JPH03212510A - ばねを有する杭 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は構造物基礎に使用される杭に係るものである。

（従来の技術） 従来の構造物の杭は支持地盤上に施工され、同抗を介し
て支持地盤上に構造物を支持するか、或いは地盤内に貫
入された長大な支持孔より構成され、同抗と周辺地盤と
の摩擦によって構造物を支持するように構成されていた
。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら前記抗は、構造物に作用する振動、衝撃力
に対する緩衝作用がなく、また不同沈下に対しζは有効
な作用を期待することはできない。

本発明はこのような実情に鑑みて提案されたもので、そ
の目的とする処と、構造物に作用する振動、衝撃力を吸
収し、基礎に作用している鉛直方向力を他の支持点に配
分しうる抗を提供する点にある。

（課題を解決するだめの手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係る杭は、杭頭部
に可摺動的に冠装されたケースと、杭上端面との間にば
ねを介装するとともに、防錆材を填装して構成されてい
る。

また前記ケースには、防錆材注入口が設けられ、杭上端
部には防錆材流出機構が設けられる。

（作用） 本発明によれば前記したように、杭頭部に可摺動的にケ
ースを冠装するとともに、同ケースと杭上端面との間に
ばねが介装されζいるので、同ばねによって構造物に作
用する振動、衝撃力が吸収され、同構造物に過大な力が
発生ずるのを防止しうるちのである。

また前記ばねの変形によって、基礎に作用している鉛直
力向の力が、複数本の抗並に他の支持点に配分され、力
が均等化される。

更に本発明によれば前記ケース内に防錆材が地袋された
ごとによって、同ケース及び同ケース内のばねが防錆さ
れ、前記ケース並にばねの機能が保持される。

請求項２の発明は前記ケースに防錆材注入口を設けて、
ケース内に防錆材を地袋できるようにし、杭上端部には
、ケース内に注入充填された防錆材流出機構を設け、流
出圧力の設定によって、ハネへの力を制ｊＩするもので
ある。

（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。

（１）は高強度コンクリート杭躯体で、杭頭部に鋼板製
のケース（２）が上下方向に摺動自在に嵌装されζいる
。

同ケース（２）と、前記杭躯体（１）の上端に嵌着され
た鋼板製抗頭補強冠帽体（３）における頂部蓋片（３ａ
）との間に、鋼製ばね（４）が介装されている。

更に前記ケース（２）には防錆材としての油注入孔（５
）が設けられ、前記頂部蓋片（３ａ）には油流出機構（
６）が設けられている。

同油流出機構は圧力弁と油溜め容器とより構成され、圧
力弁に設定された圧力以上の圧力が発生ずると油が流出
するように構成されている。

図中（７）は前記ケース（２）内に充填された油である
。

図示の実施例は前記したように構成されているのご、杭
頭部にかかる荷重に対応し゛ζ前記ばね（４）が伸縮す
るとともに、前記ケース（２）が杭躯体（１）に沿って
摺動するごとによっζ、前記ばね（４）によって構造物
に作用する衝撃力、振動を吸収し、同構造物に過大な力
が発生づるのを防止するものである。また前記ばね（４
）の変形によって、基礎に作用している鉛直力向の力を
複数本の杭、並に他の支持点に配分し、力を均等化しう
るものである。

更にばね（４）の設計によって、力の配分、及び上下方
向の変形を制御できる。

更にまた前記ケース（２）に設けた油注入口（５）より
、同ケース（２）内に油（７）を充填することによって
、同ケースで２）及びばね（４）を防錆し、これらの機
能を保持するものである。

また前記油流出機構（６）の圧力弁によっＣ１ばね（４
）の変形に伴うケース（２）内の油（７）の流出を圧力
によって制御し、ばね（４）の変形量を調整しうるちの
ごある。

なお前記ケース（２）内は、薬品等によって、低酸化雰
囲気とすることもできる。

次に前記ばね付きの杭の施工工程を挙げる。

前記杭躯体（１）の杭頭部に抗頭補強冠帽体（３）を嵌
着し、同冠帽体（３）における頂部蓋片（３ａ）の中央
部分に油流出機構（６）を取付ける。次いで同蓋片（３
ａ）上にばね（４）をセットしたのち、ケース（２）を
前記ばね（４）を掩覆するように、抗頭補強冠帽体（３
）に可摺動的に嵌着する。

次いで油注入口（５）から油または低温雰囲気を注入し
たのち、同油注入口（５）をビスで封塞する。

（発明の効果） 本発明によれば前記したように、杭頭部にケースを可摺
動的に冠装するとともに、同ケースと杭上端面との間に
ばねを介装するごとによっ°ζ、構造物に作用する振動
、衝撃力を吸収し、構造物に過大な力が発生ずるのを防
止し、また前記ばねの変形によっζ、基礎に作用しＣい
る鉛直方向の力を複数本の抗、並に他の支持点に配分し
、力を均等化しうるものであり、更にばね力を適宜設計
するごとによっＣカの配分、及び上下方向の変形を制御
できる。

更にまた前記ケース内に防錆材を地袋したごとによって
、前記ケース及びばねを防錆し、これらの機能を保持す
るものである。

請求項２の発明は、前記ケースに防錆材注入口を設けて
同ケース内に防錆材を充填するとともに、杭上端部に設
けた防錆材流出機構によっ′ζ前記防錆材の流出量圧力
を設定し、前記ばねの変形量を調整しうるちのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るばねを有する抗の一実施例を示ず
継断面図である。 （１）・・・高強度コンクリート抗躯体、（２）・・・
ケース、 （３）・・・杭頭部補強剋帽体、 （４）・・・ばね、　　　　　　（５）・・・油注入口
、（６）・・・油流出機構、　　（７）・・・油。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、杭頭部に可摺動的に冠装されたケースと、杭上端面
   との間にばねを介装するとともに、防錆材を填装してな
   ることを特徴とするばねを有する杭。 ２、前記ケースには防錆材注入口を、杭上端部には防錆
   材流出機構を夫々設けてなる請求項１記載のばねを有す
   る杭。