JPH0321431B2 - - Google Patents

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JPH0321431B2
JPH0321431B2 JP62319800A JP31980087A JPH0321431B2 JP H0321431 B2 JPH0321431 B2 JP H0321431B2 JP 62319800 A JP62319800 A JP 62319800A JP 31980087 A JP31980087 A JP 31980087A JP H0321431 B2 JPH0321431 B2 JP H0321431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
entrance structure
opening
pillars
entrance
Prior art date
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Expired
Application number
JP62319800A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63218085A (ja
Inventor
Yoshitaka Kamimura
Eisuke Yano
Morihiko Kubota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
Subaru Corp
Tokyu Sharyo Seizo KK
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
Fuji Jukogyo KK
Tokyu Sharyo Seizo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Railway Technical Research Institute, Fuji Jukogyo KK, Tokyu Sharyo Seizo KK filed Critical Railway Technical Research Institute
Priority to JP62319800A priority Critical patent/JPS63218085A/ja
Publication of JPS63218085A publication Critical patent/JPS63218085A/ja
Publication of JPH0321431B2 publication Critical patent/JPH0321431B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンテナの横側面部を切欠いてそ
こに側開戸を取付けるためのコンテナの改造方法
に関するもので、特に鉄道車両用のコンテナに適
用して最適な改造方法である。
〔発明の概要〕
この発明は、コンテナの横側面部を切欠いてそ
こに側開戸を取付けるためのコンテナの改造方法
において、上記横側面部周縁の構成部材である前
後の隅柱と上部梁とは一部を切欠くだけで残し、
また上記側開戸の側には、上記隅柱および上記上
部梁を組合て時に補強するための入口構を用意す
ることにより、上記改造によつてコンテナの寸法
精度を低下させることなく、しかもできるだけ容
易かつ確実に改造工事が行いうるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
直方体形状のコンテナでは、通常開戸が後面部
に設けられているが、貨物事情などによつてこの
コンテナの横側面部にも、開戸が必要となること
がある。
このような場合のコンテナの改修量は、コンテ
ナの性格から大量なものとなり易い。したがつて
改造方法としては、改造後の寸法精度が殆ど狂わ
ないということだけでは不充分で、改造工事が容
易かつ確実に行われるものでなければならない。
しかしながら、このような改造方法は未だ提案さ
れていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで本発明は上述の点に鑑み、コンテナの横
側面部に開戸を増設しても、改造後の寸法精度に
ほとんど狂いを生じることがなく、しかも改造工
事が容易かつ確実に行われ得るコンテナの改造方
法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、直方体形状をしたコンテナの横側面
部の側壁周縁が結合されているコンテナ箱形枠の
うち下部梁を除去すると共に、この箱形枠の上部
梁、前隅柱および後隅柱のそれぞれ角筒状をした
断面の一部を上記結合部分を含めて切欠いてコン
テナの上記横側面部に開口を設け、鴨居と、その
前後両端部にそれぞれ一体に結合された前柱およ
び後柱とによつて形成した門形の入口構と、上記
前後の柱の下端部を結合するための敷居と、上記
入口構の内方側に回動自在に取付けられた側開戸
とによつて側開戸構造体を構成し、上記開口に上
記入口構を嵌込むと共に、コンテナの上記前後の
隅柱のうち一方の隅柱にこの入口構を当接させて
入口構の案内をさせながらこの入口構を左右方向
に移動し、入口構の上記前後の柱のうち一方の柱
からこの入口構の外方に向けて突出させた1対の
フランジと、上記箱形枠の前後の隅柱のうち他方
の隅柱に上記切欠きの結果形成された1対のフラ
ンジとを重ね合せて入口構の上記左右方向の位置
決めを行い、次にコンテナの上記一方の隅柱に入
口構を案内させながら上記入口構を上下方向に移
動し、入口構の上記鴨居からこの入口構の外方に
向けて突出させた1対のフランジと、上記箱形枠
の上部梁に上記切欠きの結果形成された1対のフ
ランジとを重ね合せて入口構の上記上下方向の位
置決めを行い、次に上記敷居を上記入口構下方側
の上記開口に嵌込んで位置決めをした後、上記入
口構を箱形枠の上記前後の隅柱および上記上部梁
にそれぞれ結合して固定させると共に、上記敷居
をコンテナの床部と、入口構の上記前後の柱の下
端部とに結合して固定させ、これによつて箱形枠
の上記切欠きの結果開断面となつた上記前後の隅
柱および上記上部梁を閉断面にするようにしたコ
ンテナの改造方法に係るものである。
(作 用) したがつてコンテナの横側面部に改造のため開
口を設けても、箱形枠の大部分は開断面になるだ
けで残されるから、苛酷な荷重を受けることのな
いコンテナの改造中にコンテナが不都合な変形を
起すおそれは全くない。また改造後の上記箱形枠
は再び閉断面に戻るため、コンテナの改造後の強
度、剛性は改造前とほとんど変ることがない。
また開口と入口構との嵌込み部分には重ね合せ
部分を設けたので、組立て時の誤差が余り問題に
ならなくなる。このためコンテナを大量に改造す
るような場合には極めて有利である。
〔実施例〕
以下本発明を鉄道車両用コンテナ(以下単に
「コンテナ」と略す)の改造に適用した実施例に
つき第1図〜第13図を参照しながら説明する。
第1図は直方体形状に構成されたコンテナの後
面部1で、観音開きが可能な1対の開戸13が設
けられている。また第2図はこのコンテナの改造
前の横側面部2を示すもので、この横側面部2は
上部梁3、下部梁4および前後の隅柱5および6
を互いに剛結して構成した箱形枠に、コルゲート
板7を嵌め込み固定して側壁9としたものであ
る。
上記上部梁3の断面は第3図に示すコンテナの
縦断面図から明らかなように角筒状である。また
第4図に示すコンテナの横断面図から明らかな如
く前隅柱5も角筒状であり、さらに後隅柱6もや
や変形した角筒状である。なお角筒状の後隅柱6
から延びる断面L形の補助柱部分11とこの後隅
柱6との間にはブラケツト12が取付けられ、コ
ンテナの後面部1に設けられた開戸13を支持す
るヒンジ16のピン受になる。
ところでこのコンテナの横側面部2に後述の側
開戸構造体17を嵌着するために、コンテナの上
記横側面部2におけるコルゲート板7などを、第
5図に示す如く上部梁3、前隅柱5及び後隅柱6
の大部を残して切欠き、この横側面部2に開口2
3を形成する。
この場合上部梁3は、第6図に示す如く一部を
切断除去して、この上部梁3に開口23の内側に
向つて突出する1対のフランジ24を設ける。ま
た下部梁4は、図示のように床部10の一部10
aと共に撤去する。
さらに後隅柱6も、第7図に示すように一部を
切断除去し、この後隅柱6に開口23の内側に向
つて突出する1対のフランジ25を設ける。なお
前隅柱5も同図に示すごとく切断して、長さの互
いに異なる1対のフランジ26を設ける。
次にこの開口23に嵌着する前記側開戸構造体
17は、第8図に示す如き1対の側開戸18、こ
の側開戸18を観音開きに取付けできる入口構1
9および敷居20などから成る。また入口構19
は前柱27、鴨居30および後柱31を順次門形
に剛結して構成する。なお前後の柱27および3
1の下端は、組立ての際に敷居20によつて結合
される。
次に第9図および第10図に示すように、鴨居
30および後柱31には外方に向つて突出する1
対のフランジ32および33をそれぞれ設け、こ
れらのフランジ32および33は、後述する如く
前記開口23に入口構19が嵌め込まれる際、コ
ンテナの上部梁3および後隅柱6に設けた前記フ
ランジ24および25とそれぞれ重ね合せが可能
であるようにする。
なお第10図に示すように、前柱27の断面は
角筒状の主幹部分34と、この主幹部分34から
入口構19に直交して突出する断面L形の補助柱
部分37とから成り、側開戸18の図の左側のヒ
ンジ38は、この補助柱部分37に取付けられ
る。また側開戸18の図の右側のヒンジ38は、
後柱31に設けたフランジ33の一方に取付けら
れる。
かくして側開戸18は、入口構19に支持され
て開閉自在であり、閉じればパツキン39により
入口構19との間は塞がれて〓間を生じることが
ない。またこの状態で側開戸18は、第11図に
示す如くロツク装置40によつて入口構19と、
前記敷居20とに固定させることができる。
ところで敷居20は、第9図に示す如く帯状の
基板41に断面がほぼチヤンネル状の床構造部分
44を結合して形成する。そして敷居20をコン
テナの開口23に後述の如く嵌め込む際は、第6
図で既に述べた如くコンテナの取除かれた床部の
一部10aに、第12図に示す如く基板41を下
にして嵌め込み、かつコンテナに基板41を固定
する。
かくして上記床構造部分44は、取除かれた上
記床部の一部10aに代つてコンテナの床部10
を構成することになる。
次にコンテナの開口23に側開戸構造体17を
嵌着する順序を述べると、先づ側開戸18を取付
けた入口構19の下端面19aを開口23の下縁
23a上に載せ、第13図に示すごとく入口構1
9を前隅柱5の短い方のフランジ26に当接させ
てこの入口構19を案内させながら、開口23内
で後隅柱6の方に入口構19を移動し、後隅柱6
のフランジ25と後柱31のフランジ33とを同
図に示す如く重ね合せる。その後入口構19を少
し逆方向移動して、第13図に示すように前柱2
7の主幹部分34を前隅柱5の長い方のフランジ
26aに当接させ、開口23のフランジ25,2
6によつて第13図の矢印aおよびb方向につい
ての入口構19の位置決めを行なう。
次に入口構19を上記フランジ26に案内させ
ながら上方に持ち上げて上部梁3のフランジ24
と鴨居30のフランジ32とを第12図に示す如
く重ね合せて、入口構19と開口23の下縁23
aとの間にできる〓間に敷居20を嵌入する。そ
の後コンテナに入口構19と敷居20とを溶接に
よつて固着し側開口構造体17の取付けを終了す
る。なおこの際敷居20の上面は、第12図に示
すごとく床部10の上面と高さを合せる。
以上本発明を一実施例につき説明したが、上記
実施例は本発明を限定するものでは決してなく、
本発明の技術的思想に基いて種々の変更が可能で
ある。例えば上記実施例では、箱形枠の後隅柱6
と入口構19の後柱31とにそれぞれフランジ2
5と33とを設け、組立てに当つてこれらフラン
ジ25と33とを互いに重ね合せるようにした
が、これらのフランジは、上記の如く箱形枠の後
隅柱6と入口構19の後柱31とにではなく、箱
形枠の前隅柱5と入口構19の前柱27とにそれ
ぞれ設け、互いに重ね合せるようにしてもよい。
また入口構19の鴨居30および後柱31にそ
れぞれ設けたフランジ32および33は、鴨居3
0および後柱31に角筒断面の部材を使用し、こ
れらの部材にフランジ部材を取付けるようにして
構成してもよい。
なお本発明は、鉄道車両用以外のコンテナの改
造に際しても適用が可能である。
〔発明の効果〕
本発明は上述のような構成であるから、コンテ
ナに側開戸構造体を嵌め込むためにコンテナの横
側面部を切欠き開口を形成しても、コンテナの上
部梁、前隅柱および後隅柱は大部分が残されたま
まになる。したがつて上記開口によるコンテナの
変形はほとんど無視できる程に小さい。またこの
開口には剛性の大きい入口構と敷居とを嵌着固定
するから、改造によるコンテナの寸法狂いはほと
んど生じない。
したがつて複合輸送(たとえば鉄道、トラツク
などのごとき種々の輸送手段を経由して行なう輸
送)に使用されるコンテナのように高い寸法精度
を要求されるコンテナの改造に適用して極めて有
効である。
また本発明によれば、組立てに際してコンテナ
の上部梁および後隅柱に設けたフランジと、入口
構の鴨居および後柱に設けたフランジとがそれぞ
れ重ね合せられるから、この重ね合せ部分で組立
て時の寸法誤差は充分に吸収させることができ
る。したがつてコンテナを大量に改造するような
場合、製作誤差は余り問題にならなくなつて、コ
ストの低減などに極めて有利である。またフラン
ジはこのように重ね合せられるため、開口と入口
構との間に〓間が生じにくく、このため組立て後
に、雨水などがコンテナ内に浸入するおそれがほ
とんどない。
さらに上記フランジは、互いに重ね合されるこ
とによつて上記上部梁などは閉断面構造となるか
ら、上記開口と入口構との結合部分の強度は極め
て高くなる。したがつてコンテナは、コンテナ輸
送中の衝撃荷重などに対して充分に耐えることが
できる。また閉断面となるから、コンテナ内部よ
りの見付の上からも好ましい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明を鉄道車両用コンテナに適用した
改造方法の実施例を示すもので、第1図は同上コ
ンテナの後面図、第2図は同上コンテナの改造前
の横側面図、第3図は同上コンテナ内の改造前の
縦断面図、第4図は同上コンテナの横断面図、第
5図は同上コンテナに改造のため開口を設けた状
態の横側面図、第6図は第5図における−線
断面図、第7図は第5図における−線断面
図、第8図は側開戸構造体の正面図、第9図は第
8図における−線断面図、第10図は第8図
におけるX−X線断面図、第11図は側開戸構造
体を嵌着した改造後のコンテナの横側面図、第1
2図は第11図のコンテナの要部縦断面図、第1
3図は第11図のコンテナの要部横断面図であ
る。 なお図面に用いた符号において、2……横側面
図、3……上部梁、4……下部梁、5……前隅
柱、6……後隅柱、9……側壁、10……床部、
17……側開戸構造体、18……側開戸、19…
…入口構、20……敷居、23……開口、24,
25,26……フランジ、27……前柱、30…
…鴨居、31……後柱、32……フランジ、33
……フランジである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直方体形状をしたコンテナの横側面部の側壁
    周縁が結合されているコンテナ箱形枠のうち下部
    梁を除去すると共に、この箱形枠の上部梁、前隅
    柱および後隅柱のそれぞれ角筒状をした断面の一
    部を上記結合部分を含めて切欠いてコンテナの上
    記横側面部に開口を設け、 鴨居と、その前後両端部にそれぞれ一体に結合
    された前柱および後柱とによつて形成した門形の
    入口構と、上記前後の柱の下端部を結合するため
    の敷居と、上記入口構の内方側に回動自在に取付
    けられた側開戸とによつて側開戸構造体を構成
    し、 上記開口に上記入口構を嵌込むと共に、コンテ
    ナの上記前後の隅柱のうち一方の隅柱にこの入口
    構を当接させて入口構の案内をさせながらこの入
    口構を左右方向に移動し、入口構の上記前後の柱
    のうち一方の柱からこの入口構の外方に向けて突
    出させた1対のフランジと、上記箱形枠の前後の
    隅柱のうち他方の隅柱に上記切欠きの結果形成さ
    れた1対のフランジとを重ね合せて入口構の上記
    左右方向の位置決めを行い、 次にコンテナの上記一方の隅柱に入口構を案内
    させながら上記入口構を上下方向に移動し、入口
    構の上記鴨居からこの入口構の外方に向けて突出
    させた1対のフランジと、上記箱形枠の上部梁に
    上記切欠きの結果形成された1対のフランジとを
    重ね合せて入口構の上記上下方向の位置決めを行
    い、 次に上記敷居を上記入口構下方側の上記開口に
    嵌込んで位置決めをした後、上記入口構を箱形枠
    の上記前後の隅柱および上記上部梁にそれぞれ結
    合して固定させると共に、上記敷居をコンテナの
    床部と、入口構の上記前後の柱の下端部とに結合
    して固定させ、これによつて箱形枠の上記切欠き
    の結果開断面となつた上記前後の隅柱および上記
    上部梁を閉断面にするようにしたコンテナの改造
    方法。
JP62319800A 1987-12-17 1987-12-17 コンテナの改造方法 Granted JPS63218085A (ja)

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