b表面の素子形成領域を含ん
だゲート電極形成予定領域上のEBレジスト膜107b
にのみEB露光を行なう(上記第1の実施例の単純な活
用法)ことも可能であるが、フィールド絶縁膜104b
の覆われた部分のNウェル102b表面にP型局所チャ
ネル注入領域122bを形成しないようにするために
は、フィールド絶縁膜104bの膜厚に下限を設けなけ
ればならなくなる。したがって、本実施例においてNウ
ェル102b表面上のゲート電極形成予定領域上のEB
レジスト膜107bの露光をEB露光で行なうならば、
フィールド絶縁膜104bの膜厚に対する自由度が得ら
れる。
【0032】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図3を参照すると、本発明の第3の実施例もCMOSト
ランジスタへの上記第1の実施例の応用例であり、ツイ
ン・ウェルを有するCMOSトランジスタが以下のとお
りに形成される。
【0033】まず、不純物濃度1×1014cm-3程度の
P型シリコン基板101c表面の所定の領域にそれぞれ
接合の深さが1.0μm程度のNウェル102c,深さ
が1.0μm程度のPウェル103を形成する。Nウェ
ル102cの不純物濃度は1×1016cm-3程度であ
る。また、Pウェル103の不純物濃度は1×1016
-3程度である。(Nウェル102c並びにPウェル1
03が形成されていない部分の)P型シリコン基板10
1c表面およびPウェル103表面の素子分離領域にボ
ロン等のイオン注入によるチャネル・ストッパー用のP
型拡散層(図示せず)を形成する。さらに必要に応じて
Nウェル102c表面の素子分離領域に燐等のイオン注
入によるチャネル・ストッパー用のN型拡散層を形成す
る。P型シリコン基板101c表面,Nウェル102c
表面およびPウェル103表面の素子分離領域に例えば
LOCOS型の酸化シリコン膜からなる膜厚200nm
程度のフィールド絶縁膜104cを形成する。Nウェル
102c表面並びにPウェル103表面の素子形成領域
に、例えば熱酸化による酸化シリコン膜からなる膜厚7
nm程度のゲート絶縁膜105cを形成する。全面に膜
厚100nm程度のノンドープの多結晶シリコン膜10
6cを形成し、さらにこの多結晶シリコン膜106c表
面を覆う膜厚300nm程度のネガ型のEBレジスト膜
107cを形成する。
【0034】少なくともPウェル103表面の素子形成
領域を含んだゲート電極形成予定領域に100keV,
1×1013cm-2程度のボロンのFIBを照射し、Pウ
ェル103表面の素子形成領域表面に深さが0.2μm
程度のP型局所チャネル注入領域122cを形成する。
P型局所チャネル注入領域122cの不純物濃度は5×
1017cm-3程度になる。このFIBの照射により、上
記領域のゲート電極形成予定領域上のEBレジスト膜1
07cには、レジスト膜露光部117caが形成され
る。レジスト膜露光部117caの最小幅(=Nチャネ
ルMOSトランジスタのゲート長)は50nmである。
続いて、少なくともNウェル102c表面の素子形成領
域を含んだゲート電極形成予定領域に200keV,1
×1013cm-2程度の燐のFIBを照射し、Nウェル1
02c表面の素子形成領域表面に深さが0.2μm程度
のN型局所チャネル注入領域123を形成する。N型局
所チャネル注入領域123の不純物濃度は5×1017
-3程度になる。このFIBの照射により、上記領域の
ゲート電極形成予定領域上のEBレジスト膜107cに
は、レジスト膜露光部117ccが形成される。レジス
ト膜露光部117ccの最小幅(=PチャネルMOSト
ランジスタのゲート長)は50nmである。なお、燐の
FIBの代りに、砒素,アンチモン等のFIBでもよ
い。
【0035】引き続いて、上記以外のゲート電極形成予
定領域上のEBレジスト膜107cに50keV,10
0μCcm-2程度のEBが照射され、レジスト膜露光部
117cbが形成される〔図3(a)〕。なお、EB照
射によるレジスト膜露光部117cbの形成は必須では
ないが、これを形成しない場合にはフィールド絶縁膜1
01cの膜厚の下限に対する制約が必要になる。フィー
ルド絶縁膜101cの膜厚の膜厚が薄くなった場合、レ
ジスト膜露光部117cbを設けることが好ましくな
る。特にNウェル102cとPウェル103とが直接に
接している場合には、レジスト膜露光部117cbをN
ウェル102cとPウェル103との境界近傍に設ける
ことが好ましい。
【0036】次に、EBレジスト膜107cを現像し、
レジスト膜露光部117ca,117cb,117cc
を残置する。これらレジスト膜露光部117ca,11
7cb,117ccをマスクにした異方性エッチングに
より多結晶シリコン膜106cをパターニングし、多結
晶シリコン膜パターン116cを残置する〔図3
(b)〕。続いて、少なくともNチャネルMOSトラン
ジスタの形成予定領域に開口部を有するフォトレジスト
膜パターン(図示せず)をマスクにした30keV,5
×1015cm-2程度の砒素のイオン注入により、接合の
深さが0.2μm程度のN型拡散層132cを形成し,
少なくともNチャネルMOSトランジスタの形成予定領
域の多結晶シリコン膜パターン116cをゲート電極1
26caに変換する〔図3(c)〕。引き続いて、上記
フォトレジスト膜パターンと反転の関係にある別のフォ
トレジスト膜パターン(図示せず)をマスクにした30
keV,5×1015cm-2程度の弗化ボロンのイオン注
入により、接合の深さが0.2μm程度のP型拡散層1
33cを形成し,残された多結晶シリコン膜パターン1
16cをゲート電極126cbに変換する〔図3
(d)〕。
【0037】上記第3の実施例は、1回のリソグラフィ
工程により、P型局所チャネル注入領域122cと、N
型局所チャネル注入領域123と、これらを自己整合的
に覆うゲート電極126ca,126cbとを形成して
いる。従来の製造方法によれば、P型局所チャネル注入
領域,N型局所チャネル注入領域およびゲート電極の形
成には、それぞれ別個の(3回の)リソグラフィ工程が
必要である。すなわち本実施例によれば、従来3回必要
であったリソグラフィ工程を1回に短縮できる。本実施
例の自己整合性に係わる半導体装置の動作速度に関して
は、上記第1,第2の実施例と同様の効果を有してい
る。
【0038】半導体装置の製造工程の断面模式図である
図4を参照すると、本発明の第4の実施例はPウェルに
チャネル・ストッパー用のP型拡散層を有するCMOS
トランジスタの素子分離領域の形成方法であり、以下の
とおりになっている。
【0039】まず、不純物濃度1×1014cm-3程度の
P型シリコン基板201表面に接合の深さが1.0μm
程度のNウェル202を形成し、さらにNウェル202
の形成されていないP型シリコン基板201表面に接合
の深さが1.0μm程度のPウェル203を形成する。
Nウェル202の不純物濃度は1×1016cm-3程度で
あり、Pウェル203の不純物濃度は1×1016cm-3
程度である。全面に膜厚50nm程度のパッド酸化膜2
44を熱酸化により形成し、さらに膜厚150nm程度
の窒化シリコン膜245を気相成長法により形成する。
必要に応じて窒化シリコン膜245の表面に熱酸化によ
る酸化シリコン膜を形成した後、窒化シリコン膜245
の表面上に、膜厚200nm程度の例えば日本ゼオン社
製の商品名ZEP−520というポジ型のEBレジスト
膜207を形成する。なお、これらNウェル202,P
ウェル203の形成の順序は、これに限定されるもので
はない。また、目的に応じて、P型シリコン基板201
の代りにN型シリコン基板を用いてもよい。
【0040】次に、Pウェル203表面の素子分離領域
が形成される予定領域に100keV,5×1012cm
-2程度のボロンのFIBを照射し、この予定領域のPウ
ェル203表面に深さが0.2μm程度のチャネル・ス
トッパー用のP型拡散層222を形成する。このP型拡
散層222の不純物濃度は1×1017cm-3程度にな
る。このFIBの照射により、上記予定領域上のEBレ
ジスト膜には、レジスト膜露光部217aが形成される
〔図4(a)〕。
【0041】続いて、Nウェル202表面の素子分離領
域が形成される予定領域上のEBレジスト膜207に5
0keV,100μCcm-2程度のEB照射を行ない、
レジスト膜露光部217bを形成する〔図4(b)〕。
なお、このEB照射は、Nウェル202とPウェル20
3との境界近傍上のレジスト膜露光部217aにオーバ
ー・ラップさせて行なうのが好ましい。また、レジスト
膜露光部217a,217bの形成順序は、上記順序に
限定されるものではない。
【0042】次に、EBレジスト膜207を現像してレ
ジスト膜露光部217a,217bを除去し、レジスト
膜パターン207aを残置する。レジスト膜パターン2
07aをマスクにした異方性エッチング(例えばRI
E)により窒化シリコン膜245,パッド酸化膜244
を順次パターニングし、窒化シリコン膜パターン245
a,酸化シリコン膜パターン244aを残置する。P型
拡散層222の表面は窒化シリコン膜パターン245a
により覆われず、P型拡散層222の外周の残部は窒化
シリコン膜パターン245aに対して自己整合的になる
〔図4(c)〕。なお、パッド酸化膜244のパターニ
ングは必須ではない。
【0043】レジスト膜パターン207aを除去した
後、窒化シリコン膜パターン245aをマスクにした例
えば1000℃での選択熱酸化により、膜厚200nm
程度のフィールド酸化膜204を形成する。この熱酸化
の際にP型拡散層222も押し込まれて、P型拡散層2
22aになる〔図4(d)〕。その後は、公知の方法に
よりCMOSトランジスタを形成する。
【0044】上記第4の実施例ではPウェル203とP
型拡散層222との間のアライメント・マージンは従来
の製造方法と同程度ではあるものの、本実施例の採用に
より、1回のリソグラフィ工程により、チャネル・スト
ッパー用のP型拡散層222(P型拡散層222a)の
形成と、このP型拡散層222(P型拡散層222a)
を自己整合的に覆わない窒化シリコン膜パターン245
aの形成とを行なうことができる。
【0045】半導体装置の製造工程の主要部の断面模式
図である図5を参照すると、本発明の第5の実施例も、
上記第4の実施例と同様に、Pウェルにチャネル・スト
ッパー用のP型拡散層を有するCMOSトランジスタの
素子分離領域の形成方法である。本実施例の上記第4の
実施例に対する主たる相違点は、窒化シリコン膜とポジ
型のEBレジスト膜との間に導電体膜としてシリコン膜
が設けられている点にある。本実施例は、以下のとおり
になっている。
【0046】まず、上記第4の実施例と同様の製造方法
により、窒化シリコン膜245までの形成を行なう。次
に、窒化シリコン膜245の表面上を覆う膜厚100n
m程度のシリコン膜246を形成する。シリコン膜24
6の表面上に、膜厚300nm程度のポジ型のEBレジ
スト膜207を形成する。上記第4の実施例と同様に、
Pウェル203表面の素子分離領域が形成される予定領
域に200keV,5×1012cm-2程度のボロンのF
IBを照射し、この予定領域のPウェル203表面に深
さが1.0μm程度のチャネル・ストッパー用のP型拡
散層222を形成し、上記予定領域上のEBレジスト膜
207にレジスト膜露光部217aを形成する。さら
に、Nウェル202表面の素子分離領域が形成される予
定領域上のEBレジスト膜207に50keV,100
μCcm-2程度のEB照射を行ない、レジスト膜露光部
217bを形成する〔図5(a)〕。なお、窒化シリコ
ン膜245の表面上を覆う導電体膜としてはシリコン膜
246に限定されるものではなく、例えばチタン膜,窒
化チタン膜,アルミニウム膜等の他の導電体膜でもよ
い。
【0047】次に、EBレジスト膜207を現像してレ
ジスト膜露光部217a,217bを除去し、レジスト
膜パターン207aを残置する。レジスト膜パターン2
07aをマスクにしたRIE等の異方性エッチングによ
りシリコン膜246,窒化シリコン膜245を順次パタ
ーニングし、シリコン膜パターン246a,窒化シリコ
ン膜パターン245aを残置する〔図5(b)〕。
【0048】その後、図示は省略するが、レジスト膜パ
ターン207a,シリコン膜パターン246aを除去
し、さらに必要に応じて窒化シリコン膜パターン245
aに覆われていない部分のパッド酸化膜244を除去
し、窒化シリコン膜パターン245aをマスクにした例
えば1000℃での選択熱酸化により、フィールド酸化
膜を形成する。その後は、公知の方法によりCMOSト
ランジスタを形成する。
【0049】なお本実施例では、シリコン膜パターン2
46aを残置したまま選択酸化を行なうことも可能であ
る。窒化シリコン膜245の表面上を覆う導電体膜がシ
リコン膜246以外の導電体膜である場合、レジスト膜
パターン207aをマスクにした上記パターニングの際
にパッド酸化膜244のパターニングを行なわないこと
が重要になる。
【0050】上記第5の実施例は、上記第4の実施例の
有する効果を有している。さらに本実施例では、レジス
ト膜露光部217b(およびレジスト膜露光部217
a)の形成に際して、EBレジスト膜207の底面に接
触してシリコン膜246が設けられていることから、上
記第4の実施例に比べて、絶縁膜(窒化シリコン膜24
5)における局所的な帯電(チャージ・アップ)に起因
する近接効果によるレジスト膜露光部217b(および
レジスト膜露光部217a)の形状のにじみを軽減する
のに有利になる。
【0051】
【発明の効果】 以上説明したように本発明の半導体装
置の製造方法によれば、半導体基板表面に形成される拡
散層と半導体基板表面上に形成される薄膜パターンとの
間に目的とする自己整合性が要求される場合において、
EBレジスト膜を用いて不純物のFIB照射による拡散
形成を行なうことにより、これら拡散層および薄膜パ
ターンの形成を1回のリソグラフィ工程により行なうこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の製造工程の断面模式図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の製造工程の断面模式図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の製造工程の断面模式図
である。
【図4】本発明の第4の実施例の製造工程の断面模式図
である。
【図5】本発明の第5の実施例の製造工程の主要部の断
面模式図である。
【図6】従来のMOSトランジスタの製造工程の断面模
式図である。
【図7】従来のCMOSトランジスタにおける素子分離
領域の製造工程の断面模式図である。
【図8】上記従来のCMOSトランジスタにおける素子
分離領域の最終工程の断面模式図である。
【符号の説明】
101a〜101c,201,301,401 P型
シリコン基板 102b,102c,202,402 Nウェル 103,203,403 Pウェル 104a〜104c,304 フィールド絶縁膜 105a〜105c,305 ゲート絶縁膜 106a〜106c 多結晶シリコン膜 107a〜107c,207 EBレジスト膜 116a〜116c 多結晶シリコン膜パターン 117a,117ba,117bb,117ca,11
7cb,117cc,217a,217b レジスト
膜露光部 122a〜122c,322 P型局所チャネル注入
領域 123 N型局所チャネル注入領域 126a,126ba,126bb,126ca,12
6cc,326 ゲート電極 128,328 絶縁膜スペーサ 132a〜132c,332 N型拡散層 133b,133c,222,222a,422,42
2a P型拡散層 204,404 フィールド酸化膜 244,444 パッド酸化膜 244a,444a 酸化シリコン膜パターン 245,445 窒化シリコン膜 245a,445a 窒化シリコン膜パターン 246 シリコン膜 246a シリコン膜パターン 307,317,407,417 フォトレジスト膜
パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/266 H01L 21/027 H01L 21/336 H01L 29/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型のシリコン基板の表面の素子分
    離領域にフィールド絶縁膜を形成し、該シリコン基板の
    表面の素子形成領域にゲート絶縁膜を形成し、全面に導
    電体膜を形成し、該導電体膜表面を覆うネガ型の電子線
    用のレジスト膜を形成する工程と、 ゲート電極形成予定領域のうちの一部の領域上の前記レ
    ジスト膜に一導電型不純物からなる収束イオン線を照射
    し、該一部の領域直下の前記シリコン基板の表面に一導
    電型の局所チャネル注入領域を形成し、同時に該収束イ
    オン線が照射された領域の前記レジスト膜を感光させる
    工程と、 前記ゲート電極形成予定領域のうちの前記一部の領域を
    除いた領域上の前記レジスト膜に電子線を照射し、該電
    子線が照射された領域の前記レジスト膜を感光させる工
    程と、 前記レジスト膜を現像し、レジスト膜パターンを残置す
    る工程と、 前記レジスト膜パターンをマスクにして前記導電体膜を
    エッチングして、ゲート電極を形成する工程と、 前記レジスト膜パターンを除去し、シリコン基板の表面
    に前記ゲート電極に自己整合的に逆導電型のソース・ド
    レイン領域を形成する工程とを有することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 N型領域とP型領域とを有するシリコン
    基板の表面上に少なくとも酸化シリコン膜および窒化シ
    リコン膜を順次形成し、該窒化シリコン膜の表面上にポ
    ジ型の電子線用のレジスト膜を形成する工程と、 前記P型領域の表面の素子分離領域の形成予定領域上の
    前記レジスト膜にP型不純物からなる収束イオン線を照
    射し、該P型領域の表面の該形成予定領域にP型拡散層
    を形成し、同時に該収束イオン線が照射された領域の前
    記レジスト膜を感光させる工程と、 前記N型領域の表面の素子分離領域の形成予定領域上の
    前記レジスト膜に電子線を照射し、該電子線が照射され
    た領域の前記レジスト膜を感光させる工程と、 前記レジスト膜を現像し、レジスト膜パターンを残置す
    る工程と、 前記レジスト膜パターンをマスクにして少なくとも前記
    窒化シリコン膜をエッチングする工程と、 前記レジスト膜パターンを除去し、残置された前記窒化
    シリコン膜をマスクにして選択酸化を行ない、前記P型
    領域並びに前記N型領域の表面の素子分離領域の形成予
    定領域にフィールド酸化膜を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記窒化シリコン膜を覆う導電体膜を形
    成することを特徴とする請求項記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記導電体膜がシリコン膜であることを
    特徴とする請求項記載の半導体装置の製造方法。
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