JPH032105Y2 - - Google Patents

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JPH032105Y2
JPH032105Y2 JP20140585U JP20140585U JPH032105Y2 JP H032105 Y2 JPH032105 Y2 JP H032105Y2 JP 20140585 U JP20140585 U JP 20140585U JP 20140585 U JP20140585 U JP 20140585U JP H032105 Y2 JPH032105 Y2 JP H032105Y2
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lifting cylinder
grain lifting
locking rod
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upper grain
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバインにおける揚穀筒の格納機
構に関する。
〔従来技術〕
コンバイン本体に搭載した穀類収納タンクに、
該タンク内の穀類を他に移注するためのスロワー
を設けたものが多く利用されている。この種のも
のは、スロワーの揚穀筒が長尺であるため、路上
走行時に邪魔になるし、道路交通法にも違反する
ことから、揚穀筒が少なくとも2ツ折り構造に構
成され、折りたたみ可能とした上部揚穀筒をコン
バイン本体に設けた受部材上に載置する手段がと
られていた。しかしながら、受部材に載置した上
部揚穀筒が、コンバイン本体の走行振動などで上
下に振動し、受部材から外れたり、あるいは、振
動衝撃により上部揚穀筒が変形し、揚穀搬送作用
に影響を及ぼすなどの問題点があつた。このよう
な問題点を解決するための手段として従来では、
受部材と上部揚穀筒との結合を計るために、ゴム
バンドなどで両者を結合し、上述の問題点の解消
に当たつていたが、このような手段には、コンバ
イン作業者作業現場において、倒伏格納されてい
る上部揚穀筒を起立させるときに、ゴムバンドの
取り外し、および、上部揚穀筒の基部に設けた起
伏操作杆による起立作業の2操作が要求される。
また、ゴムバンドの解除を忘れた場合、作業者が
コンバイン本体の前方まで戻らなければならない
という問題点がある。
このような問題点を解決するために従来では、
実開昭60−104050号公報に示すように、上部揚穀
筒の受部材に横向きのロツク杆を設け、このロツ
ク杆が挿入する孔をもつ係止片を上部揚穀筒の一
側にとりつけ、上部揚穀筒を受部材上に載置した
状態で起伏操作杆にて上部揚穀筒を回動し、ロツ
ク杆を係止片の孔に挿入することによつて両者を
ロツクする機構が提案されているけれども、この
ような手段では、両者のロツクに上部揚穀筒の回
動操作が要求され、操作上に煩雑さがあるととも
に、ロツク杆と係止片の係合、解除に構造上の精
度が要求される。
〔考案の目的〕
本考案は、このような実情に鑑みなされたもの
で、簡単な而も合理的手段によつて従来技術の問
題点を解消せしめ、上部揚穀筒を受部材上に載置
するだけのの操作で係止杆が自動的に受部材にロ
ツクされ、更に、起伏操作杆による起立操作によ
り上記ロツクが自動的に解除しうる機構を提供
し、コンバイン作業者の省力化を計るとともに、
作業性の向上を計らんとするものである。
〔考案の構成〕
従来技術の問題点を解決するための本考案の構
成は、コンバイン本体に搭載した穀類収納タンク
に、該タンク内の穀類を他に移注するためのスロ
ワーを設け、該スロワーの揚穀筒のうち上部揚穀
筒をコンバイン本体に設けた受部材上に折りたた
み載置するようにした機構において、上記受部材
の側面に係合孔を設け、上記上部揚穀筒の側面
に、上記係合孔に挿脱し、かつ、発条により常時
は係合孔に対して挿入習性をもつ係止杆を設ける
とともに、該係止杆の基部と、上記上部揚穀筒の
基部に設けた該上部揚穀筒の起伏操作杆の一側と
を、アウターチユーブ内に挿通せるインナーワイ
ヤーにて連結したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
図面について本考案実施例の詳細を説明する。
Aはコンバイン本体、Bは刈取部、Cは走行
体、Dは脱穀装置、Eは穀類収納タンク、Fはス
ロワー、Gは操縦席である。
上記スロワーFは、穀類収納タンクEの底部
で、かつ、コンバイン本体Aの進行方向にそつて
設けられたスクリユー移送体1の搬出部に直結さ
れている。スロワーFを構成する揚穀筒2は2ツ
折り構造に構成されており、上部揚穀筒2aの基
部が、揚穀筒2の上端部に螺着された短筒体2b
に対して回動可能に嵌合されている。3は該短筒
体2bの軸線方向にそつて設けられたアームで、
このアーム3の下端と上記揚穀筒2aの上部との
間に発条4を弾設するとともに、このアーム3の
中途部に形をした起伏操作杆5の一端を回動自
在に軸支する。
そして、この起伏操作杆5の上記アーム3に対
する軸支点近傍に、アウターチユーブ6内に挿通
されたインナーワイヤー7の一端を連結するとと
もに、起伏操作杆5と上記アーム3の上端部に設
けた取付片8との間に、起伏操作杆5復帰用の発
条9を弾設せしめる。上記インナーワイヤー7及
びアウターチユーブ6は、余裕をもつて上部揚穀
筒2aにそつてこれの先端方向に延長させる。
10は上部揚穀筒2aの先端部一側に設けた枠
状の取付枠で、該取付枠10には、上部揚穀筒2
aの軸線方向と平行な係止杆11が移動可能にと
りつけられている。そして、この係止杆11の中
途部には取付枠10の一側内面に当接する抜け止
め作用をもつ鍔部11aが設けてあつて、この鍔
部11aと取付枠10の他側内面との間には発条
12が弾設され、係止杆11の先端が常時取付枠
10から突出するように発条12で付勢してい
る。而して、上記係止杆11の後端に、上記イン
ナーワイヤー7の他端が連結され、また、アウタ
ーチユーブ6の一端は上記取付片8に、他端は取
付枠10の近傍に設けた取付片13に固定されて
いる。
14は、例えば上記穀類収納タンクEの前部側
壁にとりつけた受部材である。この受部材14は
次のように構成されている。即ち、取付板15に
垂設したアーム16の先端に、上向きで、かつ、
上部揚穀筒2aの径と略同径の半円弧状凹状の受
枠17をとりつけ、更にこの受枠17の一側、詳
しくは、上記上部揚穀筒2aにとりつけた係止杆
11側に垂直板部17aを一体に形成し、該垂直
板部17aに、受枠14と同心状の半円形状の係
合孔17bを設けるとともに、上記垂直板部17
aの上部と上記受枠17との屈折部に斜めの係止
杆誘導面17cを形成したものによつて受部材1
4は構成されている。尚この受枠17の上面には
上部揚穀筒2aを損傷しないためのゴムなどのク
ツシヨン部材18が張設してある。
次に上記係止杆11と上記受部材14の位置関
係は、第5図に示すように、上部揚穀筒2aが受
部材14上に載置されたときに、仮想線で示す如
く、係止杆11の先端が上記係止杆誘導面17c
に当接し、この傾斜せる係止杆誘導面17cにそ
つて係止杆11が発条12に抗して後方に後退移
動し、上部揚穀筒2aが受枠17上に載置された
ときに係止杆11の先端が係合孔17bに一致
し、発条12の作用で係止杆11が前進し自動的
に係合するように両者を位置づけるものである。
上記係合孔17bを半円形状の長孔とした理由
は、スロワーによる穀類の揚穀放出方向の調整が
上部揚穀筒2aの回動操作によつて行われるた
め、折りたたみ格納時の係止杆11の位置が一定
していないためである。
〔作用〕
上記実施例に基づいてその作用を説明する。
第1図の実線で示す姿勢にある上部揚穀筒2a
を、起伏操作杆5を把持した状態で仮想線のよう
に倒し、上部揚穀筒2aを受部材14上に載置す
ると、上部揚穀筒2aに設けた係止杆11の先端
が受部材14に設けた係止杆誘導面17cの傾斜
面に接しながら後方に後退し、係止杆11の先端
が係合孔17bに臨んだときに発条12の作用で
係止杆11が前進して係合孔17bに挿入し、両
者は自動的にロツクされる。
次に、格納状態にある上部揚穀筒2aを、作業
のため起立すべく起伏操作杆5を操作すると、該
起伏操作杆5は第3図の仮想線で示す位置に回動
する。このことはインナーワイヤー7を引動する
ことになり、係合孔17b内に挿入せる係止杆1
1は自動的に抜脱され、両者のロツクは自動的に
解除される。
〔効果〕
上述のように本考案の構成によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 上部揚穀筒を受部材に載置する作業で、上部
揚穀筒に設けた係止杆が受部材の係合孔に自動
的に挿入ロツクされ、従来技術のように、ゴム
バンドをかけ回したり、上部揚穀筒を回動して
ロツクする操作が省略される。
(b) 起伏操作杆による上部揚穀筒の起立操作で、
係止杆と受部材とのロツクが自動的に解除さ
れ、従来のようなロツク解除のための余計な操
作を必要とせず、省力化は勿論のこと、作業性
の向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバイン本体の側面図、第2図は同
上背面図、第3図は要部の一部切欠正面図、第4
図は受部材の斜視図、第5図は同上縦断面図であ
る。 A……コンバイン本体、E……穀類収納タン
ク、F……スロワー、2……揚穀筒、2a……上
部揚穀筒、2b……短筒体、3……アーム、4…
…発条、5……起伏操作杆、6……アウターチユ
ーブ、7……インナーワイヤー、9……発条、1
0……取付枠、11……係止杆、11a……鍔
部、12……発条、14……受部材、17……受
枠、17a……垂直板部、17b……係合孔、1
7c……係止杆誘導面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (a) コンバイン本体に搭載した穀類収納タンク
    に、該タンク内の穀類を他に移注するためのス
    ロワーを設け、該スロワーの揚穀筒のうち上部
    揚穀筒をコンバイン本体に設けた受部材上に折
    りたたみ載置するようにした機構において、 (b) 上記受部材の側面に係合孔を設け、 (c) 上記上部揚穀筒の側面に、上記係合孔に挿脱
    し、かつ、発条により常時は係合孔に対して挿
    入習性をもつ係止杆を設けるとともに、 (d) 該係止杆の基部と、上記上部揚穀筒の基部に
    設けた該上部揚穀筒の起伏操作杆の一側とを、
    アウターチユーブ内に挿通せるインナーワイヤ
    ーにて連結した ことを特徴とするコンバインにおける揚穀筒
    の格納機構。
JP20140585U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH032105Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20140585U JPH032105Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JP20140585U JPH032105Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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Publication Number Publication Date
JPS62107642U JPS62107642U (ja) 1987-07-09
JPH032105Y2 true JPH032105Y2 (ja) 1991-01-22

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JP20140585U Expired JPH032105Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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