JPH0321352B2 - - Google Patents

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JPH0321352B2
JPH0321352B2 JP56144348A JP14434881A JPH0321352B2 JP H0321352 B2 JPH0321352 B2 JP H0321352B2 JP 56144348 A JP56144348 A JP 56144348A JP 14434881 A JP14434881 A JP 14434881A JP H0321352 B2 JPH0321352 B2 JP H0321352B2
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JP
Japan
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layer
dissolving
glaze
thick
substrate
Prior art date
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Application number
JP56144348A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5845972A (ja
Inventor
Hideo Taniguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP56144348A priority Critical patent/JPS5845972A/ja
Publication of JPS5845972A publication Critical patent/JPS5845972A/ja
Publication of JPH0321352B2 publication Critical patent/JPH0321352B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N97/00Electric solid-state thin-film or thick-film devices, not otherwise provided for

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はサーマルプリンタヘツドの製造方法
に関する。
従来、この種のサーマルプリンタヘツドは、一
般に、セラミツク製の基板の表面にグレーズ層を
設け、この表面に一対の導電層を、又両導電層に
またがつて発熱体となる抵抗層をそれぞれ形成し
た構成はよく知られている。しかしこのような構
成によると抵抗層で発生した熱がグレーズ層、基
板を通つて外部に逃げるので、プリントに必要な
熱の発生に際しては、外部に逃げる熱を見越して
発生させる必要があり、それだけ多量のエネルギ
ーを供給しなければならない。
これを改善するために、発熱体の裏面と基板と
の間に空間を設けて抵抗層からの熱が基板に向け
て逃げにくいようにすることが考えられている。
そのための構成として基板の表面に高融点鉛ガ
ラスからなる板を円弧状に形成した台を伏せるよ
うに載置し、その両端を低融点鉛ガラスによつて
基板の表面に固着し、この台の円弧表面に沿つて
抵抗層を、又その両端に一対の導電層を形成する
ことによつて空所を構成したもの、或いは、基板
の表面のガラスグレーズをエツチング液により、
エツチングして溝を形成し、この溝にホトレジス
トを埋め込んでおき、抵抗体、保護膜を形成した
後、前記ホトレジストを除去液により溶解させて
空洞を形成するもの等が知られている。
しかるに、前者は、高融点鉛ガラスからなる板
を円弧状に加工成形しなければならないばかりで
なく、その大きさは0.5〜1mm、幅5〜10mmとい
つた極めて微細なものであるから、その成形加工
が一層困難となるといつた欠点がある。
また、後者は、エツチングによつて基板の表面
を加工して溝を形成し、この溝にホトレジストを
埋め込んでおいてから、抵抗体形成後にそのホト
レジストを溶解除去するものであるから、溝を形
成する工程が必要となり、工程が複雑化するばか
りか、溝を形成するには高度な微細加工技術を要
するという問題があつた。
この発明は、このような欠点を伴わない簡便な
方法により所望の空所を設けることのできるサー
マルプリンタヘツドの製造方法を提供するもので
ある。
第1図は、発熱体の裏面と基板との間に空所が
設けられた本発明方法に製造されたサーマルプリ
ンタヘツドを示すもので、1はセラミツクなどか
らなる基板、2はその表面に突条状に形成された
グルーズ層(厚み約50μm)で、これは非晶質ガ
ラス或いは結晶化ガラス等からなり、ここではス
クリーン印刷による厚膜によつて構成されてあ
る。3はグレーズ層2の両側に互いに相対して設
けられた導電層で、Au等による厚膜(厚さ約50μ
m)からなり、4は両導電層3にまたがつてその
表面に設けられたRuO2等の厚膜(厚み約30μm)
からなる抵抗器、5はたとえばガラス等からなる
保護膜(厚み約10μm)である。
このように構成されたサーマルヘツドはグレー
ズ層2の底面のうち、発熱体部分となる両導電層
間の抵抗層部分4Aの下方の底面部分が、基板1
の表面と接しないように空所6が形成されてお
り、この空所6によりグレーズ層2の底面が基板
1の表面に接しないようになつている。
これによつて抵抗層部分4Aからの熱は表面に
接する感熱紙を加熱するべく有効に利用されるこ
とになる。したがつて空所6を形成しない場合よ
りも供給電力を低減されることができるようにな
る。
つぎに、このようなサーマルプリンタヘツドを
製造するための製造方法、即ち、この発明の製造
方法を第2図以降の各図を参照して説明する。
まずセラミツク基板1の表面に第2図のように
たとえばAg(又はその合金)ペーストを印刷焼成
して厚み約5μmのAgの膜による溶解層7を形成
する。溶解層7が後記するように溶解され、その
溶解したあとに前記した空所6が形成されるので
ある。ついで第3図の断面図、第4図の平面図に
示すように膜7をまたぐようにしてグレーズ層2
を印刷焼成して厚み約50μmの膜厚によつて形成
する。そしてこのグルーズ層2の両側に第5図の
断面図、第6図の平面図に示すようにAu等によ
る一対の導電層3を厚膜によつて形成する。
そのあと抵抗層4を導電層3の表面にまたがつ
て厚み30μm程度の厚膜によつて形成する(第7
図、第8図参照)。そしてこのあと抵抗層4の表
面を覆うように保護膜5を厚膜によつて第9図、
第10図に示すように形成する。
以上のようにして各層又は膜を形成したあと、
溶解層7を溶解する。このときの溶解液としては
溶解層のみを溶解し、他の膜又は層を溶解しない
ものが必要である。又溶解層7の表面にグレーズ
層その他が印刷焼成によつて形成されるので、溶
解層として耐熱性であることが要求される。その
意味では溶解層7をAg又はその合金によつて形
成した場合はこれは耐熱性を具備しているので都
合がよく、又このときの溶解液としてはたとえば
HNO3が適当である。この溶解液は導電層である
Au、抵抗層であるRuO2を溶解しないので都合が
よい。
また、各平面図に示すように溶解層の端部7A
はグレーズ層の両側から外部に露出するように形
成されていることが必要である。もし露出してい
ないと溶解液に浸漬しても溶解層は溶解液に接し
ないため溶解されないからである。
溶解層7の溶解は、保護膜5を形成したあとで
行なう必要はない。少なくともグレーズ層2を形
成したあとであればいつでもよい。
溶解層7の溶解によつて、溶解層7の位置に第
1図に示すような空所6がグレーズ層2の底面に
形成されるようになる。
以上の実施例は導電層、抵抗層を厚膜とした構
成であつたが、これらを薄膜とした場合でもこの
発明は適用される。第11図に示す実施例はその
例を示し、基板1の表面に厚膜(厚さ約50μm)
のグレーズ層2を形成し、その表面にまたがつて
厚さ約0.1μmの薄膜による抵抗層14を、又その
両側に厚さ約1μmの薄膜による導電層13の一
対をそれぞれ形成する。そしてこれらの表面に厚
さ約5μmの薄膜による保護膜(たとえばTa2O5
SiO2等)15を形成する。これらの各薄膜は蒸
着又はスパツタリングにより行なうことは周知の
とおりである。この実施例においても、グレーズ
層2の底面に空所6を形成する。
第12図以降の各図によつて第11図の構成の
ための製造法を説明すると、セラミツク基板1の
表面に厚み約5μmのAg等からなる溶解層7を形
成(第12図参照。)し、ついで第13図のよう
に溶解層7をまたいでグレーズ層2を厚膜により
形成する。そのあとグレーズ層2の表面に抵抗層
14を、又その両側に導電層13をそれぞれ薄膜
により形成(第14図、第15図参照。)してか
らその表面を保護膜15で覆う(第16図参
照。)。そして溶解層7を溶解液で溶解除去すれば
よい。
なお以上の各実施例において溶解層7として
Agの代わりにCu又はその合金が使用でき、この
場合の溶解液として例えばFeCl3が使用できる。
以上詳述したようにこの発明によれば、予め溶
解層を形成し、グレーズ層の形成以後に、これを
溶解するようにしたので、グレーズ層の底面と基
板との間に極めて簡単に空所を形成することがで
き、基板への熱の逃げを防止することが可能なサ
ーマルプリントヘツドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造方法によつて製造され
たサーマルプリントヘツドの断面図、第2図ない
し第10図はこの発明の一実施例の工程を示す断
面図及び平面図、第11図はこの発明の他の製造
方法によつて製造されたサーマルプリンタヘツド
の断面図、第12図ないし第16図はこの発明の
他の実施例の工程を示す図面図である。 1……基板、2……グレーズ層、3,13……
導電層、4,14……抵抗層、6……空所、7…
…溶解層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基板の表面に耐熱性を有する溶解層を印刷焼
    成によつて形成し、 前記溶解層の上部に突条状で厚膜のグレーズ層
    を印刷焼成により形成し、さらに該グレーズ層の
    表面には、導電層と、当該導電層により発熱され
    る発熱体としての抵抗層とを順次形成するサーマ
    ルプリンタヘツドの製造方法において、 前記グレーズ層の形成時には、当該グレーズ層
    は前記溶解層の端部が外部に露出するように溶解
    層をまたいで配設され、 前記グレーズ層の形成後に、該グレーズ層およ
    び前記導電層ならびに前記抵抗層を溶解しない溶
    解液によつて、前記端部から前記溶解層のみを溶
    解してその跡に空所を形成することを特徴とする
    サーマルプリンタヘツドの製造方法。
JP56144348A 1981-09-12 1981-09-12 サ−マルプリンタヘッドとその製造法 Granted JPS5845972A (ja)

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JPS5845972A JPS5845972A (ja) 1983-03-17
JPH0321352B2 true JPH0321352B2 (ja) 1991-03-22

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ID=15360008

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8179447B2 (en) 2007-03-16 2012-05-15 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus having blur correction mechanism

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