JPH0321420Y2 - - Google Patents

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JPH0321420Y2
JPH0321420Y2 JP1984050018U JP5001884U JPH0321420Y2 JP H0321420 Y2 JPH0321420 Y2 JP H0321420Y2 JP 1984050018 U JP1984050018 U JP 1984050018U JP 5001884 U JP5001884 U JP 5001884U JP H0321420 Y2 JPH0321420 Y2 JP H0321420Y2
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hanging door
weight
door body
wire
hanging
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JP1984050018U
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、吊り戸における自動閉鎖装置に関す
るものである。
《従来の技術と問題点》 従来、戸の自動閉鎖装置は種々実用化されてい
るが、特に吊り戸に使用される最も簡単なもの
は、戸の上部にワイヤーの一端を固定し、他端を
吊り戸の支持装置に設けた滑車を介して垂下せし
め、端部に錘体を取りつける事により常時閉鎖方
向に走行性を付与せしめたものであつた。
この場合、錘体は、外部より穏蔽される必要が
あるため、戸枠内、あるいは戸袋内で昇降自在に
保持されていた。
そして、錘体の重さを所望に応じて変更し、戸
の閉鎖スピードを調節する時は、戸袋を取り外し
たり、あるいは戸枠に取りつけられた点検用の蓋
をあけて錘を追加する等していた。
(例えば、特開昭51−52640号公報) この為、戸袋、あるいは戸枠が必要となるだけ
でなく、又戸枠にとりつけられた点検用の蓋が全
体の美観を損なうという問題があつた。
《本考案の目的と構成》 本考案は、構成が簡単で、閉鎖スピードの調整
作業も容易で、しかも美観的にもすぐれ、安価に
製作出来る吊り戸における自動閉鎖装置を提供す
る事を目的とし、その構成は、一端が吊り戸本体
の開放側の端部上部にもうけられた滑車を介し
て、吊り戸本体に導かれたワイヤーにとりつけら
れた、ウエイトホルダーが、吊り戸本体内に昇降
自在に保持されると共に、吊り戸本体の開放側端
面の一部に、前記ウエイトホルダーが適宜出入自
在なウエイト調節孔が形成され、該カエイト調節
孔が吊り戸本体の開放側端面の上下方向全長にわ
たつて着脱自在に設けられた緩衝部材にて隠蔽さ
れているものである。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図、第2図において、符号1は、吊り戸本
体を示し、符号2は支持装置を示し、符号3はガ
イド装置を示し、符号4は吊り戸本体1の開閉側
両端面にもうけられた緩衝部材を示し、符号5は
自動閉鎖装置を示し、符号100は壁面を示し、
符号101は開口部を示し、符号102はランマ
パネルを示している。
吊り戸本体1は、パネル状をなし、開閉側両端
部上下方向にわたつて、緩衝部材4がとりつけら
れる係合溝11,11が設けられ、上端面には、
後記する吊り下げ片26に連結ピン12を介して
連結される吊り座13,13が形成され、閉鎖側
の端部には、前記自動閉鎖装置5の滑車51が位
置する切り欠き開口部18(第3図)が形成さ
れ、下端面にはガイド装置3が嵌合する案内溝1
4が形成されている。
支持装置2は、上部に取付溝21を、壁面10
3側に振れ止め案内溝22を有し、吊り戸本体1
の巾方向の約2倍に相当する長さに形成された支
持枠23と、該支持枠23の壁面と反対側の内面
に位置するスライド装置24より構成されてい
る。
スライド装置24は、支持枠23とほぼ同長の
補強枠241と、該補強枠241に嵌合されたほ
ぼ同長のアウターメンバー242と、アウターメ
ンバー242に、ボール、ボールリテーナーを介
してスライド自在に嵌合されたインナーメンバー
245より構成されている。
そして、インナーメンバー245には前記吊り
戸本体1の吊り座13,13に対応する戸吊り下
げ片26が固着されている。
符号27,27は、支持枠23の開閉側両端部
に固着された戸当たり受けを示し、符号28,2
8は吊り戸本体1の開閉側両端部に固着され、前
記戸当たり受け27,27に開閉時に当接する戸
当たりを示している。
符号29は、戸当たり28に取りつけられ、前
記振れ止め案内溝22内に突出する振れ止め片を
示している。
ガイド装置3は、前記吊り戸本体1の案内溝1
4内に位置する大きさで、開口部101の開放側
の床面の外側にとりつけられており、上面に前記
案内溝14よりやや小さめの回転子33が回転自
在に保持されている。
そして、吊り戸本体1が左右にスライドする時
に吊り戸本体1の下方部の前後の振れを防止す
る。
緩衝部材4はゴム等の弾性材からなり、内部が
中空で、壁面方向に向かつて順次巾方向の寸法が
大となる胴部41と、該胴部41の後面に形成さ
れた壁面側に突出する指づめ防止突部42と、前
記胴部41の吊り戸本体1側に形成された、前記
係合溝11,11に係合する係止脚片43より構
成されている。
自動閉鎖装置5は、前記吊り戸本体1の開放側
の上端面にビス止めされる滑車取付座6に回転自
在に取りつけられ、切り欠き開口部18内に臨む
滑車51と、該滑車51に掛けわたされたワイヤ
ー520と、該ワイヤー520の一端が固定され
る支持装置2に取りつけられたワイー固定座53
と、前記ワイヤー520の他端にとりつけられた
ウエイトホルダー9と、吊り戸本体1の左右への
移動に従つて、ウエイトホルダー9を戸の開放側
端部内で昇降自在に保持するガイド枠55等より
構成されている。
滑車取付座6は、滑車51が回転自在にとりつ
けられる取付面61を有する取付座62と、取付
面61の裏面にネジ止めされるワイヤー押え座6
3からなり、取付面61には、中央部を滑車51
側に膨出せしめた取付突部64が形成されてい
る。
そして、取付突部64の中心を通り、ワイヤー
520が掛けわたされる方向の線上に滑車51と
反対方向に突出せしめたワイヤー押さえ座63の
位置決め突部65が形成され、位置決め突部65
と反対側にワイヤー押さえ座63の取付螺孔66
が形成されている。
ワイヤー押さえ座63は頂部に滑車51のほぼ
4分の1円周端面を覆うワイヤー外れ止め片67
と、スライド取付面68よりなり、スライド取付
面68には、前記位置決め突部65、取付螺孔6
6を結ぶ方向に、取付螺孔66、位置決め突部6
5間より大なる寸法のスライド孔69が形成され
ている。
すなわち、ワイヤー押さえ座63は、滑車51
にワイヤー520が掛け渡された後、スライド孔
69内に位置決め突部65を位置せしめ、可能な
限りワイヤー外れ止め片67を滑車51の円周端
面に近接してネジ止めし、ワイヤー外れ止片67
によつてワイヤー520が滑車51から外れるの
を防止する。
ウエイトホルダー9は、上下に一定の間隔をも
つて設けられた螺孔91…を有する長方形のウエ
イト取付部92とウエイト取付部92の上下端部
が中央部で、互いに交わる方向に折り曲げられて
形成された回転車取付部93,93と、回転軸取
付部93,93に、ガイド枠53の各コーナー部
に端部が位置し互いに対角線上に交差して回転自
在にとりつけられた回転車94,94より構成さ
れている。
回転車94は、各コーナー部の対角線の長さよ
りやや小径で、ゴム等の弾性材料か、あるいは、
円周端面にゴム等の弾性材料が巻きつけられて構
成され、回転車94と、ガイド枠53の接触によ
つて不快な音が発生するのを防止している。
そして、ウエイト取付部92にネジ止めされる
ウエイト95の枚数を選択する事により、吊り戸
本体1の閉鎖スピードの調節が行なわれる。又、
ガイド枠55は、横断面略コ字形をなし、係合溝
11側の一部が切り欠かれ、更にこれに対応して
吊り戸本1の縦枠56の一部も切り欠かれて、ウ
エイトホルダー9が出し入れ出来るウエイト調節
孔54が係合溝11に臨んで形成されている。
ランマパネル102は、縦断面略L字形をな
し、開放側、閉鎖側の端部、及び上面を外方に傾
斜せしめ、外観上ランマパネル102が偏平な審
美感となる様工夫され、支持装置2にネジ止めさ
れる。
本考案は、上記の如く構成され、開口部101
の外側壁面上部に適宜な方法にて水平状態に支持
装置2を固定し、次に開口部101の開放側の床
面外側にガイド装置3を固定し、吊り戸本体1の
案内溝14を、ガイド装置3に嵌合し、吊り座1
3,13がスライド装置24の戸吊り下げ片26
に連結ピン等にて連結される。
次にワイヤー520の一端が既に支持装置2に
とりつけられたワイヤー固定座53に固定され、
滑車取付座6の取付座62が、吊り戸本体1の切
り欠き開口部18に滑車51が臨む様に固定さ
れ、ワイヤー520が滑車51に掛けわたされた
後、ワイヤー押さえ座63が取りつけられる。
そして、他端がガイド枠55内を通り、ウエイ
ト調節孔54から外方に導かれる。
次にこのワイヤー520の端部にウエイトホル
ダー9が連結され、ウエイト95がネジ止めさ
れ、ウエイト調節孔54よりガイド枠55内にウ
エイトホルダー9を位置せしめる。
そして、吊り戸本体1の閉鎖スピードを確認
し、必要なら再びウエイト調節孔54より、ウエ
イトホルダー9を取り出し、カエイト95の取り
外しを行なつた後、ガイド枠55内に戻し、再び
吊り戸本体1の閉鎖スピードを確認する。
この作業を繰り返し行ない、吊り戸本体1の適
当な閉鎖スピードを得る。
次に前記吊り戸本体1の開放側の端部の係合溝
11に緩衝部材4の係止脚片43を係合し、吊り
戸本体1に緩衝部材4を取付け、開放側端面に物
が置かれていたり、あるいは人が立つている時、
反対の壁面側から吊り戸本体が開放されても、物
を傷つけたり、あるいは怪我をさせたりする事の
ない様、安全上の配慮を行なうと共に、ウエイト
調節孔54を隠蔽する。
そして、次にランマパネル10が壁面固定金具
210、支持装置2、吊り戸本体1の上部を隠蔽
する様、支持装置2に取りつけられる。
《効果》 以上の如く、従来の自動閉鎖装置の錘体は、戸
枠内、あるいは、戸袋内に設けられていたが、こ
れを吊り戸本体内で昇降自在に保持する様にした
ので、吊り戸本体を吊り戸本体の支持装置に吊り
下げただけの構成、すなわち、戸袋も戸枠も必要
とせず、自動閉鎖装置の吊り戸でありながら、部
材を極力少なくする事が可能となり、安価に製作
できる。
さらに、ウエイトホルダーが出入可能なウエイ
ト調節孔を吊り戸本体の端面側に形成しているの
で、吊り戸本体の端面に着脱自在に取りつけられ
る緩衝部材にてウエイト調節孔を隠蔽する事が出
来、非常に体裁がよく、又ウエイト調節孔を隠蔽
する為の新たな部材も不必要で、結果として安価
に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のランマパネルを取り除いた状
態の正面図、第2図は第1図のA−A線断面図、
第3図は吊り戸本体の開放側上部の一部切り欠き
斜視図、第4図は滑車取付座の分解斜視図、第5
図はウエイトホルダーの斜視図、第6図は本考案
の要部横断面図である。 1……吊り戸本体、100……壁面、101…
…開口部、102……ランマパネル、2……支持
装置、4……緩衝部材、5……自動閉鎖装置、5
1……滑車、520……ワイヤー、54……ウエ
イト調節孔、9……ウエイトホルダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤーの一端に設けられたウエイトによつ
    て、常時閉鎖方向に走行性が付与せしめられた吊
    り戸における自動閉鎖装置において、一端が吊り
    戸本体の支持装置に固定され、他端が吊り戸本体
    の開放側、閉鎖側、いずれか一方の端部上端に設
    けられた滑車を介して、吊り戸本体内に導かれた
    ワイヤーに取りつけられたウエイトホルダーが吊
    り戸本体内で昇降自在に保持されると共に、吊り
    戸本体の前記滑車が位置する側の端面の一部に、
    前記ウエイトホルダーが適宜外部に出入可能なウ
    エイト調節孔がもうけられ、該ウエイト調節孔
    が、端面側より着脱自在の緩衝部材にて隠蔽され
    ている事を特徴とする吊り戸における自動閉鎖装
    置。
JP5001884U 1984-04-04 1984-04-04 吊り戸における自動閉鎖装置 Granted JPS60161276U (ja)

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JP5001884U JPS60161276U (ja) 1984-04-04 1984-04-04 吊り戸における自動閉鎖装置

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JP5001884U JPS60161276U (ja) 1984-04-04 1984-04-04 吊り戸における自動閉鎖装置

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JPS60161276U JPS60161276U (ja) 1985-10-26
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732815Y2 (ja) * 1989-11-16 1995-07-31 株式会社くろがね工作所 吊り戸における自動閉鎖装置
JP6966221B2 (ja) * 2017-05-15 2021-11-10 立川ブラインド工業株式会社 間仕切り

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5152640A (en) * 1974-10-21 1976-05-10 Kyoshi Yamada Hikidono jidoheisasochi

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5152640A (en) * 1974-10-21 1976-05-10 Kyoshi Yamada Hikidono jidoheisasochi

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