JPH032127Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH032127Y2 JPH032127Y2 JP1985062449U JP6244985U JPH032127Y2 JP H032127 Y2 JPH032127 Y2 JP H032127Y2 JP 1985062449 U JP1985062449 U JP 1985062449U JP 6244985 U JP6244985 U JP 6244985U JP H032127 Y2 JPH032127 Y2 JP H032127Y2
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- JP
- Japan
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- rock wool
- roots
- molded
- water
- holes
- Prior art date
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- Expired
Links
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Classifications
-
- Y02P60/216—
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Hydroponics (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は植物栽培用の人口培地、具体的には
成形ロツクウールを合成樹脂フイルム等で包んだ
ロツクウール培地に関する。
成形ロツクウールを合成樹脂フイルム等で包んだ
ロツクウール培地に関する。
〈従来の技術〉
一般に成形ロツクウールは乾燥状態で93〜94%
程度の気相を保有するところから、かかる成形ロ
ツクウールに植物苗を植え、その植物の必要とす
る水と肥料を与えてやれば、、気相の豊かな人口
培地たらしめることができるということで、近
来、ロツクウール培地が脚光をあびるようになつ
てきた。成形ロツクウールを合成樹脂フイルム等
で包む理由は、施した潅水が無駄に流出したり揮
散したりさせず、且つ成形ロツクウールを乾燥せ
ないためであつて、通常は成形ロツクウールを個
別に包んだり、或いは長尺のフイルム上に複数個
の成形ロツクウールを一列に並べたのちそのフイ
ルム両端部を洗濯ばさみ等でつまんで重ね合わせ
るといつた手段が採用されている。
程度の気相を保有するところから、かかる成形ロ
ツクウールに植物苗を植え、その植物の必要とす
る水と肥料を与えてやれば、、気相の豊かな人口
培地たらしめることができるということで、近
来、ロツクウール培地が脚光をあびるようになつ
てきた。成形ロツクウールを合成樹脂フイルム等
で包む理由は、施した潅水が無駄に流出したり揮
散したりさせず、且つ成形ロツクウールを乾燥せ
ないためであつて、通常は成形ロツクウールを個
別に包んだり、或いは長尺のフイルム上に複数個
の成形ロツクウールを一列に並べたのちそのフイ
ルム両端部を洗濯ばさみ等でつまんで重ね合わせ
るといつた手段が採用されている。
使用に当つては、もしも成形ロツクウールが乾
燥したままであると、その上に植えた植物苗の上
方から水をかけた場合に、、その水は成形ロツク
ウールの極く限られた一部に水道を作り、その水
道を通つて底にまで直行するだけで、成形ロツク
ウール全体には拡がつてくれず、これでは植物栽
培用の人口培地として不適当であるから、一旦水
中に浸漬したり、或いは全体に均一に散水したり
して、成形ロツクウールを濡らしたうえ使用して
いた。
燥したままであると、その上に植えた植物苗の上
方から水をかけた場合に、、その水は成形ロツク
ウールの極く限られた一部に水道を作り、その水
道を通つて底にまで直行するだけで、成形ロツク
ウール全体には拡がつてくれず、これでは植物栽
培用の人口培地として不適当であるから、一旦水
中に浸漬したり、或いは全体に均一に散水したり
して、成形ロツクウールを濡らしたうえ使用して
いた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
上記した従来のロツクウール培地を使つて植物
を生育させ、これを切断して根群の発育様相を観
察してみると、成形ロツクウール中を伸びる根に
は殆んど根毛がない丸坊子の根であところから、
所謂水中根と同類で、成形ロツクウールの孔〓空
間はすつかり水で占有されてしまつていて、孔〓
空間に保有していた空気は追い出されてしまい、
根は水中にあるのと同じ状態下におかれているこ
とがわかる。これでは水による溶存酸素の供給が
不足すると根は腐敗し始めるし、また根の呼吸で
生じた炭酸ガスの排出が悪いため、炭酸ガス濃度
が高くなることによつて無気呼吸状態になつてし
まうという欠点がある。
を生育させ、これを切断して根群の発育様相を観
察してみると、成形ロツクウール中を伸びる根に
は殆んど根毛がない丸坊子の根であところから、
所謂水中根と同類で、成形ロツクウールの孔〓空
間はすつかり水で占有されてしまつていて、孔〓
空間に保有していた空気は追い出されてしまい、
根は水中にあるのと同じ状態下におかれているこ
とがわかる。これでは水による溶存酸素の供給が
不足すると根は腐敗し始めるし、また根の呼吸で
生じた炭酸ガスの排出が悪いため、炭酸ガス濃度
が高くなることによつて無気呼吸状態になつてし
まうという欠点がある。
この考案は、ロツクウールの優れた気相率によ
つて良好な人口培地が得られるであろうという当
初の期待とは全く裏腹に、実際には、水の担持体
としての役割しか果していない従来の欠点に鑑
み、、真に優れた人口培地たらしめるべく工夫し
たものである。
つて良好な人口培地が得られるであろうという当
初の期待とは全く裏腹に、実際には、水の担持体
としての役割しか果していない従来の欠点に鑑
み、、真に優れた人口培地たらしめるべく工夫し
たものである。
〈問題点を解決するための手段〉
この考案では、成形ロツクウールの縦方向に適
宜ピツチで貫通溝を穿孔するのである。こうする
ことによつて、成形ロツクウール部分は上述した
理由からその孔隙空間に水が入り込んでいても、
根への酸素供給および根の呼吸によつて発生した
炭酸ガス排出のための流通路は上記貫通溝によつ
て確保されることになるし、また、その貫通溝の
内周面個所を、毛根の発育にとつて極めて最適な
湿つた空気層形成個所とする。
宜ピツチで貫通溝を穿孔するのである。こうする
ことによつて、成形ロツクウール部分は上述した
理由からその孔隙空間に水が入り込んでいても、
根への酸素供給および根の呼吸によつて発生した
炭酸ガス排出のための流通路は上記貫通溝によつ
て確保されることになるし、また、その貫通溝の
内周面個所を、毛根の発育にとつて極めて最適な
湿つた空気層形成個所とする。
〈実施例〉
図示の例は、1個の成形ロツクウール1を黒色
のポリエチレンフイルムやシート或いは発泡体と
いつた合成樹脂フイルム2等で包んだものである
が、前述したように複数の成形ロツクウールを長
尺の合成樹脂フイルムで包み、フイルム両端部を
クランプしたものでもよい。
のポリエチレンフイルムやシート或いは発泡体と
いつた合成樹脂フイルム2等で包んだものである
が、前述したように複数の成形ロツクウールを長
尺の合成樹脂フイルムで包み、フイルム両端部を
クランプしたものでもよい。
一般に成形ロツクウール1は厚さ3〜20cm、巾
10〜40cm、長さ20〜150cm程度に裁断されたブロ
ツク状のものである。従来はそのまま使用してい
たが、、この考案では加工容易なパンチ孔として、
符号3で示す貫通溝を縦方向に多数あけている点
で相異する。貫通溝3は丸孔等その形状は問わな
い。また、縦方向とは厳密に垂直という意味では
なく、多少傾斜していても差し支えない。
10〜40cm、長さ20〜150cm程度に裁断されたブロ
ツク状のものである。従来はそのまま使用してい
たが、、この考案では加工容易なパンチ孔として、
符号3で示す貫通溝を縦方向に多数あけている点
で相異する。貫通溝3は丸孔等その形状は問わな
い。また、縦方向とは厳密に垂直という意味では
なく、多少傾斜していても差し支えない。
貫通溝3が丸孔ならば直径5〜20mm程度、その
ピツチは普通1〜5cm程度である。
ピツチは普通1〜5cm程度である。
使用法は従来と何等変わりはない。図示の例で
いうと、、植物苗4が植えられる個所に当る合成
樹脂フイルム2部分を切欠して該部分に植物苗4
を載置し、ナイフで排出用スリツト5を形成す
る。使用に当り成形ロツクウール1全体を濡らし
ても、或いは使用中、排出用スリツト5から下方
に水が貯留されても、貫通溝3内までも水が充満
するということはない。
いうと、、植物苗4が植えられる個所に当る合成
樹脂フイルム2部分を切欠して該部分に植物苗4
を載置し、ナイフで排出用スリツト5を形成す
る。使用に当り成形ロツクウール1全体を濡らし
ても、或いは使用中、排出用スリツト5から下方
に水が貯留されても、貫通溝3内までも水が充満
するということはない。
〈考案の効果〉
この考案によれば、成形ロツクウール1内にあ
る根については従来と変りない水中根状のもので
あつても、その根が貫通溝3個所に伸びてくる
と、その貫通溝3の内周面個所は湿つた空気層を
形成しているから、其処に新生した根には無数の
根毛が発生し、かかる根群によつてより多くの養
水分の吸収を行なうことができる。
る根については従来と変りない水中根状のもので
あつても、その根が貫通溝3個所に伸びてくる
と、その貫通溝3の内周面個所は湿つた空気層を
形成しているから、其処に新生した根には無数の
根毛が発生し、かかる根群によつてより多くの養
水分の吸収を行なうことができる。
しかも、貫通溝3の形成によつて根群への酸素
供給および根群の呼吸によつて発生した炭酸ガス
排出のための流通路は確保できる。したがつて植
物にとつてみれば健全な生育が可能で、温度や病
害に対する適応性も顕著に向上させることができ
る。
供給および根群の呼吸によつて発生した炭酸ガス
排出のための流通路は確保できる。したがつて植
物にとつてみれば健全な生育が可能で、温度や病
害に対する適応性も顕著に向上させることができ
る。
図はこの考案の実施例を示す一部を切欠した斜
視図である。 1…成形ロツクウール、2…合成樹脂フイルム
等、3…貫通溝。
視図である。 1…成形ロツクウール、2…合成樹脂フイルム
等、3…貫通溝。
Claims (1)
- 成形ロツクウールを合成樹脂フイルム等で包ん
だロツクウール培地において、該成形ロツクウー
ルには縦方向の貫通孔を適宜ピツチで穿孔し、そ
の貫通孔の内周面個所を湿つた空気層形成個所と
なすと共に、、その貫通孔は根への酸素供給およ
び根の呼吸によつて発生した炭酸ガス排出のため
の流通路としてなるロツクウール培地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985062449U JPH032127Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985062449U JPH032127Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61178846U JPS61178846U (ja) | 1986-11-07 |
JPH032127Y2 true JPH032127Y2 (ja) | 1991-01-22 |
Family
ID=30591672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985062449U Expired JPH032127Y2 (ja) | 1985-04-25 | 1985-04-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH032127Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013529922A (ja) * | 2010-06-30 | 2013-07-25 | ロックウール・インターナショナル・アクティーゼルスカブ | 育苗培地製品、植物の成長方法、育苗培地を製造するプロセス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4984821A (ja) * | 1972-12-14 | 1974-08-14 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120246U (ja) * | 1975-03-25 | 1976-09-29 | ||
JPS58121554U (ja) * | 1982-02-09 | 1983-08-18 | 三洋電機株式会社 | 栽培装置 |
-
1985
- 1985-04-25 JP JP1985062449U patent/JPH032127Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4984821A (ja) * | 1972-12-14 | 1974-08-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61178846U (ja) | 1986-11-07 |
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