JPH03215478A - 新規チアジアジン誘導体、その製造法および該化合物を含有する殺虫、殺ダニ剤 - Google Patents

新規チアジアジン誘導体、その製造法および該化合物を含有する殺虫、殺ダニ剤

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JPH03215478A
JPH03215478A JP630790A JP630790A JPH03215478A JP H03215478 A JPH03215478 A JP H03215478A JP 630790 A JP630790 A JP 630790A JP 630790 A JP630790 A JP 630790A JP H03215478 A JPH03215478 A JP H03215478A
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JP630790A
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Michihiko Nakaya
中屋 道彦
Shiro Shiraishi
白石 史郎
Hidekazu Yamada
英一 山田
Satoshi Numata
智 沼田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般式(1) (1) (式中、Rlは水素原子、ハロゲン原子または炭素数1
〜4のアルキル基を示し、R!は炭素数1〜4のハロア
ルヰルオキシ基または炭素数1〜4のハロアルキル基を
示す.)で表されるテトラヒド口−1.3.5−チアジ
アジン−4−オン類またはその塩類、それらの製造方法
およびそれらの1種または2種以上を有効成分として含
有することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤に関する.本発
明化合物は各種産業分野において有用であり、特に殺虫
、殺ダニ剤として農業分野において有用である. (従来の技術〕 従来、テトラヒドロー1.3.5−チアジアジン−4−
オン類が、殺虫、殺ダニ作用をもつことは、日本国公開
特許公報昭54−3083号、同昭54−12390号
、同昭54−154780号に記載されている. この中で、式(IV) で表わされる2−ターシャリーブチルイミノー3一イソ
ブロビル−5−フェニルーテトラヒドロ1,3.5−チ
アジアジン−4−オン(一般名:ブブロフェジン: 8
uprofezin)が殺虫剤として実用に供されてい
る.さらに日本国公開特許公報昭61−140577号
においては、2−イミノ基または3一位又は5一位のう
ち少なくとも1つ以上がある種の置換フェニルアルキル
基で置換されたテトラヒドロー1.3.5−チアジアジ
ン−4−オン類は殺虫、殺ダニ作用をもつ新規化合物で
あり、特に2−イミノ基または3一位のうち少なくとも
1つ以上がある種の置換フェニルアルキル基で置換され
たテトラヒド口−1.3.5−チアジアジン−4−オン
類は公知化合物であるブプaフェジンに比べて顕著な殺
虫、殺ダニ作用を示したとの記述がある.しかしながら
これらの殺虫、殺ダニ剤は半翅目害虫、鞘翅目害虫には
殺虫活性を有するが、鱗翅目害虫には十分な殺虫活性を
有していない.これらの殺虫、殺ダニ剤と同様な作用性
を持ち鱗翅目害虫にも卓越した殺虫活性を有する新規薬
剤の開発が要望されている.(発明が解決しようとする
課題〕 本発明は、前記従来技術の問題点を解決した、新しい構
造、広い殺虫スペクトラムおよび高い殺虫活性を示す優
れた殺虫性化合物、殺虫、殺ダニ剤およびその簡易な製
造法を提供することを課題とする. (!Iffを解決するための手段および作用〕本発明者
らは前記課題を解決すべくテトラヒドロー1.3.5−
チアジアジン−4−オン類について鋭意検討した結果、
2−(1−メチル−2.2.2−}リフルオロエチルイ
ミノ)一テトラヒドロ−1.3.5−チアジアジン−4
−オン類またはその塩類が広い殺虫スペクトラムを持ち
しかも公知の類縁化合物では十分な殺虫活性を示さない
鱗翅目害虫に対しても高い殺虫活性を有することを見い
だし本発明を完成させた. すなわち、本発明は一般式(夏) (1) (式中、R1は水素原子または炭素数1〜4のアルキル
基を示し、R1は、炭素数1〜4のハロアルキルオキシ
基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示す.)で表
されるれるテトラヒドローl.3.5−チアジアジン−
4−オン類またはその塩類、 一殼式(It) (式中、R1は前記の意味を示す.)で表わされる化合
物を、一般式(III) (式中、Rtは前記の意味を示す.)で表わされる化合
物と反応させることを特徴とする一般式(■)で表わさ
れるテトラヒド口−1.3.5−チアジアジン−4−オ
ン類またはその塩類の製造法、および一般式(夏)で表
わされるテトラヒドロ−1.3.5−チアジアジン−4
−オン類およびそれらの塩類のl種または2種以上を有
効成分量として含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ
剤である. 一般式(1)で表わされるテトラヒド口−1.3.5−
チアジアジン−4−オン類およびそれらの塩類は文献未
記載であり、新規化合物である.一般式(1)で表わさ
れる本発明化合物のうちチアジアジン環の置換基である
3一位フェニル基の4一位置換碁がハロアルキルオキシ
基である場合は、ハロゲン原子としては、臭素原子、塩
素原子またはフッ素原子が好ましく、特にフッ素原子が
好ましい.ハロアルキルオキシ基としては、ジフルオ口
メトキシ基、トリフルオロメトキシ基、クロロジフルオ
ロメトキシ基、プロモジフルオロメトキシ基、2.2.
2−}リフルオロエトキシi,l.1.2.2−テトラ
フルオロエトキシ基,2,2.3.3−テトラフルオロ
プロピルオキシ基または2.2.3,3,4,4.4−
ヘキサフルオロプトキシ基が好ましく、特にトリフルオ
ロメトキシ基が好ましい.4一位置換基がハロアルキル
基である場合は、ハロゲン原子としては、臭素原子、塩
素原子または、フッ素原子が好ましく、特にフッ素原子
が好ましい.ハロアルキル基としては、トリフルオロメ
チル基、ペンタフルオロエチル基、ノルマルーヘブタフ
ルオロプロビル基または2,2.2−}リフルオロエチ
ル基が好ましく、特にトリフルオロメチル基が好ましい
.またチアジアジン環の置換基である5一位フェニル基
の置換基としては、アルキル基としては、メチル基が好
ましく、特に4一位メチル基置換が好ましい. 一般式(1)で表わされる本発明化合物の塩類の例とし
ては、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨー化水素酸塩、フッ化
水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、硝酸塩、塩素酸塩、過
塩素酸塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、
チオシアン酸塩、テトラフルオ口ホウ酸塩などの無機酸
塩、ギ酸塩、酢酸塩、トリクロル酢酸塩、トリフルオロ
酢酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、シュウ酸塩、グリコール
酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、リンゴ酸塩、ドデシル
ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、サリチル酸塩、ニ
コチン酸塩などの有IIM塩が挙げられる. 次に一般式(Nで表わされる本発明化合物の代表例を第
1表に示すが、本発明はこれらに限定されるものではな
い. 第1表 −H −H 一H 4−CHs 4−CH2 −OCF3 −cp. −C震Fs −OCF3 −CP. 一般式(!)で表わされる本発明化合物は次の方法によ
り製造することが出来る. n (式中、Rl , Rzは前記の意味を示す.)すなわ
ち、一般式(n)で表わされるカルバモイルクロリド誘
導体と式(II)で表わされる千オ尿素誘導体とを溶媒
不存在下または存在下、好ましくは溶媒存在下に反応さ
せて得ることが出来る.適当な溶媒としては、アセトン
、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、エチルエーテル、ベンゼン、ト
ルエン、アセトニトリル、エタノール、プロパノール、
ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホ
ヰシド、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、水
および反応に影響しないその他の溶媒を使用することが
出来る.反応は、加熱又は塩基の存在下に行われる.加
熱により反応を行う場合には、反応温度は出発物質に応
じて広範囲に変化させることが出来るが、一般的には3
0〜250゜C5好ましくは40〜150℃、反応時間
は.0.1〜30時間、好ましくは0.5〜24時間で
ある.塩基を用いて反応を行う場合には、適当な塩基と
しては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチ
ルアミン、ビリジン、N,N−ジメチルアニリン、■,
8−ジアザビシク口−[5.4.0]−7−ウンデセン
等が挙げられる.反応温度および反応時間は出発物質に
応じて広範囲に変化させることができるが、一般的には
反応温度は−10〜200℃、好まし《は室温ないし1
50゜C,反応時間は0、1〜30時間、好ましくは0
.5〜24時間である. 本発明に係わる反応を行うに当たって、一般式(II)
で表わされるカルバモイルクロリド誘導体と式(Ill
)で表わされるチオ尿素誘導体は等モルまたはどちらか
一方をやや過剰に用いても良い.塩基を用いて一般式(
!)で表わされる化合物を遊離の形で得る反応の際には
、塩基を、一般式(■)で表わされるカルバモイルクロ
リド誘導体の2倍モルないしやや過剰に用いると良い.
また前記反応式において一般式(n)で表わされる出発
化合物であるカルバモイルクロリド誘導体は公知の方法
(ジャーナル オプ オーガニック ケミストリー: 
Journal of Organic Chemis
try:第39S、2897頁 (1974) )に従
って合成することが出来る.また式(III)で表わさ
れるチオ尿素は公知の方法に従って合成することが出来
る.一般式(1)で表わされる本発明化合物の塩類は公
知の方法に従って製造することが出来る.すなわち、一
M式(1)で表わされる本発明化合物を塩酸、臭化水素
酸、ヨー化水素酸、フッ化水素酸、硫酸、硝酸、塩素酸
、過塩素酸、リン酸、チオシアン酸、テトラフルオロホ
ウ酸などの無機酸類;ギ酸、酢酸、トリクロル酢酸、ト
リフルオロ酢酸、クエン酸、乳酸、シュウ酸、グリコー
ル酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸、安息香酸、サリチル酸、ニコチン酸など
の有機酸類等の所望の酸により処理することにより製造
することができる. 一般式(1)で表わされる本発明化合物は農業、林業、
園芸等の分野において遭遇する多種の有害な節足動物類
から植物を保護するために供することができる. 例えば、ヒメトビウンカ、トビイロウンカ、セジロウン
カ、ツマグロヨコバイ、イナズマヨコバイ、チヤミドリ
ヒメヨコバイ、キジラミ類、オンシツコナジラミ、ミカ
ントゲコナジラミ、モモアカアブラムシ、ワタアブラム
シ、ダイコンアブラムシ、ユキヤナギアブラムシ、グン
バイムシ類、ホソヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、ク
モへりカメムシ、シラホシカメムシ、ミナミアオカメム
シ、ヤノネカイガラムシ、サンホーゼカイガラムシ、ク
ワシロ力イガラムシ等の半翅目(Hesiptera)
害虫、ニカメイガ、コブノメイガ、アワノメイガ、イネ
ットムシ、フタオビコヤガ、キンモンホソガ、クマナギ
ンウワバ、タマナヤガ、カブラヤガ、リンゴコカクモン
ハマキ、モモシンクイガ、ミカンハモグリガ、ナシチビ
ガ、コスカシバ、マイマイガ、アメリカシロヒトリ、コ
ナガ、アワヨトウ、ヨトウガ、ハスモンヨトウ、モンシ
ロチョウ等の鱗翅目(Lepidoptera)害虫、
ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、マメコガネ、コアオハ
ナムグリ、イネミズゾウムシ、イネゾウムシ、カンシャ
クシコメツキ等の鞘翅目(LepidopLera)害
虫、キリウジガガンボ、ダイズサヤタマバエ、ウリミバ
エ、ミカンコミバエ、イネミギヮバエ、ネギハモグリバ
エ、ナスハモグリバエ、タマネギバエ、タネバエ等の双
翅目(ロiptera)害虫、チャノキイロアザミウマ
、ミナミキイロアザミウマ、ネギアザミウマ等のスリッ
プス類、ナミハダニ、カンザワハダニ、ニセナミハダニ
、ミカンハダニ、リンゴハダニ、オウトウハダニ、チャ
ノホコリハダニ等のダニ頻に有効である. また上記分野に限らず、人間や家畜に対して伝染病媒介
、吸血、刺咬、皮膚炎の発生等の害をなす各種の害虫類
、例えば、アカイエカ、チヵイエ力、コガタアカイエカ
、ヒトスジシマカ、イエバエ、センチニクバエ、オオク
ロバエ、クロキンバエ、キイロシツウジョウバエ、ワモ
ンゴキブリ、チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、トビイ
ロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、イエダニ、コロモジラミ
、アタマシラミ、トコジラミ、ヒトノミ、イヌノミ、ネ
コノミ、ドクガ、チャドクガ、アオズムカデ、アオバア
リガタハネカクシ、アオカミキリモドキ等、また食品や
貯穀に被害を与える害虫類、例えばケナガコナダニ、コ
クヌスト、ヒラクコクヌストモドキ、コクゾウ、アズキ
ゾウムシ、ハラジロカツオブシムシ、シノシメマダラメ
イガ等、また家具、建材、書籍、衣類等に被害を与える
害虫頻、例えば、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、ヒラ
タキクイムシ、フルホンシバンムシ、イガ、ヒメカツオ
ブシムシ等、またいわゆる不快害虫類、例えばオウチツ
ウバエ、オオユスリカ、カマドウマ、クサギカメムシ、
ゲジ、ヤケヤスデ、オカダンゴムシ、ワラジムシ等、多
種の有害な節足動物からの被害防止にも脊用である.と
りわけ本発明化合物は鱗翅目害虫に対し公知化合物と比
較して顕著な殺虫活性を示した. 本発明化合物を実際に施用する場合には、他の成分を加
えずに単味の形でも使用できるが、防除薬剤として使い
やすくするため担体を配合して適用するのが一般的であ
る.本発明化合物の製剤化に当たっては、何らの特別の
条件を必要とせず、一般農薬に準じて当業技術の熟知す
る方法によって乳剤、水和剤、粉剤、粒剤、微粒剤、油
削、エアゾール、燻煙剤、毒餌等の任意の剤型に調整で
き、これらをそれぞれの目的に応じた各種用途に供しう
る. ここでいう担体とは、処理すべき部位への有効成分の到
達を助け、また有効成分化合物の貯蔵、輸送、取扱いを
容易にするために配合される合成または天然の無機また
は有機物質を意味する.適当な固体担体としてはモンモ
リ口ナイト、カオリナイトなどの粘土頬;ケイソウ土、
白土、タルク、バーミキュライト、石膏、炭酸カルシウ
ム、シリカゲル、硫安などの無機物質;大豆粉、鋸屑、
小麦粉などの植物性有機物質および尿素などがあげられ
る. 適当な液体担体としてはトルエン、キシレン、ク
メンなどの芳香族炭化水素類;ケロシン、鉱油などのパ
ラフィン系炭化水素頻;四塩化炭素、クロロホルム、ジ
クロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;アセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類、ジオキサン、テト
ラヒド口フランなどのエーテル類;メタノール、エタノ
ール、プロパノール、エチレングリコールなどのアルコ
ール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
;水などが挙げられる.さらに本発明化合物の効力を増
強するために、製剤の剤型、適用場面等を考慮して目的
に応じてそれぞれ単独に、または組合わせて以下のよう
な補助剤を使用することもできる. 乳化、分散、拡展、湿潤、結合、安定化等の目的ではリ
グニンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、
アルキル硫酸エステル等のアニオン界面活性剤;ボリオ
キシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレ
ンアルキルアリールエーテル、ポリオキシアルキレンア
ルキルアミン、ポリオキシアルキレンアルキルアミド、
ポリオキシアルキレンアルキルチオエーテル、ボリオキ
シアルキレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン
ソルビクン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンポリ
オキシエチレンプロックボリマー等の非イオン性界面活
性剤;ステアリン酸カルシウム、ワックス等の滑剤;イ
ソブロビルヒドロジエンホスフェート等の安定剤;その
他メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カ
ゼイン、アラビアゴム等が挙げらる.しかし、これらの
成分は以上のものに限定されるものではないさらにこれ
ら本発明化合物は2種以上の配合使用によって、より優
れた殺虫力を発現させることも可能である.また例えば
フェンチオン、フェニトロチオン、ダイアジノン、クロ
ルビリホス、クロルピリホスメチル、メチダチオン、ジ
クロルボス、チオメトン、アセフェート、トリクロルホ
ン、イソキサチオン、ビリダフエンチオン、サリチオン
、プロチオホス、プロパホス、EPN,スルブロホス、
NAC,MTMCSMIPC,BPMC,PHC,MP
MC,XMC,ピリミカーブ、カルボスルファン、ペン
フラカルブ、メソミル、オキサミル、ピレトリン、テト
ラメスリン、フタルスリン、ベーバースリン、アレスリ
ン、レスメトリン、フェンバレレート、エスフェンバレ
レート、パーメスリン、サイパーメスリン、フルバリネ
ート、エトフェンブロックス、フルシスリネート、シハ
ロスワン、ビフェンスリン、ジフルベンズロン、クロロ
フルアズロン、テフルベンズロン、フルフェノクスロン
、シブロマジン、ブブロフエジン、フェノキシカルブ、
ペンゾエピン、ネライストキシン、ペンスルタップ、チ
オシクラム、アベルメクチン、ディコホル、アミトラズ
、ポリナクチン複合体、酸化フェンプタスズ、水酸化ト
リシクロヘキシルスズ、ヘキシチアゾクス、フルベンザ
ミン、トリアラセン、クロフェンテジン、ミルベマイシ
ンなどの殺虫剤、殺ダニ剤その他の殺虫剤、殺ダニ剤あ
るいは殺菌剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥
料、機械油、その他の農薬等と混合することによりさら
に効力の優れた多目的組成物をつくることも出来、また
相乗効果も期待できる.なお、本発明化合物は光、熱、
酸化等に安定であるが、必要に応じ酸化防止剤あるいは
紫外線吸収剤、例えばBIT(2.6−ジーt−ブチル
ー4−メチルフェノール)、BHA(プチルヒドロキシ
アニソール)のようなフェノ−ル誘導体、ビスフェノー
ル誘導体、またフェニルーα−ナフチルアミン、フェニ
ルーβ−ナフチルアミン、フェネチジンとアセトンの縮
金物等のアリールアミン類あるいはペンゾフェノン系化
合物類を安定剤として適量加えることによって、より効
果の安定した組成物を得ることが出来る.本発明に係わ
る殺虫、殺ダニ剤は有効成分として該化合物をO.1〜
95重量%、好まし《は0.3〜50重量%含有させる
.本発明殺虫、殺ダニ剤を施用するには、−31に有効
成分0.Ol〜5000ρ9m%好ましくは0.1〜t
ooopp−の濃度で使用するのが望ましい.また10
aあたりの施用量は、一般に有効成分で1g〜300g
である. [実施例] 次に、一般式(1)で表わされる本発明化合物の実施例
をあげて本発明化合物の合成方法を説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない. 実施例1.   2−(2.2.2−トリフルオロエチ
ルイミノ)−3−(4−}リフルオロメトキフェニル)
−5−フェニルーテトラヒドロ−1.  3,5−チア
ジアジン−4−オンの合成(化合物No.l). N−クロロメチルーN−フェニルカルバモイルクロライ
ド0.25gと1−(4−}リフルオロメトキシフェニ
ル) −3− (2.2.2−}リフルオロエチル)チ
オ尿素0.39gをトルエン5(ldに溶解し4時間加
熱還流した.反応終了後、減圧下でトルエンを留去し、
得られた油状物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、展開溶媒;ヘキサンー酢酸エチル (5:1) )
で精製し目的の2−(2,2.2−}リフルオロエチル
イミノ)−3−(4−トリフルオロメトキシフェニル)
−5−フェニルーテトラヒドロ−1.3.5−チアジア
ジン4−オン0.08gを得た.屈折率n s!−1.
5088l230、1160.1080、1025.8
40.720TMS 4.92(2H,s).7.12〜7.58(9}!,
m)   (100MHz)実施例2.   2−(2
,2.2−}リフルオロエチルイミノ)−3− (4−
トリフルオロメチルフェニル)−5−フエニルーテトラ
ヒドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オンの合成(
化合物No.2). NlロロメチルーN−フェニルカルバモイルクロライド
0.65gと1−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−3− (2,2.2−}リフルオロエチル)チオ尿素
0.80gをベンゼン30dに溶解し4時間加熱還流し
た.反応終了後、減圧下でトルエンを留去し、得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、展開
溶媒;ヘキサン酢酸エチル (10:l))で精製し目
的の2− (2.2.2−トリフルオロエチルイミノ)
 −3− (4一トリフルオロメチルフェニル)−5−
フェニルーテトラヒドロ−1.3.5−チアジアジン−
4=オン0.26gを得た. 屈折率rl I”=1.
5359nea t I R  v   (cm−’):1690、1620
. 1495、1385、l33〇一a× 1270、1l50、1130、1065、IO20,
825.730.TMS 4.95(2H,s).7.11  〜7.62(9H
.m).    (100MIlz)次に本発明化合物
の出発原料の製造例を以下に示す. 参考例1.   1−(4−トリフルオロメトキシフェ
ニル)−3−(2,2.2−トリフルオロエチル)チオ
尿素の合成. (1)1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)3−
(2,2.2−トリフルオロエチル)尿素4−トリフル
オロメトキシフェニルイソシアネ−15.0gを酢酸エ
チル5(ldに溶解し、これにトリフルオロエチルアミ
ン2.44gを0℃で10分間で滴下し、そのまま室温
で5時間撹拌した.反応終了後、減圧下で酢酸エチルを
留去し、得られた結晶をヘキサンで洗浄し、乾燥して、
目的の1−(4ートリフルオロメトキシフェニル)−3
− (2,2.2−トリフルオロエチル)尿素の白色結
晶7.3gを得た.融点; 162.2〜163.0℃
.(2)1−(4−1−リフルオロメトキシフェニル)
−3−(2,2.2−トリフルオ口エチル)チオ尿素 (1) で得られたl−(4−トリフルオロメトキシフ
ェニル)−3−(2.2.2−トリフルオロエチル)尿
素2.0gと五硫化鱗1.47gをトルエン50dに溶
解し、100〜120゜Cで6時間加熱撹拌した.放冷
後不溶物を除き、さらに酢酸エチルで洗浄後、トルエン
および酢酸エチルの混合濾液を留去し、粗生成物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、展開溶媒;ヘキサ
ンー酢酸エチル (3:l))で精製し目的の1−(4
−トリフルオロメトキシフェニル)−3− (2.2.
2−}リフルオロエチル)チオ尿素0.44gを得た.
融点;126.1〜128.9゜C. KBr I R  v   (cm−’):3200、1550
、l520、1430、l39〇一ax 1360. 12B0. 1240、1160、109
5. 860.830,665.TMS 7.31(2H.d,J=10Hz).7.68(2H
.d,J−10Hz)、7.84(IH.s).9.4
4(11(.s).  (loOMHz)参考例2. 
  1−(4−}リフルオロメチルフェニル)−3−(
2.2.2−}リフルオロエチル)チオ尿素の合成. 4−トリフルオロメチルフェニルチオイソシアネー} 
3.0gを酢酸エチル50dに溶解し、これにトリフル
オロエチルアミン1.5gを0℃でlO分間で滴下し、
そのまま室温で7時間撹拌した.反応終了後、減圧下で
酢酸エチルを留去し、得られた結晶をヘキサンで洗浄し
、乾燥して、目的の1−(4ートリフルオ口メチルフェ
ニル)−3−(2,2.2−トリフルオロエチル)チオ
尿素の白色結晶4.1gを得た.融点: 117.1−
118.4℃.KBr I R  v   (cm−’):3250.3040
、1605、1545、l35〇一ax 1320.1290. 1250、1l40、1110
、l065、1G10,935,835,700,67
5. TMS 6.35(IH,s).7.41(2H.d.J−10
Hz)、7.71(2H.d,J−10Hz).8.9
3(IH,s).  (100MHz)次に、一般式(
1)で表わされる本発明化合物を有効成分とする製剤お
よび本発明に係わる殺虫剤の製剤方法を製剤例を挙げて
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない.製剤例l. 乳剤 本発明化合物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・10部ソルボール355S・・・・・・・・・・・・
・・・・10部(東邦化学登録商品名) キシレン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・80部以上を溶解混合して乳剤を得る. 製剤例2. 永和剤 本発明化合物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20部リグニンスルホン酸ナトリウム ・・lO部アル
キルナフタレンスルホン酸ナトリウム5部 ホワイトカーボン・・・・・・・・・・・・・・・・5
部ケイソウ土・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・60部以上を均一に混合粉砕して永和剤を得る.製
剤例3. 粉剤 本発明化合物3部をアセトン10部に溶解し、粉剤用ク
レー87部を加えた後アセトンを蒸発させて粉剤を得る
. 製剤例4. 粒剤 本発明化合物3部、リグニンスルホン酸ナトリウム1部
、タルク20部、ベントナイト76部を混合し、適量の
水を加えて混練した後、造粒、乾燥して粒剤を得る. 製剤例5. 毒餌剤 本発明化合物1部、砂I!5部、フスマ50部、米ヌカ
20部、小麦粉24部を混合し、適量の水を加えて混練
した後、造粒、乾燥して毒餌剤を得る. 次に、本発明化合物がすぐれた殺虫活性を有することを
明確にするため以下の試験例において具体的に説明する
.また、試験はすべて3連制で実施し、結果はその平均
値で示した. 試験例■. ハスモンヨトウに対する効果製剤例lに従
って調整した乳剤を水で500pp−の濃度になるよう
に希釈しカンラン葉を浸漬処理する.風乾後、処理葉を
プラスチックカップへ移し、ハスモンヨトウ2令幼虫1
0頭ずつに摂食させて5日後に死虫率を調査した.結果
を第2表に示す。
なお、比較化合物として以下の化合物を用いた.比較化
合物(a)日本国公開特許公報 昭61−140577
号に記載の化合物. ) 9 (CHsO)x  P−O  CH−CCIg比較化合
物(c)日本国公開特許公報 昭54−3083号に記
載の化合物(一般名 ブプロフヱジン)CH1 第2表 ハスモンヨトウに対する効果 l 2 3 5 比較化合物(a) 比較化合物(b) 比較化合物(c) 第2表から、本発明化合物は、公知の構造類似比較化合
物に比べて強い殺虫活性を有することが判る. 試験例2. コナガに対する効果 ポット植のカンラン苗(5〜6葉!IJl)に、製剤例
1によって調製した乳剤を水で500pp−の濃度にな
るように希釈しハンドスブレイヤーで薬液がかるくした
たる程度に散布した.風乾後葉を切り取ってプラスチッ
ク・カップに入れ、コナガ2令幼虫10頭に摂食させて
5日後に死虫率を調査した.結果を第3表に示す. 第3表 コナガに対する効果 l 2 4 5 比較化合物(a) 比較化合物(b) 比較化合物(C) 無処理 第3表から、本発明化合物は、公知の構造類似比較化合
物に比べて強い殺虫活性を有することが判る. 従って、以上の試験例により本発明化合物は、鱗翅目害
虫に対して公知の構造11T{R比較化合物に比べてそ
れ以上の強い殺虫活性を有することが判[発明の効果]

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を示し、R^2は、炭素数1〜4のハロアルキルオ
    キシ基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示す。)
    で表されるれるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジ
    ン−4−オン類またはその塩。
  2. (2)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を示を示す。)で表わされる化合物を、一般式(I
    II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^2は、炭素数1〜4のハロアルキルオキシ
    基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示す。)で表
    わされる化合物と反応させることを特徴とする一般式(
    I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2はそれぞれ前記の意味を示す。 )で表わされるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジ
    ン−4−オン類またはそれらの塩類の製造法。
  3. (3)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素原子または炭素数1〜4のアルキ
    ル基を示し、R^2は、炭素数1〜4のハロアルキルオ
    キシ基または炭素数1〜4のハロアルキル基を示す。)
    で表されるれるテトラヒドロ−1,3,5−チアジアジ
    ン−4−オン類またはそれらの塩類の1種または2種以
    上を有効成分として含有することを特徴とする殺虫、殺
    ダニ剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000047556A1 (en) * 1999-02-08 2000-08-17 University College Cork Complexing agents
KR100694665B1 (ko) * 2006-07-11 2007-03-14 김인덕 목재 벽체의 비틀림을 방지하도록 된 목조 건축물

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