JPH0321269B2 - - Google Patents
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- JPH0321269B2 JPH0321269B2 JP57183238A JP18323882A JPH0321269B2 JP H0321269 B2 JPH0321269 B2 JP H0321269B2 JP 57183238 A JP57183238 A JP 57183238A JP 18323882 A JP18323882 A JP 18323882A JP H0321269 B2 JPH0321269 B2 JP H0321269B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/09—Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage
- B23K9/091—Arrangements or circuits for arc welding with pulsed current or voltage characterised by the circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、消耗性電極を設定した略一定速度で
送給して溶接するパルスアーク溶接方法および溶
接装置に関するものである。
送給して溶接するパルスアーク溶接方法および溶
接装置に関するものである。
従来のパルスアーク溶接方法においては、消耗
性電極(以下、ワイヤという。)を予め設定した
略一定速度で送給しているので、アーク長を一定
に制御する方式として、アーク長の変動に応じて
ベース電流値を変化させる第1の方式と、パルス
電流値を変化させる第2の方式とがある。第1の
方式においては、パルス電流供給用電源として
は、被溶接物の種類に応じて設定した略一定のパ
ルス電流値が得られるような略定電流特性の溶接
電源が使用され、他方、ベース電流供給用電源と
しては、アーク長の変動に応じて電流値が変化し
てワイヤの溶融速度が変化することにより、アー
ク長を復帰させるようにした略定電圧特性の溶接
電源が使用されている。
性電極(以下、ワイヤという。)を予め設定した
略一定速度で送給しているので、アーク長を一定
に制御する方式として、アーク長の変動に応じて
ベース電流値を変化させる第1の方式と、パルス
電流値を変化させる第2の方式とがある。第1の
方式においては、パルス電流供給用電源として
は、被溶接物の種類に応じて設定した略一定のパ
ルス電流値が得られるような略定電流特性の溶接
電源が使用され、他方、ベース電流供給用電源と
しては、アーク長の変動に応じて電流値が変化し
てワイヤの溶融速度が変化することにより、アー
ク長を復帰させるようにした略定電圧特性の溶接
電源が使用されている。
第2の方式は、第1の方式とは逆に、ベース電
流供給用電源としては、被溶接物の種類に応じて
設定した略一定のベース電流値が得られるような
略定電流特性の溶接電源が使用され、他方、パル
ス電流供給用電源としては、アーク長の変動に応
じて電流値が変化してワイヤの溶融速度が変化す
ることにより、アーク長を復帰させるようにした
略定電圧特性の溶接電源が使用されている。これ
ら第1および第2の方式では、アーク長の変動に
応じて出力電流の瞬時値が、時々刻々と大幅に変
動するために、特に高電流域で溶け込み深さが変
動して溶融池が不安定になるという欠点があつ
た。
流供給用電源としては、被溶接物の種類に応じて
設定した略一定のベース電流値が得られるような
略定電流特性の溶接電源が使用され、他方、パル
ス電流供給用電源としては、アーク長の変動に応
じて電流値が変化してワイヤの溶融速度が変化す
ることにより、アーク長を復帰させるようにした
略定電圧特性の溶接電源が使用されている。これ
ら第1および第2の方式では、アーク長の変動に
応じて出力電流の瞬時値が、時々刻々と大幅に変
動するために、特に高電流域で溶け込み深さが変
動して溶融池が不安定になるという欠点があつ
た。
そこで本発明者らは、先にパルス電流供給用電
源およびベース電流供給用電源の両方を、略定電
流特性の溶接電源とし、かつ、アーク長の変動を
検出して、パルス電流のパルス周波数またはパル
ス継続時間を制御する第3の方式を提案した。本
発明者らは、さらに検討を続けて本発明を完成す
るに至つた。
源およびベース電流供給用電源の両方を、略定電
流特性の溶接電源とし、かつ、アーク長の変動を
検出して、パルス電流のパルス周波数またはパル
ス継続時間を制御する第3の方式を提案した。本
発明者らは、さらに検討を続けて本発明を完成す
るに至つた。
本発明は、ワイヤを設定した略一定速度で送給
し、 溶接電流の平均値が、ワイヤの材質および直
径、シールドガスの成分等の溶接条件によつて
予め定まる臨界電流値付近をこえた電流範囲で
は、アーク固有のアーク長自己制御作用によつ
てアーク長を安定に維持させ、かつ 溶接電流の平均値が、前記臨界電流値付近以
下となつて、前記アーク固有のアーク長自己制
御作用が存在しない範囲では、従来の第1また
は第2の方式の溶接電源の電流変化によるアー
ク長制御作用によつてアーク長を安定に維持さ
せて 溶接することによつて、従来のいずれの単独の方
式よりも溶接結果が良好であり、広範囲の溶接電
流範囲にもかかわらず、1台の溶接機で経済的に
実施することができるパルスアーク溶接方法およ
び溶接装置を提供したものである。
し、 溶接電流の平均値が、ワイヤの材質および直
径、シールドガスの成分等の溶接条件によつて
予め定まる臨界電流値付近をこえた電流範囲で
は、アーク固有のアーク長自己制御作用によつ
てアーク長を安定に維持させ、かつ 溶接電流の平均値が、前記臨界電流値付近以
下となつて、前記アーク固有のアーク長自己制
御作用が存在しない範囲では、従来の第1また
は第2の方式の溶接電源の電流変化によるアー
ク長制御作用によつてアーク長を安定に維持さ
せて 溶接することによつて、従来のいずれの単独の方
式よりも溶接結果が良好であり、広範囲の溶接電
流範囲にもかかわらず、1台の溶接機で経済的に
実施することができるパルスアーク溶接方法およ
び溶接装置を提供したものである。
本出願の第1の発明は、ワイヤを設定した略一
定速度で送給し、ワイヤの材質および直径、シー
ルドガスの成分等の溶接条件に応じて予め定まる
臨界電流値をこえた電流範囲では、ベース電流用
電源およびパルス電流供給用電源のいずれも略定
電流特性(第1の特性)の溶接電源として、アー
ク固有のアーク長自己制御作用によつてアーク長
を安定に維持させ、かつ前記予め定まる臨界電流
付近から小さくなるにしたがつて、ベース電流供
給用電源またはパルス電流供給用電源のいずれか
一方を、略定電流特性(第1の特性)の溶接電源
とし、他方を略定電流特性から定電圧特性(第2
の特性)に向つて次第に特性を変化させることに
よつて、溶接電源の電流変化によるアーク長制御
作用によつてアーク長を安定に維持させて溶接す
るパルスアーク溶接方法を提案したものである。
また、第2の発明は、消耗性電極を設定した略一
定速度で送給するワイヤ送給装置と、消耗電極に
ベース電流を供給するベース電流供給用電源と、
前記消耗電極にパルス電流を供給するパルス電流
供給用電源と、電源出力を設定する電源出力設定
回路と、溶接電圧検出回路と、溶接電流検出回路
と、前記電源出力設定回路の出力信号と前記溶接
電圧検出回路の出力信号とを入力として、前記溶
接電流検出回路の出力信号が、予め設定した値よ
りも大なる範囲では、略一定の定増幅率の信号を
出力し、かつ前記溶接電流検出回路の出力信号
が、予め設定した値よりも小さくなるにしたがつ
て、次第に増幅率の大なる信号を前記ベース電流
供給用電源またはパルス供給用電源に出力する特
性切換回路とから成り、前記溶接電流の平均値
が、前記消耗性電極の材質および直径、シールド
ガスの種類等の溶接条件に応じて予め定まる臨界
電流値をこえる範囲では、前記ベース電流供給用
電源および前記パルス電流供給用電源が略定電流
特性となり、前記臨界電流値よりも小さくなるに
したがつて、前記ベース電流供給用電源または前
記パルス電流供給用電源が略定電流特性から定電
圧特性に向つて特性が変化するパルスアーク溶接
装置を提供したものである。
定速度で送給し、ワイヤの材質および直径、シー
ルドガスの成分等の溶接条件に応じて予め定まる
臨界電流値をこえた電流範囲では、ベース電流用
電源およびパルス電流供給用電源のいずれも略定
電流特性(第1の特性)の溶接電源として、アー
ク固有のアーク長自己制御作用によつてアーク長
を安定に維持させ、かつ前記予め定まる臨界電流
付近から小さくなるにしたがつて、ベース電流供
給用電源またはパルス電流供給用電源のいずれか
一方を、略定電流特性(第1の特性)の溶接電源
とし、他方を略定電流特性から定電圧特性(第2
の特性)に向つて次第に特性を変化させることに
よつて、溶接電源の電流変化によるアーク長制御
作用によつてアーク長を安定に維持させて溶接す
るパルスアーク溶接方法を提案したものである。
また、第2の発明は、消耗性電極を設定した略一
定速度で送給するワイヤ送給装置と、消耗電極に
ベース電流を供給するベース電流供給用電源と、
前記消耗電極にパルス電流を供給するパルス電流
供給用電源と、電源出力を設定する電源出力設定
回路と、溶接電圧検出回路と、溶接電流検出回路
と、前記電源出力設定回路の出力信号と前記溶接
電圧検出回路の出力信号とを入力として、前記溶
接電流検出回路の出力信号が、予め設定した値よ
りも大なる範囲では、略一定の定増幅率の信号を
出力し、かつ前記溶接電流検出回路の出力信号
が、予め設定した値よりも小さくなるにしたがつ
て、次第に増幅率の大なる信号を前記ベース電流
供給用電源またはパルス供給用電源に出力する特
性切換回路とから成り、前記溶接電流の平均値
が、前記消耗性電極の材質および直径、シールド
ガスの種類等の溶接条件に応じて予め定まる臨界
電流値をこえる範囲では、前記ベース電流供給用
電源および前記パルス電流供給用電源が略定電流
特性となり、前記臨界電流値よりも小さくなるに
したがつて、前記ベース電流供給用電源または前
記パルス電流供給用電源が略定電流特性から定電
圧特性に向つて特性が変化するパルスアーク溶接
装置を提供したものである。
以下、第1図を参照して本発明の溶接方法につ
いて説明する。同図は、パルスアーク溶接の溶融
特性を示す図であつて、横軸はベース電流および
パルス電流より成る溶接電流の平均値Ia〔A〕を
示し、縦軸はベース電圧およびパルス電圧より成
る溶接電圧の平均値Va〔V〕を示す。同図に示す
3つの曲線は、アルミニウム合金5183を同材質の
直径1.6mmのワイヤを用いて、ワイヤ速給速度
(10.2、7.0および4.0〔m/min〕)をパラメータと
して、溶接電流の平均値Ia〔A〕と溶接電圧の平
均値Va〔V〕との関係を示している。同図におい
て、一点鎖線Icはパルス電流を重畳しないでスプ
レー移行が可能である溶接電流の平均値であつて
臨界電流値と呼ばれ、直径1.6mmのアルミニウム
合金のワイヤではIc=180〔A〕である。この臨界
電流値Icをこえると、スプレイ移行が可能である
ことはよく知られているが、この電流値Ic以下で
もパルス電流を重畳すれば、最小平均電流80〔A〕
位までスプレイ移行が可能になる。また同図にお
ける3つの曲線Vf1,Vf2およびVf3は、ワイヤを
それぞれ10.2、7.0および4.0〔m/min〕の各一定
速度で送給してそれぞれ溶接電圧を変化させてア
ーク長を変化させた場合の溶接電流の平均値Ia
〔A〕と溶接電圧の平均値Va〔X〕との関係を示
している。曲線上の各数値はアーク長〔mm〕を示
している。曲線Vf1では、アーク長が5〔mm〕から
0〔mm〕までの間ではアーク長が短かくなるにし
たがつて溶接電流の平均値も減少している。この
ことは、ワイヤ送給速度が一定であるにもかかわ
らず、アーク長が短くなるほど溶接電流値が減少
しているので、もし溶接電流値を一定に維持する
と、アーク長が短くなるほどワイヤの溶融速度が
増加してアーク長が大になる方向に働く。したが
つて、曲線Vf1の水平成分には、アーク長を自動
的に制御するアーク固有の自己制御作用が存在す
る。同様に、曲線Vf2では、アーク長が5〔mm〕か
ら3〔mm〕までの間においてアーク固有のアーク
長自己制御作用が存在する。しかし、曲線Vf3で
は、曲線上には水平成分がほとんどないのでアー
ク固有のアーク長自己制御作用は存在しない。
いて説明する。同図は、パルスアーク溶接の溶融
特性を示す図であつて、横軸はベース電流および
パルス電流より成る溶接電流の平均値Ia〔A〕を
示し、縦軸はベース電圧およびパルス電圧より成
る溶接電圧の平均値Va〔V〕を示す。同図に示す
3つの曲線は、アルミニウム合金5183を同材質の
直径1.6mmのワイヤを用いて、ワイヤ速給速度
(10.2、7.0および4.0〔m/min〕)をパラメータと
して、溶接電流の平均値Ia〔A〕と溶接電圧の平
均値Va〔V〕との関係を示している。同図におい
て、一点鎖線Icはパルス電流を重畳しないでスプ
レー移行が可能である溶接電流の平均値であつて
臨界電流値と呼ばれ、直径1.6mmのアルミニウム
合金のワイヤではIc=180〔A〕である。この臨界
電流値Icをこえると、スプレイ移行が可能である
ことはよく知られているが、この電流値Ic以下で
もパルス電流を重畳すれば、最小平均電流80〔A〕
位までスプレイ移行が可能になる。また同図にお
ける3つの曲線Vf1,Vf2およびVf3は、ワイヤを
それぞれ10.2、7.0および4.0〔m/min〕の各一定
速度で送給してそれぞれ溶接電圧を変化させてア
ーク長を変化させた場合の溶接電流の平均値Ia
〔A〕と溶接電圧の平均値Va〔X〕との関係を示
している。曲線上の各数値はアーク長〔mm〕を示
している。曲線Vf1では、アーク長が5〔mm〕から
0〔mm〕までの間ではアーク長が短かくなるにし
たがつて溶接電流の平均値も減少している。この
ことは、ワイヤ送給速度が一定であるにもかかわ
らず、アーク長が短くなるほど溶接電流値が減少
しているので、もし溶接電流値を一定に維持する
と、アーク長が短くなるほどワイヤの溶融速度が
増加してアーク長が大になる方向に働く。したが
つて、曲線Vf1の水平成分には、アーク長を自動
的に制御するアーク固有の自己制御作用が存在す
る。同様に、曲線Vf2では、アーク長が5〔mm〕か
ら3〔mm〕までの間においてアーク固有のアーク
長自己制御作用が存在する。しかし、曲線Vf3で
は、曲線上には水平成分がほとんどないのでアー
ク固有のアーク長自己制御作用は存在しない。
以上の検討結果から、ワイヤを設定した略一定
速度で送給して溶接する本発明のパルスアーク溶
接方法においては、溶接電流の平均値が、ワイヤ
の材質および直径、シールドガスの成分に応じて
予め定まる臨界電流値(例えば第1図に示す実施
例においては、アルミ合金、1.6mm、アルゴンで
180〔A〕)をこえた範囲では、ベース電流供給用
電源およびパルス電流供給用電源の両方が、略定
電流特性(第1の特性)の溶接用電源であつて
も、アーク固有のアーク長自己制御作用によつ
て、アーク長を安定に維持してパルスアーク溶接
を行うことができる。つぎに溶接電流の平均値が
上記臨界電流値付近以下の電流範囲では、ベース
電流供給用電源またはパルス電流供給用電源のい
ずれか一方を略定電流特性(第1の特性)の溶接
電源とし、他方を垂下特性から略定電圧特性まで
の間のいずれかの特性(第2の特性)の溶接電源
とすることによつて、溶接用電源の電流変化によ
るアーク長制御作用により、アーク長を安定に維
持してパルスアーク溶接を行うことができる。
速度で送給して溶接する本発明のパルスアーク溶
接方法においては、溶接電流の平均値が、ワイヤ
の材質および直径、シールドガスの成分に応じて
予め定まる臨界電流値(例えば第1図に示す実施
例においては、アルミ合金、1.6mm、アルゴンで
180〔A〕)をこえた範囲では、ベース電流供給用
電源およびパルス電流供給用電源の両方が、略定
電流特性(第1の特性)の溶接用電源であつて
も、アーク固有のアーク長自己制御作用によつ
て、アーク長を安定に維持してパルスアーク溶接
を行うことができる。つぎに溶接電流の平均値が
上記臨界電流値付近以下の電流範囲では、ベース
電流供給用電源またはパルス電流供給用電源のい
ずれか一方を略定電流特性(第1の特性)の溶接
電源とし、他方を垂下特性から略定電圧特性まで
の間のいずれかの特性(第2の特性)の溶接電源
とすることによつて、溶接用電源の電流変化によ
るアーク長制御作用により、アーク長を安定に維
持してパルスアーク溶接を行うことができる。
つぎに、第2図ないし第7図を参照して本発明
のパルスアーク溶接装置について説明する。
のパルスアーク溶接装置について説明する。
第2図は、ワイヤ電流の波形を示す図であつ
て、 Ip…パルス電流値(ピーク値) Tp…パルス電流継続時間 Ib…ベース電流値(ピーク値) Ia…溶接電流の平均値 Va…溶接電圧の平均値 f…パルス電流の周波数(パルス周波数) T…パルス電流の周期(T=1/f) Z…アーク負荷のインピーダンス(Ia=Va/Z) とすると、 Ia=〔IpTp+Ib(T−Tp)/T =f・Tp(Ip−Ib)+Ib となり、Ip,IbおよびTpを略一定にすれば、溶接
電流の平均値Iaは、周波数fによつて定まる。
て、 Ip…パルス電流値(ピーク値) Tp…パルス電流継続時間 Ib…ベース電流値(ピーク値) Ia…溶接電流の平均値 Va…溶接電圧の平均値 f…パルス電流の周波数(パルス周波数) T…パルス電流の周期(T=1/f) Z…アーク負荷のインピーダンス(Ia=Va/Z) とすると、 Ia=〔IpTp+Ib(T−Tp)/T =f・Tp(Ip−Ib)+Ib となり、Ip,IbおよびTpを略一定にすれば、溶接
電流の平均値Iaは、周波数fによつて定まる。
第3図は、周波数fを変化させて溶接電流の平
均値Iaを制御する場合のパルスアーク溶接装置の
実施例を示す。同図において、Wは被溶接物で、
Eはワイヤであつて、この間でアークが発生す
る。1はワイヤ送給速度設定回路1aで設定され
た信号を入力としてワイヤ送給電動機Mに出力を
供給する。ワイヤ送給制御回路、Rは電動機Mに
よつて回転されてワイヤEを送給する送給ロー
ル、10は図示しない商用周波の電源に接続され
て、溶接用電力を出力する溶接用電源、11は溶
接用電源10から出力された電力を制御してリア
クトルLおよびチツプTを通じてワイヤEにパル
ス電流を供給するパルス電流制御回路、11aは
パルス電流値または、パルス周波数およびパルス
継続時間を設定して信号をワイヤ電流制御回路1
1に出力するパルス電流設定回路、12は溶接用
電源10から出力された電力を制御してリアクト
ルLおよびチツプTを通じてワイヤEにベース電
流を供給するベース電流制御回路、12aはベー
ス電流値に相当する信号をベース電流制御回路1
2に出力するベース電流設定回路である。溶接用
電源10とパルス電流制御回路11とパルス電流
設定回路11aとがパルス電流供給用電源を構成
し、また溶接用電源10とベース電流制御回路1
2とベース電流設定回路12aとがベース電流供
給用電源を構成している。13は電源出力設定回
路、VDは溶接電圧の平均値またはパルス電圧も
しくはベース電圧の平均値を検出する溶接電圧検
出回路、14は上記電源出力設定回路13の出力
信号Vrと後述する特性回路15の第1の増幅回
路15aの出力信号Vp′とを比較して差の信号
(Vr−Vp′)を入力とする比較回路、IDは溶接電
流の平均値に相当する信号Ipを出力する溶接電流
検出回路、15は溶接電圧検出回路VDの出力信
号V0を入力として出力信号V0を比較回路14に
出力する第1の増幅回路15aと、比較回路14
の出力信号Vr−V0′を入力として出力信号S6を出
力する第2の増幅器15bとから成る特性可変回
路、16は第2の増幅回路15bの出力信号S6を
入力としてパルス周波数fに変換する信号変換回
路である。上記第1の増幅回路15aの増幅率H
(I0)および第2の増幅回路15b増幅率G(I0)
と、溶接電流検出回路IDが検出する溶接電流の
平均値Iaとは、例えば、第4図または第5図に示
すような関係になるように設定されている。すな
わち、第1の増幅回路15aの増幅率H(I0)を、
溶接電流の平均値Iaにともなつて変化させ、Iaが
アーク継続可能な最小電流値例えばベース電流値
Ib付近で最大値とし、Iaの増加にしたがつて減少
させ、臨界電流値Ic付近で略零になるように設定
されている。したがつて、溶接電流の平均値Iaが
小さいベース電流付近では、溶接電圧検出回路
VDの出力信号V0のフイードバツク量V0・H(I0)
が最大となり、Iaの増大に伴つてフイードバツク
量V0・H(I0)が小になる。つぎに第2の増幅回
路15aの増幅率G(I0)も、溶接電流の平均値
Iaにともなつて変化させIaがアーク継続可能な最
小電流値例えばベース電流値Ib付近で最大値と
し、Iaの増加にともなつて減少させ、臨界電流値
Ic付近をこえると略一定値の低増幅率になるよう
に設定されている。
均値Iaを制御する場合のパルスアーク溶接装置の
実施例を示す。同図において、Wは被溶接物で、
Eはワイヤであつて、この間でアークが発生す
る。1はワイヤ送給速度設定回路1aで設定され
た信号を入力としてワイヤ送給電動機Mに出力を
供給する。ワイヤ送給制御回路、Rは電動機Mに
よつて回転されてワイヤEを送給する送給ロー
ル、10は図示しない商用周波の電源に接続され
て、溶接用電力を出力する溶接用電源、11は溶
接用電源10から出力された電力を制御してリア
クトルLおよびチツプTを通じてワイヤEにパル
ス電流を供給するパルス電流制御回路、11aは
パルス電流値または、パルス周波数およびパルス
継続時間を設定して信号をワイヤ電流制御回路1
1に出力するパルス電流設定回路、12は溶接用
電源10から出力された電力を制御してリアクト
ルLおよびチツプTを通じてワイヤEにベース電
流を供給するベース電流制御回路、12aはベー
ス電流値に相当する信号をベース電流制御回路1
2に出力するベース電流設定回路である。溶接用
電源10とパルス電流制御回路11とパルス電流
設定回路11aとがパルス電流供給用電源を構成
し、また溶接用電源10とベース電流制御回路1
2とベース電流設定回路12aとがベース電流供
給用電源を構成している。13は電源出力設定回
路、VDは溶接電圧の平均値またはパルス電圧も
しくはベース電圧の平均値を検出する溶接電圧検
出回路、14は上記電源出力設定回路13の出力
信号Vrと後述する特性回路15の第1の増幅回
路15aの出力信号Vp′とを比較して差の信号
(Vr−Vp′)を入力とする比較回路、IDは溶接電
流の平均値に相当する信号Ipを出力する溶接電流
検出回路、15は溶接電圧検出回路VDの出力信
号V0を入力として出力信号V0を比較回路14に
出力する第1の増幅回路15aと、比較回路14
の出力信号Vr−V0′を入力として出力信号S6を出
力する第2の増幅器15bとから成る特性可変回
路、16は第2の増幅回路15bの出力信号S6を
入力としてパルス周波数fに変換する信号変換回
路である。上記第1の増幅回路15aの増幅率H
(I0)および第2の増幅回路15b増幅率G(I0)
と、溶接電流検出回路IDが検出する溶接電流の
平均値Iaとは、例えば、第4図または第5図に示
すような関係になるように設定されている。すな
わち、第1の増幅回路15aの増幅率H(I0)を、
溶接電流の平均値Iaにともなつて変化させ、Iaが
アーク継続可能な最小電流値例えばベース電流値
Ib付近で最大値とし、Iaの増加にしたがつて減少
させ、臨界電流値Ic付近で略零になるように設定
されている。したがつて、溶接電流の平均値Iaが
小さいベース電流付近では、溶接電圧検出回路
VDの出力信号V0のフイードバツク量V0・H(I0)
が最大となり、Iaの増大に伴つてフイードバツク
量V0・H(I0)が小になる。つぎに第2の増幅回
路15aの増幅率G(I0)も、溶接電流の平均値
Iaにともなつて変化させIaがアーク継続可能な最
小電流値例えばベース電流値Ib付近で最大値と
し、Iaの増加にともなつて減少させ、臨界電流値
Ic付近をこえると略一定値の低増幅率になるよう
に設定されている。
ここで、溶接電圧検出回路の出力信号V0と信
号変換回路16の出力信号すなわちパルス周波数
fとの関係について検討する。第1の増幅回路1
5aの入力信号はV0であり、その出力信号は
V0・H(I0)であつて、また比較回路14の出力
信号は、電源出力設定器13の出力信号Vrと上
記第1の増幅回路15aの出力信号V0・H(I0)
との差の信号〔Vr−V0・H(I0)〕であり、この
信号が第2の増幅回路15bの入力信号となり、
さらに、この回路の出力信号G(I0)〔Vr−V0・
H(I0)〕が、信号変換回路16の入力信号とな
り、この回路の入力信号に対するパルス周波数の
変換利鵜をPとすれば、回路16の出力信号の周
波数fは、 f=G(I0)・〔Vr−V0・H(I0)〕・P となり、したがつてパルス電流制御回路11は、
周波数f(以下、パルス周波数という)のパルス
電流を出力する。
号変換回路16の出力信号すなわちパルス周波数
fとの関係について検討する。第1の増幅回路1
5aの入力信号はV0であり、その出力信号は
V0・H(I0)であつて、また比較回路14の出力
信号は、電源出力設定器13の出力信号Vrと上
記第1の増幅回路15aの出力信号V0・H(I0)
との差の信号〔Vr−V0・H(I0)〕であり、この
信号が第2の増幅回路15bの入力信号となり、
さらに、この回路の出力信号G(I0)〔Vr−V0・
H(I0)〕が、信号変換回路16の入力信号とな
り、この回路の入力信号に対するパルス周波数の
変換利鵜をPとすれば、回路16の出力信号の周
波数fは、 f=G(I0)・〔Vr−V0・H(I0)〕・P となり、したがつてパルス電流制御回路11は、
周波数f(以下、パルス周波数という)のパルス
電流を出力する。
ここで、溶接電流の平均値Iaが小さく、溶接電
流検出回路IDの出力信号I0が小さいときは第1の
増幅回路15aの増幅率H(I0)は第4図および
第5図に示すとおり大であり、Vr−V0・H(I0)
は略零に近いので、信号変換回路16の出力信号
のパルス周波数fは非常に小である。I0が増加す
るにつれて、H(I0)は小になるように設定され
ているために、Vr−V0・H(I0)は大となり、パ
ルス周波数fも第4図および第5図に示すように
増加する。溶接電流の平均値Iaがベース電流値Ib
と臨界電流値Icとの間にあるときは、アーク長が
短くなり過ぎでVaすなわちV0が小になると、上
式においてパルス周波数fは大となり溶接電流の
平均値Iaが増加してアーク長を大にして正常値に
戻す。逆に、アーク長が長くなり過ぎてVaすな
わちV0が大になると、上式においてパルス周波
数fが小となり溶接電流の平均値Iaが減少してア
ーク長を小にして正常値に戻す。したがつて、溶
接電流の平均値IaがIbとIcとの間にあるときは、
アーク長の変動にともなつてパルス周波数fを変
化させて溶接電流の平均値Iaを制御しているので
パルス供給電源10および11は、定電圧特性と
なる。
流検出回路IDの出力信号I0が小さいときは第1の
増幅回路15aの増幅率H(I0)は第4図および
第5図に示すとおり大であり、Vr−V0・H(I0)
は略零に近いので、信号変換回路16の出力信号
のパルス周波数fは非常に小である。I0が増加す
るにつれて、H(I0)は小になるように設定され
ているために、Vr−V0・H(I0)は大となり、パ
ルス周波数fも第4図および第5図に示すように
増加する。溶接電流の平均値Iaがベース電流値Ib
と臨界電流値Icとの間にあるときは、アーク長が
短くなり過ぎでVaすなわちV0が小になると、上
式においてパルス周波数fは大となり溶接電流の
平均値Iaが増加してアーク長を大にして正常値に
戻す。逆に、アーク長が長くなり過ぎてVaすな
わちV0が大になると、上式においてパルス周波
数fが小となり溶接電流の平均値Iaが減少してア
ーク長を小にして正常値に戻す。したがつて、溶
接電流の平均値IaがIbとIcとの間にあるときは、
アーク長の変動にともなつてパルス周波数fを変
化させて溶接電流の平均値Iaを制御しているので
パルス供給電源10および11は、定電圧特性と
なる。
I0が前述した臨界電流値Icに対応する信号付近
でH(I0)が略零になるようにし、しかも、臨界
電流値Icに対応する信号をこえた範囲でG(I0)を
第4図および第5図に示すように略一定値になる
ように設定しているために、パルス周波数fはG
(I0)・Vrすなわち電流出力設定器13に設定した
出力信号Vrに比例した値となり、V0とは無関係
になる。したがつて、溶接電流の平均値Iaは、溶
接電圧検出回路VDの出力信号V0に関係なく、電
源出力設定器13に設定された出力信号Vrの略
一定値、すなわち略定電流特性となる。
でH(I0)が略零になるようにし、しかも、臨界
電流値Icに対応する信号をこえた範囲でG(I0)を
第4図および第5図に示すように略一定値になる
ように設定しているために、パルス周波数fはG
(I0)・Vrすなわち電流出力設定器13に設定した
出力信号Vrに比例した値となり、V0とは無関係
になる。したがつて、溶接電流の平均値Iaは、溶
接電圧検出回路VDの出力信号V0に関係なく、電
源出力設定器13に設定された出力信号Vrの略
一定値、すなわち略定電流特性となる。
つぎに、第6図および第7図を参照して、本発
明の溶接装置の他の実施例について説明する。第
6図において第3図と同一機能を示す構成は同一
符号で示している。第3図と異なる回路は、特性
可変回路15の構成と、リアクトルLがリアクト
ルL1およびL2よりなる構成、電源出力設定回
路13の出力回路に電流フイードバツク回路21
の追加とである。第6図において、特性可変回路
15は、比較回路14の出力信号(Vr−V0)を
入力信号として定電圧制御信号S4を出力する第1
の減衰回路15cと、電源出力設定回路13の出
力信号Vrまたは電流フイードバツク回路21の
出力信号Vr′を入力信号として定電流制御信号S5
を出力する第2の減衰回路15dと、信号S4およ
びS5を加算する加算回路15eとその出力信号を
入力として信号変換回路16に信号S6を出力する
増幅回路15fと、溶接電流検出回路IDの出力
信号I0を入力信号として第1および第2の減衰回
路15cおよび15dの減衰率を切り換える減衰
率切換制御回路15gとから構成されている。第
7図は、第6図における特性可変回路の具体的実
施例を示す構成図である。第6図において、第1
の減衰回路15cは、減衰率を定める抵抗器群と
N個の常閉接点1b乃至Nbとより構成され、後
述するように入力信号I0の増加に伴つて常閉接点
が、1b,2b,…,Nbまで順次に開路される
ので、減衰率はI0の増大に伴つて増加して定電圧
特性信号S4が次第に減少する。それに対して第2
図の減衰回路15bは、減衰率を定める抵抗群と
N個の常開接点1a乃至Naとより構成され、後
述するように入力信号I0の増大に伴つて常開接点
が、1a,2a,…,Naまで順次に閉路される
ので、減衰率はI0の増大に伴つて減少して定電流
特性S5が次第に増加する。また、減衰率切換制御
回路15gは、N個のコンパレータ1c乃至Nc
から成り、出力信号I0の増大に伴つてコンパレー
タ1cからNcまで順次に反転することによつて、
前述した第1および第2の減衰回路15cおよび
15dの各接点1a乃至Naが順次に閉路または
開路させて、減衰率を切り換えて入力信号I0の増
大に伴つて、自動的に定電圧特性に近い特性から
定電流特性の方向に特性を可変させることができ
る。
明の溶接装置の他の実施例について説明する。第
6図において第3図と同一機能を示す構成は同一
符号で示している。第3図と異なる回路は、特性
可変回路15の構成と、リアクトルLがリアクト
ルL1およびL2よりなる構成、電源出力設定回
路13の出力回路に電流フイードバツク回路21
の追加とである。第6図において、特性可変回路
15は、比較回路14の出力信号(Vr−V0)を
入力信号として定電圧制御信号S4を出力する第1
の減衰回路15cと、電源出力設定回路13の出
力信号Vrまたは電流フイードバツク回路21の
出力信号Vr′を入力信号として定電流制御信号S5
を出力する第2の減衰回路15dと、信号S4およ
びS5を加算する加算回路15eとその出力信号を
入力として信号変換回路16に信号S6を出力する
増幅回路15fと、溶接電流検出回路IDの出力
信号I0を入力信号として第1および第2の減衰回
路15cおよび15dの減衰率を切り換える減衰
率切換制御回路15gとから構成されている。第
7図は、第6図における特性可変回路の具体的実
施例を示す構成図である。第6図において、第1
の減衰回路15cは、減衰率を定める抵抗器群と
N個の常閉接点1b乃至Nbとより構成され、後
述するように入力信号I0の増加に伴つて常閉接点
が、1b,2b,…,Nbまで順次に開路される
ので、減衰率はI0の増大に伴つて増加して定電圧
特性信号S4が次第に減少する。それに対して第2
図の減衰回路15bは、減衰率を定める抵抗群と
N個の常開接点1a乃至Naとより構成され、後
述するように入力信号I0の増大に伴つて常開接点
が、1a,2a,…,Naまで順次に閉路される
ので、減衰率はI0の増大に伴つて減少して定電流
特性S5が次第に増加する。また、減衰率切換制御
回路15gは、N個のコンパレータ1c乃至Nc
から成り、出力信号I0の増大に伴つてコンパレー
タ1cからNcまで順次に反転することによつて、
前述した第1および第2の減衰回路15cおよび
15dの各接点1a乃至Naが順次に閉路または
開路させて、減衰率を切り換えて入力信号I0の増
大に伴つて、自動的に定電圧特性に近い特性から
定電流特性の方向に特性を可変させることができ
る。
つぎに、第6図および第7図の動作について説
明する。溶接電流の平均値Iaが最も小さくベース
電流値Ibに近い値のときは、減衰率切換回路15
gの入力信号I0が小さく、すべてのコンパレータ
が反転動作をすることなく、第1の減衰回路15
cのすべての常閉接点は閉路しているので、この
回路15cの減衰率は最小となり、電源出力設定
回路13の出力信号Vrと溶接電圧検出回路VDの
出力信号V0との差の信号がほとんど減衰なく加
算回路15eに供給される。これに対して、第2
の減衰回路15dのすべての常開接点は開路して
いるので、この回路から加算回路15eには信号
が供給されない。したがつて、アーク長の変動に
よりV0が変化すれば、信号Vrと信号V0との差の
信号値が、増幅器15fを通じて信号変換回路1
6に供給されてパルス周波数が変化し、溶接電流
の平均値Iaが変化してアーク長を正常値に復帰さ
せる。この特性は、パルス供給用電源10および
11が定電圧特性に近い特性であることを示す。
つぎに、I0が増加するとコンパレータ1cが反転
動作し常開接点1aが閉路して、電源出力設定器
13の出力信号VrまたはこのVrと溶接電流検出
回路IDの出力信号I0との差の信号が高抵抗を通つ
て大きく減衰して加算回路15eに供給される。
他方、常閉接点1bが開路するので、前述した差
の信号Vr−V0は、若干減衰して加算回路15e
に供給される。したがつて、定電圧特性の方向か
ら垂下特性の方向に近ずいた特性が得られる。続
いて、I0が増大するにつれてコンパレータ2c,
3c,…,Ncと順次反転するのにしたがつて常
開接点2a,3a,…,Naが閉路し、逆に常閉
接点2b,3b,…,Nbが開路し、Iaが臨界電
流値Ic付近になると、コンパレータNcの反転動作
によつてすべての常開接点が閉路し、すべての常
閉接点が開路する。この場合、Iaは、溶接電圧に
相当する信号V0とは無関係に、電源出力設定回
路13の出力信号VrまたはこのVrと溶接電流の
平均値に相当する信号I0との差の信号によつて定
まる垂下特性又は定電流特性となる。この定電流
特性の範囲では前述したようにアーク長はアーク
固有の自己制御作用によつて安定に維持される。
明する。溶接電流の平均値Iaが最も小さくベース
電流値Ibに近い値のときは、減衰率切換回路15
gの入力信号I0が小さく、すべてのコンパレータ
が反転動作をすることなく、第1の減衰回路15
cのすべての常閉接点は閉路しているので、この
回路15cの減衰率は最小となり、電源出力設定
回路13の出力信号Vrと溶接電圧検出回路VDの
出力信号V0との差の信号がほとんど減衰なく加
算回路15eに供給される。これに対して、第2
の減衰回路15dのすべての常開接点は開路して
いるので、この回路から加算回路15eには信号
が供給されない。したがつて、アーク長の変動に
よりV0が変化すれば、信号Vrと信号V0との差の
信号値が、増幅器15fを通じて信号変換回路1
6に供給されてパルス周波数が変化し、溶接電流
の平均値Iaが変化してアーク長を正常値に復帰さ
せる。この特性は、パルス供給用電源10および
11が定電圧特性に近い特性であることを示す。
つぎに、I0が増加するとコンパレータ1cが反転
動作し常開接点1aが閉路して、電源出力設定器
13の出力信号VrまたはこのVrと溶接電流検出
回路IDの出力信号I0との差の信号が高抵抗を通つ
て大きく減衰して加算回路15eに供給される。
他方、常閉接点1bが開路するので、前述した差
の信号Vr−V0は、若干減衰して加算回路15e
に供給される。したがつて、定電圧特性の方向か
ら垂下特性の方向に近ずいた特性が得られる。続
いて、I0が増大するにつれてコンパレータ2c,
3c,…,Ncと順次反転するのにしたがつて常
開接点2a,3a,…,Naが閉路し、逆に常閉
接点2b,3b,…,Nbが開路し、Iaが臨界電
流値Ic付近になると、コンパレータNcの反転動作
によつてすべての常開接点が閉路し、すべての常
閉接点が開路する。この場合、Iaは、溶接電圧に
相当する信号V0とは無関係に、電源出力設定回
路13の出力信号VrまたはこのVrと溶接電流の
平均値に相当する信号I0との差の信号によつて定
まる垂下特性又は定電流特性となる。この定電流
特性の範囲では前述したようにアーク長はアーク
固有の自己制御作用によつて安定に維持される。
第3図および第6図の実施例においては、電源
出力設定回路13の出力信号Vrと溶接電圧に相
当する信号V0との差の信号によつて信号変換回
路16のパルス周波数fを制御して溶接電流の平
均値Iaを変化させてアーク長を安定に維持させた
が、この信号変換回路により、パルスの継続時は
Tp、ベース電流値を制御して溶接電流の平均値Ia
を変化させてアーク長を安定に維持させることも
できる。
出力設定回路13の出力信号Vrと溶接電圧に相
当する信号V0との差の信号によつて信号変換回
路16のパルス周波数fを制御して溶接電流の平
均値Iaを変化させてアーク長を安定に維持させた
が、この信号変換回路により、パルスの継続時は
Tp、ベース電流値を制御して溶接電流の平均値Ia
を変化させてアーク長を安定に維持させることも
できる。
また、第3図および第6図の実施例において、
ワイヤ送給速度設定回路1aの出力信号を2点鎖
線で示すように、電源出力設定回路13、パルス
電流設定回路11aまたはベース電流設定回路1
2aに供給して、ワイヤ送給速度とパルス電流ま
たはベース電流とを一方的に制御するようにして
もよい。
ワイヤ送給速度設定回路1aの出力信号を2点鎖
線で示すように、電源出力設定回路13、パルス
電流設定回路11aまたはベース電流設定回路1
2aに供給して、ワイヤ送給速度とパルス電流ま
たはベース電流とを一方的に制御するようにして
もよい。
以上のように、本発明の溶接方法および溶接装
置によれば、溶接電流値が予め定めた値をこえる
と、ベース電流供給用電源およびパルス電流供給
用電源ともに定電流特性とすることによつてアー
ク長が変動しても溶接電流が一定で溶け込み深さ
を一定にするとともに、アーク固有の自己制御作
用によつてアーク長を一定に維持させることがで
き、さらに溶接電流値が予め定めた値以下の小電
流になるにしたがつて、ベース電流供給用電源ま
たはパルス電流供給用電源のいずれか一方、略定
電流特性から定電圧特性に向つて次第に特性を変
化させることによつて、溶接電源の電流変化によ
るアーク長制御を行わせるので、特別なアーク長
制御回路を付加することなく、従来のいずれの単
独の方式よりも溶接効果が良好なスプレイ移行の
パルスアーク溶接を行うことができ、また臨界電
流値以下の小電流値から大電流値の広範囲にわた
つて1台の溶接機でスプレイ移行アーク溶接を行
うことができ経済的である。
置によれば、溶接電流値が予め定めた値をこえる
と、ベース電流供給用電源およびパルス電流供給
用電源ともに定電流特性とすることによつてアー
ク長が変動しても溶接電流が一定で溶け込み深さ
を一定にするとともに、アーク固有の自己制御作
用によつてアーク長を一定に維持させることがで
き、さらに溶接電流値が予め定めた値以下の小電
流になるにしたがつて、ベース電流供給用電源ま
たはパルス電流供給用電源のいずれか一方、略定
電流特性から定電圧特性に向つて次第に特性を変
化させることによつて、溶接電源の電流変化によ
るアーク長制御を行わせるので、特別なアーク長
制御回路を付加することなく、従来のいずれの単
独の方式よりも溶接効果が良好なスプレイ移行の
パルスアーク溶接を行うことができ、また臨界電
流値以下の小電流値から大電流値の広範囲にわた
つて1台の溶接機でスプレイ移行アーク溶接を行
うことができ経済的である。
第1図は、ワイヤ送給速度Vfをパラメータと
し、溶接電流の平均値Ia(横軸)と溶接電圧Va(縦
軸)との関係を示す線図、第2図はパルス電流の
波形を示す図、第3図は本発明のパルスアーク溶
接装置の構成を示す図、第4図および第5図は溶
接電流の平均値(横軸)と、第1および第2の増
幅回路の増幅率H(I0)およびG(I0)ならびにパ
ルス周波数f(縦軸)との関係を示す線図、第6
図は本発明のパルスアーク溶接装置の他の実施例
の構成を示す図、第7図は第6図の構成の一部を
具体化した構成を示す図である。 E……消耗性電極(ワイヤ)、10および20
……ベース電流供給用電源(10……溶接用電
源、12……ベース電流制御回路)、10および
11……パルス電流供給用電源(10……溶接用
電源、11……パルス電流制御回路)、1,Mお
よび1a……ワイヤ送給装置(1……ワイヤ送給
制御回路、M……ワイヤ送給電動機、1a……ワ
イヤ送給速度設定回路)、13……電源出力設定
回路、14……比較回路、15……特性可変回路
(15a……第1の増幅回路、15b……第2の
増幅回路、15c……第1の減衰回路、15d…
…第2の減衰回路)、16……信号変換回路、
VD……溶接電圧検出回路、ID……溶接電流検出
回路)。
し、溶接電流の平均値Ia(横軸)と溶接電圧Va(縦
軸)との関係を示す線図、第2図はパルス電流の
波形を示す図、第3図は本発明のパルスアーク溶
接装置の構成を示す図、第4図および第5図は溶
接電流の平均値(横軸)と、第1および第2の増
幅回路の増幅率H(I0)およびG(I0)ならびにパ
ルス周波数f(縦軸)との関係を示す線図、第6
図は本発明のパルスアーク溶接装置の他の実施例
の構成を示す図、第7図は第6図の構成の一部を
具体化した構成を示す図である。 E……消耗性電極(ワイヤ)、10および20
……ベース電流供給用電源(10……溶接用電
源、12……ベース電流制御回路)、10および
11……パルス電流供給用電源(10……溶接用
電源、11……パルス電流制御回路)、1,Mお
よび1a……ワイヤ送給装置(1……ワイヤ送給
制御回路、M……ワイヤ送給電動機、1a……ワ
イヤ送給速度設定回路)、13……電源出力設定
回路、14……比較回路、15……特性可変回路
(15a……第1の増幅回路、15b……第2の
増幅回路、15c……第1の減衰回路、15d…
…第2の減衰回路)、16……信号変換回路、
VD……溶接電圧検出回路、ID……溶接電流検出
回路)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 消耗性電極を設定した略一定速度で送給し、
ベース電流およびパルス電流を前記消耗性電極に
供給して溶接するパルスアーク溶接方法におい
て、溶接電流の平均値が、前記消耗性電極の材
質、直径、シールドガスの成分等の溶接条件に応
じて予め定まる臨界電流値付近をこえた電流範囲
では、ベース電流供給用電源およびパルス電流供
給用電源のいずれも略定電流特性(第1の特性)
の溶接電源として、アーク固有のアーク長自己制
御作用によつてアーク長を安定に維持させ、か
つ、溶接電流の平均値が、前記臨界電流付近から
小さくなるにしたがつて、前記ベース電流供給用
電源または前記パルス電流供給用電源のいずれか
一方を、前記略定電流特性(第1の特性)から定
電圧特性(第2の特性)に向つて次第に特性を変
化させることによつて溶接電源の電流変化による
アーク長制御作用によつてアーク長を安定に維持
させて溶接するパルスアーク溶接方法。 2 消耗性電極を設定した略一定速度で送給する
ワイヤ送給装置と、消耗電極にベース電流を供給
するベース電流供給用電源と、前記消耗電極にパ
ルス電流を供給するパルス電流供給用電源と、電
源出力を設定する電源出力設定回路と、溶接電圧
検出回路と、溶接電流検出回路と、前記電源出力
設定回路の出力信号と前記溶接電圧検出回路の出
力信号とを入力として、前記溶接電流検出回路の
出力信号が、予め設定した値よりも大なる範囲で
は、略一定の低増幅率の信号を出力し、かつ前記
溶接電流検出回路の出力信号が、予め設定した値
よりも小さくなるにしたがつて次第に増幅率が大
になる信号を前記ベース電流供給用電源またはパ
ルス電流供給用電源に出力する特性可変回路とか
ら成り、前記溶接電流の平均値が、前記消耗性電
極の材質および直径、シールドガスの種類等の溶
接条件に応じて予め定まる臨界電流値をこえる範
囲では、前記ベース電流供給用電源および前記パ
ルス電流供給用電源が略定電流特性となり、前記
溶接電流の平均値が、前記臨界電流値よりも小さ
くなるにしたがつて、前記ベース電流供給用電源
または前記パルス電流供給用電源が略定電流特性
から定電圧特性に向つて特性が変化するパルスア
ーク溶接装置。 3 前記ベース電流供給用電源およびパルス電流
供給用電源が、溶接用電源と、ベース電流制御回
路と、パルス電流制御回路とから成り、前記特性
可変回路の出力信号がパルス電流制御回路に供給
される特許請求の範囲第2項に記載のパルスアー
ク溶接装置。 4 前記特性可変回路が、溶接電圧検出回路の出
力信号を入力として前記溶接電流検出回路の出力
信号が大になるほど増幅率の小さい信号を出力す
る第1の増幅回路と、前記第1の増幅回路の出力
信号と前記電源出力設定回路の出力信号との差の
信号を入力として前記溶接電流検出回路の出力信
号が大になるにしたがつて増幅率の小さい信号を
前記パルス電流制御回路に出力する第2の増幅回
路とから成る特許請求の範囲第3項に記載のパル
スアーク溶接装置。 5 前記特性可変回路が、前記電源出力設定回路
の出力信号と前記溶接電圧検出回路の出力信号と
の差の信号を入力として前記溶接電流検出回路の
出力信号が大になるほど減衰率の大きい信号を出
力する第1の減衰回路と、前記電源出力設定回路
の出力信号を入力として前記溶接電流検出回路の
出力信号が大になるほど減衰率の小さい信号を出
力する第2の減衰回路と、前記第1および第2減
衰回路の出力信号を加算増幅して前記パルス電流
制御回路に出力する加算増幅回路とから成る特許
請求の範囲第3項に記載のパルスアーク溶接装
置。 6 前記ワイヤ送給装置が、ワイヤ送給速度設定
回路と、ワイヤ送給制御回路と、ワイヤ送給電動
機とから成り、かつ前記電源出力設定回路が、ワ
イヤ送給速度設定回路の出力信号を入力とする特
許請求の範囲第3項に記載のパルスアーク溶接装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18323882A JPS5973180A (ja) | 1982-10-19 | 1982-10-19 | パルスア−ク溶接方法および溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18323882A JPS5973180A (ja) | 1982-10-19 | 1982-10-19 | パルスア−ク溶接方法および溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5973180A JPS5973180A (ja) | 1984-04-25 |
JPH0321269B2 true JPH0321269B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=16132189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18323882A Granted JPS5973180A (ja) | 1982-10-19 | 1982-10-19 | パルスア−ク溶接方法および溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5973180A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0148315A1 (en) * | 1984-07-05 | 1985-07-17 | Jiluan Pan | Method of controlling the output characteristic of a welding power source, apparatus for arc welding and electrical circuit to be used for such apparatus |
WO1990009857A1 (en) * | 1989-02-28 | 1990-09-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Pulse welding apparatus |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662674A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-28 | Daihen Corp | Pulse arc welding method |
JPS57118867A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | Pulse arc welding machine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6313903Y2 (ja) * | 1979-10-22 | 1988-04-19 |
-
1982
- 1982-10-19 JP JP18323882A patent/JPS5973180A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5662674A (en) * | 1979-10-26 | 1981-05-28 | Daihen Corp | Pulse arc welding method |
JPS57118867A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-23 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | Pulse arc welding machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5973180A (ja) | 1984-04-25 |
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