JPH03214195A - プラント監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は原子力発電プラント等のプラントにおける各種
系統の運転状態等を画面表示し、プラントの監視を行な
うためのプラント監視装置に関する。

（従来の技術） 一般に、原子力発電プラント等においては、プラントの
各種系統の運転状態をＣＲＴ画面において監視する際、
表示シンボルのパターンによりそのときの系統の運転状
態を示している。例えば、系統の運転状態に変化が起き
たときには、その系統の表示シンボルのパターンを変更
することにより運転員に示し、運転員がその表示画面を
視認することによりプラントの監視を行なっている。

しかしながら、単に表示シンボルのパターンを変更する
のみでは各種系統の運転状態を直感的に判断することは
困難であり、また系統中を流れる流体の方向を把握する
ことが困難であった。

そこで、本出願人は既に特願昭６２−１９３７６６号に
新規なプラント監視装置を開示した。このプラント監視
装置では画面表示に使用されるカラーパレットのＲＧＢ
データを動的に操作し、その結果表示画面上に動的なカ
ラー表示がなされることに特徴があった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、先に開示したプラント監視装置における
動的表示は一定周期で動的変化を行なうため、例えば配
管内に流れる流体の流量に拘らず一定の流れで表示され
る。このため、流量の度合を視覚的に捕えることができ
なかった。

本発明は上記の事情を考慮してなされたもので、流量等
の物理量に応して動的表示の変化速度を切り換え、流量
等度合を視覚的に認識することができるプラント監視装
置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、本発明はプラントの各種
系統の運転状態等に関するプラントデータを入力するプ
ラントデータ入力装置と、このプラントデータ入力装置
が入力したプラントデータに基づいて各種機器や配管の
運転状態を判断する状態判断装置と、この状態判断装置
からの状態判断信号に基づいて表示内容を制御する表示
制御装置と、この表示制御装置からの表示制御信号によ
り上記機器や配管の運転状態についての画面表示を行な
う表示装置と、この表示装置がカラー表示を行なうため
に用いるカラーパレットと、このカラーパレットのＲＧ
Ｂデータを複数の異なる周期で動的に操作するカラーパ
レット制御装置とを具備してなるものである。

（作用） プラントの各種系統の運転状態に関するプラントデータ
がプラントデータ入力装置に入力され、このプラントデ
ータに基づいて状態判断装置が各種機器や配管の運転状
態を判断する。そして、状態判断装置からの状態判断信
号に基づいて表示制御装置が表示内容を制御すると共に
、この表示制御装置からの表示制御信号により表示装置
が上記機器や配管の運転状態について画面表示を行なう
。

画面表示の際にはカラーパレットを用いてカラー表示が
行なわれる。カラーパレット制御装置はカラーパレット
のＲＧＢデータを複数の異なる周期で動的に操作する。

したがって、表示制御装置は配管中を流れる流体の流量
等により、表示画面に異なる周期で動的なカラー表示を
行なうことができ、この表示画面を視認することにより
流体の流量等を直感的に判断することができる。

（実施例） 本発明に係るプラント監視装置の一実施例について添付
図面を参照して説明する。

プラント監視装置は原子力発電プラントの監視装置とし
て好適に用いられ、第１図に示すように、プラント１か
らのプラントデータ２を入力するプラントデータ入力装
ａ３と、このプラントデータ入力装置３からのプラント
データ２に基づいて各種機器や配管の運転状態を判断す
る状態判断装置４と、この状態判断装置４からの状態判
断信号５に基づいて表示内容を制御する表示制御装置６
と、この表示制御装置６からの表示制御信号７により上
記機器や配管の運転状態についての画面表示を行なう表
示装置８と、この表示装置８がカラー表示を行なうため
に用いるカラーパレット９と、このカラーパレット９の
ＲＧＢデータを複数の異なる周期で動的に操作するカラ
ーパレット制御装置１０とを具備する。

プラントデータ２にはプラントの各種系統の機器の動作
状態や配管内の蒸気や水等の流体の流れの状態に関する
データが信号として含まれる。

状態判断装置４は、プラントデータ入力装置３からのプ
ラントデータ２に基づいて各機器が動作中かあるいは停
止中か、また各配管内を流体がどれ位流れているかとい
った内容について判断するようになっている。

表示制御装置［６はその判断結果を状態判断信号５とし
て入力し、その状態判断信号５に基づいて機器が停止中
である場合や配管に流体が流れていない場合にはカラー
パレット９のＲＧＢデータが固定されたカラーテーブル
を使用し、機器が動作中、あるいは配管内に流体が流れ
ているといった場合には、カラーパレット制御装置１０
によりＲＧＢデータが動的に操作されているカラーテー
ブルを使用して表示制御信号７を出力する。

表示装置８は表示制御装置６からの表示制御信号７を入
力して、その表示制御信号７に基づいて機器や配管のシ
ンボルを画面表示する。カラーパレット９は表示装置８
がカラー表示を行なうときに使用する色の対応テーブル
であり、ＲＧＢデータの組合せにより自由に色を設定す
ることができるようになっている。

第２図はカラーパレット９が持つＲＧＢデータのテーブ
ルの一例を表にしたものである。第２図においてインデ
ックスのａ１〜Ｃ３は表示制御装置６が表示装置８に描
画命令を送るときに使用する識別値であり、表示装置８
は描画命令に基づいてカラーパレット９のａ１〜Ｃ３の
位置に記述されているＲ、　Ｇ、　　Ｈの値の組合せに
より表示色を決定するようになっている。

つまり、表示制御装置６が所定の描画命令を表示制御信
号７として表示装置８に送る際に、所定の部分の色を示
す識別値をａｌ−とすると、表示装置８はカラーパレッ
ト９のａｌの位置にあるＲｌＧ、　　Ｂの値、すなわち
、Ｒ＝５０、Ｇ＝２００、Ｂ＝２００により色の表示を
行なう。なお、これらの値はＲ，Ｇ、　　Ｂのそれぞれ
の輝度を示す値である。

また、カラーパレット９は、第２図に示すように、同じ
値を持つテーブルの組を複数有する。すなわち、ａ１〜
ｃｌ、ａ２〜ｃ２．ａ３〜ｃ３は同じ値をそれぞれ持つ
テーブルの組合せであり、ａ、１＝ａ２＝ａ３、ｂｌ＝
ｂ２＝ｂ３、ｃ　１．　＝　ｃ２＝ｃ３となっている。

カラーパレット制御装置１０は上記カラーパレット９の
ＲＧＢデータを動的に操作するようになっている。すな
わち、カラーパレット制御装置１０は第３図に示すよう
な処理を行なう。まず、ステップ３１ではインデックス
ａ１のＲＧＢデータをインデックスＣ１のＲＧＢデータ
に置き換える。

次に、インデックスｂ１のＲＧＢデータをインデックス
ａ１が持っていたＲＧＢデータに置き換える。さらに、
インデックスｃ１のＲＧＢデータをインデックスｂ１が
持っていたＲＧＢデータに置き換える。これと同様な処
理をステップ３２においては、ａ２．ｂ２．ｃ２に対し
て行ない、ステップ３３においてはａ３．ｂ３．ｃ３に
対して行なう。この処理により、カラーパレット９が有
するテーブルのＲＧＢデータは、それぞれ別のインデッ
クスに置き換わる。

また、ステップ３４はステップ３２の処理を１回置きに
行なうような処理であり、ステップ３５はステップ３３
の処理を２回置きに行なうような処理である。これらの
処理は周期的に実行する。

上記処理により表示装置８がこのカラーパレット９を用
いて描画を行なった場合、３色のカラーが動的に変化し
て見える。また、使用するテーブルによって動的変化の
速度を変えることができる。

次に作用について説明する。

プラント１の各種系統の運転状態に関するプラントデー
タ２がプラントデータ入力装置３を介して状態判断装置
４に入力されると、状態判断装置４はそのプラントデー
タ２に基づいて各種機器の運転状態や配管を流れる流体
の状態を判断する。

表示制御装置６は状態判断装置４からの状態判断信号５
に基づき、画面に表示すべき機器や配管の状態に応じて
、カラーパレット９のどのテーブルを使用するかを決定
し表示制御信号７として表示装置８へ出力する。上述し
たように、カラーパレット９のインデックスａ１〜ｃｌ
、ａ２〜ｃ２゜ａ３〜ｃ３はそれぞれ組であり、異なる
周期でそれぞれ動的な変化が行なわれ、ａ１〜Ｃ１は毎
周期、ａ２〜Ｃ２は１回置き、ａ３〜Ｃ３は２回置きに
変化する。すなわち、１番早い変化が行なわれるのはａ
１〜Ｃ１であり、次にａ２〜Ｃ２、ａ３〜Ｃ３となる。

したがって、早い変化の状態を表示したいときにはａ１
〜Ｃ１のテーブルを使用しく第４図（Ａ））、遅い変化
の状態を表示したいときにはａ３〜Ｃ３のテーブルを使
用しく第４図（Ｃ））　、中間であればａ２〜ｃ２のテ
ーブルを使用する（第４図（Ｂ））。

表示装置８は表示制御信号７を入力し、これに従って機
器や配管のシンボルをカラーパレット９を用いてカラー
画像として画面表示する。

このように上記実施例によれば、カラーパレット制御装
置】０がカラーパレット９のＲＧＢデータを複数の異な
る周期で変化させ、表示制御装置６が機器や配管の状態
によってカラーパレット９のテーブルを選択して表示す
るため、表示装置８の表示画面には動的で、かつ表示シ
ンボルによって変化の異なるカラー表示が表われる。し
たがって、運転員は表示装置８の表示画面を視認するこ
とにより、機器の運転状態や、配管を流れる流体の流量
の度合等を視覚的に捕えることができ、適切なプラント
の監視を行なうことができる。

〔発明の効果〕

本発明に係るプラント監視装置は、プラントの各種系統
の運転状態等に関するプラントデータを入力するプラン
トデータ入力装置と、このプラントデータ入力装置が入
力したプラントデータに基づいて各種機器や配管の運転
状態を判断する状態判断装置と、この状態判断装置から
の状態判断信号に基づいて表示内容を制御する表示制御
装置と、この表示制御装置からの表示制御信号により上
記機器や配管の運転状態についての画面表示を行なう表
示装置と、この表示装置がカラー表示を行なうために用
いるカラーパレットと、このカラーパレットのＲＧＢデ
ータを複数の異なる周期で動的に操作するカラーパレッ
ト制御装置とを具備したから、各種系統の機器や配管の
状態を動的に表示し、かつそれらの機器や配管の状態に
応じて動的表示の変化速度を変えることができる。した
がって、プラントの運転員が表示装置の表示画面を視認
することにより、各種系統の機器や配管の状態を直感的
に判断することができ、適切なプラントの監視を行なう
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプラント監視装置の一実施例を示
すブロック構成図、第２図は上記実施例におけるカラー
パレットが持っＲＧＢデータの一例を示す図、第３図は
上記実施例におけるカラパレット制御装置が行なう処理
を示すフロー図、第４図（Ａ）、　　（Ｂ）、　　（Ｃ
）は上記実施例における表示制御装置の作用を示す図で
ある。 １・・・プラント、２・・・プラントデータ、３・・・
プラントデータ入力装置、４・・・状態判断装置、５・
・・状態判断信号、６・・・表示制御装置、７・・・表
示制御信号、８・・・表示装置、９・・・カラーパレッ
ト、１０・・・カラーパレット制御装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　プラントの各種系統の運転状態等に関するプラントデ
   ータを入力するプラントデータ入力装置と、このプラン
   トデータ入力装置が入力したプラントデータに基づいて
   各種機器や配管の運転状態を判断する状態判断装置と、
   この状態判断装置からの状態判断信号に基づいて表示内
   容を制御する表示制御装置と、この表示制御装置からの
   表示制御信号により上記機器や配管の運転状態について
   の画面表示を行なう表示装置と、この表示装置がカラー
   表示を行なうために用いるカラーパレットと、このカラ
   ーパレットのＲＧＢデータを複数の異なる周期で動的に
   操作するカラーパレット制御装置とを具備してなること
   を特徴とするプラント監視装置。