JPH0667629B2 - サ−マルプリントヘツド - Google Patents
サ−マルプリントヘツドInfo
- Publication number
- JPH0667629B2 JPH0667629B2 JP60223983A JP22398385A JPH0667629B2 JP H0667629 B2 JPH0667629 B2 JP H0667629B2 JP 60223983 A JP60223983 A JP 60223983A JP 22398385 A JP22398385 A JP 22398385A JP H0667629 B2 JPH0667629 B2 JP H0667629B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glaze layer
- print head
- thermal print
- void
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/335—Structure of thermal heads
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はサーマルプリントヘッドに関する。
（従来の技術） 周知のようにこの種サーマルプリントヘッドは、セラミ
ック製の基板の表面にグレーズ層を設け、このグレーズ
層の表面に発熱部を設置することによって構成される。
この構成において発熱部が発熱したとき、その熱がグレ
ーズ層を介して基板側に熱放散されていくようなことが
あると、発熱部が所定の温度にまで上昇するのに長い時
間を必要とし、そのため熱応答に時間遅れが生じるよう
になり、これが印字速度を制限する原因ともなる。
ック製の基板の表面にグレーズ層を設け、このグレーズ
層の表面に発熱部を設置することによって構成される。
この構成において発熱部が発熱したとき、その熱がグレ
ーズ層を介して基板側に熱放散されていくようなことが
あると、発熱部が所定の温度にまで上昇するのに長い時
間を必要とし、そのため熱応答に時間遅れが生じるよう
になり、これが印字速度を制限する原因ともなる。
これを避けるためにグレーズ層として、できるだけ熱伝
導率の小さいものを使用するようにしているが、その材
質に制限を受けるため、或る程度を超えて熱伝導の低下
を期待することはほとんど不可能である。
導率の小さいものを使用するようにしているが、その材
質に制限を受けるため、或る程度を超えて熱伝導の低下
を期待することはほとんど不可能である。
（発明が解決しようとする問題点） この発明はグレーズ層の表面に設置される発熱部からの
熱が、基板側に熱放散されるのを極力回避することを目
的とする。
熱が、基板側に熱放散されるのを極力回避することを目
的とする。
（問題点を解決するための手段） この発明は基板の表面にグレーズ層を設け、前記グレー
ズ層の表面に発熱部を設置してなるサーマルプリントヘ
ッドにおいて、前記グレーズ層の内部に空気層を形成す
るための空所を、発熱部の設置箇所の直下から外れた箇
所に設けたことを特徴とする。またこの発明は前記空所
を複数設けたことを特徴とする。
ズ層の表面に発熱部を設置してなるサーマルプリントヘ
ッドにおいて、前記グレーズ層の内部に空気層を形成す
るための空所を、発熱部の設置箇所の直下から外れた箇
所に設けたことを特徴とする。またこの発明は前記空所
を複数設けたことを特徴とする。
空気の熱伝導率に比較してグレーズすなわちガラスのそ
れは、数百倍といった極めて大きな値を呈する。したが
って空気層が形成される空所がグレーズ層の内部に存在
していると、これが存在していない場合に比較してグレ
ーズ層の熱伝導率は等価的に小さい値となる。そのため
発熱部からの熱は基板側に放散しにくくなるようにな
る。
れは、数百倍といった極めて大きな値を呈する。したが
って空気層が形成される空所がグレーズ層の内部に存在
していると、これが存在していない場合に比較してグレ
ーズ層の熱伝導率は等価的に小さい値となる。そのため
発熱部からの熱は基板側に放散しにくくなるようにな
る。
（実施例） この発明の実施例を図によって説明すると、１はたとえ
ばアルミナなどのセラミックからなる基板、２は基板１
の表面に、印刷などによって設けられたグレーズ層、３
はグレーズ層２の表面に設置されてある抵抗体のような
発熱部である。なお実際にはこのほかリード、保護層な
どが設けられるが、図では省略してある。
ばアルミナなどのセラミックからなる基板、２は基板１
の表面に、印刷などによって設けられたグレーズ層、３
はグレーズ層２の表面に設置されてある抵抗体のような
発熱部である。なお実際にはこのほかリード、保護層な
どが設けられるが、図では省略してある。
以上の構成は従来のものと特に相違するところはない
が、この発明にしたがいグレーズ層２の内部に、空気層
を形成するための空所４を設ける。このような空所４が
存在すると、空気の熱伝導率がグレーズ層のそれに比較
してはるかに小さいので、グレーズ層２の熱伝導率は等
価的に極めて小さい値となる。これによって発熱部３か
らの熱が基板１側に可及的に放散しにくくなる。
が、この発明にしたがいグレーズ層２の内部に、空気層
を形成するための空所４を設ける。このような空所４が
存在すると、空気の熱伝導率がグレーズ層のそれに比較
してはるかに小さいので、グレーズ層２の熱伝導率は等
価的に極めて小さい値となる。これによって発熱部３か
らの熱が基板１側に可及的に放散しにくくなる。
前記した空所４の形成のためには次のようにするとよ
い。すなわち最初に基板１の表面に可燃性のシートたと
えば紙、繊維のような有機物質からなるシート（フイル
ム類をも含む。）をのせておき、これを覆うようにガラ
スペーストを印刷する。そしてこのペーストを焼成して
グレーズ層を形成する。この焼成時前記したシートは燃
焼してしまうので、そのあとに空所４が残るようにな
る。
い。すなわち最初に基板１の表面に可燃性のシートたと
えば紙、繊維のような有機物質からなるシート（フイル
ム類をも含む。）をのせておき、これを覆うようにガラ
スペーストを印刷する。そしてこのペーストを焼成して
グレーズ層を形成する。この焼成時前記したシートは燃
焼してしまうので、そのあとに空所４が残るようにな
る。
なお空所４の内部には空気層が形成されることが必要で
あるから、前記のように基板の方面にのせられた可燃性
のイートの両端または一端を残しガラスペーストを印刷
してグレーズ層を形成することが望ましい。
あるから、前記のように基板の方面にのせられた可燃性
のイートの両端または一端を残しガラスペーストを印刷
してグレーズ層を形成することが望ましい。
グレーズ層２表面の発熱部３には、熱印刷時にプラテン
の押し付けによって荷重が加わるので、空所４の存在に
よってグレーズ層２の機械的強度が低下するのは好まし
くない。これを回避するため、この発明では図のように
この発熱部３の直下から外れた箇所に設置する。また空
所４は１箇所のみに設けてもよいが、図のように複数箇
所に設けてもよい。このように複数箇所に設けた場合
は、グレーズ層２による蓄熱量を調整することが可能と
なる。なおグレーズ層２の機械的強度の維持の目的から
空所４の高さとしては、グレーズ層２の高さの約20％程
度とするとよい。
の押し付けによって荷重が加わるので、空所４の存在に
よってグレーズ層２の機械的強度が低下するのは好まし
くない。これを回避するため、この発明では図のように
この発熱部３の直下から外れた箇所に設置する。また空
所４は１箇所のみに設けてもよいが、図のように複数箇
所に設けてもよい。このように複数箇所に設けた場合
は、グレーズ層２による蓄熱量を調整することが可能と
なる。なおグレーズ層２の機械的強度の維持の目的から
空所４の高さとしては、グレーズ層２の高さの約20％程
度とするとよい。
（発明の効果） 以上詳述したようにこの発明によれば、グレーズ層の内
部に空所を設けるだけの簡単な構成によって、基板側へ
の熱の放熱を従来よりも極力制限することができるの
で、熱応答性が改善され、ひいては印字速度の高速化お
よび使用電力の低減が可能となるし、更に空所を発熱部
の直下から外れた箇所に設けたことにより、空所を設け
たことによるグレーズ層の機械的強度の低下が回避でき
るし、及び空所を複数設けたことにより、グレーズ層に
よる蓄熱量の調整が可能となるといった効果を奏する。
部に空所を設けるだけの簡単な構成によって、基板側へ
の熱の放熱を従来よりも極力制限することができるの
で、熱応答性が改善され、ひいては印字速度の高速化お
よび使用電力の低減が可能となるし、更に空所を発熱部
の直下から外れた箇所に設けたことにより、空所を設け
たことによるグレーズ層の機械的強度の低下が回避でき
るし、及び空所を複数設けたことにより、グレーズ層に
よる蓄熱量の調整が可能となるといった効果を奏する。
図はこの発明の実施例を示す拡大断面図である。 １……基板、２……グレーズ層、３……発熱部、４……
空所、
空所、
Claims (2)
- 【請求項１】基板の表面にグレーズ層を設け、前記グレ
ーズ層の表面に発熱部を設置してなるサーマルプリント
ヘッドにおいて、前記グレーズ層の内部に空気層を形成
するための空所を、前記発熱部の設置箇所の直下から外
れた箇所に設けてなるサーマルプリントヘッド。 - 【請求項２】空所を複数箇所に設けてなる特許請求の範
囲第１項記載のサーマルプリントヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60223983A JPH0667629B2 (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | サ−マルプリントヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60223983A JPH0667629B2 (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | サ−マルプリントヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6283155A JPS6283155A (ja) | 1987-04-16 |
| JPH0667629B2 true JPH0667629B2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=16806738
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60223983A Expired - Fee Related JPH0667629B2 (ja) | 1985-10-08 | 1985-10-08 | サ−マルプリントヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0667629B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5200760A (en) * | 1990-09-28 | 1993-04-06 | Tohoku Pioneer Electronic Corporation | Thermal head for a thermal printer |
| KR100619785B1 (ko) * | 2005-05-16 | 2006-09-06 | 엘지전자 주식회사 | 오일분리기 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5611281A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-04 | Fujitsu Ltd | Thermal head |
| JPS5845972A (ja) * | 1981-09-12 | 1983-03-17 | Rohm Co Ltd | サ−マルプリンタヘッドとその製造法 |
-
1985
- 1985-10-08 JP JP60223983A patent/JPH0667629B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6283155A (ja) | 1987-04-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |