JPH09223747A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09223747A
JPH09223747A JP8030302A JP3030296A JPH09223747A JP H09223747 A JPH09223747 A JP H09223747A JP 8030302 A JP8030302 A JP 8030302A JP 3030296 A JP3030296 A JP 3030296A JP H09223747 A JPH09223747 A JP H09223747A
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JP
Japan
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well
conductivity type
semiconductor substrate
buried layer
protective film
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Application number
JP8030302A
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English (en)
Inventor
Kaori Akamatsu
かおり 赤松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8030302A priority Critical patent/JPH09223747A/ja
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱拡散工程を用いることなく、リトログレー
ドnとp両ウエル及びしきい電圧制御を1つのレジスト
パターンで形成することができ極めて高精度で高密度な
パターン形成を可能とし、かつラッチアップ耐性及びノ
イズ耐性の高いCMOSを提供することを目的とする。 【解決手段】 保護酸化膜上に絶縁分離膜の一部を含ん
でフォトレジストを堆積し、その上からnウエル形成の
ためのリンを注入し、pウエルと高濃度p埋め込み層形
成のためのボロンを注入し、さらにpウエルと高濃度p
埋め込み層を高濃度に連続して形成させるためにpウエ
ルと高濃度p埋め込み層よりも深くボロンを注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相補型半導体装置の
微細化を進める上で複雑化する製造プロセス工程を簡略
化するとともに、顕在化するCMOSラッチアップ耐性
やノイズ耐性を向上した高密度で高速な相補型集積回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超集積回路装置いわゆるVLSIにおい
て、高いノイズマージンならびに低消費電力の要請から
CMOS技術の重要性が増している。しかしながら、微
細化に伴い構成要素である2つのトランジスタ、すなわ
ちn−チャネルMOSFETおよびp−チャネルMOS
FETの隣接部分での寄生サイリスタ動作によって引き
起こされるCMOSラッチアップ現象や動作トランジス
タが他のトランジスタに及ぼすノイズの影響が重要な問
題となってきている。そこで、この解決のために種々の
構造ならびに製造方法が提案されている。
【0003】その1つとして例えば、ユー、エス、ピ
ー、パテントナンバー5,160,996(USP N
o.5,160,996)にS.Odanaka等によ
って提案されている構造について図5を参照しながら説
明する。
【0004】図5において、絶縁分離層11直下に、高
濃度で浅い第1導電型(ここではp型)のウエル2と第
2導電型(ここではn型)のウエル1を自己整合的に形
成することによって、チャネルストップのための製造プ
ロセスを省略して、絶縁分離を達成することができる。
そして上記の構成により、第1導電型と第2導電型トラ
ンジスタの間隔を縮小することが容易になる。
【0005】また、第2導電型のウエル1が高濃度の第
1導電型のウエル2にて囲まれた構造となっているた
め、第2導電型ウエル1から半導体基板の下方ならびに
横方向に注入されるラッチアップのトリガー電流を効率
的に吸収することができ、ラッチアップ耐性を向上させ
ている。
【0006】さらにこの構造は、第1導電型の半導体基
板と、一部がこの半導体基板表面より突出した絶縁分離
層を形成する分離工程と、この絶縁分離層の一部を含ん
で前記半導体基板上に選択的にフォトレジストパターン
を形成するパターン工程と、このフォトレジストパター
ンを用いて第1導電型のイオン種ならびに第2導電型イ
オン種を注入する注入工程を有し、この注入工程により
前記フォトレジストパターンで覆われていない前記半導
体基板内の上層部には第2導電型の領域を形成し、ま
た、前記第1導電型のイオン種の注入工程により前記第
2導電型の領域の下層部ならびに前記フォトレジストパ
ターンで覆われた前記半導体基板内の上層部に第1導電
型の領域を形成することによって製造することができ
る。
【0007】このように、CMOS構造のラッチアップ
耐性やノイズ耐性を向上するための、CMOS構造を形
成するウエル及び基板内の高濃度層形成と、その製造方
法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の半導体装置の製造方法では、やはり十分ではな
い。というのも、高密度化やラッチアップ耐性の向上と
ともに、半導体製造においては製造プロセスの簡素化、
および製造プロセスの低価格化も重要な問題であるため
である。
【0009】一方、USPNo.5,160,996に
よれば、半導体基板と、一部がこの半導体基板表面より
突出した絶縁分離層を形成する分離工程と、この絶縁分
離層の一部を含んで前記半導体基板に選択的にフォトレ
ジストパターンを形成するパターン工程と、このフォト
レジストパターンを用いて第1導電型のイオン種ならび
に第2導電型のイオン種を注入する注入工程を有し、こ
の注入工程により前記フォトレジストパターンで覆われ
ていない前記半導体基板内の上層部には第1導電型の領
域を形成し、また、前記第2導電型のイオン種の注入工
程により前記第1導電型の領域の下部層ならびに前記フ
ォトレジストパターンで覆われた前記半導体基板内の上
層部に第2導電型の領域を形成し、この第2導電型領域
が前記絶縁分離層の下部層で基板濃度よりも高い濃度に
て連続して形成されるような製造方法が提案されている
が、この製造方法では1つのレジストパターンでリトロ
グレードnとp両ウエルを形成することは可能である
が、nとp両Vt制御用イオン注入には各々さらなるレ
ジストパターン工程を必要とすることになる。
【0010】また、高エネルギーイオン注入技術の開発
により、これまでウエル形成に必要であったウエル形成
のための長時間の熱拡散工程が低価格化を進める上で省
略されるようになっている。ウエル形成のための長時間
の熱拡散工程を用いずに1つのレジストパターンでリト
ログレードnとp両ウエルを形成した構造を図6に示
す。ウエル形成のための長時間の熱拡散工程が省略され
ると1つのフォトレジストパターンによって第1導電型
のウエルの形成、ならびに第2導電型のウエルと第1導
電型のウエルの下部の第2導電型埋め込み層をそれぞれ
独立に形成することはできても、第2導電型のウエルと
第1導電型のウエルの下部の埋め込み層を第1導電型の
ウエルを囲んで高濃度に連続的に形成するには困難をき
たしている。フォトレジストパターンを薄く形成して、
第1導電型のウエルを囲んで第2導電型のウエルと第1
導電型のウエルの下部の第2導電型埋め込み層を高濃度
に連続的に形成する構造を図7に示す。第1導電型のウ
エルが浅く、ラッチアップ耐性の劣化が懸念される。
【0011】そこで本発明はこのような従来の製造方法
が有する問題点に鑑みてなされたもので、相補型半導体
装置の製造方法を提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
する工程と、前記半導体基板全面に高エネルギーで第2
導電型の埋め込み層をイオン注入する工程と、前記半導
体基板に第1と第2の保護膜からなる多層膜を選択的に
形成するパターン工程と、前記多層膜をマスクとして第
1導電型のイオン種をイオン注入し前記半導体基板全面
に形成された第2導電型の埋め込み層よりも浅く第1導
電型のウエルを形成する工程と、前記第2の保護膜を除
去する工程と、前記第1の保護膜で覆われた前記半導体
基板内には第2導電型のウエルを形成し、前記第1の保
護膜で覆われていない前記半導体基板内には前記第1導
電型のウエルや前記半導体基板全面に形成された第2導
電型の埋め込み層よりも深い第2導電型の埋め込み層を
形成し、前記第2導電型のウエルと前記深い第2導電型
の埋め込み層が前記半導体基板全面に形成された第2導
電型の埋め込み層を介して前記絶縁分離層の直下で前記
第1導電型のウエルを取り囲んで高濃度にて連続して形
成される第2導電型のイオン種をイオン注入する工程
と、前記第1の保護膜をマスクとして第1導電型ウエル
の上層部でしきい電圧制御用のイオン種の1部を前記第
1導電型のウエルの上層部で低エネルギーでイオン注入
する工程と、前記第1の保護膜を除去する工程と、再び
半導体基板全面に第2導電型ウエルの上層部でしきい電
圧制御用のイオン種を低エネルギーでイオン注入する工
程を備え、第1導電型ウエルの上層部では第1の保護膜
除去前に注入した低エネルギーイオン注入と第1の保護
膜除去後に注入した低エネルギーイオン注入とを合わせ
てしきい電圧制御ができ、1回の保護膜パターン形成に
より、熱拡散工程を用いずに、第1導電型及び、第2導
電型の電界効果型トランジスタのウエル及びチャネル領
域を形成する半導体装置の製造方法とする。
【0013】絶縁分離層の一部を含んで保護膜を半導体
基板に堆積、パターン形成することによって、軽いイオ
ン種の高エネルギーイオン注入で半導体基板に深さの違
うウエルと埋め込み層を同時に形成することができ、前
記保護膜をマスクとしてしきい電圧制御用イオン注入工
程までを1つのパターン形成によって連続して行なうこ
とができる。
【0014】また、第1導電型のウエルが浅い場合で
も、第2導電型のウエルを前記保護膜の厚みを調整する
ことで十分深くすることが可能で、その場合でも熱拡散
工程を用いずに、前記第1導電型のウエルと第2導電型
のウエル直下の第1導電型の埋め込み層を高濃度に連続
的に形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発明の実施の形態
について説明するが、まず本発明の4つの特徴点につい
て説明する。
【0016】(実施の形態1)本発明の半導体装置の製
造方法の特徴的な第1点目は、保護酸化膜上に絶縁分離
膜の一部を含んでフォトレジストを堆積し、その上から
nウエル形成のためのリンを注入し、pウエルと高濃度
p埋め込み層形成のためのボロンを注入することと、さ
らにpウエルと高濃度p埋め込み層を高濃度に連続して
形成させるためにpウエルと高濃度p埋め込み層よりも
深くボロンを注入することにある。フォトレジスト堆積
膜によって重いイオンのリンは完全に阻止されnウエル
が選択的に形成され、軽いイオンのボロンは貫通しフォ
トレジストが堆積している領域と堆積していない領域と
で深さの異なるp導電型領域を低濃度基板に形成する
が、nウエルを十分深く形成するために、フォトレジス
トが堆積していない領域のボロン埋め込み層を深く形成
しても、深さの異なるp導電型領域を高濃度に連続して
形成させnウエルを囲むように形成でき、nウエルとp
ウエルは自己整合的に形成されることが可能となる。
【0017】本発明の半導体装置の製造方法の特徴的な
第2点目は、後に形成するpウエルとnウエル下部の高
濃度p埋め込み層を高濃度に連続して形成させる深い埋
め込み層を形成するためのボロンを全面に注入し、保護
酸化膜上に絶縁分離膜の一部を含んでフォトレジストを
堆積し、その上から前記埋め込み層よりも浅いnウエル
形成のためのリンを注入し、さらにpウエルと高濃度p
埋め込み層形成のためのボロンを注入することにある。
フォトレジスト堆積膜によって重いイオンのリンは完全
に阻止されnウエルが選択的に形成され、軽いイオンの
ボロンは貫通しフォトレジストが堆積している領域と堆
積していない領域とで深さの異なるp導電型領域を低濃
度基板に形成するが、nウエルを十分深く形成するため
に、フォトレジストが堆積していない領域のボロン埋め
込み層を深く形成しても、はじめに全面に形成した埋め
込み層が深さの異なるp導電型領域を高濃度に連続して
形成させnウエルを囲むように形成でき、nウエルとp
ウエルは自己整合的に形成されることが可能となる。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法の特徴的な
第3点目は、保護酸化膜上に絶縁分離膜の一部を含んで
容易に除去可能な保護膜とフォトレジストを3重に堆積
し、その上からnウエル形成のためのリンを注入し、次
にフォトレジストのみ除去してから、pウエルと高濃度
p埋め込み層形成のためのボロンを注入することと、さ
らにpウエルと高濃度p埋め込み層を高濃度に連続して
形成させるためにpウエルと高濃度p埋め込み層よりも
深くボロンを注入することにある。3重積層膜によって
重いイオンのリンは完全に阻止されnウエルが選択的に
形成され、2重積層膜によって軽いイオンのボロンは貫
通し積層膜が堆積している領域と堆積していない領域と
で深さの異なるp導電型領域を低濃度基板に形成する
が、nウエルを十分深く形成するために、積層膜が堆積
していない領域のボロン埋め込み層を深く形成しても、
深さの異なるp導電型領域を高濃度に連続して形成させ
nウエルの直下を囲むように形成でき、nウエルとpウ
エルは自己整合的に形成されることが可能となる。
【0019】本発明の半導体装置の製造方法の特徴的な
第4点目は、後に形成するpウエルとnウエル下部の高
濃度p埋め込み層を高濃度に連続して形成させる深い埋
め込み層を形成するためのボロンを全面に注入し、保護
酸化膜上に絶縁分離膜の一部を含んで容易に除去可能な
保護膜とフォトレジストを3重に堆積し、その上から前
記埋め込み層よりも浅いnウエル形成のためのリンを注
入し、次にフォトレジストのみ除去してから、pウエル
と高濃度p埋め込み層形成のためのボロンを注入するこ
とにある。3重積層膜によって重いイオンのリンは完全
に阻止されnウエルが選択的に形成され、2重積層膜に
よって軽いイオンのボロンは貫通し積層膜が堆積してい
る領域と堆積していない領域とで深さの異なるp導電型
領域を低濃度基板に形成するが、nウエルを十分深く形
成するために、積層膜が堆積していない領域のボロン埋
め込み層を深く形成しても、はじめに全面に形成した埋
め込み層が深さの異なるp導電型領域を高濃度に連続し
て形成させnウエルの直下を囲むように形成でき、nウ
エルとpウエルは自己整合的に形成されることが可能と
なる。
【0020】さらに池では本発明の上記した特徴的なこ
とを図1から図4に基づいて説明する。
【0021】図1及び、図3において、1はnウエル、
2は高濃度埋め込み層(p+)、3はpウエル、4は高
濃度埋め込み層2とpウエル3を高濃度に連続して形成
させる深い高濃度埋め込み層(p+)、5は低濃度基板
(p型)、6はpトランジスタしきい電圧制御用p-
層、7はnトランジスタしきい電圧制御用p-層、8は
注入保護酸化膜、9は保護膜、10はレジスト、11は
絶縁分離膜である。
【0022】まず、図1(a)及び(b)に示すよう
に、低濃度基板(p)5を熱酸化することによってイオ
ン注入のための保護酸化膜8を形成する。更に、この酸
化膜上に耐熱性を有し容易に除去可能な保護膜9(例え
ばアンドープトポリシリコン等)をCVD法によって
0.4μm程度堆積させる。次に、この膜上にフォトレ
ジスト10を1.0μm程度塗布した後、若干のテーパ
ーをもたせてアンドープトポリシリコン膜も含めてパタ
ーン出しをする。この後、3層の堆積膜上からnウエル
1用のリンを加速電圧800keV、ドーズ量1.3E
13/cm2で、チャネルストップ用のリンを加速電圧4
00keV、ドーズ量3.5E12/cm2で、また、PTS用のリン
を加速電圧180keV、ドーズ量2E12/cm2で
注入する。
【0023】次に図1(c)に示すように、最上層のフ
ォトレジスト10を除去した後に2層の堆積膜上から高
濃度埋め込み層(p+)2とpウエル3用のボロンを加
速電圧600keV、ドーズ量8E12/cm2でウエ
ハ全面に注入する。このとき、アンドープトポリシリコ
ン保護膜9によって覆われている部分には、nトランジ
スタのウエル及びnチャネルストップとしての浅いpウ
エル3が形成され、同時に、アンドープトポリシリコン
保護膜9によって覆われていない領域はnウエル1より
も深い高濃度埋め込み層(p+)2が形成される。
【0024】次に図1(d)に示すように、2層の堆積
膜上から高濃度埋め込み層(p+)2とpウエル3より
もさらに深く高濃度埋め込み層(p+)2とpウエル3を
高濃度に連続して形成させることのできる深い埋め込み
層(p+)4用のボロンを加速電圧900keV、ドー
ズ量1E13/cm2で注入する。
【0025】次に図1(e)に示すように、この状態で
2層の堆積膜上からpトランジスタしきい電圧制御6用
のボロンを加速電圧20keV、ドーズ量6E11/c
m2で注入する。このボロンはアンドープトポリシリコ
ン保護膜9によって覆われている部分には注入されず、
アンドープトポリシリコン保護膜9によって覆われてい
ない領域にのみ注入される。この時、pトランジスタし
きい電圧制御6のドーズ量はこの後に全面注入するnト
ランジスタしきい電圧制御7用ボロンのドーズ量と足さ
れることを考慮しておく。
【0026】さらに図1(f)に示すように、アンドー
プトポリシリコン保護膜9を除去した後に保護酸化膜8
上からnトランジスタしきい電圧制御7用のボロンを加
速電圧20keV、ドーズ量2.0E12/cm2でウ
エハ全面に注入する。
【0027】このように、本実施の形態における半導体
装置の製造方法の特徴的なことの1つは、保護酸化膜上
に絶縁分離膜の一部を含んで容易に除去可能な保護膜と
フォトレジストを3重に堆積し、その上からnウエル形
成のためのリンを注入し、次にフォトレジストのみ除去
してから、pウエルと高濃度p埋め込み層形成のための
ボロンを注入すること、さらにpウエルと高濃度p埋め
込み層を高濃度に連続して形成させるためにpウエルと
高濃度p埋め込み層よりも深くボロンを注入すること
と、この状態でpトランジスタしきい電圧制御形成のた
めのボロンを注入し、次に容易に除去可能な保護膜を除
去してから、nトランジスタしきい電圧制御形成のため
のボロンを注入することにある。
【0028】上記のように、3重積層膜によって重いイ
オンのリンは完全に阻止されnウエルが選択的に形成さ
れ、2重積層膜によって軽いイオンのボロンは貫通し積
層膜が堆積している領域と堆積していない領域とで深さ
の異なるp導電型領域を低濃度基板に形成するが、nウ
エルを十分深く形成するために、積層膜が堆積していな
い領域のボロン埋め込み層を深く形成しても、深さの異
なるp導電型領域を高濃度に連続して形成させnウエル
の直下を囲むように形成でき、nウエルとpウエルは自
己整合的に形成されることが可能で、ウエルからしきい
電圧制御までを1枚マスクにより形成されることも可能
となる。
【0029】もう1つの特徴について、図2を参照しな
がら説明する。図2(a)は本発明の注入不純物分布の
一例を示す不純物濃度等高線図、図2(b)はnトラン
ジスタチャネル部の深さ方向一次元不純物分布図、図2
(c)はnトランジスタチャネルストップ部の深さ方向
一次元不純物分布図、図2(d)はpトランジスタチャ
ネル部の深さ方向一次元不純物分布図、図2(e)はp
トランジスタチャネルストップ部の深さ方向一次元不純
物分布図を示したものである。
【0030】図2においては、浅いpウエル3は2.4
E17/cm3のピーク濃度の位置が表面から約0.6
μmで、深い高濃度埋め込み層(p+)2は2.5E1
7/cm3のピーク濃度の位置が表面から約1.2μm
となりピーク位置の差を約0.6μmとし、高濃度連続
部の濃度も1E17/cm3程度と比較的高濃度にする
ことが可能になっている。また、トランジスタ間のリー
ク電流を抑制するチャネルストップも1.3E17/c
m3と高濃度に形成されている。
【0031】(実施の形態2)本発明の半導体装置の製
造方法の特徴的なことの1つは、保護酸化膜上に絶縁分
離膜の一部を含んで耐熱性を有する容易に除去可能な保
護膜とフォトレジストを3重に堆積し、その上からnウ
エル形成のためのリンを注入し、次にフォトレジストの
み除去してから、pウエルと高濃度p埋め込み層形成の
ためのボロンを注入すること、pウエルと高濃度p埋め
込み層を高濃度に連続して形成させるためにpウエルと
高濃度p埋め込み層よりも深くボロンを注入すること
と、さらにこの状態でウエルのイオン注入による欠陥回
復を図るため900℃、30分程度熱処理を行い、この
状態でpトランジスタしきい電圧制御形成のためのボロ
ンを注入し、次に容易に除去可能な保護膜を除去してか
ら、nトランジスタしきい電圧制御形成のためのボロン
を注入することにある。3重積層膜によって重いイオン
のリンは完全に阻止されnウエルが選択的に形成され、
2重積層膜によって軽いイオンのボロンは貫通し積層膜
が堆積している領域と堆積していない領域とで深さの異
なるp導電型領域を低濃度基板に形成するが、nウエル
を十分深く形成するために、積層膜が堆積していない領
域のボロン埋め込み層を深く形成しても、深さの異なる
p導電型領域を高濃度に連続して形成させnウエルの直
下を囲むように形成でき、nウエルとpウエルは自己整
合的に形成されることが可能で、ウエルからしきい電圧
制御までを1枚マスクにより形成されることも可能とな
る。また、しきい電圧制御はウエルの注入欠陥回復のた
めの熱処理の影響を受けることもない。
【0032】そこで以下では本発明実施の形態2におけ
る半導体装置の製造方法について図3を参照しながら説
明する。
【0033】まず、図3(a)及び(b)に示すよう
に、低濃度基板(p)5を熱酸化することによってイオ
ン注入のための保護酸化膜8を形成する。次に、保護酸
化膜8越しに低濃度基板(p)5の全面に深い埋め込み
層(p+)4用のボロンを加速電圧600keV、ドー
ズ量2E12/cm2で注入する。更に、この酸化膜上
に耐熱性を有し容易に除去可能な保護膜9をCVD法に
よって0.4μm程度堆積させる。次に、この膜上にフ
ォトレジスト10を1.0μm程度塗布した後、若干の
テーパーをもたせてアンドープトポリシリコン保護膜9
も含めてパターン出しをする。
【0034】この後、3層の堆積膜上から前記深い埋め
込み層(p+)4よりも浅いnウエル1用のリンを加速電
圧800keV、ドーズ量1.3E13/cm2で、チ
ャネルストップ用のリンを加速電圧400keV、ドー
ズ量3.5E12/cm2で、また、PTS用のリンを
加速電圧180keV、ドーズ量2E12/cm2で注
入する。
【0035】次に図3(d)に示すように、最上層のフ
ォトレジスト10を除去した後に2層の堆積膜上から高
濃度埋め込み層(p+)2とpウエル3用のボロンを加速
電圧800keV、ドーズ量8E12/cm2でウエハ
全面に注入する。このとき、アンドープトポリシリコン
保護膜9によって覆われている部分には、nトランジス
タのウエル及びnチャネルストップとしての浅いpウエ
ル3が形成され、同時に、アンドープトポリシリコン保
護膜9によって覆われていない領域はnウエル1よりも
深い高濃度埋め込み層(p+)2が形成される。pウエ
ル3と深い高濃度埋め込み層(p+)2は埋め込み層
(p+)4によって、高濃度に連続して形成されてい
る。
【0036】次に図3(e)に示すように、この状態で
2層の堆積膜上からpトランジスタしきい電圧制御6用
のボロンを加速電圧20keV、ドーズ量6E11/c
m2で注入する。このボロンはアンドープトポリシリコ
ン保護膜9によって覆われている部分には注入されず、
アンドープトポリシリコン保護膜9によって覆われてい
ない領域にのみ注入される。この時、pトランジスタし
きい電圧制御6のドーズ量はこの後に全面注入するnト
ランジスタしきい電圧制御7用ボロンのドーズ量と足さ
れることを考慮しておく。
【0037】さらに図3(f)に示すように、アンドー
プトポリシリコン保護膜9を除去した後に保護酸化膜8
上からnトランジスタしきい電圧制御7用のボロンを加
速電圧20keV、ドーズ量2.0E12/cm2でウ
エハ全面に注入する。
【0038】このように、本実施の形態における半導体
装置の製造方法は、後に形成するpウエルとnウエル下
部の高濃度p埋め込み層を高濃度に連続して形成させる
深い埋め込み層を形成するためのボロンを全面に注入
し、保護酸化膜上に絶縁分離膜の一部を含んで容易に除
去可能な保護膜とフォトレジストを3重に堆積し、その
上から前記埋め込み層よりも浅いnウエル形成のための
リンを注入し、次にフォトレジストのみ除去してから、
pウエルと高濃度p埋め込み層形成のためのボロンを注
入することと、さらにこの状態でpトランジスタしきい
電圧制御形成のためのボロンを注入し、次に容易に除去
可能な保護膜を除去してから、nトランジスタしきい電
圧制御形成のためのボロンを注入することにある。3重
積層膜によって重いイオンのリンは完全に阻止されnウ
エルが選択的に形成され、2重積層膜によって軽いイオ
ンのボロンは貫通し積層膜が堆積している領域と堆積し
ていない領域とで深さの異なるp導電型領域を低濃度基
板に形成するが、nウエルを十分深く形成するために、
積層膜が堆積していない領域のボロンを深く形成して
も、はじめに全面に形成した埋め込み層が深さの異なる
p導電型領域を高濃度に連続して形成させ、nウエルの
直下を囲むように形成でき、nウエルとpウエルは自己
整合的に形成されることが可能で、ウエルからしきい電
圧制御までを1枚マスクにより形成されることも可能と
なる。
【0039】本発明のもう1つの特徴について、図4を
参照しながら説明する。図4(a)は本発明の注入不純
物分布の一例を示す不純物濃度等高線図、図4(b)は
nトランジスタチャネル部の深さ方向一次元不純物分布
図、図4(c)はnトランジスタチャネルストップ部の
深さ方向一次元不純物分布図、図4(d)はpトランジ
スタチャネル部の深さ方向一次元不純物分布図、図4
(e)はpトランジスタチャネルストップ部の深さ方向
一次元不純物分布図を示したものである。
【0040】図4においては、浅いpウエル3は2.1
E17/cm3のピーク濃度の位置が表面から約0.6
μmで、深い高濃度埋め込み層(p+)2は2.1E1
7/cm3のピーク濃度の位置が表面から約1.4μm
となりピーク位置の差を約0.8μmとし、高濃度連続
部の濃度も4E16/cm3程度と比較的高濃度にする
ことが可能になっている。また、トランジスタ間のリー
ク電流を抑制するチャネルストップも1.3E17/c
m3と高濃度に形成されている。
【0041】もう1つの発明の製造方法の特徴的なこと
の1つは、後に形成するpウエルとnウエル下部の高濃
度p埋め込み層を高濃度に連続して形成させる深い埋め
込み層を形成するためのボロンを全面に注入し、保護酸
化膜上に絶縁分離膜の一部を含んで耐熱性を有し容易に
除去可能な保護膜とフォトレジストを3重に堆積し、そ
の上から前記埋め込み層よりも浅いnウエル形成のため
のリンを注入し、次にフォトレジストのみ除去してか
ら、pウエルと高濃度p埋め込み層形成のためのボロン
を注入することと、さらにこの状態でウエルのイオン注
入による欠陥回復を図るため900℃、30分程度熱処
理を行い、次にpトランジスタしきい電圧制御形成のた
めのボロンを注入し、耐熱性を有し容易に除去可能な保
護膜を除去してから、nトランジスタしきい電圧制御形
成のためのボロンを注入することにある。3重積層膜に
よって重いイオンのリンは完全に阻止されnウエルが選
択的に形成され、2重積層膜によって軽いイオンのボロ
ンは貫通し積層膜が堆積している領域と堆積していない
領域とで深さの異なるp導電型領域を低濃度基板に形成
するが、nウエルを十分深く形成するために、積層膜が
堆積していない領域のボロンを深く形成しても、はじめ
に全面に形成した埋め込み層が深さの異なるp導電型領
域を高濃度に連続して形成させ、nウエルの直下を囲む
ように形成でき、nウエルとpウエルは自己整合的に形
成されることが可能で、ウエルからしきい電圧制御まで
を1枚マスクにより形成されることも可能となる。ま
た、しきい電圧制御はウエルの注入欠陥回復のための熱
処理の影響を受けることもない。
【0042】
【発明の効果】以上これらはほんの一例に過ぎないが、
本発明の製造方法により、熱拡散工程を用いることな
く、リトログレードnとp両ウエル及びしきい電圧制御
を1つのレジストパターンで形成することができ極めて
高精度で高密度なパターン形成が可能であり、一方のウ
エルを深く形成し他方のウエルは同導電型の高濃度埋め
込み層をウエルと連続的にかつ自己整合的に前記逆導電
型のウエルを取り囲むように形成することができ、CM
OSラッチアップ耐性及びノイズ耐性の高いCMOS構
造を得ることができる。
【0043】さらに高濃度層の深い領域と浅い領域の深
さを他イオン種の注入条件に無関係に任意にかつ、極め
て容易に制御できるため、集積回路パターンに合わせて
CMOS構造を変えることができ、集積回路のラッチア
ップ耐性及びノイズ耐性を向上させることができる。
【0044】従って、本発明の相補型半導体装置の製造
方法は、CMOS技術に要求されるラッチアップ耐性及
びノイズ耐性の高い相補型半導体装置を得るためには必
要不可欠なものであり、その工業的価値は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の相補型半導体装置の製造工程断面図
【図2】本発明の相補型半導体装置の注入条件と注入不
純物のプロファイルの一例を示す不純物濃度分布図
【図3】本発明の相補型半導体装置の製造工程断面図
【図4】本発明の相補型半導体装置の注入条件と注入不
純物のプロファイルの一例を示す不純物濃度分布図
【図5】従来の相補型半導体装置の構造断面図
【図6】従来の相補型半導体装置の注入条件と注入不純
物のプロファイルの一例を示す不純物濃度分布図
【図7】従来の相補型半導体装置の注入条件と注入不純
物のプロファイルの一例を示す不純物濃度分布図
【符号の説明】
1 nウエル 2 高濃度埋め込み層(p+) 3 pウエル 4 高濃度埋め込み層2とpウエル3を高濃度に連続し
て形成させる深い埋め込み層(p+) 5 低濃度基板(P) 6 pトランジスタしきい電圧制御p-層 7 nトランジスタしきい電圧制御p-層 8 保護酸化膜 9 アンドプートポリシリコン保護膜 10 レジスト 11 絶縁分離膜 12 p+層 13 n+層 14 ゲート電極 15 ゲート酸化膜 16アルミ配線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
    する工程と、前記半導体基板に保護膜を選択的に形成す
    る工程と、前記保護膜をマスクとして第1導電型のイオ
    ン種をイオン注入し第1導電型のウエルを形成する工程
    と、前記保護膜で覆われた前記半導体基板内には第2導
    電型のウエルを形成し、前記保護膜で覆われていない前
    記半導体基板内には前記第1導電型のウエルの下に十分
    深い第2導電型の埋め込み層を形成する第2導電型イオ
    ン種をイオン注入する工程と、前記第2導電型のウエル
    と前記第2導電型の埋め込み層よりも深く前記絶縁分離
    層の直下で前記第1導電型のウエルを取り囲んで前記第
    2導電型のウエルと前記第2導電型の埋め込み層を高濃
    度にて連続して形成させる第2導電型のイオン種をイオ
    ン注入する工程を備えた半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
    する工程と、前記半導体基板全面に高エネルギーで第2
    導電型の埋め込み層をイオン注入する工程と、前記半導
    体基板に保護膜を選択的に形成する工程と、前記保護膜
    をマスクとして第1導電型のイオン種をイオン注入し前
    記半導体基板全面に形成された第2導電型の埋め込み層
    よりも浅く第1導電型のウエルを形成する工程と、前記
    保護膜で覆われた前記半導体基板内には第2導電型のウ
    エルを形成し、前記保護膜で覆われていない前記半導体
    基板内には前記第1導電型のウエルや前記半導体基板全
    面に形成された第2導電型の埋め込み層よりも深い第2
    導電型の埋め込み層を形成し、前記第2導電型のウエル
    と前記深い第2導電型の埋め込み層が前記半導体基板全
    面に形成された第2導電型の埋め込み層を介して前記絶
    縁分離層の直下で前記第1導電型のウエルを取り囲んで
    高濃度に連続して形成される第2導電型のイオン種をイ
    オン注入する工程を備えた半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
    する工程と、前記半導体基板に第1と第2の保護膜から
    なる多層膜を選択的に形成するパターン工程と、前記多
    層膜をマスクとして第1導電型のイオン種をイオン注入
    し第1導電型のウエルを形成する工程と、前記第2の保
    護膜を除去する工程と、前記第1の保護膜で覆われた前
    記半導体基板内には第2導電型のウエルを形成し、前記
    第1の保護膜で覆われていない前記半導体基板内には前
    記第1導電型のウエルの直下に第2導電型の埋め込み層
    を形成する第2導電型イオン種をイオン注入する工程
    と、前記第2導電型のウエルと前記第2導電型の埋め込
    み層よりも深く前記絶縁分離層の直下で前記第1導電型
    のウエルを取り囲んで前記第2導電型のウエルと前記第
    2導電型の埋め込み層を高濃度にて連続して形成させる
    第2導電型のイオン種をイオン注入する工程を備えた半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
    する工程と、前記半導体基板全面に高エネルギーで第2
    導電型の埋め込み層をイオン注入する工程と、前記半導
    体基板に第1と第2の保護膜からなる多層膜を選択的に
    形成するパターン工程と、前記多層膜をマスクとして第
    1導電型のイオン種をイオン注入し前記半導体基板全面
    に形成された第2導電型の埋め込み層よりも浅く第1導
    電型のウエルを形成する工程と、前記第2の保護膜を除
    去する工程と、前記第1の保護膜で覆われた前記半導体
    基板内には第2導電型のウエルを形成し、前記第1の保
    護膜で覆われていない前記半導体基板内には前記第1導
    電型のウエルや前記半導体基板全面に形成された第2導
    電型の埋め込み層よりも深い第2導電型の埋め込み層を
    形成し、前記第2導電型のウエルと前記深い第2導電型
    の埋め込み層が前記半導体基板全面に形成された第2導
    電型の埋め込み層を介して前記絶縁分離層の直下で前記
    第1導電型のウエルを取り囲んで高濃度に連続して形成
    される第2導電型のイオン種をイオン注入する工程を備
    えた半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
    する工程と、前記半導体基板に第1と第2の保護膜から
    なる多層膜を選択的に形成するパターン工程と、前記多
    層膜をマスクとして第1導電型のイオン種をイオン注入
    し第1導電型のウエルを形成する工程と、前記第2の保
    護膜を除去する工程と、前記第1の保護膜で覆われた前
    記半導体基板内には第2導電型のウエルを形成し、前記
    第1の保護膜で覆われていない前記半導体基板内には前
    記第1導電型のウエルの直下に第2導電型の埋め込み層
    を形成する第2導電型イオン種をイオン注入する工程
    と、前記第2導電型のウエルと前記第2導電型の埋め込
    み層よりも深く前記絶縁分離層の直下で前記第1導電型
    のウエルを取り囲んで前記第2導電型のウエルと前記第
    2導電型の埋め込み層を高濃度に連続して形成させる第
    2導電型のイオン種をイオン注入する工程と、前記第1
    の保護膜をマスクとして低エネルギーでイオン注入する
    工程と、前記第1の保護膜を除去する工程と、半導体基
    板全面に低エネルギーでイオン注入する工程を備えた半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】第1の保護膜で覆われた半導体基板内には
    第2導電型のウエルを形成し、第1の保護膜で覆われて
    いない前記半導体基板内には第1導電型のウエルの直下
    に第2導電型の埋め込み層を形成する第2導電型イオン
    種をイオン注入する工程と、前記第2導電型のウエルと
    前記第2導電型の埋め込み層よりも深く絶縁分離層の直
    下で前記第1導電型のウエルを取り囲んで前記第2導電
    型のウエルと前記第2導電型の埋め込み層を高濃度に連
    続して形成させる第2導電型のイオン種をイオン注入す
    る工程の後に、第1の保護膜を残して熱処理する工程を
    備えたことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板に、絶縁分離層を選択的に形成
    する工程と、前記半導体基板全面に高エネルギーで第2
    導電型の埋め込み層をイオン注入する工程と、前記半導
    体基板に第1と第2の保護膜からなる多層膜を選択的に
    形成するパターン工程と、前記多層膜をマスクとして第
    1導電型のイオン種をイオン注入し前記半導体基板全面
    に形成された第2導電型の埋め込み層よりも浅く第1導
    電型のウエルを形成する工程と、前記第2の保護膜を除
    去する工程と、前記第1の保護膜で覆われた前記半導体
    基板内には第2導電型のウエルを形成し、前記第1の保
    護膜で覆われていない前記半導体基板内には前記第1導
    電型のウエルや前記半導体基板全面に形成された第2導
    電型の埋め込み層よりも深い第2導電型の埋め込み層を
    形成し、前記第2導電型のウエルと前記深い第2導電型
    の埋め込み層が前記半導体基板全面に形成された第2導
    電型の埋め込み層を介して前記絶縁分離層の直下で前記
    第1導電型のウエルを取り囲んで高濃度にて連続して形
    成される第2導電型のイオン種をイオン注入する工程
    と、前記第1の保護膜をマスクとして低エネルギーでイ
    オン注入する工程と、前記第1の保護膜を除去する工程
    と、半導体基板全面に低エネルギーでイオン注入する工
    程を備えた半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】第1の保護膜で覆われた半導体基板内には
    第2導電型のウエルを形成し、第1の保護膜で覆われて
    いない前記半導体基板内には第1導電型のウエルや半導
    体基板全面に形成された第2導電型の埋め込み層よりも
    深い第2導電型の埋め込み層を形成し、前記第2導電型
    のウエルと前記深い第2導電型の埋め込み層が前記半導
    体基板全面に形成された第2導電型の埋め込み層を介し
    て絶縁分離層の直下で前記第1導電型のウエルを取り囲
    んで高濃度にて連続して形成される第2導電型のイオン
    種をイオン注入する工程の後に、第1の保護膜を残して
    熱処理する工程を備えたことを特徴とする請求項7に記
    載の半導体装置の製造方法。
JP8030302A 1996-02-19 1996-02-19 半導体装置の製造方法 Pending JPH09223747A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6531363B2 (en) * 1998-03-05 2003-03-11 Nec Corporation Method for manufacturing a semiconductor integrated circuit of triple well structure
US7755147B2 (en) 2005-06-10 2010-07-13 Fujitsu Semiconductor Limited Semiconductor device, semiconductor system and semiconductor device manufacturing method
JP2014120609A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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